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2014年7月13日 (日)

☆『300/帝國の進撃【2D字幕版】』☆

これまた、古い記事となり誠に恐縮であります(×_×)

6月22日(日)の夕刻。
ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”で観て来たのは、前作に於ける衝撃的な(でも誰もが“観る前”から分かってる)エンディング以降の展開が(うっすらとながら)気になってた『300(2007)』の続編『300/帝國の進撃』である。

ヴィジュアル面での“凄まじさ”って部分に限っては、前作で既に「完成の域」に達してたように感じたんだが、前作が(良くも悪くも)“断片的な描かれ方をしてた”ため(鑑賞当時は気にならなかったが、良く考えたらそうだった)、その辺りを「補完」する意味では、続編製作の意義はあったように思う。

半世紀にも及ぶ、アケメネス朝ペルシアによるギリシア遠征「ペルシア戦争(紀元前499〜449年)」に材を取り、描いたシリーズの第2弾。

・・

紀元前480年8月。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)率いる300人の親衛隊が、山岳と荒海に挟まれた街道「灼熱の門(Hot Gate)」でクセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)率いるペルシア帝国の100万の「不死の部隊」を迎え撃ち、両軍は激突する。

わずか300人ながらも奮戦し、クセルクセス王を驚愕させるスパルタ軍の精鋭ら。しかし遂にレオニダスは倒れ、スパルタ軍もまた玉砕してしまう・・ 「テルモピュライの戦い」

・・

ほぼ同じ頃、エウボイア北岸(ギリシア東部)を舞台に、テミストクレス将軍(サリヴァン・ステイプルトン)の統率するアテナイ海軍(300隻)と、アルテミシア(エヴァ・グリーン)が海軍司令を務めるペルシア艦隊(数千隻)がエーゲ海で激突する・・ 「アルテミシオンの海戦」

アルテミシアはギリシア人の血を引く孤児だったが、武勲によりダレイオス王に“養女”として迎え入れられる。彼女は、父たる王の死に際し、悲観に暮れる義兄・クセルクセスに“復讐”の感情を植え付け、彼が「神王」とし生まれ変わる(?)きっかけを造った人物でもあった。

艦隊の規模では圧倒的に不利なアテナイ海軍。スパルタ王妃・ゴルゴ(レナ・ヘディ)を筆頭に、近隣諸国に対し援軍を要請するアテナイだが、なかなか“ギリシア連合軍”としてのまとまった兵力に欠いていた。

そんな中、テミストクレスは知略を尽くした戦術で、ペルシア艦隊に立ち向かわざるを得なくなる。

歴史的背景が、前作以上に複雑な印象なので(⌒〜⌒ι) ウ※キペディアで(慎重に)確認しつつの記事作成。。にしても「アルテミシオンの海戦」で調べたトコロ、ペルシア艦隊の指揮官とし名の挙げられていたのは「アリアビグネス」「プレクサスペス」「メガバゾス」「アカイメネス」なる4人だったが・・お前ら、誰1人、本作で登場してねぇじゃん! みたいな(・ω・)

因みに、本作ではアルテミシアが総司令として君臨し、その下に「バンダリ将軍」「カシャニ将軍」と言った“悲しい末路の透けて見える”指揮官が「線香花火」の如く、短い生命を散らして行くのだった(×_×)

元々の出来事が古過ぎる故(?)、色々と“演出のやりよう”もあったんだろうけど、実際には「ダレイオス王の戦死(テミストクレスの矢)」「アルテミシアの半生」「神格化を遂げるクセルクセス」とか、、結構ハデ&やりたい放題に演出しちゃってた感がアリアリ。
それを持ってしても、前作の放った「強烈なインパクト」には遠く及ばなかったんだけど、、

私的には「前作と同時進行の物語」だった点に対しては素直に高評価を与えたいトコなんだが、一方で「『0(無)から1』の世界観(テイスト)を造り上げた前作のインパクトに比べ、総てが“大人しくて想定内”であり、総じてもの足りなかった」「主人公の率いる軍勢が“理知的”であり“狂ってなかった”点で面白味に欠けてた」「それ故、主人公らに“悲壮さ”“鮮烈さ”が殆ど漂ってなかった」と感じてしまった次第。

その辺りも考慮した結果、ザック・スナイダー(前作の監督)自身は「メガホンを執らぬ決意」を下したんやろか?(今回は脚本・製作のみで、ノーム・ムーロと言うしとが監督)・・とまで邪推してしまいそうになるワタシ。

