2009年11月27日 (金)

☆『16ブロック(2006)』☆

22日(日曜)の夜。「日曜洋画劇場」で“地上波初放送”された『16ブロック』を観た。

2時間で留置場から16ブロック(約1.6キロ)離れた裁判所まで証人を護送する刑事の奮闘を描いたサスペンス(?)。

主人公=ジャック・モーズリー刑事(ブルース・ウィリス)の「酔っぱらいだが凄腕」と言う独特の造型を持つキャラを軸に、囚人=エドワード(エディ)・バンカー(モス・デフ)との絡みがある意味「軽妙に」描かれもしてた。

観始めてしばらくすると、別室(←大阪の実家で観てた)からノソノソやって来た家人が「クリント・イーストウッドのアレに似てるな」「何かペラペラとセリフが多くて軽いな」と尤もな難癖(=^_^=)をつけた後に戻って行った。

確かにワタシも物語のシチュエーションから、クリント主演の『ガントレット(1977)』を連想してたトコであり「そこに気付くとはあんたスゴい!」と驚いたモノである。流石は和製アラン・アーキンだ!(←ちょっと違うってば)

監督が『スーパーマン(1978)』や『リーサル・ウェポン(1987)』シリーズのリチャード・ドナーってことで、そこそこの力量は持ったはる方のハズだが・・本作に関しては、ちと“神通力の衰え”を感じもしてしまった。ご高齢ですし。。

何だかね、全体的に“軽薄”な作品世界なのだ。加えて、タイトルにもある「16ブロックの距離感」ってのが(舞台となる)ニューヨークを知らぬワタシにとっては、漠然とした“移動距離”“位置関係”にも映り、イマイチのめり込めなかった(ってか、目的地に近付いてるのか、一旦離れて行ってるのか、それすらも分かんない)。

後半で、バスジャックする羽目になったジャック。そのまま裁判所に突入したりしたら、まんま『ガントレット』路線だったが、流石にそこまではしなかった(⌒〜⌒ι)

重要な立ち位置だったのが、同僚=フランク・ニュージェント刑事を演じたデヴィッド・モース。『グリーンマイル(1999)』の際には“チョコパイ看守”とし、親し気な印象を我々に(?)植え付けてくれた彼だが、今回は「イヤな役」なのでちと失望した。このしとは「善人を演(や)ってこそ、真価を発揮出来るタイプ」と思うんだがどやろ?

そんなことで、9割がたは“つまんない展開”の物語だったが・・劇中に登場する(エディにより語られる)例え話、、「台風の日、クルマでバス停を通りがかると、老人、親友、恋人の3人が立っている。クルマが2人乗りだとすれば、誰を乗せるか?」、、に終盤でジャックが「こいつが正解だ」と答えるセリフに、ちょいとウルっと来てしまった(・ω・)

素のブリース・ウィリスには、とても思い付けないような(←おい!)セリフなんだが、これが粋なのである! この言葉を聞けただけでも「儲けもん」と素直に感じたワタシだった。

〜 こんなセリフもありました 〜

ジャック“俺はただ、良いことがしたかった”
    「俺に言わせれば、人生は長過ぎる」
    「1度泥棒すりゃ、一生そいつは泥棒なのさ」
    「日付や季節は変わるが、人は変わらない」
    「お前との20年の友だち関係は、8時25分にあのバーで終わったのさ」
    「誰も来ないさ。5分で警官隊が突入、それで俺もお前も“終わり”だ」
    「答えは・・親友に運転させ、老人を行かせる。自分はバス停に残り、恋人と過ごす。それで万事解決、だろ?」

エディ「こうして生きてるだけでも感謝しないとね」
   「もし妹がアンジェリーナ・ジョリーみたいだったら・・妹じゃ困るよな」

フランク「今日の移送は、全く俺たちにも“寝耳に水”だった」
    「一線に復帰したいだろ?」
    「やっちまったな・・ジャック」
    「何も見なかったことにしろ、な?」
    「お前がそのドアを出たら・・もう俺には助けられない」
    「こっちで見つけてやるさ。電話を切っていいぞジャック」
    「そいつといると死ぬぞ? いいのか?」
    「こっちには時間がある、そっちにはないだろ?」
    「まだそいつを信じるのか? お前が護ってるのは、筋金入りの犯罪者だぞ」
    「お前の選択肢は2つ。元相棒と撃ち合うか、もと来たドアを戻るかだ。手を撃たれ、脚を引きずりながらな」
    「こいつに銃を渡すとはな・・ジャック」

フランク「何をしても悪党を逮捕するのが警官だろ?」
ジャック「問題をすり替えるなよ、問題はお前の違法行為だろ?」

追記1:アメリカの有名歌手、バリー・ホワイト(故人)は“タイヤ泥棒”だったらしい(・ω・)
追記2:ジャックは右手を、エディは左胸をそれぞれ撃ち抜かれたが、結構元気にしてた。やっぱり奴らは“アンブレイカブル”なのだ・・!

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2009年11月26日 (木)

☆『2012』☆

お詫び:レビューがすっかり遅くなりました。

23日(月曜)。
連休の最終日、かつ高速バスで帰松しなきゃならない日である(・ω・) この日は正午過ぎの出発で、まず大阪市内へ行った。
人づてに聞いた、本町の“フリーカフェ播磨屋ステーション”に行ってみた次第☆

ここは、スゴい! “世界初の試み”なるカフェなんだが、不況のこの今にあって、こう言う戦略(って言うの?)を展開するトコロに感心する。まぁ、ワタシ自身「そうは言っても、何だか悪いし・・」と妙に気を使ってしまい、しっかりおかきを2袋ほど買い求めてしまったんだけど(・ω・)>

本来の利益を削って運営してるようなもんなので、いつまで継続される(出来る)のかは分かんないが、頑張っていつまでも続けて頂きたく思う。ただ、何となく店内の掲示物関係が説教(って言うか※教)っぽいのは、ちと耳のこそばゆい気がしました、、ワタシ。

神戸・三宮発のバスで高松に戻ってから、レイトショーで新作『2012』を観に行った。シアターは“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”である。

正直、翌日の早朝から1泊2日コースで高知県四万十市への出張が控えてるため、行ってる場合でもなかったんだが・・とにかく「時間がないからこそ・・今、観とかないとコレは後悔する!」と直感的に判断した次第。

観終わったら23時30になってました。長過ぎるでしかし!(×_×)

2009年、ニューデリー大学の地質学研究所が併設されているインドの鉱山(地下)で、エイドリアン・ヘルムズリー博士は「太陽フレアの影響により、地殻の下にある無数のニュートリノが物理反応を起こし、地球のコア(核)を熱している」事実を発見し愕然とする。
彼はワシントンDCのリンカーン・プラザ・ホテルに駆け付け、大統領補佐官カール・アンハイザー(オリヴァー・プラット)に報告する。これを“国家的な危機”と判断したアンハイザーは、合衆国大統領ウィルソン(ダニー・グローヴァー)に速やかに伝える。

2010年、ブリティッシュ・コロンビア(カナダ)で開催されたG8サミットにおいて、各国首脳間では秘密裏に“とある壮大なプロジェクト”が動き始める。

一方、チベット国境にほど近い中国・チョーミン渓谷では“巨大なダムの建造”が進められていた。

2011年、パリ・ルーブル美術館では「モナリザ」の複製への架け替えが極秘に行われていた。イギリス・大英博物館やロシア・エルミタージュ美術館でも、同様に美術品の架け替えが行われているようであった・・

直後、ルーブル美術館のロラン館長が謎の交通事故死を遂げる。奇しくもその場所は97年にダイアナ妃(ウェールズ大公妃)が不慮の死を遂げた、あのトンネル内だった。

2012年、カリフォルニア州マンハッタン・ビーチ。小説『さらば、アトランティス』で有名な作家ジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)はその後は大した作品も発表出来ぬまま、今はロシア人富豪ユーリ・カルポフのリムジン運転手を生業としていた。
妻ケイト(アマンダ・ピート)は息子ノア、娘リリー(7歳)を連れ、彼のもとを去り、恋人である美容整形外科医ゴードン・シルバーマンと暮らしていた。

2人の子供と共に、ケイトとの初デートの地=イエロー・ストーン国立公園にピクニックに出かけたジャクソンは、そこでラジオを通じ“地球滅亡の日”の迫ることを訴える活動家チャーリー・フロスト(ウディ・ハレルソン)に出会う。彼の“陰謀説”に当初は懐疑的だったジャクソンだが、一帯で大地震が頻発するにつれ、その説に頷かざるを得なくなって行く。

チャーリーは、政府が(46ヶ国に働きかけ)某所に“巨大な方舟”を複数建造していること、その地図を既に入手していることをジャクソンに教える。

12月21日。地震、地割れ、火山活動・・いよいよ世界が崩壊してゆく中、ジャクソンはケイトたち家族を連れ、地図に示された場所へ向かおうとするのだが・・

ローランド・エメリッヒが放つ、ディザスター映画の集大成的な1作。間違いなく本年度最大“級”の娯楽大作となり、興行収入を叩き出すような予感がする。←“級”と付けたのは、もう1作、とんでもないのんが年末に控えてるため・・(・ω・)

私的には・・確かに空前絶後&無茶苦茶な映像をあちこちで見せつけてくれはするんだが・・根っこの部分で「結局、特定の相手の存在しない、防戦(=逃走)一方の展開じゃん」ってトコが、どうにも(最後まで)気になり、のめり込めなかった。

その点『インデペンデンス・デイ(1996)』を例に挙げれば、特撮のレベルこそはそりゃ下がるんだが、、終盤に「やってまえ! ぶち殺せ!」ってなスッキリ感があり、それが故にワタシはやはり『インデペンデンス・デイ』の方が好きなのである(=^_^=)

本作に近い印象を持つ旧作は『ポセイドン・アドベンチャー(1972)』だろうかな。そこそこの群像劇が展開され、彼ら登場キャラは「とある最終目的」のために、ほぼ同じコースを辿り、その道中で「生き延びて、生き延びて・・やがて生き残る者/退場する者」のドラマが繰り広げられるのだ。

主役格はエイドリアン&ジャクソンだろうが、共に“インドア派な印象”が漂うものの、頑張ってくれてて、その意外さは面白かった。ただ、ジョン・キューザックにしては「いつもの彼(?)の殻を破り過ぎる」大活躍ぶりなので「ちと印象が違うなぁ?」と正直、違和感を覚えてしまったのはワタシだけやろか? 何だか“アンブレイカブル”がかってたし(⌒〜⌒ι)

エメリッヒ監督、とうとう日本に見切りを付け、中国にラヴコールを送り始めとるようで(=^_^=)、本作ではジャズマンが豪華客船で日本に向かう、ちぅシチュエーション的な部分以外、笑えるような“勘違いニッポン描写”は全くなかった(×_×)

あと「その場所」に辿り着いてからの展開が、何とももっさりしてた気がした。ゲートがどうのこうの・・みたいな“人災的演出”は、必ずしも観客が望むモノでもなかったかと。その分、少し上映時間を切り詰めて欲しかった。

なお、連想した作品は以下の通り
『ディープ・インパクト(1998)』 ・・ 津波ネタ、選民的(?)な展開、最後の瞬間に抱き合う家族
『デイ・アフター・トゥモロー(2004)』 ・・ 寒波襲来
『ポセイドン(2006)』 ・・ 豪華客船転覆
『ノウイング(2009)』 ・・ 太陽フレアネタ、最後の瞬間に抱き合う家族
『ザ・コア(2003)』 ・・ 地球のコアがどうのこうのネタ
『アルマゲドン(1998)』 ・・ 火山弾の襲来
『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』 ・・ 旅客機の後部ハッチからスーパーカーが次々落下
『ジュラシック・パーク(1993)』 ・・ 公園での父子のドラマ
『宇宙戦争(2005)』 ・・ 頑張る親父と屈折気味の息子、フェリーのゲートネタ(=^_^=)
『ファイヤーフォックス(1982)』 ・・ 怪し過ぎるロシア的発音の英語。「ミスタルカルティス(Mr.Curtis)」って〜(=^_^=)
『ギャラクシー・クエスト(1999)』 ・・ 巨大船が“擦れる”トコ

