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2012年10月31日 (水)

☆『エクスペンダブルズ2』☆

ようやくの記事アップとなりました~ 面白いので、機会があればゼヒ観てやって下さいね(=^_^=)

・・

25日(木曜)の夜。

今夜ばかりは「意図的に」ジョギングの集いをブッチし(ここんトコ、しばらく参加出来てなくてスンマセン!)、狙ってた1本を遂に観に行く事に決めた! そして見事に実行した!

ひと言で表現すれば“オットコ祭り”・・コレに尽きる新作『エクスペンダブルズ2』である!

クルマをブ~ツ飛ばし、郊外のシネコン“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”へと向かい「夕食後のレイトショー」と洒落込んだワケだが・・作品のアツさに圧倒されたか、観終わった時には何となく“鬱積した疲れ”もどっかへ吹っ飛んでしまった気がした(=^_^=)

ネパール・シンドゥパルチョーク地区。

拉致された中国人富豪を救出すべく、武装地帯に“装甲車たった3台(=^_^=)”で乗り込んだ、バーニー・ロス(シルヴェスタ・ロ~ン)率いる我らが“消耗品的傭兵部隊(エクスペンダブルズ)”は首尾良く人質を奪還する。

果たしてアジトには、先に潜入したライバル業者=トレンチ・マウス(アーノルド・シュワルツェネッガー)の(囚われた)姿もあった(×_×)

人質の護衛役を隊員=イン・ヤン(ジェット・リー)に任せ、北京近郊でパラシュート降下させた面々は、アメリカ・ニューオーリンズに帰還する。

次なる任務は、謎のCIA局員=チャーチ(ブルース・ウィリス)の指示でアルバニア・ガザク山脈に墜落⇒大破した軍用機(?)の機体から“謎のケース(データ・ボックス)”を回収すると言う「簡単なモノ」だった。

正直、CIA絡みの仕事を請け負いたくはないバーニーだったが、以前の仕事で“エクスペンダブルズ”に500万ドルを奪われたままのチャーチは「引き受けなければ、貴様ら全員を“グアンタナモの穴蔵”にぶち込む」と私怨を込めて脅しをかける。

仕方なく、バーニーは隊員を再び召集する。

その中には「今回の仕事を最期に部隊を離れたい」と願い出た若手=ビリー・ティモンズ(リアム・ヘムズワース)や、チャーチの要請により同行させざるを得なくなった女性工作員=マギー・チャン(ユー・ナン)の姿もあった。

チャーチ曰く「散歩みたいな仕事」のハズだった作戦だが・・墜落現場で待ち伏せしていた謎の武装組織“サング”により、回収したばかりのケースは奪われ、更に隊員の1名が“サング”の冷徹なリーダー=ジャン・ヴィラン(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)により殺害されてしまう・・

ケースの中身が、プルトニウム5トン(相当)の隠されたとある鉱山の地図である事を掴んだバーニーらは、殺された仲間の“仇討ち”を誓い“サング”らの潜伏する鉱山に歩を進めるのだった・・

中盤で、あってはならないハズの(?)「メンバーの死」と言う強引っぽい(ってか安直な)演出の挟まれてしまったのが、私的には悔しくてならなかったが・・総じては「暴れまくってくれてカッコいい!」「やってくれ過ぎ!」「上映時間も短い!」と至福の102分なのだった(=^_^=)

アクションを前面に押し出しつつ、適度に「仲間とは」「恋人とは」みたいな部分に触れるヒューマンドラマテイストも含んでくれてて良い。

インパクトある面々(かつての主役級たち!)がぶつかり合う企画(?)なので、キャラ造型の薄くなる点は予想通りでもあったが・・ ジェット・リーの“退場”やミッキー・ロークの“不在”こそは惜しかったモノの、代わりにシュワちゃんとか、決してその名を言ってはならない(=^_^=)“野獣捜査線をひた走るブラドック大佐”なあの人(って言うか、チャッキ~・ノリス様!)とかが“メチャメチャ美味しいトコ”をかっさらって行ってて、狂喜しまくりだった(=^_^=)

前作『エクスペンダブルズ(2010)』に比べ、初心者向けではないと言おうか、(前作に引き続く)主要キャラクタの過去なんかが殆ど語られてなかった。まぁ、妙に詳しく(過去の)語られる隊員が1人いるにはいたが、直後に、、(×_×)

バーニー&リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の“夫婦漫才”の要素もグッと減ってしまった感じ。

一方で、リーについては教会でナイフを手に暴れまくるシーンがかなり美味しかった! 頭髪の具合等はどうあれ、しなやかなアクション男優は、やはりそれだけで赦されるワケなのであろう(⌒~⌒ι)

ヴァン・ダム様と言えば・・私的には『ヴァン・ダムinコヨーテ(1999)』以来の“お姿拝見”となるかなと記憶してるが、、『シンデレラ・ボーイ(1985)』の頃(=^_^=)に勝るとも劣らぬ冷酷無比な悪党ぶりは、健在ぶりを(それなりに)見せつけてくれた!

観終わってから考えるに「客演+α程度の(頻度の)出番」ぽかった気もしたヴァン・ダム様だが(⌒~⌒ι) その辺りは、ノリス様を更に露骨に「そう言う立ち位置」に配してもおり、より(その点が)目立ちにくくなっている。

で、本作の脚本家は、かなりクレバーだと思った。

ネットでは全般的に、マギー役のユー・ナンさんの評価が低かったりするようだが・・ワタシの中では「実は、本作最大のサディストキャラ(グロ好き)」なんじゃないかな~と思っている。

バーに於ける「尋問シーン」も割愛されてたし、終盤で「“例のターキー”を切り落とし、麻袋に放り込んだ」のも、総てはこのしとの所業なんじゃないかな~と思うに、全身が自然にガクガクブルブルし始める次第である(×_×)

~ こんなトコも ~

・ビリー役のリアム君は、クリス“ソー”ヘムズワースの実弟だそうだ。

・“エクスペンダブルズ”の駆る装甲車に“乱暴者(BAD ATTITUDE)”“間もなく参上(COMING SOON)”“ノック、ノック(KNOCK KNOCK)”などの文字がペイントされてたが、どうせなら“ランボ~者”とニホンゴ字幕をつけて欲しかった(=^_^=)

・今回は大人し過ぎてつまんなかった(=^_^=) ラルフ・ドングレン様(違!)。でも実は「MIT(マサチューセッツ工科大)の修士」と言うバッキバキのインテリだった事実が判明! ってか、ウソやろ!(=^_^=)

・物語としては『クリフハンガー(1993)』『7人の侍(1954)』『サボテン・ブラザーズ(1986)』『ブロークン・アロー(1996)』『デモリションマン(1993)』などを連想した。特に中盤以降は『ブロークン・アロー』の演出・構成にかなり似とった気がする(・ω・)

・邦画としては・・とてもとても表現の叶わなかった『ホワイトアウト(2000)』の終盤、佐藤浩市(テロ組織リーダー)の辿った運命がしっかりと描写されてる。

・主人公らに見つかった「最期の1人」は余りに蜂の巣にされ過ぎてて気の毒だった(×_×) ・・いや、或いは「極めて美味しい」役回りなのか?

