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2014年4月16日 (水)

☆『LiFE!』☆

3月の下旬からこっち、何やら色々と「ツイてないなァ」と痛感してるワタシ。

1)自車が追突(事故)被害に遭う
2)愛機=MacBook Air(ノートPC)が底部からの「浸茶(=お茶の侵入)」被害により緊急入院

ってな「ダブル攻撃」により、精神的にも少なからず凹んでしまった(×_×)
まぁ、(1)に関して「ケガがなかった事」や、(2)に関して「PC内のデータ損傷がなかった事」こそは喜ぶべきだろうけど。

ってなワケで、しばらくはスマートフォン版『ドラゴ※クエストViii』のダラダラプレイを余暇のメインに、過ごしたりしている(・ω・)

・・

さる3月23日(日曜)。
「3連休のラストを細(ささ)やかに飾ろう!」と考えたワタシは、ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”に繰り出し、幾度となく見せられた(?)予告篇映像により、関心を高めまくってた『LiFE!』をいよいよ鑑賞した。

スペックとしては

・ベン・スティラーが製作・監督・主演を兼任。因みにベンの初監督作は『リアリティ・バイツ(1994)』で、近年の監督作としては『トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008)』以来。
・『虹を掴む男(1947)』のリメイク作。と言っても、邦画『虹をつかむ男(1996)』との関連性は特にない(ハズ)。

って事で、久々な「監督兼主演作」へのブランク(?)を懸念しつつ「ま、あの予告篇(の出来)だし、きっと大丈夫だろう!」と勝手に安心してもしまったが(・ω・)

ウォルター・ミティ(ベン)は、ニューヨークに暮らす42歳の冴えない男。長い伝統を誇る報道写真雑誌『LiFE(ライフ)』に勤めて16年目になる彼は、ネガフィルムを管理する部署で真面目に働きつつ“地味で変化のない、平凡な毎日”を送っている。

1ヵ月前からの同僚であり、密かに想いを寄せるシェリル・メルホフ(クリスティン・ウィグ)に対し、なかなか“告白の一歩”の踏み出せぬウォルター。

彼女の名前を見つけた「eハーモニー」なる(パートナー探しの)ウェブサイトに自身も登録を試みるものの、プロフィール欄に載せるべき「特別な体験談」が全く思い浮かばない。

妄想癖のあるウォルターが、自信たっぷりにシェリルを口説く事の出来るのは・・専ら「彼自身の、都合の良い“空想世界”の中だけ」だった。

そんなある日『LiFE』誌が買収される事を突然に知らされる社員たち。
紙媒体の同誌は廃刊となり、オンライン版に移行する決定が下される。そしてウォルターたち社員の前に、事業再編担当者であるテッド・ヘンドリックス(アダム・スコット)が現れる。

この新しいボスがウォルターに提出を求めたのは、『LiFE』最終号の表紙を飾る写真のフィルムだった。

『LiFE』誌を代表する、冒険家の肩書も併せ持つフォト・ジャーナリスト=ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)が直前にウォルターに送りつけたネガには、何故か最終号の表紙となるべき「25番」のフィルムだけが抜け落ちていた!

表紙の印刷までに残された時間は・・2週間半。

問題となる「25番目のフィルム」の所在を唯一知るショーンを訪ね、ゼロ・ハリバートン(アタッシュケース)1ツだけを引っ掴んでオフィスを飛び出すウォルター。彼の向かう先は、ショーンがフィルムを発送した記録のある場所=グリーンランドだった!

こうして、ウォルターの「空想ではない」現実世界での壮大な冒険が始るのだった・・

「ボンヤリしがちな主人公が、昨日までの生活とは全く違う、大きな冒険の世界に旅立つ!!」と言う粗筋がとにかく爽快で、逆に言えばそれが「語るべき本作の総て」と言えるのかも知んない。

似た雰囲気を感じたのは『フォレスト・ガンプ/一期一会』だったろうか。「(一歩離れて眺めると、案外地味っぽい)ヒロインに一途に想いを寄せる主人公」や「思い立ったがまま、世界に向かって駆け出す主人公」・・そう言ったウォルターの姿に、かつて観たガンプの雰囲気を感じたのかも知れない。

一方で気になったのは「ウォルターが日常生活の中で唐突に入ってゆくリアルな“空想世界”」と「彼が実際に体験してゆく壮大な“冒険物語”」とが共に奇想天外ながら、微妙に似通った(?)系統だったりもするので「互いがぶつかり合い、打消し合ってしまってるのでは」とも感じた点だろうか。

それぞれのシーンに対する製作費も、ほぼ同額っぽくかかってた(?)感があったし、出来ればもう少し“空想”部分を抑えて描いた方が、実際の“冒険”がより引き立ったようにも思う。

鑑賞中に幾度となく「会社を飛び出した辺りからの展開が、もしも総て“夢オチでした”とラストで明かされたらどうしよう?」などと不安な気持ちに駆られてもしまったモノで・・(⌒~⌒ι)

近年では『プロメテウス(2012)』冒頭に於ける空撮でも、その広大な雰囲気に圧倒されたのが「アイスランドを映した風景」だが・・本作に於いても、どんな映像が眺められるのか(それまで)さっぱり想像もつかなかった「グリーンランドの風景」が沢山映し出され、そこが凄く良かった!

