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2014年11月 3日 (月)

☆『イントゥ・ザ・ストーム』☆

今を去る事・・かなり前( ×_× )

8月31日(日曜)の夜、ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”で鑑賞したのは、某自然災害を描いた特撮パニック作『イントゥ・ザ・ストーム』だった。

監督(製作陣)にも出演陣にも、さほど食指を動かされる印象の作品では決してなかったんだが「ムーヴィー系アプリで、意外にも評価の高かった事」「最新の“竜巻CG”を確認しときたかった事」により、観に行く事を決意。

竜巻登場のシチュエーションと言えば『ツイスター(1996)』『ディ・アフター・トゥモロー(2004)』『ハンコック(2008)』『マン・オヴ・スティール(2013)』ぐらいしか思いつかないんだが、たぶん“日進月歩”なハリウッド・ワールドの事だし、きっとものすごい描写になるんだろう! と期待にドキをムネムネさせながら観てみたら・・見どころは「映像」と言うよか「群像劇風なドラマ展開」なのだった(=^_^=)

6月16日。
合衆国内では、暴風による甚大な被害が5州14郡にまたがり拡散していた。

・・

南西部の州に位置する田舎町=シルバートンでは、地元校(シルバートン高校)の卒業式を控え、ゲイリー教頭が入念な準備を行っていた。

妻を亡くして久しい彼には2人の息子がおり、17歳の長男=ドニーは(3台のカメラで)式の全体撮影を父に命じられるが、憧れの女生徒=ケイトリン・ジョンストンの研究レポートの手伝いを優先し、撮影は弟=トレイに任せ、彼女とガーナーの製紙工場(廃工場)に出かけてしまう。

・・

3ヶ月もの間、大陸内で竜巻を追い続けていたピート・ムーア隊長率いる“竜巻ハンターチーム”は、特殊装甲車『タイタス』を駆り、巨大竜巻を撮影すべくシルバートンに向かっていた。
スポンサー企業に見放された事もあり、彼らにとってこの追跡は「起死回生のチャンス」だった。

・・

スリルを求め続ける“冒険バカ”兄弟(?)=ドンクとリービスは、これまでのYouTube再生記録(302回)をはるかに凌ぐ「再生100万回」動画の撮影を狙い、これまたシルバートンへと急ぐ。

それぞれに事情を抱えた人々がシルバートンに集結する中、彼らを嘲笑うかのように、前代未聞なモンスター竜巻が神出鬼没な動きで町に襲いかかるのだった・・!

“竜巻”をネタの中心に据え、翻弄される人々を描いた群像劇なんだが、どのキャラにしても面識がなく「誰が生き残るのか分からない」スリルが高められていた。また、どのキャラも「主役足り得るまでの存在感は持たされてない」って印象があり、ある種『ファイナル・デスティネーション(2000)』シリーズを観た時のような“不必要なまでの不安感”を煽られてしまった気がする(⌒〜⌒ι) まぁ、そこまで「“退場”しまくる系」ではなかったんだけど。

ストーム・チェイサー(=竜巻追っ掛け隊)が大きく物語に関わってる辺り、どうしても『ツイスター』と比較せざるを得ないんだが、あちらでは「市民のドラマ」に殆ど(?)手がつけられておらず、本作の方がより「万人向けな仕上がり」に思える。

一方で『ツイスター』で衝撃を受けた「ドライヴシアターに於ける、唐突な『シャイニング(1980)』の1シーン」「コミカルに(?)のんびりと(?)回転する牛」などの“インパクトに溢れつつもクレバーな映像群”は実現出来てなかったように感じた。もう少し「本作ならでは!!」な映像演出を練り込んで(巻き込んで?)欲しかったモノである。

