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2014年1月14日 (火)

☆『47RONiN【2D字幕版】』☆

ハナシは遡って、1月3日(金曜)。

ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”に出掛け、観て来たのは・・久しぶりの(?)キアヌ君主演による“オリエンタル(東洋風)時代劇ファンタジー”『47RONiN』だった。

公開時期も末期に差し掛かってるのか「1日に2回のみ上映」の時間設定となっており、本作のポ※コツさ、、いや、集客パワーの限界みたいなモノがうっすらと感じ取れてしまったり(・ω・)

キアヌ・リーヴスと言えば、劇場(のスクリーン)で彼を観るのは『地球が静止する日(2008)』以来かな、と記憶している。その後『フェイク・クライム(2011)』にも主演したはるが、そちらは未見なワタシ(・ω・)

我等がニッポンジンの“魂の物語”である(のか?)『忠臣蔵』に着想を得た、ト※デモ作、、いや、妖術ファンタジーもの・・そんな風に割り切って考えて観た方が、色々とストレスを感じる事もなく楽しめ、よほど精神的に良い気がするネ(=^_^=)

かつて“鎖国時代”の日本は、海外の国々にとって長らく“謎と神秘の地”と考えられていた。

国内で競い合う“藩主”の頂点に君臨するのは、絶対君主である徳川幕府・第5代将軍=綱吉。
そして“主君と藩の秩序を護る”のは、刀に生きる“侍”たちの使命だった。

もしも主君を失ったり、忠義に欠けるとされた場合・・“侍”は "浪人"の身に堕ち、恥にまみれた。

これから語られる“47士の物語”こそは「“真の侍の魂”を知る物語」である・・

・・

播州国・赤穂藩。
深い霧と竹林に覆われた“天狗の郷”から逃げて来たと言う異端の少年は“鬼子”と蔑まれながらも、藩主・浅野内匠頭(田中泯)の庇護(?)を受け、郊外の小屋にひっそりと暮らす事を赦される。

浅野のひとり娘=ミカに愛され、逞しい青年(?)に成長した“鬼子”は「魁(カイ)」と名乗り、世話になった浅野父娘の恩義に報いたいと言う気持ちを募らせていた。

藩主・浅野の腹心の家臣=筆頭家老・大石内蔵助(真田広之)たち赤穂藩士には、冷遇され続けるカイ(キアヌ)であるも・・美しく成長したミカ姫(柴咲コウ)との間には、互いにプラトニックながらも“相思相愛”の感情が長く静かに続いていた。

そんなある日、赤穂藩に将軍・徳川綱吉(田川“ケイリー”洋行)が訪れる事となる。

将軍を歓待すべく開催された「武技競べ大会」に於ける失態、そしてその夜、ご乱心(=錯乱)状態の浅野が(客人とし招かれていた)隣国・長門藩の領主・吉良義央(浅野忠信)の寝所を襲い、斬り付けた事により、遂に綱吉は浅野に対し“切腹”を言い渡す。

しかしそれは、吉良が側室であるミヅキ(菊地凛子)に命じ、浅野に“妖術”をかけさせたもの・・つまりは“策略”に嵌められた結果であった。

浅野の自害(切腹)同様、主だった赤穂藩の家臣らもまた“侍”としての身分(地位)を剥奪され“浪人”の立場となった上、吉良に「藩外追放」を言い渡されてしまう。

・・

そして刻は経ち・・まんまと赤穂藩を手中にした吉良の命で“地下牢”に閉じ込められていた大石は、1年ぶりにようやく解放される。大石はカイを手始めに、綱吉に禁じられた“仇討ち”を果すべく、死罪(斬首)覚悟で「かつての家臣たち」を集めようとするのだが・・

一方、大石らの動きをいち早く察知した吉良は、ミヅキに命じ、その妨害を画策し始めるのだった。

何となく、演出面に対し「今更『ラストサムライ(2003)』路線ですかい?」とついついツッコんでしまいたくもなる、本作。
「サムライの時代に於ける美談」にスポットを当て、ファンタジック活劇な味付けを施し、日米の豪華出演陣を充てがい、それなりに無難な企画(物語、作品)に仕上げよう・・と頑張ったアイデア&努力は分からんでもないのだが・・如何せん「アクション部分」「ドラマ部分」の双方に特筆すべき要素がさほど見受けられず、、従って“好評すべきポイント”も見当たらない・・って感じ。

