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2012年4月29日 (日)

☆『タイタンの逆襲』☆

28日(土曜)の夕方。

この週末(大型連休の前半)は帰阪予定ではなく、一方で「月〜火曜」「金曜」と出張続きでかなり移動ばかりしてた1週間の反動か、疲れが抜けず・・この日は(案の定)正午過ぎまで、ひたすらに寝溜めてしまったのだった(×_×)

起きてからは、部屋の片付けやなんやをダラダラとした後・・自転車で“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと出掛けたワタシ。
何となく気になってた1作『タイタンの逆襲』を観る事にしたのだった。

『タイタンの戦い(2010)』の続編。

はるか昔、神々と怪物が世界を支配していた時代。

全能神=ゼウス(リーアム・兄さん)の子とし“半神”としての生を授けられたペルセウス(サム・ワーシントン)を主人公に“神々の黄昏”の時代、完全なる力を得て地上の総てを滅ぼさんと“復活”を目論む邪神=クロノスを倒すべく、剣を携えて再び立ち上がる青年の冒険の旅を描く。

今回は上映時間の都合がつかず「字幕2D版」での鑑賞となったワケだが、観終わってしみじみと「3D版を観なくて良かった〜」と実感した(=^_^=) ホンマに“わざわざ3D仕様で観るのがバカバカしい作品”って感じだったモノで。

前作に比べ、物語の舞台が“神々の黄昏”に差し掛かった頃である点も影響してか、前作からの「スケールダウンぶり」がひしひしと伝わって来たのだ(×_×)

「天界で優雅に寛ぐ神々」ってな“図”は全く出て来ないし、ゼウスにしても「あんたは“黄金聖闘士(ゴールドセイント)”かい!」と突っ込みたくなるような、例の(?)キラキラした鎧をまとってるでもない。

ゼウス、ハデス(レイフ・ファインズ)、ポセイドン(ダニー・ヒューストン)の3兄弟こそ、その出番は多いんだけど、如何にも「ペルセウスの引き立て役・・のハズなのに、引き立て切れてない」って風で、総じて存在感がペラペラ気味だった。

それ以上に「致命的」だったのは、登場する怪物(クリーチャー)たちの「インパクトのなさ」だろうか。

キメラ、サイクロプス、ミノタウロス(?)みたいな連中がバトルシーン毎に出て来るんだが、ちっともワクワクしない。

終盤に出て来るクロノスに至っては「バルログ」と「巨神兵」を足して2で割って、0を乗じた(=^_^=)みたいなヤツで、観てて鬱陶しいばかりだった。

・・って言うか「仲間を集める」⇒「迷宮に向かう」⇒「捕われた重要人物を救出する」⇒「大ボスを倒す」って展開、脚色そのものが「何に似てるか?」と考えるに「まんま、前作『タイタンの戦い』の焼き直しじゃん!」って感じで、怒りすらもが込み上げて来る(=^_^=) ゼウス&ハデスの言動も何だか(支離滅裂で)ワケ分かんなくて「“ヒマを持て余した神々の遊び”かよ!」と思ってしまったり。

にしても・・本作って、どっかで“3部作”と聞いた覚えがあるんだが・・本作のラストを観るに「完結編」としか受け取れないんでは? と思えて来る。
コレが、制作陣の「こんな脚本でシリーズを展開してたら・・とても“3作目”はムリやろ」と言う考えの働いた結果であれば、その点(狡猾さ(=^_^=))だけは「“入神の域”やな」と評価してやってもイイんだけど(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・神の種族を3ツ設定し、それぞれに「ニタン」「ヤイタン」「タイタン」と名付けてはどやろ?
・『タイタンの冒険/アルゴ号の秘密』とかのタイトルで、適当に1本でっち上げても面白いかも。
・ペルセウスの妻=イオが既に亡くなってる時点で、観客はまず萎えてしまう(×_×)
・「人間の漁師とし息子と共に静かに暮らしたい」みたいな考えだった(ハズの)ペルセウスだが、、家の床下(?)をパカッと開けば、そこには「いつでも取り出せる」ように剣&鎧が隠されてた(=^_^=)
・キメラの「灼熱のブレス」を板っきれ(戸板?)ごときで“真っ正面から”防ぐペルちゃん。それがやすやすと出来る時点で、既に“人間失格”では?(=^_^=)
・キメラ4匹を相手に戦って、300人もの兵士が殺されたそうだ(×_×) ←で、結局4匹は倒せたんか?
・アレスを演じた男優さんの“悲し気な眼差し”が異常に印象的である(・ω・)
・襲って来たサイクロプスを止めたのは・・サイクロプスの「爺さま」だった(=^_^=)
・神がハンドパワー(?)で怪物を“瞬殺”してく終盤は、ちょっとは爽快だが・・お前ら、飛べないンかい?!
・「対キメラ戦」等での“お約束”的な「手持ちハンディカム系の、揺れまくるカメラワーク」には思わず「いい加減にせい!」と言いたくなった。月並み過ぎるねん!
・女王=アンドロメダ役にロザパイちゃん(ロザムンド・パイク)。前作では違う女優さんだったんやね・・(全然覚えてないし)
・ヘパイストス謹製の「黄金のフクロウ(ブーボー)」は、今回は“ただの置物”でしかなかった(×_×)

〜 こんなセリフも 〜

ペルセウス「“善なる神”なんていない」
     「神々の事より、お前自身の人生こそが大事だ」
     「ゼウス・・あなたか?」
     「それはあなた方、神の仕事では?」
     「私は、息子のそばにいたい」
     「“神の子”である以前に父親だ」
     「ペガサスはお前に懐いたようだな。・・俺には冷たい」
     「真っすぐに飛べ。カッコ良くな」
     「“軍神”アレスを相手に“和平”だと?」
     「何があっても“軍神”アレスには祈るな」

ゼウス「“神の子”であるお前に、力を貸して欲しいのだ」
   「力を失えば、神ですら死ぬのだ」
   「人間である部分こそが、お前を神よりも強くする」
   「人間だけが“自由意志”を持つのだ」
   「嘆くとすれば、お前の出来の悪さに対してだ」
   「神の死は“消滅”だ。それは“無”であり、
    “永遠の忘却”でもある」
   「お前には、まだ“善の心”があろう?」
   「“内なる神の力”を使え」

ハデス「これが“始まり”だ」
   「汗をかくとは“人間的”だな。次は涙でも流すのか?」
   「地底では、この私に従った方が賢明だぞ?」
   「仰せの通りに(As you order.)」
   「見境のない憎悪がお前の弱点だ」

ヘパイストス「相棒は“ノー”と。まぁ、いつも“ノー”なんだが」
      「“役立たずの半神”は多いさ」
      「権力に酔ってたのはゼウスの方さ」
      「そなたは・・我が妻に似ておる」
      「“人魚の口説き方”をポセイドンに教わったものさ」
      「この迷宮は“心を惑わせる”よう設計しておる。
       心こそが“最大の罠”だからな」

アンドロメダ「聞いてるわ(I know.)」
      「あなたと相棒のどちらに“決定権”が?」

アゲノール「“幸運のマント”の効果はスゴいぜ。
      着けた途端、ヒゲが生えた」
     「2日前まで俺は捕らえられ、逃げる事ばかり考えてた。
      それが今じゃ、世界を救おうとしてるんだぜ」
     「“手柄は他人に譲れ”ってのが母の教えでね」

※「力のある者には務めが」

ペルセウス「ここへ来たのは“通りすがり”?」
ゼウス「いや・・助けて貰いたくて来た。
    “神々の存亡の危機”なのだ」

ペルセウス「女王と話したい」
アンドロメダ「女王も(あなたと)話したいわ」

ペルセウス「女王はここに残るべきでは?」
アンドロメダ「女王に命令する気?」

アゲノール「神々は死なないんだろ?」
ペルセウス「今は死ぬ」

アゲノール「地獄へ堕ちちまえ!」
ペルセウス「そうだ。そこが“目的地”なのさ」

ペルセウス「罠か?」
アゲノール「何にせよ“来るな”ってこった」

ペルセウス「いいか、何もするなよ」
アゲノール「それなら得意だ」

ペルセウス「何も言うな」
アゲノール「言わねぇよ」

アゲノール「女王に恩赦を求めたい」
アンドロメダ「・・授けます」

追記:本作の監督=ジョナサン・リーベスマンの前作は『世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011)』だったそうな。。

