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2014年5月10日 (土)

☆『アナと雪の女王(2013)【2D:日本語吹替版】』☆

先月、4月13日(日曜)の事。

ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”に出掛け、観て来たのは・・デゼニィ謹製の最新コンピュータ・アニメーション作『アナと雪の女王【2D:日本語吹替版】』だった。作品のジャンルとしては「ファンタジィ・ミュージカル」ってトコやろか(・ω・)

ポスターに「デゼニィ史上最高のスペクタクル・ファンタジィ」なるコピーも誇らし気に配されとる本作。
「見せて貰おうか、その“史上最高の完成度”とやらを!」ってな感じで、周囲の座席を親子連れのしとたちにガッチリと囲まれつつ、期待値を上昇⇒持続させたまま、上映開始を待ったワタシである・・

(恐らくは)北欧の何処か。(たぶん)昔々の物語。
平和な王国=アレンデールのお城に、エルサとアナと言う姉妹の王女が暮らしていた。

明るく活発な妹・アナと、物静かで聡明な姉・エルサ。
そしてエルサには、生まれながらにして“触れたものを凍らせ、雪や氷を操る”と言う禁断の魔法が身についていた。

とある眠れない夜。自室を抜け出し、城の大広間でこっそりと雪遊びを楽しむ姉妹。しかし、エルサは“雪の魔法”を誤ってアナの額に当ててしまう。
駆け付けた父母である国王&王妃の機転により、失われたアナの意識は間もなく戻るが・・代わりに“エルサの操る雪の魔法”に関する記憶は(アナの頭から)総て失われてしまうのだった・・

その1件以来、エルサは自室に閉じこもり、もはや制御し切れぬ程にまで強大になった“雪の魔法”をひた隠しにする事を強いられる。

それから10年が経ち、姉妹は両親を不慮の海難事故で失ってしまう。
やがて、長女であるエルサは王位を継承しなければならなくなる。

13年ぶりに“閉ざされ続けた”城門の開放される日・・その日こそはエルサの戴冠式だった。

・・

式はつつがなく終了するも、その後の懇親の場で「出逢ったその日に婚約者となった」サザンアイルズ王国のハンス王子をアナに紹介されたエルサは、感情の高まりを抑え切る事が出来ず、来賓の面前で“雪の魔法”を放ってしまう。

自らの力を暴発させてしまった驚きと後悔から、思わず逃走してしまうエルサ。彼女の向かう先は・・北の山岳だった。

1夜にして“雪と氷に閉ざされてしまった”アレンデール王国。
アナはハンスに王国を任せ、エルサを連れ戻すために単身北の雪山の奥へと旅立つのだった・・

良くも悪くも、世界的な広がりに欠ける作品ではあったか。

序盤からして「国王&王妃が唐突に亡くなる展開(に至った経緯)」「トロールたちとの交流(の始まった経緯)」「父母が亡くなって以後の姉妹の暮し」など、敢えてなのかちっとも描かれず、ロケーションとしても「(ピンポイント的な)アレンデール城内外」「北の山に向かう道中(山小屋とか)」「(ピンポイント的な)氷の城内外」ぐらいしか出て来ない。良く考えたら登場人物もさほど多くなかった事に気付かされる。

製作費のバランスの問題(←どのシーンにアクセントを置くか等)なのか、(幅広い)観客の年齢層に併せ「ロケーション&登場キャラ」の数を減らした(←ハードルを下げた)のかは分からないが・・「“眼に見える部分”こそは奥行き&広がりがあり素晴らしいが、総じて“何処か”狭く薄っぺらい」って印象を本作の作品世界に対して覚えてしまった。こんなもんなんやろか??