・弾切れとなった銃を投げ付け、それで相手1人をしっかり倒してるジェット様は流石である!

・ブッカー(チャック・ノリス)があの人数&戦車を“壊滅”させた火器って、結局は何だったんやろ??

・空港で、そんなブッカーに射殺されたザコ敵がコンベアに倒れ込み「エックス線検査装置」を通過する映像演出にホレボレした!

・シュワちゃんの「過去作を絡めたセリフネタの数々」には笑わされた!

・「危機的状況で仲間が駆け付ける」ってな気持ち良さを追究しまくった(?)演出には、しびれた!

・チャーチ相手では、何だか妙に素直過ぎるバーニーではある(・ω・)

・いよいよ俳優=シュワちゃんの“完全復活”なのか?

・「ただ殺されるだけ」の名も無き“サング”一味のザコにも、きっと家族はいようハズなのに・・

・あの『ロッキー(1976)』に向かっての「ボクシングでも習え」発言ってばどうよ?(爆笑)

・あの(血の滴ってる)麻袋ってば、空港に放置されたまま?

・落盤現場にドリル車(シールドマシン?)でやって来たのは・・てっきりジェット様かと思ってた。

・『戦国自衛隊(1979)』のノリで、女子供の残された村にて「俺はここに残ります!」とか言い出すヤツが出て来ても面白かった。

・空港で暴れるブルース様に『ダイ・ハード2(1990)』の頃を思い出してしまった(⌒~⌒ι)

・ヴァン・ダム様の“蹴り技”は、当然ながらやはり美しかった。

・ヴァン・ダム様の「おおぅ、それはおっかないこって」的な(身震い)ジェスチャーが、何処となくキュートだった(=^_^=)

・スタロ~ンと終盤、ガチで戦った相手って、意外と“悲劇的な幕切れ(退場っぷり)”の多い気もする、、『コブラ(1986)』とか先述の『デモリションマン』とか。。

・どうせすぐに忘れてしまうと思うが(=^_^=) ガンナー兄貴の講義のお陰で「リン(鉱石)の密度:1.82、融点:44.1度」って事を知った。

~ こんなセリフも ~

バーニー「カバー(防御壁)、上げろ!」

    「行け!(Keep movin!)」

    「また俺だ・・2発も喰らった」

    「やるぞ!(Wake up,son!)」

    「その玩具をしまえ(Put the toys away!)」

    「“中華のお持ち帰り”だ」

    「正直に話してみろ・・この仕事が合わないんだな?」

    「聞こう(Keep talking.)」

    「断われば“グアンタナモの穴蔵”行きだからな」

    「こりゃ駄目だな(Hopeless.)」

    「自分の脚を見たらどうだ? “ド短足”だろ?」

    「“済まない”と言うのは簡単だ」

    「“生きたいと願う者”が何故、死ぬ?

     “死に値する者”が何故、生き続ける?」

    「俺たちは死と向き合ってる。誰もが“闇が襲いかかる”

     その日まで、淡々と生きるだけさ」

    「・・誰かがキレたようだ」

    「“婚活のチャンス”だぞ、ガンナー」

    「考えがある・・お前の“エゴ”が喜ぶぞ」

    「今はこんなだが・・こうなっちまう前は、

     MITの修士だった」

    「もがいて眠れ」

    「後で(ライターを)返せよ」

    「ここから先は俺1人で行く。絶対に来るな!」

    「来いよ! 強いんだろ? さっさと立て!」

    「・・名前はビリーだ」

    「ターキー、切れるか?」

リー「“男のラブコメ”はその辺にしておけ」

  「俺だって腕は立つぜ。見慣れ過ぎて忘れたか?」

  「“ガチが一番”だな」

  「何だそりゃ? “ペディキュア祭り”か?」

  「・・エグいな」

  「もうすぐ着く・・って“その音”は銃声か?」

  「真正面が1番安全だな」

  「神の御前でそなた方は結ばれる・・ナイフと

  「飛行機を買い替えようぜ」

  「1ツ・・本音を言っていいか? ボクシングでも習えよ」

ガンナー「揺らすな、トール」

    「俺が殺る!(I got this!)」

マギー「泣かないで、ガンナー」

   「残って欲しいなら、ここにいてもいいのよ」

トレンチ「・・面目ない」

    「つまり“ダブルブッキング”か?」

    「戻ったぞ!」

    「何だこりゃ? 豆自動車か?」

ブッカー「世界は狭いな」

    「悪いが、俺は群れない主義でね」

    「たまには、群れるのもいい」

シーザー「この銃を壊したら、

     お前を溶鉱炉に叩き込んで溶かすからな!

    「“水浴び”の時間だぜ!」

    「このリガトーニはイケるぜ」

    「ヒューストン! “問題発生”だ! 全員、伏せろ!」

ビリー「“護りたくなる女”です」

   「彼女にラクさせてやりたくて」

   「“話さなくても心が通じる”・・そんな経験が?」

   「(彼女と)一緒にいると、安らぐんです」

   「仲間の死は“無駄死に”だった。しかし、もっと頭に来たのは

    基地に戻ると、拾った犬が(司令官の命令で)殺されてた事だ」

   「殺しはもううんざりなんだ」

   「手紙が・・ポケットに」

   “どんな結果になったとしても、君の幸せを願っている”

チャーチ「CIA局員をナイフで殺害したろ?

     しかし、それ以上に赦せないのは、

     お前らがこの俺から500万ドルを奪った事だ」

    「お前ら全員“グアンタナモの穴蔵”にぶち込んでやろうか?」

    「良く聞け(Let me be clear.)」

ヴィラン「喋るな(Don't talk.)」

    「このドクロは何だ? お前らのシンボルか?」

    「ケースを渡して貰おう」

    「敬意が大切だ」

    「戦士は死ぬ時も敬意を払われるべきだ。

     だが・・お前らは敬意を知らない」

    「逆らうなよ(No Callenge me.)」

    「男がいないのなら、村の女子供をさらって来い」

    「3日で掘り出せ、いいな?」

    「キロあたり400万ドルのプルトニウムが

     ここに2.7キロある。・・これが5トンならどうなる?」

    「証拠を残すな。こいつら全員を埋めろ」

    「離陸させろ。カネを稼ぐぞ」

    「いい雰囲気だ・・盛り上げようぜ」

    「丸腰の俺を撃って卑怯者になるか、

     男らしく戦うか・・さぁ、どっちにする?」

    「“本当の男”か“卑怯者”か」

    「いいナイフだ」

    「もう終わりか? カネを返せ!」

    「どうした? お昼寝か?」

    「哀れだな・・自分のナイフで殺されるとは」

テロリスト「まだ吐かない気か! ・・だったら死ね!」

バーニー「何かいい手が?」

リー「ないのか?」

バーニー「狙いが外れたぞ!」

リー「あんたの“指示ミス”だ」

バーニー「こいつは“幸運の指環”だ」

リー「何処がだよ!」

バーニー「あの女は駄目だ」

リー「やってけるさ」

リー「“普通のペン”はないのかよ?」

バーニー「悪いが1本も持ってない」

リー「ケースの中身は?」

バーニー「さぁな・・“深入り”はしたくない」

バーニー「銃は止せ(No Shoot.)」

リー「・・ガチンコか?」

リー「殺されずに済む方法が?」

バーニー「幾つかある」

リー「やるか?」

バーニー「やるぞ!」

トレンチ「“借り”を作ったな」

バーニー「悔しいか?」

トレンチ「これでチャラだな?」

バーニー「ああ」

バーニー「幾ら何でも“ボロ過ぎ”だろ?」

トレンチ「だが、俺たちもだ」

バーニー「勝ったか?」

ヤン「もちろんだ」

ビリー「あなたを尊敬してる」

バーニー「俺もお前を尊敬してるよ

バーニー「今回の仕事で、過去はチャラか?」

チャーチ「・・考えよう」

バーニー「“我々”と言ったな? 誰だ?」

チャーチ「お前は知らなくていい」

チャーチ「仕事に危険はつきものだ」

バーニー「見返りもだろ?