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2012年4月25日 (水)

☆『ももへの手紙』☆

先日、某県内の某シネコン(TOHO系)で観たのは『ももへの手紙』と言う、瀬戸内エリアを舞台にしたアニメーション作品だった。

作品に、と言うよりロケーション(とその描写)に興味があって「観よう!」と決心したのであるが・・小・中規模なシアター(席数:113)にも関わらず、ワタシ以外に観客が1人もおらず、上映開始前はすんごく不安になってしまったモノだった(⌒〜⌒ι) ←「評判がすこぶる悪いんやろか?」的な方で・・

2006年の夏。

海洋研究者だった父=一雄を外洋の事故で亡くしたばかりの宮浦母子(母:いく子、娘:もも)は、東京から“母の育った地”である、瀬戸内海に浮かぶ『汐島(しおじま)』へとやって来る。

小学校6年のももは父の死のショックから未だ立ち直れず“心を半ば閉ざした状態”から抜け出せずにいる。

そんなある日、ももはおじさんの家の屋根裏で『化物御用心』なる絵双紙(?)を見つける。
ぺらぺらとめくると、、そこには奇妙な姿形の化け物(妖怪)が人々を驚かしている挿絵が次々と。

そしてその日から、ももの周囲で“ヘンな出来事”が幾つも巻き起こり・・

まぁいわゆる・・“妖怪絡みのファンタジー系な成長物語”なワケである。

世界観や展開そのものには、さほど「斬新さ」も「吸引力」もなく「これが『となりのトトロ(1988)』や『もののけ姫(1997)』や『千と千尋の神隠し(2001)』が世に放たれる前だったら、そりゃもう“モノすんごいインパクト”だったろうになァ」とは思ったンだが、彼らが既に存在している以上、それを超えてると言えるワケでもなく(・ω・)

その一方で、夏の季節に“近くまで行く事があったら、つい立ち寄ってみたくなるような”そんなこぢんまりとした島の情景には好感が持てた。

ストーリーの凡庸さ、キャラ陣の造型の浅さなんかを、風景の良さが何とかカバーしてた・・って印象である。

終盤で「ムリヤリ設けた」かのようなハプニングな展開に突入するんだが、、その辺りなんかもまるで「脚本家養成学校のテキストに、忠実に従いました」的な感じで、ちょっとノレなかったワタシだった。

“何も起こらない”けど“何か起こりそう”な・・そんな『ももの世界』をこそダラッと眺め、そこにフラッと迷い込みたかったンだけど(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・「三原(広島県)から『汐島』へと渡る」「『汐島』から今治(愛媛県)へと渡る」と言う感じで“南の方角に向う”ってシチュエーションが、地図で知っとかないと少し分かりにくい気もした。
・『アース引越センター』『ミキシマパン』『鬼ごろり(日本酒)』『ヨンケル黄帝液』『アタッチ(洗剤)』『明至(のプリン)』『安命酒』『星印(のアイス)』『至誠堂(化粧品)』『ナチュラルテレビ』『コガメケチャップ』など、絶妙に実在のメーカー名をパロディ化してた。
・『化物御用心』は江戸時代の“黄表紙”との事。更に正確に言えば「安永(1772~81)頃から文化(1804~18)初年に渡り出版されたもの」だそうで(←ネットで調べただけ)
・『化物御用心』の下巻(の存在)が気になるぅぅ!(=^_^=)
・いく子が取得を目指してた資格は「ホームヘルパー2級」。でも、この資格ってば・・2012年度末に廃止される方向らしい。
・山友商船の『なみかぜ』も架空のフェリー名らしい。
・妖怪が初めて姿を現した瞬間・・誰もが呟くであろう言葉・・「あ・・光学迷彩・・」(=^_^=)
・神様が落ちぶれると・・妖怪になっちまうのか(×_×)
・「質量のある妖怪」「蜜柑を食べる妖怪」「畑を荒らす妖怪」など・・色々と設定が「突っ走って」いた(=^_^=)
・『汐島』じゃ「水曜は肉の日」だそうだ。
・ウィーン少年合唱団のコンサートチケットの日付は「2006.3.30」と読み取れた。
・気管支喘息に対しては「酸素吸入」の他にも「筋肉注射」が有効らしい。
・「レタス色指定補佐」「レタス色仕上検査」なんてな専門スタッフがおられたようだ!
・唐突にTV画面に前川清が映し出され『噂の女(1970)』を歌ってはった! 妖怪よりもスゴいインパクト!(スンマセン)
・妖怪たちの姿を捉えてた少女=海美(うみ)。ももに次ぐ“サブ・ヒロイン”となる素地はあったのに・・それ以上は本筋に絡んで来なかった(×_×)
・リーダー格の妖怪=イワの声を“あのしと”が!
・妖怪たちの中に、如何にも“ダイダラボッチ”なヤツとか“モナー”なヤツとかがいた!
・家族に対し、もし謝るべき場面が生じたら・・「笑顔で誤魔化しつつ『メンゴ』!」では済まぬシーンもあろうし、それが(後に)重要な場面となってしまう事も、人生には存在するのだろう。
・宮浦さん一家より、あの「猪さん」一家の(心情)描写の方がよほど丁寧だったかも(=^_^=)
・寡黙な妖怪=マメの“呟き”こそが、光を放ってもいた。
・絵草紙(黄表紙)の“墨絵っぽい描画”が素晴らし過ぎる!
・劇中では「島の歴史」には余り触れられてなかった。。
・お祭りのシーンを何となく“ハイライト”に持って来とる辺りは『萠の朱雀(1997)』気味だったり(・ω・)

〜 こんなセリフも 〜

もも「何て書きたかったの?」
  「・・閉めたっけ?」
  「私ね・・この家の事、そんなに嫌いじゃないよ」
  「死んだ人に手紙を出せるの?!」
  「今・・行かなきゃいけない!」
  「今日は、飛べそうな気がするんじゃ」

おじさん「後はぼちぼち、やりんさい」
    「若いもんは大歓迎じゃ」
    「春先に、突然めげてのぅ」
    「開けてみんさい」
    「呼ばれんさい」

おばさん「“空(=屋根裏)”に荷物、上げるけん」
    「それを持って来て呉れん?」

陽太「その内、飛べるようになるわいや」

海美「橋で待ちよるけんね」

イワ「危なかったで御座るな」
  「我らの屍(しかばね)を越えて行け、で御座る」
  「女子(をなご)とはそう云うものよ」
  「静かに致せ」
  「“良からぬ展開”で御座るぞ」
  「こうなったら“焼け糞(ヤケクソ)”で御座る!」
  「“見守り組”として当然の事をした迄で御座る」

カワ「景色は、喰えねぇ!」
  「いてて・・差し込み(=腹痛)が」
  「“努力”と“ウロコ”は嫌(きれ)ぇなんだよな」
  「妖力を奪われ・・残ったのは食欲ぐらいさ」
  「“御禁制”に触れるぜ」
  「女はいつも“忘れない”って云うぜ」

マメ「四国だなぁ」
  「おいら、やって良い事と悪い事が
   覚えられないから・・出来るかもなぁ」
  「おいら、蜜柑でいいや」

イワ「そろそろ、家に帰って良かろう」
カワ「そうだなぁ・・ってホントかよっ!」

追記:河童似な感じのカワを眺めてて、何となく(俳優の)佐※木蔵※介を連想してしまった(⌒〜⌒ι)

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2012年4月22日 (日)

☆『Black&White/ブラック&ホワイト』☆

21日(土曜)の夜。
“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”で『ヘルプ/心がつなぐストーリー(2011)』を観終えてわずか10分後、立て続けに“レイトショー”鑑賞したのは、思いっきり「お馬鹿エンタテインメント臭」の漂いまくる快作(=^_^=) 『Black&White/ブラック&ホワイト』である。

殆ど期待もせず、ダラッと観始めたら・・意外にも面白く、ダレ場もなくて良かった!

