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2012年9月10日 (月)

☆『流浪人(るろうに)劔心(けんしん)』☆

鑑賞からはや1週間余り。。極めて遅い記事のアップとなり、スミマセン(×_×)

・・

2日(日曜)の夜。
クルマで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと繰り出し、レイトショーで鑑賞したのは、愛用してる「ムーヴィー系アプリ」で意外に評価ポイントの高い1作・・『流浪人(るろうに)劔心(けんしん)』だった。

『アベンジャーズ』『プロメテウス』『トータル・リコール』・・とハリウッド系の“資本だけはガンガン投入してまっせ”っぽい大作のひしめく中、邦画にしてなかなかに頑張ってる印象なのだ(そいつら大作群が“腑甲斐なさ過ぎ”なんかも知んないが)。

当然、原作(コミック)も知らなければ、主人公を演じる佐藤健(たける)の“某大河ドラマに於ける好演ぶり”も全く存じ上げないワタシだったが、それが故に「余計な予備知識」のつく事もなく、結果的に幸いしたのかも知んない(・ω・)

今より約140年前、時は幕末の動乱期。“倒幕派”の密命を受け、京を暗躍する暗殺者がいた。
人々に恐れられし、その名こそ“人斬り抜刀斎”・・

・・

1868年1月。天下分け目の“戊辰戦争”に於いて「鳥羽伏見の山中での激闘」を生き抜いた3人の男がいた。

その1人は“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心(佐藤健)

そのまた1人は“新撰組”3番隊長=斎藤一(さいとうはじめ:江口洋介)

そして、もう1人は、後に心を歪める剣客=鵜堂刃衛(うどうじんえ:吉川晃司)

・・

1878(明治11年)。維新から10年を経た、ここ東京では“人斬り抜刀斎”を名乗る黒ずくめの怪人による、警察官の斬殺事件が立て続けに起こっていた。

殺害現場に残された“斬奸(ざんかん)状”等から、犯人は“神谷活心流”の遣い手とのウワサが広まり・・先代である父親亡き後、神谷道場を必死で護り続けるそのひとり娘=神谷薫(武井咲:たけいえみ)に対する世間の風当たりは強かった。

ある日、眼の前で起こった警察官殺しに遭遇した薫は、手にした武器が「木剣」である事も構わず、下手人に戦いを挑む。今や“血塗られた殺人鬼”と化したその剣客の正体こそは“抜刀斎”を名乗るニセモノ=刃衛その男だった。

圧倒的な“殺気”を前にし、全く太刀打ち出来ない薫。その頭上に、刃衛の剣の切っ先が容赦なく振り下ろされる・・

その時、そこに駆け付けたのは、まだ表情に幼さの残る青年=剣心だった。

幕末〜維新期を経て“廃刀令”も制定された新しき時代。「それまで剣に生き、それからも剣に生きようとしていた」3人の“古い(不器用な?)サムライたち”のそれぞれの生き方を描いたアクション作だが、意外にテンポ良く物語が進み“悪い奴”も早々に姿を現したり・・ととても掴み易い展開&物語だった。

しかしながら、チャンバラアクションの連続を期待してたら・・主人公=剣心が「不殺(ころさず)の誓い」なんてのを立てており、手にした得物(武器)が“逆刃刀:さかばとう=峰と刃の逆転した刀”だったりもして何だか「ヤキモキ」させられたり。。

大勢を相手にバシバシ斬りまくるシーンも(後半に)用意されてはいるんだが、ひょっとしたらアレってば「峰打ち」って事だったんやろか? 「CG処理型・血飛沫」も出てない様子(?)だったし、、真相は今もって掴めてなかったり(⌒〜⌒ι)

また、斎藤にしても、薫にしても、台詞面で「それなりの強さ」を伝えようとしてはくれるんだけど、実際に真剣を振り回すシーンが極めて限定的であり「何処までの力量の剣客」だったのかは・・正直掴めなかった(×_×) 

基本的に“受け身型”のバトルスタイルだった剣心だが、終盤で“とある経緯”からの激怒により「抜刀斎としての人格」の覚醒した瞬間は、移動スピードが(地球上の)あらゆる生き物をはるかに超えたモノとなり、その辺りは観てて圧倒された(=^_^=)

