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2014年7月22日 (火)

☆『オール・ユー・ニード・イズ・キル』☆

刻(とき)は遡り・・6月29日(日)の午後。
ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”で観て来たのは、トム・クルーズ主演最新作でもあるアクションSF大作(?)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』だった。

あ・・折角「先行上映日」に間に合う形で観に行ったってのに・・記事のアップがこんなに遅くなっちゃったい、、(×_×)

近未来の物語。

5年前の“ハンブルグ(ドイツ)陥落”を皮切りに、地球は“ギタイ”と称される侵略有機体(?)により、人類滅亡の危機に瀕していた。
飛来した隕石群の中から現れた“ギタイ”の集団は、凄まじき勢いでドイツからフランスへと向かいパリを席巻。
彼らの次なる標的は、海を越えたイギリスの地だった。

70ヵ国が参加する統合連合軍(UDF)は“ギタイ”と互角に戦うために“機動スーツ”を開発するも、それでも尚、戦いは苦しい展開を見せていた。

広告代理店出身の情報将校(米国メディア担当)=ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、フランス沿岸部を舞台にした“殲滅大作戦”を最前線で撮影するよう、ロンドンの作戦本部でブリガム将軍に命ぜられる。

実戦経験の全くないケイジは「自身が“予備役将校”である事」や「将軍の直属の部下ではない事」を訴え、作戦参加を固辞するも・・それが将軍の怒りを買う形となってしまい、強制的に“初年兵訓練基地”であるヒースロー基地送りとなってしまう。

「2等兵」に降格され、ファレウ曹長(ビル・パクストン)率いるJ分隊に配属されるケイジ。

翌朝の激戦では、何の戦果を挙げる事もなく戦死してしまうが・・“とある出来事”のせいで「戦死する前日の朝」に強制的に何度も引き戻されてしまう事態に。

自身が「繰り返される時間の渦中に放り込まれている」と言う事実を知ったケイジは、そこから抜け出す方法を知ると思しき「ヴェルダン(=初勝利の戦地であるフランス北東部の都市)の女神」と呼ばれ、全軍の「希望の象徴」となっている女性兵士=リタ・ヴラタスキ軍曹(エミリー・ブラント)に接触を試みるが・・

「何処かで聞いたような物語やなぁ」と感じながらも・・それなりに期待値を高めつつ、鑑賞に臨んだワタシ。しかし、思った以上に「小品」な印象が拭えなかった。

本作を観た誰しもが想起するのは、やはり『スターシップ・トゥルーパーズ(1997)』『恋はデジャ・ヴ(1993)』『ミッション:8ミニッツ(2011)』『プライベート・ライアン(1998)』の4本だろう。
で、これら4作品を「知る前」であれば、そりゃもうモノ凄い衝撃が全身を走った事だろうけど・・ 今更“その手の亜流”を得意満面(?)で見せつけられてもねぇ・・と感じてしまうワタシ。

そこに重ねて「あのトム・クルーズが“極めて民間人寄りで非力なキャラ”を演じてる」ってのが、何とも違和感アリアリだった。
この辺りは『宇宙戦争(2005)』を初めて劇場で観て「ただの逃げ惑う民間人(港湾作業員)=レイ・フェリアー役」を演じたトムクルを眺め続け、違和感の拭えないままだったあの頃を思い出す(⌒〜⌒ι)

ハリウッドの制作陣が、本作のどこに魅力を感じたのかが、今なおピンと来ないのであるが・・ アニメ調な“機動スーツ”を装着し『マトリックス:リローデッド(2003)』で見かけた事のあるようなデザインの“ギタイ”をバッタバッタとやっつける主役コンビ=肉食系女性兵(リタ)+草食系主人公(ケイジ)と言う「図式」は、何となく「全世界の“オタク層”に喜んで迎え入れられそうな予感」を漂わせてる。そう言う意味では「ハズれる要素を何ら持たぬ、確信犯的なSF佳作」とは評せようか。

私的には、本来「可愛い!」と感じ取らなければならないリタ役のエミリー・ブラントが「オネェキャラを演じてるキリアン・マーフィー」に見えて仕方がなく、この点に関しても、どうにも愛着が感じられないのだった(×_×)

