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2014年10月26日 (日)

☆『恐怖の報酬(1953)』☆

案の定「録り溜め」してるムーヴィー関係が増えて来たもんで、

1.ブルーレイディスクにどんどんダビングし、本体HDDから消去する事で空き容量を確保する
2.空き時間にどんどん観て行き、(鑑賞後に)消去してゆく事で(本体HDDの)空き容量を確保する

のどちらかを選択しなければならない事態となって来ている。
で、私的には「5倍モードで録画」「BSP(プレミアム)で放送された作品(=CMなし)」「保存を前提に録画した作品」であれば、上記「1」の対象とし、
「15倍モードで録画」「BSP以外の放送(=CM入り)」「保存を前提としてない作品」であれば、上記「2」の対象としている。

今回は「2」に該当する録画群の中で、前々から興味のあった1作『恐怖の報酬』を観たのだった(3月14日に民放でオンエアされた)。

随分と昔「ラストのオチがスゴい!」と某メルマガでレビューを読んだ記憶があり“核心の部分”もボンヤリとながら知ってしまってた本作だが、やっぱり自身でちゃんと観た上で解釈したいな、と前々から考えていた。

「モノクロ作品」「日本語吹替え版」「CMカットあり」・・とかなりスペック的に“残念っぽさげ”な作品なんだが、コレがなかなかに面白かった! シチュエーションを現代風にリビルドすれば、充分に面白い作品に仕上がりそうな気がする! って言うか、そんな作品を思い出したりもしたワケだが(=^_^=)

舞台は南米の場末の町(ベネズエラのラス・ピエドラス)。
仕事が見つからず、新天地でやり直そうにもその資金もなく、日々自堕落に暮らす移民らの中にマリオ(イヴ・モンタン)の姿があった。
兄弟分のルイージと酒を呑みながら愚痴ったりしてた所に、同じフランス出身のジョーが町にやって来る。

ちょいと凄みのあるジョーはマリオを気に入り、ジョーの出現により、マリオとルイージの友情は少し微妙な雰囲気となる。

そんなある日、500キロ離れた油田で大火災が発生したとの知らせが町に入る。その火勢から、石油会社はまとまった量のニトログリセリンを(現場で)炸裂させ、その爆風で一気に消火しようと画策する。

そのため、町ではトラックでニトロを火災現場まで運ばせる“命知らずな漢(をとこ)ら”を募集する。要員は4人、報酬は1人2000ドル。2人で1組のペアとなり、2台のトラックで500リットル(=0.5トン)ずつのニトロを運搬するのだ(トラックは30分間隔で出発)(トラックはタダで貸して貰える←そらそや!)。

破格の報酬だったが、旧式のトラックには安全装置など搭載されておらず、殆ど舗装路のない500キロの行程を走破する事は“アルティメイタムかつマキシマムにリスキーな仕事”である。

名乗りを上げ、結果的に選ばれたのはマリオ、ルイージ、ジョー、ビンバの4人(←4人共が余所者)。

狭路、悪路、転回困難なカーブ・・様々な障がいが2台のトラックを待ち受ける。
果たして、彼らは500キロ先の油田に無事、辿り着けるのだろうか??

物語が動きだすまでの序盤20分ほどの展開が(正直)ダラけてて「イマイチやな〜」と思ってたが、いざ2台のトラックが走り始めるや、それまでのテンポの悪さは吹っ飛び(←本作では“禁句”です)、そこからはノンストップ的にムチャクチャ面白くなっていった! 何だか『ユージュアル・サスペクツ(1995)』や『プレデター(1987)』を想起させる、観客(視聴者)の忍耐力を試すような脚本ではある(⌒〜⌒ι)

主演のイヴ・モンタンと言えば「シャンソン唄ってるしと?」って印象が強く、シャンソンと言えば『枯葉』ぐらいしかパッと思い付かないワケであるが・・ ワイルドな雰囲気で良かった。ご尊顔的には“メル・ギブソン、トム・ベレンジャー、トーマス・ヘイデン・チャーチ系”ってトコやろか。

ラストは「聞いてた(=知ってしまってた)通り」なんだけど、それ以上に「500リットル相当のニトロが炸裂するシーン」の唐突さに激しく驚かされた(←爆発しちゃった原因は結局、良く分からず)。

“死とは、かように唐突に訪れるものである” ・・と何処の誰が言ったのかは分かんないが、とにかくはそんな感じ(←どんな感じだよ)

後年の作品にも、多大な影響を与えたっぽい本作。モノクロなんだけど、機会があれば是非、大画面+サラウンド仕様で観てみたいトコである(・ω・) ←名作であればあるほど“5.1チャンネル・リマスタリング化”は実現し得るものと思われる。