山や海や大地と言った、劇中映像を眺める限り「江戸時代のニッポン」とは到底思えぬ(異国の)情景が広がってるし、、“魔物”と言おうか“幻獣”と言おうか「6ツほど(?)の眼球を持つ、ワケ分からんでっかい“獣(じゅう)”」が、我が物顔で(赤穂藩の)領内で暴れ回ってたり。

一方、隣国=長門藩の城下を空撮っぽく捉えたショットは、何と言おうか「これ・・ミニチュアとちゃうん?」と突っ込まざるを得ない“残念な”映像的完成度なのであった(×_×)

“天狗の郷”なる未開の地(?)を何時までも調査(⇒統治)しないまま放置(?)し続けてる領主=浅野の「凡君ぶり」もちょっとアレだし、対する吉良の方も、手にした駒(=有能な家臣)が「ミヅキ」「巨大な鎧武者」ぐらいしかおらず・・どちらの藩主についても「正直、主君には持ちたくない」気持ちや不安感が、観てて高まってしまう(⌒〜⌒ι)

上映時間が120分近くもあって長く感じるし、それなりに期待してた「吉良公の壮絶な悪党っぷり」「カイとミカ姫の恋愛劇」などの要素にも、さほど注力されてた印象はなかった。

『地球が静止する日』を観た(あの)日と同様、キアヌファンとしてガッカリし、『ウルヴァリン:SAMRAi(2013)』を観た(あの)日と同様、真田ファンとしてガッカリさせられるワタシだった(×_×)

〜 こんなトコも 〜

・浅野君の演じるのが「“浅野”役でなく“吉良”役」と言うややこしさ(⌒〜⌒ι)
・何となく田中泯さんの方が「吉良役」に向いてた気もした。
・「浅野役」を真田さんが演じてた作品もあったよなぁ・・と考えて思い当たったのは『忠臣蔵外伝/四谷怪談(1994)』だった。
・(ミカ姫の着る)着物の“衿部分”を高くしたデザインが印象的だった。コスチュームデザイナーはペニー・ローズさんってしと。
・カイの「フェンシング的な突き攻撃スタイル」がカッコ良かった。隆慶一郎の時代劇小説『鬼麿斬人剣』の主人公を(何故だか?)思い出してしまった(=^_^=)
・“天狗”が出て来ると思いきや・・只の“妖怪ぬらりひょん”だった。
・ラストでは、キアヌも「アレ」な御沙汰に、、 あの身体能力があれば、将軍家すら滅ぼせたろうに、、
・「武技競べ大会」に於いて、カイを圧倒的な実力差で打ち破った「鎧武者」・・カイとの“再戦”を楽しみにしてたら、爆風に巻き込まれ“即退場”ってな展開に、、ミヅキの妖術で“空っぽの甲冑”が動いてただけ?
・吉良とミヅキの“馴れ初め”が知りたかった。
・実は“人間の動体視力では到底捉え切れぬ”程の「超高速」で移動出来たキアヌ。『リディック(2004)』のマーシャル卿、『ザ・フラッシュ(1990)』の主人公らと是非戦って欲しい(=^_^=)
・カイのいた「出島」ってのは、あの(長崎の)出島だったの?
・カイを除く仲間は、固まって、領地のすぐ外で(1年もの間)野宿し続けてたので、容易く見付けられた(=^_^=)
・「妖術の存在とその肯定」こそが、本作を気に入る事が出来るか否かの「最大のハードル」と言えようか。
・作品世界に漂う雰囲気こそは『マクベス』でもあり、即ち『蜘蛛巣城(1957)』でもあった。
・考えたら、本作に於けるミヅキほど「主君のために尽くし続ける側室」もそうそう居ないんではないかと思う。
・映像に「大仏」「大鳥居」「五重塔」等が映り込んでるけど・・どう考えても日本とは思えないような風景が多かった(⌒〜⌒ι)
・「白龍が人間に化けてたのか」「人間が白龍に化けてたのか」は、良く分かんなかった。死んだ時「人間」だったので、きっと後者なのだろう。
・ミヅキってば、自身と主君(吉良)の(近い内に)迎える「運命」さえ占えなかったんやろか?
・「武技競べ」のシーンを、もう少ししっかりと描いて欲しかった。
・キアヌの着用する「紅い甲冑」は、どうにも『ラスサム』の“勝元盛次の弟”のそれを想起させる。
・「上様」は“Your highness”と「ミカ姫」は“Lady Asano”と表現されるようだ。因みに字幕翻訳:戸田奈津子さん、字幕監修:沖方丁さん・・と「担当分け」してはったようで。
・出島港の地下監獄(?)で、夜な夜な(?)開催される「賭け試合」での、カイに対する観衆の声援(掛け声)は「ハーフ!」「ハーフ!」だった。
・「刀工の郷」として“羽越(うえつ)”なる地名が、「天狗の森」として“飛騨の樹海”なる地名が登場。もはや何処にあるのか、見当もつきませぇん(×_×) 新潟? 岐阜? 主な舞台は兵庫じゃなかったのン?
・屋外に、磨崖仏のように「大仏の上半身」が放置されてたり、巨大な「寝釈迦」の奥に洞窟が広がってたり、、と突拍子もないロケーションが堪能出来る。
・「内側を銀色に塗った番傘」を何本も広げ「レフ板」代わりにしてるアイデアは面白かった!
・ロケ地の1ツは「ブダペスト」だったようだ。