また、助演男優キャラ(←マグルの(=^_^=))が3人ほどしか出て来ないのだが(=クリストフ、ハンス王子、ウェーゼルトン公爵)・・いずれも立ち位置が悪いと言うか、、総じて「ええトコなし」だったのが、同じ男性(の観客)としては観ててツラかった(⌒〜⌒ι)

本来は【3D:字幕版】で鑑賞したかったトコだが、今回は【2D:日本語吹替版】を選び、結果的に「良かった!」と思っている。
と言うか、観る前に「松たか子、ピエール瀧」の起用ぐらいは知っとくべきだった(⌒〜⌒ι) 後で(声の)出演を知り、驚かされたものである。

〜 こんなトコも 〜

・本編の開始前、同時上映の短編アニメーション『ミッキーのミニー救出作戦』を見せられた(=^_^=) わずか6分間の作品なんだが、もっと長く感じた(=^_^=) 基本はスラップスティック(=どたばたコメディ)路線なんだが「モノクロ←→フルカラー」「2D←→3D」の2つの世界を自在に行ったり来たりする演出は、かつて『ロジャー・ラビット(1988)』を初めて観た時の“衝撃”を思い起こさせるモノだった!
・その『ミッキーのミニー救出作戦』だが、短編の割に登場キャラが多く・・賑やかなのは良いけど、どれが何と言う名のキャラなのかが殆ど分からなかった(×_×) これが例えば『それいけ! アンパンマン』シリーズだったら・・「見た目」から“何となく”キャラ名も想像つくトコだけど、、
・物語的にはスッカスカだが、映像技術でゴリ押してた印象の佳作だった(=^_^=)

・劇中に2人の(マグルの)悪役が登場するんだが(←山小屋のオーケンも含めると3人)、私的には“最凶のアイツ”は、終盤で改心して、エルサと「ええ感じ」になって欲しかったトコだが・・(ちゃんと事前に“フリ”を挿入しとかないと成立しない演出だろうけど) ちょっと“変貌”が唐突過ぎてついて行けなかった(×_×) ←ホンモノの“悪党”ってば、リアルにそんな感じなんだろうけど、、
・主要人物が少なく、(少ない)彼らについても「設定」「造型」の浅さ・甘さを感じた。
・色んな作品からの引用が多い気も? ソリが崖を飛ぶシーンは、どうにも『ムトゥ/踊るマハラジャ(1995)』を連想してしまった(⌒〜⌒ι)
・エルサの“雪の魔法”に関する「定義」があいまいっぽくも・・
・姉妹のお世話は誰がしてたの?
・両親は何処へ向かって船出したの?
・後半、とある展開から全身の凍結してしまう某キャラ。そこにいきなりT-800(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れ「Hasta la vista, Baby!(アスタラビスタ、ベイビィ)」と言い放ちつつ、氷像を打ち砕く・・とか・・(戻せないじゃん!)
・某爺さまの“ヅラのめくれ方”が、何だか「開頭されちゃったしと」みたいで生々しくて気持ち悪かった(×_×)
・ラストの「ガチなキスシーン」はお子ちゃま連中には「少し早い」気もした(・ω・)
・アナの「(自転車の)曲乗り芸」は、人間業を超越してて、凄まじかった!! 「実写再現」なぞ到底不可能かも(=^_^=)
・入り江の(海面の)水面を凍らせつつ走るエルサの姿が“ガリラヤの湖面を歩く、あのしと”みたいで印象的だった。
・「グウィネス・パルトロゥの雰囲気の漂う姉」「サンドラ・ブロックの性格入ってる妹」と感じたがどうやろ?
・「カメラワークと質感のスゴさ」は確かに特筆モノだった!! 是非iMAXで観てみたいものだなぁ!
・ボウガンも銃も存在する世界だった。
・人参の先端でカギを開ける事が出来るとは! 冒険野郎もびっくりだ!
・氷柱(つらら)の断面が望遠鏡になるとは! 冒険野郎も驚きだ!
・トナカイが意外に素早く走る事を知った!
・でっかい暴れん坊キャラ“マシュマロゥ”の元ネタってば『ギャラクシー・クエスト(1999)』の“ゴリグナック”じゃねぇの?
・「エルサが、歌いながら何気なく魔法で造った雪だるま(オラフ)が・・」「エルサが、歌いながら何気なく放り投げたティアラが・・」って辺りの“フリ”が良かった。後で(きっと)観返したくなるシーンだと思う。