〜 こんなトコも 〜

・メインキャストの名が「マリオ&ルイージ」なトコにかなりな好感を覚える!(=^_^=) もう1組も「ジョー&カーロス」「ジョー&ホセ」とかに出来なかったんやろか(←出来るかい)
・2組に分かれ目的地に向かうトコは『アルマゲドン(1998)』、ニトロを運んだが故に受難しちゃうトコは『ヴァーティカル・リミット(2000)』、親分肌のおっさん(ジョー)が出て来るも、結局は同行するトコは『フル・モンティ(1997)』、ラスト(崖オチ)は『ユニバーサル・ソルジャー(1992)』『激突!(1971)』にそれぞれ似てる。
・帰りってば「Uターンポイントである木製の橋」が崩れてしまったので、結局そこから先に進めなかったんでは?
・唐突な「FiN」の表示がすごい!
・最期の「某遺体の御尊顔」は、敢えて映さずとも良かったか?
・“後味の悪さ”は半端ない。おフランス作品で言えば『アレックス(2002)』に負けてないレベルである。
・携帯電話は当然の事、無線機すら「設定にない」作品世界だったんやね。。
・「ボトル1本分」のニトロで5トンサイズの岩が木っ端微塵に! それが500キロだとどうなるのか、、(⌒〜⌒ι) 確かに「轍のみ残し、地上から消え失せる」ワケですな。。
・当初、4人のメンバーにジョーは選ばれてなかった。集合時間になっても現れなかった「もう1人の運転手」の運命がやたらと気になる(⌒〜⌒ι) ←ジョーに「何かされちゃった」可能性大。
・「(町に戻れば)待ってくれてる女性がいる」と考えたら、もっと慎重な運転にもなるだろうに・・
・得意満面の表情でトラックのハンドルを荒っぽく操作する「帰路のあのしと」を眺めてて『ミッション:インポッシブル(1996)』で“ラングレー攻略”を果たした直後のジャン・レノ(クルーガー役)の“得意顔”を思い出したっけ(=^_^=)

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2014年10月23日 (木)

☆“月イチ更新状態”にまで成り下がっちゃってる近況について少し☆

確かに、ブログ更新をサボっとる最近です( ×_× )

劇場には「そこそこに」脚を運んでるんだけど、なかなか記事をまとめる“固まった時間”が取れず・・
と言うか、集中力が持続しません、、 またでも、ぼちぼちとやってゆくつもりです。

そう考えると「情報の“温かい”内に発信出来る」Twitterってホンマに手軽でラクですなぁ・・(⌒〜⌒ι)

そんなワケで、日記っぽく「近況」の幾つかだけ(?)を箇条書きで書いてみます。

・iPhone(アイフォ〜ン)を最新機種に買替え

これまで約2年間、iPhone5を愛用して来たが、いよいよ最新(後継)機種であるiPhone6に買替え。それもiPhone史上最大級のサイズとされる「6plus」をチョイスした次第。

本体のデカい分、Retina(レティーナ)液晶もまた大きく、美麗かつ繊細で素晴らしいワケなんだが・・「気軽に持って歩く」のが億劫になってもしまう(⌒〜⌒ι) そんなワケで仕事中など、これまで「シャツの胸ポッケに入れっぱなすスタイル」だったのが、カバンに片付けとく機会が増えた。

で、それによってメール着信なんかがリアルタイムで分からず、、 そうなると(どうなると?)来春には林檎商店の思惑通り(?)「林檎腕時計」を購入する事になるのかも知んない。

併せ「純正のレザーケース(赤)」を購入したが、(本体との)フィット感や手触りがすこぶる良い印象! その半面、価格の高い事と、背面のカラーリング(ゴールド)が全面的に隠れてしまうのが残念ではある。

機能としては「Touch ID(ホームボタンの指紋認証)←いずれノートPCのトラックパッドにも同様の機能が搭載されるんやろか?」や「スローモーション撮影」が気に入った。容量も「128ギガバイトモデル」を選択したので、ハッキリ言って「母艦であるノートPCと、何ら変わらない記憶容量」になってしまった(⌒〜⌒ι)

尚、直後に家人の買替えしたのがiPhone6。こちらは、前々機であるiPhone4の「旧端末回収プラン」をセットし、毎月の支払額を抑えるチョイスをしたようだ。

ワタシも、旧端末であるiPhone5をこの「回収プラン」で放出すれば、今後の料金負担をかなり軽減出来るワケだが・・「何だか勿体無い」気がして手を着けられないでいる。

家庭内Wi-Fiで使える「iPod touch」と考えたら、活用できる可能性は無限に(?)広がるワケなんだけど、今のトコ「寝かしてるだけ」の状態だったりするんだよなぁ(⌒〜⌒ι)

・愛車(スバル・フォレスター)のフロントガラスが損傷

先月下旬。和歌山方面に向かって、深夜に阪神高速を走行中「ピシッ!」だか「パシッ!」だかの異音が車内に短く響いた。観れば、フロントガラスのほぼ中心部(目立つトコ)に円形のヒビが走ってるではないか!

