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2013年9月 7日 (土)

☆『マン・オヴ・スティール』☆

9月1日(日曜)の夜、比較的ご近所なシネコン“MOViXあまがさき”にて「レイトショー」で鑑賞して来たのは、公開が始ったばかりのSF大作(?)『マン・オヴ・スティール』だった。因みに。この日は「ファースト・デー」でもあった。

元々は(故)クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン(1978)』シリーズ(特に1作目と2作目!)が好きで、後年の『スーパーマン・リターンズ(2006)』もまた、期待値を「過剰なまでに」高めて鑑賞に臨んだワタシなので(←結果的には、高め過ぎて失敗した)、以前から劇場予告編に於ける“断片的な映像群”にワクワクさせられっぱなしだったが・・いよいよ完成の運びとなり、劇場に駆け付けた次第だ。

高度な文明を擁する惑星=クリプトンは、10万年もの長きに渡り繁栄を誇るも・・今や「滅亡の危機」に瀕していた。かつては周囲の星域に積極的な植民政策を展開したが・・それを取り止め、自らの星の採掘活動を過剰に押し進めた結果、地軸を乱してしまい、残すところわずか数週間で自星の爆発する運命は、もはや誰にも避けられないものとなっていた。

クリプトン随一の科学者=ジョー・エル博士(ラッセル・クロゥ)は“数百年ぶりの自然出産”に成功した、妻=ララとの間にもうけたひとり息子=カル・エルを密かに外宇宙に脱出させる計画を実行に移す。

幼子を乗せたカプセルには、クリプトンの“叡智の結晶”とも言うべき、細長い鍵状の物質(記録媒体)=コデックスもまた積み込まれた。

カプセル射出の寸前、将校らを率い元老院に対するクーデターを起こしたゾッド将軍(マイケル・シャノン)は、ジョー・エルを殺害するも反乱には失敗、コデックスの失われた事実を知るや「必ず“コデックス”を捜し出してやる!」と恨みを吐きながら“ファントム・ゾーン”へと300サイクルの追放刑に処されたのだった。

一方、はるか彼方の“黄色い太陽を廻る惑星=地球”に不時着したカプセルから見つけられたカル・エルは、カンザスに住むケント夫妻=ジョナサン(ケヴィン・コスナー)&マーサ(ダイアン・レイン)の手で大切に育てられた。

自身が“特別な力”を持っている事に早くから気付き、その事に悩みながら育ったカル・エル=クラーク・ケント。養父であるジョナサンは、自らの死を前にしても尚『その力を使ってはならない』とクラークに言い遺すのだった・・

周りの世界、周囲の人間との“違い”に孤独を募らせながら逞しい青年へと成長を遂げたクラーク(ヘンリー・カヴィル)は、世界各地で“自分探しの旅”を続ける中、いよいよ「本当の父」に出逢い、自らに課せられた使命を知る。

一方で、母星=クリプトンの崩壊の衝撃で冷凍睡眠(?)から目覚めたゾッド将軍らは、コデックスが地球に隠されている事を掴み、大胆な地球侵攻を開始するのだった・・

アクションにせよ、ハナシとしての展開にせよ「恐ろしくテンポの速い事」には驚かされた! たっぷりと描かれるアクション・シーンや飛行シーンなど「描写の余りにもの速さに、視覚がついて行けないトコ」も少なくなかった。きっとワタシは「制作陣の想定する観客の年齢層」から(既に)大きく外れてしまってるのに違いない(⌒~⌒ι)

さほど物語を詰め込んでるワケでもないハズなのに、構成が「時間軸置換(=回想挿入型)」「群像劇的手法」を多用し組立てられてるので、多少なりと「考えたり」「他の(キャラの)進行をアタマに置きながら観たり」しなくてはならず“アタマ空っぽ”で楽しみたいつもりが・・正直疲れてしまったのもあった。

そしてまた「コミカルな要素」が殆ど盛り込まれてない点も、残念と言えば残念だったか。例えば、凶悪かつユーモラスなキャラ=レックス・ルーサーの一味を持って来たら良い・・などと単純に決め打ったりするつもりはないが、、もう少し「軽妙」かつ「深く」脚本を仕上げてはどうだったかなぁ、と。

