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2013年8月 2日 (金)

☆『ワイルド・スピード/EURO MiSSON』☆

さる7月15日(月曜)。

つまりは連休の最終日だったが、市内のシネコン“MOViXあまがさき”にてレイトショー料金で鑑賞して来たのは、(実に)シリーズ第6弾となる、大味カーアクション大作(=^_^=) 『ワイルド・スピード/EURO MiSSON』だった。

エンドロールでお馴染み(?)の警告「本作の撮影は閉鎖された道路でプロが行っています」に対し、ほぼ総ての観客(←除:任意保険無加入のDQN野郎)に「だから、マネしねえってば!」と突っ込まれつつも続いて来た本シリーズだが・・いよいよネタと言おうか「ムチャな激走行為をヤツらが行うだけの、説得力ある理由」がなくなって来た感もあったりなんかしちゃったりして、とうとう舞台がヨーロッパに飛び出しつつ「明らかに死んだハズのあんちくしょう」までもがよみがえる!! と言う愚挙(禁じ手)に踏み切っちゃった6作目である(=^_^=)

ワタシとしては「犯罪組織の抗争に巻き込まれる」とか「捜査機関と共闘する」とか言う物語上の要素は、正直どうでも良い気持ちでもあるんだが、、「まぁ、ニッポンのスポーツカーが(国外で)沢山暴れ回ってくれるってんなら、それはそれで大歓迎さっ!」程度のミ~ハ~過ぎる理由での鑑賞決定だったり(⌒~⌒ι)

前作『ワイルド・スピード/MEGA MAX(2011)』に於いて、リオデジャネイロの顔役・レイエスの闇資金=1億ドルの強奪⇒逃走に成功したドム(=ドミニク)・トレット(ヴィン・ディーゼル)は、義弟=ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)と共にスペイン・カナリア半島にいた。そして島内の病院では、ドムの妹=ミア(ジョーダナ・ブリュースター)とブライアンの愛息=ジャックが今まさに誕生しようとしていた・・

一方、モスクワでは、軍隊が襲撃され、人工衛星の“特殊な部品”が奪われる、と言う怪事件が起こっていた。犯人グループは、元英国特殊部隊長で“少佐”の最終階級を持つオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いるプロ集団。

事件を追う、DSS(米国務省外交保安局)の主任捜査官=ルーク・ホブス(ドゥエイン“スコーピオン・キング”ジョンソン)は、一味の壊滅に不可欠な存在とし、かつての“宿敵”であるドムに協力を要請する。

当初こそ、首を縦に振る気などなかったドムだが・・ショウの組織に関する資料の中に、死んだ筈の元恋人=レティ(ミシェル・ロドリゲス)を捉えた写真を見つけ戸惑う。

レティは生きているのか? そして何故、ショウの犯罪組織に彼女が荷担しているのか? それらの真相を確かめるため、ドムはホブスに力を貸す決意を固める。そんな“漢気(をのこぎ)溢れる”ドムの呼びかけに対し、かつての仲間たちが再び集まって来るのだった。

イギリス・ロンドンを拠点に、ショウの組織に迫るドムたち。そしてショウのアジトには、やはりレティに瓜二つの“凄腕の紅一点ドライバー”がおり、彼女は躊躇なく(自らを追い詰めた)ドムに発砲し、その右肩に傷を負わせるのだった。

“恋人に撃たれる”と言う衝撃の事件を経て、ドムたちがやがて辿り着いた真相とは・・

ウィキで調べたトコロ、6作目である本作をもって『ワイルド・スピード』の世界が「1(2001)」⇒「2(2003)」⇒「4(2009)」⇒「5(2011)」⇒「6」⇒「3」の流れ(順番)で繋がるらしい! んで、ちょうど3作目『ワイルド・スピードX3/TOKYO DRiFT(2006)』のみ、シリーズ中で唯一観てなかったりするもんだから、余計に気になる~(・ω・)