〜 ほか、こんなことも 〜

♦そもそも「建造した宇宙船を地球外に打ち上げる」と勘違いしてたワタシ・・アホでした。。
♦ゲストキャラ(?)とし、シュワちゃんもちょこっとTV画面で登場! ああ言うんは「カメオ」でエエの? 
♦ダニー・グローヴァー氏、ついに大きな役を掴む! 爆弾便座に座ってたあの頃(=^_^=)や、小麦粉(?)に埋もれたあの頃(=^_^=)が懐かしい、、
♦『M:i−2(2000)』以来、久々の感のあったサンディ・ニュートンさん。『リディック(2004)』では最悪なビジュアルだったからネ。。
♦今回、竜巻は吹き荒れず。でも、ホワイトハウスに“致命的な一撃”を与えたのは・・何と「ジョン・F・ケネディ(CV-67)」ですた。。
♦大富豪カルポフの息子(双子)はCGかと思った(・ω・)
♦「10億ユーロ」をポンと払える大富豪なら、独自に手だてを考えられたんでは?
♦チベットの一家は、意外にもみんな(退場もせず)元気だった!
♦本作って・・大体“相方(パートナー、連れ合い)”が退場すると、ほぼ例外なく後を追ってたような気もする。。
♦名前のみ登場してたビ※・ゲ※ツ。いや、ヤツならば“自家用シャトル”で大気圏外にでも避難し得るハズ(=^_^=)
♦“Let's Get Ready To Rumble”は「ファイトの始まりです」と訳されてた。
♦“Rise and shine!”は「起きろ」で良いそうだ。
♦南カリフォルニア州における地震の観測記録数はゼロらしい!(ホンマに?)
♦そりゃ、巨大なドーナツも転がりますって。
♦飛行機の頭上から地下鉄が落下して来る不思議・・(・ω・)
♦やっぱし「ルーブル館長」ってば、仏大統領以上に危険な肩書なんかな?
♦リムジンが飛ぶ、キャンピングカーが飛ぶ、ベントレーが飛ぶ、、とにかく“ジャンプ”がキーワードだった(のか?)
♦ランドマーク系の崩壊は、期待ほど映されなかった。監督が過去のディザスタームービー群に配慮しはったんかな?
♦ボクサーのズルタン・バラシンは敗れたんやろか? 結構あの試合のシーンの空気感が好きでした(・ω・)
♦ロンドン五輪は中止に。経済的損失は・・(←んなこと言ってる場合かよ)
♦合衆国副大統領は「(搭乗する)ヘリが墜落した」と語られただけの出番(×_×)
♦1人では飛ばせない“アントノフ(500)機”・・大国ロシア様の飛行機なんだから、そこは改良しないと。
♦エッフェル塔が一瞬登場。。
♦吹雪の中で目覚めたウィルソン大統領・・目覚めたが故、余計悲しい瞬間に立ち会う羽目に・・
♦極点が逆転し、尚かつ移動! 南極はウィスコンシン州の辺りになってた!
♦カルポフの存在感は“エンジン・スタート”のシーンで頂点に(=^_^=)
♦ロシア大統領以上に目立ってた、そんなカルポフ氏(=^_^=)
♦サーシャ&タマラはお似合いだった気がする。
♦“方舟”の暮らしの中でも、病死とか事故死とか自死とか殺人とか、それなりのドラマはあったんやろね(・ω・) 敢えて描かれてなかっただけで。。
♦ロズウェル(R)とマリリン・モンロー(M)の中間の(項目の)棚って・・どんな棚じゃい!
♦グリーン以外のパスの色が知りたい。将来(3年後)に備えて(=^_^=)
♦極秘プロジェクトには数10億ドルかかってるそうだが・・もっとかかってると思うが?
♦船体に圧力(80パスカル?)がかかることで、船首が数ミリ単位で縮んだそうである(⌒〜⌒ι)
♦「0001年1月27日」って、約1ヵ月後ってこと?

〜 こんなセリフもありました 〜

ジャクソン「大人だって・・傷つくんだよ」
     「立入禁止区域か・・おっと、風で帽子が(フェンス内に)入っちまった」
     「(カリフォルニア)州知事が“慌てるな”と言ったら、それは“逃げろ”ってことさ」
     「僕ら家族が一緒にいたら・・そこが“家”なんだ」

アンハイザー「誰もが決まって“重要な件だ”と言う。まずはアポイントを取れ」
      「それは・・乗船が完了してからだ」
      「船長は“沈みかけた船”を見捨てない訳か・・実に気高い決断だな」
      「作業員にまでパスを与える余裕はない。何ならお前のパスをやったらどうだ?」

エイドリアン「この本も“人類の遺産”だ。形としては失われても、私はこれを読んだ」
      「高校時代に2000冊を読んだよ。代わりに恋人はゼロだったけど」
      「この部屋に10人は収容出来るぞ」 ←ちょっとシンドラー気味やね、、

ケイト「子供は帽子をかぶると安心するのよ」

ゴードン「僕は家族が欲しかった・・君は幸せ者だ。それを忘れるなよ」

※「人生は、実に短い」
 「美人を口説くなら急ぐことだ。世界の終末が近いからな」
 「科学とは、無力なものだな」
 「マリブが海に沈んだってのに、何処でエコカーを充電すると?」
 「流石は中国人だ。間に合わせるとはな」
 「“信じる心を失うなかれ”だ」

父親「これでホワイトハウスもやっと一掃されるな」
  「老人の心配などしなくていい」
  「私とお前の母さんは最高の人生を送った。とりわけ素晴らしかったのは、お前のような息子に恵まれたことだ」
  「ダブルで呉れないか?」

カルポフ「よろしい、非常によろしい」
    「ロシアの飛行機だから、大きいに決まってるさ」
    「女たちは気が合うようだ」

大統領「私がここ(執務室)で“間違っていました”と言う報告を耳にした回数は・・ゼロだ」
   「時間がないと? では時間を作れ」
   「異議があれば言って下さい、今すぐにこの場で」
   「私は“合衆国最後の大統領”となるのだ。この気持ちが分かるか?」
   「若い科学者の価値は、老いた政治家20人に値する」

某書より“人は生命をかけて、誰かを助ける”
    “互いに助け合うことをやめたら、我々は人間性を失う”

ゴードン「子供を作ろう」
ケイト「ここ(ストア内)じゃ、作れないわ」

ジャクソン「彼(ゴードン)を愛してるのか?」
ケイト「・・普通にね」

ジャズ曲より“世界が終わる訳じゃない。この歌が終わるだけさ”

チャーリー「飛べ、鳥たちよ」
     「美しい風景だ。俺はここに残る」
     「べガス、セントルイス、シカゴ・・そしてワシントン。光が消えて行くんだ」
     「覚えててくれ、このチャーリーが最初に言ってたことを!」

ジャクソン「パパが怖がってるように見えるか?」
リリー「うん」

ラマ師「噂や憶測でお前の頭は溢れておるな?
    “智慧の光明”を見るには、自らを“空”にせねば」

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2009年11月 3日 (火)

☆『3時10分、決断のとき』☆

2日(月曜)。休みの隙間+週始めってことで、絶妙に仕事場に架かって来る電話が多く、狙ってたほどにはラク出来なかった(←こら!) 「もうちと自分の仕事がしたかった」とか「肝心な事を何か忘れておるのでは?」とか思ったりもするが、まぁ過ぎた1日を悔やんでも仕方あるまい。

明日も休みだし・・ってことで、仕事帰りに職場近くのミニシアター“ソレイユ”で上映の始まった『3時10分、決断のとき』を観て来た☆ な〜んか野郎が多いなぁ(・ω・)・・と思ったら今日は月曜=メンズデーだったのね(×_×)

お1人だけ若い(?)女の子が開場待ちをしてたが・・彼氏と合流予定だったんやろか? もし「敢えてのメンズデー鑑賞」だったんなら、それはそれで天晴(あっぱれ)やと思うなぁ(=^_^=)

南北戦争で(狙撃兵とし)北軍に従軍、片脚に“名誉の負傷”を負った牧場主=ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は、地主=ホランダーに(遠回しながら)立ち退きを強要されるわ、長男ウィリアム(=ウィル)&妻アリスには軽蔑の眼で眺められるわ、政府からの戦傷補償金が198ドル36セントぽっちしか貰えないわ、次男マークは幼少時から病弱(結核)で薬代も高額だわ・・とまさに“切羽詰まった状況+夜逃げの危機”にさらされていた。

そんな中、立ち寄ったビズビーの町で、強盗22件&強奪総額40万ドルの大物賞金首=ベン・ウェイド(ラッセル・クロゥ)を明後日の午後3時10分に「コンテンション発、ユマ行」列車の囚人護送車両(1両目)に乗せる、と言う仕事に絡めるチャンスが舞い込む。その報酬は・・200ドル!

家族を救うため、ウェイドを護送する一行に志願し、加わるダンだが・・2日に渡る旅を続ける内、2人の間に“絆”のような感情が芽生え始める。

一方、捕まったボス(=ウェイド)を救出すべく、副官チャーリー(ベン・フォスター)を暫定リーダー(?)とした“荒くれ集団”もまたコンテンションの町を目指す。

また、父に「家を護れ」と言われた14歳のウィルは・・こっそり家を飛び出し、護送班の後をつける。父とは違う“強き男”ウェイドにほのかな憧れを抱きつつ・・

こうして彼らの運命は「2日後の3時10分」に向かって、勢い良く転がり始めるのだった・・

いや〜シブい! 予想してた「ガンアクション満載の能動的&能天気な西部劇」ってのとは全然テイストが違ってたが(⌒〜⌒ι) こう言う“異色ウェスタン”もたまには面白い。何だか『ブロークバック・マウンテン(2005)』を“フツーの西部劇”と思って観に行き、どぇりゃ〜衝撃を受けたあの日(←どの日?)を思い出す(=^_^=)

全篇を通じ「シリアス」で「緊張感が漂いまくる」トコや「如何にもバッドエンドな予感のする」トコは『ブレイブ(1997)』や『デッドマン(1995)』なんかを連想しちゃったりもするし・・(←2作ともジョニー・デップ作品やね)

ほか、主人公である「ダメ親父」が息子との距離感を測りかねてるトコなぞは『宇宙戦争(2005)』に似てたりも(・ω・)

しかし本作って『決断の3時10分(1957)』のリメイクらしい! オリジナル版がどんなテイストなのかは分からないが、忠実にリメイクしたんだとすれば、コレはモノ凄い脚本だと思う! 半世紀前でっせ!

今や「ハリウッドで石を投げればクリスチャン・ベールに当たる」とまで言われる(←言われねぇよ!)ベール君であるが、またまたイイ作品に食らい付いたモノだ、こん畜生!(=^_^=)

一方『ワールド・オヴ・ライズ(2008)』で“パシらせ屋”“安楽椅子型ブタ野郎”を好演してくれたラッセル氏も、ベテランの面目を保ってくれてた。
んでもラッセルはん、うかうかしてっと・・ジェラルド・バトラー氏辺りにイカれまっせ〜(=^_^=)

ロードムービーっぽい演出の中、1人また1人・・と同行者が“それぞれのキャラ造型に見合った”退場をして行く展開はなかなか良かった。
しっかし「タコ殴り⇒崖からポイ」ってのは、ホンマにびっくりだな〜も〜(×_×)

劇中のやり取りでウェイドを徹底的に(?)「稀代の女たらし」に描いてみせるんだが、そんな彼を(終盤で)圧倒してみせたのが、何気に“一見ダメダメ野郎”なダンだった。まさに彼こそが「人たらし」だったんや! と実感した。

最近では久々の(8月末に観た『96時間』以来か(=^_^=))「お気に入り作」ともなった本作だが、欲を言えば(緊張感が走りまくるドラマ故に)観ててちょっと疲れた(×_×) も少し編集なりをして短く仕上げて貰っても良かったかも知んない。
因みに、私的には“炭坑(?)のシーン”がやや「ダレ場」に感じた。

にしても、ジェームズ・マンゴールド監督・・『コップランド(1997)』の頃なんかは「どやねん、このおっさん!」と(失礼ながら)感じてしまったが・・作品が段々良くなってます! ぼちぼちアカデミー監督賞も狙えるかも知んないネ!

