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2013年11月24日 (日)

☆『スティーヴ・ジョブズ』☆

さる9日(土曜)。
風邪気味でちょいとフラフラになりつつも・・クルマで「阪急西宮ガーデンズ」へと向かい、シネコン“TOHOシネマズ”で鑑賞したのは・・前々から関心の高まってた、我が(←何が“我が”だよ!)「アップル(Apple)」の創業者でもあるスティーヴ・ジョブズ氏(1955-2011)の半生を描いた自伝的ドラマ、その(作品)名もズバリ『スティーヴ・ジョブズ』だった。

2001年、アップル・タウン・ホール・ミーティング。
CEO就任を“正式に”受諾した翌年、聴衆を前にし、スティーヴ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)の弁舌は冴え渡っていた。
アイマック(iMac:エントリー向けオール・イン・ワン・デスクトップPC)とパワーブック(PowerBook:ノートPC)の販売総数が300万台に達した報告に続き、彼が取り出したのは、ポケットに収まるサイズの携帯型デジタル音楽プレーヤー『アイポッド(iPod)』だった。
そして、彼の予想通り、この日のプレゼンテーションも成功裏に終わる。

「開発好き」を自認するその男=ジョブズの資質は、青年時代に早くも“開花”しようとしていた。
1974年、オレゴン州・リード大学。
大学に籍を置いたのはわずか半年間だったが、中退後もキャンパスに居座り「カリグラフィー(西洋書道)」など“興味ある講義”のみをただで聴講し過ごしたジョブズ。

1974年、ビデオゲーム会社「アタリ(ATARI)」に就職。尊大なその言動により、社内に数々の反発を招く。

1976年、「アタリ」で学んだ経験を生かし、仲間たちと「アップル・コンピュータ」を起業。
父母(養父母)のガレージで開発・製作したコンピュータ(パソコン)を「アップル1(Apple I)」と名付け、販売を開始する・・

1977年、その後継機種「アップル2(Apple II)」の販売実績により、世間に広く認知される存在となってゆく「アップル」だが、その一方でジョブズの“独裁的な運営方針”が、次第に経営陣の反発を招くようになる。

自らが招き入れたブレーンであるCEO=ジョン・スカリー(マシュー・モデイン)、盟友=マーク・マークラ(ダーモット・マルロニー)らの手で、遂にアップルを追放される結果となったジョブズ・・

彼はその逆境から、如何にして立ち上がるのだろうか・・??

自身が1990年代後半以来の“マックユーザー(それも、ややヘビー寄り)”と言う事もあり、スティーヴ・ジョブズ氏の「追放事件と復帰劇」「ワンマン主義の功罪」等にまつわる伝聞を数多く拾って来たワタシではあるが・・正直、本作の脚本については「まだまだクリーン過ぎるし、内幕に踏み込んでまでは描けて(描いて?)ないなぁ」と感じた次第(・ω・)

彼の「家族に対する考え」が大きく変わるきっかけも良く伝わって来なかったし、盟友らに対する“ホンネ”の部分も、意欲的に描写されていた感はなかった。

「不器用で孤独で、思想的には“ナルシスト”かつ“アスリート”だったんやろなぁ」と勝手に「そのしと」の評価を固めてもしまうワタシだが「太く短く」と言う表現を借りるなら、この上なく幸せな人生だったように思える。

引き際の見事さによって、死して早くも“伝説”と化した男の、この物語を眼の当たりにした時・・生涯のライバルとも言える“あの男(=決して名前を呼んではいけない、マ※クロソ※ト社の会長であるあのしと)”は果たして悔しがるのだろうか?

