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2013年2月16日 (土)

☆『ダイ・ハード/ラスト・ディ』☆

15日(金曜)の夜。

いったんは仕事から帰宅し、自室でウツラウツラしたりもしたが・・「何か、ここらで新しいの、行っとこう!」といきなり思い付き、公開が始まったばかりの新作『ダイ・ハード/ラスト・ディ』を観に、クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かった。

“レイトショー料金”で、多少はお安く鑑賞する事が叶ったが・・やはり地方都市=高松と言おうか・・シアターの入場率は半分も行ってなかったように思えた。

自席の左右が空いてた事を喜びつつ、何となくな(作品に対する)不安を覚え始めるワタシ(⌒~⌒ι)

・・

ブルース・ウィリスをスターダムに押し上げた、人気シリーズの第5弾。随分と前から、ことウィリスの頭髪面に関しては「ダイ(Die)」になっちゃってるワケなんだが(おい!) 近年も様々なアクション作に精力的に出演しまくっており、その点に関しては「すごいな~」「したたかやな~」と正直、感心させられてしまう。

今回は、とうとうアメリカを遠く離れ(←ウディ・アレン監督みたいやね)、ロシア・モスクワにやって来た“ニューヨーク最後の正義”ことジョン・マクレーン刑事(ウィリス)。

数年来、連絡の取れないままだった息子=ジャックが“とある揉め事”を起こし、モスクワの拘置所に収監されていると言う情報を掴んだジョンは、娘=ルーシーの不安な表情を振り切りつつロシアへと発つ。

奇しくもモスクワでは、服役中の元政治家=ユーリ・コマロフが、かつて盟友だった現役の政治家=ヴィクター・チャガーリンの妨害工作を覚悟しつつ、初公判に臨むトコロだった。

どう言う流れでか、証人の1人としてジャックもコマロフと共に裁判所に入廷するが、間もなく裁判所は謎の武装集団による襲撃を受け爆破・半壊。ジャックは混乱の中、コマロフを連れ追っ手からの逃走を開始する。

襲撃の黒幕はチャガーリンであり、その命を受けた配下の殺し屋=アリクがコマロフの隠し持つ“極秘ファイル”の保管場所を聞き出さんと追いかけて来る。どうやら“極秘ファイル”の内容はチャガーリンにとって「致命的な存在」らしい。

コマロフを乗せ、ジャックが運転する青いバンを追うアリクたちの装甲車。そしてそのすぐ後に続くのは、ジャックを裁判所前で見かけ、状況すら掴めぬままにひたすら追いかけて来たジョンのクルマ(←盗難車)だった。

やがて合流し、再会を果すマクレーン父子(ジョンとジャック)だが、ジャックは父親に心を開こうとはしない。

逃走の中、ジャックがCiAの一員とし、コマロフを保護すべく作戦行動中だった事実を知ったジョンは、息子の置かれた状況が完全に掴めぬままながら、コマロフを“隠れ家”まで案内するジャックの任務に同行する事となる・・

『ダイ・ハード』の「作品としての当初の面白さ(設定)」と言えば・・「閉鎖的なロケーション」「事件に巻き込まれ、孤軍奮闘する普通の(不運な)男」「相手が冷酷なプロの武装集団」「外野から(主人公を)サポートするパートナーの存在」・・と言った幾つかの要素があり、それらが(当時は)斬新だったと記憶してるんだが、シリーズが続編を重ねるごとに、そう言った「お約束」がどんどん削除されて行ってしまい、それは今回も同様だった(×_×)

これは“厳しい言葉”で言い換えれば「だったらもう『ダイハ』シリーズなんか冠さなくてイイじゃん!」って事でもあるんだけど・・まぁそこを突っ込んでも仕方ないんだろう。呼び込める観客の数が大きく変わる事にもなるワケだから(=^_^=)

モスクワ観光モードは殆ど盛り込まれず(「市内の環状道路が常に混雑してて、タクシーが全く役に立たない」って事だけは学べる)、どちらかと言えば、ロシアのミリタリー系が好きなしとにこそおススメ出来る感じか? 軍用ヘリ「Mi-26T」の存在感とかが圧倒的でしたな~。

物語は『16ブロック(2006)』とか『S.W.A.T.(2003)』っぽい“要人(証人)保護”テイストでジェットコースター的に流れて行くワケだが・・後半の「重苦しい“負の世界遺産”的なロケーション」に到着するに至ってからの展開が・・何と言うか・・良くも悪くも「観客を存分に裏切ってくれる」ものなので「やられたなぁ~」と思い知らされつつも「何だか(此処まで)集中しながら観てて、(最後に)騙されたみたいで、アホらしかったなぁ~」とも思わされた。

いや、まんまと一杯喰わされたのはワタシが悪いだけなんやけど・・(⌒~⌒ι)

ウィリスは「身体を張ったアクション演技」と言うより「息子想いだが不器用な、皮肉親父としてのキャラ造型(言動)」こそが光ってたようだ。って言っても「いつものウィリス節」と言えば、それまでなんだけど(=^_^=)

『ダイ・ハード』シリーズを名乗るだけあって、幾つかのシチュエーションが過去の『ダイハ』作品を思わせるモノだったりして、そこは気付いた限りに於いては楽しかった。

濃縮ウラン235の保管庫内で“黒幕”がウィリス(父子)とバッタリ出逢うシーンは、まんま『ダイ・ハード(1988)』でのハンス・グルーヴァー(演:アラン“トカゲ頭”リックマン)との“あのやり取り”を彷彿とさせる。

強烈な(?)女性キャラの迎える運命は『ダイ・ハード3(1995)』に似てなくもなかった。

まぁ、更に言えば“黒幕”の迎える運命は『ダイハ』と言うより『ラスト・ボーイスカウト(1991)』の敵キャラ=マイロと全く同じだったが。。

当然ながら現地ロケではないと思うが(?)「プリピャチ」と呼ばれる、チェルノブイリ近郊(ウクライナ北部)のゴーストタウンが終盤のバトルフィールドに選ばれてて、確かに勉強にはなるものの・・前述のシナリオの展開とも相まって「暗~い気分」になってしまった。

「雪の降らねぇ『ダイハ』なんて、ちっとも『ダイハ』じゃねぇ~!」と、少しツッコんでしまったワタシではある。

~ こんなトコも ~

・原題『A GOOD DAY to DiE HARD』は洒落っ気があって、面白い。

・字幕担当は戸田奈津子さん。で、特に「光る名訳」は・・なし!