チャーチ「順調か?」

バーニー「あんたのその顔を見るまではな

チャーチ「“男祭り”だな?」

バーニー「ああ」

バーニー「君が同行するのか?」

マギー「勘違いしないで。あたしが手を貸してあげるの」

マギー「あたしを避けてない?」

バーニー「そんなつもりはない。ただ“距離を置いてる”だけだ」

ヘクター「拾って、渡せ」

リー「・・自分で拾え」

シーザー「“明日で死ぬ”と知ってたら、最期に何が食べたい?」

ガンナー「“トロけるような中華”が喰いてぇ」

バーニー「あんたは死んだと聞いたぞ」

ブッカー「俺も(あんたに関して)そう聞いた」

バーニー「キングコブラに咬まれたってウワサは?」

ブッカー「それは本当だ。丸5日、のたうち回って・・

     ・・コブラは死んだ」

マギー「随分と遅かったわね」

リー「主役は最期に登場するもんさ」

マギー「次は何を?」

リー「“ムチャクチャ”をやる!」

リー「この村を出りゃイイだろ?」

村の女「自分たちの故郷は護ってみせるわ」

トレンチ「弾切れだ・・また戻って来る」

チャーチ「あんたは“戻り過ぎ”だ! 俺が戻る!」

ヴィラン「どうやらこちらは“弾切れ”だ」

バーニー「それは貴様の問題だ」

ヴィラン「俺を痛め付けたいか?」

バーニー「いや、貴様の命を貰う」

追記:ノリス様主演の『地獄のヒーロー2(1985)』が観たくなって来た!!

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2012年10月24日 (水)

☆『推理作家ポォ/最期の5日間』☆

15日(月曜)の夜、クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと繰り出し「最も小さなシアター」で鑑賞して来たのは“B級”なテイストを漂わせつつも、何処となく“良作ゴシックホラー”を予感させる『推理作家ポォ/最期の5日間』だった。

主演のジョン・キューザック(not旧ザク)と言えば・・『1408号室(2007)』や『2012(2009)』以来、久々にスクリーンでお元気(?)なお姿を拝見したような気もする(・ω・)

伝奇小説家、詩人として有名なエドガー・アラン・ポォが瀕死の状態で見つかったのは、1849年10月7日、ボルティモアのとある公園内のベンチに於いてである。

そして、その死は今もって“謎”のままである・・

そのわずか5日前。ボルティモアにやって来たポォ(キューザック)は、彼自身の執筆した怪奇小説を“模倣”したと思しき、連続猟奇殺人事件の犯人としての嫌疑をかけられてしまう。

キャサリン&アンナのラフォート母娘が、アパート4階の“密室内”で斬殺された事件は、ポォの『モルグ街の殺人』を・・

それに続く、批評家=ラドウィグ・グリズウォルドが「振り子の先端に取付けられた巨大な刃」で上半身と下半身を両断された事件は、同じく(彼が)1842年に発表した『落し穴と振り子』を・・ 巧妙に“模倣”したものだった。

ポォの読者でもある、捜査を担当する刑事=エメット・フィールズは、彼に協力を要請する。

しかし、フィールズ&ポォが犯人の手がかりすら掴めぬ中、今度はポォの恋人である令嬢=エミリー・ハミルトンが犯人にさらわれてしまう・・

何処かに囚われた“最愛の女性”を救うべく奔走するポォだが、そんな彼ら(捜査関係者)を嘲笑うかの如く、殺人事件は更に続くのだった・・

冒頭、ポォの“死の直前の表情”から物語が遡って描かれる展開にこそは「むむっ?!」と期待値を(過剰に)高めてしまったモノだが、、途中からとにかく「描写が必要以上にエグい!」って点に、不快さを感じ始めたワタシがいた。

それが「ミステリー性を高めてくれてるか?」「必要不可欠な要素か?」と問われれば「否!」としか言えないし、推理劇として解釈するにも、さほど「謎解きの面白さ」や「犯人探しの醍醐味」などが感じられず、正直“ドヤ顔の制作陣の放つ、エスカレートし続けるグロ描写”に「もうイイってば!」と突っ込みたくなってしまったモノである(×_×)

そんな“小手先の暴力的な演出”なんぞはどうでもイイから、もっと抑えた感じで・・むしろ“詩的”にすら感じられるような世界観をこそ構築して貰いたかったモノだ。

当初連想した作品は『スリーピィ・ホロゥ(1999)』『フロム・ヘル(2001)』あたりだったが、、次第に『ミザリー(1990)』『クリムゾン・リヴァー(2000)』『セヴン(1995)』『コピーキャット(1995)』などの、悪い部分に対する“模倣っぷり”がイマイチさを加速させていた。

あ、それと『キル・ビルvol.2(2004)』あたりの某シチュエーションも入ってたんかも知んない(=^_^=)

~ こんなトコも ~

・原題『The Raven』もまた、ポォの詩『大鴉』にインスパイアされたモノらしい。

・ポォの作品とし『グロテスクとアラベスクの物語』『告げ口心臓』『赤き死の仮面』『大渦巻(メエルシュトレエム)に呑まれて』『マリー・ロジェの謎』『アモンティリヤードの酒樽』『アナベル・リー』などのタイトルがセリフ内などで登場した。

・「怖さ」でなく「気持ち悪さ」を意図的に演出してた。

・「モノクロ(の域に迫るまで)に色調を落とす」ぐらいの“ストイックさ”が欲しかった。

・「モルグ街事件(模倣版)」は“あの犯人の単独犯行”じゃ到底“実現不可能”では?

・犯人の“告白”が、殆ど響いて来なかった(・ω・)

・ジェイク・ギレンホールっぽい若手巡査役のしとの“退場”は残念だった(×_×)

・ヒロイン&主人公の「恋愛ドラマ」ってば薄っぺら過ぎ!

・ラストの演出~エンドロール映像はスタイリッシュ過ぎ!

・フィールズ刑事は、殆どヒーロー役になってなかった。

・「犯人の名をただ喚いてた」ってのがポォの“最期”らしい(×_×)

・続編があるとすれば・・SF作家=ジュール・ヴェルヌが主人公やろか?

