☆『3時10分、決断のとき』☆
2日(月曜)。休みの隙間+週始めってことで、絶妙に仕事場に架かって来る電話が多く、狙ってたほどにはラク出来なかった(←こら!) 「もうちと自分の仕事がしたかった」とか「肝心な事を何か忘れておるのでは?」とか思ったりもするが、まぁ過ぎた1日を悔やんでも仕方あるまい。
明日も休みだし・・ってことで、仕事帰りに職場近くのミニシアター“ソレイユ”で上映の始まった『3時10分、決断のとき』を観て来た☆ な〜んか野郎が多いなぁ(・ω・)・・と思ったら今日は月曜=メンズデーだったのね(×_×)
お1人だけ若い(?)女の子が開場待ちをしてたが・・彼氏と合流予定だったんやろか? もし「敢えてのメンズデー鑑賞」だったんなら、それはそれで天晴(あっぱれ)やと思うなぁ(=^_^=)
※
南北戦争で(狙撃兵とし)北軍に従軍、片脚に“名誉の負傷”を負った牧場主=ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は、地主=ホランダーに(遠回しながら)立ち退きを強要されるわ、長男ウィリアム(=ウィル)&妻アリスには軽蔑の眼で眺められるわ、政府からの戦傷補償金が198ドル36セントぽっちしか貰えないわ、次男マークは幼少時から病弱(結核)で薬代も高額だわ・・とまさに“切羽詰まった状況+夜逃げの危機”にさらされていた。
そんな中、立ち寄ったビズビーの町で、強盗22件&強奪総額40万ドルの大物賞金首=ベン・ウェイド(ラッセル・クロゥ)を明後日の午後3時10分に「コンテンション発、ユマ行」列車の囚人護送車両(1両目)に乗せる、と言う仕事に絡めるチャンスが舞い込む。その報酬は・・200ドル!
家族を救うため、ウェイドを護送する一行に志願し、加わるダンだが・・2日に渡る旅を続ける内、2人の間に“絆”のような感情が芽生え始める。
一方、捕まったボス(=ウェイド)を救出すべく、副官チャーリー(ベン・フォスター)を暫定リーダー(?)とした“荒くれ集団”もまたコンテンションの町を目指す。
また、父に「家を護れ」と言われた14歳のウィルは・・こっそり家を飛び出し、護送班の後をつける。父とは違う“強き男”ウェイドにほのかな憧れを抱きつつ・・
こうして彼らの運命は「2日後の3時10分」に向かって、勢い良く転がり始めるのだった・・
※
いや〜シブい! 予想してた「ガンアクション満載の能動的&能天気な西部劇」ってのとは全然テイストが違ってたが(⌒〜⌒ι) こう言う“異色ウェスタン”もたまには面白い。何だか『ブロークバック・マウンテン(2005)』を“フツーの西部劇”と思って観に行き、どぇりゃ〜衝撃を受けたあの日(←どの日?)を思い出す(=^_^=)
全篇を通じ「シリアス」で「緊張感が漂いまくる」トコや「如何にもバッドエンドな予感のする」トコは『ブレイブ(1997)』や『デッドマン(1995)』なんかを連想しちゃったりもするし・・(←2作ともジョニー・デップ作品やね)
ほか、主人公である「ダメ親父」が息子との距離感を測りかねてるトコなぞは『宇宙戦争(2005)』に似てたりも(・ω・)
しかし本作って『決断の3時10分(1957)』のリメイクらしい! オリジナル版がどんなテイストなのかは分からないが、忠実にリメイクしたんだとすれば、コレはモノ凄い脚本だと思う! 半世紀前でっせ!