・『劇場版/ゴルゴ13(1983)』の終盤に於いて「残念過ぎる完成度」だった軍用ヘリとの対決シーンは、ホントは本作のような映像・演出で造りたかったやろな~としみじみさせられる。

・(実は)陽気でフランク・シナトラ好きなタクシー運転手が登場するが、特に記憶しておく必要はない(=^_^=)

・敵陣営の“狙撃能力”にバラツキがあった。「神!」と言うぐらいに巧い時もあれば、ジョンを狙った(後半の)1弾などは「そこ、外したらアカンでしょ!」と苦笑しつつ突っ込める。

・ラストのラストまで「生き残ったテロリストの1人が、背後からガバ~ッと襲いかかって来るのでは?」と緊張し通しだった(×_×)

・チャガーリンが背後に手下連中(?)を多数従え、ゆっくりと歩くシーンが、なかなかカッコいい!

・チャガーリンの胸毛周辺が、何とも愛くるしい(=^_^=)

・チャガーリンの迎える運命は、何とも言えず悲しい、、(携帯電話で“遠隔的”にされちゃうとは)

・ジョンvsアリクの「まともなバトル」を拝んでみたかったが・・振り返るに「ジョン父子と対峙するにはキャラが弱過ぎる」って事だったんやろかネ。

・いきなり踊り始めるアリクが『ルル・オン・ザ・ブリッジ(1998)』でのウィレム・デフォーみたいで、ちょっと恐かった。クリストファー・ウォーケンもこう言う演技を「アドリヴで」好んでそう(=^_^=)

・ロシアの高級クラブの駐車場に停められたクルマのトランクには・・銃器がどっさり積まれてるケースが多いそうだ(店内に持込み禁止なので)。

・こちらもあちらも「蛙の子は蛙」ってな世界観だった。 

・チェルノブイリにほど近い廃墟を、防護服もなしに動き回る、某バカ父子の姿が拝める(⌒~⌒ι)

・ジョンがモスクワで犯した罪の数ってば・・史上最悪級の多さじゃなかろうか? 誰か数えてみて下さいや!

・「息子にすんなりバトンタッチする気なのか?」と言えばそうでもなさそう? ちゃっかりしたたかなトコは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)』に於ける某ハリソンさんみたいだ。

・コマロフの愛娘=イリーナとジャックの「ええ関係」を期待してしまったワタシって・・(×_×)

・さっさと始末しとくべき相手を前にペラペラ喋ってると・・ロクな事にならない。

・前方に送り出したハズの相手に、いつの間にか真横に回り込まれ、左側からいきなり側頭部を撃ち抜かれる瞬間の「驚き」ってば、如何ほどのものだろう・・!

・本作に於ける“極秘ファイル”ってば、いわゆる“マクガフィン”の一種と言えるんやろか?

・チャガーリンを支えてたあの(クールな)女性は何処に行ったのか?

・ロケーションによって、壁に「オバマ大統領の写真」や「ゴルバチョフ書記長(当時)の写真」が掛けられてて印象的だった。

・“おバカ用のガイド本(ロシア篇)”ってのを是非、読んでみたい。

・『OMOH』ってのは、ロシアの特殊部隊の略称らしい。

・『RPG』って言うのは、経験値とお金を稼ぎ冒険を進めて行くゲーム・・の事じゃなく「ロケット弾」の事である。

・「化合物27-4」なる「放射能を中和出来るガス」が存在するらしい!? ←SF設定か?

~ こんなセリフも ~

ジョン「(息子との)最後の会話は罵り合いだった」

   「“エラい(=大変)”と言った。“エロい”じゃない」

   「俺に向かってロシア語なんか使うな、アホたれ」

   「最悪の休暇だ、ロシアでもコレか!」

   「何が“隠れ家”だよ」

   「(携帯を壊されて)・・2年契約なのに」

   「奴のためにもっと殺すのか?」

   「“何か”が臭う・・“妙な気配”を感じる

   「早く着いたんだな? 環状道路は渋滞してる筈では?」

   「お前じゃなく、お前のその服が笑える」

   「スリルだったな、またやろうぜ」

   「俺たちの出番だ、皆殺しにしてやろうぜ」

   「人は誰でも泣く時があるもんさ」

   「キーはこじ開けられそうか? 何ならコレ(鍵)を使え

   「(建物の壁に)ペンキ塗りゃ、新都市の誕生だな」

   「いつかゆっくり話そう」

   「ドンパチにはなったが、楽しかった。

    “お前と一緒”だったからな・・満足だ」

   「誰が“逮捕する”と言った?」

   「親は子に尽くすもんさ」

   「お前の頭も5年後にはこうなるさ」 ←自ら仰るとは!

   「たまには敬意を払え」

ジャック「父親は選べない」

    「あんたが俺からの連絡を待ってた?」

    「あんたのイメージは“ワルをぶっ殺す男”なんだろ?」

    「あんたを良く知ってるが、親父とは“もっと長い”んでね

コマロフ「私は罪を償いたいだけだ・・君も覚悟しておけ」

    「人生に未練などないさ」

    「自由も命も欲しくはないさ。

     ・・だが、娘を国外に連れ出したい」

    「手慣れてるな・・流石だ」

チャガーリン「アリク・・これ以上ドジるなよ」

アリク「耳を塞いでろ」

   「空を飛んで追いかけろ」

   「俺はアメリカ人が大嫌いでね・・特に“タフガイ”が」

   「本当はダンサーになりたかったが、カネがなかった」

   「お前らをどうするかな?」

   「殺しはカネになる」

   「そろそろ踊ろうぜ」

黒幕「“ファイル”の事は忘れてろ」

  「『巧く行く』と言ったろ?」

  「奴を利用したまでだ・・お前もな」

チャガーリン「法を動かすのはこの私だぞ」

コマロフ「だろうな・・だが私は動かん」

チャガーリン「この俺を失望させるなよ」

女性「私がいつ失望させた?」

マーフィ「ロシアの連中のやり方は違うぞ」

ジョン「“俺のやり方”も違うさ」

ジャック「任務が先だ」

ジョン「その“任務”が血を流してるぞ?」

ジョン「俺はお前の父親だぞ?」

ジャック「何処がだよ」

ジョン「俺たちも此処でハグするか?」

ジャック「・・ムリだ」

ジャック「※が※を裏切るなんて・・理解出来ない」

ジョン「それが子供さ・・今に分かる」

ジャック「クルマが要る」

ジョン「良くぞ言った、行こう」

ジョン「チェルノブイリ? スキーの出来る、

    スイス国境近くのリゾートの事か?」

ジャック「それはグルノーブルだろ」

ジャック「作戦は?」

ジョン「ぶっ放しながら突っ込む」

ジョン「お前を援護してやるよ」

ジャック「お互いにね

ジョン「此処はまるで“あの街”みたいだな」

ジャック「・・ニューアーク」

ジョン「今、俺の事を“親父”と?」

ジャック「・・いや」

ジョン「空耳か? 耳に水でも詰まったかな?」

ジャック「“厄介事が好き”なのか?