マックGって、ワタシの中では“ダメ監督”の筆頭格だったんだが・・「意外とやるじゃん!」と見直し始めてもいる(=^_^=)
やっと出逢えた気がした・・って言うか(=^_^=)

ロサンゼルスにあるCIA支局。ここに籍を置く敏腕諜報員の2人=F.D.R(=フランクリン・デラノ・ルーズベルト:クリス・パイン)&タック(トム・ハーディ)は、香港での「ハインリッヒ兄弟を極秘裏に拉致、米国に収監せよ」なる特殊任務に失敗(弟は墜死、兄は逃亡)し、内勤を命じられる事に。

久しぶりに“日常を見つめ直す機”を得た2人は、600万人の登録する出逢い系サイト『運命の愛.com』を通じ、ローレン・スコット(リース・ウィザースプーン)とそれぞれ知り合う。

当初こそ「彼女はお前に譲るよ。その方が相応しい」と言い合ってた2人だが・・次第にホンキになってゆき「正々堂々と戦おう」「その上で、俺たちのどちらを選ぶのかローレンに決めて貰おう」って流れで“紳士協定”を結ぶ事に。

1.互いが知り合いである事実は隠す
2.相手の邪魔をしない
3.セ〜クスは御法度

みたいな(如何にも)形骸的な(=^_^=)ルールを取り決める2人だが、次第に「情報戦」「妨害工作」がエスカレートして行き・・

一方、香港で弟をF.D.R&タックに殺害されたハインリッヒ(ティル・シュヴァイガー)の“復讐の魔の手”がローレンに伸びる事となる・・

ド派手なエージェント活動(シーン)ってば、冒頭と終盤に固まっとるだけなので、物語の大半は「アクション込みのラヴコメ」路線ってトコなんだが、特にF.D.R&タックの「挑発的なやり取り」が耳に楽しくて仕方ない(=^_^=)

ヒロイン=ローレンを演じるリースってば「これでもか」的にブサイクなんだが、それはそれで見慣れて来ると「こいつらにはお似合いのしとかも」と思えて来るのも良い。
何となく「シガニー・ウィーバーの後継者」「ウィレム・デフォーの娘」って感じのヴィジュアル(ご尊顔)になってましたなァ(⌒〜⌒ι)

タックも、パッと見が“青年期のケヴィン・コスナーそっくり”で面白かった。ローレンを愛する一方、実はバツイチで息子(7歳)がいたりするし。。

殆ど“ゲスト出演”の域を脱してなかったが、シュヴァイガー兄さんの凄み溢れる表情&言動が、私的には一番気に入ってしまった。
本作に登場する、総ての男優陣の中で最もカッコ良かったように思う(=^_^=)

『アイ・スパイ(2002)』でもやってたが、主演の2人が「如何に自分が勝ってるか」「如何に相手が劣ってるか」を面と向かって言い放つような“しゃべくりテイスト”が好きである。

頸部に麻酔針を撃ち込まれたF.D.Rが後日「7cmズレてたら死んでたぞ!」と言えば、ニックが「喚くなよ。10cmだろ。それに急所は外しておいた」とすかさず返す、みたいな。

「この監視とハインリッヒの一件にどんな関係が・・?」と不審さをあらわにするチームの部下に「それは機密事項だ」「祖国のためだ」と決まり文句のように答える2人の“職権乱用ぶり”も可笑しかった。

『明日に向って撃て!(1969)』『タイタニック(1997)』『ヴァルカン超特急(1938)』『レベッカ(1940)』『汚名(1946)』『めまい(1958)』などのムーヴィーネタも(一部は映像込みで)登場するので、その辺も楽しいかも知んない。

やっぱり休日にダラッと観るなら、こう言う「スナック菓子みたいな作品」も良いもんやな〜 ・・と感じた(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・字幕担当は松浦美奈さん。イイ仕事したはりますね〜。
・男なら1度は袖を通してみたい(=^_^=)、ロンドンはサヴィル・ロゥで誂えた超高級スーツ。
・内勤を命じられた2人の「どうしようもなくヒマ」ってな描写が面白い(俯瞰映像)。
・寿司屋のケンが放つ日本語「いらっしゃい!」「お疲れ!」「ローレンさんにスタミナ弁当!」などが妙にアヤしい(=^_^=)
・寿司屋もあれば「中村道場」ってな空手教室もある。流石はロス!
・『運命の愛.com』のキャッチコピー(?)「孤独な夜も、虚しい朝もお終いです」ってば何とも説得力あるぅ(=^_^=)
・「ブリュット」「パチュリ」ってな香りもあるそうで(・ω・)
・ローレンの趣味ってば、結構幅広く「カマロのミニチュア集め」「クリムトのポスター集め」「バスソルト集め」「ボグルゲーム」とか色々あった(=^_^=)
・クリムトの作品『音楽(1895)』『水の精(1902)』『接吻(1908)』が紹介されてた! 流石に総てが“本物”じゃなかったと思うが、、
・F.D.Rが(部下から聞いた言葉のまま)ローレンにクリムト作品を解説するシーンが爆笑モノ! 途中でタックが回線をハッキングし、ムチャクチャな説明を聞かせる(=^_^=) 「時には絵の具代わりに泥で、筆代わりに指で描いた事も。ナニの先でも」 F.D.Rがそのまま伝えながら「??」って表情をするのが最高!
・F.D.Rの部屋の初登場シーン。天井のガラスプールで泳いでた(それも平泳ぎ!)ピンクビキニの女性って誰?
・青いバケツをアタマからかぶり、グルグル回ってる男の子が印象的だった。劇中で2度出て来るが・・? 何かのメタファー?
・ラストで観客をスカッとさせてくれるあの演出には『スーパーマン2/冒険篇(1981)』を連想させられた(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

F.D.R「出会い系? もし“クレイジーな女”だったらどうする?」
    「“ヒッチコック作品に外れなし”だ。どれもがシャレてる」
    「俺は“グリルの達人”と呼ばれてる」
    「“何事も経験で完璧になる”ってワケさ」
    「着信を見ろ! ・・って携帯を切ってたら見られないか」
    「どっちが幸せかな? 子供たちの笑顔と、
     君と迎える朝とでは」
    「“今の説明”ぐらいしろよな」
    「人生に失敗なんてない。失敗が人を育て、
     失敗のお陰で、今の君があるんだ
    「祖国を失望させるな」
    「手が小さいと、ナニも小さいだと?
     お前は(俺のを)バングラデシュで見たろ?」
    「ここが俺の“聖域”なのさ」
    「俺も“自分以外の存在”に責任を持つべきかもってね」
    「雨を降らせろ、ディッカーマン」
    「・・一体、俺に何が?」
    「ガキを使いやがった!」
    「電話はお前にだけか・・」
    「車を奪え!」

タック「イカれた友人も、時には必要では?」
   「俺が殺人鬼かって? それも“人生の選択肢の1ツ”
    だろうけど・・答えは“ノー”さ」
   「ジョーも、じきに知るだろう」

ローレン「“屈辱の極致”だわ」
    「レンタル店に来る女は、デートの予定がない
     だろうから、簡単に“オトせる”と?」
    「この国が攻撃されても、あなたがいてくれたら平気ね」
    「有難う(Thank you for that.)」
    「手のサイズは“無関係”だったわ」
    「罪の意識が・・快感に・・」
    「“サプライズ”はキライなの。悪い事が起こる」
    「・・ずっとくっ付いてたの?」
    「まだ決めてない・・決めたけど」
    「ライトを狙って! 2006年以降のモデルは、
     そこがエアバッグのスイッチになってる!」