〜 こんなトコも 〜

♦一時的ながら「護送班」「ニセ護送班」「ウィル君」「ウェイドの手下ら」の4グループの行動が同時進行で描かれる。ここの演出は好きやったね。
♦終盤の「駅までの(直線?)距離」は約800メートル・・その立場だったら、メチャメチャ長い体感距離やろな(×_×)
♦副官チャーリーの視点で本作を追ったドラマってのも観てみたい。因みにウィキのベン・フォスターの紹介画像、めちゃ若い!
♦ウェイドの指図1つで“一命を取り留めた”あのキャラが、その後にウェイドのご機嫌1つで“ぶち殺される”展開には驚愕!
♦余り誰も取り上げてないが(・ω・) ピーター・フォンダの助演もなかなかに光ってた☆ しかし、彼が演じてる(バイロン・マッケルロイ役)と知ってたら、もっと感情移入して観たのに〜(=^_^=)
♦実際には「3時15分」ぐらいじゃなかったか? と思う(⌒〜⌒ι) そやし、運転士が(あの状況に)ビビって引き返したら、更に凄絶やったやろな。。
♦口笛で馬を呼び寄せるウェイド。あれは「すぐ逃げ出すから、ついて来いよ」と言う“フリ”ではないんか? とまで邪推しちまうワタシ(=^_^=)
♦女性キャラが2人しか出て来ないんだが・・それぞれに絶妙な立ち位置(絡み方)で面白い。
♦カットされたと思しきシーン⇒アリスが食器を片付けてて呟く・・「あら? フォークが1本足りないわ・・」(=^_^=)
♦貧乏そうな設定の割に、結構「所持弾丸数が無尽蔵っぽい」ダンさん。弾丸は安いんやろかね?
♦ワタシがダンだったら、取り敢えずウェイドを脅し衣服&帽子を(白⇒黒に)交換しといたと思う(=^_^=)
♦シチュエーションを「近代を舞台に、刑事と(犯罪)組織のボス」「現在を舞台に、人間とゾンビ」「未来を舞台に、(地球人)兵士と(凶悪)異星人」などに置き換え、本作を描いても面白いかも知んない(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

ベン「油断したな、トミー・・“犠牲は最小限に”が俺たちの掟だ」
  「箴言(しんげん)13の3にこうある・・“沈黙を護りし者はその身を護る。語り過ぎたる者はその身を滅ぼす”と」
  「痩せた女は嫌いじゃない・・瞳がグリーンならいい。・・グリーン以外も悪くない」 ←何でもエエんや(=^_^=)
  「(俺の)その銃は呪われてる。扱いには気を付けろよ」
  「“嘘つきだらけの町”だな、ここは」
  「箴言21にこうある・・“人は自分の道を正しいと言うが、神こそが人の心を見通す”と」
  「結婚前は美しかったんだろ? 俺がお前なら、アリスを幸せにしてやれるぞ」
  「偽善者ぶるな。お前のそこが気に入らん」
  「無抵抗な女子供を殺しても、神はあんたを赦すんだな?」
  「生きてるこの世界の方が、よっぽど地獄だ」
  「・・俺の母をバカにするな」
  「俺は善意ってヤツが嫌いでな。親切は1度やり始めるとクセになる」
  「ああ、カードでイカサマしてたあのクソ野郎か。“殺したこと”すら忘れてたよ」
  「雨雲だ。ビズビーの方向だな」
  「新婚用のスイートか・・何人の花嫁がこうして(ベッドから)天井を見上げたことだろうな」
  「イエスと言え、ダン」
  「人間なら誰でも命が惜しい・・分かったろ?」
  「“根っからの悪人”でなきゃ、ボスは務まらないのさ・・坊や」
  「懐中時計を握りしめても、時は止まらんさ
  「焦っても、ヘマをするだけだぞ」

ダン「半年後には、総てが巧く行くさ」
  「ウンザリなんだよ・・貧乏にも、家族の“軽蔑の眼差し”にも」
  「“これがあったお陰で良心を保てた”・・そう伝えてくれ」
  「俺には“誇れるもの”が何もない」

ホランダー「俺の土地を流れてる川だ。せき止めようがどうしようが自由だろ?」
     「間もなくこの地にも鉄道が通る。つまり、君らが邪魔なんだよ」

医師「見たか! シャベルで殴ってやった!」 ←後ろ〜! 後ろ〜!

ベン「“レッドビルの町”にいたことが?」
エマ「歌手だった・・思えば“人生の絶頂期”だったわ」

医師「弾が腹の中に」
バイロン「・・取り出せ」
医師「かなり痛みますよ?」
バイロン「・・初めてじゃないさ」

バイロン「お前さんは一体全体・・何の医者だ?」
医師「“言葉を話す患者”はあなたが初めてです」 ←本作唯一の笑い所か?(=^_^=)

ベン「何処へ向かうんだ?」
バイロン「コンテンションだ。“明後日のユマ行きの列車”にお前さんを乗せる」
ベン「はぐれても、そこに行きゃイイんだな?」

バイロン「俺と話したくないか? それとも俺が恐いか?」
ベン「あんたの話はつまらない。それだけだ」

ダン「何とかする」
ウィル「・・ウソだ」

ダン「その内、俺を理解する時が来るさ」
ウィル「理解なんかしたくないね」

ダン「ホランダーに掛け合うさ」
マーク「兄ちゃんは“撃ち殺せ”って」

アリス「“完済した”って言ったのはウソなのね?」
ダン「家族のための借金だ」

ダン「何を考えてる? ヤツは人殺しだぞ」
アリス「悪い人じゃないわ」

ダン「俺にはムリだと?」
アリス「彼は人殺しよ」
ダン「だからこそ、誰かが罪を償わせなきゃならないんだ」
アリス「でも何故、その役があなたでなければならないの?」

ベン「お前の1日の稼ぎは?」
ダン「2ドルだ」
ベン「では、2ドルやろう」
ダン「足りない。息子たちの分も貰いたい」
ベン「・・確かにそうだったな」
ダン「あと5ドルだ」
ベン「・・その理由は?」
ダン「俺を緊張させた」

ベン「“欲しい物を手に入れる”のが男だろ?」
ダン「俺は真面目に働くさ」
ベン「結構なことだが、そんな生き方で稼げてるのか?」

ダン「何のために彼らは死んだ?」
ベン「あいつらか・・ただの“アリのエサ”さ」

ダン「俺は頑固じゃない」
ベン「何故それを・・今、ここで、俺に言う?」
ダン「分からない・・ただ“頑固じゃない”ってことだけは分かって貰いたくてな」
ベン「・・・」

チャーリー「お前が(ボスの)代わりを務めるだと? ボスの恩を忘れたか!」
     「バカ! 黒い帽子は撃つな!」

※「探鉱者を乗せた駅馬車を爆破したってウワサは本当か?」
ベン「そいつはデマだな・・正しくは列車さ」
※「・・・」

※「相手は3人だ」
※「お前の仲間か?」
ベン「(俺の手下なら)もっと腕利きだ」

ウィル「あんたにも良心があるんだろ?」
ベン「ないね。銃があれば、躊躇いなく君を殺してた」

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2009年10月21日 (水)

☆『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』☆

たまってるレビュー(その1)

14日(水曜)の夜、中盤からの鑑賞。TV東京系の『水曜シアター9』と言う番組だった。
「途中からでもついつい観てしまう」・・コレはそんな作品(の1ツ)である(=^_^=) DVDソフトも持ってるってのに。。

今回は、観始めて間もなくMI6(英情報局秘密情報部)の発明主任=Q(ジョン・クリーズ)が登場したので「ええタイミングやんか!」と嬉しくなった。
旧・地下鉄駅構内、空のリフトが線路上を滑って来る・・そしてQがリフトに足をかけ「歩く瞬間」の映像エフェクト(一瞬)がスゴい!

この映像を眼にした当初は「やられた!」と本気で思った。
これって“前代未聞のスパイガジェット”な訳であるが、このぐらいの荒唐無稽さ&有り得なさは十分にあってもイイし、そこまでやってこその“007シリーズ”とも思う次第だ。

もう1点は「ボンドカー=アストンマーチンV12/ヴァンキッシュ」の特殊装備の1ツである“ナビシート・イジェクト機構”を用いたモノ凄い演出! アレも着想した人間を思わず尊敬してしまう!

この2シーンの与えてくれた衝撃だけでも、ワタシの中で本作は“シリーズ最高傑作”であり続けるんじゃないかな、と。6代目ボンド=クレイグ君も頑張ってはくれてるんだけどネ・・

〜 こんなトコも 〜

♦リック・ユーン演じた敵ボスの副官=ザオ。声を当ててた声優・池田秀一氏が、自らの上司を「大佐」と呼ぶことに「激しい違和感」を感じた(=^_^=) 「大佐」はあなたご自身だったのでは?
♦ジンクス(ハル・ベリー)を“水攻め”から救い出す時のボンドの機転・優しさ・必死さが良い。最初にこのシーンを観た時、ウルウルしてしまいますた(⌒〜⌒ι)
♦ムーン大佐の放つ「日本など踏み潰される運命を待つ虫けら同然」ってなセリフが強烈。。原語でもそんなことを言ってはるんやろか?
♦どう解釈しても「38度線」ではないかと思える非武装地帯は「休戦ライン」と表現されてた。
♦敵ボスの要塞でもあった巨大軍用機。機内キャビンに「甲冑セット」のさり気なく飾られてたのが笑えた。案外、中にJJサニー千葉(千葉真一)が隠れてたりして・・? ←『直撃地獄拳/大逆転(1974)』かよ!
♦田園地帯に垂直に突き刺さってるスーパーカー群。意外に、パラシュートなんかなくても、運転席にただ座ってたら助かってたかも??

追記:ダイヤモンド王=グスタフ・グレーヴスを演じたトビー・スティーブンスって、マギー・スミスのご子息なんやねー!

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2009年8月31日 (月)

☆『96時間(2008)』☆

30日(日曜)。昨日の、余りにもの疲れも手伝い(←後日書くかも知れません。小豆島をレンタサイクルで走って来た件です)今日は12時間近くも眠ってしまった(×_×) 我ながら“寝だめ”のし過ぎ! 起きたら・・午後2時を過ぎてたし(⌒〜⌒ι)
当初は帰阪するハズだった週末だが「疲れ過ぎてて、流石に道中(の運転)危ないやろ・・」と直感的にひらめくモノがあり、結局取りやめることとした。
んな訳で、逆に「何もせぬまま」過ぎて行く日曜・・

「何かせな、勿体ないやろ!」

と誰に対するでもなく叫んだワタシは“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”へと再び出かけることにした☆

その前に向かったのは、香川県を代表する古刹=善通寺。ここの“五重大塔”が夜間にライトアップされてることを知ってたので「いつか、夜間撮影にも来なきゃ!」と以前から思ってたが、まさに今夜がその千載一遇(?)のチャンスだった。
ってことで、日暮れ直後に出発⇒高松道で「善通寺インター」を目指したワタシ。

現地は、日照時の混雑も何処へやら、実に静かな境内だった! この静かさってば最高! って言うか、ライトアップの有り難みが参拝客に伝わってない気もした・・(⌒〜⌒ι)
境内でいそいそと三脚を広げ、ISOを1600〜3200に設定し、3方向から塔をバシバシ撮影してみた(シャッタースピードは10〜30秒で設定=長時間露光)。
そんなこんなで50分近くも境内にいた気がするなぁ。ホンマに塔が好きなんやなぁ・・としみじみ。

そこから下道で綾川方面へ移動。正直、まだ高松周辺の地理が掴めてないのもあるが(=^_^=) 讃岐富士が進行方向左手に、大きな黒い姿を佇ませてるのが見えた。夜間に登頂したら、さぞ難しいんやろな〜などと。

到着したら、上映開始(21:35)まで、まだ30分以上も時間があったので、フードコートに“マクドゥーエル”を見つけ(←店名、違うやろ!)久々に食べてみた。どうやら期間限定で“ビッグマクドゥーエルバーガー”が200円だそうで。

興味がわき、数10年ぶり(?)に(セットで)食べてみたが、デカいだけで食べにくく、イマイチだった(×_×)
私的には“てりやき”以外は、ソースの存在感がなさ過ぎて「喰えたもんじゃない」と思う。“マクドゥーエルはソースで誤摩化して喰うべきモノ”と言っても過言ではないのではあるまいか。 ←たまにしか行かないクセに、何をエラそうに!

さて・・
『96時間』は、リュック・ベッソン製作&脚本によるサスペンス作。今回ばかりは「おっさん、逃げとらんで監督せぇよ!」と思わず心の片隅でツッコんでしまったワタシ。と言うのも、予想以上にデキが良かったからだ!

CIAを引退し、現在はカリフォルニアに暮らすブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)。国家を、仕事を、優先する余りに、愛する妻=レノーア(ファムケ・ヤンセン)は娘=キムを連れ離婚、今は資産家=スチュワートとリッチに生活している。

孤独に生きる、そんなミルズの楽しみは、キムのバースデー写真のアルバムをめくったり、古巣の仲間たちを自宅に招きホームパーティーをしたりしながら、静かに彼女の成長を見守ることだった。

そんなある日、17歳の誕生日を迎えたばかりのキムが、親友のアマンダと共にパリ旅行をすると言い出す。美術館巡りがしたいとのこと。最初は頑(かたくな)に許可を与えなかったミルズだが、最後には根負けし「定時連絡を必ず寄越すこと」を条件にOKを出す。

しかし、ド・ゴール空港を経てパリに到着したのも束の間、アマンダと共にキムは謎の組織に拉致されてしまう・・

携帯電話から漏れる、キムの最後の叫びを耳にしたミルズは、これまでに積み重ねて来た“工作員としてのスキル”を総動員し、愛娘を救い出すため、単身パリへと向かう。そのタイムリミットは・・96時間!

「映像が何処か下品」「物語が動き過ぎて落ち着かない」点のみを除けば、かなり良く出来た作品だった!
正直、この手の作品が観たかったし、その期待に十分応えてくれてる傑作と言えよう!
「続編作ったらイケるよ!」とアドバイスしたげようと思ったら(←誰にや!)・・ウィキペディアによれば、既に続編製作が決定してるらしい!(=^_^=)

初めは『フランティック(1988)』のような「(アクション)控えめテイストのサスペンス」と思ってたワタシは、針を振り切ったレッドゾーン状態のまま、突っ走りまくる我らが“リーアム兄さん(=^_^=)”の暴挙の数々に対する驚愕&苦笑をただただ禁じ得なかった!
本作は、まさにニーアムが“開眼人(クワイ・ガン・ジン)”と化した“彼の俳優人生のターニングポイントに位置する主演作”なんじゃないかな、と思う。

原題は、シンプルに『TAKEN』と。
物語の途中「どう言うリミットなのか」がセリフの中で解説され、観客はやっと『96時間』なる邦題に合点が行くんだが、私的には「なかなかええネーミングセンスやんか!」と評価したい。
くれぐれも続編を『96時間PART2/帰って来た2人』とかにはして欲しくない(=^_^=)

序盤で「ちょいとした成り行き」から、ミルズが某仕事を請け負う場面が挿入される。ここが大した“フリ”になってて気に入った! ちゃんとラストに通じるし、ここを観てるだけで、ミルズの「格闘術&判断力の衰えてなさ」を観客は目の当たりに出来る訳だ。ミニミニ版『ボディガード(1992)』と言っても良いかも知んない(=^_^=)

某ライヴ会場でミルズが体術(マーシャルアーツ?)を披露するんだが、ここで「このしと、隠居しつつも暴れたくて仕方ないんでは・・?」と直感的に感じたワタシ(=^_^=) 良くも悪くも「その通り」だった!

