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2012年11月17日 (土)

☆『リンカーン/秘密の書』☆

またもや、記事のアップが遅れに遅れてしまい、、恐縮至極です(×_×)

「鑑賞メモをまとめる迄に記憶の欠落しない程度」には急ぎたいと考えてますけん、穏やかな気持ちで見護ってやってくんさい~

・・

3日(土曜)の夜、市の北方にあるシネコン“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”で鑑賞したのは、初めて“予告篇”を観て以来、密かに期待値を高めてたアクション娯楽大作(?)『リンカーン/秘密の書』だった。

実在の第16代合衆国大統領=エイブラハム・リンカーン(1809-65)を主人公に、一般に広く知られる“有能な政治家の顔”の裏に隠された“凄腕のヴァンパイア・ハンターとしての生涯”に重きを置いて描いた自伝的作品(=^_^=)

・・

1818年、インディアナ州。

この地で育ったエイブラハムは、少年期に美しい母=ナンシーを町の顔役=ジャック・バーツに殺されてしまう。

復讐心を抱えたまま育ち、やがて逞しい青年に成長したエイブ(エイブラハム)は、謎の紳士=ヘンリー・スタージスに出逢い、ジャックが“ヴァンパイア(吸血鬼)の一味である事”を聞かされる。

ヘンリーの下で“ヴァンパイアを滅ぼす存在=ヴァンパイア・ハンター”としてのスキルを磨き上げたエイブは「私怨を棄てる」「友人も家族も持たない」と言う2ツの条件を突き付けられ、それを半ば承諾するカタチでハンターとしての実績を積み重ねてゆく。

そんな彼の前にメアリー・トッドと言う魅力的な女性が現れる。

ヘンリーとの“約束”を脳裏によぎらせながらも、メアリーに対する愛情の深まってゆく自身に気付くエイブ。

仇敵=ジャックの背後に控える一味の黒幕=アダム(ルーファス・シーウェル)が、制定されて久しい「奴隷制」を楯に、貧困層の人々を“食糧”として南部に送り続けている真相を知ったエイブは、武器である手斧を“封印”し「奴隷解放」を目指して政治の道にその身を投じる決意をするのだったが・・

“ネタ”として「リンカーン」と「ヴァンパイア・ハンター」を繋げる強引な設定にこそは圧倒されたが(=^_^=)・・如何せん、それ(両輪)が総じては巧く噛み合っておらず、、違和感を感じ続け、ツッコミを放ち続けたのも事実である。

その設定は設定として「天晴れ!」と評したいトコだが、一方でキッチリと「それをどう効果的&クレバーに描き、観客に見せるか」には更に知恵を絞って欲しかった。

同じ“強引路線”にせよ『フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)』の方が、的確に「歴史的エピソードとの絡め方」を押さえてくれてて、観てて気持ち良かったモノだった・・確か。

手斧1本で、ハンター仲間もなしにヴァンパイア相手にまともに(?)戦えてるエイブもスゴかったが、これまでになかった“ヴァンパイア像”を確立しようとする半ば強引な姿勢にも(=^_^=)驚かされたワタシ。

『同族(ヴァンパイア)が殺せない』

『陽光を浴びても死なない』

『死んでも身体が消失(炭化?)したりしない』

『十字架やニンニクを恐れない』

『蝙蝠(コウモリ)に化けたりしない』

『銀製品(で造られた武器)に弱い』

『決して美男子ばかりとは限らない』

でも、敵組織となる、そんなヴァンパイアたちの身体能力がとにかく凄まじく、単体でもやたらと強い!

んで、そんな連中が全米じゅうにやたらと存在してるようなので、もっと団結したら地球全体を苦もなく征服出来たとも思うんだが・・何故に「南部から北部に攻め入ろうと“律儀に”画策してるのか」がサッパリ分かんなかった(・ω・) 人類に対してハンデをつけて遊んでたんやろか?