サントロ様の存在感もすっかり後退しちゃってたし、何とも「残念」な仕上りでございました。

〜 こんなトコも 〜

・ちゃんとジェラルド・バトラーが登場してくれ、嬉しかった。まぁでも、映像群は「前作からの流用」やろかね。
・調子づいて(?)、このままの勢いで3作目も製作されそな気がするが・・観に行くかどうかは微妙やねぇ。
・クセルクセス王の「変貌」に至る経緯が描かれてて、良かった。決して最初から“あんな容姿”じゃなかったんやね。。 にしても、いきなり身長が伸びたもんですなぁ。
・本作の定義では「神となる=全身の体毛が1本も無くなる」って事らしい(×_×) ・・困った(いや、お前が困らんでも)
・密かに期待してた“奇抜な巨大動物(ゾウ、サイ)”や“珍奇な兵士(例:両腕が刃物になってるデブ男)”なんかは出て来なかった。
・海中に“奇妙な肉食魚”がいっぱい泳いでたが、アレは“夢の中のクリーチャー”だったんやろかね。「実在する生き物」を思い浮かべたのかどうか、が良く分からん(・ω・)
・エヴァ様のおっぱいが拝めるんだけど、あまし興奮しなかった(×_×)
・中盤に於ける、某船室での「荒々しいセク〜スシーン」は「本作の品質をただただ下げている」だけにしか思えなかった。
・ゴルゴ王妃が、やたらと果敢かつ強かった! そないに先陣切らんでも、、
・「せむし野郎(トラキスのエフィアルテス)」と「息子戦士」のその後が気になる。
・賢いし、度胸もあるし、強かったけど・・アクのなかった主人公。
・エヴァ・グリーン+ジョシュ・ブローリンの共演で『未来惑星ザルドス(1974)』のリメイクを製作してくれたら観てみたいかも!
・「キムメリオスの布」ってどんな布なんだいっ?
・(洞窟から戻った時)側近が総て殺され、いなくなってた事を、クセルクセスはどう解釈したんやろ?
・性行為を「怒りと汗ばむ肉体の悦楽」と言い換えると、確かに“何となく文学的な響き”が・・(⌒〜⌒ι)
・「2刀流」で戦ってたアルテミシア。剣技としては圧倒的に有利だと思われるが・・
・「アルテミシアvsゴルゴ王妃」ちぅ一騎討ちも観てみたかった。
・船上から騎馬状態で飛び出す・・と言う作戦は確かに意表をついてて素晴らしい!(直前まで、船倉で興奮しとったんやろかね)
・本作で最高に素晴らしかった映像はエンディング! エンドロールの背景で、幾つかのハイライトシーンが「影絵調で再現」されるんだが、これらが素晴らしかった!

〜 こんなセリフも 〜

テミストクレス「暴君との話合い等、成功するものか」
       「農兵には良く喰わせてやれ。だが酒は止せ。
        そして剣の訓練を」
       「心を強く持て。魂の声を聞け。
        今こそ我等の勇気が試される」
       「もし戦いの中で、迷いや諦めの気持ちが生じたら、
        隣で戦う仲間を観ろ。其れが戦う理由だ」
       「全力で、仲間の為に、家族の為に、
        そして祖国ギリシアの為に戦え!」
       「是だけは忘れるな。初陣(ういじん)で死ぬなよ」
       「舳先は強いが、横っ腹は弱いぞ」
       「攻撃!(Attack!)」
       「スパルタ軍が加わる迄は持たせなければ」
       「かかれ!(Now!)」
       「息子を叱るな」
       「其の怒りは敵に取っておけ」
       「初めからそう言え」
       「家族を持つ暇など無かった」
       「我が情熱は“お前に勝つ事”に注いで来た」
       「次は全力で襲って来るぞ」
       「船を棄てろ! 海に飛び込め!」
       「明日は倍の力で戦え」
       「父の魂が付いているぞ」
       「“喜んで友の死を受け容れている”とでも?」
       「アテナイの力を知らしめよ」
       「彼らの死が皆を1ツにする」
       「アテナイは屈せず!」
       「服従より自由の為の死を!」
       「お前の父は“立派な戦士になった”と」
       「もはやどんな作戦も奇策も無い」
       「是でようやく剣を置ける
       「退路の無い事は分かっている」
       「全力で戦え! 栄光を掴め!」
       「今こそ、いざ地獄へ!」

アテナイ人「我等は農民の集まりだ」

スパルタ人「我等は余所者を嫌う」
     「敬愛される為に偉業を成せ」
     「戦場で死ぬのは祖国の為」

ゴルゴ「此処は最強戦士の生まれる地」

アルテミシア「静かに!(Silence!)」
      「生れはギリシアだが、心はペルシア人」
      「是が“ギリシア名物”の荒天か」
      「訊こうではないか(Tell me.)」
      「黙れ!(Enough!)」
      「敗北はうんざり」
      「“私の視線を逸らさぬ者”は好かぬ」
      「敗戦にではなく、お前達に失望した」
      「何故、勝てぬ?」
      「今夜は殺さぬ」
      「セ※クスより上手ね」

