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2013年12月 7日 (土)

☆『2ガンズ』☆

さる11月23日(土曜)の夜。

ご近所のシネコン“MOViXあまがさき”で観たのは・・デンゼル・ワシントン+マーク・ウォールバーグのタッグを主演に迎えたドンパチ系の爽快(?)娯楽作(?)『2ガンズ』だった。

DEA(麻薬取締局)に属する潜入捜査官(?)ボビー・トレンチ(デンゼル)は、メヒコ(=メキシコ)に於いて巨大組織を牛耳る“麻薬王”=パピ・グレコが地方銀行=トレス・クルーシスの貸金庫内に隠し持つ300万ドルの資産の押収を計画する。

ボビーが相棒に迎えたのは、銃器を扱わせたらピカイチの青年=マイケル・スティグマン(マーク)だったが、彼もまた“とある計画”に沿って動いていた1人だった。

2人が銀行からまんまと奪い取った金は、300万ドル・・どころではなく「4300万ドル」と言う途方もない総額だったが・・ とある“裏切り”のため、米国海軍情報局によってすぐに「横取り」されてしまう。

海軍の情報将校=クインス少佐(ジェームズ・マースデン)を追う2人だが、そんな彼らにマフィアの報復の手が迫る。

そして更に、一連の事件の“真相”に深く関わるCIAの主任工作員=アール(ビル・パクストン)も動き始めたのだった・・

「DEA」vs「海軍」vs「CIA」vs「マフィア」と言う“4ツ巴の乱戦”がどのように勃発し、どう転がって行くのかが、本作最大の“楽しみ”なワケだが、、期待したほどにはクレバーな脚本でもなく、多少のガッカリ感に襲われてしまったワタシ(⌒~⌒ι) まぁでも、複雑そうなハナシを極限まで分かり易く、軽薄に、かつ短く(=上映時間:109分)描き切った“勢い”は評価したげたいトコ。

デンゼル&マークの2人の軽妙なやり取りや、何処かで「背中を向けたら、容赦なく撃って来るかもな、こいつは」と互いを信用してない感じの絶妙な緊迫感が面白く「イマドキの“変化球”なバディ・ムーヴィー」としても楽しめる。

スティグの拳銃さばきがやたら巧く、そんな血気盛んな彼を紳士的かつ冷静にあしらうボビー・・と言う2人の姿には、どうにも『明日に向って撃て!(1969)』に於けるブッチ・キャシディ&サンダンス・キッドのキャラ造型を「狙ってる」かのような雰囲気も漂ってたように。その一方「美味いドーナツを喰わせてくれるダイナー」などでの2人のやり取りには『パルプ・フィクション(1994)・・ヴィンセント&ジュールス』とか『フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)・・ゲッコー兄弟』を連想させる“っぽさ”が漂ってたり。

主要キャラの中で、最後に“参戦”するカタチのキャラ=アール役の“ビルパク”ことビルパク(←そのまんまや!)は「悪党オーラ」を撒き散らしつつ、インパクト充分な演技をしてくれはった。『トレスパス(1992)』の頃とか『ツイスター(1996)』での“過激先生”とか、以前はもの凄くヤング&クリーンな印象があったのに、何処でどうなって、こうなっちゃったんだろ(⌒~⌒ι) 記憶を辿るに・・きっと『ヴァーティカル・リミット(2000)』辺りから「悪党顔化」が加速して来たんじゃなかろうか?

だんだん“ガイ・ピアースの後継者”としての貫禄をも備えて来たマースデン氏や、おっぱい丸見せで「え? こんな作品(←失礼極まりない)でそこまでやってくれるっての?」と、ちょいと驚かされたポーラ・パットン嬢(どうやらウィル・パットンの娘さんではなさそう)など、脇を固める俳優陣にもそこそこ“華”のあったのは良かった! 一方で残念なのは「どのキャラに関しても、造型が浅い」ってトコやろか。

本心の掴めぬままに殺されちゃうしとがいたり、恐ろしい組織の「その恐ろしさ」がイマイチ伝わり切って来なかったり・・ 削る演出は削っても良いから、もう少し「人物」に酔わせて欲しかった作品である。