〜 こんなトコも 〜

・ワタシの1番知りたかった「ピクサー・アニメーション・スタジオ」や「NeXT」設立に関するエピソードは、殆ど取り上げられてなかった(×_×) ←そこ、彼の人生にとって「かなり重要な部分」だと思うんですけど!
・「ヒッピー・ムーヴメント」を体現してたような、青年時代のジョブズだが・・思想的には(それと相反するようにも思える)最先端の技術分野にかなり渇望&固執していたようである。
・ウィキ情報では「ビートルズ以上にボブ・ディランを好んでいた」なる既述は(特に)見当たらなかったが・・実のトコはどうなんやろ?
・大学の講義をただで聴講してたと言うジョブズ。何だか、井上ひさしの小説『ドン松五郎の生活』に登場する、大学の教室の窓辺で「ただ聴講」して、やたらと賢くなって行った犬キャラのエピソードを思い出した(=^_^=)
・基盤上の回路に部品を「半田(ハンダ)付け」する際「傾けず(水平に)取付け、見映えを美しくしろ」と命じてたシーンが印象深い。「通常は人の眼に触れない」ハズの部分にまでこだわるセンスが、良くも悪くも「彼らしい」んだろう。
・シリコンバレーで結成された団体「ホームブリュー・コンピュータ・クラブ」に興味津々。もの凄い面々が集ってたんやろね。
・現CEOであるティム・クック氏は全く劇中に登場せず、、(いつか制作されるであろう?)彼自身の「自伝的作品」の登場を待つしかないのか(⌒〜⌒ι)
・余りにも有名な1984年制作のマッキントッシュのTVCM・・ その監督を担当したのはリドリー・スコットなのだが、その辺りには全く触れられてなかった(×_×)
・ジョブズと親友=スティーヴ・ウォズニアック(愛称:ウォズ)の関係を眺めてると「もの凄い描画力を持ちつつもマイナーな漫画家」と「彼とタッグを組み、描かせた意欲作を世間に知らしめる事に成功した、したたかな原作者」みたいな図を連想させられる。
・マイナーながらも野心的・独創的な存在ゆえの「強み」「自負」・・そう言ったものを、かつてのアップル自身もユーザーも「確かに」持っていたように思う。
・IBM、マイクロソフト・・と常に“強大な仮想敵”を設定していたアップル。
・アルテア8800、アラン・ケイ(not安蘭けい)、原田泳幸氏との関わりも描いて欲しかった。
・「ラヴコールを贈り、ヘッドハンティングし、招き入れた者の手によって、自らが追放される悲しみ」を味わいながら、良くぞ立ち上がれたものと感心する。
・自分を裏切った相手に対し「やられたらやり返す・・倍返しだ!」の“半沢哲学”を当時にしてキッチリ実践してた「先見性」にも恐れ入る・・(⌒〜⌒ι)
・ジョナサン・アイブ氏に初めて出逢った時、ジョブズは“或いは”ウォズに初めて出逢った時と同じ様な「驚嘆と畏怖」を覚えたのかも知れない・・??
・晩年のジョブズのご尊顔は、余り画面に映し出されなかった。確かにカッちゃん(=アシュトン・カッチャー)の“老けメイク”では、ご本人と「ちっとも似てない」気もする。。
・アッブルを離れたジョブズが農作業に勤しむシーンがあったが・・詳しくないしとはNeXT社の事を「野菜を生産・出荷してる企業」だと勘違いするんじゃなかろうか?
・(某社製品の)CDウォークマンで音楽を聴いてたジョブズが「音飛び」に腹を立て、ゴミ箱に棄てるシーンも印象深い。「物理的に再生している限り(=デジタルに置換えない限り)“音飛び”問題からは逃れようがない」と閃いた“瞬間”やろか。
・リード大学の教授役でジェームズ・ウッズが出演してはった。『ホワイトハウス・ダウン』を観た時の彼を思い出し、妙に「構えて」観てしまった(=^_^=)

・アップルから贈呈された「20周年記念マッキントッシュ(Twentieth Anniversary Macintosh、Spartacus)」を気に入らず、即座に「窓から投げ棄てた」と言うエピソードも盛り込んで欲しかった。

〜 こんなセリフも 〜

ジョブズ「“素晴らしいもの”を見せよう・・未だこの世界では
     “誰も観た事のないもの”を」
    「コンセプトは『ハートのためのツール』だ」
    「誰かのハートに触れる事が出来たら・・可能性は無限大となる」
    「起きてるかだって? 勿論、起きてるさ」
    「親のカネを使ってまで、学位なんか欲しくない」
    「“赤子を棄てる親”がいるなんてね」
    「カラー(画面)が欲しい。改良しろ」
    「ここの奴らは何も分かってない」
    「(俺に)ここにいて欲しいか? なら変わらなきゃ」
    「自由に動けないとダメなんだ・・分かるか?」
    「HP(ヒュ※レット・パッカ※ド)なんか馬鹿だ」
    「ビートルズ(の曲)も悪くないが、ディランとは違う」
    「後で変えたっていい。今は“アップル(の社名)”で行こう」
    「商売は“勘”こそが大事では?」
    「シンメトリーで(部品を)取付けてくれ」
    「次は“一体型(All in one)”だ」
    「どいつもこいつも! ブリトー喰って死ねばいい」
    「仕事なんだ。自分で動け」
    「お前の仕事は“不要”に思えるぞ」
    「お前らみたいに遊んでろと?」
    「ディランもピカソも“失敗の危険”を恐れなかった」
    「IBMの猿真似なんかするな」
    「時間をかけてでも“良いもの”を造れ
    「熱意を分かち合えないなら、ここから出て行け。
     ・・そんな人間は要らない」
    「何故、まだここにいる?」
    「ビジョンを無視するプログラマーは要らない」
    「2度と“フォントのないワープロ”を開発するようなマネはするな」
    「奴らは大局を観ていない」
    「68000を使おう」
    「(君は)今からマックチームだ」
    「君は優秀か? 創造的か? じゃ、マックチームへ」
    「アップル2eは順調だろうけど、退屈だよな?
     ようこそマックチームへ」
    「熱心に取り組めば、忍耐力が得られる」
    「改善ではなく別のアプローチを考えろ
    「すごい・・いや、違うな・・“桁違い”だ」
    「ソーダを幾ら売りさばいても、いつか忘れ去られるぞ」
    「(コンピュータじゃなく)コンピュータで出来る事を売り込みたい
     ・・いわばこのマシンは“心のツール”だ」
    「僕と世界を変えないか?」
    「このまま一生、砂糖水を売るのか?」
    「ビッグブル(IBM)に対抗出来るのは、世界で我々だけだ」
    「値下げはIBMのする事だ」
    「あんた(ほどの人物)が言葉を失うとはな」
    「明らかに盗作だ! ゲ※ツに電話しろ!」
    「創造力のない泥棒め! 盗んだな!」
    「お前を雇ったのは間違いだった」
    「人間ってあんなに眠れるものなのか?」
    「“タイタニック”に乗る気などないね」
    「今やっている事は忘れろ。新しいものをデザインしろ。
     使えるもの、こだわりのあるものを創造しろ
    「馴染みの光景だな」
    「失ったんじゃない。奪われたんだ」
    「スピーカーを(筐体に)内蔵させてみろ」
    「許可なんて必要ない」
    「マ※クロソフトになろうとするな!」
    「もうこの会社は“クソ”を造らない」
    「つまり、再びアップルを“クール”にする」
    「もっと人生は広がる。君は人生を変えられる。人生を楽しめ」