~ こんなセリフも ~

カイ「私に背を向けるな!」
  「今度、吉良に跪いたら、其の首を刎ねるぞ」

浅野「赤穂藩に栄えを!(For AKO!)」
  「誰を捜しておる?」
  「流石は彼(あ)の母の娘だ」
  「覚悟は出来ておる」
  「娘よ・・其の涙を人に見せるで無い」

大石「殿!(my lord.)」
  「さては貴様、美女に惑わされたか?」
  「馬を3頭、用意しろ」
  「“別れた”と見せかけろ」
  「何時迄も“最愛の妻”だ」
  「黒沼で落ち合おう」
  「浪人であるが故、自由に戦える」
  「町には郭も有る。“口の軽い役人”もおろう」
  「刀も覚悟も有る」
  「彼の刻、激しい怒りに任せて討つべきだった。
   たとえ失敗しても、今日ほど“惨め”では無かった」
  「“罪を見逃す世”が人の世か?」
  「カイ、御前は加わるか?」
  「是で“47士”と成った」
  「さぁ、勇気を見せてみろ!」
  「我が殿の御霊に!」

安野「“鬼子”に救われるとはな・・
   死んだ方がましだ」

吉良「浅野は未だ生きておるのか・・
   しくじりおって!」
  「此の償いをさせて頂きたい」
  「貴様等を此の地から追放する」
  「大石は危険だ。穴蔵に落とし、其の根性を挫け」
  「運勢は如何(どう)だ?」

ミヅキ「人には必ず“弱み”が御座居ます」
   「今こそ赤穂を奪う刻です。其の勇気を御見せ下さい」
   「私に“其の心”を預けて」
   「是で分かったろ?
    “男を愛した代価”が」

りく「彼の子は、貴方に褒められたいのです」
  「“夫の務め”は、何であれ“妻の務め”です

綱吉「始めよ!(Enough!)」
  「止めよ!」
  「甲冑を剥ぎ、打擲(ちょうちゃく)せよ!」
  「切腹で果てる事を赦す」
  「死の刻も、勇気と尊厳を示せ」
  「1年後、姫は吉良に娶らせる」
  「大石、そちは浪人だ。今や主君は居らぬ。
   仇討ち等、ゆめ考えるな」
  「“侍としての死”を赦そう」

天狗「人里に下りて、何を得た? “叶わぬ恋”か?」
  「(欲しければ)取ってみるが良い」

※「農民だと? “農夫の手”では無いな」
 「此の世で得るのは死のみ」
 「拙い余興を御眼にかけます」

カイ「此処に来てはなりません」
ミカ「私を愛して居るのでは?」
カイ「常(とこ)しえに。
   ・・しかし、身分が違います」

ミカ「父は“此の世は来世の準備の為に在る”と」
カイ「“千死”を経て“万生”を得ても(生まれ変わっても)
   貴女を必ず捜し出します」
ミカ「“其の総て”で御待ちします」

家臣「仇討ちこそ“武士の務め”です」
大石「今、戦えば我等の敗北だ。其れだけで無く、
   赤穂の民が犠牲となる

大石「“鬼子”は何処に?」
家臣「出島で異人の奴隷に」

大石「誰に剣術を?」
カイ「・・天狗だ」

芭蕉「“曰く付き”の刀か?」
カイ「時には・・“遣い手”次第だ

芭蕉「御前に謝らねばならない事が有る」
カイ「・・知ってたさ」

カイ「心は何時も傍に」
ミヅキ「・・死んでも?」

カイ「其の力を見せよ! 恐れるものか!」
ミヅキ「如何(どう)かしらね?」

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コメント

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投稿: コールマン テント | 2014年1月17日 (金) 05時53分

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