ラストで「抜刀斎としての戦いぶり」を一瞬ながら拝める辺りは・・それまで「耐えに耐えて」観て来た分だけ、妙な「爽快感」「満足感」も得られるワケだが、折角“こんなにも面白い時代設定”を作品の舞台にしてるんだから、もっと大幅なアレンジ(=原作からの逸脱)を施してでも、思いっきり斬りまくって欲しかったなァ・・と言うのは、原作ファンからすれば「余りに分かってないヤツ」なんやろか。

〜 こんなトコも 〜

・今もなお「シアタス」って言葉が何を意味するのかが分かんねぇ、、(・ω・)
・予告編映像で心を鷲掴みにされた(=^_^=)「回転走り(斬り)」は僅か1シーン(1カット)のみ(×_×)
・江口と吉川の絡み「こそ」が観たかったが。。
・剣心の左頬に遺る「2つ目のキズ」に関する事情は、セリフにてちょろっと触れられたのみ。おろ?
・「警察組織を買収する」までの財力は持ち合せてなかった武田観柳(香川照之)。
・本作は「ワーナー制作・配給」だった!
・警察官は煙草を、成金は葉巻を、それぞれ愛好していた。
・地味な役柄(高荷恵役)を演じる蒼井優ちゃんは、予想以上に地味だった(×_×)
・山県有朋(奥田瑛二)の部下に斎藤一(改名後は藤田五郎)が・・ 『GOEMON(2009)』での2人の配役からは想像もつかない(⌒〜⌒ι)
・“喧嘩屋”を自称する相楽左之助は、いわゆる“ジムシィ”“ヤジロベー”“夢想権之助”的な立ち位置なんやろか。
・神谷道場の井戸水に、毒は回ってなかったんやろか?(たまたま飲む前だった?)
・「机上にウサギを遊ばせる」ってのが、当時の“成金アピールの一種”だったんやろか?
・「図書室での戦い」は、何となく『キック・アス(2010)』を連想した(=^_^=) 「ガトリング銃」も登場するし、、
・敵組織内の(強いヤツと弱いヤツの)ランク付けが、イマイチ良く分かんなかった。てっきり「あの仮面をかぶったヤツ(外印:げいん)が最強の敵」だと思ってたんだけど。。
・劇中世界では、警察官にしても「拳銃の携行禁止」だったんやろか?
・外印が「殺し屋1」にも見えてしまった(⌒〜⌒ι)
・斎藤一ってキャラは、意外とフィクションの世界で重宝されてそうだ(剣術の達人であり、生き残った新撰組幹部だからやろね)
・「廃刀令」の取締りってどうなの? 何だか変わらず刀を下げてるしともいて『キル・ビル Vol.1(2003)』状態、、
・“ざんぎり頭”は強制されてはいなかった?
・“不気味なおかっぱアタマ”の彼奴のモデルは・・岩崎弥太郎+アントン・シガーだった?
・ロケ地は「圓城寺(=三井寺)」「仁和寺」「龍谷大学・大宮学舎」「倉敷(美観地区の堀端)」などだった。 
・刃衛と薫の出会うシーンは、パッと観てすぐ「圓城寺の三重塔のすぐ脇」と分かる(=^_^=)
・観柳の「服脱げ! 全部脱げ! 脱いでひれ伏せ!」のセリフに、思わずキュン(ジュン?)となった女性観客も、決して少なくなかったと思われ(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフも 〜

剣心「忘れ物で御座るよ」
  「逃げるで御座る」
  「自他の力量を見極めるのも、剣客の大事な資質で御座る」
  「お前とは、剣を合わせる理由がない」
  「1度人を殺めると、後戻り出来なくなる・・
   それが“人斬り”と言うもので御座るよ」
  「そろそろ“本当の事”を聞かせて呉れぬで御座るか?」
  「“助ける価値のない人間”などいない」
  「もう“勝負は着いた”で御座るよ」
  「・・降参で御座る」
  「“カネで買えないもの”が何だか分かるか?
   お前が今、乞うているもの・・“命”だ」
  「言いたい事は、剣で言え」
  「・・殺してやるから、かかって来い」
  「お主に勝機は御座らん」
  「今まで殺した人のために、殺された人のために」
  「斬らなくても、人を助ける事は出来る」
  
薫「“人を生かす剣”を極意とする我が道場に、殺人剣の汚名が」
 「誰にだって“語りたくない事”の1ツや2ツはあるでしょ?