トリッシュ「男は選べないのに、洗剤選びはシビアね」
     「運の良い男が、あんたの“ここ”に潜り込むのよ」
     「女も“貪欲”にならないと」
     「確かにデブでバカな男だけど・・
      私のデブでバカな亭主なのよ
     「“いい男”じゃなく“いい女”に
      してくれる男を選んで

部下「これ以上は、憲法に抵触しかねません、ボス」
  「“マズい状況”になるぞ」

タック「見ろよ。あの歳で、互いの眼を見つめ合ってる。
    ・・素晴らしい」
F.D.R「きっと、白内障なのさ」

F.D.R「最近、彼女と寝た男3人を捜し出せ」
部下「見つけたら・・殺(け)します?」

部下「中に入りました」
タック「それから後は?」
部下「ですから“入った”んです」

F.D.R「現場では、いつも俺が先だよな?」
タック「いつもじゃないぜ」

タック「弾倉をくれ!」
F.D.R「準備しとけよ!」

F.D.R「よう、ニック!」
少年「・・誰?」

ローレン「“こんな事”してちゃ地獄に堕ちるわ」
トリッシュ「堕ちたら連れ戻しに行ったげる」

ローレン「これって何?」
トリッシュ「“スクリュー・ドライバー”よ。
      殆どウォッカだけど。
      オレンジジュースが少しだけ入ってる」

F.D.R「“モンテカルロ作戦”で行こう」
タック「いや“カラチ作戦”の逆でだ」

F.D.R「オフィスでまた会えるよな?」
タック「いや・・」

タック「俺はこう言う男なんだ」
ケイティ「やっと出逢えた気がするわ」

タック「良くも俺の・・!」
F.D.R「大昔の事だよ!」

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☆『ヘルプ/心がつなぐストーリー(2011)』☆

21日(土曜)。
来週は、(週始めから)また色々と忙しい予定が控えており、久々「帰阪しない事」に決めたこの週末。

「そうなれば・・たっぷり時間が余るワケだけど、何しようかな〜」と思ってたら・・何の事はなく、今朝(1日目)は11時前まで泥のように眠りこけてしまったのだった(疲れが溜まってたんやろね)・・(×_×)

午後からは、前々から燃費が高騰し過ぎてて「これではアカン!」と感じ続けてた件に対処すべく、市内のSAB(スパオトバ)でエンジンオイル+ATFの交換を済ませた。「きっとムチャクチャ作業ピットが混んどるやろな」・・と恐れてたら、意外に20分待ち程度で店内(呼出し)放送があり助かった。

その後、市内のスバルディーラーに行き、新型車『BRZ』の勝手な撮影会と、同『インプレッサG4(セダン)』の試乗をして来た。
『BRZ』は以前、別県内の店で試乗を済ませたが・・この店では「試乗に引っ張りだこで店頭に全然留まってない」ってワケではなかったモノの、店員さんに声をかけぬ限りカタログが貰えなかったりし(←棚に常備してない)何となく「積極的にセールスする気が殆どないなァ」って印象を受けた。

一方の『G4』は、2リッターエンジンに「DOHC」「4駆(AWD)」「アイサイト」「パドルシフト」と言った豪華な仕様が施された4ドアセダンで、価格から考えるに「とてもリーズナブル」とは直感的に思ったが・・その一方、悲しいまでに“ワクワク感”に乏しく(←個人的な意見です)「随分と大人しいおっさんカーやなぁ」って感想だった。自身、おっさんだからそれはそれでお似合いなのかも知ンないが。。

・・

いったん帰宅後、少し寛いだ後に再度向かったのは“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”と言う、隣町のシネコンだった。
到着時間&上映時間の関係で「3作ハシゴ」こそ叶わなかったが「2作ハシゴ」までは何とか実現にこぎ着けた(=^_^=)

1作目は『ヘルプ/心がつなぐストーリー』ってヒューマンドラマ。何となく「重くて暗いんかなぁ」と不安に感じてたが、ある意味ではその通りだった(×_×)

1960年代の初頭、ミシシッピ州ジャクソンの街を舞台に、代々“白人の家庭で家事や小守をする事”を半ば義務づけられた黒人女性メイドたちが“真実の物語”を全米に伝えるべく、静かに立ち上がる展開・・ってトコだろうか。

主人公がユージニア“スキーター”フェラン、エイバリーン(ヴァイオラ・ディヴィス)、ミニー・ジャクソンの3人となっており、それぞれの抱える事情や心情、過去なんかが混在して描かれるワケだが・・序盤ではそれらが「波のように」イッキに押し寄せて来る感もあり、ちょっと“物語のテイストを掴む”までにアップアップしかけてしまった(⌒〜⌒ι)

それに加え、登場人物(の名)が多かったり、喜怒哀楽面を強調した“緩急(の演出)”に乏しかったりもし、、確かに完成度の高いドラマである事にはケチのつけようもないんだけど、私的には「コレって、エンタテインメントじゃないし・・正直、辛かったなァ」って感想に落ち着いてしまった。

もうちょっと“特別ゲスト(「歴史上の人物」でも「大物俳優」でも良いので)”を登場させるとか、ミュージカルっぽい演出を挟んでみるとか、映像化ならではの“遊び心”が欲しかったように思う。

総じては「笑えも泣けもしない146分」・・って感じでしたわ、はい。

〜 こんなトコも 〜

・『ヘルプ』の意味が分かんなくて「救いの手」とか「お助け(←そりゃ筒井康隆の短編小説だってば)」とか訳してたが・・「お手伝い(メイド)」の事で良いみたいだ。
・劇中で唯一、某メイドが警官に警棒でぶん殴られるシーンがあり、かなり不快だった(×_×) あのしとに限っては、劇中で全くフォローがなされなかったように思う。
・シシー・スペイセク、ジュディ・デンチ、シャーリー・マクレーンの(ご尊顔の)区別がだんだんつけられなくなって来た(×_×)
・“ハリウッドの新星”ともてはやされたブライス・ダラス・ハワードが大変な眼に・・(×_×) ←本作ではアンチ・ヒロイン?
・『スティーヴン・キング/痩せゆく男(1996)』でもそうだったが、自家製のパイってどうにも好きになれん。。
・劇中で「狂人扱い」されてた“マーナ女史”のコラムを是非読んでみたい(=^_^=) “キャシィ塚本女史”みたいなノリやろか?
・外気=摂氏37度(つまり“華氏100度”)の戸外に厚着で出て行くウォルターズ夫人は、既に「進行中」だったんやろか?
・“チッチ”は子供言葉で「おしっこ」の意。
・何かの薬草の根っこのお茶を飲めば“同性愛嗜好”が治るらしい。
・「玉ねぎを刻む時、マッチ棒を咬むと涙が出ない」「油のシミは卵の殻で落とせる」そうだ(=^_^=)
・ジム・クロゥは“人種分離法”と訳されてた。
・「スチュワートなる男」「ジョニーなる男」「コンスタンティンがシカゴへ去った理由」「ミニー流の“仕返し”」などの多様な“ネタ”が同時進行で、中盤以降まで引っ張られてた。演出テクの1ツやろか?
・凶弾に倒れた黒人活動家=メドガー・エヴァーズについては『ゴースト・オヴ・ミシシッピー(1997)』が詳しいそうだ。
・「Look.」なるセリフに「いいから聞いて」と字幕をつけるセンスは、やはりプロって感じ。
・「コート(Coat)」と言う単語をどういじくったら「便器」となるんやろ?
・「凄まじく荒れた、あらゆる犯罪に関して最悪な州」と紹介されてた、当時のミシシッピ州(×_×) 現在の州民には、どう捉えられてるンやろ、本作。(そう言えば『ミシシッピー殺人事件』ちぅファミコンゲーム(1986)もありましたなァ)
・劇中でたった1度だけ「KKK団」の名称が登場。余り繰り返して出て来なかったトコは「推して知るべし」なンやろかね。
・パイに練り込んだモノ(×_×) の正体を明らかにする場面で、意図的にページをめくらせる(本の)構成に仕上げとる辺り、スキーターのしたたかさを感じた(=^_^=)
・メイドのために、彼女が歩く“近道”ぶんの土地を倍額で買い取った、ディクソン博士の心意気にアツくなった!
・“あのしと”が末期がんに冒されてるってのは、どっかで“フリ”でもあったんやろか? 唐突っぽかったが、、
・「By Anonymous(匿名)」と言う作者名は、なかなかのインパクトがある。特に当時としては尚更だったろう。
・スキーターの週給=8ドル。ユール・メイの必要だった額=75ドル。証言者13人に払われた、1人あたりのギャラ=46ドル。シーリア・フットの寄付額=200ドル。