     それともただ単に“運が悪い”だけ?」

ジョン「さぁな・・俺にも分からんよ」

ジョン「父親ってのは“働き者”ならそれでいいと思ってた。

    ・・だが間違ってた」

コマロフ「やり直せるさ、まだ遅くはない」

アリク「銃を寄越せ」

ジョン「欲しけりゃ、俺からもぎ取ってみせろ」

黒幕「お前も自分の事を“頭が良い”と思ってるアメリカ人か?」

ジョン「いいや、俺は休暇中の“只のツーリスト”さ」

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2013年2月15日 (金)

☆『LOOPER/ルーパー』☆

おおお、、メモり終えた状態で妙に安心してしまい、アタマの片隅に放置し続けてたら、次第に記憶が薄れて来たし・・!(×_×)

って事で、重い腰を上げ、またチマチマと記事をアップしてゆきます。

・・

先月、1月27日(日曜)の午後、クルマで郊外のシネコン“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”に出掛け、観たのは・・期待値をそれなりに高めてた近未来SF作『LOOPER/ルーパー』である。

ブルース・ウィリスvsジョゼフ・ゴードン・レヴィット!

そう遠くない未来を舞台に、30年の“刻(とき)”を超え“現代”で自分自身と対峙した男の選択とは・・?

2044年、カンザス州。

特定の標的(ターゲット)を“ラッパ銃”なる短距離専用銃で殺害する事を生業(なりわい)とする“ルーパー”と呼ばれる特殊な殺し屋たちがいた。

その中の1人、主人公=ジョー(ジョゼフ:25歳)は「30年先の未来から“転送”されて来る標的を、指定の日時&場所で待ち、無言で即座に射殺、遺体は密かに“焼却(処分)”する」と言う仕事を淡々とこなしていた。

どうやら「30年後の世界」では、タイムマシンが開発され、実用段階にこそ至っていたが、法律でその使用は禁止され「犯罪組織によって違法に利用される」のが実態だった。

そんなある日、相棒の“ルーパー”であるセスがジョーの部屋に転がり込み「“転送”されて来た標的が未来の自分自身で、その彼を撃てないまま逃走させてしまった」と震える声で告げたのだった。

街を牛耳るボス=エイヴの配下により、標的を逃した責任を取らされセスは程なく“処分”されるが、ジョーは「果たして俺なら、未来の自分と向き合った時、何の感情も持たず“ラッパ銃”を即座に撃つ事が出来るだろうか?」と悩み、不安にならざるを得ないのだった。

そして数日後、遂に未来のジョー(ウィリス:55歳)が“現代”に“転送”されて来る。

一瞬の油断で、未来の自分に銃弾を撃ち込めないばかりか、殴られ昏倒してしまったジョー。

その事実を知り、エイブの配下が動き始める。

未来の自分を追うジョーだが、追われる(未来から来た)彼自身は“敢えて30年もの過去にやって来る”だけの「とある理由」を心に秘めていたのだった・・

期待値を高く置き過ぎたためか、全体的に「観といて良かった!」と思えた瞬間が正直なく、終始その世界観に馴染めぬままだった。

・・って言うか「ジョゼフとウィリスって、ちっとも似てねぇじゃん!?」とツッコんでしまったが、、巷ではこの点に対し、どのような評価だったんやろ?

主人公が「(どちらなのか)やや曖昧」ってトコもあり、ウィリスにしても、ジョゼフにしても「主人公を演じるには、キャラ造型が徹底的に弱いし!」と感じた。

ウィリスに至っては、カメオ出演レベル・・とまでは言わないが「片手間に“やっつけ出演”しました~」程度の印象で、この先すぐにも彼の出演作(主演作?)としての記憶が薄れて行ってしまう気がする。。同様に、ジョゼフ君についても「この手の作品で“主役を張る”には、ちと荷が重過ぎたんかも?」と正直、感じてしまった(「主演女優を支える」ぐらいのサポート的な立ち位置が向いてる?)。

近未来の物語のハズなんだけど、出て来るアイテム&ロケーションが「現代じゃん! ・・って言うか、現代よりも退廃的じゃん!」と思えた。都心部では、汚いスラムばかりを集中的に描写してたし、そこを走り回るクルマが「ピッカピカのマツダ・ロードスター」「(マット塗装&イミフ系メカパーツ装着の)ホンダ・フィット(←トヨタ・ヴィッツだったかも??)」だったりして「おいおいおいおい・・」と。。

タイムマシンの造型も、ワケの分かんない「据え置き型ポッド」みたいな外観(?)で、如何にもテキトーだった(×_×)

『12モンキーズ(1995)』も同じようなネタだったけど、、「ブルース・ウィリス+タイムマシン」作品って、今後も“要注意”だったりするんかも知んないぞ?!

パラレル論も「制作陣の自己満足あるのみ!」って感じで、良く伝わって来ないし、、かと言って、ハードボイルド路線を気取るにしては「濃さ&シブさ」が全く足りてないし、、(・ω・)

唯一驚かされたのは「ジェフ・ダニエルズが老けて、悪役を(自然に)演ってる!」ってのと「エミリー・ブラントってば、やっぱり(往年の?)ジュリエット・ルイスにとっても似てる!」ってトコぐらいだろうか(←それだと2ツだから“唯一”じゃないやん)。

そして・・「近未来SF」に「タイムマシン系」を盛り込むだけでも“お腹いっぱい”なのに、そこに「TK」なる“サイキック(超能力)系”まで設定に入って来ちゃうと・・こりゃ、収拾もつかなくなるワケですわ(⌒~⌒ι)

~ こんなトコも ~

・字幕担当は松浦美奈さんだった。

・ジョゼフは、あの顔立ちから考えても「モノクロ」映像の方がよほど映える気がする。スタイリッシュな「モノクロ(かパートカラー)のSF」ってのはどうでショ?