そして、エイブにとって“親友”とも呼べる人物が2人“ハンターとしての”彼と行動を共にするんだが、その辺りの「友情」の描き方もまた、どうも薄っぺらく、ちょっと感動するには情報量が乏し過ぎた(⌒~⌒ι)

アクション描写(カメラワークなど)で「おおッ!」と思わせてくれるトコは確かにあったので、後は物語としての骨格をもっとしっかり形成して欲しかったモノである。

~ こんなトコも ~

・連想した作品は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994)』『ヴァン・ヘルシング(2004)』『フライトナイト(1985)』『ブレイド(1998)』『ジョン・カーター』辺りか。

・ヴァンパイアに咬まれた場合の「死ぬケース」「同族になるケース」の違いが今もって良く分かんない(・ω・)

・主人公を演じたベンジャミン・ウォーカー。観ようによっては「リーアム兄さん」「ケヴィン“先生、手がヤバい”クライン」にも似て見えた。

・ベンジャミンは(実生活で)メリル・ストリープの娘さんと結婚してはるらしい!

・「実在の人物をネタに、歴史的エピソードを(物語に)部分的にはめ込んででっち上げた系」って作品が、これから増えて来るのかも??

・“黒人系”“東洋系”のヴァンパイアはいずれも出て来ず残念。

・最期に日記の書かれた「1865年4月14日」は・・リンカーン暗殺事件の前日である。

・“絶体絶命の場面”で屋敷に突入して来るのが・・割と意外な人物だったのでびっくり。。

・議員の中にはヴァンパイアはいなかったんやろか?

・シルクハットって、意外にもしっかりした造りらしい。メアリーが乗っかって(身長差を補って)エイブにキスしてたので(・ω・)

・「ヴァンパイアの起源(ルーツ)」ってのには触れられてなかった。トランシルヴァニアではないんか?

・頑張った割に、ジョシュア・スピードのあの扱いはぞんざいでは・・?

・ウィル・ジョンソン&スピードが、何となく「大統領の側近中の側近」の立場におさまってて違和感が。。

・銀の(?)懐中時計に刻まれた“刻は人を待たず”の言葉は、なかなかに意味深い。

・ジャックが暴れ馬をジャイアントスウィング(?)で投げ付ける、豪快なアクション映像は強烈だった(=^_^=)

・息子ウィリーを失った大統領夫婦の食事シーンで、彼らの向かい合うテーブルのやたらと長いのが印象的だった。説明的なセリフなんかなくても、あのテーブルの“座り位置”だけで雄弁に語れるんやね。

~ こんなセリフも ~

エイブ“歴史は人そのものより、その伝説を好む”

   “私は夫であり、弁護士であり、大統領だっだ。

    そして・・闇と戦った者だった”

   “我が友ヘンリーに、この日記を遺す”

   “私は産声を上げなかったそうだ”

   “私はまだ復讐を果たす勇気を持てずにいた”

   「何も見てません」

   「オノの扱いなら得意だ」

   「思い切って言うと、あなたに興味がある」

   “ヤツらは想像以上に存在する”

   「今までに・・そうだな、6人は殺した」

   「僕を“世界一幸せ”にしてくれ」

   「万人が自由になるまで、我々は皆奴隷だ」

   「武器ではなく、言葉と理想で戦うぞ」

   「・・妻を慰めようがない」

ナンシー「万人が自由になるまでは、誰もが奴隷よ」

父「“バカなマネ”はしないと約束してくれ」

ヘンリー「深酒は“女にキスするため”か“人を殺すため”だ。

     お前はそのどちらだ?」

    「済まんが、そのドアを閉めてくれ」

    「あんなザマでは、とてもヤツは殺せん」

    「君は大バカな上に、それに気付いてない」

    「ヴァンパイアは実在し、総ての町、総ての州、

     そして国中にいる」

    「“殺す”ではなく“滅ぼす”だ」

    「ヤツを殺(け)したいか?

