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2013年2月16日 (土)

☆『ダイ・ハード/ラスト・ディ』☆

15日(金曜)の夜。

いったんは仕事から帰宅し、自室でウツラウツラしたりもしたが・・「何か、ここらで新しいの、行っとこう!」といきなり思い付き、公開が始まったばかりの新作『ダイ・ハード/ラスト・ディ』を観に、クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かった。

“レイトショー料金”で、多少はお安く鑑賞する事が叶ったが・・やはり地方都市=高松と言おうか・・シアターの入場率は半分も行ってなかったように思えた。

自席の左右が空いてた事を喜びつつ、何となくな(作品に対する)不安を覚え始めるワタシ(⌒~⌒ι)

・・

ブルース・ウィリスをスターダムに押し上げた、人気シリーズの第5弾。随分と前から、ことウィリスの頭髪面に関しては「ダイ(Die)」になっちゃってるワケなんだが(おい!) 近年も様々なアクション作に精力的に出演しまくっており、その点に関しては「すごいな~」「したたかやな~」と正直、感心させられてしまう。

今回は、とうとうアメリカを遠く離れ(←ウディ・アレン監督みたいやね)、ロシア・モスクワにやって来た“ニューヨーク最後の正義”ことジョン・マクレーン刑事(ウィリス)。

数年来、連絡の取れないままだった息子=ジャックが“とある揉め事”を起こし、モスクワの拘置所に収監されていると言う情報を掴んだジョンは、娘=ルーシーの不安な表情を振り切りつつロシアへと発つ。

奇しくもモスクワでは、服役中の元政治家=ユーリ・コマロフが、かつて盟友だった現役の政治家=ヴィクター・チャガーリンの妨害工作を覚悟しつつ、初公判に臨むトコロだった。

どう言う流れでか、証人の1人としてジャックもコマロフと共に裁判所に入廷するが、間もなく裁判所は謎の武装集団による襲撃を受け爆破・半壊。ジャックは混乱の中、コマロフを連れ追っ手からの逃走を開始する。

襲撃の黒幕はチャガーリンであり、その命を受けた配下の殺し屋=アリクがコマロフの隠し持つ“極秘ファイル”の保管場所を聞き出さんと追いかけて来る。どうやら“極秘ファイル”の内容はチャガーリンにとって「致命的な存在」らしい。

コマロフを乗せ、ジャックが運転する青いバンを追うアリクたちの装甲車。そしてそのすぐ後に続くのは、ジャックを裁判所前で見かけ、状況すら掴めぬままにひたすら追いかけて来たジョンのクルマ(←盗難車)だった。

やがて合流し、再会を果すマクレーン父子(ジョンとジャック)だが、ジャックは父親に心を開こうとはしない。

逃走の中、ジャックがCiAの一員とし、コマロフを保護すべく作戦行動中だった事実を知ったジョンは、息子の置かれた状況が完全に掴めぬままながら、コマロフを“隠れ家”まで案内するジャックの任務に同行する事となる・・

『ダイ・ハード』の「作品としての当初の面白さ(設定)」と言えば・・「閉鎖的なロケーション」「事件に巻き込まれ、孤軍奮闘する普通の(不運な)男」「相手が冷酷なプロの武装集団」「外野から(主人公を)サポートするパートナーの存在」・・と言った幾つかの要素があり、それらが(当時は)斬新だったと記憶してるんだが、シリーズが続編を重ねるごとに、そう言った「お約束」がどんどん削除されて行ってしまい、それは今回も同様だった(×_×)

これは“厳しい言葉”で言い換えれば「だったらもう『ダイハ』シリーズなんか冠さなくてイイじゃん!」って事でもあるんだけど・・まぁそこを突っ込んでも仕方ないんだろう。呼び込める観客の数が大きく変わる事にもなるワケだから(=^_^=)

