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2012年5月27日 (日)

☆『幸せの教室(2011)』☆

またもや、多忙&体調不良を理由に、本日に至っての記事アップとなってしまいました(×_×)
更新を楽しみにされている訪問者の皆様(←やっぱり余りいないと思うが)には、色々とご心配をお掛けし、申し訳ありません。

・・

23日(水曜)の夜。
今日もそんなに体調が悪くなく、かつ残業にも突入しなかったモノで「行ける時に行っとこ!」と決め、少し離れた“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に、そこそこに期待してた『幸せの教室』を観に行った。

トム・ハンクスが『すべてをあなたに(1996)』以来、15年ぶりに放つ監督作(TVドラマの監督は幾つかこなしてはるようだが、劇場用作品としては2作目らしい)。

私生活でも“長年の友人”であると言うジュリア・ロバーツをヒロインに迎え、突然のリストラ(=強制解雇)を機に人生の岐路に立たされた主人公が“ひとりの大学生”とし“出逢い、学び、再生してゆく姿”を描いたラヴコメ仕立てのハートフル・ドラマ。

・・

大手スーパーマーケット『Uマート』に長年勤務するバツイチの中年男=ラリー・クラウン(トムハン)は“今月の人”に(これまで)8回も選ばれる程の有能な従業員だったが・・ある日、突然(本社の人事担当に)呼び出され解雇を言い渡される。

その理由は「大卒でない君に、これ以上の出世は望めない」と言う理不尽なモノだった。

流石にしばらく落ち込むラリーだったが・・『イーストバレー短期大学』に入学し、学び始める決心をする。

ビューシック学生部長(?)の勧めで『スピーチ217(=非公式の意見術)』や『経済1(=プライム経済)』を受講し、真面目に通学を開始した彼にとって、若い世代(の学生ら)との触れ合いは、刺激に溢れるモノだった。

・・

スピーチクラスを担当するベテラン女性講師=メルセデス・テイノー(ジュリア)は「オン(=教師生活)」に行き詰まりを感じ始め「オフ(=私生活)」でも「自称・作家」の夫との関係が長らく冷え切っていた。

無気力になり、酒に逃げる事も増えたマーシー(=メルセデスの愛称)もまた、ラリーをはじめとする「新学期の学生たち」に出逢う事で、刺激を受け始める。

『フィラデルフィア(1993)』『フォレスト・ガンプ/一期一会(not市毛良枝)(1994)』辺りがトムハンの“キャリアのピーク”と考えてしまうワタシは(←何せ、オスカー(主演男優賞)を2年連続で獲りましたからなァ)・・その後『ロード・トゥ・パーディション(2002)』『ターミナル(2004)』『ダヴィンチ・コード(2006)』・・と彼の主演作を辿るに「貫禄こそ備わって来たけど、どうにもインパクトに欠けるんだよなァ」と感じ続けて来た。

昨年の『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011)』に至っては“(既に)退場してしまっとる役”を演じ、その立ち位置が妙に「しっくり来てた」トコからも「もうこのしと、俳優業は引退して制作側にシフトして行く気なんかも」とまで直感してしまったぐらいで(・ω・)

一方のジュリアも『コンフェッション(2002)』『ヴァレンタインデー(2010)』での立ち位置やら『オーシャンズ13(2007)』への“不出演”やらがワタシの中で記憶に残ってしまい・・近作『食べて、祈って、恋をして(2010)』を観て「ようやく、存在感/立ち位置を掴み直して来はったかな・・んでも次作ぐらいが“(女優としての)峠”っぽいトコなのかも」とボンヤリ考えてしまってたモノである(・ω・)

そんな「傾き気味な2人(←ワタシの“勝手な解釈”です。ファンの方、笑って読み流して下さい)」がタッグを組むって事で、妙に緊張感を漲らせての鑑賞(⌒〜⌒ι)ともなったが・・トムハンに対しても、ジュリアに対しても「必死さが眼に見えて漂っとるワケでもなく、華こそ少ないが、楽しんで演じ、造り上げはったんやなァ」と微笑ましく、好感をもって観る事が叶った☆

以前に2人が共演した『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007)』は未見なので「互いの、互いを意識した演技の変化」ってのがどんなモノかは分かんないが「戸惑いながらもマーシーに好意を抱く“少年のような”ラリー」と「表面は平静を装いつつ、ラリーの事ばかりを考えている“少女のような”マーシー」の言動が、いちいち心地良く、微笑ましいのである(=^_^=)