ウォズ「回路が多過ぎる」
   「“好きな事”をやって楽しみたかった」
   「お前は変わっちまった・・成長したんだ・・いや、違うな」

マーク「このまま進み続けたら、君を護れなくなる」
   「君自身が、この会社の最大の敵なのだ」
   「犠牲も必要だったんだ」

導師の言葉「刻(とき)を浪費するな」
     「シンプルに生きれば、
      人生が単純で幸せな事に驚くだろう」     

ジョナサン「まだ“アップルが象徴するもの”を信じてる者が
      いるんです・・あなたをね」

ダニエル「デザインを専攻しろよ」
ジョブズ「デザインを仕事にする気はない。才能がないからね」

ウォズ「スピードを落とせ!」
ジョブズ「早く着けば、早く話せる」
ウォズ「僕は、生きて着きたい」

ジョブズ「我々にどんな投資を?」
テレル「ただ“興味がある”と言っただけさ」

テレル「良品か?」
ジョブズ「勿論さ」

重役「子供を駄菓子屋に野放しには出来んぞ」
マーク「だが、ここは“彼の駄菓子屋”だ

マーク「私が案内しよう」
ジョブズ「1人で観て回る、ここから先はいい」

社員たち「(アップルに)お帰りなさい」
ジョブズ「戻ってないさ・・“まだ”ね」

追記1:因みに、かつてのアップル製品の印象・評価は(ワタシ的にも、世間的にも)「やたらと高額」「壊れ易い」「ソフト(特にゲーム)が少ない」「だけど意匠が良く、オシャレ」ってな具合である。
追記2:ワタシ自身の、これまでに所有して来たアップルPCは、デスクトップ(オール・イン・ワン)型の「パフォーマ588」を筆頭に「パワーブックG3(12インチ)」「パワーブック2400c(2台)」「アイブックG4(12インチ)」「パワーブックG4(15インチ)」「マックブック・エア(13インチ、11インチ)」・・と、全部で8台。 ・・結局、かれこれ100万円以上を注ぎ込んで来た気がする、、(⌒〜⌒ι)

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2013年11月14日 (木)

☆復旧いたしました☆

先日。

久しぶりに、内容を更新しようと管理画面に繋ぎ、最新の鑑賞作『グランド・イリュージョン』に関する記事をアップさせたワケだが・・

その後、いざブログにちゃんと反映されているかどうかを確認しようとすると「mkdergi.com」なるうさん臭いサイトに勝手にジャンプしてしまうようになった(×_×)

ネットで調べ「(外部から引っ張って来てる他社製の)ブログパーツが原因」であろう結論を掴む。

自身の体調不良もあり、ここ2日ほど「ただ(崩れた状態の自身のサイトを)眺めるだけで、作業に取りかかる気力もない」ってな状況だったが・・本日になり、ようやくタイトルに設置してた『跳ネル兎時計』が病巣である事を知り「表示しない」よう編集した。

見た目の斬新さ・上品さに惹かれ、つい「後先深く考えず」設置してしまいがちなブログパーツ類であるが・・例えば、有名なホテルのレストランで「良く分かんないまま、耳触り(=聞こえ)の良さだけに魅了され」詳しくもない(味の違いも分かんない)食材を用いたメニュー表示をつい信用し、食べてみても「美味いのかどうなのか」などはハッキリ分からず、カネだけはがっぽり盗られ・・つまりは、結果的に騙されボラれてしまうような状況に似てなくもないな・・ とも感じた次第である(・ω・)

と言う訳で、これからもまた訪問頂けると嬉しいです。

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2013年11月11日 (月)

☆『グランド・イリュージョン』☆

さる3日(日)。
連休の真っ只中だったが、伊丹にあるシネコン“TOHOシネマズ”に観に行ったのは、予備知識もないまま、ただ「その作品の放つ“上質そうな雰囲気”のみに惹かれ」鑑賞を決意した『グランド・イリュージョン』だった。

大掛かりな“マジック”やら“トリック”やらが「軸」になっとる物語なので「あわよくば“手品のタネ”なんかを明かして貰えるのかも知んないな〜」などと、勝手な期待感を過度に膨らませ、劇場に向かったワタシだったが・・(⌒〜⌒ι)