~ こんなトコも ~

・ポーラ姐さんとデンゼルおじさんは『デジャ・ヴ(2006)』でも共演しとったんやね!
・『ユージュアル・サスペクツ(1995)』『オーシャンズ11(2001)』『デスペラード(1995)』などを参考に「恐ろしいキャラの真の恐ろしさを、雄弁に語ってくれる・・過去のエピソード映像」ってのを、色々と効果的に挿入して欲しかった。
・海軍基地への強引な侵入、メキシコへの密入国・・とか、ムチャクチャな行動を「勢いのまま」に描き切ってくれてた(⌒~⌒ι)
・考えたら、どのキャラについても「組織の末端に過ぎず、容赦なく上層部に切り棄てられる存在」に過ぎなかったのが悲しい。。
・ますます「失墜ぶり」の止まらないC※A、、そろそろ自らの監修した「ウチはちゃんとやってますよ!」的な“アピール型スパイアクション作”なんかをぶちかまさないとアカンのでは、、(⌒~⌒ι)
・正直、スッキリし・・ない幕切れ。これが“アメリカン・ニューシネマ時代”の脚本なら、ラストはボリビア辺りで軍隊に包囲され、射殺されてたかも・・な、お2人。
・『ザ・シューター/極大射程(2006)』的に射撃の達者過ぎるマークが凄かった!
・「4ツ巴(よつどもえ)」の勢いはあるも、、総ての側のキャラが「末端、下っ端」な立場で、例えば『ワイルド・スピード MEGA MAX(2011)(←3ツ巴)』と比べると、明らかに脚本の質が堕ちる(×_×)
・これまた『レオン(1994)』の頃から、更に堕落してたD※A。。
・何故だか、決して相手の眉間を撃ち「止めを刺さない」しとたちが多かった。『コラテラル(2004)』の殺し屋=ヴィンセント(演:トム・クルーズ)なら「甘過ぎる」とバッサリ斬り棄てそう。
・海軍、マフィア以外には、殆ど“組織力”が感じられなかった。警察(警官)も殆ど登場しなかったんでは??
・もっと周囲にザコを集結させておいてから、タイミング良くクルマを吹っ飛ばせば良いのに。
・「性的にも堕落ちまったおっさん」を演じさせたらピカイチにハマるのが、近年のデンゼルさん(=^_^=) そう言う意味では『フライト(2012)』路線やね。
・デビーの心理は「かなり複雑」だった・・ オトコには分からん(×_×)
・「メキシコ国境突破」「海軍基地侵入」なんかに比べたら、正面からマフィアを壊滅させる方が「よほどラク」だったんでは?(ショボそうな組織だったし)
・“ポスト・ガイピア”を認定したげたいマースデン君(=^_^=)
・何処か“ホアキン似”な町医者(獣医?)は、皆に脅され「踏んだり蹴ったり」だった、、
・「将校の軍服姿」だけで、良くぞあの「混乱した空軍基地」をあっさりと抜け出られたもんだな。
・「ダイナー内でダラダラ喋る」シーンは、狙ったような“タランティーノ・テイスト”だった。
・本作でメガホンを執ったのは、アイスランド出身のバルタサール・コルマクール監督(←色んな“読み方”があるみたい)。全く知らないしとだが『ザ・ディープ(2012)』『ハード・ラッシュ(2012)』などの過去作品に興味が湧いて来た。
・ポーラ・パットンも「バッグ入り」になるんじゃないかとハラハラした、、 それだと『セヴン(1995)』じゃんか(⌒~⌒ι)
・「ハーヴィー」と言う男性名は「響きが良い」と言う事らしい。(例えば)地方検事の名前とかにも「お似合い」なんかいな?
・「メキシコ国境~コーパス海軍基地」の距離感が(さっぱり)掴めなかった。「めちゃめちゃ遠そう」に思われるんだが、、
・メキシコ国境には、妙なバギーに乗った「自警団」が徘徊してるようだ。でも「2人ペア」だし「大して銃武装してない」から何とでもなりそう(=^_^=)
・麻酔薬として用いられる「ケタミン」って、日本では“麻薬”に指定されてるんやね。。

~ こんなセリフも ~

ボビー「あのさ(Listen.)」
   「貸金庫を利用したいんだが」
   「契約で5%オフ? トースターのプレゼントじゃなく?」
   「“ユルくて静かな銀行”だな」
   「ここも賑やかになるな」
   「奴は“骨”をやったらついて来たまでさ」
   「仁義より“生き延びる”のが第一だ」
   「やつは君にウィンクを?」
   「“手段は選ばず”だ」
   「選択権は無い方がいい。
    後で責任を問われない」
   「大丈夫か? なら立て!」
   「失礼(Excuse us.)」
   「あんた、銀行家?」
   「そのヨーグルトはやるから行け」
   「巻き込んで済まない」
   「“撃つ”以外にお前が何をした?」
   「総てが済んだら・・撃つぞ」
   「誰が“4300万ドル”と言った?」