展開にしても、オトシ所にしても、斬新さはちっとも感じられないんだが、総じて「心地良い物語」と評したい。

そしてワタシは、恋する「中年な2人」を眺めて、確かに“幸せな時間”を得た気がしたのだった(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・「寛いで監督してる雰囲気」が伝わって来て良かった☆
・様々な人種(の俳優)をまんべんなく配してるのは「巧いな~」と感じた。一方で「元妻ネタ」「子供ネタ」「動物ネタ」には(敢えてなのか)手付かずだった(=^_^=)
・「若い世代との交流」も、積極的ながらも自然な演出で好感が持てる。
・トムハンは「スタートレック好き」と感じたが、如何に?
・観たい女性が(果たして)どんだけおるのか知らんが・・「パンイチ(←白ブリーフ)姿のトムハン」が拝める。。
・基本「悪人のいない世界」だった。
・一般的な評価はかなり低い(ようだ?)が悪くはない。
・「ショッピングカートを長〜く連結して押す姿」がサマになってたトムハン。空港勤務時代(2004)に鍛えたもんね(=^_^=)
・同僚(?)たちの自慢してた「SMU」ってのは「南メゾシスト大(ダラス州)」やろか? で「CSU」ってのは「カリフォルニア州立大」やろか?
・ラリーの抱える借金総額は、39万2千ドル・・と妙にリアルな響きだった(×_×)
・スピーチクラスの黒板に書かれた言葉の数々が面白い。『Care(気配り)』『Phones Off(携帯は禁止)』『Take Debate(模擬討論)』『Pop Topics(最新のネタ)』『The Final! Good luck(いよいよ終了試験、頑張って)』 マーシーの手描き文字のヘタクソさ(?)も「それらしくて」良い。
・「授業は週3回、1回が55分。出席者が10名に満たなければ中止」と規定されてた。
・プライム経済を担当する「エド・マツタニ」教授役のあのしとは・・スタートレックのあの東洋人クルーじゃないっスか!!
・ダンスステップの基本は5ツらしい。「ツーステップ」「バタフライ」・・他の3ツは何やろ?
・携帯のショートメール(SMS)でラリーとタリアがやり取りするシーンで、スクリーン下部に「吹き出しを“ハメコミ合成”する」みたいな画面演出が面白かった。
・トムハンの「喜びのパフォーマンス」が面白い。女性ファンからすれば「可愛い!」ってトコやろか。もし俺がやっても「通報」されるだけなんやろなァ(涙)
・マーシーさん・・警報を解除しながら「2、2、2、2、、♯」と口に出して言ったはりましたが。。
・「ドアスコープから一部始終を見られてる」トムハンの“狂喜ぶり”を観て『ケーブル・ガイ(1996)』のジムキャリを思い出してしまった(=^_^=)
・またもや「ワケの分かんないタトゥー」を入れてしまうしとが・・(×_×) リストラされたら、渡米して“タトゥーアドバイザー”にでも就こうかしらん(⌒〜⌒ι)
・中盤以降「スティーヴ・ディビアシがストーカー&シリアル・キラーに変貌する」ってな“サスペンステイスト”に持ち込んで行っても面白かったかも(=^_^=)
・(エリートぶってた)同僚=ジャックが、結局は「ピザ配達人」に・・(×_×)
・「ダサイバケツ」を冠っても・・ジュリアはジュリアだった!
・本編を観ると「(予告編に於ける)ジュリアのお下品な(?)“ガハハ笑い”の理由」が良く分かる。
・トムハンの駆るスクーターの「リアボックス」が“ベンツのリアっぽいデザイン”だった!
・エンドロールに於ける映像群の「デジタル加工で崩してる」感じが独特で面白かった。

〜 こんなセリフも 〜

ラリー「分かってるさ・・今が“不況”だって事は」
   「クビなんて、2度とごめんだ」
   「もちろん!(Sure! Why not?)」
   『それではCMをどうぞ』
   「凄い! 見事だ!(Spectacular!)」
   「動線と風水を考えて、家具は配置すべきだ」
   「個人的な恨みはないが・・“物事は変化する”のさ」
   「僕は不器用だが、約束は守るよ
   「それで・・お腹、空いてる?」
   「では“世界一狭いキッチン”を見せよう」