とにかく「徹底的!」がキーワードでもあった本作。盗んだアウディを爆走させつつ、大破はさせない以外、過激な行為を連発し、関連する人物をほぼ“血祭り”に上げてた気もしますた。
1度だけモノ凄い窮地に陥るミルズ氏だが・・天井の強度の低さにきっちり救われてますた(☉д☉)

上映時間=1時間30分ちょっとなんだが、長過ぎず、短過ぎず、なかなかの秀作だと感じた次第である!

〜 こんなトコロも 〜

♦“ラズベリー・バナナシェイク”って美味そうかも! でもアメリカンサイズで出されたら(食べ切れず)倒れちゃうかも。
♦「お前もすぐに捕まるだろう」「ヤツはお前の尾行をまくだろう」みたいな“上から目線+だろう口調”にちと憧れる(=^_^=)
♦雇われた通訳が「・・俺の仕事は何なんです?」とオズオズ切り出すのがちと面白かった。確かにハナシが見えんもんね。。
♦パリでのミルズ(偽名=アレン)の常宿は「ホテル・カメリア(CAMELIA)」。ここの存在ぐらい、フランス内務省治安部なら押さえとけよ!
♦携帯と無線機を組み合わせた「逆探知対策」はシンプルながら、なかなか良かった☆
♦シーンによっては(悪党を前にし)静かで大人しいミルズ。しかしそれは“どんな相手だろうと、いつでも確実に殺せる”自信の裏返しなんだろう。敵アジトの狭い部屋で、5〜6人の男らを一瞬で血祭りにあげる展開には、ただただ驚かされた。
♦「普通は撃たないようなしと」をも、容赦なく撃つミルズがすごい! 直後に「かすり傷だ」とかフォローしてるけど、そう言う問題じゃなくて、と(×_×)
♦『G.I.ジョー』を観た時も感じたが・・それ以上に「パリ恐怖症」となってしまった(=^_^=) 『アレックス(2002)』を観た時以来の恐怖だ(=^_^=) 年頃の娘さんを持つ父親は、決して“絵空事”と嘲笑することなく、本作を真剣に観るべきだと思う。本作の展開こそは確かに「フィクション」だが、その背後に流れてるのは「極めてリアルな現実」だと感じた。
♦終盤、セーヌ川のシーン。いよいよタイマンバトルとなる相手の兄ちゃんが“往年のプリンス(←『バットマン(1989)』のサントラを手がけた、あのしと)”に見えて仕方なかった(=^_^=)
♦パリ旅行に対する「父のお赦し」が出た時のキムの態度(アクション?)が良かった! 何故か、娘がいる訳でもないのにウルウルっと来てしまった(⌒〜⌒ι) ここでウルッと来るのは、きっとおっさんの証拠なんだろう(×_×)
♦ファムケ姐さんの今の旦那役のおっちゃん。ヴィジュアル的に『007/ゴールデンアイ(1995)』で姐さんに“カニばさみ”で殺されはった提督(?)にちょっと似てた(=^_^=) やはり今も、閨房で“カニばさみプレイ”を交えとるんやろか?(知らんがな!)
♦ウィキペディア情報では、上記『ゴールデンアイ』のボンド役の第1候補がリーアム兄さんだったらしい!
♦「残り時間表示」の一切なかった本作(例えば、監督がトニー・スコットなら、間違いなくあったんでは、と)。あったらあったで、嬉しかったかも知んない。
♦4時間の仕事で2500ドル・・実は命がけだけど?
♦通訳の仕事で時給25ユーロ・・内容が良く分かんないけど?
♦パリの夜の街角。お姉ちゃんは「“ノーマル”なら40ユーロよ」と誘って来はる・・(・ω・)
♦パリでチンピラに絡まれると50〜100ユーロも奪われちまう(×_×)
♦「MoMA(=NY近代美術館)へも何度も行ったわ」とキム。カリフォルニアからだと、そこもめっちゃ遠いよネ、、
♦U2のファンって、こんな軽〜い(ユル〜い?)子ばっかしなん?
♦パリのポルト・ドゥ・クリシー(17区?)って、治安、良くないんやろか? パラディ通り(10区)はどうなんやろ?
♦アルバニアのトロポヤ県。本作ですっかりイメージダウン、、?
♦人間の価値が25万ユーロとか50万ユーロとか・・(×_×)

〜 こんなセリフもありますた 〜

ミルズ「糖分を摂るといい。精神安定に効く」
   「常に警戒を!」
   「今は、お前が大事だ」
   「“お前らを震え上がらせる能力”を私は持っている。
    娘に何かしたら・・お前を必ず見つけ出し、そして殺す」
   「プライベートジェットがあるんだろ?」
   「今は管理職? 退屈だろ?」
   「娘を救い出すのに必要なら、エッフェル塔だって壊す」 ←放っといても“そう遠くない未来”に倒れますし(⌒〜⌒ι)
   「ムカついて来たので、10%値上げだ」
   「集中してるかー?!」 ←痛いって!(×_×)
   「この手の拷問は、外国に委託していた」
   「お前を信じよう。だが、容赦はせんぞ」 ←ひぇ〜!
   「銃と弾の重さを忘れたか? 管理職になって勘が鈍ったな?」
   「Buy her(買え!)」 ←コレはすごいシチュエーションのセリフです(×_×)
   「お前の命は、俺次第だ」
   「お前を守る・・命がけでな」

ミルズ「ビヨンセって?」
店員「・・・」
ミルズ「冗談だよ! 知ってるさ」

ミルズ「歌手に憧れている娘に、アドバイスを」
シーラ「なら“別の職業にしなさい”と」

シーラ「華やかに見える世界だろうけど・・コンサートが終われば、ホテルと空港だけの毎日よ」
ミルズ「娘はそれに憧れていてね」

レノーア「あきれた人ね。“国のため”に、人生も結婚生活も破たんさせたくせに」
    「自由にさせないと、逃げるわよ・・あの子」

アマンダ「フランス男は“ベッドが最高”なんだって!」 ←フランス男はトラックに当たって吹っ飛ぶんだって!(×_×)

サム「96時間以内に見つけないと・・(さらわれた女は)永久に戻らないぞ」

ジャン・クロード「既に7人を殺害、3人に重傷を負わせ、ピルを1つ破壊したんだぞ、お前は」
ミルズ「言っとくが、ビルは壊してない」

サンクレア「これは“特殊な顧客”向けの“特殊なビジネス”なのだ」
     「行って見て来い。・・“静かに殺れ”とあれほど言ったのに」

サンクレア「いいか、これはあくまでビジネスだ。あんたに個人的な恨みなどない」
ミルズ「・・俺には“個人的な問題”だ」

追記1:同じようなテイストの物語が、過去にスティーヴン・セガールやチャールズ・ブロンソンの主演で制作されたような気がする(←復讐モノだったかも知んない)が、この緊迫感&スピード感は“イマドキのスタッフ”でなければ、恐らくは実現出来なかったろう。
追記2:ヤバい稼業に身を置く以上は“防弾チョッキ”が必須だと感じた(・ω・)

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2009年8月29日 (土)

☆『G.I.ジョー』☆

28日(金曜)。“ちょいと長い”感もあった今週。出張がなかったからかな?

興味のあった1本が“アタマ空っぽで夢詰め込める系+特撮ガンガン系”と思しき『G.I.ジョー』だったが、、近場の劇場では上映してくんなくて、仕方ないので今夜、いったん帰宅してからレイトショーを観に、クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”まではるばる出かけた次第(・ω・)

クルマで走ってさえ約40分かかるもんで、会社帰りにホイホイ行ける距離ではないよなぁ・・
んでも“ニーアム兄さん主演のアレ”も、ここでしか上映されてないので、また来なくてはならないんかも(・ω・)

レイトショーの上映開始が21:55ってことで、終演時点で既に日付が変わっちゃってた(⌒〜⌒ι) なーんか気分転換のつもりが、余計に疲れちゃった気もするなぁ・・(⌒〜⌒ι)

1641年、中世フランス。
時の君主=ルイ13世の怒りを買った武器商人=ジェームズ・マッカランが極刑に処される。それは「熱く燃えたぎる鉄仮面」を生きながらにかぶせられ、痛み苦しめ続けられる・・と言う凄まじいものだった。

マッカランは「炎の仮面」を顔面に押し当てられる寸前、執行人らを睨みつけ「我がマッカランの一族は、この私の死で終わりはしない」と嘯(うそぶ)くのだった・・

そう遠くない未来。
世界の軍事兵器の7割を製造・供給する「マーズ(MARS)産業」の若きCEO=マッカランは「鉄材を主とし、あらゆる対象を喰らい尽くす無機微生物(?)“ナノマイト”を(700万ヶ)詰め込んだ特殊弾頭」をキルギスの工場からNATO司令部に運搬する極秘任務をNATOの特殊部隊に依頼する。

“ナノマイト”とは・・標的内にナノレベルで侵入、その分子構造すらを破壊(分解)してしまう驚異的な物質! かつ、コントローラ(キル・スイッチ)で「活動停止命令」を送らぬ限り、凄まじい勢いで周囲に浸食活動を広げてゆく恐ろしさも併せ持っているのだ。

ケースを携えたコンラッド“デューク”ハウザー大尉と同僚のウォラス“リップコード”ウィームズ(マーロン“モー・マネー”ウェイアンズ!)は装甲車(パンサー&ライノ)に乗り、注意深く山岳地帯を進む。
上空からは軍用ヘリ(アパッチ)2機が監視する“鉄壁の護送態勢”であったハズが・・謎の武装組織に襲われ、彼らの部隊はほぼ壊滅の危機を迎える・・

“ナノマイト弾道”の収納されたケースがすわ奪われん、としたその時、謎の別部隊が駆け付ける。
結果、敵組織はケースを諦め、退却するのだったが・・その“女リーダー(シエナ・ミラー)”の顔を見たデュークは「アナ?!」と驚愕するのだった。それは4年前に別れた婚約者の、変わり果てた姿だったのである。

ケースを死守し、謎の部隊に合流したデューク&リップコードは、エジプトの砂漠地帯(の地底)にある彼らの基地“ピット”へと招かれる。そこはクレイトン“ホーク”アバナシー将軍(デニス・クエイド)率いる、23ヶ国から集められた兵士により結成された多国籍精鋭部隊(アルファ・ドッグス)の中枢であり、彼らは“G.I.ジョー”と呼ばれる存在だった。

敵組織が“コブラ”なるプロの戦闘集団であることを聞かされたデュークたちは、今や“バロネス(男爵夫人、の意)”を名乗るアナを止めるため“G.I.ジョー”への入隊をホーク司令に申し出るのだった。

一方、“ナノマイト弾頭”を執拗に狙う“コブラ”は、バロネスと“ストーム・シャドー(白忍者?)(イ・ビョンホン)”をリーダーに“ピット”へ強襲を仕掛けて来る。

かくて“G.I.ジョー”と“コブラ”の激闘の火蓋が切って落とされた・・

うーん・・まさに“既視感の塊”って感じ(⌒〜⌒ι) 中盤のパリにおける“某巨大建造物”の派手な倒壊シーンをクライマックスに、ノンストップなCGアクションが次々に展開するんだが、、押し並べて「ペラペラ」な印象がある。。

特に『地球が静止する日(2008)』を観る前に本作に触れてたら、もう少しは(=^_^=)衝撃度の高かった気がする。惜しい!