・制作陣の「ポォに対する愛情」が余り伝わって来なかった。で、その点こそがかなり残念だった。。

・印刷インクってば、あんなにも顕著に磁石に引き寄せられるもんなんやねぇ(・ω・)

~ こんなセリフも ~

ポォ「“神の計らい”は、人にも猫にも容赦ない

  “私の哀れな魂を救い給え”

  「ブランデーは“最良の薬”だ」

  「明日には死ぬかも知れんぞ? 私もお前も」

  「プア(貧乏)じゃないぞ、ポォだ」

  「お前らには“真の文学者の声”が分からん」

  「私の作品が不愉快? 総てではなかろう?」

  「“見下される”のは我慢ならない」

  「店を出た・・と言うより、追い出されてね」

  「想像力は重罪か?」

  「神はこの私に文才を与えたが、

   惨めな暮らしにも貶めた」

  「こんな事になるなら、性描写に力を入れるべきだった」

  「『大鴉』で稼いだのは9ドルさ」

  「君となら、永遠に踊れる」

  「“責任を取るべき者”なら大勢いる」

  「私の作品の主(あるじ)は、この私自身だ」

  「藁の山の中に針を捜すには、地道に藁を当たるしかない」

フィールズ「この犯罪には“覚え”が」

編集長「売れ筋を書け!」

犯人“GETTING WARMER(答えはすぐそこに)”

  「俺はあんたの“作品”なのさ」

  「遺作が書けたね」

ポォ「酒代にまだ不足が?」

バーテン「これは“前回の分”だ」

【おまけ】

円谷プロの誇る、往年の特撮ドラマ『ウルトラQ(1966)』の第9話「クモ男爵」の劇中に於いて、効果的に用いられていたポォの詩『譚詩』より・・


みそらは薄墨色に落居(おちい)て
木葉(もくよう)しじれ凋(しぼ)みつつ
木葉すがれ凋みつつ
何時と知れぬ年頃の
侘びし神無月の小夜なりける

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2012年10月22日 (月)

☆『アウトレイジ ビヨンド』☆

遅くなって済みません〜 ようやくの記事アップとなりました(×_×)

11日(木)の夜。

高松(うどん県)の東にある某県某市(=^_^=)に出掛けてたこの日、市内唯一のシネコン“シネマサンシャイン”にて夕食のついでに観る事にしたのは『アウトレイジ ビヨンド』なる任侠バイオレンス作(?)だった。

北野武監督作品をわざわざシアターに観に行くのってば・・『座頭市(2003)』以来、実に2度目の事である。前作『アウトレイジ(2010)』も観てないし・・

ホントは“間違いなくスル~”となる類の作品のハズ(=^_^=)なんだが・・仕事関係の“とある方”が最近ご覧になった事を知り「何か今後の話題の1ツになると良いかなぁ」と考えたりもし、鑑賞に踏み切った次第。

ワタシの大嫌いな“ヤ※ザネタ”なのがどうにもベタっぽくて好かなかったが・・ある意味「この国に憂い、不満を抱え、暴力に飢えてもいる現代ニッポンの観客層」を狙い、それが見事に奏功したって感じだろうか。ネットでの評価もなかなかに好評なようで(・ω・)

前作『アウトレイジ』から5年後の関東。

2代目親分=加藤会長(三浦友和)率いる「山王会」はますます勢力を拡大し、政界にまでその影響を及ぼしていた。

元々は傘下組織「大友組」の金庫番に過ぎなかった石原(加瀬亮)は組長=大友(ビートたけし)を裏切り、今や「山王会の若頭」として“新しい時代のインテリヤくザ”の代名詞と呼ばれるまでの立場に昇り詰めていた。

そして「山王会」内部では“ハイテクな資金調達手口について行けない”古参の幹部ら=富田(中尾彬)、白山(名高達郎)、五味(光石研)が不満を募らせてもいた。

マル暴(警視庁・組織犯罪対策部捜査4課)の敏腕刑事=片岡(小日向一世)は、部下の繁田(松重豊)を従え、警察組織を逸脱した行動に出る。

それは・・富田ら古参幹部に接触を試み、不可侵の紳士協定(?)を護っていた大阪の巨大組織「関西花菱会」に引き合わせ波風を立てる事、そして獄中で刺されて“死んだ事”になっている大友を仮出所させ、彼を刺した張本人=木村(中野英雄)との間に入って「大友+木村」の“問答無用な暴力系タッグ”を再編する事だった。

繁田すらもが(そのやり方に)戸惑いを感じ始める中・・片岡の思惑通り、大友らは石原、舟木(田中哲司)、そして加藤へとその過激な暴力の鉾先を向けるだが・・

前作を観てなくても物語世界の流れは(充分に)掴めたが・・一方で「現代ハイテクヤくザの稼ぎの手口(シノギ)」をきっちり解説してくれるのかと期待してたら、その辺りは表面をなぞる説明(セリフ)だけで終わってしまった(×_×) で、そこから先は「暴力」「裏切り」「報復」「サツガイ」と言った(予定調和気味な)単語のオンパレード状態。。

意外な大物俳優が土下座状態のままあっさり射殺されたり、中心的な人物がこれまた土下座&失禁しつつもやっぱり殺されたり・・と「誰が、いつ、どう死んで行くのかが分かんない(読めない)」ってな“ホラー作品”調の楽しみ方こそは確かにあったんだが(=^_^=) それ以上の「深い演出(やテーマ)」は特に何も見当たらないのだった。。

まぁ、その辺りの「分かり易さ」こそが監督=北野の狙いだったのかも知れないが・・

本作で一応の「シリーズ完結」となるようだが、そう言う意味では前作を撮り終えた時点で既に「続編では、こいつはこうやって殺そう」みたいな構想が監督のアタマの中で出来上がっていたのかも知れず、その上できっちりと前作の俳優陣を(再度)揃えている事は「スゴいな~」と思った。

尚、劇中のヤくザさんたちのプライベートを「そこまで省きますか!」とツッコミたくなるぐらいに排してる脚色も、逆に新鮮だった。

物語の中に登場する女優さんってばたった2人だけだし、それとても「本編には殆ど絡んでない」のだった。

ラストの唐突さは「強烈!」って言うか「何だかコントみたいやな~」と感じた。

そう考えると、この物語自体が「1ツの大仕掛けなコント作品」にも思えて来たものだ(=^_^=) 江戸時代の巨大な藩とか、シェークスピア路線の英国の領などに舞台をそっくり置き換え、ストーリーを再構築したモノを観てみたくも思う(=^_^=)

前作では「スゴかった!」と言われてる(?)「殺しの手口の数々」は、期待してたほどには弾けてなかったろうか? バッティングセンターに於ける「アレ」がやっぱり一番強烈(と言うか印象的)だったが、それとても「あのロケーション」が最初に登場してからの、余りにもの“フリの長さ”についイライラしそうになってしまった(=^_^=)

あと、誰が誰を殺したのかが良く分かんない描き方もあったり。高橋克典氏も“カメオ出演”だったのか、何やら「取って付けたような」登場だったなぁ。

~ こんなトコも ~

・「策を弄し過ぎると、ヘタを打つ」ってのが、本作最大の教訓やろか?