私的には、幼少期からのカル・エルの成長物語をしっかりと眺めたかったので、いきなりヒゲ&胸毛のおっさん(?)が出て来た時には「なんじゃあ??」と違和感が拭えなかった。ああ言う登場演出なら、ヒュ※・ジャ※クマンに任せときゃ良いんじゃないかな?(=^_^=)

ロイス・レイン(エイミー・アダムス)、マーサ・ケント、ファオラ・ウル(アンチュ・トラウェ)・・と言う“3人のヒロイン的存在”を擁しながら、そのいずれもが魅力的に映らなかったのは何故だろう? 女性キャラの描き方が単にヘタなのか、ミスキャストなのかは分からないが、女性陣に面白味のなかったトコは、正直ワタシの中でかなりのマイナス点となった。

『スーパーマン』『スーパーマン2/冒険篇(1981)』を1本にまとめ切った“おトク感”はなかなかのものだった(=^_^=) って事は、続編での敵は・・ニュークリアマン・・なの??(=^_^=)

~ こんなトコも ~

・ケヴィン・コスナー、ラッセル・クロゥ、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーンなど「ちょっと最近、お元気なさげ?」なベテラン勢が、物語を彩ってくれてた。

・ダイアン・レインは意図的に過剰な仕上げの“老けメイク”だったんやろか? ちょっと分かんなかったぞ(×_×)

・エイミー姐さん・・本作のヒロインにしてはちと老け過ぎておまへんか?(まぁ、旧作でのロイス役=マーゴット・キダーも老けてはったが)

・ケヴィコスが“ツイスター”にやられちゃう展開とは知らなんだ。んでも、このシーンは(劇中で唯一)ウルウル来ました。

・まんまニューヨークがモデルと思われる架空の都市=メトロポリスだが、あそこまで徹底的に崩壊しては、復旧に何年もかかる気がするぞ? って言うか、市民がどれだけ犠牲になったんだ? 地殻も致命的なダメージ受けて、住めなくなってね?

・アピールさえすれば、スーパーマンは「眼の前で死にかけてる市民」だけは取り敢えず(見棄てず)助けてくれるようだ。

・「3悪人」の内、でっかい奴は名前はおろか顔つきすら分かんなかった。

・ゾッド将軍たちがやって来るのは「月面」⇒「ヒューストン」の順番じゃなかったんやね、、

・ちょっと“悪人顔のディカプリオ”にも見えてしまったゾッド将軍役のしと。

・意図的にスピーディーな特撮シーンを描写してるのかは分かんないが、とにかく「肉弾戦シーン」でのキャラたちの高速な動きがハンパなかった。殆どついて行けてなかったワタシ(⌒~⌒ι)

・まるで「ネット投稿動画」のような「手ぶれ」「フレームアウト」を意図的に多用した飛行映像は狙い通り、リアルで面白い!

・ラストの舞台はグランド・セントラル駅か? 両眼から射出するレーザーで暴れるもんだから『Xメン(2000)』のサイクロップスを思い出してしまった(=^_^=)

・終盤の“タイマンバトル”は『マトリックス/レヴォリューションズ(2003)』のラストバトルみたいな印象。クライマックス(シーン)なだけに迫力充分なんだけど、何処か斬新さがなく、ダラダラしとる感じ。

・「生粋の戦士」であろう某将軍があっさり※をへし折られてしまう展開、、カカロ※トに叶わなかったベジ※タみたいな屈辱感だったろうなぁ。

・少年期が「断片的に語られる」展開なので、隙間があり過ぎ感情移入出来なかった。ちゃんと丁寧に「ひとまとまり」で描いた方がストレートで良かった気がする。「トラックを持ち上げる赤ちゃん」の場面とかも入れてね。

・スクールバスに乗ってた少女はロイスじゃなかったの?

・少年期を代表する友人は、あのおデブ(ピート)だけだったのか?

・「惑星に残って必ず訪れる死を(じっと)待つぐらいなら、冷凍睡眠で流刑にされた方がよっぽど賢い」って言う良いお手本。「飢え死にするぐらいなら羅生門(の上層)に昇って盗みをやれ」って生き方にも通じる??