前半の“G.I.ジョー”とは?! みたいな部隊紹介シーン(=訓練シーン)には、多少なりとワクワクさせられたが、個々の格闘センスがどうこう・・と言うより「特殊兵器一辺倒」な戦術に思えたのはワタシだけだろうか?
他所(よそ)の国でムチャクチャな暴れ方をしつつ、国家間のフォローみたいな“政治的ドラマ”が殆ど描かれず、そう言う意味では相変わらず「合衆国万歳!」な作品とは言えたかも(=^_^=)
かつての『G.I.ジェーン(1997)』も同様に“他所様の国”に攻め込んでどうこう、みたいな演出があったが、アレすらも甘く思える展開だった(=^_^=)

キャラ陣が押し並べて「薄い」のも残念ではあったか。バロネスの存在感が「前面に出過ぎて」しまい、味方側のヒロインである“スカーレット(レイチェル・ニコルズ)”の影が薄いのなんの・・もうちょっと対等に2人の造型を組み上げて欲しかった。

んでも、イ・ビョンホン(表記:BYUNG-HUN LEE)の頑張り(=ハリウッド大作デビュー)はなかなかだったか。ワタシは韓流ドラマを全く観ないので、動いてる彼を観たのは『JSA(2000)』以来だったが、本作における役回り&立ち位置は『グリーン・ホーネット(1967)』でハリウッドに殴り込み(?)をかけた時の故・ブルース・リーっぽくもあり、私的にはかなり好感度が高かった(=^_^=)

隠密行動を取って然るべきの“ニンジャ”が素顔はさらすわ、裸体(上半身)をあらわにするわ(←あんた、鍛え過ぎ!)、自らの師匠はアレするわ、と「型破り過ぎた」きらいはあったが、まぁ許せるかな。
私的には、ロケットランチャー(?)を担いで高層ビル(の階段)を駆け上がって行く彼の姿がカッコ良かった!
対する“黒忍者(スネーク・アイズ)”を演じたのが(恐らく世界最高レベルと言える)アクション・スタント俳優=レイ・パークだった訳で、彼を相手にあそこまで格闘シーンを演じ切れたことはイ・ビョンホン側にとってはこの上ないPRになったと思う。
(併せ、爪先のとんがってる彼の靴も見所かも(=^_^=))

監督がスティーヴン・ソマーズだけあって、ブレンダン・フレイザー(ストーン軍曹役)とアーノルド・ヴォスルー(ザルタン役)が共演(直接の絡みはないが、、)してるのは素晴らしい! ときに、中盤の“ピット”襲撃であの軍曹は死んでしまったのか? 私的にはかなり気になる(・ω・)

メンバー的にほぼ壊滅しちゃったンじゃないの? と突っ込める“コブラ側”であるが、制作側としては続編を意識したエンディングには仕上げて来てた。
しかし、ジョナサン・プライスが今後どうこうしようが、あんまし(全世界に対する)影響力がないように思っちゃうのは・・ワタシの(彼に対する)勝手な偏見だろうか(=^_^=)> ←すんません〜

〜 こんなトコにもひと言 〜

♦司令官のあの「タフさ」に感心! もし監督がブライアン・デ・パルマだったら・・本作の黒幕はきっと・・(=^_^=)
♦ヒロインたる“スカーレット”のモテなさが不憫でならなかった。。一方のバロネスは「4人の男」に好感を抱かせてた訳だし。
♦少年忍者(?)2人のシーンはいっそ“アニメーション”で描いたら良かったかも(=^_^=)
♦「眼鏡ルック+ボンテージ姿」のバロネスは確かに(=^_^=)魅力十分! 一方で“非戦闘モード”での彼女の魅力のなさってどうなんやろ、、
♦メカ関係のデザインが酷過ぎた!(特にパワードスーツ) あんなんじゃ、プラモ出しても売れません!(きっぱり)
♦スコットランド語を幾つか覚えた(=^_^=) 「タヘイン(発射)」「クー・マー(脱出)」と言うそうだ。ワタシはてっきり『ファイヤーフォックス(1982)』みたいに「ロシア語で考えろ系」かなと思いますた(=^_^=)
♦3つの都市(アジアのB、ユーラシアのM、アメリカのW)に向かって、同時に発射された“ナノマイト弾頭”・・私的には「国3」「国1」「国2」の順で撃墜すりゃ良かったかな、と(=^_^=)
♦ホワイトハウスのどっかには“あのしとの屍体”が隠されてる筈・・(×_×)
♦美人キャラが(背後から)刺し殺される演出だけは、私的には不快だった。
♦「恐怖や痛みを克服してること」を難しく言うと(=^_^=)「自己保存機能の不活性化に成功してる」と言うらしい。
♦1枚の画像があるとして「それが撮られた時間」と「人物の影の長さ」さえ分かれば「撮影場所」はほぼ特定可能らしい!
♦世界の地表の1/3は雪で覆われてるらしい。
♦またもや“怪しいトーキョー”がハリウッドで描かれてしまった(×_×) ネオンサインの『パンクチャー』ってどやねん?!
♦お寺の柱に「ニホン語の横書き」で『無くし物の責任は、寺では取れません』とか貼ってあるし・・
♦顔の再構築って・・(×_×)
♦「武器」「資産」「情報」の3点が優れてたら、その世界では“ブロ”と認めて貰えるらしい。
♦肉体の死んだ後でも、脳から記憶(映像)を強引に引きずり出せるらしい!

〜 こんなセリフもありました 〜

デューク「戦いの現場は地上だ。空中じゃない」

ホーク「知識は重要な“武器”となる」

リップコード「さぁ、とっておきの威力を見せてくれ」
      「マイアミからは遠いな、ここ(=北極)」
      「俺たちの出会いってば、初めが悪かったよな?」

スカーレット「我々の正体は言えないわ。クビになるもの」
      「簡単には落とせないターゲットもあるのよ」
      「科学的に証明出来ないものを、私は認めないの」

スカーレット「あなた、タフなんでしょ?」
リップコード「タフだけど、同時に繊細なんだよ」

ホーク「君たちの資料を読んだよ」
リップコード「お言葉ですが、資料なんか信じてはいけません」

マッカラン「この世界は混乱し過ぎている。指導者による統一が必要なのだ」
     「世界の勢力図が塗り替えられようとしている時に、1人の女を争って睨み合うとはね」
     「恐怖が人を動かす」

リップコード「コレ、飛べんの?」
デューク「説明書、読んどけよ」
リップコード「説明書?」

バロネス「争うのは楽しいわ」
    「あの赤毛(の女)、相当にムカつくわ!」
    「Bitch,out!(邪魔よ、どきな!)」

ダニエル「君のように“謎めいた女”を妻に持つ男は、世界広しと言えど、そう多くはないだろう」

リップコード「彼を愛してるか?」
アナ「どんな時も・・そして永遠に愛してるわ」

スカーレット「敗北を、見られたくはなかった・・父は私に“常に勝て”と教えたの」
リップコード「そもそも“必ず勝つ”なんて無理な教えさ。でも、見てみろよ・・君は生きてる。
       その教えは“もし負けても、立ち上がれ”って意味じゃないのか?」

バロネス「敵に武器を売るなと?」
マッカラン「いや“敵に売っても捕まるな”ってことだ」

ストーム・シャドー「君に触ったら(この男を)殺す、と言ったろ?」
バロネス「分かってて、彼にキスしたの」

※「入口は?」
※「作れ!」

バロネス「諦めたようね」
ストーム・シャドー「いや、違う・・」

※「カッコいい!」
※「慣れておけ」

※「That's my girl.(流石は君だ)」

ストーム・シャドー「やぁ、兄弟」
         「先生の死以来“沈黙の誓い”を守っているそうだな? ならば、黙したまま死ね!」
         「Now you die.(死んで貰うぞ)」

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2009年3月 6日 (金)

☆『m:i:3(2006)』☆

3月1日(日曜)の夜。
“テレビ朝日開局50周年記念”の一環で「日曜洋画劇場」にて地上波初放送された、トム・クルーズ主演による人気シリーズ第3弾の『m:i:3(ミッション:インポッシブル3)』を観た☆

そもそもは、劇場公開当時に観に行った本作。
まずは、以前のホームページ記事から、本作のレビューを再掲してみたい(再利用かよっ!)

(ここから)

★2006/08/05 (土) 00:40 ☆『M:i:3』☆

4日(金曜)。本年度初の夏期休暇を取得。周期的に左臀部&大腿背部が痛み、特に「左靴下を履く」動作なんかがファンタスティックなまでに激痛モノなんで、この週末は横になって静養してよう・・といったんは決めたものの・・「やっぱしそれじゃ勿体ないずら!」と考え直し、久々に映画を観に行くことに。
作品は、春頃(=^_^=)から予定してた『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『M:i:3』☆ 何となく「駄作なんじゃね~の?」と不安な気持ちが高まってたが・・ある意味「その通り」って感じで、シリーズ中一番“観ててノリの悪い作品”と感じた。閉鎖的で受動的、画面暗くてユーモア激減、そんな印象。

本編開始。字幕担当は久々の(?)戸田奈津子さん。何の状況説明字幕もなしに、いきなし「死の10カウント」が始まる。直後、マッチ棒の先端が燃え上がるオープニングになだれ込むが、何とも唐突な印象。まるで『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』みたいだ。。(冒頭シーンそのものは『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)』ぽいが)
オープニングが済み、時間軸が急激に遡られる。
主人公=イーサン・マシュー・ハント(←ミドルネームが判明♪(=^_^=))(トム・クルーズ演じる)は結婚間近。お相手は女医のジュリア・ミード。2年の交際を経てめでたく婚約・・したものの、CIA傘下のスパイ組織“IMF(直訳:不可能指令軍団?)”に属するイーサンは当然自分の職業を彼女に明かすことなど出来ず「ヴァージニア交通局に勤務する、出張の多いサラリーマン」としての「仮の姿」を演じ続けている。婚約パーティーのさなか「リゾート・トラベル・サービス社」からイーサンを呼び出す電話・・新たなミッション(作戦)の始まり。ジュリアの心に芽生える疑惑、「ただ僕を信じて欲しい」と訴えるイーサン・・
エージェントを退き、現在は「訓練教官」とし後輩の養成にあたるイーサン。今回は彼が眼をかけIMFメンバーに推した愛弟子(?)リンジー・ファリスがベルリンでのミッション中に失踪してしまうトラブル。大物武器商人オーウェン・ディヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)の関わる兵器工場に潜入するイーサン組(イーサン+ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)+ゼーン(マギー・Q)ら)。追撃のヘリをかわしリンジーの救出に成功するが・・

中盤以降、“ラビットフット”なる暗号名で呼ばれる謎のブツを巡りディヴィアンを追うイーサン組。イタリア・ヴァチカン⇒アメリカ・ヴァージニア⇒中国・上海・・とミッションは続く。
ヴァチカンのシーン&橋上の護送シーンを除き、「日没後映像」の目立った本作。ロケし易いのか、特撮で誤摩化し易いのかは知らないが、何となく作品世界が狭く、暗く思えてしまう。前作『M:i-2(2000)』が(どっちかと言うと)ノ~テンキなまでに明るく、リゾート色が強かったので、かなり対照的なビジュアル。ミッションも基本は「力押し(≒強引)」な印象が強く「銃撃しまくり⇒大爆破でシメる」ってのが多かった。本来の「スパイ大作戦(ドラマ版)」に相応しい「無血主義&敵の自滅を狙うプラン」など、ハナから考えてないようで(・ω・)
また「鼻腔から※※を※※する」ってエグい演出も『トータル・リコール(1990)』かい! と突っ込める。

突っ込めると言えば上海でのビル潜入ミッション。肝心のブツの「入手シーン」は割愛されてたり(×_×) いきなし窓ガラス割ってイーサンが飛び出してたけど、あれはあんな描き方で良かったんやろか。ちょっと「主人公の行動を描く」と言う点から考えるに、個人的には疑問である。
『ミッション:インポッシブル(1996)』に比べ「IMF本部」のディテールが思いっきりしょぼかったのも突っ込みたい。
(ラングレーの本部じゃなく)どっかの支局だったんやろか? まさにそこらの交通社って感じ(そのナチュラルさが狙いか?)。ブラッセル局長(隙ッ歯のステキ☆なラリー(ローレンス)・フィッシュバーン)、マスグレイヴ主任(ビリー・クラドップ←個人的に“うらなり”と命名(=^_^=))のキャラも何だか良く分からない・・と言うか存在が薄い。尚かつオモテに出過ぎな感。
終盤ともなると、舞台は完全に「上海オンリー」となり、都心部やら郊外の水郷・西塘(シータン)やらで大騒動が起きる。しかし何だ、怪しげなアパートの一室にトップエージェントが集結したり、郊外の村の怪しげな家に大物が続々登場したり、良く考えんでも何かおかしい気がする。
おかしいと言えば、ヴァチカンの路上で最終的に※※されるスーパーカーの「ランボルギーニ・ガヤルド」。あんなトコが開閉する仕掛けじゃ、通常走行出来へんでしょ(・ω・) シャフト通ってますし。。

個人的な見所は以下のみ! かも(・ω・)
○橋上で襲撃されるシーン。カメラワークがドキュメンタリー的に荒くて緊迫感がある☆ イーサンが自動小銃(?)で襲いかかる※※※をやっつける活躍は凄い! 『トゥルー・ライズ(1994)』+『007/ロシアより愛をこめて(1963)』を連想。
○「変装用マスク」作成の一部始終が遂に明らかに! マスク作成機のデザインはシド・ミードによるもの☆(エンド・クレジットより判明) デジカメで(顔面凹凸)データを取込むしょっぱなこそ手軽だが、削ったり、塗ったり、音声チップ作成に時間&手間がかかったりと・・イマイチ本作では「使えん道具やな」って印象。
ジョン・ウー時代(2000)の方が手軽&コンパクトで良かったぞぅ(=^_^=)
○ルーサーとディヴィアンの(親しげな)会話シーンが素晴らしい! 考えたら元祖「スパイ大作戦(ドラマ版)」の面白さって、ああ言う“あり得ない状況”にこそ込められていたような気がする。
○空港にて。チェコ人の旅行者=パヴェト・ソボツカを名乗る男。・・おいおい、お前は『ジャッカル(1997)』かよ!
○ローマにて。配達車両のエンジントラブルを装い、その隙に(ヴァチカン国境の)高さ:16.55m+αの塀を乗り越えるイーサン。前後のシーンでイタリア語がバンバン飛び交うも・・画面に日本語字幕(和訳)は一切なし(=^_^=) 「戸※奈※子女史の限界」を感じた(=^_^=)
○病院にて。数秒で効果の現れる「手首貼付型・失神パッチ」。売ってたら欲しいぜぉい(=^_^=)
○謎のアパートを訪ねたり、ころころ転がる“ブツ”を追いかけたり・・何となく『マイノリティ・リポート(2002)』を連想させるシーンのあったトムクル。

~ こんなセリフが印象的やってん ~

ルーサー「一生オレは(ジュリアには)会えそうにねぇな」
    「無茶もいいが・・度が過ぎるとアホも同じだぞ」  ←このセリフは笑えた!
    「CIA本部への侵入よりヤバい」 ←このセリフも笑える!