マーシー「“欺瞞だらけの人生”を振り返ってみた?」
    「今の、マジで?(really?)」
    「やっと“認めた”わね」
    「“ルネッサンス”を“7月のお祭り”と勘違いしてる
     学生には、流石に落ち込んだわ」
    「カーナビがうるさいんだけど、止められないの」
    「3人を見て、順に話しかけるつもりで。
     1人だけに焦点を当てない事」
    「何ておぞましいピンクドーナツだこと」
    「では、始めて(and..Go.)」
    「お酒は友達」
    「それは“投稿”じゃなく、ただの“カキコ”よ」
    「崖から落っこちちまえ!」
    「この負け犬!」
    「自由な男を見ると、何でイライラするんだろ?」
    「こんなに(速度が)遅いと、猫に引っかかれるわ
    「30秒で警報を解除しないと、30分で警官が来るわ」
    「勝手に推測すると・・失敗するわよ。
     今みたいにね」
    「私にキスしたい? もししたいなら、
     今夜のあなたは“ツイてる”わ」
    「もう1度・・今度は体に触ってもいいわ」
    「・・見えてるわよ」
    「昨夜は“不適切なやり取り”もあったわね」
    「以前も泥酔状態で、駐車場の係員と“過ち”を・・」
    「それ、ベッド(=寝物語)で聞いたの?」
    「性欲は13歳並みね」
    「マーシーと呼んで。もう“先生”じゃない」
    「あなたは優秀よ。私の評価は厳しいの」
    「私はテイノーよ。綴りは“T-A-I-N-O-T”
     言っとくけど“タエ・ボー(Tae Bo)”じゃないから」

テイノー「誰にだって“波”があるもんさ」
    「それだけだ(That's all.)」
    「危ないだろ、バカ!(Com'on! Jerk!)」

ラマー「1986年から、ガレージセールは俺んちの専売特許なんだ」
   「学歴が(解雇の)理由? ただの偏見だろ?」
   「“結婚したら離婚するな”って事さ」
   「知識は武器になる」
   「50万ドルの賞金を得ても、半分は税金で持ってかれるのさ
   「まずは、就職より学歴だ」
   「それは“ポストモダニズムのTVトレー”だ。
    100ドルで相談に乗るぜ?」
   「メソメソすんな。俺に言わせりゃ“羨ましい限り”だぜ。
    あんたは健康で、養う家族もなく、白人だし、白紙なんだから
   「見てな。“巻尺を持った女”は必ずカネを落としてくんだ」
   「あんたに“餞別の宝くじ”だ・・当たったら山分けだぜ」

タリア「あんたの名は“ランス・コロナ”がイイわ」
   “左を見て(Look 2 ur left.)”
   「優等生ぶっちゃってさ(Teacher's Pet)」

デル「ギャングを名乗るなら、指を鳴らせ」
  「男なら、皆タリアに惚れちまうのさ。
   あんたも、今はそうでなくてもな」
  「大事なのは平和だ」

ラウル「この厨房で何をしても構わんが、
    遅刻と盗みだけは厳禁だ」

フランク「文句あるか?(Kiss my ass.)」
    「腕立て伏せだけで筋肉がパンパンになったもんさ」

マツタニ「それは良い“経済指標”だ」
    「スマートフォンは優れた機械だが、
     ここではバカが使っとるようだな」
    「遅刻は構わんが、喫煙と携帯は禁止だ」
    「このテキストを制覇すれば、世界を支配出来る」
    「どうした? 私と一緒に笑いたまえ」
    「1番に(試験を)終えたようだな。別に驚かんが

人事担当「残念だが、Uマートと君との“訣別の時”が来たようだ」
    「君は解雇された。決まった事だ」
    「失業ってのは、辛いもんだな」

銀行員「これが3年前なら、サイン1ツでポンと
    50万ドル貸したんだけど」
   「あなたの家の価値は、ローンの残金より低いの」

マック「“スターウォーズ”と“スタートレック”の
    違いから説明を?」

スティーヴ「よう、ジョニー・キャッシュ。ギターはどうした?」

※「女が男を変えるのよ
 「何てこった(son of a cock)」
 「ペストリーなんざ誰が食うかよ」

ジョージ・バーナード・ショー(劇作家、1856-1950)の格言
 「愚か者の脳は、哲学を愚行と、科学を伝説と、
  そして芸術を衒術(てれん)と理解する。故に大学教育がある」