・ジョーの人生が「2ツ」存在して、それらが「パラレルになっちゃってる」のが基本ややこしかった(×_×) かと言って、もう1回観直したくなるワケでなし(・ω・)

・主人公が、田舎(?)で某母子と過ごす辺りの展開は『刑事ジョン・ブック/目撃者(1985)』や『ボディ・ターゲット(1993)』な味わいもあって、印象深い。

・どう言う理由であんな場所に“転送”されるのか・・の合理的な解説は、劇中で全くなされなかった(×_×)

・ジョーがフランス語を勉強しとるシーンがあったが、実際のジョゼフ君は「フランス語が堪能」らしい!

・も少し昔に本作が製作されてたら・・30年後のジョーは「トーキョーで、日本人の妻と暮らす」てな設定となったような気もする(←妄想)

・未来のジョーの右頸部には『虎』なる漢字のタトゥーが入ってた(×_×)

・シドの部屋に置いてあったサーフボードには、漢字で『津波』と書かれてた。

・本作を観ると、ベアトリックスの綴り「BEAT-RiX」を(右前腕部に走る“激痛”をも想像しつつ)完璧に覚える事が出来る(=^_^=)

・本作に於ける“花形マシン”は“スラットバイク”だったみたいだが、、単なる「ジャンク気味なホバーバイク」にしか見えなかった。

・「ラッパ銃」の対極にある、エリート用の武器が「ガット銃」。相応しい奴が所有してるか、と言えば・・実にビミョーだったが。

・至近距離で「岩塩の弾丸」を喰らうと、どんな感じなんやろ?

・2074年、街に君臨してる恐怖の犯罪王の名が「レインメイカー」と言うらしい。どうしてもマット・デイモン(←お坊ちゃんキャラ時代)の顔が浮かんだ(⌒~⌒ι)

・TK少年は、手でシートベルトの金具を留めてた! あの『ゴールデンチャイルド(1986)』でも念力で(手を使わずに)留めてたのに!

・どんな数え方をしてんだか分かんないが・・シド君は「8×3=32」って答えを、迷いもなく何度も叩き出してた!

・物語後半での「ウィリスの活躍ぶり(=暴れっぷり)」が楽しかった。『パルプ・フィクション(1994)』の第2部で、日本刀を振り回してた勇姿を思い出した(懐)

・本作と2本立ての上映で『ウーパー』ってなコメディ作はどやろ?

・『タイムコップ(1994)』の世界だと、時を経た自分同士が接触すると“大変な事になる”設定だったが・・本作では「そんなのお構いなし」だった(⌒〜⌒ι)

~ こんなセリフも ~

ジョー“想像はついたのに・・何故、訊いたのか”

   「面倒な事態だ」

   「銃を弄るのは止めろ。また(自分の)脚を撃つぞ」

   「(その女とさえ)出逢わなきゃ、死ぬ事もないんだろ?」

   「自分の人生を取り返したいだけさ」

   「お袋は俺を棄てたのさ(She gave me up.)」

   「何が大切で、どうやってそれを護るのかを知った」

   「繰り返される・・だから、変える!」

ジョー「違うウェイトレスなら、文字数も痛みも少ないぞ?」

   「脚の間に銃を隠してるな?

    いずれ“そう言う事”が分かるようになる」

   「タイムトラベルの話なんか、複雑だしどうでもいい。

    それに、記憶が曇ってる・・曖昧だ」

   「過去は“本当の記憶”じゃない。1ツの“可能性”でしかない。

    だが、現在は総て明快だ・・痛みも記憶も」

   「お前は“お前を救う女”に出逢う」

   「ガキの言い草は止せ!」

   「俺は、愛を吸収した」

   「俺にとっちゃ、30年後は昨日だ。お前には“未知”だろうが」

エイヴ「蜘蛛と同じ・・小さいほど強い毒がある」

   「“20世紀のコピー”など止せ。新しい事をしろ」

   「この俺に“隠し事”など出来ん。

    ・・お前の“夢”を邪魔する事だって出来る」

   「もう1度のチャンスだと? もう1度しくじるだけだ」

セス「未来の自分の・・“顔”が観たかった」

シド「(あの人は)浮浪者じゃない・・靴が奇麗過ぎる」

サラ「気分は?」

ジョー「普段の30%さ」

サラ「週末には50%になるわ」

エイヴ「自分で自分の首を絞めて、良く平気だな?」

ジョー「これは、ネクタイさ」

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2013年2月11日 (月)

☆『ted/テッド』☆

溜まってる劇場鑑賞作のレビューが「もうちょっとだけ続くんじゃ」(←K仙人風)。

・・

先月1月20日(日曜)。クルマで郊外の“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”へと向かい、観たのは「R15指定」のブラック&ビター仕立てなファンタジック・コメディ作『ted/テッド』だった。

確か、公開が始まったばかりだったもんで・・久々にチケットカウンターで「残席:僅少(わずか)」みたいな電光表示を眼にした! そないにまで香川県人の期待値を高めさせ得る作品だったとはネ!(=^_^=)

で、確かにシアター内はほぼ満席状態であり「最前列の席」を選ぶしか余地は残されてなかったのだった(×_×)

1985年のボストン郊外。

“永遠の友達が欲しい”とクリスマスの夜、心から願った8歳の少年=ジョン・ベネット。

果たして・・一夜明けた彼のそばには、何と! 魂が与えられ、生きているかのように歩き、話し出すテディ・ベアの縫いぐるみ“テッド”の姿があった・・

「現代の奇跡」とし、しばらくは全米で(?)もてはやされた“テッド”だが、世間はやはり飽き易く・・「人気のセレブ」から次第に「元セレブ」へと落ちぶれてゆく“テッド”・・(『幻覚キノコで逮捕』なんてな見出しが地方紙を賑わせたりもした)