前作辺りから、脚本の巧さ(≒したたかさ)を「改めて実感」するようになったが、本作は「前作の“惚れ惚れしちゃう”完成度の高さ」までには到達していない。まぁ、(観客を)飽きさせない造りには“ソツなく”仕上がっているが。

残念だったのは「ドム」「ホブス」と言う2人の“頼り甲斐あるカリスマ野郎”を両端に配してるってのに、何処となく「彼ら自身に備わってるハズの“魅力”を限界まで引き出せてなかった」点だろうか。それらを描くための演出であれば、たとえ多少のアクションシーンを割愛したにせよ、ちゃんと用意しとくべきだったように思う。

そしてまた、敵ボス(の1人?)=ショウのキャラ造型も“途中までは”なかなかに魅力的で「お、単に“恐怖政治だけで部下を従えてる”ワケでもないんやな~」と(そのクレバー&クールっぷりに)感心すらしてたワタシだったんだが・・後半「とんでもなく危険な玩具」を与えられるに至って、突如として“単なる卑劣でイカれた破壊野郎”に成り下がってしまい、そこはすこぶる悲しかった。

あと、主要キャラ陣に関し「生き残る」「死ぬ」と言うオチ(?)の部分の“線引き”が、この上なく曖昧になっており、某キャラを巡っては「完全に死んでたんじゃないの?」と思わせといて、そんなファンを簡単に裏切ったりするもんだから、正直ワタシなどは「(本作の)終盤でも、何人かが地上に転落してったけど・・アレだって続編で“実は生きててピンピンしてます”って展開に持って行く気なんとちゃうん?」と信用出来ない気持ちでいっぱいになってしまっている(=^_^=)

(連想したのは『ダークマン(1990)』の終盤、ボコボコバラバラになって(?)砕け死んだ筈の敵ボス=デュラントが、続編『ダークマン2(1994)』の冒頭で、何の説明もなしに“五体満足な状態でお元気に登場”した、あのムチャぶり演出であろうか)

終盤で「スタロ~ンの女房役」とでも言うべき、ヘアスタイルにインパクト(?)のあり過ぎる“あのしと”が姿を現すのだが(=ナイフ使いのクリ※マス氏)・・“そのしと”と言えば、全く毛色の異なる(けど、良く似た路線)シリーズに主演したはるのもあり「コレ以上、ムリに繋げて行かない方が・・」と制作陣に成り代わって(?)不安感の激しく募るワタシなのだった(⌒~⌒ι)

~ こんなトコも ~

・ライリー捜査官(ジーナ・カラーノ)とレティの格闘シーン。2人が取っ組み合いつつ、頭から“地下鉄構内・階段落ち”を披露してくれるシーンはスゴい! 当然ながら、プロのスタントさん(吹替え)だろうけど、かなりビビらされた!

・終盤になっても“記憶喪失”から回復してなかった“あのしと”・・“ベタなネタ”でまだまだ続編に引っ張るっ気か?

・ブライアンが潜入する、某刑務所シーンの演出はかなり大雑把。てっきり“脱獄演出があるのか”と期待してソンした(=^_^=)

・ホブスは自らを“サモアのトール(怪力)”と呼んでた。

・ドムの自宅は「1327番地」である。

・主要キャラそれぞれに「一世一代の大ジャンプ」って感じで「飛び見せ場」が用意されてた。

・敵キャラを担ぎ上げ、輸送機のジェットエンジンのエアインテークに放り込む演出は残虐過ぎてビビった! まるであのシーンだけ『エクスペンダブルズ2(2012)』かなんかを観てるようだった(⌒~⌒ι)

・アクションムーヴィー史上最長とも言える(?) 「ムチャクチャに長い滑走路」を持つ飛行場が登場した! 誰か、あの全長を計算してくれ!(=^_^=)

・終盤は夜間のシーンが多く、何が何やら(描写の)分からんトコも多かった。『スパルタンX(1984)』の終盤のような分かりにくさだ。。

・半面、アレだけ暗い場面が続くと、オチが“大爆発”と言うのは誰にでも分かる(=^_^=) まぁでも、炎が鮮やかだったなァ。

・ヴィン・ディーゼルのジャンピング(フライング?)・ヘッドバットは眺めてるだけで壮観である!