〜 こんなセリフも 〜

エイビー「赤ん坊は太った女が好き。太った脚もね」
    “若くして産むと、酷い「産後うつ」になるものだ”
    「ヘアスプレーの使い過ぎね。いつか爆発するわ」
    “神は黒人にも容赦なく竜巻を放たれる”
    「あなたと会ってる今だって、充分に危ないわよ」
    「いとこは投票所に行っただけで車を焼かれたわ」
    「白人のお客は初めてです」
    「どうして肌が黒いの? と問われ、どう答えたと?
     “コーヒーの飲み過ぎで黒くなった”と」
    「奥様は“母親失格”です・・ちゃんと書いて下さい
    「ここで辞めたら、私や息子の悔しさが無になってしまう」
    「ここは地獄だけど、抜け出せない」
    「これは“公民権運動”じゃないわ。真実を話してるだけ」
    「黒人メイドは“一家の所有物”です」
    「この本は、私たちの“誇り”よ」
    「あなた自身の人生を切り開いて」
    「刑務所なら、邪魔されず真実が書けるわ。おまけに紙もタダ」
    「脅せば、誰でも従うと?
    「疲れませんか?
    “神は「汝の敵を愛せ」と・・だが、難しい”
    “真実を語ったら、心が解放された”

スキーター「カキ(牡蛎)を食べるなら、ケチャップでダボタボに」
     「この本は、いわばジャクソンの街の“醜聞”そのもの」

ミニー「忘れないで。“口答え”は駄目よ」
   「いつ、あたしが断わると?」
   「顔を付き合わせなきゃ、話なんか出来ないわ」
   「フライドチキンを食べると、幸せな気分に。あたしはね」
   「あたしのした“酷い事”について話すわ」
   「※※でも喰らえ!(Eat my S...!)」
   「あんたは正気じゃなくなるさ・・それを食べてしまったから」
   「男だって、この街じゃ良いのはいないわ」
   「NYへお行きなさい。走ってね

ヒリー「それって“ただ働き”じゃなく“借金の返済”よね?」
   「この街の“真の差別主義者”に知られたら、大変よ」
   「変ね・・入札した覚えがないのに」

スチュワート「バーボンをダブルで」

シーリア“2切れのヒリー様へ”

編集長「その内、煙草の害は証明されるぞ」
   「早く書け!(Chop! Chop!)」

父「人は住む場所を変えるものさ」

母「仕方なかったの(She gave me no choice.)」
 「もしかして、あなたパイの食べ過ぎじゃない?」
 「私がいなくなったら、誰があなたの髪をちゃんとするの?」

コンスタンティン「“醜さ”は心の中に育つもの。
         自らを憐れむ事こそ、不細工です
        「日々を強く生きるのです」
        「自らに問いなさい。“他人の悪口を信じるの?”と」

牧師「汝の敵を愛せたら、それが勝利なのです」
  「何もかもが“神のご意思”だ」

知事“『分離』すれど『平等』”

編集長「遊び(の経験)は?」
スキーター「それが必要ですか?」

ヒリー「何を入れたら、こんなに美味しくなるの?」
ミニー「メキシコ産のバニラと・・“隠し味”です」

母「あなた、彼女を“崇拝”し過ぎよ」
スキーター「他に誰を尊敬出来た?」

追記:パイの“混ぜ物”の1件は、ワタシの中で「ホントにはやってないのかも?」とも(希望的観測込みで(=^_^=))思ったりする。そのシーンの描写でもあれば、確実に信じるんだけど(ウゲ〜!)

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2012年4月17日 (火)

☆『バトルシップ』☆

16日(月曜)の夜。

昨夜も、帰りの淡路道(=神淡鳴道)で新型ミニと真剣なんだか遊びなんだか分かんない“追いかけっこ”を繰り返し(←どうやら新型ミニの限界速度が180km/hに満たない事を確認した、、)・・帰松したのが“午前様”になったりもして、疲れの取れぬままだったが。。

「今週は・・今夜、観に行っとかないともう時間がないのだ!」って事に気付いたため、半ばフラフラになりつつ“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に寄ってから帰宅した。「レイトショー」になってしまったけんど(×_×)

観に行ったのは、そこそこに評判の良さげ(?)な新作SF『バトルシップ』である。どうやら“ユニバーサル映画・100周年記念大作”って触れ込みらしいが・・

2005年。「地球に酷似した環境の惑星」の存在が確認された。

2006年。NASA(米航空宇宙局)は“ゴルディロックス星域”にある“プラネットG”と名付けられたこの惑星に対し、通信を試みる『ビーコン・プロジェクト』を発動。
特殊通信衛星「ランドサット7」を介し、ハワイ・オアフ島内(サドルリッジ)のパラボラアンテナ基地から「深宇宙」に向け、交信が開始される。

・・

2012年。ハワイにて、14ヶ国、2万人の参加する世界最大規模の合同演習=リムパック(RiMPAC)が開催の運びとなった。

音頭を取るアメリカ海軍の中には、駆逐艦『サンプソン』艦長=ストーン・ホッパー中佐(アレクサンダー・スカルスガルド)とその弟=アレックス・ホッパー大尉(テイラー・キッチュ)の姿もあった。

「お祭りイベント」的な一面を持つリムパックでは、サッカーの試合“RiMPACカップ”も催され、米海軍は“宿敵”日本に惜敗してしまう。それぞれのチームリーダーであるアレックスとナガタ(浅野忠信)は、試合内外を問わず殴り合う(?)ような「犬猿の間柄」となってしまう。

演習を指揮するシェーン提督(リーアム“開眼仁”兄さん)・・の愛娘=サム(サマンサ)とは“相思相愛の仲”なアレックスだが・・厳格な提督を前にしては、なかなか「あんたの娘さんと結婚させてちゃぶだいっ!」と言えなかったりする。

そんな中、地球外から5ツの巨大な物体が飛来、うち4ツはハワイ沖に着水する。

その正体を探るべく『サンプソン』とアレックスの乗る駆逐艦『JPJ(ジョン・ポール・ジョーンズ)』そして、ナガタ艦長の護衛艦『みょうこう』の3隻が“臨検チーム”として問題の海域(オアフ島から南に278kmの太平洋上)に向かうが・・彼らを待ち受けていたのは、異星からやって来た、かつてない強大な敵の姿だった・・

当初こそ、丁寧な「兄弟の物語」「恋人たちの物語」の組立てに、何となく意表をつかれたりもし「これって、3部作とかなんかな?」などと、頼もしさと共に不安感なんぞもジワジワわいて来たワタシだが(=^_^=) 結局のトコ、異星人の機動兵器がハッキリとその姿を現した辺りからは、紛う事なき「バカムーヴィーぶり」を如何なく発揮したまま、テンポ良くストーリーは流れてくのだった(=^_^=)

何だかね、、総てが「既視感の塊」みたいなモノで“俺ら海軍って、ハンパなくカッコ良くね?”的なアメリカ海軍讃歌は『iD4(1996)』を思わせるし、異星人と黒人将校がガチンコバトルする『マーズ・アタック!(1996)』(の終盤)なテイスト、新米艦長(?)が息を潜め“見えない敵”と戦いを展開する『U-571(2000)』的な密室バトルぶり、弱点が(←有りがちながら)『カウボーイ&エイリアン(2011)』と殆ど似てた感じの異星人・・やら、その総てが「ワクワクしねぇなぁ〜」って演出の連続だった。

にしても・・異星人が初登場するシーンって、大抵は“ハイライト”なハズなのに、ホンマに全然ドキドキしなかった本作。

もだし。
考えたら・・キッチュ(not松尾貴史)、リアーナ、浅野・・らの、いずれもが「パッとしないキャラ造型」を保ったまま「パッとしない言動」に終始してた感が。

リーアムおぢさんも、妙に“経年劣化”したはったし(老けメイク?)