そして27年後。

今や35歳となったジョン(マーク・ウォールバーグ)はオタク気質の中年となり、そんな彼の隣には、姿形こそ昔と変わらず可愛らしいテディ・ベアながら、その言動はジョン以上に過激さを増した下品な不良グマの“テッド”がいた。

2人は今なお“永遠の友達”だったが、彼らの“遊び道具”は、今や「酒」「煙草」「クスリ(マリファナ)」にとって代わっていた・・

ジョンには、付き合って4年目になる恋人=ロリー・コリンズ(ミラ・クニス)がいたが、彼女は「“テッド”がいつも一緒にいる以上、ジョンはいつまでも“ダメ人間”のままで、結婚にも踏み出せない」と考え、とある夜に起こった“事件”を機に“テッド”を家から出て行かせるようジョンに迫る。

こうしてジョンと別れ、独り暮らしを始める事になった“テッド”だったが・・

軸の部分(冒頭とか)では、しっかりした「ファンタジーもの」の骨格を形成してくれてるんだが、その底辺に流れる「実際には有り得ない超常現象」を「その手の作品では(描写の)有り得ないナンセンスさ」にスルッと置き換え、観客の“ツッコミ”を絶妙にかわしながら(そらしながら)も、次第にスピードアップして行く「過激テイスト」に、ちょっと病み付きになりそうだった(=^_^=)

結局、作品世界の中で何故“テッド”だけが魂を持てたのか?! って事に対しては、何の解答も、いやヒントすらも劇中で示される事はなかったのだ(=^_^=) なのに、そんな事が(次第に)気にならなくなってしまう脚本の巧さよ!(=^_^=)

今後、こう言うテイストのファンタジック・コメディ作が案外増えて来そうな気もする!

いや、昔からあったのかも知れないが・・今こそ「ありきたりのファンタジー作なら、ネタが出尽くしてる」「CG技術の飛躍的な発達により、比較的低予算でも素晴らしい表現が自由自在に可能となった」てな観点から、本作に続く「※番煎じ」が出て来ても、何らおかしくないと思えて来るワケで。

“テッド”が過剰&異常な某父子に追われるシチュエーションのみに対しては、何処か「取ってつけたような唐突感&安直さ」「月並みさ&失速感」を覚えなくもなかったが、それにしても「俳優陣」「カルトネタ」を揃えただけで、こんなにも楽しい作品が出来るんやな~と感心させられたワタシだった(=^_^=)

~ こんなトコも ~

・連想したのは、やはり『宇宙人ポール(2011)』と『A.i.(2001)』だろう(=^_^=) ここまで“毒気の強い”テディベアが登場してくれたなら『A.i.』も、更なるインパクトを持ち得たかも知んない(=^_^=)

・コレが1.5昔ほども前だったら、主演はマシュー・ブロデリック辺りだったトコか?

・「撮影時点(=映像合成前)では存在しなかった“テッド”」を相手に、熱演を繰り広げた主要俳優陣は流石にスゴい!

・でっかく取り上げられてたのが、クイーンがサントラを手がけたカルト(?)SF大作『フラッシュ・ゴードン(1980)』。当時「ブロンド+マッチョ」でカッコ良かった主演男優=サム・ジョーンズが“本人役”で(老化されつつも)絶妙な“濃さ”をもって我々観客を楽しませてくれた! しかしマックス・フォン・シドー、トポル、ティモシー・ダルトン・・と、もの凄い面々が出とった作品だったんですなぁ・・(⌒~⌒ι)

・“テッド”からの着信音が往年のTVドラマ『ナイトライダー(1982)』のテーマ曲(のイントロ)だったし、ついでにデヴィッド・ハッセルホフ氏にも出て欲しかった(⌒~⌒ι)

・「トム・スケリットと友人」って言うのは、そんなにハクの付く事なんやろか。。

・飲み明かした朝、恋人と観たのが『007/オクトパシー(1983)』って言うのは、何ともスゴい!

・『きみに読む物語(2004)』の中に出て来る曲って『帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)』に似てるの?

・アダム・サンドラーが2役を演じてる駄作で『ジャックとジル(2011)』ってのがあるらしい!

・「無茶ぶりゲーム」に於ける「大ワザ」とは・・?!

・“テッド”の引越荷物の段ボールに、まんま“大麻吸引グッズ”と書かれてたのには引いた(=^_^=)

・ドラマ『チアーズ』のDVDボックスの“特典映像”では、出演者それぞれの悪口が楽しめる(?)らしい。。

・ボストンの「チャンドラー・ストリート」って通りが出て来た。

・『フラッシュ・ゴードン』の主人公は、プロアメフトチーム=NYジェッツのQB(クォーターバック)と言う設定だったそうだ。

・往年のボクサー=ジョー・ルイスの使ったグローブや、(自転車レーサー)ランス・アームストロングの摘出睾丸のオブジェ(ブロンズ製)などをコレクションしとるしとがいた。

・ジョンと“テッド”の乱闘シーンに於ける「殴り効果音」が印象的だった。

・『エイリアン2』でランス・ヘンリクセン(ビショップ役)の披露してくれた“超絶ナイフ芸”の失敗事例が拝める(⌒~⌒ι)

・久々にノラ・ジョーンズ(本人役で出演)を観たが・・デビューアルバムのジャケット写真と印象の違う感じで分かんなかった。

・頭上からのアングルでジャンプしてる姿を捉えたら・・それだけで“フラッシュ・ジャンプ”と呼んで良いんかな?

・スタジアム以降の展開が『チャイルド・プレイ(1988)』みたいなドロドロした方向(スプラッタ系)に進んで行かないか、ヒヤヒヤした(⌒~⌒ι)

・「取って付けた」ようなサスペンス要素など加味しなくとも、単に「何気ない日常の物語」で描き終えても良かったか?