・ジ※イソン・ステ※サム辺りとの“ヘッドバット対決”を是非観てみたいものだ(=^_^=)

・後半の“某裏切り演出”に対しては「取って付けたような不自然さ」のみが残された。。

・墜落機の爆発・炎上の中から、メカの剥き出しとなったトレットが起き上がるのかと思った(=^_^=) ・・あれ? まさか無傷?

・ああ言うドムの不死身さを見せつけられると、渋谷センター街で横転・炎上した“あのしと”も案外ピンピンしてるような気がする(ただし記憶は失う)。

・3作目の「例のシーン」で“銀色のベンツ(notアウディ)から降り立ったしと”はどう描かれてたんやろ?

・豊原功補、KREVA・・辺りとご尊顔の印象が似てる(?)印象のサン・カン(ハン役)。3作目では、単なる“いいヤツ”って役柄でもなかったようだが、本作ではかなり魅力的な人物に描かれてた。彼女(ジゼル)との雰囲気も良かった。

・“破壊神”とも言うべき戦車(FV4201チーフテン)が大暴れする後半。一般車両がペーパークラフトみたいにぐしゃぐしゃに踏み潰されて行くが・・一体どんだけのドライバーが惨たらしくサツガイされた事だろう(×_×)

・ヴィン・ディーゼルにゃ(頭髪のみならず)腋毛もなかった!

・遠隔(無線)操作で、貼付けたクルマの前輪をロックさせる“チップガン”ってな恐ろしい兵器(?)が登場したが、それを絶妙な角度&距離で壁面にぶつけて外す、ブライアンのドラテクが極まってた! 『トランスポーター2(2006)』で空中でクルマを回転させながら、車体の底に取付けられた爆弾(クレーンのフックで)を外すアレと同様、人間業を超えてるよね(=^_^=)

・「たった1台の、既に踏みつぶしたハズのクルマ」によって葬られてしまう“破壊神”の運命もあっけないものだった。

・戦車に踏まれちゃ「衝突安全性」だのと言った言葉は何の意味も持たなくなるって事で・・

・トレットの彼女(エレナ)は可哀想な“立ち位置”だった。

・待望の(?)スバル・インプレッサは一瞬のみの登場だった(×_×) ロンドンでのレース前に「片輪走行」してただけ、、

・『エクスペンダブルズ2』『オーシャンズシリーズ(2001~)』『マトリックス2(2003)』『007/リビング・デイライツ(1987)』『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』などの(アクションシーンの)影響が散見された。