エンドロール開始と同時に、観客がぞろぞろ席を立ってしまったが・・その気持ちも分からんではない(爆笑)

もうちょっと我慢すれば“おまけシーン”が(ラストで)始まるんだが、、それすらも“余りに下らなくて”逆に萎えてしまった(×_×)

〜 こんなトコも 〜

・てっきり、こいつも「3D仕様」かなと思ってた(=^_^=)
・序盤でのアレックスの全財産は、わずか65ドルだった(×_×)
・字幕担当は戸田奈津子さん。同時に手がけた作品数こそ「頑張り」を感じるが・・どうにも訳が「光ってない」んやわ。。
・「マイティ・モー」と「マイティ・ソー」は何の関係もなさそうだ。
・『沈黙の戦艦(1992)』の舞台となってたのが、何と戦艦『ミズーリ』だったそうだ。
・全長のみでデータ比較すると、戦艦『大和』(263m)より更に巨大な『ミズーリ』(270m)なんやね〜 (んでも、その排水量&主砲サイズ(46cm)故に『大和』は“史上最大の戦艦”となっている!)
・戦艦の操舵輪のトコ(?)に『神のみを信じ、他は疑え』と書かれてたけど・・ 1番厄介で、疑わしくないスか?(=^_^=)
・臆病者を「チキン」と言うが、更に捻って「KFC」と言っても通じるらしい(=^_^=)
・異星人にせよ、球形自動追尾型無人破壊兵器(?)にせよ「攻撃する」「見逃す」の判断基準が良く分かんなかった。。
・球形自動追尾型無人破壊兵器(?)を眺めてると『機動戦士ガンダムF91(1991)』に出て来た「対人用殺戮兵器バグ」を連想したものだ。
・シェーン提督(オヤジ)おん自らが娘を助けに行くヴァージョンも観たかった(=^_^=) タイトルは『5時間』ってトコでどや?
・『スペース・カウボーイ(2000)』と言うより“クラシック・アーミー(in『傷追い人』)”を思い出しちゃった、爺さま連中(×_×)
・ミックには「貴様、もっと痩せろ!」と言いたい(←自分を棚に上げてしまいスンマセン、、)
・大砲に狙われてるアイツに「後ろ〜! 後ろ〜!」と言ったげたかった(=^_^=) ←ドリフかよ
・オバマ大統領の演説シーン(の映像)があった。これが最後の「ハリウッド大作起用」やろか?
・マット・デイモンの入ってる(=^_^=)オーディ役の男優さんは、きっと以前もどっかで見かけ、全く同じ事を感じた気がする。
・重量=1トンの砲弾を、6人がかり(?)で担いで150メートルも運ぶシーンがあったが・・有り得なくね?
・ストーン役のアレックスは、ステラン氏の息子さんなんやね。『メランコリア(2011)』とは雰囲気が違ってたな〜。
・スコットランド北部のとある高地。ジミーおじさんが「わぁ!」とか叫んで逃げ出してたが・・あんたが(さっきまで)使ってた道具類のどれを使っても、あの程度のヤツなら簡単にぶち殺せてたように思うけどなぁ・・
・地球外物質から「ローレンシウム」の検出される事もあるようだ。

〜 こんなセリフもありました 〜

アレックス「何か問題でも?」
     「“絶対やれる”・・そう思え」
     「戦艦は“恐竜”のように巨大だが、
      海軍のスターは駆逐艦なのさ」
     「この場で学んでも、もう遅いさ」
     「“ご命令を”と言ったろ? だから命令する」
     「話が見えない。15秒で話せ!」
     「『孫子の兵法』か? 6回読んだが分からん」
     「兄貴もこうしたさ」
     「あれは“記念艦”だったが・・今日は違う」
     「皆、死ぬさ・・だが、今日じゃない
     「“見えない敵と戦う方法”だ!」

ストーン「逆境こそ、人が己を知る絶好の機会だ」
    「今日迄は説教を控えてた」
    「そんなコネなんかない(I don't have a number.)」
    「こんなバカげた・・」

サマンサ「ツイてる内に、パパと話して」

ナガタ「ボールを見て蹴るバカ、見ないで蹴るバカの
    2種類のバカがいるそうだ。お前はどっちだ?」
   「こんなものは観た事ない」
   「イイか? ヤツらを“見ないで見る”んだ」
   「狡くて汚いのが、戦(いくさ)なのだ

シェーン「ふざけてるのなら、大間違いだぞ?」
    「能力はあるのに、それを全く生かしておらんな」
    「演習を楽しむ事だ。君には最後かも知れんぞ」
    「あんたが来て、副操縦席に座ったらどうだ?」
    「君の“降伏条件”を話し合おうじゃないか?」

レイクス「パパが言ってたわ。“エイリアンは存在する。
     我々が先に見つけるか、或いは向こうが見つける。
     だが、その場にパパはいたくない”とね」

キャル「この星に“コロンブス”がやって来たら、
    我々が“先住民”ってワケだな」
   「物事には順序がある。1、2、3・・の順で話せ。
    いきなりMから話すな」
   「侵略者は残虐なのに、皆“宇宙人は友好的”と言う
   「たった5隻でこの有り様だ。
    これが50万隻に増えたらどうなると?」

ミック「“怒り”以外の感情は、両脚と一緒になくしたのさ」
   「勇気を絞り出せ!」
   「任せろ(I got this.)」

※「とにかくだ!(I don't know why!)」
 「中国が何か飛ばしたのかな?」
 「何だありゃ? 中国製か?」
 「絶対、北朝鮮のしわざだ!」 ←なら失敗では?
 「来て下さい、すぐに(We need you..now!)」
 「岩礁にキスするぞ!」
 「世界に明日が来るように・・」

老兵「ベテランから学ぶこった、若いの」
  「オアフ島を攻撃? 何ちぅこった!」
  「直撃? この艦が沈むもんか!」

A「これって“サプライズ演習”か?」
B「だとしたら、やり過ぎだぜ」

A「“対応の準備”とは?」
B「“ハラをくくれ!”って事だ」

上官「レーダーを壊したな?」
部下「何もいじってません!」
上官「嘘ついたら、海に叩き落とすぞ」
部下「分かってます」

ミック「分かるな?(You feel me?)」
キャル「分かったよ(I feel you.)」

追記1:「敵の正体」がハッキリするまでは、てっきり「ノーチラス号のネモ船長みたいな奴(←つまりは、常人を超越した「技術力」「カリスマ性」「怒り」を併せ持つ地球人)がテキなんじゃないか?」と思ったりした(・ω・)
追記2:こんなヘッポコな作品が“100周年記念大作”だったら・・ユニバ※サルの“200周年”は絶望的とも言えよう(爆笑)

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2012年4月12日 (木)

☆『しあわせのパン(2011)』☆

9日(月曜)の夜。

仕事帰り、久々に「時間」「体力」の少し残されてる気がしたので「それっ!」と向かったのが“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”である。ここで「3月31日〜4月13日の2週間限定」で公開されてる『しあわせのパン』を観て来た次第。しかもレイトショー。