・本作をダラッと観てると、つい「米国の雇用事情ってば明るいの?」と思えても来てしまう(・ω・)

~ こんなセリフも ~

ナレーター“少年の願い程、強いものはない・・アパッチヘリは別だが”

     “ロバート少年は、成長しテイラー・ロートナーとなった”

ジョン「ホントに話せたら“永遠の友達”になれるのに」

   「“僕の記憶”と違うぞ」

   「TV(の下敷き)でナニが潰れた!」

   「尻は止めろ!」

   「お前なんかより“くまモン”の方がよっぽど可愛い」

   「ムリだ、すげぇ嫌われた」

   「出来る事はした・・残念だけど」

テッド「だいちゅき(=大好き)」

   「ハグして。驚く事ないよ・・そう願ったろ?」

   「ボストンの女は、青白くてブスだ」

   「いぐ~」

   「もっど~」

   「“クサ”なしじゃ辛い」

   「おっと失礼。ツイートしてた」

   「彼女にプロポーズ? 愛で充分だろ?」

   「27年間も一緒の俺にも、指環を呉れよ~」

   「床の上にウ※チがある。

    キルケゴールに言わせりゃ『ウ※チの下に床がある』だな」

   「“アーノルド坊や”の気分だな」

   「大事にするよ。風俗嬢の名刺みたいに」

   「さぁ、ハッパ決めようぜ」

   「何時(いつ)でも遊べるよな?」

   「“誰かが死んだ部屋”じゃなくて幸いだ」

   「品物なら“売るほど”あるさ」

   「おっと、顔射はNGか・・」

   「で“毛深い友人”を失ったワケだ」

   「来いよ。ウチで吸おう」

   「隣はアジア人の家族だが、どうやら銅鑼(どら)はない」

   「違うさ、俺は独りじゃない・・常にイエス様がいる」

   「暗闇の訪問、ありがとよ」

   「ジャバールを知ってる? 『死亡遊戯(1978)』のラスボスさ」

   “ダチの従兄弟のダチがサム・ジョーンズなんだ。

    今は『64分け』の髪型なんだぜ!”

   “彼は俺たちの同志。

    単なる演技を超え、俺たちに道徳を教えてくれた”

   「80年代のパーティやろうぜ!」

   「俺を信じるなんてどうかしてる・・ヤク決めてんだぞ?」

   「(ノラとは)ベリンダ・カーライルの家で会って以来でね」 

   「確かにヘタだが、ケイティ・ペリーより巧いさ」

   「『ブリジット・ジョーンズの日記(2001)』でも観て、

    ひと泣きしたらケロッと忘れるさ」

   「5秒だけ話を聴け! 肉の穴を閉じて話を聴け!」

   「俺はただの熊だぞ? 俺のせいにするとは女々しい奴だ」

   「俺は消えるさ、永遠にな」

   「げげっ! 誘拐される!」

   「奇遇だな。ウチにも君の写真があるよ」

   「此処にはPS3はなさそうだな・・木馬で遊ぶ家族って感じ」

   「その話の続きはメールして」

   「チョコバーはたまには断われ」

   「“臨場感”のあるイイ話だな」

   「変な質問してないで早く数えろ」

   「デブが走る姿は、想像だけで笑える」

   「でも誰かがジョーン・クロフォード(≒星一徹)にならないと」

   「『エイリアン2(1986)』のビショップみたい」

   「2度とロリーを離すなよ、彼女を・・」

   「縫い直した時の綿の位置が悪くて、後遺症が残った」

ロリー「彼は優しくて可愛いけど、熊のせいで将来を考えて呉れない」

   「仕事(で呼んだん)じゃないじゃない!」

   「あなたは“テッド”といたら駄目になる」

   「普通、彼氏と別れた翌週に誘う?」

   「恥なんて思ってないわ。少なくとも彼は努力してくれた

同僚「全く覚えてないんだが、昨夜の3:15、

   誰かに『殴れ』とメールしてる。で、4:30、

   誰かに『どうも』とメールしてる」

  「どうやら俺はゲイらしい・・自分でも意外だ」

SJ「皇帝ミンに死を!」

父「ジーザス! 銃を持って来い! それから警察だ!」

母「奇跡だわ・・現代のイエス様」

司会者「君は、意外に小さいね」

テッド「そう言うあんたは、意外に笑えないね」

ロリー「知能は5歳児並みね」

ジョン「読解力なら6歳児並みだぜ」

ロリー「親指に着いた!」

ジョン「今すぐ左利きになれ!」

ロリー「魔法なしでも、あなたは私のものよ」

ジョン「使ったかもよ、魔法

ロリー「座った方がいい?」

ジョン「ああ、君が良ければね。

    後は・・良い終わり方をしたい」

ジョン「俺のため?」

ロリー「私の人生のためよ

ジョン「俺、ゲイじゃないよ」

テッド「知ってるさ」

ジョン「20分ある」

テッド「なら完璧さ」

経営者「名前は?」

テッド「“熊ん子”って呼んでくれ」

経営者「で、何が出来る?」

テッド「あんたのカミさんをイカせることさ」

経営者「この私にそんな口を利くとは・・採用だ」

テッド「・・マジ?」

経営者「よりによって、店の奥で店員同士の“行為”に及ぶとはな」

テッド「俺にはアレがないので、野菜を使った。

    で、使った野菜は、家族連れに売った」

経営者「いい度胸だ・・気に入った! 昇格だ」

テッド「あんた大丈夫?

レストランの客A「誰が屁をこいた?!」

レストランの客B「おい! 仕事の話をしてんだぞ!」

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2013年2月 6日 (水)

☆『96時間/リベンジ』☆

先月19日(土曜)に記憶をさかのぼるが・・市内のシネコン“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にて、リーアム“兄さん”ニーソン主演のタイムリミット・キャプチュア・アクション大作(?)『96時間/リベンジ』を観て来た。

そこそこに期待しつつ鑑賞に臨んだが・・コレがなかなかに面白かった!

久々に、制作陣の中に“御大”ことリュック・ベッソンのご尊名を見つけたりもした次第だが(本作では脚本&製作を務める)・・ ベッソンおじさんには、監督業はもうやんなくてイイから、こう言う“小粒で小気味の良い作品”を次々とプロデュースして欲しいトコである(=^_^=)

前作『96時間(2008)』から数年後。

パリで、アルバニア系の人身売買組織に拉致された愛娘=キムを力押しで強引に救出した元CiA秘密工作員=ブライアン・ミルズ(リーアム兄さん)は、離婚した前妻=レノーア(ファムケ・ヤンセン)を遠くから見守りつつ、今はキムの運転免許取得に向け、週1回の同乗レッスン(?)を続ける事を、ささやかな週末の楽しみとしていた。

レノーアと現在の夫=スチュワートの関係がイマイチ芳しくない事を知ったブライアンは、自身の“3日で終わる仕事”の後で合流しないか? とレノーア、キムをトルコ・イスタンブールの赴任先に誘う。