・ラストになって“デイリー・プラネット”に入社されても。。

・スーパーマン俳優として、初めてのイギリス人を迎えた本作。ピンで眺めると「ちと弱い」感もあったか。ヴィジュアル的に言えば、やっぱりグランドン・ラウスの方が好きやなぁ。

・額の広さ等から、何故だか連想したのは『恋人たちの予感(1989)』の頃のビリー・クリスタルだった(⌒〜⌒ι)

・レックス・ルーサーは(本シリーズに)もう出て来ないのか?

・初登場時が「ヒゲ&胸毛ボウボウの船員の兄ちゃん」だったので、ちょっと入って行き辛かったな。少年期のエピソード群から徐々に加速して欲しかった。

・最大の武器は、どうやら“両眼からのレーザービーム”だった。

・(氷壁内の)宇宙船に乗り込んでからの展開は『プロメテウス』と何処か似通ってた。

・全篇を通じ「ユーモアが極端に少ない」「インパクトあるテーマ曲に欠く」「(市井の)人々との交流がない(軍との交流ばかり)」

・アレだけ大型トラックをムチャクチャに“スクラップ化作業”してたら、店内でも「何らかの物音」は聞こえたんじゃないの?

・ゾッド将軍とララの間に「何らかの過去」があった・・と決め打ちたいワタシ(⌒~⌒ι)

・橋の上で突然、スクールバスのタイヤがパンクしたのは、ケント少年の「恨み念法」によるものだったのか? マコーレ・カルキンが上から人形を落としたからか?(←何のハナシしてんだよ!)

・ハミルトン博士の運命は「あの作戦」に参加した時点で決まってたんやろか? ああ言う退場の仕方は(少し)意外に思えた。

・ロイス愛用のカメラは『ニコンD3s』だった。間もなく壊されてしまうが・・(×_×)

・我々にはどう観てもアルファベットの「S」の字にしか見えないが、クリプトン星では「善の力」「希望」を現す“紋章”“印”だそうだ。

・ジョナサンの墓碑に「1951-1997」とあった。き、享年46でしたか、、?!

・劇中のクラークの年齢は33歳。童貞の設定か?(知らんがな)

・タイトルは・・つまりは『アイアンマン』の事なの?

・劇中の街で「Sears」「iHop」などの看板が目立ってた。

・軍や警察の連中と(取調べなんかで)ウダウダやってるシーンを観てて『ハンコック(2008)』を思い出した(=^_^=)

~ こんなセリフも ~

カル・エル「僕には“特別な力”があるんだ」

     「ゾッド将軍は信頼出来ないが、

      地球人も信頼出来ない」

     「有難う、信じてくれて。嬉しかった」

     「逆らうと不安を与える」

     「この『S』は文字じゃない。

      “希望”をあらわす印なんだ」

     「ヤツらが来る・・行け、ロイス」

     「よくも母を脅したな!」

     「少し下がって・・もう少し」

     「“やり方”は僕に任せてくれ」

     「信じるしかないさ」

ロイス「“危険な題材”でないと書く気がしないの」

   「“牽制”はイイから、早く見せて」

   「“否定する”のがペンタゴンでしょう?」

   「この記事を世に出すのは、

    本人に観て貰いたいからなの」

   「“プラネット”へようこそ」

エル「“滅び行く星”を征服して何になる?」

  「知的生物が存在するようだ」

  「この星は滅びる・・この子が唯一の希望だ」

  「さらば息子よ・・お前に夢と希望を託そう」

  「人類を導き、彼らに希望を与えるのだ」

  「“力”の限界を自分で確かめてみろ」

  「限界を超えろ」

  「決着はわが息子がつける」

ララ「あなたには見つけられないわ」

  「逃げ場などないわ・・終わりよ」

ゾッド「“異端者”め!」

   「“奪われたもの”を取り返すぞ・・必ず」

   “24時間を過ぎれば、この世界に災いを”