・劇中で最も「生気のなさそうな」大友の動き(言動)を眺めるに「こう言うしとが結局、1番恐いんやろな」と痛感する。

・西野(西田敏行)の土下座(命乞い)シーンを是非拝見したかったンですけど(⌒~⌒ι)

・西野の“とぼけシーン”のイヤラシさはハンパじゃない(=^_^=)

・結局、遺体の見つからなかった人物が1人いた。それが逆に恐い~

・中田役を演じた塩見三省さんの「ゴラァ口調」が出色だった!

・光石さんの「コモノな大物ぶり」も見所である(=^_^=)

・木村が自歯で左小指を「アレ」しなかったら、あの場はどうなってたんやろ? それはそれで続きを観たかった!

・人の多いパチンコ店でも、決して油断は出来ないんやね、、

・防弾チョッキさえ着込んでたら、何とかなってたしともちらほらいたような?

・充分に恐そうなヤンキー2人も、リアルなヤくザさんを前にしては単なる「パシリ状態」なのだった。。

・「こしみず」と言う名の大臣がちょっとストーリーに絡んでたが、何処かで聞いたようなお名前・・

・「トコロ払い」「シノギに影響」「子分をはじく」「五分の手打ち」などの“業界用語”が飛び交ってた。

・中盤、片岡の絡みがちょっと弱くなってた。

・石原の「具体的なインテリぶり」は良く分からんままだった。

・「主人公不在な物語」と言えなくもなかった。松重さんが今後の展開に絡んで来る風にも思えなかったし。

・「1階に降りて来たエレベータを出て、よろよろ逃げたあのヒットマン」を放っといたあの2人は「馬鹿」だと思う。

・終盤に於ける、松重さんの「あの運の良さ」ったらないと思う!!

・「ああする」なら、敢えて1、2発目は空砲にしといて「試すべき」だったんでは?

・「あまり調子こいてると、※※するぞ、この野郎!」ってな言い回しがヤくザさんっぽいらしい。

・良く「興業」って社名は「その筋」っぽくてコワいと言うが・・本作では「有限会社※※総業」って社名が目立ってた。

・大阪の某親分(オヤビン)が「手下」を「てか」と発音してたのが印象的だった。

~ こんなセリフも ~

石原「手前ぇの心配ばかりしてんじゃねぇよ」

  「手ぇ付いて、アタマ下げるのが筋じゃねぇか?」

  「ヤくザにタカりやがって!」

  「合法的にでっかいカネを動かして行くんだよ」

  「幾ら“古参の幹部”でも、

   調子乗ってると容赦しねぇぞ、この野郎!」

  「聞いてんのか、この野郎!」

  「手前ぇらがシャンとしねぇから、

   会長の手ぇ、煩わせたじゃねぇか!」

  「ちょっと待って下さい! 色々ありまして・・」

※「こいつが公になりゃ、現内閣がぶっ飛んじまうんだぞ」

 「殺される前に殺しましょうよ」

 「調子乗ってると、お前も沈めっちまうぞ」

 「彼奴(あいつ)バカか?」

 「手前ぇ、何考えてんだ、この野郎!」

 「手前ぇ、動いたな?」

 「(飛んで来る)球を見ずに、気で感じて」

 「ヤくザ辞めてもよ、ケジメ付けなきゃな」

 「オツトメ済んだら“カタギ面”か?」

 「いちいちうるせぇ野郎だな」

 「ぶち殺せ!」

 「“利用されるなよ”って言っとけ」

 「ちゃんと聴こうじゃねぇか」

 「そんなんもこんなんもあるか、おぉ?!」

 「ハラ切るなり何なり、せんかい、こらァ!」

 「何処座ってんだよ、手前ぇ」

 「“老後の安定”を買うには、

  それなりのカネが必要なんだよ」

 「一生、ヒラでいいスよ」

木村「俺はいいスよ。大友の兄貴さえ良けりゃ」

  「大友? “大友さん”だろうが!」

加藤「偉くなっちゃうと、全然顔も見せなくなるなぁ」

  「使えるヤツはどんどん取り立てるが、

   使えんヤツはどんどん切り棄てる」

  「花菱に何か送っておけ。

   わざわざ買わなくても、何かあるだろ」

  「そんな事はすぐに分かるんだよ」

  「黙っとったら、悪いようにはしねぇ」

  「可愛がってやりゃ、調子乗りやがって、あの野郎!」

  「この俺に“弓を引く”のか? この野郎!」

富田「“幹部会”のくせにメシもねぇ」

  「ヤくザの筋が通んねぇ」

片岡「“若い”のを出して下さいよ」

  「出世しましたね・・もうボディガードじゃないんだ」

  「ホステスの部屋にバットなんかあるか!

   灰皿だろ、バカ野郎!」

  「お前ぇ、でっけぇ身体して小心者だな」

  「任せて下さい。後ろに我々が付いてますから」

  「言ってませんよそんな事。ウワサでしょ?」

  「そう言えば、刺されてましたね」

  「(塀の)外は、色々大変なんですよ」

  「まだモウロクしたワケじゃないでしょ?」

  「先輩、お楽しみでしたか?」

  「死んで行った、若いヤツらの事も

   思い出してやって下さいよ」

  「やっぱり、俺みたいなのがいないと

   駄目なんじゃないですか?」

  「そんなインネンつけるのは、止めて下さい」

  「そんな言い方はないじゃないですか」

  「まさか“もう終わった”とでも

   思ってんじゃねぇだろうな?」

  「俺のやり方を良ぉく見とけよ」

  「“警察のメンツ”ってのもあるんだから」

  「何も分かってねぇのに、

   知ったようなクチ利くんじゃねぇよ」

  「持って行きますか?」

  「・・え?」

西野「愚痴ばっかり言ぅても、始まらんやろ?」

  「ほんでどないするつもりや?」

  「まぁ任しとき。悪いようにはせぇへんから」

  「“会いたい”言ぅてすぐ会えるほど、

   ウチの会長は安ぅないで」

  「ナニ言ってんのか分かってんのか、おぉ?」

  「(お前らが)帰るか帰んねぇのかは、こっちが決めんだよ」

  「コレ聴いて貰えます?」

  「立ってねぇで座れや」

  「会長が直々に呼んでるのに

   “来られへん”ってどう言うこっちゃ?」

  「ナニ眠たい事、言うてんねん」

  「あんまり嬉しそうちゃうなぁ」

  “会長に対する不満は反目とみなし、

   会をあげて対処する所存である”

布施「誰やそれ? 使えるんか?」

  「それに、あいつはケチや」

  「ちぃと考えさしてくれ」

  「メシぐらい喰ぅて行ってもええやんけ」

  「彼奴ら、使えるな」

  「1度人を裏切ったヤツは、何回でも裏切りよる

大友「お前、俺が死んだってウワサ、流したろ?」

  「お前ら“道具”は持ってんのか?