“とある人物”にタロットカードを渡され、導かれるかのように集められた4人のマジシャン・・ ダニエル・アトラス(特技:マジック全般)、メリット・マッキニー(特技:読心術)、ヘンリー・リーヴス(特技:脱出芸)、ジャック・ワイルダー(特技:ストリートマジック)は、プロマジシャン・チーム『フォー・ホースメン』を結成する。

そのわずか1年後。
『フォー・ホースメン』は、ラスベガスの巨大ステージ上でのイリュージョン・ショーを任されるまでにメジャーな存在となっていた。

彼らはショーの中で、ランダムに舞台にピックアップされたフランス人旅行者=エティエン・フォーシェ氏が口座を持つ、パリ9区の「クレディ・リパブリカン銀行」から320万ユーロもの大金を「観衆の面前」でまんまと強奪する。

すぐに彼ら4人の身柄は拘束されるも、この強盗事件の担当となったFBIのディラン・ローズ捜査官(マーク・ラファロ)とICPO(インターポール)から招かれたアルマ・ドレイ(メラニー・ロラン)捜査官の“合同捜査チーム”は、そのトリックを暴く事が全く出来ず、証拠不十分のまま彼らの釈放を余儀なくされる。

万策尽きた“合同チーム”は、マジックを暴く事に関しては“名人”と称される男=サディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)に捜査協力を求める。

サディアスは、ベガスの事件のトリックをすぐさま鮮やかに暴くと共に「今回の1件は“序章”に過ぎない」と、次なる「大胆不敵な強奪事件」を予想するのだった・・

本作の印象として、とにかく「スタイリッシュ!」「出演(俳優)陣が豪華!」「物語のテンポが良い(ってか良過ぎる)!」ってのが挙げられる。
その半面「良く分かんない(=掴めない)まま、ジェットコースター的に物語が進行する」「“緩急の配置”などは考慮されてない(=観客によっては疲れそう)」「演出に泥臭いトコがない」などと『オシャレ過ぎる』が故の“もの足りなさ”を覚えたようにも。

作品全般から漂う香りが「とってもヨーロピアン」なモノで・・「誰が監督なんやろ?」と、後で調べたトコロ『トランスポーター(2002)』『ダニー・ザ・ドッグ(2005)』『トランスポーター2(2005)』などを手がけた、フランス人のルイ・レテリエ氏と知った。

怪盗チームと彼らに対峙する2刑事、怒濤のカーチェイスをも交えた追跡劇、誰が“黒幕”なのかが読めないストーリー構成など・・総合的なその完成度が「更に突き抜けていたら」・・(例えば)『黄金の七人(1965)』『華麗なる賭け(1968)』と言った“残ってゆく作品群”にその名を確実に刻めようところだが・・ 総じては「少し弱いなぁ〜」と感じずにはいられなかった。

私的にちょっとなぁ・・と感じたのは、やはり大富豪=アーサー・トレスラー役のマイケル・ケイン爺さんと、その前に立ちはだかるモーガン爺さんの2人だったろうか。。

どうしても『バットマン3部作(2005)(2008)(2012)』の印象が“今だに強過ぎ”彼ら自身のイメージを、本作を観る中で“更新”出来なかった(×_×) 確かに豪華キャストなのは認めるが、、もう少し考えてみてはどうだったろう?

また、終盤で“5人目のホースメン”が遂にその姿を現すんだが・・その「意外さ」にびっくり! ・・と言うより、その「強引さ」にびっくり! ・・させられたワタシ(⌒〜⌒ι)

今、思い返しても「やられたなぁ・・!」と言うより「もう少し何とかならんかったんかなぁ・・!」と思う。

まぁ、それがないと“あの俳優さん”ってば「おバカキャラ」なままで終わってしまってたワケだろうが・・

何だか納得行かないような、、んでも、それって単なる“負け犬の遠吠え”のような・・不思議な感覚ではある(⌒〜⌒ι)

〜 こんなトコも 〜

・オープニングで「監修・・DaiGo(←メンタリストのしとの方)」なる字幕が。。“同名の芸人”が2人いるから、芸能人に疎いワタシにとっては・・ややこしい(×_×)
・ダニエルを演じたのがジェシー・アイゼンバーグだとは気付かなかった(×_×)
・エティエン・フォーシェ氏は、翌朝、パリの銀行の金庫室内で発見されたの??
・近年、ウディ・ハレルソン(メリット役)がとても気に入っている。『ノーカントリー(2007)』ではイマイチな役回りだったが『7つの贈り物(2008)』での演技がとても素晴らしかった! 実際には「心優しい方」に違いない(ホンマか?)
・「大ネタ」より「小ネタ」の解説をもっとやって(=暴いて)欲しかった。「手錠を外すと同時に、眼の前の相手の手首に掛ける」「その手錠のカギを未開封のペプシ缶の中に入れる」「すれ違った一瞬、相手の腕時計を外し盗む」「ビルの屋上から空中に身を投げた瞬間、大量のカードに変化する」「取調室で手も触れずに(?)椅子をグルグル回転させる」「巨大なシャボン玉の内部にすっぽり全身を入れ、空中を浮遊したり、その中で回転したりする」・・どれも、全く分かりません(⌒〜⌒ι)
・ジャック役のデイヴ・フランコは、かのジェームズ・フランコの実弟だそうだ。
・メラニー・ロランの左側の首筋と胸元にある黒子(ほくろ)を眺めてると、どうにも自分を抑え切れなくなってしまう(=^_^=)
・任意に選ばせたトランプの札を的中させ、背後の高層ビルの窓の照明で(札のマークを)再現する・・ と言うマジックだけは、そのトリックを何となく見破った!(=^_^=) 「トランプの束を丸ごと手先で入替える」と言う(パーム)テクニックの修得は必須だが、原理そのものは意外に簡単だと思う。
・ふた言ほど相手の言葉を反復しただけで、完璧な声真似が出来るって才能も凄い!