イーサン「サンドバッグは殴り返さない」 ←何かブルース・リーが言いそなセリフ・・

ベンジー「テクノロジーは神への冒涜をもたらす」

ディヴィアン「オレのことより、今後のお前自身のことを心配した方がいいぞ」 ←報復を匂わせる
      「好かない相手をどう扱うか、そこにそいつの本性が現れる」

【追記】
・エージェントの恐れてるのは「クビ」とか「逮捕」より「市民権を奪われること」なのだ(某セリフより)。
・「中東の砂嵐を収める」みたいな意味深なセリフあり。大国の驕り? 民主主義の礼賛?
・防弾チョッキは着ておけってば!
・「ディヴィアン死して、靴を残す」(・ω・)
・「ヤバい国」として、パキ※タンと北※鮮の実名が挙げられてた(・ω・)

・・何にしても本作、『シリーズ中で一番面白い!』と言う声が高いようで、自身と世間一般の映画観の違いが改めて浮き彫りになったようにも感じるのだった(⌒~⌒ι) ま、別にええけどね。

(ここまで)

・・うーん、、当時から“観てる&突っ込んでる&連想してるポイント”が殆ど変わってないな(=^_^=)
後年に気付いた点としては・・婚約者=ジュリアを演じたのが『イーグル・アイ(2008)』のミシェル・モナハンだったこと、監督が『クローヴァーフィールド/HAKAISHA(2008)』の製作を手がけることとなるJ.J.エイブラムスだったこと、だろうか。

にしても“リンジーの死に顔の凄まじさ”“彼女の頭部から※※が取り出される際の、何となくエグいカメラワーク”“妙に陰湿なトムクルの(受ける)尋問シーン”など、どうもこれまでのシリーズと違った「シリアスさを超え、ホラー色すら帯びた“マイナー作品気味”な描写&演出」が目立って見えた。
ブラッセル局長&マスグレイヴ主任の存在感なんかは改めて観ても「取って付けた」ようで、正直「本シリーズの作品世界」から“浮いてる”気がしたし。

今回の鑑賞で、更に連想した作品とそのシーンは以下の通り。
『攻殻機動隊(1995)』・・夜の高層ビル屋上に佇む(ダイブ直前の)トムクルの姿。
『スピード(1994)』・・もみ合ってる内に、相手を組み伏せて(上のポジションに)いたが故、吹っ飛んでしまう敵キャラ。

『宇宙戦争(2005)』でもそうだったが、この頃のトムクルって「自身では一線を退いてるつもりなんだけど、再びヒーローとなることが、展開から余儀なくされちゃうんだよね」みたいな、ちょっと“ハードアクション前提の出演はお断り”っぽい姿勢をとってたようにも感じる。
その割には『宇宙戦争』でも本作でも、妙に“全力疾走するシーン”が目立ってはいたんだけど(⌒〜⌒ι)

追記:終盤で、ジュリアが「やって来た人物に見境なく発砲する」って展開が描かれたが、、あの状況下で建物内にひょっこりルーサー(ヴィング・レイムス)が入って来なくて良かったと思う(=^_^=)

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2009年2月27日 (金)

☆『7つの贈り物』☆

26日(木曜)の夜。ようやく“嵐のような”残業の連夜に、少しばかり“凪(なぎ)”が訪れたようである☆
とは言え、まだ先のことは良く分かんないが・・(・ω・) 仕事以外にも色々と。。

ま、とにかく「平日の夜に早く退社させて頂けるんなら」ってことで(←早いと言っても1時間半近くは残ったが)、意外と元気の残ってたワタシは「そや、新作を1本観とこ!」と直感的に決め、天王寺駅界隈にあるシネコン“アポロシネマ8”に『7つの贈り物』を観に向かったのだった(上映開始19:40)☆

数年ぶりに訪れた気もするが、今回改めてこの劇場が「地下鉄1本で行ける」「雨に濡れず行ける」「意外とシートの座り心地が良い」ことに気付かされた☆
併せ、これはちと私的に重要なトコだが(=^_^=)「上映中も手元が適度に明るい」ってのが良い! メモをとる際に助かります☆

一方で「コンセッション(売店)のラインナップがしょぼい」「本編開始前の予告編がしょぼい」ってのがあったが・・「余計な散財をせずに済む」「本編のみに集中出来る」とプラス解釈すれば良いだけのことだろう(=^_^=)

しかし本作・・“核”となる部分をどうレビューして良いか、ちょっと判断に困ってしまう。
「ネタバレはさせぬよう極力配慮する」を自負してる(つもりの)ワタシだが・・さて、どう書いたモノか?

ロサンゼルス。財務省・国税庁の納税調査員=ベン・トーマス(ウィル・スミス)は、とあるモーテルの1室から911(緊急電話)を架ける。いよいよ彼の中で「その計画を実行する時」が到来したのだ・・

劇中には、

・食肉販売会社で電話オペレーターをする男=エズラ・ターナー
・先天的なある疾患を抱えた印刷職人の女=エミリー・ポーサ
・恋人からの度重なる暴行に怯える女=コニー・ティポス
・老人介護施設を経営する男=スチュワート・グッドマン
・児童福祉施設に勤める女=ホリー
・少年ホッケーチームのコーチである男
・病棟で暮らす少年

などが登場し、ベンにより“贈り物を受け取る資格があるのかどうか”を主観的あるいは客観的(!)に審査されてゆく。
彼らの選ばれた(=彼らでなければならなかった)理由は? そして、彼らはどんな“贈り物”を「見ず知らずのこの男」から受け取ると言うのだろう?

冒頭で彼は独白する。“神は7日かけて世界を造り上げた・・僕は7秒で人生を叩き潰した”と。

我々観客は、彼が断片的に「語る言葉」「蘇らせる記憶」から、彼が“過去に起こしたとある事件”と共に“未来に起こそうとするとある計画”を色々と推理して行かなければならない。

その描き方&(小出しにされる)ネタのバラし方が、本作の“見所”であると同時に“イラつかせる要因”でもあると思う。
ワタシは、そないに間延びした感も受けず、ただ淡々と映像を楽しむ(?)ことが出来たが・・その手の「消化不良なまま、ずんずん物語が進行します」ってテイストに我慢出来ないしとにとっては、恐らく“最低の評価”が下される映画じゃなかろうか?

私的には・・ミステリアスな主人公の言動にこそ、それなりに魅了されたモノだが、終盤に至っての“パズルのピースのはめ込ませ方”にどっか“強引、乱暴、粗雑”な印象があり、総じて言えば「ちょっとなぁ・・」と“残念でした”的なトコロに(評価が)落ち着いてしまうのだった。

ただ、一方で(割合丁寧に)描写される、主人公と“彼に審査される人々”との対話のそれぞれには「深い味わい」が感じられ、そこはとても気に入った。

常にウィルスミの瞳は虚ろで、自らに何かを課したまま「生き急ぐ」って風だったが・・何度か描かれる「食事のシーン」には「素晴らしい!」と唸らされた。
因みに、彼が劇中で“唯一”破顔するシーンも「食に関するシーン」だったかと。

「人は人と“語り”“食事をし”“触れ合い”・・そして、それがひょっとしたら、相手にとって“永遠の時間/記憶”となり残っていくのかも知れない」などとも感じた次第。

「本作最大のネタ」とも言える“7つの贈り物”だが、観終わった直後に数え直し「6つ?」と(一瞬ながら)思ったりしてしまった。いや、ちゃんと「7つ」用意されてたんだが・・「うち1つ」と「ほか6つ」は種類の全く異なる“贈り物”だったもんで(⌒〜⌒ι)

最後の「仕上げ」こそは何とも荒っぽかった(?)んだが、そこに至る「同時進行」で「用意周到」な“計画”と、それを淡々とながら的確に実行に移す手腕は、まるで『セヴン(1995)』に登場したサイコ犯罪者=ジョン・ドゥを思わせる「神っぽさ」すら放っていた!

それと「自身(の総て)をもって償うための計画」であったにも関わらず、たまに「言うたかて、楽しんでるやん?」「一時的な“生き甲斐”になってるやん?」「それなりに“報酬(=見返り)”を得てるやん?」「やってることが“別な迷惑”に繋がってるやん?」とか突っ込みたくなるトコもあったかな(=^_^=)

ウイルスミは「控えめな中にも、やっぱし(いつもの)強引さ&猪突猛進さを秘めてまっせ!」なキャラ像にバシッとハマってて無論良かったが、周囲に配された俳優陣もそれぞれに好感度が高かった!

・ロザリオ・ドーソン・・ウィルスミとは『MiB2(2002)』以来の共演かな、と。ようやくのラブラブモード(?)実現でしたネ。
・ウディ・ハレルソン・・近年は“今ひとつパッとしないポジション”での助演が目立ってたように思うが、本作は良かった! ハレルソニアン(って言うの?)な皆さんにもおススメですわ!
・バリー・ペッパー・・“とても重要な役”なのに、イマイチ前面に出てなかった気が、、でも、お元気そうでした(=^_^=)

脚本の構成としては・・「これまでに余り観なかったタイプ」でもあり、興味深いトコロは確かにあった☆
が、何処か本作には「おや?」と思うような・・「破綻気味なんじゃ?」と感じるような・・“スッキリしなさ”が(観賞後に)残されるのだ(・ω・)
また「そう感じる人でなければ“鑑賞者としてのセンス”に欠けてるのかも」と勝手なことを思ってしまったワタシだった。

〜 こんなことにも気付きました 〜

♦とにかく「ベジタリアン」の数多く登場した本作。出て来る(でっかい)ワンちゃんでさえ「ベジタリアン」の設定(⌒〜⌒ι) んでも“出された肉”は美味しそうに平らげてますた。。
♦「とある分野の方(専門家)」にすれば・・きっと“ムチャクチャな設定(=※※的監修)”なのであろう。
♦「バナナの皮を刻んで土に混ぜる」と良い肥料になるらしい!
♦モーツァルト作の「K(ケッヘル番号)397」に該当するスコアが劇中で使われてた(「ピアノ幻想曲ニ短調」なる未完の曲らしい)。
♦ウィルスミの流暢なスペイン語(会話)はなかなか!
♦「ヒュンダイ(HYUNDAI)」製のピアノが登場! 楽器も作っとるんやね!
♦ベンの最終学歴はMIT(マサチューセッツ工科大学)! これってウィルスミ自身の人生に微妙にリンクしてるかも!(実際の彼はMIT進学を蹴ったそうだが)
♦女性は「印刷物の凹凸を好む」そうだ!
♦※※しながらの※※は、やっぱりアカンです! 7秒で人生が崩壊します!
♦登場するPCは「バイオ」だった☆(流石にソニー系作品)
♦オトナ的に考えると・・ベンは7人のうちの1人には「2つの贈り物」をしたかも? とか(・ω・) 後日談はどうなんでしょ?(←連想するのは『ターミネーター(1984)』におけるマイケル・ビーン的な行為、、)
♦後半の雨(の演出)が『ハンコック(2008)』にも似てたかも、と。
♦送り主の“顔”さえ知らぬ人物がいたんやね。その人の記憶の中では「ダイナーで聞いた声の主」として、ベンの存在が残って行くのだろう。
♦“片方”を失って、あんなにダッシュ出来るんだろうか?
♦あんな悲劇を起こしても、まだなお「※※※※を握り続ける」んやね(×_×)
♦ベンの夫婦に“もしも”子供がいたら・・?