ダレイオス「卑しいギリシア人等放っておけ」

副官「戦え、我が息子よ(Fight on,Boy.)」

アルテミシア「其方は“最強の戦士”とか」
戦士「そう言う貴女は“東海の売女”とか」

アルテミシア「直ぐに片付く保証は?」
バンダリ「此の生命にかけて」 ←言っちゃったね、、

バンダリ「我々の負けです」
アルテミシア「負けたのはお前さ」

若者「擦り傷です」
テミストクレス「よし、信じよう」

アルテミシア「船にも、貴殿にも感服した」
テミストクレス「そちらこそ、お優しい」

アルテミシア「10年前の戦いでは、
       多くの奇跡を起こしたと聞いている」
テミストクレス「しかし、噂とは大袈裟に伝わるもの

アルテミシア「仲間にならぬか(Join me.)」
テミストクレス「断わる(No.)」

アルテミシア「“無条件の自由”を与えよう」
テミストクレス「断わる」

クセルクセス「神王(God King)である此の私に指図を?」
アルテミシア「“安全な玉座”から黙って見物してるがいいわ」

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コメント

陸から海へと闘いの場が変わりましたが
意外と見ごたえありました。
主人公は幾分地味目でしたが、その分エヴァ姐さんのサービスっぷりに
かなり得した気分になりました(笑)

投稿: ituka | 2014年7月17日 (木) 00時13分

確か前作の時もコメントさせて頂いた記憶がございますが、未見のまま続編にもコメさせて頂く無礼をお許しください。

>ウ※キペディアで(慎重に)確認しつつの記事作成

さすがのTiM3さんにもそういうことがあるのですね・・・いえ、しかし日ごろの“背景をしっかりと分析された緻密なレヴュー”はそういう御努力の賜でもあったわけなのですね。

>このままの勢いで3作目も製作されそな気がするが

そうなのですよね、、、最近やたらと第二弾、三弾、と続くのが多いですね。今日も出勤途中にデデ~ンと大きく『トランスフォーマー / ロストエイジ』のポスターが貼られているのを見ました。4作目、ですよね。

もう着いて行けませ~ん。(涙)


投稿: ぺろんぱ | 2014年7月17日 (木) 19時59分

itukaさん、どもです! ←「ドモデス」とカタカナ表記すると、本作の登場キャラみたいな響きを帯びて来ますね(=^_^=)

>陸から海へと闘いの場が変わりましたが
>意外と見ごたえありました。

中盤の交渉シーンで、いきなし「本番行為」がおっ始まるトコに驚愕しました(=^_^=) 「デート向き」やおまへんなぁ、、(苦笑)

>主人公は幾分地味目でしたが、その分エヴァ姐さんのサービスっぷり
>にかなり得した気分になりました(笑)

『カジノ・ロワイヤル』ではぜんぜん魅力的に感じませんでしたが、幾分かは個性が発揮され始めましたね! 早いトコ、さらなる妖婉さをまとって「シャーロット・ランプリング様度」を高めて欲しいです(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2014年7月19日 (土) 16時20分

ぺろんぱさん、こんにちはです(=^_^=)
連休初日は「宿酔い+寝溜め」でこのまま終わっちゃそうです(×_×)

>確か前作の時もコメントさせて頂いた記憶がございますが、
>未見のまま続編にもコメさせて頂く無礼をお許しください。

どうぞどうぞ!

>そういうことがあるのですね・・・いえ、
>しかし日ごろの“背景をしっかりと分析された緻密なレヴュー”は
>そういう御努力の賜でもあったわけなのですね。

あ、ネットを駆使してるのが(改めて)バレました(⌒〜⌒ι)
家の書架に塩野七生さんとか荒俣宏さんの著作があるワケでもなし・・です(苦笑)

>そうなのですよね、、、最近やたらと第二弾、三弾、と続くのが多いですね。

ある種、おハリウッドのパターンになってますね。
或いは「女性ウケを狙った、ファンタジー名作の再構築」とか。
某ウォルト・カンパニーがそっち方面に活路を見出してはります(=^_^=)

>今日も出勤途中にデデ~ンと大きく『トランスフォーマー / ロストエイジ』のポスターが貼られているのを見ました。
>4作目、ですよね。
>もう着いて行けませ~ん。(涙)

いきなり、マーキーマーク(=マーク・ウォールバーグ)主演作になってしまいましたね。
メカデザインもメチャクチャだし、確かについて行けませ〜ん、、

投稿: TiM3(管理人) | 2014年7月19日 (土) 16時32分

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