〜 こんなセリフも 〜

ダニエル「良く見てると思う程、簡単に騙せる。
     近付く程、見えなくなる」
    「まず電気技師を50ドルで買収したのさ」
    「俺の部屋より汚い」
    「今夜、銀行を襲います」
    「犯罪は楽しい」
    「皆さん、銀行に“恨み”がお有りのようで」
    「アメリカがパリコレを超えました」
    「殆どの検事は陪審員を説得出来まい」
    「俺を逮捕したら、マジックを信じてる事になるね」
    「俺はあんたらの7歩先を行く」
    「近付く程、逆に見えなくなるのさ」
    「鉄則1・・誰よりも賢くなれ」
    「100のトリックか、1のイリュージョンか」
    「マジックとは“計算された騙し”です」
    「少し痩せた?」
    「数字に集中して(Focus on number.)」
    「ジェット機と車は残しておいた・・いい気味だ」
    「楽しい事にも終わりは来ます。信じてくれて有難う」
    「“開かない鍵”はないよ」

メリット「“無かった事”にしたいですか?」
    「200ドル・・いや、重罪だから250ドルを」
    「奥さんは“かかりにくい”ようだ」
    「君らも選ばれたか・・自惚れを棄てる事にするよ」
    「これはメンタリズムじゃない。只の観察力だよ」
    「君は特別だ。自信を持っていい」
    「賢者の声を聴こうと・・ダメだな」
    「何処へ消えた? いい奴だったのに」
    「殆どが錯覚・・ほんの少しばかり科学」
    「どんどん眠れ」

ローズ「油断や隙を見せてみろ。喰らい付いて離さないからな」
   「チープかも知れないが、俺は早いよ」
   「マジシャンは“人を食い物にする”連中だ」
   「・・自分を追ってた!」
   「見えなくともハッキリ感じる・・ここに何かある、と。
    そんな経験は?」
   「奴らを炙り出してやる」

アルマ「“イライラ勝負”なら貴方の負けよ」
   「信じる事は力よ」
   「お礼はいいわ(You are welcome.)」
   「“大事なもの”を見落としてるわ」
   「素面(シラフ)でも無神経なの?」
   「2度と(私を)車で待たせないで!」
   「理論や解決が総てじゃない。
    “秘密にしておく方が良い事”もあるわ」

サディアス「君たちFBIが手こずる程、カネになる」
     「パリへ行くには“階段”が便利でね」
     「意図的に選ばれた? 偶然に選ばれた?
      そう思っているだけ・・“暗示”さ」
     「襲うのは難しいが、初めから車内にいたら話は別だ」
     「どんなに屈強でも、催眠術には勝てない」
     「バカは治らんようだな」
     「無能にも程があるな」
     「君の無能さも証明されたワケだ」

アーサー「私が停止させたいと思えば、それは停止する」

黒幕「ようこそ“アイ”へ(You are in.)」
  「あの日から俺は“別人”になった」

客「ゆする気か?」
メリット「自業自得です」

ローズ「いつもそんなに上から目線?」
サディアス「そうだ」

アルマ「その笑顔は本物?」
ローズ「多分ね」

サディアス「取引は不成立だな」
アーサー「我々は弁護団も強いぞ」
サディアス「あいにく脅しには慣れててね」
アーサー「私の脅しは“そこらの”とは違うぞ」

サディアス「(奴らを)どう料理する? 煮込み? フライ?」
アーサー「ミンチにしてくれ」
サディアス「シェフにそう伝えよう」

ヘンリー「純粋に私を信じて」
ダニエル「その言葉・・グッと来たよ」

黒幕の伝言『ほら、消えた(Now you don’t.)』
     『薔薇は“別の名”で呼ぼうとも香る』
     『信じる者のみが“真実”に到る事が出来る』
     『誰よりも賢くなれ』

フランスの表現『信念は山をも動かす』

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2013年11月 3日 (日)

☆『地獄でなぜ悪い/WHY DON’T YOU PLAY in HELL?(2012)』☆

30日(水曜)の夜。
若干の残業をこなした後、梅田のシネコン『ブルク7』へと向かい“レイトショー”で観て来のは・・園子温が監督・脚本・音楽を手がけた任侠アクションコメディ(?)『地獄でなぜ悪い/WHY DON’T YOU PLAY in HELL?』だった。

当初は「別な作品」を観ようと考えていたワタシだが・・「そっちを観る場合、上映開始まで更に20分も余計に待たねばならない事」「ネットで『地獄で〜』の評価の方がポイントの高かった事」から、いきなり本作鑑賞に切り替えた次第。