   ・・此処で出すなよ」

  「何かっつぅと、ハラをやられるな」

  「手前ぇら、ガタガタうるせぇんだよ、この野郎!」

  「その手じゃ、呑めねぇか」

  「何でもするのか? ・・野球やろうか?」

  「彼奴には手ぇ出すなよ。俺が殺(と)ってやるから」

  「だいぶ片付いたな」

大友「(煙草は)吸わねぇよ」

片岡「まだ“長生き”したいんスか?」

大友「悪ぃけど、帰って呉れねぇか?」

女「今帰ると、会長に叱られます」

木村「謝って済む問題じゃない事は分かってますが、

   済みませんでした」

大友「あんたが謝るこっちゃないよ」

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2012年10月13日 (土)

☆『最強のふたり(2010)』☆

6日(土曜)の夜。クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと出かけ、レイトショーで鑑賞したのは、巷での(って言うか、ムーヴィーアプリでの)評価の高いヒューマンドラマ『最強のふたり』だった。

物語の骨格部分には、如何にも「組み上げました」「狙いました」感をビシビシ感じもするワケだが・・どうやら実話がベースとなってるようで、その辺りは「フィクションやろ?」と勝手に判断してしまってた事、申し訳ない気持ちでいっぱいである(×_×)

これは“実話に基づいた物語”である。

愛する妻を亡くし、自らも事故で頸椎を損傷してしまった車椅子の大富豪=フィリップ。

彼が新しい介護人を雇うため、パリの豪邸で行った面接の場にやって来たのは「手っ取り早く失業手当が欲しいだけ」の黒人青年=ドリスだった(3件の就職活動で支給される)。

実は「宝石強盗の罪」で半年間服役していた彼は、母親にもとうとう愛想を尽かされ、家を出るしか道のない状況だった。

他の候補者(7人)に比べ「ズケズケと遠慮なく振る舞い、モノを言う」ドリスを気に入ったフィリップは、試用期間を設け「周囲の反対を押し切るカタチ」で彼を住み込みで働かせる事に決める。

育って来た環境も、身分も学歴も全く異なるふたりだったが、それぞれの持つ「未知の価値観」に触れ、次第に互いの意思を尊重するようになる。

半年間も“エレオノール”と言う名の女性を相手に文通を続けている“オクテ”なフィリップに対し、直情型(?)のドリスは「手っ取り早い(関係の)進展」のためにアドバイスを与えようとするのだが・・

障がい者に向かって、容赦ない言葉を浴びせるドリスに対し「どのような感情を持つ」のか・・観客によっては評価の大きく分かれる作品であろうと思った。

その一方、頑固で融通の利かないフィリップを(彼の)対極に配する事で「まぁ、このしともこのしとやしねぇ」と(やや憎たらしくも)思わせてもくれ、そんなキャラクタふたりを構築⇒対峙させた「両者のバランス」が素晴らしい!

フィリップが抱える「毎日の大変なケア」と言う部分に関しては、リアルに描き過ぎると「流石に観てて辛くなる」ワケなのだが・・その辺りは前半でひと通り比較的サラッと(?)演出してくれる程度で、正直「ちょっと安心した」のはあった(スンマセン)

ドリスが「ク※出し」と表現してたあの“ゴム手袋のシーン”だけは、必ずしも詳細に描写する必要はなかったと思うし・・

そして、演出面では「敢えてセリフを抜いた(=排した)」ってシーンが幾つもあり、その辺りはベタながらも誠に素晴らしかった!

ドリスと母親の再会、ドリスが弟=アダマをこき使ってるゴロツキ共とハナシをつける、フィリップと“エレオノール”の初対面・・など。

「重要な場面なんだから、もう少し詳細に描いてくれよ~」と思う気持ち以上に、色々とやり取りを想像する余白&楽しみが確かにあったのだ。きっと、敢えてセリフを乗せたとしても(途端に)無粋になっただけだろう。

そして特筆すべきはそのラスト!

やや唐突に終わる(?)あの感じが実に小気味良く、エンドロールを眺めてる内にドッカ~ン!(←松たか子風)と涙が押し寄せて来た!(⌒~⌒ι)

こんな感じで涙腺を強烈に刺激された例ってば、これまでになかった事である!

良い作品に出逢えて良かった。

少なくとも、この先も含め「本作を超えるおフランス作品には、今年中はお目にかかれないんじゃねぇか?」と確信してもいる。

(まただ! その表現!)

~ こんなトコも ~

・その昔、ハリウッド版が実現してたとすれば(←しないってば)「ダスティン・ホフマン+ウィル・スミス(デイモン・ウェイアンズ?)」辺りのキャスティングが似合った感じやろか?

・“チョビ髭の形態”に於いて、某人物をパロディのネタとする辺り・・ポーランド圏の上映では、シーンを大幅に編集しなければならない気がする。。

・画面分割+EWF(アース・ウィンド&ファイヤー)のヒット曲『セプテンバー』で始まる展開には、ちょっと驚かされた!

・EWF『ブギー・ワンダーランド』、バッハの『無伴奏チェロ組曲』、リムスキー・コルサコフの『熊蜂は飛ぶ(熊蜂の飛行)』、ヴィヴァルディの『四季(春、夏)』など、お馴染みのクラシック曲やらディスコテックなファンクチューンやら、楽曲群も「最強」な感じだった(=^_^=) サントラアルバムにも興味津々!

・当初、連想した作品群は『海を飛ぶ夢(2004)』『小説家を見つけたら(2000)』『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997)』『ボーン・コレクター(1999)』なのだが、後になって思いついたのは『アニー(1982)』だったりした(・ω・) 大富豪が“価値観の異なる人間”に出逢い、気付かされ、変わってく・・ってな組立てが、何処か似てやしませんかねぇ?

・足用クリームをアタマ(頭髪)に使っても、そりゃ泡は出ないわなぁ、、

・“血行促進ストッキング”ってアイテムがあるのを初めて知った。

・フィリップの娘=エリザの部屋(ベッドの枕元)に「特」と表記された看板みたいなのが置かれてた。鐵子(鐵道ファン)なんか?

・1度目のデートの失敗の原因は何だったの? (フィリップの)帰り際、店の表にちょうど“彼女”が来てたみたいだけど?

・盗んだのが「ファベルジェの卵」だったら、そりゃすぐにバレると思うぞ(⌒~⌒ι) もっと安いのにしときなってば(おい)

・『JOUR ET NUIT(ジュール・エ・ヌイ)』と記載された丸い標識は「駐車禁止」を意味するそうで。直訳すれば「昼夜問わず(昼と夜)」なんだが、そう言う風に理解しないとアカンのね。。

・ラクガキみたいな絵画(抽象画)に4万1500ユーロもの値がついてた(×_×) 当時の為替レートで400万円以上・・

・「樹が唄ってる」あのオペラは、何と言う作品だったんやろ?

・仕事柄、特定の同業種ながら、色んな考え方(価値観)を持つ方々と会う事が少なくないが・・仕事を少し逸脱した部分(会話)の中で「あぁ、豊かな面談の時間やったなぁ~」と嬉しくなる事がある。案外、こう言うのも「仕事をする上での醍醐味」と言えるのかも知んない! ←(そう言う事は)「仕事の出来るヤツ」が言えばカッコいいんですけどぉ(⌒~⌒ι)

・ちょっとシガニー・ウィーバー入ってた感じ(?)のマガリー女史。結論としては、直球的に「男性よりも女性の方が好きだった」と解釈して良いんでせぅか?