モスクワ観光モードは殆ど盛り込まれず(「市内の環状道路が常に混雑してて、タクシーが全く役に立たない」って事だけは学べる)、どちらかと言えば、ロシアのミリタリー系が好きなしとにこそおススメ出来る感じか? 軍用ヘリ「Mi-26T」の存在感とかが圧倒的でしたな~。

物語は『16ブロック(2006)』とか『S.W.A.T.(2003)』っぽい“要人(証人)保護”テイストでジェットコースター的に流れて行くワケだが・・後半の「重苦しい“負の世界遺産”的なロケーション」に到着するに至ってからの展開が・・何と言うか・・良くも悪くも「観客を存分に裏切ってくれる」ものなので「やられたなぁ~」と思い知らされつつも「何だか(此処まで)集中しながら観てて、(最後に)騙されたみたいで、アホらしかったなぁ~」とも思わされた。

いや、まんまと一杯喰わされたのはワタシが悪いだけなんやけど・・(⌒~⌒ι)

ウィリスは「身体を張ったアクション演技」と言うより「息子想いだが不器用な、皮肉親父としてのキャラ造型(言動)」こそが光ってたようだ。って言っても「いつものウィリス節」と言えば、それまでなんだけど(=^_^=)

『ダイ・ハード』シリーズを名乗るだけあって、幾つかのシチュエーションが過去の『ダイハ』作品を思わせるモノだったりして、そこは気付いた限りに於いては楽しかった。

濃縮ウラン235の保管庫内で“黒幕”がウィリス(父子)とバッタリ出逢うシーンは、まんま『ダイ・ハード(1988)』でのハンス・グルーヴァー(演:アラン“トカゲ頭”リックマン)との“あのやり取り”を彷彿とさせる。

強烈な(?)女性キャラの迎える運命は『ダイ・ハード3(1995)』に似てなくもなかった。

まぁ、更に言えば“黒幕”の迎える運命は『ダイハ』と言うより『ラスト・ボーイスカウト(1991)』の敵キャラ=マイロと全く同じだったが。。

当然ながら現地ロケではないと思うが(?)「プリピャチ」と呼ばれる、チェルノブイリ近郊(ウクライナ北部)のゴーストタウンが終盤のバトルフィールドに選ばれてて、確かに勉強にはなるものの・・前述のシナリオの展開とも相まって「暗~い気分」になってしまった。

「雪の降らねぇ『ダイハ』なんて、ちっとも『ダイハ』じゃねぇ~!」と、少しツッコんでしまったワタシではある。

~ こんなトコも ~

・原題『A GOOD DAY to DiE HARD』は洒落っ気があって、面白い。

・字幕担当は戸田奈津子さん。で、特に「光る名訳」は・・なし!

・『劇場版/ゴルゴ13(1983)』の終盤に於いて「残念過ぎる完成度」だった軍用ヘリとの対決シーンは、ホントは本作のような映像・演出で造りたかったやろな~としみじみさせられる。

・(実は)陽気でフランク・シナトラ好きなタクシー運転手が登場するが、特に記憶しておく必要はない(=^_^=)

・敵陣営の“狙撃能力”にバラツキがあった。「神!」と言うぐらいに巧い時もあれば、ジョンを狙った(後半の)1弾などは「そこ、外したらアカンでしょ!」と苦笑しつつ突っ込める。

・ラストのラストまで「生き残ったテロリストの1人が、背後からガバ~ッと襲いかかって来るのでは?」と緊張し通しだった(×_×)

・チャガーリンが背後に手下連中(?)を多数従え、ゆっくりと歩くシーンが、なかなかカッコいい!