~ こんなセリフも ~

ドム「病院のあのドアをくぐれば、総てが変わる・・“新しい人生”だ」

  「慎重にな(Be careful.)」

  「“走りが総て”だ」

  「運転を観りゃ“同じ街の出身”だって事ぐらい分かるさ」

  「“イキがってたガキ”ってのは、かつての俺の事だ」

  「俺の目的は君さ・・間違いなく」

  「・・黙っていていい

  「“着地点の車の事”など頭になかった。

   “救える”と信じて飛んだまでだ

  「エレナ・・此処へ残れ」

  「彼女は俺を観て撃った・・だが、撃たれても見棄てられない」

  「GTRだと? チャージャーにしとけ」

  「恐れずに飛ばせ」

  「任せろ(i got this.)」

ホブス「もう今後は絶対に“修理中”ってのは止めて欲しい」

   「チームを集めろ」

   「“お前の目的”にも近付いてるとイイが」

   「常に“何か”あるさ

   「半分でも“書いてる経歴”の通りなら、俺の部下として充分だ」

   「尋問なら、2分あればそれでいい」

   「今日のお前に“黙秘権”などない」

   「“狩り”に出掛けるぞ」

   「お前は必ず来る・・いや、正確に言えば、

    自ら来たがる筈だ・・“この写真”を観ればな」

   「お前たち全員に恩赦を出すと約束しよう」

   「じゃあな(till next time.)」

ショウ「死が“ミスの代償”だ」

   「誰にでも“弱み”はある」

   「お前は“家族を巡る掟”に忠実だ。

    ・・だからお前の行動は先が読める」

   「※※に電話してみろ・・俺の勝ちだな。

    だから“勝つ”と言ったろ?」

   「“腐った部品”さえなければ、総ては巧く行く」

   「お前の“次の仕事”を始める・・たった今からな」

レティ「このあたしに負かされて恥をかきたい?」

ミア「“家族の問題”は皆で片付けるべきだわ」

ジゼル「1ツだけ言っとくわ・・イヤだったらやらない

   「彼は男だわ」

仲間「感情的に喚くな。“臆病な負け犬”みたいだぞ」

  「ドでかい宝石を彼女に贈るこった。

   まぁアソコがでかきゃ、それでイイけど」

  「プランBだと? CもDもあるわきゃないぜ!」

  「こんなもんに数十億(ドル)の価値が?」

  「“俺たちらしく生きられる事”に感謝します」

※「国家すら、1日“盲目”にすれば滅ぼせる」

※※「今は知らなくても・・じきにこの俺を知るだろう」

ドム「ブライアン、お前は良い父親になるさ」

ブライアン「何故分かる?」

ドム「ならなきゃ殴る」

ホブス「1億ドルの豪邸か・・お陰で簡単に捜し出せたぞ」

ドム「別に隠れちゃいないからな

ドム「変な捜査官だな」

ホブス「正義の犯罪者め」

ブライアン「済まんな」

スタジアック「・・又かよ」

レティ「イイ度胸してるわね」

ドム「ああ・・それが俺さ

ハン「次の冒険は?」

ジゼル「“東京に落ち着く”ってのはどう?」

仲間「おい、ホブスだ! ベビーオイルを隠せ!」

ホブス「そう言うお前は、そのデカいアタマを隠せ」

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コメント

やっぱり前作の出来に比べると見劣りしますよね。
風呂敷広げ過ぎて収拾付かなくなっちゃったとか(笑)

チームの気取ったお姉ちゃんが自ら堕ちていったシーンはショックでした。
「あ~、もったいない」という気持ちで~^^;

女の肉弾戦で揉み合うように階段落ちてったスタントは凄かったです。
あれは映画史上に残るんじゃないかと(笑)

投稿: ituka | 2013年8月 6日 (火) 23時52分

itukaさん、ばんはです。

何て事のない作品なのに(おい) 記事のアップにやたらと時間がかかっちまいました(=^_^=)

>やっぱり前作の出来に比べると見劣りしますよね。
>風呂敷広げ過ぎて収拾付かなくなっちゃったとか(笑)

色んなアクション・ムーヴィーの「ええトコ」を取り入れ過ぎたが
故に“ワイスピらしさ”の薄まってしまってた印象がありました。
まぁ“ワイスピらしさ”と言えば「B級っぽさ」とほぼイコールだったんですけど(爆笑)

>チームの気取ったお姉ちゃんが自ら堕ちていったシーンはショック
>でした。「あ~、もったいない」という気持ちで~^^;

このシリーズの脚本家の手にかかれば「実は生きてた」って風に改変
するって事ぐらいはPOC(ピースオヴケイク:朝飯前)な気がします(=^_^=)

>女の肉弾戦で揉み合うように階段落ちてったスタントは凄かったです。
>あれは映画史上に残るんじゃないかと(笑)

いきなりの展開だったので「何じゃあ?!」と席から身を乗り出してしまいました(⌒〜⌒ι)

投稿: TiM3(管理人) | 2013年8月 7日 (水) 00時46分

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