~ こんなセリフも ~

ドリス「邪魔だ!」

   「“逃げ切る”に100ユーロだ」

   「“先導する”に200ユーロだ」

   「彼は車を降りられない」

   「“遊び”で飛ばしてたと思うか?」

   「発作を放っておくと、5分で死ぬぞ!」

   「知ってて冗談を言ったまでさ」

   「厄介だな。目的は“あんたのサイン”なんだが」

   「俺が恐がる? 恐くなんかないさ」

   「ビールが何処かだと?

    お前のモップみたいな頭の中だろ?」

   「ほら、あんたに電話だ・・あぁ、受け取れないんだった」

   「ストッキングの件は俺が譲歩した。

    “※ソ出し”についてはそっちが譲歩してくれ」

   「妙な味のジャムはキライでね」

   「この絵が3万ユーロ? もう1度、値段を確認した方がいい」

   「こんなの“ただの落書き”だろ?

    “鼻血ブ~”の痕じゃないのか?」

   「このチョコは“健常者”用だから、食べちゃダメ」

   「もう味わったのか? 彼の“キュウリ”は?」

   「くどくどと何を言ってる?」

   「半年間、手紙だけ?」

   「“煮しめのスフィンクス”がどうしたって?」

   「ダンケルク(仏北端の都市)にはブスが多い」

   「お喋りが止まりゃしない」

   「女が本当に欲しいのはカネさ。

    “生活の保証”と言い換えてもイイが」

   「写真の交換は、(男女関係が)先へ進む一歩さ」

   「上演が4時間? マジ?」

   「あんたの娘、あんたに代わって殴ってやろうか?

    車椅子で轢いたってイイんじゃないか?」

   「キスだけだ。舌は入れないさ」

   「あんたは差詰め、シラク内閣のラファラン首相似だな」

   「“踊れない音楽”なんて、何も感じない

   「ヴォー・ル・ヴィコント城へ向かうぞ!」

   「“あの頃”のバリー・ホワイトみたいな曲だ」

   「これは知ってる! コーヒーのCMの曲だ」

   「この曲は何だ? トムとジェリーか?」

   「美人だな。“ダンケルクの希少種”だ」

   「緊張してる? 顔には出てないよ」

   「謝罪の気持ちがあるなら、毎朝クロワッサンを届けろ。

    それと、バレッタでその“モップ頭”を留めろ」

   「事故、車椅子、奥さんの死・・

    まるでケネディ家のような不幸の連続だ」

   「パラグライダー? イカれたヤツのやる事だ」

   「おい、ちょっと待て! 靴が脱げた!」

   「肩の力ならとっくに抜いてるさ。ただ“降りたい”だけだ」

   「1度出てってから、今晩また戻るよ」

   「ゴヤが好き? シャンタル・ゴヤがか?」

   「スゴいヒゲ! 『セルピコ』か?

    或いはヴィクトル・ユゴー?」

   「ジョゼ・ボヴェ? ロシアの司祭?」

   「俺はランチには残らない」

フィリップ「そろそろ免許を取ったらどうだ?」

     「自身を“働ける人間”だと思うかね?」

     「1ヵ月の試用期間を設けよう。

      恐らく2週間と持つまいが」

     「“拘束される”のが趣味でね」

     「君の“可愛いピアス”としっくり来る場面だな」

     「このクルマ(マセラッティ)は“実用的”ではない」

     「教育の時間だ」

     「素晴らしい教育法だな」

     「穏やかな中に、静かな暴力性を秘めた絵だ」

     「彼の“容赦ない”トコロがいい」

     「酷い幻想痛に襲われる。

      “焼かれる冷凍ステーキ”の気分だ」

     「1度は“大恋愛”を経験すべきだ」

     「障がい者にとって“自殺”は難しい

     「愛する妻の不在が1番辛い」

     「知的で精神的なアプローチが大切だ」

     「“サプライズ誕生会”と言うのは、

      それぞれが努力を強いられる、退屈な集まりさ」

     「刻(とき)は早くは進まない」

     「ウイスキーをもう1杯。ダブルで」

     「これは君の一生の仕事じゃない」

     「時間はかかったけど、見つけた」

警官「安全のため、先導を」

フィリップ「どうする?」

ドリス「任せてくれ」

フィリップ「(誰かからの)推薦は?」

ドリス「あるとも。クール&ザ・ギャングが(俺の)おススメだ」

ドリス「この手袋は何だ?」

フィリップ「それはまだ、君には“早過ぎる”だろう」

ドリス「たまげた!」

フィリップ「満足したか?」

ドリス「ホントに何も感じないの?」

母「半年間も音沙汰なしで何を?」

ドリス「“骨休め”だよ」

ドリス「話も出来やしない」

母「話があるって言うの?」

ドリス「見ろよ・・この部屋にはデカい風呂がある」

マガリー「それで?」

ドリス「一緒に入らないか?」

ドリス「“あっち”の方は?」

フィリップ「自分じゃ出来ないが、順応してる」

フィリップ「耳が“朝立ち”する事もあるさ」

ドリス「2ツとも?」

フィリップ「ノドが渇いた」

ドリス「きっとマリファナのせいだ」

フィリップ「他にどんな症状が?」

ドリス「ハラが減る、お喋りになる」

ドリス「何処へ行く?」

フィリップ「息をしに行きたい・・遠くへ

ドリス「障がい者がいる場所は?」

フィリップ「さあな」

ドリス「車椅子を置き忘れた場所だ」

アダマ「俺たちには関係ないだろ?」

ドリス「俺の主義だ

ドリス「“侵略戦争”でもしてみる?」

フィリップ「この冗談は笑えんぞ」

追記1:ドリス役を好演したオマール・シーは『ミックマック(2009)』に於いて、レミントン(言語オタク)役を演じてたようだ。もう殆ど忘れちゃってるのが悲しい(⌒~⌒ι)

追記2:ドリスの達者なファンキー・ダンスも見所の1ツと言えるかも! 黒人さんに思わづ憧れっちまう瞬間だ(=^_^=)

追記3:劇中のオペラは、モーツァルトの『魔笛』だったようだ(・ω・)

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2012年10月 7日 (日)

☆『ボーン・レガシィ』☆

30日(日曜)の午後。

市内の“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にクルマで出掛け観て来たのは、公開の始まったばかりである『ボーン・レガシィ』である。

流石に(公開)3日目なのもあり、地方のシネコンにして「残席の殆ど選べぬ(満席)状態」となってしまってた。

・・でもって、久々に前方の席とならざるを得なかった(×_×)

CIA(米国中央情報局)が世界規模で展開していた4ツの大きな作戦のうち“トレッドストーン(踏石)”“ブラックブライアー(黒薔薇)”を巡る組織内の攻防を描いたのが、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)を主人公とした“ボーン3部作(2002、2004、2007)”である。

そして、その「裏」で進行していた残る2ツの作戦・・ 即ち“アウトカム”“ラークス”に関する物語が本作。

イラクで2003年11月17日に26歳で戦死した(と記録される)兵卒=ケネス・ジェームズ・キットソン(ジェレミー・レナー)は、アーロン・クロスとその名を変え、厳冬期のアラスカ(=特殊作戦訓練地)に於いて過酷なサバイバル任務を遂行中だった。