〜 こんなトコも 〜

・字幕担当は戸田奈津子さん。パッと思いついたトコで『弾丸出世』なる“独自センス”溢れるニホンゴを放ってくれてた。
・劇中に登場の「ヴェルダンの戦い」の元ネタ(?)は、第1次大戦中の1916年、フランス−ドイツ間で繰り広げられた激戦だろうか。
・原作(桜坂洋氏による小説)の主人公(日本人の設定)も「ケイジ」と言う名だそうだ。
・でっかい「斧」やら「剣」やらを振り回してたが・・実戦でどこまで「飛び道具」に代わる(=使える)ものなんやろ?
・「ニューク弾」を沢山こしらえた方が、あんなヘボスーツより、よほど戦力になると思うんだが(・ω・)
・ケイジはニュージャージー州(=クランベリーの産地)の出身、ファレウ曹長はケンタッキーのサイレンスヒル出身との事だった。
・「バッテリーを外されると、全く動けなくなる」ちぅ仕様のスーツは、流石に問題アリかなと。
・「横方向に転がり逃げた直後、トラックに轢かれ即死する」と言うのは“トムクルの死に方”とし、本来あってはならないモノだと思う。。
・「上空から墜落して来た軍用機の下敷きになり即死する」と言うのも・・良くない。
・“ギタイ”の総数は「618万匹」との事である。
・リタが放置車両を盗むシーンでは、車のカギはやはりバイザー(の裏側)に隠されてた(=^_^=)
・農家に於いて、斧で戦う(?)トムクルの演出は『宇宙戦争』のセルフパロディが入っとるんやろか?
・ロンドンの作戦本部に向かうケイジ&リタ。建物から出て来る「黄色い腕章の男」をやり過ごす際の“予知っぷり”は『マイノリティ・リポート(2002)』のプリコグを思わせてくれる。
・散らばった「手榴弾のピン5ツ」を見せる事で「彼が何をしたのか」を観客に理解させる演出は『宇宙戦争』的だったり『レオン(1994)』的だったり。
・ファレウ曹長を演じてたのがビル“過激先生”パクストンだと気付かなかった(×_×) 『トレスパス(1992)』の頃なんかは、ホンマにハンサムでクリーンなナイスガイ(?)だったのに。。『ヴァーティカル・リミット(2000)』辺りから、歪んだ感じ(?)の“脱・優男”な配役が増えて来たんかな?
・ブリガム将軍役のブレンダン・グリーソン。何処かで観たなぁ・・と思ったら『M:i-2(2000)』でバイオサイト製薬の社長を演(や)ってはったしとやね。
・“機動スーツ”のヘルメットは、殆ど意味なかった感じ。
・「ラヴ・ロマンス」の要素には、著しく欠けてたと感じた。
・何故に、敵の本拠地が「あそこの地下」だったんやろ?
・セリフを聞いてると、どうやら「ブリガム将軍を射殺したケース」も少なからずあったようだ(⌒〜⌒ι)
・あの農家には、やっぱりティム・ロビンス(ハーラン・オグルビー役)に隠れといて欲しかった(=^_^=)
・本作のタイトル、アタマに『007』とくっ付けると、響きが更に良くなる気がする(=^_^=)
・主人公を演じたのがガイ・ピアースだったら、全身に「やらなきゃならない事」をタトゥーにして刻んだ事だろう。
・主人公を演じたのがビル・マーレィだったら、リタを口説く為に、ピアノを習得した事だろう(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

ケイジ「犠牲が出ても、回顧録が書けますよ」
   「私は適任ではありません。
    指を切っただけで失神するぐらいです」
   「電話は嘘だな?」
   「何故、敵が待ち伏せを?」
   「俺のバッテリーを盗ったのか?!」
   「後ろだ!」
   「俺たちは明日、全滅する」
   「この機は爆発する!」
   「来い! 爆発するぞ!」
   「変わったカフスだろ?」
   「次は訓練か?」
   「明日ビーチで出逢う事になる君が
    “目覚めたら探せ”と」
   「いいプレゼンが出来そうだ」
   「俺もループしてるんだ」
   「待て! ケガしてない!」
   「後ろの指は2本だ」
   「俺は眼を閉じてる。殴ってみろ」
   「どちらにせよ、勝ってるのはヤツらだ」
   「戦ってるさ、誰よりも多く」
   「ビーチに釘付け状態だ」
   「(動くか)試してない車もある」
   「300回も死ぬ夢を見て、頭に焼き付いてる」
   「スーツも爆薬もない」
   「(砂糖は)3ツ入れるんだろ?」
   「試していない筋書きは・・」
   「ヘルメットなど要らん、邪魔だ」
   「5.56ミリ弾倉3ツと手榴弾8ツをくれ」
   「死人が着てるからさ」
   「そこでターン、そのまま真っ直ぐ」
   「今日は将軍を撃つな
   「輸血? 何て事だ!」
   「止せ! パワーを失った!
    もうループ出来ない!」
   「良く聞けば、必ず納得する」
   「俺じゃない。彼女について行くんだ」
   「血路を造れ!(Clear a path!)」
   「棄て身で行け!」
   「大丈夫だ(I can do this.)」
   「有難う、ここまで来れた」