今や「ハリウッドで石を投げればクリスチャン・ベールに当たる」とまで言われる(←言われねぇよ!)ベール君であるが、またまたイイ作品に食らい付いたモノだ、こん畜生!(=^_^=)
一方『ワールド・オヴ・ライズ(2008)』で“パシらせ屋”“安楽椅子型ブタ野郎”を好演してくれたラッセル氏も、ベテランの面目を保ってくれてた。
んでもラッセルはん、うかうかしてっと・・ジェラルド・バトラー氏辺りにイカれまっせ〜(=^_^=)
ロードムービーっぽい演出の中、1人また1人・・と同行者が“それぞれのキャラ造型に見合った”退場をして行く展開はなかなか良かった。
しっかし「タコ殴り⇒崖からポイ」ってのは、ホンマにびっくりだな〜も〜(×_×)
劇中のやり取りでウェイドを徹底的に(?)「稀代の女たらし」に描いてみせるんだが、そんな彼を(終盤で)圧倒してみせたのが、何気に“一見ダメダメ野郎”なダンだった。まさに彼こそが「人たらし」だったんや! と実感した。
最近では久々の(8月末に観た『96時間』以来か(=^_^=))「お気に入り作」ともなった本作だが、欲を言えば(緊張感が走りまくるドラマ故に)観ててちょっと疲れた(×_×) も少し編集なりをして短く仕上げて貰っても良かったかも知んない。
因みに、私的には“炭坑(?)のシーン”がやや「ダレ場」に感じた。
にしても、ジェームズ・マンゴールド監督・・『コップランド(1997)』の頃なんかは「どやねん、このおっさん!」と(失礼ながら)感じてしまったが・・作品が段々良くなってます! ぼちぼちアカデミー監督賞も狙えるかも知んないネ!
〜 こんなトコも 〜
♦一時的ながら「護送班」「ニセ護送班」「ウィル君」「ウェイドの手下ら」の4グループの行動が同時進行で描かれる。ここの演出は好きやったね。
♦終盤の「駅までの(直線?)距離」は約800メートル・・その立場だったら、メチャメチャ長い体感距離やろな(×_×)
♦副官チャーリーの視点で本作を追ったドラマってのも観てみたい。因みにウィキのベン・フォスターの紹介画像、めちゃ若い!
♦ウェイドの指図1つで“一命を取り留めた”あのキャラが、その後にウェイドのご機嫌1つで“ぶち殺される”展開には驚愕!
♦余り誰も取り上げてないが(・ω・) ピーター・フォンダの助演もなかなかに光ってた☆ しかし、彼が演じてる(バイロン・マッケルロイ役)と知ってたら、もっと感情移入して観たのに〜(=^_^=)
♦実際には「3時15分」ぐらいじゃなかったか? と思う(⌒〜⌒ι) そやし、運転士が(あの状況に)ビビって引き返したら、更に凄絶やったやろな。。
♦口笛で馬を呼び寄せるウェイド。あれは「すぐ逃げ出すから、ついて来いよ」と言う“フリ”ではないんか? とまで邪推しちまうワタシ(=^_^=)
♦女性キャラが2人しか出て来ないんだが・・それぞれに絶妙な立ち位置(絡み方)で面白い。
♦カットされたと思しきシーン⇒アリスが食器を片付けてて呟く・・「あら? フォークが1本足りないわ・・」(=^_^=)
♦貧乏そうな設定の割に、結構「所持弾丸数が無尽蔵っぽい」ダンさん。弾丸は安いんやろかね?
♦ワタシがダンだったら、取り敢えずウェイドを脅し衣服&帽子を(白⇒黒に)交換しといたと思う(=^_^=)
♦シチュエーションを「近代を舞台に、刑事と(犯罪)組織のボス」「現在を舞台に、人間とゾンビ」「未来を舞台に、(地球人)兵士と(凶悪)異星人」などに置き換え、本作を描いても面白いかも知んない(⌒〜⌒ι)
〜 こんなセリフもありました 〜
ベン「油断したな、トミー・・“犠牲は最小限に”が俺たちの掟だ」
「箴言(しんげん)13の3にこうある・・“沈黙を護りし者はその身を護る。語り過ぎたる者はその身を滅ぼす”と」
「痩せた女は嫌いじゃない・・瞳がグリーンならいい。・・グリーン以外も悪くない」 ←何でもエエんや(=^_^=)
「(俺の)その銃は呪われてる。扱いには気を付けろよ」
「“嘘つきだらけの町”だな、ここは」