〜 こんなトコも 〜

・本作のヒロイン=アリソンは気象研究者。『ツイスター』でヒロイン役を演じたヘレン・ハントさんよりは魅力的な女優さんだったかな。
・「それが起こる」前後の校内の動きを『エレファント(2003)』と比べてもみたい。
・特に高校のシーンで、校内各所に設置されたカメラの映像で「竜巻接近の臨場感」を描く手法は『クロニクル(2012)』っぽくてクレバーだ!
・ゲイリー教頭は40歳の設定。(ティーンエイジャーの息子を2人も持つ)彼が「年下である事」は極めて衝撃的である( ×_× )
・シルバートン高校のトム・ウオーカー校長はオ※マ大統領的な風貌のしとだった。
・ヒロインを巻き上げんとした次の瞬間、唐突に“消失”する竜巻の不気味さはなかなか。意思を持って「人々を弄んでる」ようにも映る。
・終盤では、エリア内の空港が襲撃を受けるんだが、何とも「とってつけたような映像」だった(セリフもなく、人物も映されず)。余った製作費で付け足したんやろか?
・竜巻に巻き上げられ、雲の上の高度にまで達する『タイタス』・・『功夫ハッスル(2004)』を観終えた直後だと、誰もが「ありえね〜!」と心の中で叫ぶんじゃなかろうか。
・劇中で最も生真面目な撮影スタッフの若者が、最も惨たらしく“退場”して行った。『ボルケーノ(1997)』でも、最も勇敢な人物が、最も惨たらしく“退場”して行かはったなぁ・・
・父親が息子を必死で助けようとするシーンには泣かされた(⌒〜⌒ι)
・『ハッとしてキャット』は、ホンマに実在する絵本だそうだ。映像化(2003)もされてるそうで(←日本では「DVDスルー」)。
・炎の柱と化した竜巻に巻き上げられる某キャラの、全身を炎に包まれた姿を眺めてると、格闘ゲーム『ストリート・ファイター2(1991)』で“ヨガファイヤー”等にやられた際の描写を思い出す。。
・思わず、反射的に危機に陥った生徒らを助けてしまうピート隊長。『超高速! 参勤交代』に於ける段蔵(演:伊原剛志)を連想してしまったのは、ワタシだけではないはず(=^_^=)
・『ミスト(2007)』同様、警察も軍隊も全く当てにならなかった劇中世界。
・『タイタス』の設計担当は、若干“バットモービル(←ノーラン監督版「3部作」)の造形”を意識したんやろか?
・命がけで撮影された「あの映像群」は無事に発見・回収されるのか? それも「再生可能な状態」で。
・「アホキャラ」の生命力、高し!
・教会に残った、あの黒人スタッフは無事だったのか?
・アリソンの旦那とは? あのしと?
・少なくとも『パーフェクト・ストーム(2000)』よりは随分と“後味”が良かった(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

ドニー「父さんは無視か文句ばかりだ」
   「もう僕に未来はない。
    未来がないなら、過去の話を」
   「弟よ、悔いのないように生きろ。
    終わりはいつか必ず来る・・こう言う事だ」
   「家族がこうして一緒にいる。それが1番さ」

トレイ「喰い付け(Take a swing.)」
   「待ってってば!(Relax.)」

ピート「台風は無口だ」
   「大事なのは勘だ」
   「今日来るか? さぁな、竜巻に訊け」
   「竜巻に次などないさ」
   「何処のアホだ?」
   「早くしろ(Get a Minutes.)」
   「こんな嵐をずっと求めてた。俺を失望させるな」
   「撮り続けろ!」
   「このデータを後世の役に立てろ!」
   「よし・・タイタス対竜巻だ」

アリソン「いずれにせよ、必要なのは運だわ」
    「停めて!(Pull over!)」
    「撮影してなきゃ、彼は生きてたわ。
     こんなハズじゃなかった」
    「竜巻を追いかけ続けたのは、
     “何かを変えたかったから”なのかも」

ゲイリー「(車に)乗れ!(Get in!)」
    「2人共、大切な息子だ
    「警報は鳴らない。このままじゃ高校は全滅だ」
    「全員、ここで死ぬぞ!」
    「撮ってないでバスに乗れ!」
    「頑張れ(Hang on!)」
    「掴まれ!(Hold on!)」

ジェイコヴ「彼女に賭ける(Moneys on her.)」

リービス「お前のルックスは“10段階で5”ってとこだ」

ドンク「呑もうぜ、ゾンビ映画に出て来る町みたいに」

トッド「未来より、今の毎日を大切にしたい」

チェスター「極限の状況下では(?)、普通の人間が活躍するものだ」

ゲイリー「ナイフはあるか?」
トレイ「持ってるけど、誤解しないで」
ゲイリー「・・後で話し合おう」

ドンク「職業を間違えた」
リービス「お前、無職だろ」

ゲイリー「母親が死んで、親子関係を見失った」
アリソン「だったら見つけましょう」

アリソン「外はまだ危ないわ」
ゲイリー「(しかし、もしこれが)君の娘なら?」

ピート「助けが必要だろ?」
アリソン「そう。例え“嫌いな人”でもね」

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