ホンマに最近は、劇場に立ち寄る時間が全然取れず、それに加え、大した作品も(高松に)上陸してくれなかったりするので・・嬉しいやら、悲しいやらである(⌒〜⌒ι)

フトコロ的に「特に苦しい」ってワケでもない分、余計に辛かったりするんだが・・

そんな中、近畿圏で本作を観た方から「良かった!」と聞いたモノで、期待値を高めて鑑賞に臨んだ次第。

北海道が舞台で、大泉洋がメインを張るとなると・・コレはもう“探偵モノ”しか思い浮かばなかったりもしたンだけど(=^_^=)

北海道・洞爺湖畔に近い“月浦(つきうら)”・・ここに「(焼きたての)パン工房+(季節野菜の)レストラン+簡易ホテル=『カフェ・マーニ』」を開業して1年。

水縞尚(みずしまなお:大泉)&りえ(原田知世)の夫婦は、夏はトマト、秋は栗・・と「旬の食材」を利用したパンを共同作業でせっせとこしらえる日々。

そんな『マーニ』に「夏の客(香織さん&時生くん)」「秋の客(未久ちゃん&そのパパ)」・・そして「冬の客(阪本夫妻)」が訪れ、心と体を温めた後、やがて去って行く。

“束の間のお客”である彼らに静かに寄り添い、彼らに起こる小さな『変化』を目の当たりにしてゆく水縞夫妻にも、やがて大きな『変化』がやって来る事となり・・

いやいや、かなり最近は心身共に疲れを自覚するシーンが多いので、ややもすれば“説明不足”“キャラ造型不足”“ベタ路線”なワケではあるも、、意外に(スンナリと)ホッコリと癒されてしまう自身に気付かされもするのだった(⌒〜⌒ι)

作品の骨格として、何となく『食堂かたつむり(2010)』に似てた気がしないでもなかったか。
そこに『東京オアシス(2011)』におけるキャラ造型と殆ど同じような(=^_^=)原田さんが絡み「ホンマのあんたはそんな言動じゃねぇだろ?!」とついツッコミたくなってしまう大泉“ねずみ男”洋が生真面目&したたかに(=^_^=) 物語世界を牽引してゆく感じで。

3ツの季節に、それぞれやって来るお客たちに対し「夏・・若者ら」「秋・・父子」「冬・・老夫婦」と明確にそのカラー&ストーリーを区別してる辺り、人生における「昼⇒夕方(黄昏)⇒夜」を見せつけられるようでもあり、何となくツラいトコもあった。

一方で「いつもの客」として画面を賑やかにしてくれる面々が、あがた森魚(阿部さん役)、余貴美子(“地獄耳”の陽子さん役)・・と存在感を存分に発揮してくれててスゴい!

余さんに至っては、初登場シーンで(吹き)ガラス工房の職人みたいな演技をしてるのが妙にハマってて、コワいぐらいだった(⌒〜⌒ι)

水縞夫妻に、妙な“よそよそしさ”が漂ってるとか、如何にも“セク〜スレス”らしそうとか、余りに「儲け度外視」でお人好し過ぎる経営してねぇか? とか、我に返りつつ眺めたら「違和感」を覚える点も少なくはないんだけど、それはそれとして「“失ってしまう運命”は結局、変えられない」「壊れた関係は所詮、元に戻らない」みたいな“リアルな要素”に対しても“眼を背ける事なく、ちゃんと真っ正面から描いてくれてる”点には感心もさせられた。

「香織&時生 ⇒ 水縞夫妻 ⇒ 阪本夫妻」と3ツに時間軸を分けての“男女の(出逢い〜別離に至る)カタチ”を眺めるも良し、ナレーションの声(大橋のぞみ!)の正体が「一体、誰なのか」を推理するのも面白いと思う(←ワタシはてっきり、山羊の“ゾーヴァ”かと思ってた)。

〜 こんなトコも 〜

・東京ってば「沢山の“大変”の溜まる街」「皆が気を張り詰めてる街」「皆がムリして笑ってる街」だそうで(×_×)
・陽子さんの工房の壁(黒板?)に『スキナトキニ、スキナコトヲ』を書いてあったのが印象的だった。
・「何かイイ事がある度に、小銭を1枚、何となく瓶に溜めたりする」と・・良いのかも知んない(・ω・)
・トーヤ村は「洞爺村」の事なんだろう。
・『沖縄恋旅』ってガイド本があるなら『月浦恋旅』ってのがあっても、良いかも知んないネ。
・“ムーンビーチ”もまた『月浦』とも訳せそうな(・ω・)
・『月浦』って銘柄のワインに興味津々。ホントに飲める(←買える)んやね!
・時生くんはバイクで片道3時間もかけ、わざわざ『マーニ』にやって来てるらしい!
・「クグロフパン」のケーキ型(アルミ製)ってば、なかなかにオブジェっぽくて面白い!
・「命拾い」したかと思えば・・結局はやはり“絞められ”ちゃってた広川さんちの元気なニワトリちゃん(×_×)
・阿部さんのトランクの中身は・・?? てっきり「銃器の類」かと思ってた(=^_^=)
・「し」「あ」「わ」「せ」「の」「パ」「ン」といちいち7文字に分かれてるスタンプをちまちま(1文字ずつ)カードに押してはるりえさん。「でこぼこに文字を配した」スタンプを1ヶこしらえときゃ「ひと押し」で完成すんのに・・(⌒〜⌒ι)
・室蘭本線・有珠(うす)駅は、今や「完全無人駅」となってるらしい。
・『日乃出湯』は神戸にあるって設定だったんやろか?
・原田知世は、異常にミトン(手袋の1種)の似合うしとだと思った!
・ラストの2人のやり取りを「“来年のお客さん”の予約だぁ? そりゃまた随分と早いねぇ・・で、何処から来るんだいっ?」「そりゃあ、ここに決まってらぁね!」みたいな言い回しに変えると、何とも“落語調”になって面白いかも(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

りえ“初恋の相手はマーニだった”
  “私はずっと、マーニを捜していた”
  “だけどどんどん、周りには
   『好きじゃないもの』が増えて行った”
  “「マーニはもういないのだ」と心に決めた”
  「トマトのパンです。ワインに合うと思いますよ」
  「私もね“ムリして笑う事”あるんです」
  「“素朴なパン”もイイですよ」
  「“もっとイイ誕生日”が来ますよ」
  「お2人で、どうぞ」
  「地震ももう・・随分経ちましたね」
  「明日もまた、パン、食べて下さい」
  「ずうっと見てて、私の事。
   水縞くんの事も、見てるから」
  「有難う。私のためにここに来てくれて
  「見つけたよ・・私のマーニ」

尚「“カンパーニュ”が焼けました」
 「イイねぇ・・良くここまで育ちましたねぇ」
 「これは“食べ過ぎ”です」
 「また来て下さい。いつでもウチはここにありますから」
 「やっぱ“ひまわり”が効いたんだなぁ」
 「ここでムリして笑う事ないよ
 「ホットミルクを作っとくよ」
 「またいつでも、来て下さい」
 「焼きたてですよ」
 「月なら、この窓から良ぉく見えますから!」
 「しばらく、ウチで過ごしませんか?」

時生「やっぱ美味いっスね、ここのパン」
  「ここにだって、色々ありますよ」
  「それを“恵まれてる”って言うんじゃないですか
  「一生懸命“幸せになろう”ともがいた事のある
   人間じゃないと、幸せは来ないと思うんです
  「“俺の人生は、簡単に切り替わんないんだな”って」
  「線路はずっと続いてるけど、俺はここから出られない」
  「でも俺、今日は月が奇麗に見える」
  「※※まで送ります!」

マーニ『大切なのは“君が照らされていて、
    君が照らしている”と言う事なんだ
   『あたたかいばんごはん、つくってます。
    おなかがすいたら、きてください』