斎藤「これで終わりだと思うなよ」
  「例え世の中が変わろうと、
   剣に生き、剣に死ぬ・・
   それ以外に、俺たちに道はない」
  「人斬りが斬らずして、どうやって人を護る?」
  「まずは、自分を護ってみせろ」
  「己に抜いた刃(やいば)が、やがてお前を
   苦しめる事になるぞ・・こんな風にな」

刃衛「何だこの刀・・? これが“人斬り抜刀斎”の・・」
  「これは“妖術”ではない」
  「“心の弱き者”ほど、術にかかり易い」
  「・・あの世で悟れ」
  「お主には効かぬようだな」
  「血が足りない・・まだまだ」
  「始まるぞ・・眼を覚ませ、抜刀斎」
  「何だ? その刀は」
  「怒りはヤツを“往年の人斬り”に立ち戻らせる」
  「“不殺の誓い”だと? 殺さずして
   この戦いが終わると思うか?」
  「そんな刀で、この俺が殺せるか?」
  「所詮、人斬りは人斬りよ」

恵「解毒治療は“時間との勝負”なの!」
 「その傷は? ご自慢の傷? 何かの勲章かしら?」

左之助「ただでぶっ飛ばしてやるよ」
   「“拳には拳”・・喧嘩屋の出番だな」
   「喧嘩ってのぁ、頭でするもんだ、頭でな」

野党「目的は暴力、極意は殺生・・それこそが剣術の本質よ」

観柳「“自分”“カネ”“欲望”・・これら3ツのために、人間はケモノとなる」
  「ハラを空かせた犬は、何に咬みつくか分かりませんからなぁ」
  「明治ってのは“現金な世の中”ですからねぇ」
  「自分が侍だった事なんて、忘れちまいな」
  「楽しく生きる事を覚えろや」
  「カネがなきゃ、そうやって牛鍋もつつけんぞ」
  「“抜刀斎の怒り”なら、決して買わぬように」
  「そら、殺れ! 褒美のカネなら、幾らでもあるぞ」
  「“念には念を”ってのが商売の鉄則だ」
  「煙草ぐらい、ゆっくり吸わせてくれよな」
  「刀を置け! 俺に謝れ! ひれ伏せ!」
  「わしは戻って来るぞ!」
  「カネなら、こっちのポケットに入ってるぞ」

山県「力を貸してくれ」
  「人斬りも、維新を成し遂げるためだ」
  「新時代のために、暗殺稼業をやってくれぬか?」

剣心「何故、魂を売った?」
外印「・・喰って行けないからだよ」

薫「お帰り」
剣心「ただいまで御座る」

観柳「人の家、メチャクチャにしやがって!」
左之助「メチャクチャにしてんの、お前じゃねぇか!」

刃衛「・・怒ってるな?」
剣心「薫殿を巻き込んだお前と、
   それを阻止出来なかった俺自身にな」

追記:佐藤健と、江口、吉川、香川らとの実年齢差にはちょっと驚かされる。。

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コメント

あの逆刃刀って、柄(つか)の部分にボタンがあって
刃が逆転するのを期待してたんですが
さすがにそれはなかったですね(笑)

回転走り、前に走りながら後回りする曲芸を初めて見ました。
あれはオリンピックの跳馬でもお目にかかれないですよね!^^;

投稿: ituka | 2012年9月17日 (月) 17時30分

itukaさん、ばんはです。
こちらも返事が遅くなり、スミマセン。。

まさか、ご覧になられるとは・・(⌒〜⌒ι)

>あの逆刃刀って、柄(つか)の部分にボタンがあって
>刃が逆転するのを期待してたんですが
>さすがにそれはなかったですね(笑)

ギミックまみれなのは、あの仮面野郎だけでしたっけね。

後半は、画面が暗かったりもし、少し映像についていけてませんでした(×_×)

>回転走り、前に走りながら後回りする曲芸を初めて見ました。
>あれはオリンピックの跳馬でもお目にかかれないですよね!^^;

予告編を超えるアクションシーンは、余りなかったかも、、(個人的な感想です)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年9月18日 (火) 01時33分

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