無事に警護の仕事(?)を終えたブライアン。

ホテルの部屋に戻り、防弾チョッキを脱いだ彼は、任務完了の充実感と共に、異国の地で自身が孤独である事の寂しさを感じ始めるも・・そこに「気分転換のための海外旅行」を決意したレノーア&キムが現れ、めでたく合流が叶う。

かつての家族が、再び「水入らず」となるが・・そんなブライアンたちに謎の集団が襲いかかる。

辛うじてキムを逃がし、ホテルに戻らせる事には成功するも・・ブライアンとレノーアは謎の組織に捕まってしまう。

連行された先・・イスタンブールの何処か・・でブライアンの前に姿を現した組織のボスは「(かつてパリの事件で)ブライアンに殺された、自身の息子や、部下たちの恨みをまとめて晴らすため、お前とお前の家族に凄絶な報復(リベンジ)を行う」と宣言する。

残された時間の少なくなってゆく中、ブライアンは自らの脱走を試みると共に、キムの安全の確保、そしてレノーアの救出を「総て同時に」行わなければならない事態となる・・!

上映時間がわずか91分! そんな短さの中に、多少の“ご都合主義”が幅を利かせつつも(=^_^=) 「ダレない、引っ張らない、暗くない」の3拍子を見事に実現させてくれた! もはやタイトルの『96時間』と言う言葉そのものが、劇中では大した意味すら持たなくなってたりもするんだが、そんな事はもうどうでもイイんだ!(=^_^=) ←正直、劇中の経過時間ってば数時間(長くても半日ぐらい?)だったんじゃなかろうか?

原題の“Taken2”をそのまま『続・囚われて・・』などとロマンティックに意訳する方がよっぽどオバカになってしまってた事だろう。

特に、中盤~後半を迎える辺りで「あ! このままイッキに片付けにかかるんや!」とハッキリ悟った時の快感ったらなかった! 少し前に観た『0※7/ス※イフォ※ル』(←それ、伏せ字になってませんってば(=^_^=))が、まさに本作と真逆の「ダレる、引っ張る、暗くなる」と言う“観客の求める爽快感を総て吸い取ってしまう”タイプの作品だったので、、比較するに、本作の「クヨクヨしない主人公」+「ダラダラしない展開」がホンマに気持ち良いワケである!

少なくとも、その点だけはワタシと井筒和幸監督の意見とは「完全に一致」してると言えよう。 ←何で、そこで対等やねんな(=^_^=)

欲を言わせて頂くなら・・敵組織の面々に余り“個性”がなく、画一化して映ったのは少々残念だったろうか? しかし、その半面「現地で“ヤバいしとたち”を調達して来て、そのまま(普段の調子で)演技させたのかも?」みたいなリアルさ、無名さ、エキストラっぽさが(悪党共全体に)絶妙に漂ってて、ナイスな塩梅(あんばい)の緊迫感を91分間、持続させてくれたのは評価すべき点かも知れない(←いや、別に91分間、フルで悪党が画面に出てたワケじゃないやろ)。

後半では、ブライアンが「それまでに培って来た経験&勘」だけでグイグイ突き進んで行く展開となり「え? 殺すの?」「あ、撃った!」とゾクッとさせられたシーンもあったり。

『オースティン・パワーズ(1997)』なんかで、(例えば)主人公の引き金(を引く動作)1つで殺されるような「ザコ敵」にも・・その背後には、幸せで穏やかな家庭や、賑やかな友人たちの存在する事実のしっかりと描かれてたシーンを思い出したりもしてしまった(=^_^=)

むろん本作には、そんな感傷の入る隙など全くないんだけど・・(⌒~⌒ι)

~ こんなトコも ~

・全く劇中に登場しないスチュワートに「ひょっとして黒幕は・・」と邪推し過ぎてしもた(⌒~⌒ι)

・捕まえた相手は、ちゃんと身体検査せなアカン。そして、ちゃんと見張っとかなアカン。

・『ザ・バンク/堕ちた巨像(2009)』『007/スカイフォール』など「お、コレってトルコやん!」と一目で分かるイスタンブールのロケーション。もうあと数年もしたら、邦画でもようやく(?)“(手垢のついて来てる感のある)屋根チェイス”が取り上げられる事やろか(・ω・) あ、既にあったらスンマセン。

・原題の“TAKEN2”はパッと見『TEKKEN2』に見えたりもする。。

・終盤、キムの彼氏=ジェイミーの着てた緑色のTシャツに書かれてた漢字は何だったんやろ? 『極※※』とか読めたが。

・BMWの活躍も目立ってたが(リアウィンドゥにドーナツを乗っけたまま走ってたのが印象的)、現地タクシーとして出てたベンツの「タフさ」もなかなかだった!

・(銃社会では)ホテルの従業員も銃で武装してるもんなんやね~(イマイチ弱かったけど)

・プールサイドに置いてった、あのiPadは誰かに(やっぱり)持ち去られた事やろか?

・『ガントレット(1977)』ばりに(?)大使館に強行突入した後・・数分(?)で保釈されちゃってる展開に笑った。

・「手榴弾の爆発音を電話口を通して聞く」「煙突から銃を落とす」辺りの「2ツのシーンの繋げ方」にワクワクさせられた!

・ラストの“選択”は、ブライアンの「余裕」であり「遊び」だと解釈したが・・(⌒~⌒ι)

・今なお『007/ゴールデンアイ(1995)』の於ける印象が強烈過ぎて「ファムケ姐さん、ホンマは最強なんじゃ?」とふと思ってしまう(⌒~⌒ι)

・今後はハリウッドでも「オヤジ型ヒーロー」のちょっぴり増えて来る予感が??

・『96時間PART2/帰ってきたふたり』ってなタイトルだと、流石にややこしかったやろね。。

~ こんなセリフも ~

ブライアン「“凝り性”なもんでね」

     「ウソが得意とは言えんな」

     「娘の自由を尊重するさ」

     「計画を立てたら護れ」

     「ルールは総て無視だ」

     「待て、離れるな」

     「誰かを愛した事は?

