« ☆『ダークナイト ライジング』☆ | トップページ | ☆『Monsters Club/モンスターズクラブ(2011)』☆ »

2012年8月14日 (火)

☆『シグナル/月曜日のルカ』☆

10日(金曜)の夜。
ここしばらくは色々とバタバタしてて、(本ブログの)記事を更新する事すらままならなかったが・・「少しばかり」時間が取れたので、久々に仕事の帰り、商店街のミニシアター“ソレイユ”に足を運び、公開中の『シグナル/月曜日のルカ』なる恋愛モノ(?)を観て来た。

2011年8月。舞台は信越地方・深山市(架空の街)。

東京からの帰省ついでに、地元の小さな映画館『銀映館(ぎんえいかん)』の映写技師(←臨時見習い)の“バイト面接”を受ける事にした大学生=宮瀬恵介(西島隆弘)。
彼はそこで「3年もの間、館内から1歩たりと外へ出る事なく暮らしている」と言う、ミステリアスな女性映写技師長=杉本流花(ルカ)に出会う。

技師(←見習い)の面接に容易く(?)合格した恵介。
支配人(井上順)から「ルカの過去に関し、一切の質問をしない」「ルカは“月曜日はナーバスになる”ので、余計な干渉をしない」「ルカに対し、恋愛感情を抱かない」と言う“奇妙な3ツの約束”を突き付けられつつ、時給=1500円と言う破格のバイト代の“支払い契約”を交わす事となる。

無愛想で感情をオモテに出さないルカに対し、当初は戸惑う恵介。
しかし、狭い映写室の中で、長い時間を一緒に過ごす事で、次第にルカに対し恋心にも似た“不思議な感情”を抱き始める・・

働き出して“初めての月曜日”を迎えた『銀映館』・・ルカの“ナーバスさ”は恵介の想像を超えるモノだった。

一方・・『銀映館』の周辺には、ルカの潜伏(?)を探ろうとする謎の青年=ウルシダ(高良健吾)がその姿を現す。

やがて恵介が知る事となる“ルカを巡る、3年前に起こった事件”の真相とは・・?

殆ど何の予備知識も持たずにシアター内に入ったため、色んな意味で「新鮮な印象」を受けた作品だった。

シネマ好きの感覚器(?)を刺激しまくってくれる、館内の旧作ポスターやら、劇中の挿入映像なんかにはワクワクさせられた!

『悪名(1961)』『新・平家物語(1955)』『丹下左膳餘話/百萬兩の壺(1935)』『ガメラ対深海怪獣ジグラ(1971)』などの映像群がチラッと出て来るんだが・・例えば『ツイスター(1996)』の劇中でいきなり『シャイニング(1980)』の1シーンが出て来る、みたいなのと同じように、妙に「知ってる作品の、知ってるシーン」だと「おおっ!」と興奮してしまうモノだった(=^_^=)

特に『新・平家物語』のラストシーンが出て来る辺りのカッコ良さは半端なかった! 弓を“ひゃうど”放つ(市川)雷蔵さん! 眉毛がゲジっててケ※シロウ過ぎ! んでも、本編とは何の関係もないんだけど、カッコ良かったなァ〜!

ルカを巡る“物語”に関しては・・ファンタジックなのか、ノスタルジックなのか、ミステリアスなのか、、どの方向に解釈しても、どうにも中途半端な印象を受けたか。

高良君演じる“ウルシダレイジ”なるキャラに関しても、言動がイマイチ“散漫”であり、本筋への絡み方も“小出し的”“脇役的”に思えてしまった。彼ほどの存在感を放つ男優を起用するなら「もっと巧い見せ方」があったように思えてならない。

西島君については『スープ・オペラ(2010)』以来の、スクリーンでの再会(?)となったが、その時は「“ショ〜ユ顔”過ぎるがな!」と感じた程度だったが、今回は「美醜はともかく(←おい!)イイ笑顔をしてるなァ」とその点に関しては、不思議とホレボレしてしまったワタシである(⌒〜⌒ι)

ああ、そう言えば『愛のむきだし(2009)』のDVDソフト、まだパッケージも開封出来てないんだった(×_×)