「何処かから落ちて来た水滴が、たまたま付着したんだろう。そうだ、そうに違いない」と自身に信じ込ませようとしたんだが・・その後、どんだけ距離を走っても“それ”の消える気配がないため、とうとう「飛び石によってガラスにキズが入ったんだ」と認めざるを得なくなってしまった。

しかしアレだ。運転歴が20年近くにもなるんだけど「フロントガラスの破損」ってのは初めてのケースである。「走る時間とか、走るコースとか、走る車線がちょっとでも異なってたら・・被害を避けられたかも知んない」と後悔してみたんだが、起こった事は仕方がない。

で、後日ディーラーに持って行き、修繕して貰った。
見積りを訊くと・・

・フロントガラス交換 → 10万円以上の負担
・ガラスの補修 → 1万6千円の負担

との事で、迷わず後者を選んだ。

簡易な修復でどこまで目立たなくなるのか、かなり不信感はあったんだが・・出来上がってみると、なかなか良い仕上がりだった(=^_^=) どうしても補修した箇所は気象条件等によって経年劣化してゆくそうだが、それは車体のゴム・樹脂・ウレタンパーツ等についても言える事なんだし、まぁ仕方ないかなと割り切って考える事とした。

それよりもまず「購入から1年半近くが経つのに、まだ1万キロちょっとしか走ってないし、潜在能力(280馬力)を全く引き出せてない」カーライフの現状こそが問題なのかも知んない( ×_× )

・最強の電波ソーラー時計が壊れる

2009年の春から、4年ほど香川県・高松市内で暮らしたんだが、その頃に購入したのがカジュアルにもフォーマルにも使える、シチズン(CITIZEN)製の最強の電波ソーラー時計「レグノ(REGUNO)」だった。これがすこぶる便利で「時刻調整はむろん不要、日付窓付き、防水仕様、軽くて頑丈」と悪いトコが見当たらないほどの優れた腕時計だった。
唯一の難点を挙げるとすれば「針の夜光塗料の蓄光性能が低いため、暗所ですぐ時間が判別出来なくなる」って事ぐらいだったろうか。

それが今夏、急に動かなくなってしまった。文字盤にたっぷり太陽光を当てても全く動き出す気配がない。
で、ネットで調べてみたら「内蔵されてる2次電池の寿命」の可能性の高い事が分かった。

先日、ご近所のショッピングモール内の時計店に修理見積もりに出したんだが「メーカー修理扱い」となるそうで、料金も1万円〜1万5千円程度を覚悟しておかなければならないらしい。

購入価格が確か1万5千円〜2万円ぐらいだったと記憶しており、あまずぅんで価格チェックしたら1万3千円程度まで価格が下がってたりもする。

お気に入りを直して使い続けるか、買い直すか」・・ 両者に「価格差が余りない」とすれば、実に悩ましいトコである。

・ノートPCのOSをアップデートしてみた

Macのオペレーションシステム(OS)が、近年「無償で提供されてる」事に、かの企業の余裕を感じ、微笑ましく思っている。

先代の「OS X Mavericks(マーヴェリックス)=Ver.10.9」から始まり、この度リリースされた「OS X Yosemite(ヨセミテ)=Ver.10.10」もまた無料である。インストールするのにSSD(ソリッド・ステート・ドライヴ)の空き容量が“5.16ギガバイト”も必要となる事には驚かされたが、見た目がシンプルになった印象で、初めてMacを使い始めた頃の「OS7.5(←日本語版は“漢字Talk 7.5”なる珍奇な呼称)」辺りの「飾り気のなさ」を想起させる。

まだ余り使いこなせてる感はないんだが、Mavericksとさほど操作感の変わるワケでもなし、使えなくなったアプリケーションも見当たらなさそうなので、すんなりと精神的な(?)移行が出来そうに思う。

ただ「ユーザ辞書」がリセットされてしまい、これまで登録して来た“単語と変換”が消失してしまった。こうやって記事を書いてても、優先的に変換される事で便利に感じてた単語が幾つもあるので、それらを思い出しつつ、その都度“再登録作業”を進めてる次第である。

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