〜 こんなセリフもありました 〜

ベン「契約を取るためのコツは3つ。1つ、言うべきことを言おうとする。 2つ、実際に言う。 3つ、もう1度言う」
  「“俺のもの”をお前にあげたろう? 忘れたのか?」
  「私とも話をしたくないのは分かります。でも私なら、彼の置かれた状況を変えることが出来ます。
   ・・それに値する人間ならば。 彼が“良い人間”なのかどうかを私に教えて下さい」
  「彼はあなたにどんな罰を・・?」
  「もう少しで信じるところだった!」
  「“パッとしない人生”なら、この僕よりはいい」
  「酷い境遇にあって、助けが必要なのに施しを求めない人・・そんな人の名が知りたい」
  「嘘をついてしまった・・本当は“死”を考えない日はない」
  「いいか、弱気になるな」
  「予想外の経緯(いきさつ)があってね」
  「恋はした・・だが、終わった。この話はもう止してくれ」
  「・・時が来た」

手紙“何故「贈り物」を貰えたか、も考えないで。それが僕の願いだ”

弟「繋がらないぞ。電話線を抜いたのか?」
ベン「壊したのさ。どの道、もう俺には電話など必要ない」

サラ「夜通し怒るわよ」

エミリー「他の収入源ですって? “祈りの泉”で拾ってる小銭のことかしら?」
    「“相手を傷つけない言葉遣い”の研修ってものを、国税庁では行ってないの?」
    「私は“翼の折れた女”なのよ」
    「ここへ来てくれることが嬉しいわ。あなたが何者なのか、分からないけど」
    「昔の私はセクシーだったのよ。国税庁も手出し出来ない程にね」
    「やりたいことが多過ぎる・・世界中を旅したい、医者の存在を気にせずに。
     くよくよ悩まず、色々やってみたい。 ・・それから、走ってみたい」

※※※※「何故、私に特別な扱いを?」
ベン「君にその資格があると、感じられたから」

管理人「モーテルの部屋で魚を飼うヤツなんて、聞いたこともねぇ」
ベン「ここにいるさ」

管理人「あんた、いつまでこのホテルに?」
ベン「(ホテルじゃなく)モーテルだろ? 死ぬまでここで暮らすつもりだ」
管理人「なら“前払い”にしてくれよ」

ダン「こんな頼まれ事は・・普通じゃない!」

ホリー「何をしに来たの?」
ベン「君に逢いにさ」

※※※「何故、私なんだ?」
ベン「・・あなたが良い人間だから」
※※※「本当の理由は?」
ベン「・・誰も見ていない時も」

※※※※「余り面白い話じゃないわね・・」
ベン「このすぐ後でドラゴンが現れて、俄然面白くなるんだ」

※※※※「スーツ姿で草むしりを?」
ベン「これしか着る服を持ってなくてね」

※※※「エミリーだね?」
エミリー「・・ええ」 ←このシーンでの“間”と“雰囲気”はチャップリンの『街の灯(1931)』のラストを何処か彷彿とさせる!

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2009年1月31日 (土)

☆『007/慰めの報酬』☆

30日(金曜)の夜。
昨日が徹底的な残業(4時間以上)で身も心もボロボロになりかけてしまい、今夜もどうやら同様の顛末を覚悟しなきゃならん・・と思ってたら、意外に早く(1時間程度の残業)「お開きにしましょう」的な空気となったので、この(1週間の)モヤモヤした気分を、、怒りと疲れを、、何処かで晴らさねばなるまいよ! と直感的に思いつき、梅田に出て新作『007/慰めの報酬』を観ることとした☆

もう1本、観たかった新作は『ザ・ムーン』なんだが、目下この“007”に対する期待値の方がより高まって来ていた。リンク先のブログ管理者の皆さんからも、少なからず高評価を感じ取ったし・・

劇場は「泉の広場上ル」の“梅田ピカデリー”である。音響面では大して期待出来ないシアターなんだが、中央部の席をしっかりキープすることが叶い、そこは嬉しかった☆

前作『007/カジノ・ロワイヤル(2006)』の物語世界から数刻後(劇中セリフにはなかったが、わずか1時間後らしい!)。
恋人ヴェスパー・リンドとの永遠の別離、カジノを舞台に荒稼ぎを目論んだ“死の商人”=ル・シッフルの死・・を経て、任務を完了させたイギリス情報局秘密情報部第6課(MI6)のトップ諜報員“007”ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)はヴェスパーの“死の秘密”のカギを握る男=ミスター・ホワイトを追い詰める。
ようやくホワイトに接触を果たしたボンドだが、次に迎えたのは彼の奪還(或いは殺害)を画策する“謎の組織”による激しい追撃であった!

MI6内にも既に配下を忍ばせていた“組織”。“裏切り者”を激闘の末に倒したボンドではあるが、捕まえたホワイトは(その間に)何処かへ連れ去られてしまう・・

“裏切り者”の所持金を調べたMI6の女部長“M”(ジュディ・デンチ)は、その足取りの先に、エコロジーを謳う非営利活動団体(NPO法人)“グリーン・プラネット”の若き代表(CEO)=ドミニク・グリーンの存在をあぶり出す。

わずかながらの私情を挟みつつ(?)も、グリーンの「裏の顔」に迫って行くボンド。やがてその背後に「クァンタム(QUANTUM)」なる犯罪組織があること、彼らが“ティエラ計画”なる巨大な悪事(?)を実行に移そうとしていること、を探り当てる。
そんな中、グリーンの「表の顔」に惑わされる英国のお偉方(お大臣連中)は、自国の利益を優先する余り“M”に命じてボンドの動きを妨害しようとまでする。

クレジットカードの停止、パスポートの制限、ついには“停職”を上司に言い渡されたボンド。
現場で培って来た、自らの野生のカンを信じ、孤独な戦いを続けた先に彼の見出したものは・・

監督が『チョコレート(2001)』『ネバーランド(2004)』のマーク・フォースターってことで、どうにも“ドラマ系のしと”って印象の強かったワタシだが、初の(?)ハードなアクション作にしては、かなりの頑張り&柔軟さを見せつけてくれた気がした。

ただ、このしと、色々と他作に影響されちゃう性格にも思える。『主人公は僕だった(2006)』は(未見ながら)『トゥルーマン・ショー(1998)』の影響を何処となく受けてそうだし、本作は・・直前に(DVD版で)鑑賞した『ボーン・アルティメイタム(2007)』とテンポやアクション演出などに“単なる偶然以上の酷似性”を認めたりもした(・ω・)

⇒建物の屋根伝いの肉弾チェイス、目まぐるしいロケ移動、車体側面にセッティングしたカメラによるカーチェイス映像などがそれに当たる。

思うに、ドラマ部分が意外とペラペラだった割に、アクションパートの完成度が異常に凄まじかったことから「きっと優れたアクション監督が存在してたんやろ」と勝手に邪推してるワタシ(=^_^=)
特にオープニングのカーチェイスの凄まじさは筆舌に尽くし難い!
あの演出だけは歴代ボンド作品の“オープニングアクション”の中でも屈指の完成度ではなかったかと思う。
(作品全体を通しても“殆ど唯一”って感じのカーチェイスであり、絶対に本作の冒頭を見逃してはならない!)

“アクションに次ぐアクション”ってのが(本作)最大のウリにも思えるが、ノンストップで各シーン(各国)を突っ走ってる感が強く、もっと観客に「直前のシーン展開について反芻させ、確認させるだけの精神的余裕」を与えて欲しかった気はした。何だか「あれよあれよ」と物語が進むので、それぞれのシーンの余韻が殆ど残らないのだ。
中盤(?)でプッチーニのオペラ“トスカ”が大劇場で演じられるシーン(オーストリアのブレゲンツ)など、めちゃめちゃに製作費がかかってる筈なのに、多分15〜20分ぐらいの(ある意味)断片的な描かれ方しかされてなかった(×_×) アクション部分を多少なりと整理(割愛)してでも、も少し1つ1つのシーンをゆったりと描くべきだったのでは? と思う次第だ。

ドラマ部分が薄っぺらい、と言うのはやはり思い出しても感じるトコロだが、一方でこれまでになかった(描かれなかった)ボンドの“女性観”“友人観”などをセリフの端々に覗くことが出来たのは嬉しかった。歴代ボンド作品の中では語られ得なかったスゴいセリフ群もありましたな!(後述するセリフの中で、気に入ったモノに下線を引いてます(=^_^=))

敵組織“クァンタム”に関しては、正直何が何やら分かんなかった。。言えることはグリーンなどは“小物”に過ぎず、もっと不気味に静かに世界に広がっている、そんな組織に思える。
劇中で2度のみ「見せしめ的な殺人」が行われるんだが、それらだけは“クァンタム”の殺し屋が直々に行ったものじゃなかったかな、と。因みに両方とも、被害者は「石油」や「エンジンオイル」なんかをムリヤリ飲まされてたようです(×_×) ひっでぇ・・

正直、私的には「冒頭のカーチェイス」以降、ずんずん評価の沈んで行った本作であったんだが、そんなマイナス点を補って余りある“アクションの素晴らしさ”と“ちりばめられた「ボンド語録」の貴重さ”が確実に存在したので、取り敢えず迷うくらいだったら、是非とも劇場に足を運んで頂き、冒頭を中心に(=^_^=)楽しんで貰いたいトコロである。
前作(『カジノ・ロワイヤル』)よりは数倍、観応えありましたし(=^_^=) 拷問シーンもなかったし(=^_^=)

〜ほか、こんなことも 〜

♦前作で愛用してた腕時計「オメガ」の登場は余りなかった? 一方で愛銃「ワルサーPPK」が大きく取り上げられてた。
♦スパイガジェット(小道具)製作担当の“Q”や、ボンドの隠れ恋人(?)である秘書マネー・ペニー嬢は登場せず(・ω・)
♦一切「回想シーン」がなく、映像的に登場しなかった(前作ボンドガールの)ヴェスパー・リンド。どんなご尊顔やったっけ? あんまし好印象は感じなかった気がする(・ω・)
♦敵ボス(グリーン)の意外な“小悪党さ”が光ってたり(=^_^=) たぶん『007/消されたライセンス(1989)』に出て来た「麻薬王のおっつぁん」ぐらいの悪役レベル(=スケールの小こさ)に過ぎなかったかな、と(=^_^=) 一見、巨大なエコ団体のトップなのに、意外と取り巻きが少なかったのにも苦笑させられた。警護面でもエコ採用かよ、みたいな。
♦南米の国ボリビアが後半のネタに用いられる。が、あないに国内が短期間で混乱しちゃうと、国民も大変だろうね。。
♦“クァンタム”に関し、かつての「冷戦時代の東側国家」のような“不気味な脅威”は醸し出せてなかったかな、と。もはや仮想敵にも限界説が囁かれてる・・?
♦上映時間106分、と言う短さは良い! が、本編開始までに、予告編が15分も流され続けたのには閉口(×_×) 早く始めて、早く帰らせてくれっちゅ〜の。
♦改めてミスター・ホワイトの存在感が浮上して来た感。きっとあいつが“クァンタム”のボスか、そうでないにしても最高幹部クラスなんじゃないかなと睨んでいる。『007/サンダーボール作戦(1965)』で言うトコロの“スペクター大幹部のエミリオ・ラーゴ”みたいな立ち位置か。
♦本作は恐らくヒットするだろうし、そうなれば次作も続投するに決まってるだろうが・・私的には、も1度“地に足の着いた、シンプルながらも濃厚なドラマ”を描いて欲しいフォースター監督ではある。
♦何だかアメ車ばっかりに乗ってましたネ(・ω・)
♦「こんな安ホテルになんぞ泊まれるか!」と怒るボンドは、実に人間味に溢れてた(=^_^=)
♦背中のキズ痕が過去を語っていたボンドガールのカミーユ(オルガ・キュリレンコ)。
♦ラスト、斧で襲いかかってくるボス像ってのは『007/美しき獲物たち(1985)』のクリストファー・ウォーケン以来ではなかったろうか?(=^_^=) 自分で大ケガしてたけど、、
♦NPO法人「グリーンプラネット」は兵庫県宝※市にも実在する団体らしい(⌒〜⌒ι)
♦グリーン役のマチュー・アマルリックさん。何か“眼のキラキラしたスティーヴ・ブシェーミ”って印象もあったり。。
♦ジェフリー・ラッシュの出演がどうにも思い出せなかったが・・出演してはったのはジェフリー・ライトですた(=^_^=) ←何か名前似てっから。。
♦声だけだが、プライベートらしきシーンで“M”の旦那(?)が出てた! ボンドからの(直通電話の)コールに「君にだよ」とただひと言(・ω・)
♦アストンマーチンのトランクに押し込められ、過激なドライヴを満喫・・ってのも、スリリングで楽しい人生経験なのかも知んない(=^_^=)
♦ラストの「必要ながらもベタっぽいエピソード」は『ブレイド(1998)』(の終盤)にもその“ベタさ”が似てたかも。。
♦砂漠の“あのホテル”にいた人たちはどうなったんでしょう?? どうやら「歩いて何とかなる距離」では全然なかったと思うんだが(×_×)
♦シリーズがノって来たら(=^_^=)・・ぼちぼちボンドも日本にやって来るか?(=^_^=) ←姫路辺りに来て欲しいっす。
♦ボリビアの独裁者=メドラーノ将軍と(ドルでなく)ユーロで取引するグリーン。やっぱりドルはもうあかんのね(×_×)