で、久しぶりの「ブルク訪問」となったワケだが(少なくとも“約5年ぶり”ではなかろうか?)・・チケットカウンターが消失しており、3台ほどの券売機が並んでたのには驚いた。何とまぁクールな・・

大阪勤務に戻って以来「仕事帰りに立ち寄って観る」って言う経験も(確か)初めてだった事から、適度な「新鮮さ」「解放感」があって楽しめたかも知れない・・が、肝心の作品が「意外にもアレ」だったのがどうにも・・(⌒〜⌒ι)

どうやら自身が“にわかファン”であろう事をぼちぼち公認せざるを得ない(=^_^=) ノリにノッてる映像作家=園子温(そのしおん)の最新作。

関東圏の(?)架空の地方都市=深作市(=^_^=)を舞台に、10年以上の長きに渡り睨み合いを続ける2つの暴力組織を軸に据え、その一方の組長の娘である元CMタレントのヒロイン、そんな彼女に翻弄される若者、そして“映画の神様”との出逢いを渇望する自主映像制作集団のエキセントリックな面々・・の体験する“驚くべきおぞましき1日”が、コメディタッチで、バイオレンス&スプラッターに描かれる。

・・

暴力組織・武藤組を率いる武藤大三(國村隼)は、10年前の抗争の中、命がけで彼を庇い(その結果)投獄されてしまった愛妻=しずえ(友近)の出所をあと9日後に控えていた。

そんな大三としずえの間には、当時キッズタレントとして才能を開花させつつあったひとり娘=ミツコがいたが、抗争事件の影響で(反響の高かった)TVCMは放送中止となり、彼女も女優・モデルとして「決定的なブレイク期」の訪れないままに年頃の娘(二階堂ふみ)へと成長していた。

撮影現場を男と飛び出し1週間。行方をくらましたミツコは囚われ、組の監視下に置かれていたが、対立組織=池上組の襲撃に乗じ辛くも自力で逃げ出す事に成功。

彼女は追っ手をまくため、街でたまたま見かけた青年=橋本公次(星野源)に「今日1日だけ、10万円で“恋人のフリ”をして欲しい」と頼む。
ミツコの魅力にノックアウトされた公次は、気安くOK(?)するが、それは彼の運命(って言うか人生)を大きく変える事となる。

一方、ひなびた映画館『昭和座』に寄生(?)する自主映像集団『ファック・ボンバーズ(以下“FB”)』は、リーダーである自称映画監督=平田(長谷川博己)を筆頭に“永遠に語り継がれる1本”の制作を悲願としつつ、未だ“資金・コネ・キッカケ”の3大不足(=^_^=)のせいで果たせずにいた。

「驚くべき偶然」によって重なり合う事となる公次(&ミツコ)と平田たち『FB』の運命。
彼らは武藤の「間もなく出所して来るしずえのため、愛娘=ミツコの主演映画を撮る!」と言う“鶴の一声”に従う形で“永遠に語り継がれる1本”の制作に取りかからざるを得なくなる。

平田は、自身の目指す“究極のアクション”を撮るため、武藤組と対立する池上組のドン=池上純(堤真一)に“アポなし突撃”で協力を要請、見事に承諾を得る。

かくして「武藤組vs池上組」と言う“マジモンの抗争”をシュールに描き出す、ドキュメンタリーでスプラッターなアクションシーンの撮影が開始されるのだった・・

いつものように(?)暗がりの中、手探りでメモを執りながら鑑賞を進めたワタシだったが、物語のハチャメチャさに、結構ペンが止まってしまい「あちこちを書き逃した感」の残る作品でもあった(⌒〜⌒ι) 監督としては、思う存分ふざけまくったように思えるワケだが、そのふざけ度合いがワタシにとっては“(自身の)ツボ”とかけ離れてて「う〜ん・・」と言う感じ。

最近観た、松本人志監督の『R100』ほどヒドくはないんだが「胸のすく」「ゲラゲラ笑える」ノリかと言うと、正直そうでもなかったかなぁと。

序盤、いきなり始まる「血みどろ抗争」と“血まみれ割烹着姿”で、包丁1本を手に、街中を疾走する組長の奥さん(演:友近)
中盤、町角の祠(?)を「きっかけ」として“強烈な運命”で出逢う2組の主人公ら
後半、リハもなく「長回し」「1テイク」で撮影の決行される“血みどろ”の抗争ドキュメンタリー

・・と言う流れで(大まかな)ストーリーは展開するんだが、1つの街全体で“実録”的に事件が発生⇒推移し描かれるにも関わらず、総じては「断片的かつ密室劇っぽい雰囲気」が払拭出来てないのだ。尤もそれ自体が「狙って撮った密室劇」だったような感はあるんだが・・後半以降、ロケーションが「1ヶ所に完全固定される」ワケでもあり、もう少し「意識して“空間的広がりのあるロケーション”で前半~中盤を描き、後半〜終盤とのメリハリを巧くつけて欲しかったな」と思うのは、ワタシのわがままだろうか。