一方、ロンドン・ウォータールー駅で起こったサイモン・ロス記者(ガーディアン紙)の殺害事件と時を同じくし、ジェイソン・ボーンが姿を消してから既に6週間が経過していた。

“内部告発”や“重要人物に関する動画漏洩(YouTube)”による、CIAそのものに迫る危険を重くみた調査研究所(?)の責任者=リック・バイヤー(エドワード・ノートン)は「全作戦の停止⇒抹消」を命じる。

9人(?)いた“アウトカム”の工作員は次々に抹殺されてゆく(因みにアーロンは工作員「No.5」)。

アラスカを脱し、シカゴに戻ったアーロンは、同様に“抹殺のターゲット”となっていた製薬企業「ステリシン・モルランタ社」の研究員=マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)に接触を試み、とある“薬”を求め、彼女と共にフィリピン・マニラにある同社の製薬工場へと向かうのだった。

そんな2人の行動を「あらゆるハイテク手段」で監視・追跡するリックのチーム。

業を煮やした彼らが、遂にマニラに送り込んだのは、薬物で完璧に強化された“ラークス”の工作員「No.3」だった・・

雪原のクライミングあり、屋根伝いのパルクール(=生身の身体によるダイナミックな移動アクション)あり、バイクチェイスあり・・と主人公を演じるレナー君の“プロモーション作”としては「充分な出来!」と言えよう。

一方で“ボーン3部作”を知らずば、その面白さが半減(に近い)する点とか、ハッキリ言えば・・シリーズ第1作『ボーン・アイデンティティー(2002)』の脚本を巧妙にブラッシュアップした“焼き直し”って感が(終始)拭えぬ点とかは、正直気になった。

(『ボーン・アイデンティティー』に関しては)オリジナル(1988年のTVドラマ版)が既に存在してたとは言え、確かに「0」のモノから「1」を造り上げた“3部作”に比べると・・この『レガシィ』はそこまでの“革新”を成し遂げるには至ってなかったようである。

中盤以降、特にノンストップ化して行くアクションシーン群は、一瞬ながら『レオン(1994)』や『ターミネーター2(1991)』『ナイト&ディ(2010)』なんかを連想させてもくれるが・・私的には「ステリシン・モルランタ」の閉ざされた研究ブース内で、ドナルド・フォイト博士が発狂(?)&暴走をおっ始めるシーンに特に「いや~な気分」を味わわされた(×_×)

何かに似てるテイストやな~と思ったら『エレファント(2003)』にも漂う“あの絶望感”が酷似しとるのだった。。

続編の冒頭とかで、或いはあっけなく“アレ”しちゃいそうな不安もあるヒロイン役=レイチェル姐さんには「ヒロインとしてのフレッシュさ」がどうにも(決定的に)欠けてたように思えたが、同年代としてはやはり応援したげたい2人でもあり(=^_^=) 複雑な気持ちである。

それと、本作以前のアーロンの“過去”がセリフ以外では殆ど描かれず、何となく続編の監督さんに「あと、宜しくネ!」と放り投げられたカタチとなってたり、アーロン&マルタの恋愛模様が「キレイ過ぎる(表面的過ぎる)」のにもちょっと“もの足りなさ”があったかな、と。

まぁでも“ボーン3部作”が好きなしとにはオススメ出来るでしょう! 良ければ、レイトショーででも(っておい!)

~ こんなトコも ~

・字幕担当は“とだなっちゃん”こと戸田奈津子さん。まぁ無難にお仕事されてました(・ω・)

・基本=仏頂面なジェレミー・レナー君を眺めてると、何となく「(更に)若い頃のダニエル・クレイグ氏」にも見えて来たり(⌒~⌒ι)

・マット・デイモン自身は「写真での登場」に抑えられてた。サイモン・ロス記者が銃撃されるシーンでは、映像のどっかに「映ってたハズ」と思われるが。

・パメラ・ランディ女史(ジョアン・アレン)も余り(殆ど?)出番がなく、ファンとしては実に残念だった。。

・「シリーズ第4作」と言う位置付けも出来るし、続編製作の余地は充分にあるんだが・・どうなんでしょ?

・(劇中の)情報量が多かったり、“ボーン3部作”を観てないと「物語の背景」がすんなりアタマに入って来なかったり、と言う「“低い”とは言えないハードル」が少なからず存在したように思う。

・終盤にバイクチェイスを持って来る点は、古いトコでは『マンハッタン無宿(1968)』やら、比較的新しいトコでは『M:i-2(2000)』やらの影響って感じ?

・「逃げるレイチェル姐さん」って図は『チェーン・リアクション(1996)』の頃を思い出させてもくれる。

・パキスタン情報局は「ISI」と略されるそうだ。

・ヴァージニアから無人機を(遠隔)操作し、アラスカまで飛ばしてたが・・ちょっと遠過ぎません??

・爆散したあの小屋には、以前にジェイソン・ボーンも訓練で訪れたようだ。

・半分“クスリ漬け”な人間兵器が延命(?)のために戦う・・って流れは、ちょっと『ユニバーサル・ソルジャー(1992)』みたいだった。。

・アメリカ国内に於いては「重要エリア以外は衛星カメラの監視網も甘い」との事だ(⌒~⌒ι)

・大切な「金の腕時計」を奪われた、あの工場主任はとっても可哀想だった(×_×)

・終盤では被弾し、バイクに乗りながらも“意識を失ってた”アーロン君・・レイチェル姐さんの存在が際立ってますた!

~ こんなセリフもありました ~

アーロン「薬をなくした。“山越え”で落としたのさ」

    「狼が人の後を尾(つ)けるなんて変だな」

    「“相手を探る”のが仕事だろ?」

    「なぜ此処に? 任務を“蹴飛ばし”でもしたか?」

    「俺を尾けるからだ」

    「此処で死にたいか? 死にたくないだろ?」

    「俺の時計を返してくれ」

    「8分以内に此処を出るぞ。

     誰か来たら、今度こそ助からない」

    「この4年で13回も会ったのに、俺を覚えてないのか?」

    「質問するのは俺の番だ」

    「何も知らなきゃ、此処で降りるがいい」

    「薬に頼ってるヤツは、それをくれるヤツの言いなりになる

    「ヤツは警官じゃない」

    “もう俺に構うな(No more)”

工作員No.3「質問が多いな」

リック「私だって愛国者だ。この件には深く傷付いてる」

   「“トレッドストーン”の事は忘れろ」

   「我々を脅かす“悪疫”の話をしているのだ」

   「総ての作戦が粉々になる」

   「速やかに“対策”を」

   「“ミッションの道徳性を疑う事”なら、誰にでもある」

   「我々は“人々の益となる、非道徳的な人間”なのだ」

   「“通告”なら、たった今したぞ」

マルタ「そんなハズないわ(Bullshit)」

   「逃げて! アーロン!(Run!!)」

   「助けて(Can you help us?)」

マルタ「ジーン・モンローって誰なの?」

アーロン「・・君だよ」

マルタ「知り合いなの?」

アーロン「・・以前ね」

マルタ「方向を迷った?」

アーロン「いや、計画を考えてる」

マルタ「“迷ったまま”でいたいわ」

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