~ こんなセリフも ~

アナ「お空もあたしも起きてる・・寝てらんない」
  「“運命の人”に逢えるかも」
  「大丈夫よ。“姫君”なんて柄じゃないから」
  「あんな力、秘密にしてたのも悪いと思うんだけどね
  「凍っちゃう! 凍っちゃう!」
  「じゃ、言い方を変えるわ。私を連れて行きなさい!」
  「いいの? じゃなくて・・
   ついて来たいなら来れば?」
  「何だか変わったね。・・勿論“いい意味”で
  「私は、護って貰わなくて平気よ」
  「出来るって言ったでしょ?」
  「心が凍ってるのは、あんたの方でしょ!

エルサ「愛の事なんて分かっていないでしょう?」
   「パーティーは終わりよ。城門を閉めなさい」
   「少しも寒くないわ」
   「ここなら“自分でいられる”し
    誰も傷付けないで済むわ」

ハンス「僕は(君を)避けたりしないよ」
   「氷で滑っただけだろ?」

クリストフ「こんな眼に遭ってまで
      人を助けるなんて、2度とごめんだな」
     「俺の商売の事なんかどうでもいい」

オラフ「会った途端にこれはないよ」
   「ずっと鼻が欲しかったんだ」
   「夏を取り戻したいんだね」
   「ねぇ見て! 刺さっちゃった」
   「山で行方不明になるのは
    “独りが好きなヤツ”なんだ」
   「ちょっとだけ? じゃ、1分ね」
   「危ないよ! 次はお尻が来るよ!」
   「2人とも頑張って!」
   「あいつ、おかしいんじゃない?」
   「先にお城に行ってるよ~!」
   「これが“熱さ”なんだ」
   「愛って言うのは、
    自分よりも、その人の事を大切に思う事
   「アナのためなら、溶けたっていいさ
   「滑って! アナ!」
   「先に行ってて~!」

国王「落ち着くように、見せないように」

トロール「頭は簡単に丸め込めるが、心は難しい
    「美しいが、大きな危険も秘めている」
    「“恐れ”が敵となるだろう」
    「“氷の欠片”が心に刺さっておる」
    「“真実の愛”のみが凍った心を溶かせる」

家臣「女王陛下。手袋を・・」

ウェーゼルトン「躓いても、抱き留めて差し上げますぞ」
       「“ダンスフロアの魔術師”と呼ばれておる」
       「・・魔法だ!」

オーケン「こんな吹雪の夜に出歩いてるのは、君だけさ。
     あと・・あいつ」
    「誰が“悪党”だって?」

※「当たり前だ。誰もが完璧じゃない
 「負けたのは・・君さ」

アナ「ちょっと“おかしな事”言っていい?」
ハンス「そう言うの、大好きだ」

ハンス「“おかしな事”言っていい?
    僕と結婚してくれ」
アナ「“もっとおかしな事”言っていい?
   もちろん!」

クリストフ「本気なのか? 教えてやった方がいい」
アナ「いいじゃないの」

オラフ「感動で涙が出そう」
クリストフ「どうぞ」

オラフ「ちょっと考えたね?
クリストフ「すぐ答えたよ!」

アナ「巧く行くワケないわ」
※「いいや、もう巧く行ったさ」

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コメント

追記:ラストでは、エルサから某国の王子に対して

「ここからあなたの更生の第一歩が始まるんです・・な〜んてね」

と「是非」言って欲しかった。何せ、吹替えがあの松たか子さんですからして(=^_^=)

投稿: TiM3 | 2014年5月25日 (日) 14時48分

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