   「母星の滅亡によって、監獄が

    救いの方舟(はこぶね)となった」

   「どちらの味方だ?」

   「歴史が証明している・・“進化した者が勝つ”とな」

   「お前が1人救えば、100万人を殺す」

   「死んでもなお“説教”とはな」

   「暴力も残虐さも、総ては民のためだった」

   「連中がそんなに好きなら・・嘆くがいい」

ファオラ「“名誉の死”を遂げさせてやろう」

ジョナサン「何故か? 彼らには理解出来ないからだ」

     「“政府の役人”がすぐに来るかと思ったが、

      誰も来なかった」

     「お前は“宇宙に生命がいるのか”と言う

      問いの答えなのだ」

     「“理由”があって、お前はここに来た

     「正体がばれると、拒まれ、恐れられる」

     「あいつを殴ってどうなる?」

     「善人にせよ、悪人にせよ、

      どんな大人になるのかはお前が決める事だ」

マーサ「本当のあなたは素晴らしい。

    いつか世界に受け入れられるわ」

   「怖かったのは、あなたと引き裂かれる事よ」

   「くたばれ!(Go to hell!)」

   「素敵なスーツね」

   「物が壊れただけよ。取替えがきくわ

編集長「2週間の停職だ。

    ・・“素直過ぎる”から3週間だ」

神父「まずは相手を信じなさい。

   信頼関係は後から築かれる」

将軍「派手に現れたな」

大佐「この男は・・敵じゃない」

  「“名誉の死”を遂げられて本望だ」

大尉「いえ・・“セクシー”だな、と」

兵士「“青い服の男”も狙うんですか?」

エル「将軍、何をしている?!」

ゾッド「“やるべき事”だ」

クラーク「僕には、この世界は大き過ぎるよ」

マーサ「じゃあ、小さくしたら?

ジョナサン「“力”の事は秘密にするって約束したよな?」

クラーク「・・助けたかったんだ」

クラーク「“見殺し”にすべきだったの?」

ジョナサン「・・かもな。お前のした事は、周りの人の

      人生を変えてしまう事だ。

      そして、人間についての“これまでの常識”も」

ジョナサン「大丈夫か? ケガは?」

クラーク「・・ある訳ない」

ロイス「トイレは?」

兵士「隅のバケツに」

カル・エル「・・力が出ない」

ゾッド「(環境に)順応するのだ」

博士「こんな筈では・・?!」

将軍「どうなる筈だ?」

博士「“キー”が入らない!」

ロイス「“最初のキス”の後は冷めるって言うわ」

カル・エル「それは“地球人”の話さ」

マーサ「“世界を救っていない”時はどうするの?」

クラーク「働きたい・・“世界中の情報が集まる”場所で」

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コメント

ダイアン・レインの老け具合微妙に戸惑いました。
メイクか本物か、いろんなところで意見交換ありそうです(笑)
ゾッド将軍にも可哀想な一面を与えたのがノーランの脚本の巧さなんでしょうか。
あの助手のお姉ちゃんがやられるところ胸が痛みました。
勿体なくて(おい)

投稿: ituka | 2013年9月 7日 (土) 19時30分

itukaさん、ばんはです。

『スタトレ2』行きたいけど、イマイチ食指が動きにくいです(⌒〜⌒ι)
面白いには違いないんでしょうけど・・

>ダイアン・レインの老け具合微妙に戸惑いました。
>メイクか本物か、いろんなところで意見交換ありそうです(笑)

威勢の良さは流石でした(=^_^=) 
あの状況で「くたばれ!」ですもんねぇ。

>ゾッド将軍にも可哀想な一面を与えたのがノーランの脚本の巧さ
>なんでしょうか。

「悪なら悪」とハッキリ描き切って欲しかったのもありましたが・・
それにしても・・かなりの長時間、気絶してましたね、スー・・(←途中で言うのをやめるなよ)

>あの助手のお姉ちゃんがやられるところ胸が痛みました。
>勿体なくて(おい)

半分がた、おかしな半透明ヘルメットをかぶってて残念でした(=^_^=)

そう言えば、ゾッド将軍の甲冑は(リアルに着用すると重過ぎるため)
CG処理だそうですね。もう、言われないと全く分かりません(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2013年9月 8日 (日) 01時56分

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