アイスランドの火山に向かう主人公・・と言えば『センター・オヴ・ジ・アース(2008)』を想起させられるが・・「未知の異国を映し出す映像群」ってのは、どうしてこんなにも素晴らしいのだろう!

主人公ウォルターは、実は劇中で「2度」大冒険を繰り広げるのだが、落ち着いた眼で観たら「空想体質に伴うドーパミン分泌」の為せるワザなのか(?)・・スケボーをガンガンに乗りこなしたり、極寒の海中で(溺れずに)泳ぎ回れたり、大した高地訓練もなしに本格的な標高の山岳を登ったり・・と意外に「超人的」な体力&精神力を持ってたりもした(=^_^=)

色んな意味で「捜し求めていた対象」に「逆に見護られてました」って風な“オチ”もあったが、世界旅行気分に浸る事も出来、ちょっと強引なトコもあるんだけど、楽しめた作品である。

~ こんなトコも ~

・ベン監督の「生真面目な一面」こそが際立っとる作品だった。「コメディ作」としては期待し過ぎない方が良い。
・ヒロインとのすれ違い感が印象的だった。
・主人公の携帯電話のバッテリー持続時間は驚異的だった!
・「訓練」も「準備」もなしに、冒険ってば始められるんやろか?
・少年時代の「特技」や「髪型」など・・案外“破天荒な資質”は備えてたと思われる主人公。
・「掌にすっぽりおさまるサイズ」の石ころ(2ツ)を使った、スケボーの「効率的な曲がり方」を初めて知った!
・「“死んでいた”主人公の終わり」と「“生を取り戻した”主人公の始まり」の描かれ方が良い!
・キーパーソンは“おかん”だった!
・「妄想特撮シーン」に費やしてた製作費&手間がハンパない!
・「世界(≒冒険)に踏み出す、その一歩」の背中を押してくれるものは何だろう?
・「ヒゲ面=ダンブルドア校長」ってネタは、欧米では“定番”なんやろか?
・「自社のスローガン」ぐらいスラスラと言えなきゃ・・
・案外と大胆だった主人公。
・意外と「運の悪げ」な、、「回り道しがち」な主人公でもあった(⌒~⌒ι)
・ひとたび“生き返る(=生を取り戻す)”と・・ボンヤリする頻度も下がるんやろか?
・「冒険家」としてのキャラの構築されてたショーン・ペン以上に、ある意味“ガチで破天荒”なキャラ造型だった主人公(=^_^=)
・オープニングで、出社する主人公を映す背景の「壁」や「路面」にスタッフ・クレジットが表示される! そんな『パニック・ルーム(2002)』の冒頭を思わせる映像群に「やるなぁ!」と唸らされた。
・「ヌーク(NUUK)」なるグリーンランドの地名が登場するが、どうにも『ロボコップ2(1990)』に出て来る(架空の)ドラッグを思い出してしまう。。
・レンタカーとして「青い車」ではなく「赤い車」を選んだウォルター。何かの“フリ”かなと思ったが、特に何もなかった(・ω・)
・アイスランドにあると言う「人気のストリップ劇場」に興味津々。港湾に用意された「たった1台」の自転車を巡って、屈強な男達が争奪戦を繰り広げる・・まさに「西宮え※すの福男選び」状態だ!(爆笑)
・アイスランドでウォルターの辿り着いた“ゴーストタウンな雰囲気”の街が『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)』の序盤っぽくもあり、ちと不気味だった。
・セスナの翼の上に立ち、火山の噴煙に向かって「ヒャッハ〜!」的に突入して行ったショーン。。それ、大丈夫なのかよおい。
・ショーンの構える銀塩カメラ。メーカーのロゴ部分こそ(ご丁寧に)塗り消してあったが、しっかり「F3-T」とモデル名が映ってた(⌒~⌒ι)
・空港にて「X線検査装置」の映像が(突然に)映し出されるシーン。わずかながら「ダレてしまった」のはワタシだけだろうか?
・「ストレッチ・アームストロング人形」ネタをもっと(文字通り?)引っ張るか・・と思いきや、意外にあっさりと「藁しべ長者」されてしまった(×_×)
・『未来世紀ブラジル(1985)』『フィッシャー・キング(1991)』路線の“幻想的な空想シーン”なんかも盛り込んで欲しかった。