リタ「目覚めたら、私を探して」
  「まずは明日の戦いに勝たなければ」
  「ルールは、負傷したら死ぬ事」
  「リセットする」
  「考えないで記憶して!」
  「運転するにはトレーラーが邪魔」
  「話すの嫌いだから」
  「質問を避けるための作り話よ」
  「コーヒー(タイム)なんて奇跡ね」
  「この場面は何回目なの?」
  「私は兵士よ!」
  「リセットだわ」
  「あなたの事、もっと知りたかった」
  「何なの? 何か用?」

カーター「“この会話は初めて”って事だな」

将軍「最前線で戦えば、孫に自慢出来るぞ」
  「逮捕しろ」

ファレウ「ブーツを口にネジ込むぞ」
    「今日が貴様にとって“審判の日”だ」
    「アメリカ人? いえ、自分は“ケンタッキー人”です」
    「戦いは償いとなる」
    「地獄の戦場が真の英雄を生み出す」
    「人の噂は恐いぞ
    「ギャンブルは“運を人に委ねる行為”だ」
    「兵士たる者、運命は自らが支配せよ」
    「“運命の声”に応え、勝利せよ。
     ・・それが貴様達の任務だ」
    「ケイジの面倒を見ろ。あいつは1日と保(も)たん」
    「ビビっても構わん。勇気と恐怖は“表裏一体”なのだ」
    「・・何と言うアホだ」

ナンス「その服はマズい。直ぐ着替えな」

グリフ「“3P”は未体験だが・・
    『やれ』って命令されりゃ、俺はやるぜ」

兵士「変わったカフスだな」
  「お前のスーツ、変だぜ? そうか、死人が着てるのか」
  「やった! 着地したぞ!」
  「酷い・・話が違う」
  「あの新入り、ホントに初めて?」
  「来世で逢おうぜ(See you next life.)」

キャスター「今、地震が」
     「今、連続爆発が」

日本語「補給は15分後に完了します」

リタ「あんた、高所恐怖症?」
ケイジ「いや、墜落恐怖症」

リタ「リセットしましょう」
ケイジ「リセットするなよ」

リタ「何をジロジロ観てるの?」
ケイジ「失礼しました」

将軍「驚いたな」
ケイジ「驚きの連続です」

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コメント

いつも、ラブコメやロマンスコメディ(←どうちがうの?)で
ヒロインの姉妹役が多かったエミリー・ブラント。
彼女がこんな男前なキャラ演じてるだけで俄然興味を持ちました(笑)
基地内のポスター、“戦場のビッチ”カッコよかったです(笑)
しかも彼女がいつも持ってたヘリのローター剣、ワタシ的にはあれ最高の逸品(笑)

あと、機動スーツのリロードにはイライラしました(爆)

投稿: ituka | 2014年7月23日 (水) 20時20分

itukaさん、ばんはです。
先行上映で観た興奮を、いち早く読者さん(←どんだけいるのやら)に伝えるつもりが・・こんなに遅いアップとなってしまいました(⌒〜⌒ι)

>いつも、ラブコメやロマンスコメディ(←どうちがうの?)で
>ヒロインの姉妹役が多かったエミリー・ブラント。

『プラダを着た悪魔』ぐらいから意識し始めた女優さん、だったかな?
『ルーパー』では、田舎の(?)シングルマザー(?)を演じてはったんでしたね。

>彼女がこんな男前なキャラ演じてるだけで俄然興味を持ちました(笑)

兵士の間では神格化してましたが、それでも階級は「軍曹」なんですねぇ。

>基地内のポスター、“戦場のビッチ”カッコよかったです(笑)

“戦場のビッチ(Full Metal Bitch)”って書かれてましたね。

>しかも彼女がいつも持ってたヘリのローター剣、ワタシ的にはあれ
>最高の逸品(笑)

大太刀は、まさにニッポン発祥の武器(アニメ&ゲーム系)な気がしますねぇ。

>あと、機動スーツのリロードにはイライラしました(爆)

もっと直感的な操作が出来なきゃ、意味がないですわな。
クォリッチ大佐だったら「クソ役に立たん着ぐるみだ!」とか吐き棄てそう。

そうそう。本作に対する「マッチョ女戦士好き」な(?)、キャメロン監督やビグロー監督のコメントが聞きたいトコです(=^_^=)>

投稿: TiM3 | 2014年7月24日 (木) 01時31分

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