〜 こんなセリフもありました 〜

ボンド「魂は神父の領域です」
   「今更、どうでもいい男です」
   「強い者ほど強敵を持つ、と言う」
   「復讐の思いは同じだな、俺たち」
   「彼女の貢献に対し、上に報告を
   「南米からコカインと共産主義を引いたら、何がそこに残ると?」
   「引き金を引く時が大切だ、復讐心がそれを乱す・・深呼吸し、一発で仕留めろ」
   「ノドが乾いたら、それを飲め」 ←ちと『マッドマックス(1979)』ぽいシビアさ、、
   「死者は復讐など求めない

カミーユ「あなたって“待ったなし”ね」
ボンド「それはお世辞か?」

カミーユ「残酷だった父も、私には父よ
    「焼け死ぬのはいや・・」

M「人って分からないものね・・あなたは信用出来る?」
 「ここにまで“組織”が潜入していたとはね」
 「お金は“回る”ものよ」
 「あなたにとって女はみな“言いなり”のようね」
 「悔いなんかないわ、私はプロよ」
 「ボンドは私の部下よ、私は部下を信頼しているの

ホワイト「何も分かってないんだな・・我々の仲間は“あらゆる場所”にいるんだよ」

ボンド「彼はもう“脈なし”だ」
M「・・殺したのね!」

ボンド「“過去の人間”はどうだっていい」
M「殺したのね?」

M「また殺したのね?」
ボンド「仕方なく」

M「早く復職して」
ボンド「私がいつ離れました?」

ボンド「お前たち(CIA)は悪党と組むのか?」
フェリックス「すっかり善人が減っちまったからな」

ボンド「(俺に残された)余裕は?」
フェリックス「30秒だ」

※「ヤツに何を教えた?」
フェリックス「ガセネタさ

グリーン「君と“寝た”のが間違いだった・・好きになった」
    「彼には残念なことをした・・“役に立つ地質学者”だったのにな」
    「見返りには砂漠(の土地)を頂くよ・・不毛のね」
    「あんたは我々の“組織”に暗いとみえる」
    「言っておくが、我々には“右翼”も“左翼”も同じことだ。“政府軍”も“反乱軍”もな。
     現大統領が“ハナシの分かる人間”だったら、あんたなんか必要なかったのさ」

マティス「若い頃は、容易く“善人”と“悪人”の区別がついたのに・・歳を取ると、それが難しい

マティス「彼には(飲み物なんか)注(つ)ぐな」
ジェンマ「いいじゃない、安ワインだし」

ボンド「何故俺に付いて来たんだ?」
マティス「“過ちを認めた者”に対する敬意からさ」

フィールズ「あなたは“普通の学校教師”なのに、こんな高級ホテルなんて・・」
ボンド「“宝くじに当たった学校教師”でね」

親友「このままでいい、そばにいてくれ・・頼む」
  「互いを赦そう」
  「彼女は君に全てを捧げた・・彼女を赦せ・・そして自分自身を

カミーユ「友達をそんな所に捨てるの?」
ボンド「本人は気にしないさ

カミーユ「彼女はどんな女性だったの? 恋人?」
ボンド「恋人じゃない」
カミーユ「母親?」
ボンド「それに近い存在だ

大臣「外交を“あやふやな勘”に託せと?」

※「この国(ボリビア)じゃ“飲める水”を手に入れるだけで、収入の半分を失うのさ」
 「今どき“頼れる取引相手”なんてものは悪人だけさ」

外国語関係(=^_^=)
 「ムチョ・グースト(mucho gusto)・・よろしく」
 「ネーム・チェック(name check)・・人物を調べろ」
 「アイ・キャント・トライ(I can't try)・・どうかな?」

追記1:字幕担当は戸田奈津子女史。あんまし“超訳”は弾けてはらなかったなぁ、、
追記2:ロケーションは覚えてるトコロで「イタリア・シエナ」「ロンドン」「ハイチ・ポルトープリンス」「オーストリア・ブレゲンツ」「イタリア・タラモーネ」「ボリビア・ラパス」「ロシア・カサン」って感じだった。
追記3:8年を真面目に勤め上げた情報部員の裏切り・・これはMI6にとって、大変な事態だと思う(×_×) カネで動いた訳でもなさそうだし。。
追記4:ジャンカルロ・ジャンニーニさん、拝見するのは(本シリーズ以外だと)『ハンニバル(2001)』以来であるが、ホンマに災難の似合うおっつぁんですね(×_×) でも、将来はこんなシブいおっつぁんになってゆきたいワタシ(=^_^=)>

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2009年1月18日 (日)

☆『Ray/レイ(2004)』☆

12日(月曜)の夜。
衛星第2で放送されたレイ・チャールズの自伝的作品『Ray/レイ』を観た。実は本作、昨年(2008)の2月9日(土曜)にもBS2で放送され、しっかり録画はしたんだが・・その後、すっかり“死蔵状態”となっていた、、(×_×)
今回、ようやく再放送(?)を機に鑑賞が叶い、HDレコーダーから消去することも出来た次第だ(・ω・)

1948年。母アリサとの約束“自分の足で強く生きる”を胸に、17歳のレイ・チャールズ・ロビンソン(ジェイミー・フォックス)は故郷のフロリダ北部からシアトルへと向かう長距離バスに乗り込んだ。

バスの後部・・(両眼の)光を失っていなければ眼にしたであろう・・「黒人専用」と表示された席で揺られながら、彼の心は希望に膨らんでいた。

シアトルの街角でクインシー・ジョーンズ(!)と言う名の少年に出会い、レイは“ロッキング・チェア”と言う酒場でジャズ・ピアニストとし働き始める。オーナーのマーリーン・アンドレに気に入られた彼は“マクソン・トリオ”の一員となり、“南部男”とあだ名されつつ、めきめきと頭角を現す。
その一方で、彼は安い契約料でこき使われ、夜な夜なマーリーンに「ママのお菓子を十分に味わって」と“夜伽のお相手”にされるのだった、、

1950年。いよいよ酷使されていることに我慢ならなくなったレイは「最初から俺を食い物にしてたな? 俺をなめるな!」とマーリーンらに言い放ち、独立を志しロスへと発つ。

彼には“少年期に起こったとある事件”に起因するトラウマ(心的外傷)があり、見えない両眼で「水浸しとなった床に、弟ジョージの骸(むくろ)が横たわる」と言うリアルな幻覚に度々苦しめられるのだった。

創作活動のため、そして忌わしい“幻覚”から逃げるため、レイは麻薬(マリファナ)を覚え、やがてそれは量を増し、更に強力なヘロインの常用へと変わって行くのだった。

彼の創作を支えたもう1つの存在は“ミューズ(女神)”であった。
仲間からも「ヤツは手首を触って、いい女かどうかを見極めるのさ」とその選択のセンスに脱帽されたレイ。

女性ゴスペル・トリオ“セシル・ショー・シンガーズ”のリードボーカリスト=デラ・ビー・アントワインを素早いアタックで妻に迎え、「家庭は家庭として築きつつ」、、ソロ・シンガーのメアリー・アン・フィッシャーや、バック・コーラス・トリオ“レイレッツ”のリーダー=マージー・ヘンドリックスに次々と手を出してゆくのだった(×_×)

本作は、レイ・チャールズの影の部分・・「肉欲&快楽主義」・・に軸を据え描かれた、スキャンダラスな物語でもある・・

むむむ。観始めてすぐに「万人受けするも面白味に欠ける、キレイ尽くしの自伝の類(たぐい)」などとは一線を画してること、にまず驚かされた! ジョージア州で行った“黒人差別に対する抵抗”をのみ、分かり易くも美的な“偉業”として描写しつつ、その他のシーンの殆どは“不倫”“薬物依存”がメインに取り上げられてるのだ。

自身の中でレイ・チャールズと言えば、サザン・オール・スターズの代表曲(?)“いとしのエリー”をカヴァーした、ひょうきんそうなピアノ弾きのおっちゃん、ぐらいの印象しかなかったんだが(←ファンの方、済みません) こんなに壮絶で桃色な(?)人生を送らはった方とは知らなかった。
と言うか、この“暗黒面をほじくり返すような”脚本に「OK、OK」と快諾した、その度量に敬服します(・ω・)

冒頭で差別主義者っぽい長距離バスの運転手に「ノルマンディー上陸作戦の際、砲弾でやられてね」と盲目になった理由を説明していたが、実際には病気によるものだったようだ(劇中でも明かされる)。

それにしても、杖に頼ることもなく、ずば抜けた聴覚のみで堂々と動き回るレイの行動力はスゴい。彼の両耳は“窓の外を飛ぶ、ハチドリの羽ばたき”までも、その方角&距離を的確に掴んでいたようだが、その“超人的な聴覚”を解説(?)するシーンのカメラワークは、何だか『スパイダーマン(2002)』となった直後のピーター・パーカー(トビー・マグワイア演じる)の超聴覚を解説する場面にも似ており、驚かされつつ苦笑もさせられてしまった。

宗教観の違いから、ワタシには「ゴスペルをアレンジ(改変)してR&Bと融合させ、キャッチーに売る」と言うことの“冒涜さ加減”がハッキリとは掴めなかったが・・自身の信じる道を「ハッキリと見定め」突き進んだ一方で「自身の心の弱さ」には徹底的に悩まされ続けた・・その“天才性”と“凡人性”の対比が、絶妙なリアルさとハーモニーを持って、観客に迫って来るようだった。

ただ、主演のジェイミー・フォックスが“演技に魂を込め過ぎてる”ため、未だ“フツーの作品”におけるジェイミーと同一人物であることが「少し考えてみないと」繋がって来なかったりする(⌒〜⌒ι)

同じような“ドロドロした人間”を演じた『ドリームガールズ(2006)』ともまた、全く違う雰囲気を魅せてくれるジェイミー。
本作での熱演こそが、彼の俳優キャリアにとって、そこから先の“呪縛”となって行かないことを祈るばかりである。。

〜 こんなセリフもありました 〜

レイ「大事な話の時には、決まって俺をマリファナでハイにさせるんだな?」
  「このピアノはアート・テイタム? 話すには畏れ多い存在だよ」
  「耳が眼なんだ。この指で、この靴先で触れるものはみな音が違う」
  「受けが良くなければ喰えないんだ」
  「はっきり言ってくれ、俺の母のようにね」
  「“スタイルを変えて受けなくなる”のは怖い」
  「盲目の僕は、生き方が限られてる」
  「俺のハンデを哀れむな」
  「ニューヨークはサウンドの街だな」
  「俺たちとツアーに行かないか?」
  「何号室だ? 69か?」 ←兄貴! 最高ッス!(=^_^=)
  「俺に合わせて即興でやれ、行くぞ」
  「(収録し切れないから)2番をカットするだと? 君を(この場から)カットするぞ?」
  「俺の音楽は全て本物だ」
  「ヒットは簡単だ、だが出し続けるのは難しい」
  「差別のある会場ではやらない」
  「眼の見えない闇の恐怖も知らずに! 神に借りなんかない」

運転手「盲人の旅の面倒は見れん」
レイ「このバスに乗る権利は有る筈です」

ゴッシー「(マーリーンを)満たしてやれば、仕事もどんどん来るさ」

母「悲しんでる時間はないわ、誰も哀れんではくれない」
 「2度目までしか手を貸してはくれない、それが世の中よ」
 「世界中を旅したようね・・でもまだ弱いわ」

ビー「ゴスペルを編曲しないで!」
レイ「これが俺の音楽の原点なんだ・・これこそが(わき上がる)自然な感情なのさ」

レイ「父は家族を3つも持っていた」
ビー「あなたは家族を1つだけ作るの」

レイ「売ってくれ」
仲間「こいつはヘロインだ、マリファナとは訳が違うぜ・・ダメ人間になりたいのか?」
レイ「もうダメ人間さ」
仲間「じゃ、売ってやる・・快楽を楽しめ(Take a ride.)」

マーリーン「稼ぐには“投資”もしないと」

アーメット「小さな要求には小さな額で、大きな要求には大きな額で応えます」
     「良く身体を掻いているな? 症状が丸見えだぞ」

ビー「人の真似が出来るなら、自分の真似も出来るはずよ」
  「1つだけお願い・・“ツアーで起きたこと”を家に持ち込まないで、言い訳はいいの」

マージー「天才と身も心も1つになりたいの」
    「旅(=ツアー中)では私が奥さんでしょ?」
    「家族が大事ですって? バカな人! “麻薬と音楽と女”でとうに家族なんか棄ててるくせに」

ビー「ビバリーヒルズに引っ越しなんかしないわ、あなたの行動が問題なの」
レイ「せめて家では孤独にしないでくれ、君の助けが必要なんだ」
ビー「・・甘えないで」

ジェフ「奥さんから電話です」
レイ「忙しい、と言え」
ジェフ「・・ウソは嫌です」

※「見ろよ、膝が震えてる・・ありゃ“依存症”だ」
※「しかし演奏は最高だ」

レイ「“この業界では最高の利益を求めろ”と教えてくれたろ?」
アーメット「我々には対抗出来ない・・“シナトラを凌ぐ契約額”だからな」

クインシー「南部巡りは辛いぞ、未だに差別が色濃い」

ジェフ「ボスもいつかは運が尽きる」

ジョー「解決したか?」
レイ「心は暗いままだがな」

ハッカー医師「“有名人の依存患者”は君が初めてじゃない」

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