     それで亡き母親の思い出が浄化されるか?」

    「復讐を棄て、ハンターとして生きると誓うか?」

    「友も家族も持つな。誰も信用するな」

    「このラッパ銃は“スコティッシュ・ハイランド”だ。

     弾丸が切れたら、懐中時計でも詰めて撃て」

    「樹と思うな。“復讐の対象”として切れ。

     もっと憎しみを込めろ」

    「憎しみではなく、真実から“本当の力”が生まれる」

    「人々を護るには、まず自分自身を護れ

    「視覚以外の感覚を磨け」

    「銀はヤツらを滅ぼす」

    「“標的”は俺が決める」

    「死者から生者を護るのだ」

    「“不測の事態”に備えろ」

    「“票集め”より、ヴァンパイアを狩れ」

    「総てを奪われたのは君だけじゃない」

    「あと何人死ねば、俺の意見を聞く?」

アダム「南部に“新鮮な収穫物”を送れ」

   「神が“小細工”をしたようだ」

   「私も“世界を愛する者”の1人でね」

   「川を上るぞ。リンカーン君を

    葡萄酒でもてなそうではないか」

   「彼を“その気”にさせるとしよう」

   「5000年前、ユダヤ人によるピラミッド建設も観た」

   「人々は皆、何かに支配されている」

   「自らの鎖を断ち切れ」

   「戦争が始まる」

   「この戦いを経て、この国は我々のものとなる」

バーツ「運が悪い・・やっと“死ねる”と思ったが」

   「人間には2種類いるそうだ。引き金を引く

    度胸のある者と、それがない者のな」

   「お前の血の味はどうだ?」

   「かすったな」

   「俺たちは無数にいるのさ」

スピード「探してるのは安い部屋か?

     それとも“タダの部屋”か?」

    「何事にも対価が必要でね」

    「大変だ!(We got trouble!)」

    「お前と一緒なら、敵などいないさ」

アーロン「痛みは一瞬だ・・心配するな」

メアリー「そこに座ってたら、踊れないわ」

    「スゴいわね(My goodness.)」

    「“正直者”だと思ってたのに」

    「狩りを頑張って(Happy hunting.)」

    「彼は気負わないわ。だから強いの」

    「大事なのは“踏ん張って戦う”と言う大義よ」

    「劇場に遅れるわよ!

エイブ「君が必要だ」

メアリー「・・“その言葉”をずっと待っていたわ」

ヘンリー「こんな時に、日記か」

エイブ「そうだ。総てを記す・・“何もかも”を」

※※※「人間にも信用出来るヤツはいるんだな」

エイブ「ヴァンパイアにもな」

アダム「銀は何処だ?!」

エイブ「・・ここだよ!」

追記1:現代では、どんなヴァンパイア・ハンティングが行われとるんやろ?

追記2:手斧1本で、専ら接近戦でバトルを余儀なくされてて、キツそうやな〜と思いきや・・実は「飛び道具」を仕込んでたのだった(=^_^=)

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コメント

釜に銀を垂らすと強度が増すんでしょうか(笑)
それよりも、いつの間にライフル仕様にしたのか、、、あそこは斬新でした。

主人公がリンカーンである必要がイマイチ分からない映画でしたが
冒頭の少年期のところは出だし快調で期待値上がったんですけどね
終わってみれば、やっぱり普通でした(笑)

投稿: ituka | 2012年11月22日 (木) 00時01分

どもです。

遅れに遅れてのコメント、あい済みませぬ、、(⌒〜⌒ι)

>釜に銀を垂らすと強度が増すんでしょうか(笑)

斧より、先端を銀で固めた槍の方が扱いがラクだったかも、ですね(=^_^=)

>それよりも、いつの間にライフル仕様にしたのか、、、
>あそこは斬新でした。

アレで狙撃(遠距離攻撃)とかしてくれたら、スゴいですね。。

>主人公がリンカーンである必要がイマイチ分からない映画でしたが
>冒頭の少年期のところは出だし快調で期待値上がったんですけどね

ブース(暗殺者)がヴァンパイアだったんか? とか余計な方向に枝葉妄想が広がりますよね(=^_^=)

弁護士のアレと言い、ちょっと「空回り気味」な作風の目立つリンカーン関連作品でした(弁護士の方のは関連してないってば!)

>終わってみれば、やっぱり普通でした(笑)

ルーファス・シーウェルさんに、もっとカッコいい役を演じさせてあげて欲しいです(涙)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年11月25日 (日) 23時19分

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