本作最大の重要人物を「ミツコ」だと思ってたワタシだが、扱いとしては「平田」の方が“最重要”だったのだな、と終盤で(ようやく)気付かされた。確かに、モノローグ(独白)を放ってる人物は、終始平田だったんだが・・それならそれで、彼のキャラクター(特に私生活や家族など)をもう少し「分厚く」設定&描写して欲しかったような。

と言うか、この『FB』って言う集団、とにかく「生活感なさ過ぎ」で説得力に欠けてたし(⌒〜⌒ι)

後半からは、主要キャラ陣のテンションも上がって来て、日本刀を各々握りしめてのリアルチャンバラ(=地獄絵図)に突入するワケだが・・必要性のない(ギャグタッチな)手・足・首の飛び散り方、何だか「客席まで臭気の漂って来ない」血のりの色合い&質感、どうにも「ナマクラそうな」日本刀の(刃の)質感・・ と“悪ふざけなスプラッター展開”の延々と続く印象だった。

『キル・ビルvol.1(2003)』『13人の刺客(2010)』『キックアス(2010)』を期待して観てみたら『悪の教典(2012)』『(ノリの悪い)ブレインデッド(1992)』だった・・みたいな感じだろうか(=^_^=)

色んな意味で物語を牽引してた國村さんが『ディープブルー(1999)』に於けるサミュ・Lおじさんのような“唐突さ”でもって「退場の先陣を切る」に至って、やっとワタシは「ああ、監督は物語そのものを盛大にぶち壊すために、今まで積み上げて来てたんや」と思い知らされるのだった。んでも、いきなり過ぎて“描写を楽しめなかった”のもあるので「國村さんのアレ」シーンは、機会あらば、もう1度観てみたいものである。

やや園作品に違和感の残されてた(=^_^=)のは、堤さん、長谷川さんだったかな? 「そこまでせんでも」「ちょっと(演技が)しんどそう」って印象を受けたりも・・(⌒〜⌒ι) まぁでも、この先しっかり“園子温ファミリー”に組み込まれて行くのかも知んないけど・・

〜 こんなトコも 〜

・全力製薬の歯磨きのTVCMは、インパクトこそあるんだけど・・も少し「全力で」制作して欲しかった(⌒〜⌒ι)
・アクションスター=佐々木のインパクトがとにかく凄かった! 演じた坂口拓氏は「本作出演を以て、俳優界を華々しく引退」されたそうだが「ホントに本作が最期で良かったの?」と素朴に感じたのはワタシだけじゃないように思う。(この作品の演技で)オファーがバンバン来ると思うんだが(まぁ、それが引退決意の決定打となったのかも知れないが・・??)
・しずえを交えた「親子のドラマ」は見事に中断されてしまった。 って言うか、友近の存在は何処に行ったの?
・登場キャラの殆どが「アレ」しちゃう辺りは『戦国自衛隊的(1979)』のノリやね。
・“妄想”を匂わせつつ、劇中の出来事の殆どは“リアル”だった。
・ヒロインを力演した二階堂さんの印象は「“パンクな言動”の宮崎あおい」って感じだった。
・一番の狂人は監督だった!! 「自作のためなら何でもやる」ってノリは、芥川龍之介の小説『地獄変』辺りが元ネタやろか?
・馳星周と同様のノリで「温子園」ってな施設が何処かに出来たら面白いんだが。
・「國村氏退場」は“いきなり”なので要注意!
・「スベりつつも、勢いを落とさぬまま斬り下ろした」って感じでは『R100』に勝ってると思う(=^_^=)
・監督は「インディーズ狙い」で「評価を余り気にせず、伸び伸び撮った」ってトコやろか?
・ミツコが殺陣をするシーンで、斬られた(左右に並んだ)相手からカラフルな血潮が虹のように吹き出る描写にしびれた! あれは『たどんとちくわ(1998)』に対するオマージュか?
・終盤における公次の運命が『ウンタマギルー(1989)』での(フラフラ歩く事となる)小林薫のようだった(×_×)
・監督の“究極の自己満足作”って点では『ピストルオペラ(2001)』にも通じるトコがあるのかな、と。
・北野武作品風に、本作にキャッチコピーをつけるとすれば『全員狂人 完結。』やろかね。
・ヒロインのインパクトを(中盤以降も)維持させ、あんな「あっけないオチ」にはして欲しくなかった。
・ラストの『カット!』発声は、誰もが予想出来そうなオチでイヤだった(⌒〜⌒ι) エンドロールの総て終わった後に「黒い画面に音声のみ」でやったら、更に良かったんじゃないか?
・久々に「怪鳥音」入りの“徹底した”ブルース・リーそっくりさんを観た! イエローのトラックスーツ着用、長髪、細マッチョ、ヌンチャクさばき・・どれを取り上げても、ファンを狂気させてくれる仕上り!(惜しむらくは、ご尊顔が“松重豊”系だったけど、、)
・(成り切り)ドラゴンの迎えるオチは『レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳(1976)』へのオマージュか?
・関わる男を、残らず“制御不能”にしてゆくヒロイン!
・だが、平田監督だけは“周囲”に全く影響されてなかった!
・誰が観ても「やり過ぎ」な木村刑事は一体どう言うつもりだったの?
・ミツコ&公次の設定を『ロミオ+ジュリエット(1996)』っぽく考慮してはどうだったろ? 公次が余りに「単なる通りすがりキャラ」だったのが悲し過ぎ、、
・國村さんの突然の“アレ”には『模倣犯(2002)』に於けるピース(=網川浩一、演:中居正広)の“アレ”と同じぐらいびっくり!
・もうちょっと「日本刀」の「バッサバッサと斬れますよ!」って描写力を高めて欲しかった。
・「少女」「血で満たされた床」と来れば・・これはもう『シャイニング(1980)』か?
・敵対する組の本拠で「愛娘の巨大なピンナップ」を発見した時の、武藤の「何だこりゃ?」って表情が絶妙だった(=^_^=)
・「覊不放奔(右横書き:ほんぽうふき)」「仁義一道(縦書き)」「徳成武忠(右横書き)」などの墨書が登場。しかし「忠武成徳」って余り聞き慣れないなぁ・・(「忠節ナル武功ガ徳ヲ成ス」なんかな?)
・「深作警察」「広能町交番」「マキノ通り」などは、比較的分かり易いオマージュのようである(=^_^=)
・「回転斬り」を観て『北斗の拳』に登場するフォックスの「跳刀地背拳」を思い出した(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