スティグ“マギーが4回も注文に来たぜ”
    「パンケーキが苦手? 反米主義か?」
    「彼女、失業するんだぜ?」
    「『ドーナツの名店前では強盗禁止』って
     言葉、聞いた事ないか?」
    「英語で言え!」
    「掘り出してちゃんと喰えよ」
    「俺を騙してねぇか?」
    「俺のウィンクを真似すんな」
    「ちょっとな(Easy.)」
    「ここは“穏便に”行こうぜ」
    「“驚いたフリ”がヘタですね、少佐」
    「祈れ」
    「ライフルは“Kマート”の特売品でね」
    「“昨日の味方、今日は刺客”さ」
    「あんた、アインシュタインに似てるな。
     オツムの出来は別だが」
    「“こんな状況”で隠すかよ」
    「尽くす相手は軍じゃない。
     どんな時でも戦友だ」
    「言っとくが、彼は“嘘つき”だぜ」
    「俺にだって“立案能力”はある」
    「俺は“名手”だぜ・・ほらな」
    「あのアホみたいなサングラス・・CIAだな」
    「俺だって“半分”倒したろ?」

パピ「そりゃ、誰だって小金をくすねるもんさ。
   だが“それが赦される”とは限らない」
  「自由経済だよ。自由世界じゃない」
  「“知る限り”を話せ」

デビー「愛したかったわ」

ジェサップ「危なっかしいな・・長く“外”に居過ぎたか?」

少佐「取りこぼすなよ」

アール「“潔白な者”なんて居ないさ」
   「ヒマそうだな、諸君」
   「そのサングラス、マヌケだな」
   「“お前の意見”など要らん」
   「火災を“偶然だ”と疑わないのは、
    良く調べないからだ」
   「安らかにな」
   「ボスを哀れに思うか? ・・同感だ」

少将「壊死した腕は切断するしかないのだ。
   小指だけを生かす事は出来ん」

マギー「何人?」
スティグ「2人だ」

ボビー「座ってなきゃ、席を失っても仕方ないよな」
手下「アタマもな」

ボビー「“63年型”のフォード・インパラは手に入るか?」
手下「“64年型”なら何とか」

ボビー「これじゃ、俺たちのアタマも“バッグ入り”だぞ」
スティグ「2ツは入らねぇだろ?」

ボビー「愛してるか?」
デビー「愛したかった」

スティグ「いいシャツだな」
※「“JCペニー”で買った」

アール「“その気”になったかね?」
ホビー「かなりな」

スティグ「今は俺の方が“優位”だ」
ボビー「お前も“ウィンクしてた頃”は可愛かったがな」

ボビー「今回は“ウインクなし”か?」
スティグ「俺だって、相手は選ぶさ」

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コメント

少佐というのはジェームズ・マースデンでしたね^^;
これでスッキリしたのでホッとしました。

ここのところ、誰とでも共演を果たしてしまうマークの勢いが凄いですよね。

ポーラの肉付きのいい体はかなりそそられて大変良かったです(笑)

投稿: ituka | 2013年12月10日 (火) 23時58分

itukaさん、ばんはです。

師匠も走ると言われるこの時期、ブログ更新どころか
コメントのレスすらも遅れがちです(×_×)

カネは要らんから、時間が欲しい!

・・いや、やっぱりカネも呉れ!(⌒〜⌒ι)

>少佐というのはジェームズ・マースデンでしたね^^;
>これでスッキリしたのでホッとしました。

『スーパーマン・リターンズ』にも出たはったんですが、ただの人間の役でした(戦闘力10)。。
どうもグラサンかけとらんと、印象がグッと薄くなりますね、、

>ここのところ、誰とでも共演を果たしてしまうマークの勢いが
>凄いですよね。

『ディパーテッド』の時の役柄なんかの方が、逆に新鮮に思えてしまいます(=^_^=)

>ポーラの肉付きのいい体はかなりそそられて大変良かったです(笑)

みっごと眉間を撃ち抜かれてましたね。。
しかし、こんな作品で「ポロリ」せんでもよろしいのに(←こら!)

投稿: TiM3(管理人) | 2013年12月14日 (土) 19時53分

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