〜 こんなセリフも 〜

ウォルター「“体験談の欄”は入力を飛ばした。
      何処にも行ってないから」
     「さっき新しい義足を思いついたんだ」
     「ヒゲが似合うのは、あんたじゃなく
      ダンブルドアだけさ」
     「氷は、色っぽい女性のようだ」
     「隼を使って、君に詩を届けよう」
     「ここ(管理室)の査定は難しいだろうな」
     「このネガ、いつからここに?」
     「ベタ焼きを作れ」
     「今からかい?(Starting now?)」
     「それ“キックフリップ”かい?」
     「素敵だ(sweet.)」
     「僕はベンジャミン・バトン。
      映画は観てないが、僕がそうなんだ」
     「ビールを貰おう。“小さい靴”で」
     「ごめん。顔を掴んだりして」
     「ここは、美しい国だ」
     “僕の心は雪のように冷え切ってる”
     “とうとう独りぼっちになった”
     「酸素が薄いから、長話は出来ない」
     「横笛を返せ!」
     「空想は・・最近減った」
     「これが“神髄”だ」
     「“イヤな奴”になるな
     「そんなものは“額”にでも入れて飾っとけ」
     「歌う君を空想してた」
     「僕は“口下手”でね」
     「後で買うさ。飛びついて買うのもカッコ悪い」

シェリル「それって“サンドピープル”のゴーグル?」
    「手掛かりを繋いで、順に追って行く・・
     それが推理小説で言われる“方法論”だけど」
    「発想するのが好きなの」
    「前夫からだわ。きっと井戸に落ちたのね」
    「(トム少佐の歌は)未知の世界に向かって行く
     勇気を讃える歌なのよ」

母「クビになろうと、あなたは彼の相棒よ」
 「私たちは“大人”よ。理解してるわ」

トッド“これまでに、何かスゴい事をしませんでした?”
   “マジか?(seriously?)”
   「シナボンで話を聞こう」

ショーン“これは、これまでの君の苦労に対する贈り物だ”
    “25番は俺の傑作だ”
    “君を信頼してる
    “素晴らしい仕事に感謝を”
    “これが、人生の神髄だ”
    “僕の写真に対する人々の共感があったのも、
     彼の頑張りがあったからこそだ”
    「そこで静かにして、ゆっくり休んでろ」
    「“美しきもの”は注目を嫌う
    「“25番”は、お前の尻の下だよ」
    「棄てちまったって? ・・そりゃ傷付くなぁ」
    「残念だ・・美しい写真なのに」
    「・・行っちまったな」

テッド「気力で乗り越えろ」
   「クリップを(彼に)ぶつけたら動き出すかな?」
   「ブリキ男にオイルでも注そうか?」
   「いたぞ!(I see you!)」

ヘルナンド「大したバカが着任したもんだ」

パイロット「ここにゃ8人しかいねぇ。
      8人じゃ浮気もすぐバレちまう」
     「良く来たな。寛いでるか?」
     「今だ! 飛び降りろ!
      違う! 小さい方の船だ!」

船長「凍死まであと1分もある! 助かるぞ!」
  「輝けよ!(Stay Gold!)」

船員「あんた、アメリカ人? すげぇ!
   “フォンジー”だな」

ウォルター「“エルドゴス(ELDGOS)”って何だ?」
町民「エレクションだよ!」
ウォルター「“勃起”だって?!」
町民「違う! イラプション(噴火)だ!」

トッド“もしもし? 気絶でも?”
ウォルター「いや・・ボンヤリしてた」
トッド“頻繁にあるんですか?”
ウォルター「“正常な範囲”でね」

ウォルター「今から飛ぶのか?」
パイロット「ああ、こいつを飲み干したらな。
      嵐の日にゃ、酒でも呑まねぇとビビっちまって」

ウォルター「何処に降りるんだ?」
パイロット「降りねぇ!」

船長「OK! そいつはサメだな!」
ウォルター「やっぱり!
船長「そいつと仲良くするなよ!」

ウォルター「撮らないのか?」
ショーン「時々な・・“俺の好きな瞬間”を
     カメラに邪魔されたくない

ショーン「“その一瞬”を大切に扱うのさ」
ウォルター「一瞬を?」
ショーン「ああ・・それが“今”なのさ」

ウォルター「『LiFE』の標語(スローガン)を?」
テッド「“I’m lovin’ it.”だったかな?」
ウォルター「違う。それはマクドナルドだ」

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