のほほんとした井上順(蝶ネクタイとか似合いそう)、限定的な出演ながらも存在感を発揮してた宇津井健など・・イイ立ち位置で主人公らを見守ってくれていた。

〜 こんなトコも 〜

・加賀まりこ主演の『月曜日のユカ(1964)』とタイトルが酷似してるが、特に関係はなさそう・・?
・ルカが「右足をケガした理由」ってば、劇中で明らかにされてたっけか?
・あんだけ映写室内にフィルムが散乱しては、片付けに際し「フィルムに傷を付けない」とか何だとか、言ってる場合じゃないやろね、、(×_×)
・『悪名』と『ロッキー(1976)』の連続鑑賞は、流石にちょっと疲れるんじゃなかろうか?
・『羅生門(1950)』『炎のランナー(1981)』『ターミネーター(1984)』『裏窓(1954)』『北北西に進路を取れ(1959)』『狂った果実(1956)』『嵐を呼ぶ男(1957)』『タワーリング・インフェルノ(1974)』『ポセイドン・アドベンチャー(1972)』などが同館で次々と上映されてた。すっごい!
・「信越映画友の会」ってのは実在するんやろかな?
・壁に掲示されてた『ベスト10作品』の中には『流れる(1956)』『ひめゆりの塔(1953)』『野良犬(1949)』などがあったような・・(全10作品の分かった方、教えてくりゃれ〜!)
・フィルムに貼られた「銀紙」による“フィルムの自動切替え”を「シグナル」と言うらしい。
・「スプライシング・テープ」って言葉を初めて知った。
・“ウルシダセヴン”って、何だか何処ぞの「恒点観測員」みたいな響きやね。。
・バスケットボールは「籠球」って言うんやねぇ。
・「星空キラキラ映画会」ってネーミングの“ベタさ”ってどうよ?
・本作のロケ地は、上田市と上越市らしい。
・高良君が『アメリカン・ビューティー(1999)』の頃のウェス・ベントレー君に見えたり(⌒〜⌒ι)
・「狭くて暗い世界」に佇む、ルカの寡黙な横顔こそが良かったんだが・・真っ正面からマトモにご尊顔を拝見するに・・ちと微妙な印象ですた(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

恵介「イイじゃないですか、笑ったって」
  “毎日、彼女の笑顔を見たいと思った”
  “僕には、彼女の涙を見ても何1ツかける言葉がなかった”
  「子供には“君は大丈夫だよ”って言ってくれる
   オトナが必要なんです。“そんなオトナ”になりたくて」
  「あの頃の俺たちは、ここで観る映画に救われたんです」
  「ずっと“赦せない人間”なんですけど、
   今は“赦そうかどうか”迷っちゃうんです」
  「“受継ぐ人”がいる限り、それはなくなりません」
  「何か・・“都市伝説”みたいなハナシですね」
  「他人の優しさを利用して、自分勝手な振る舞いを
   繰り返すのは最低だよ」
  「もう※※※※の優しさにつけ込むのだけは
   止めてくれないかな?」
  「俺は、技師長の言った事しか信じませんから
  「大丈夫です。俺が必ず護りますから、此処にいて下さい」
  「※※※※※※が大事にしていたこの場所を
   “自分を罰する場所”にしちゃいけない・・もう十分です」
  「何か嬉しそうですね」

ルカ「ごめんなさい・・何だか身体が動かなくて」
  「ピントを“人物の眼の光”に合わせて」
  「こっちはイイから、早く謝りに行って!」
  「笑い飛ばすしかないでしょ? あんな大失敗」
  「その隣には・・きっとあたしもいたよ」
  「もう、映写技師なんて必要ないんだよ・・
   総てがデジタルになって・・」
  「“優しい”って、イイ事ばかりじゃないよね
  「愛してたんじゃない! あたしが弱かっただけ!」

支配人「君を採用するかどうかは、技師長が決める」
   「その“どうでしょう?”ってのはどうでしょう?」
   「君、誘導尋問が巧いね・・油断ならないな」
   「謝るのは後! 技師長に電話!」
   「ウチは“常連さん”が多いから、何とか事なきを得たよ」
   「君に“外の世界から吹き込む風”になって欲しくてね」
   「(君が)すごく頼もしく見えるよ」

ZERO“俺の事を傷付けるなら、お前も傷付かないといけない”
    「何これ? 俺が嫉妬するの見て、嬉しいか?」
    「人を傷付けておいて、それはないでしょう?」
    「俺はウソをつかれて、傷付いたんだぞ」
    「ウソをついた“自覚”もないんだろ?」
    「俺は死ぬ程、傷付いたよ」
    「お前を後悔させてやるさ・・この先ずっと」
    「やっぱり来てくれたね」
    「お前がいないと、生きて行けない」
    「やっぱり此処にいたんだ」
    「お前はウソつきだからな・・信用ならないよ」

祖父「気になる事があったら、出掛けておいで」

支配人「君は映画が好きなの?」
恵介「まぁ、フツーに好きです」

ルカ「・・今夜は有難う」
恵介「それ、先に言われちゃったよ」

|

« ☆『ダークナイト ライジング』☆ | トップページ | ☆『Monsters Club/モンスターズクラブ(2011)』☆ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『ダークナイト ライジング』☆ | トップページ | ☆『Monsters Club/モンスターズクラブ(2011)』☆ »