「箴言21にこうある・・“人は自分の道を正しいと言うが、神こそが人の心を見通す”と」
「結婚前は美しかったんだろ? 俺がお前なら、アリスを幸せにしてやれるぞ」
「偽善者ぶるな。お前のそこが気に入らん」
「無抵抗な女子供を殺しても、神はあんたを赦すんだな?」
「生きてるこの世界の方が、よっぽど地獄だ」
「・・俺の母をバカにするな」
「俺は善意ってヤツが嫌いでな。親切は1度やり始めるとクセになる」
「ああ、カードでイカサマしてたあのクソ野郎か。“殺したこと”すら忘れてたよ」
「雨雲だ。ビズビーの方向だな」
「新婚用のスイートか・・何人の花嫁がこうして(ベッドから)天井を見上げたことだろうな」
「イエスと言え、ダン」
「人間なら誰でも命が惜しい・・分かったろ?」
「“根っからの悪人”でなきゃ、ボスは務まらないのさ・・坊や」
「懐中時計を握りしめても、時は止まらんさ」
「焦っても、ヘマをするだけだぞ」
ダン「半年後には、総てが巧く行くさ」
「ウンザリなんだよ・・貧乏にも、家族の“軽蔑の眼差し”にも」
「“これがあったお陰で良心を保てた”・・そう伝えてくれ」
「俺には“誇れるもの”が何もない」
ホランダー「俺の土地を流れてる川だ。せき止めようがどうしようが自由だろ?」
「間もなくこの地にも鉄道が通る。つまり、君らが邪魔なんだよ」
医師「見たか! シャベルで殴ってやった!」 ←後ろ〜! 後ろ〜!
ベン「“レッドビルの町”にいたことが?」
エマ「歌手だった・・思えば“人生の絶頂期”だったわ」
医師「弾が腹の中に」
バイロン「・・取り出せ」
医師「かなり痛みますよ?」
バイロン「・・初めてじゃないさ」
バイロン「お前さんは一体全体・・何の医者だ?」
医師「“言葉を話す患者”はあなたが初めてです」 ←本作唯一の笑い所か?(=^_^=)
ベン「何処へ向かうんだ?」
バイロン「コンテンションだ。“明後日のユマ行きの列車”にお前さんを乗せる」
ベン「はぐれても、そこに行きゃイイんだな?」
バイロン「俺と話したくないか? それとも俺が恐いか?」
ベン「あんたの話はつまらない。それだけだ」
ダン「何とかする」
ウィル「・・ウソだ」
ダン「その内、俺を理解する時が来るさ」
ウィル「理解なんかしたくないね」
ダン「ホランダーに掛け合うさ」
マーク「兄ちゃんは“撃ち殺せ”って」
アリス「“完済した”って言ったのはウソなのね?」
ダン「家族のための借金だ」
ダン「何を考えてる? ヤツは人殺しだぞ」
アリス「悪い人じゃないわ」
ダン「俺にはムリだと?」
アリス「彼は人殺しよ」
ダン「だからこそ、誰かが罪を償わせなきゃならないんだ」
アリス「でも何故、その役があなたでなければならないの?」
ベン「お前の1日の稼ぎは?」
ダン「2ドルだ」
ベン「では、2ドルやろう」
ダン「足りない。息子たちの分も貰いたい」
ベン「・・確かにそうだったな」
ダン「あと5ドルだ」
ベン「・・その理由は?」
ダン「俺を緊張させた」
ベン「“欲しい物を手に入れる”のが男だろ?」
ダン「俺は真面目に働くさ」
ベン「結構なことだが、そんな生き方で稼げてるのか?」
ダン「何のために彼らは死んだ?」
ベン「あいつらか・・ただの“アリのエサ”さ」
ダン「俺は頑固じゃない」
ベン「何故それを・・今、ここで、俺に言う?」
ダン「分からない・・ただ“頑固じゃない”ってことだけは分かって貰いたくてな」
ベン「・・・」
チャーリー「お前が(ボスの)代わりを務めるだと? ボスの恩を忘れたか!」
「バカ! 黒い帽子は撃つな!」
※「探鉱者を乗せた駅馬車を爆破したってウワサは本当か?」
ベン「そいつはデマだな・・正しくは列車さ」
※「・・・」
※「相手は3人だ」
※「お前の仲間か?」
ベン「(俺の手下なら)もっと腕利きだ」
ウィル「あんたにも良心があるんだろ?」
ベン「ないね。銃があれば、躊躇いなく君を殺してた」


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