・チャガーリンの胸毛周辺が、何とも愛くるしい(=^_^=)

・チャガーリンの迎える運命は、何とも言えず悲しい、、(携帯電話で“遠隔的”にされちゃうとは)

・ジョンvsアリクの「まともなバトル」を拝んでみたかったが・・振り返るに「ジョン父子と対峙するにはキャラが弱過ぎる」って事だったんやろかネ。

・いきなり踊り始めるアリクが『ルル・オン・ザ・ブリッジ(1998)』でのウィレム・デフォーみたいで、ちょっと恐かった。クリストファー・ウォーケンもこう言う演技を「アドリヴで」好んでそう(=^_^=)

・ロシアの高級クラブの駐車場に停められたクルマのトランクには・・銃器がどっさり積まれてるケースが多いそうだ(店内に持込み禁止なので)。

・こちらもあちらも「蛙の子は蛙」ってな世界観だった。 

・チェルノブイリにほど近い廃墟を、防護服もなしに動き回る、某バカ父子の姿が拝める(⌒~⌒ι)

・ジョンがモスクワで犯した罪の数ってば・・史上最悪級の多さじゃなかろうか? 誰か数えてみて下さいや!

・「息子にすんなりバトンタッチする気なのか?」と言えばそうでもなさそう? ちゃっかりしたたかなトコは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)』に於ける某ハリソンさんみたいだ。

・コマロフの愛娘=イリーナとジャックの「ええ関係」を期待してしまったワタシって・・(×_×)

・さっさと始末しとくべき相手を前にペラペラ喋ってると・・ロクな事にならない。

・前方に送り出したハズの相手に、いつの間にか真横に回り込まれ、左側からいきなり側頭部を撃ち抜かれる瞬間の「驚き」ってば、如何ほどのものだろう・・!

・本作に於ける“極秘ファイル”ってば、いわゆる“マクガフィン”の一種と言えるんやろか?

・チャガーリンを支えてたあの(クールな)女性は何処に行ったのか?

・ロケーションによって、壁に「オバマ大統領の写真」や「ゴルバチョフ書記長(当時)の写真」が掛けられてて印象的だった。

・“おバカ用のガイド本(ロシア篇)”ってのを是非、読んでみたい。

・『OMOH』ってのは、ロシアの特殊部隊の略称らしい。

・『RPG』って言うのは、経験値とお金を稼ぎ冒険を進めて行くゲーム・・の事じゃなく「ロケット弾」の事である。

・「化合物27-4」なる「放射能を中和出来るガス」が存在するらしい!? ←SF設定か?

~ こんなセリフも ~

ジョン「(息子との)最後の会話は罵り合いだった」

   「“エラい(=大変)”と言った。“エロい”じゃない」

   「俺に向かってロシア語なんか使うな、アホたれ」

   「最悪の休暇だ、ロシアでもコレか!」

   「何が“隠れ家”だよ」

   「(携帯を壊されて)・・2年契約なのに」

   「奴のためにもっと殺すのか?」

   「“何か”が臭う・・“妙な気配”を感じる

   「早く着いたんだな? 環状道路は渋滞してる筈では?」

   「お前じゃなく、お前のその服が笑える」

   「スリルだったな、またやろうぜ」

   「俺たちの出番だ、皆殺しにしてやろうぜ」

   「人は誰でも泣く時があるもんさ」

   「キーはこじ開けられそうか? 何ならコレ(鍵)を使え

   「(建物の壁に)ペンキ塗りゃ、新都市の誕生だな」

   「いつかゆっくり話そう」

   「ドンパチにはなったが、楽しかった。

    “お前と一緒”だったからな・・満足だ」

   「誰が“逮捕する”と言った?」

   「親は子に尽くすもんさ」

   「お前の頭も5年後にはこうなるさ」 ←自ら仰るとは!