平田“総ては(10年前の)あの日から始った”
  “いつもと違う不穏な空気を感じ
   ・・そして彼奴(あいつ)に出逢った”
  「そう! その顔だ!」
  “この日、この時・・俺たち
   『ファック・ボンバーズ』が1つになった”
  「そう来なくっちゃ! 今から撮影だぜ!」
  「良かった! “映画の神”が降臨してた!」
  「“永遠に刻まれる1本”を撮りたい!」
  “つまらない大人になったのか、だって?”
  「情熱とか、愛とか・・ “とか”でいいじゃん」
  「もしかして、今日が“大事な日”かも
   知れないじゃないか!」
  「“戯言(たわごと)”こそが最も神聖なんだ!
   ホォリィ、タワゴト!」
  「物事を“表面だけで捉える”のは止せ
  「・・全然分からん」
  「(その日が)今日だったんだ!
  「考えましょう・・10秒下さい」
  「・・撮れてるぞ」
  「音、頂きます」

ミツコ「今日1日、あたしの恋人になって。
    ・・“フリ”でいいから」
   「“お別れのキス”よ」
   「怖くないの? あたしが」
   「男なら、歯を剥き出して笑いな!」
   「あたしって、どうせバカじゃん。
    死ぬ時まで、どうせバカじゃん。
    だから1回ぐらい、パァッと咲きたかったな」

公次“何故だろう・・この人に抗えない。
   何故、逃げない俺? あなたは誰?”
  「今すぐ、僕と一緒に映画を作って下さい!」

木村刑事「“正当防衛”で、人が死ぬか?」
    「お前、スケベで良かったな」
    「次、行くぞ」

FB「すげぇな! 映画みたいだ!」

手下「バカ野郎! すぐ撃つな!」
  「男だったら覚悟しとけ!」
  「コカイン抱いてろ!」

武藤「おい、枕ぐらい用意してやれ」
  「寝る? 眠った方がいいよ」
  「俺は冷静か?」
  「正気だから、ここにいる
  「ここは“ニセモノ”ばっかりだ
  「“映画班”を作る」
  「いいか、それが“仁義”つぅもんだ」
  「娼婦とは朝飯しか、愛人とは昼飯しか一緒に喰わん。
   俺と一緒に夕飯を喰う女は、
   “俺と一緒の墓に入る女”だ」
  「晩飯を共にするのは“家族”だからだよ」
  「逃げたら殺す。完遂出来なかったら殺す。
   いずれにしても、巧くやらなきゃお前を殺す」

しずえ「空は別に、私を驚かせたくて
    青いんじゃない」

池上「そうか・・撮りたいだけ撮れ。
   ただし・・(俺が)あの角を曲がるまでだ」
  「今日から全員、和服に着替えろ」
  「撮影してるのか?」
  「ここは平和でいいね」

監督「それにあんた今、映画どころじゃないだろう?」

池上の女「“腹をくくる”なら・・和服よ」

老技師「“生涯の1本”・・良い映画を撮ってくれ」

池上「一旦“手打ち”に出来ねぇか?
   お互い、クールになろう」
武藤「ここは一旦、クールに休戦してやる」

佐々木「その日はいつ来るんだよ?!」
平田「いつか来る!」
佐々木「今日じゃねぇんだろ?!」
平田「今日かも知れない!

平田「映画で死ねたら」
佐々木「死ねるか?」
平田「死ねるね」
佐々木「じゃ、死ね!」
平田「なかなか死ねねぇんだよ!」

武藤「分かってくれるな?」
手下「・・少し!」

手下「自信はねぇけど“死ぬ気”でやりやす!」
武藤「本当に死ぬかもな」

池上「どう言うこった?」
平田「その(言葉の)意味するままです」

※「で、その映画はいつ作るの?」
FB「明日!」

刑事「やっぱり“映画”じゃないんですか?」

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