ラリー「何の呼び出しなのか、見当はついてる」
上司「だとすれば“大きな見当違い”だろうな」

ラリー「“今月の人”の話かと思った」
同僚「ある意味じゃ、そうだ」

ラリー「800ドル? 200にしろ」
ラマー「分かった。700だ」
ラリー「失業中なんだぞ。200にまけてくれ」
ラマー「625ドルで、オイル交換も付けよう」

タリア「あんた、元警官なの?」
ラリー「いや、何故?」
タリア「“シャツイン”だから」

タリア「この2文字は『勇気』と『精神』って意味よ」
ラリー「いや、中国語で『しょうゆ(Soy sauce)』
    って書いてある」

マーシー「これからバンビとデート?」
タリア「ちょっと! バンビはオスだけど」

マーシー「私の講義で人生が変わった?」
ラリー「ああ変わったとも。君に出逢ってね」

デル「あいつら、デキてんのか?」
タリア「殆どね」

追記1:何よりまず「短い」のが良かった!
追記2:もし(ワタシに才能があって)脚本を持って行くなら・・スピルバ※グじゃなくトムハンに読んで欲しくなった!
追記3:恋愛モノとしては『ターミナル』よか完成度の高い気がする(=^_^=)
追記4:「『エクスペンダブルズ(2010)』を放った、アクション界に於けるスタロ※ン」のように、トムハンなりの「“ラブコメ界の重鎮”としての抵抗」にも思える(・ω・) いずれ、トムハンが音頭を取って「ラブコメ版『エクスペンダブルズ』みたいな作品」を“オールスターキャスト”で撮る気やろか?
追記5:トムハン様。もしそのおつもりなら・・その時は、メグライさんを引っ張ったげて下さい。。

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コメント

こんばんは。

トム・ハンクスは『グリーンマイル』や『キャスト・アウェイ』なんかも私には印象深い作品です。(TiM3さん的には微妙にピーク後に位置する作品なのかな。(T_T))

ジュリアさんと“長年の友人”関係にあるっていうのがちょっと意外でした。分からないものですね、人と人とのお付き合いって。(^^)

>確かに“幸せな時間”を得た気がした

それがきっと一番大切なコトなのでしょう。
よかったですね。(*^_^*)

投稿: ぺろんぱ | 2012年5月28日 (月) 20時49分

ぺろんぱさん、ばんはです。

『アベンジャーズ』の予告映像を観るたびに、ワクワクしてしまうワタシです(=^_^=)

>トム・ハンクスは『グリーンマイル』や『キャスト・アウェイ』
>なんかも私には印象深い作品です。(TiM3さん的には微妙に
>ピーク後に位置する作品なのかな。(T_T))

『グリマイ』はそこそこでしたね。『キャスト』は未見なんですよ(×_×)

>ジュリアさんと“長年の友人”関係にあるっていうのがちょっと意外
>でした。分からないものですね、人と人とのお付き合いって。(^^)

所詮はウィキ情報だから、信憑性は低いかも(おい)

>それがきっと一番大切なコトなのでしょう。
>よかったですね。(*^_^*)

ぺろんぱさんは酔うとマーシーな感じにならはるのでしょうか。。
もしそうなら、駐車場の係員にご注意を・・(こらっ)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年5月31日 (木) 01時16分

この映画の収穫は、ずばり!世話焼きおネエチャンこと
ググ・バサ=ローを知ったことです。
こういうお顔立ちも好きなんですよね(笑)
ワタシもあんな風にいろいろやってくれるお姉ちゃんが欲しいモノです(笑)

投稿: ituka | 2012年6月 1日 (金) 00時11分

itukaさん、こちらにもコメント、有難うございます。

>この映画の収穫は、ずばり!世話焼きおネエチャンこと
>ググ・バサ=ローを知ったことです。

ああ言う感じのお姐さんを演じられる女優さんは、
それこそ覚え切れないほど、おられる気がしますね(⌒〜⌒ι)

>こういうお顔立ちも好きなんですよね(笑)
>ワタシもあんな風にいろいろやってくれるお姉ちゃんが欲しいモノです(笑)

「ソイソース」ばかりはあまりに・・! でしたが(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年6月 4日 (月) 22時53分

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