   「たまには敬意を払え」

ジャック「父親は選べない」

    「あんたが俺からの連絡を待ってた?」

    「あんたのイメージは“ワルをぶっ殺す男”なんだろ?」

    「あんたを良く知ってるが、親父とは“もっと長い”んでね

コマロフ「私は罪を償いたいだけだ・・君も覚悟しておけ」

    「人生に未練などないさ」

    「自由も命も欲しくはないさ。

     ・・だが、娘を国外に連れ出したい」

    「手慣れてるな・・流石だ」

チャガーリン「アリク・・これ以上ドジるなよ」

アリク「耳を塞いでろ」

   「空を飛んで追いかけろ」

   「俺はアメリカ人が大嫌いでね・・特に“タフガイ”が」

   「本当はダンサーになりたかったが、カネがなかった」

   「お前らをどうするかな?」

   「殺しはカネになる」

   「そろそろ踊ろうぜ」

黒幕「“ファイル”の事は忘れてろ」

  「『巧く行く』と言ったろ?」

  「奴を利用したまでだ・・お前もな」

チャガーリン「法を動かすのはこの私だぞ」

コマロフ「だろうな・・だが私は動かん」

チャガーリン「この俺を失望させるなよ」

女性「私がいつ失望させた?」

マーフィ「ロシアの連中のやり方は違うぞ」

ジョン「“俺のやり方”も違うさ」

ジャック「任務が先だ」

ジョン「その“任務”が血を流してるぞ?」

ジョン「俺はお前の父親だぞ?」

ジャック「何処がだよ」

ジョン「俺たちも此処でハグするか?」

ジャック「・・ムリだ」

ジャック「※が※を裏切るなんて・・理解出来ない」

ジョン「それが子供さ・・今に分かる」

ジャック「クルマが要る」

ジョン「良くぞ言った、行こう」

ジョン「チェルノブイリ? スキーの出来る、

    スイス国境近くのリゾートの事か?」

ジャック「それはグルノーブルだろ」

ジャック「作戦は?」

ジョン「ぶっ放しながら突っ込む」

ジョン「お前を援護してやるよ」

ジャック「お互いにね

ジョン「此処はまるで“あの街”みたいだな」

ジャック「・・ニューアーク」

ジョン「今、俺の事を“親父”と?」

ジャック「・・いや」

ジョン「空耳か? 耳に水でも詰まったかな?」

ジャック「“厄介事が好き”なのか?

     それともただ単に“運が悪い”だけ?」

ジョン「さぁな・・俺にも分からんよ」

ジョン「父親ってのは“働き者”ならそれでいいと思ってた。

    ・・だが間違ってた」

コマロフ「やり直せるさ、まだ遅くはない」

アリク「銃を寄越せ」

ジョン「欲しけりゃ、俺からもぎ取ってみせろ」

黒幕「お前も自分の事を“頭が良い”と思ってるアメリカ人か?」

ジョン「いいや、俺は休暇中の“只のツーリスト”さ」

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コメント

あの高級ホテルの駐車場はお宝の山でしたね(笑)
トランクの銃器見ていつでも戦闘態勢でいるロシア人って怖い(爆)
確かに、雪の降らないダイハードってやっぱりNGですよね~^^;

投稿: ituka | 2013年2月17日 (日) 20時40分

itukaさん、ばんはです。

久々に、公開開始に間髪入れず観る事が叶いました。
言ぅても「その程度」の作品でしたが・・(=^_^=)

>あの高級ホテルの駐車場はお宝の山でしたね(笑)

ワタシは、ロシア語でわめいてるロシア人をハリ倒すシーンが、ちょっと爽快でした(=^_^=)

あのカーチェイスは、スゴい事やってたんでしょうけど、クルマがどれも
サエないので、ちっとも魅力的じゃなかったですね〜(⌒〜⌒ι)
『ターミネーター3』と同じぐらいの残念さです(=^_^=)

>トランクの銃器見ていつでも戦闘態勢でいるロシア人って怖い(爆)

あんなに寛いだ(プライベートな)場所で、天敵(?)の刺客に襲われるのもショッキングでした、、 結局は、人徳がなかったんでしょうか、、

>確かに、雪の降らないダイハードってやっぱりNGですよね~^^;

死の灰が降ってたのでOK・・なのかな?(おいおいおい)

投稿: TiM3(管理人) | 2013年2月19日 (火) 00時37分

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