      それは“魔法”のような特別な瞬間だ」

     「眼の前の事に集中するんだ」

     「決して(お前を)忘れた事はない」

     「準備を整えろ」

     「痛い眼を見るのは奴らだ」

     「奴らに“骨”を奪わせるものか」

     「気付かれた・・すぐやれ」

     「ぶっ殺すぞ!」

     「電話で(爆発音を)聞かせろ」

     「俺の娘を誘拐したから殺した」

     「ゆっくり呼吸しろ(Stay calm.)」

     「(そこから)銃を落とせ」

     「停まるな! さっき警官を撃ったんだ、行け!」

     「・・伏せてろよ」

     「理由(ワケ)は訊くな」

     「2度と奴らに手出しはさせない。パパに任せておけ」

     「失せろ!(Get lost!)」

     「待ってろ・・すぐに戻るから」

     「(誰かがまた報復に来たら)そいつらも殺す。

      ・・お前次第だ」

     「耐えて生きろ・・それともここで死ね」

     「ここで決めろ」

     「もう“こんな事”に疲れたからだ」

     「お前は何をしても完璧だ」

キム「私を信じて。干渉しないで」

  「早く言って! 時間が無駄になる・・どうすればいい?」

  「ジェイミーを撃たないでよ」

ボス「あの男が、我が兄弟や息子達を殺した・・復讐を果たすのだ」

  「生きたまま3人共捉えろ」

  「(お前は)1人も覚えていまいが・・お前が総て殺した」

  「お前の死で“安息”が訪れる」

  「“潔い死”など望むな・・お前を待つのは“陰惨な死”だ」

  「英雄ぶるな」

  「ミルズ夫人・・あんたをどうすべきかね?」

レノーア「弁護士との話し合いにも疲れたの」

    「私たちも調べ上げたの」

    「娘さえ無事なら、私は置き去りでもいい

サム「そいつらの狙いは?」

ブライアン「それをこれから探る」

キム「殺したの?」

ブライアン「・・仕方ない」

ブライアン「銃は撃てるか?」

キム「銃なんかムリ!」

ブライアン「じゃあ(黙って)運転しろ!」

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2013年2月 5日 (火)

☆『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006)』☆

先週ぐらいだったろうか?(←適当やなぁ) 近所のレンタル店で借りて来た1作『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』を観た。

劇場公開当時から、本作のタイトルこそは気になってたンだが「真面目に制作された作品」と勘違いしてたため、随分と“いざ食指を動かすまで”に時間の経ってしまったモノである(=^_^=)

実は・・本作に繋がるきっかけとなったのは、かの『レ・ミゼラブル』だった!

観終わってしばらく経ってから、宿屋のでっかいご主人(身長191cmとの事!)=テナルディエを演じたサシャ・バロン・コーエンが『ボラット』で主人公を演じてた男優と「同一人物」である事実を知ったワケで。

何だか自分の中では“インド銀幕界のスーパースター=ラジニカーントが、実は日本の演歌歌手=吉※三の扮装した姿だった”と言う真実を知った「あの日」と同じぐらい、かなり驚愕させられた次第である(×_×) ←コレはウソですけど。

カザフスタン国営放送リポーター=ボラット・サグディエフ(コーエン)は、情報省大臣の特命を受け、太っちょプロデューサー=アザマットと共にアメリカへ飛ぶ。

“先進国の優れた文化を吸収し、自国に持ち帰る”と言う大きな目的こそあったものの・・ホテルの部屋でTVを弄ってて、たまたま眼にした『ベイウォッチ』なるドラマの主演(?)女優=C.J.パーカー(パメラ・アンダーソン)にひとめ惚れしたボラットは、予定されてたスケジュールの殆どをキャンセルし、ポンコツの中古バンを購入、西海岸=カリフォルニアへと向かうのだった。

いや~ 好き放題、やりまくってくれますね~ コーエン先生(=^_^=)

殆ど同い年の兄さんがここまで“やんちゃ”だったって事実には、ホント励まされる!

当初こそ「ニューヨークに始まり、ロケ地固定でダラダラ進行するんかな~」と思わせつつ、いきなり大陸横断をおっ始めるってんだから凄い!

一方で、ムチャクチャさのレベルも「一線を越えぬよう」そこそこに(?)考慮はされてるようで「エロ・ベクトル」には終始ゲージが振り切れっ放しだったが(=^_^=) 「ドラッグ」「銃器」には全く手の着けられる事はなかった! この辺りのセンスは評価したい。

何故だか良く分かんないが「ユダヤ人」「ジプシー」を毛嫌いしてるボラット。やたらと彼らを刺激・挑発する言動を連発し、親切に迎えてくれたユダヤ人の家族に対し、恩を仇で返すかの如く行為で応えた場面では、流石に殴りつけたくなって来てしまった。

アザマットと全裸で取っ組み合ったり(←ボカシ入りまくり)、骨董品店でやたらと食器を破壊したり、ディナーパーティーに娼婦を呼びつけたり・・とちょっと笑えないテイストの演出もあったが・・総じては「最後にちゃんとした“目的地(終着点)”の用意された、真っ当なロードムーヴィーではあった」とも評せるワケで、その点に関してはかなりな好感を覚えたワタシである(⌒~⌒ι)

~ こんなトコも ~

・オープニング&エンディング映像の粗雑さは、如何にもあちゃらっぽい仕上り。

・ボラットの連発する「ヤグシェマシュ!(こんにちは)」「チェンクイェ!(ありがとう)」は、いずれもポーランド語との事だ(=^_^=)

・ボラット&アザマットのコンビは画面に出て来るから、親しみも湧いて来るワケだが(湧くんか?)、彼らに肉迫し続けたカメラマンは、一体何ものだったんやろ?!

・終盤、連行されながらの「なんてね(not!)」がメチャメチャ良かった! あんたネタを引っ張り過ぎ!

・某女性について語る時に発された「バジンを奪う」ってのは・・つまり、アレでしょうか?

・劇中、ホテルの部屋のTV画面に一瞬だけ映されてた作品は、どうやら『ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996)』らしい。

・逃げた筈の熊の頭部が、アザマットの部屋の冷蔵庫内に(一瞬だけ画面に映る)・・イヤなもん、観ちまった(×_×)

・アザマットは太り過ぎのため“ぽこ”が下腹部にめり込んでて見えなかった(×_×) ←観たくないけどサ

・「頭の困ったしと」みたいな表現が独特だった。

・知らなかったが・・カザフスタンは、世界一のカリウム輸出国らしい! ・・なんてね!

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