広川「他人じゃどうにも出来ない事もあるから」
  「“元気な味”だよ!」

陽子「ちょっとあんたたち! 沖縄土産、探してんの?」

香織「今までで、1番イイ誕生日になりました」
  「悔しいけど、奇麗だなぁ」

未久「ママの作った“カボチャのポタージュ”が食べたい」
  「美味しいね・・でもママとスープとは違うね」
  「ママはもう、戻らないんだよね」

阿部「私は“辛党”なんですよ」
  「今夜は、ワインも頂いてイイかな?」

阪本「何や、喋り過ぎましたかな」
  「そろそろ、月を観に行こか。有月(ゆづき)も待っとるわ」
  「“2人っきり”になってしまいました」
  “死のうと考えたのは、私の傲慢でした
  “人間は、最後の最後まで『変化』し続けるのだと、
   初めて気付いたのです”
  “自分たちの信じる事を、心を込めてやってゆく暮らし。
   地に足の着いた暮らし。それにこそ
   『幸せ』のあるような気がします”

ナレーション“誰にでも、1人から2人になる瞬間があります
      “秋は、色んなものが実る季節です”
      “りえさんは、訳もなく悲しくなる事があります。
       そんな時、水縞くんも私も悲しくなります”
      “1人じゃなく2人だと、ふと気付く瞬間があります
      “この日、水縞くんの欲しかったたった1ツのものが
       手に入ったようです”

※「“誰かと一緒なら出来る事”ってあるんです
 「大地から、郵便です」
 「人は“乾杯”の数だけ幸せになれる。
  何かイイ事があったら“乾杯”・・
  1日の終わりを、誰かと“乾杯”して締めくくれたら

香織「“大きな幸せ”が欲しいもん」
時生「欲張りっスねぇ」

香織「“カッコ悪い奴”って思ったでしょ?」
時生「“カッコ悪い自分”を知ってる人が、
   大人だと思います

時生「もがけないんです、俺」
香織「それって、もがいてんじゃん」

りえ「※※まで、運転出来るかなぁ?」
尚「大丈夫だよ。僕だって出来たんだから」
りえ「確かに・・遠かったよね」

尚「僕の欲しいものは“1ツだけ”ですから」
りえ「・・何、ですか?」
尚「・・内緒です」

りえ「これで1ツ、栗のパンをお願いします」
尚「畏まりました」

未久の父「こんな美味しいコーヒーが
     毎日飲めるなんて、イイですね」
尚「はい、イイです」

阪本「パンもエエですなぁ」
尚「はい、イイです」

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2012年4月 3日 (火)

☆『マーガレット・サッチャー/鐵の女の涙(2011)』☆

31日(土曜)の午後。帰阪の折、大阪府内の某シネコン(アリオ系)に立ち寄って鑑賞したのは・・イギリス発の新作評伝ドラマ『マーガレット・サッチャー/鐵の女の涙』だった。

英国史上初の女性首相(第71代、在任:1979〜90)=マーガレット・サッチャーの(引退後)の“老いた姿”を軸に「マーガレット・ロバーツ」の名で食料品店の娘として生まれた1人の女性が、政界入りを果たし、英国保守党を率い・・やがては東側諸国(主に旧ソ連)に“鐵(てつ)の女”と称されるまでの大物政治家になってゆく年月を、虚実織り交ぜた(?)「回想劇」の形で描く。

字幕担当=戸田奈津子女史、主演=メリル・ストリープ女史・・って事で、何となくスペック的(?)にはワクワクさせられたモノだが・・観終わるや、何とも言えぬ「失望感」に打ちのめされてもしまったワタシ(・ω・)

サッチャーを取り囲む人々・・厳格な父親=アルフレッド、若き日の夫=デニス、政治家としての人格形成に大きな影響を与えたと思しき(少なくとも、劇中では意図的にそう描かれてた)議員=エアリー・ニーヴ・・などの素晴らしい男性キャラ陣を準備し、配しながらも、殆ど彼らが“活用”されてなかったのだ。

観たかった「若き日のサッチャー」のエピソードはズバッと削られてるし、エリザベス2世をはじめとする“英国王室の人々”も全く登場しなかった。

それに加え、首相としての「トレーニングシーン」も“殆ど”描かれないし、総じて“更に面白く仕上げられたハズの演出、要素が徹底して(?)削られてしまってた”事が残念でならなかった(×_×)

マーガレット・サッチャーと言う“プライベートを(余り)知られてない人物”の未知の部分(?)にこそ脚光を当て、脚色を施せば、これ程ワクワクさせる人物伝はなかったハズなのに、、どうしてまぁ、こんなにも凡庸でつまらない作品に仕上がってしまったんだろうか。。

〜 こんなトコも 〜

・例えば、ハイライトである“フォークランド紛争(1982)”に於いて、アルゼンチン側との政治的対話は描かれなかった(×_×)
・「(フィンチリー区での)選挙戦の奮闘の日々」や「国会に初めてやって来た日の緊張感」とかをこそ「もっと踏み込んで」描いて欲しかったのに。
・やはり「メリハリ」に欠け過ぎる物語(脚本)だった。
・制作費的に言えば、TVドラマの域を出てなかったんではなかろうか?
・主人公を演じる俳優がメリルに切り替わった途端・・「あ~あ」と思ってしまうのは何故なんだろう(=^_^=) 既に、彼女の言動や演技に対し“食傷気味”になって来とるんやろか・・
・「抜けたまつ毛に願い事をして吹き飛ばす」おまじない(?)が英国にはあるそうで。
・ベリーニ作曲のオペラ『ノルマ』や、フォレット作の小説『針の眼』が登場。
・「ダウニング街10番」に何があるねん? と思ったら“英国首相官邸”だったんやね。。
・“庶民育ち”が切り札でもあったサッチャーだが「父がグランサム市長」「オックスフォード大卒」ってのは、なかなかに強烈なスペック(?)だと思われ。
・“ルアーパック”“アンカー”と言ったバターのブランドがあるそうだ。
・(スロープを昇ってく前に)地下で“爆発”してたら、大変だったやろネ。。

〜 こんなセリフも 〜

サッチャー「バターが多過ぎるわ」
     「牛乳が高価(たか)くなったわ。49ペンスですって」
     「いつも“私たち”は此処よ」
     「絶対にグレーがいいわ」
     「マフラーを忘れてるわよ」
     「バカな人ね」
     「うるさい女は嫌われるわよ」
     「私は“男性が相手”の方が好きだわ」
     「人は誰も、自らの脚で立って行動すべきです」
     「“暮らしに事欠かない方”には分からない感覚ですわ」
     「男には財務責任が。そして、女は家計のやりくりを」
     「政治家にとっては“力を得る”事じゃなく、
      “何をするか”が大事なの」
     「私は“しおらしい妻”なんかにはなれないわ。
      大切なのは“生き方”なの」
     「大事なのは私の話し方ではなく、その内容です」
     「他のドライバーは乱暴かヘタクソだと思えばいいわ」
     「党主選挙に立候補するわ」
     「主張を通す誰かが必要。ヒース政権は弱腰よ。
      攻める時は攻めないと」
     「党員たちに保守党の理念を再認識させてやりたいの」
     「米国人は成功を恐れません。
      彼らは過去に眼を向けず“今、何が築けるか”を考えます」
     「私の生きてる間は、女性首相なんて有り得ないわ」
     「お任せします(I'm in your hands.)」
     「我が“グレート・ブリテン”を、
      その名に恥じぬ“偉大(グレート)な国”に」
     「考えやアイデアこそが面白いわ」
     「考えが言葉になり・・考えが人を創るの。
      ・・これは父の言葉だけど」
     「意見があるなら隠さないで」
     「苦くても薬を飲まないと、患者は死ぬわ」
     「今更怖じ気づくの?」
     「イエスマンなんか欲しくないわ」
     「それでは、いつものように仕事を進めましょう」
     「真珠湾(ハワイ)が奇襲攻撃を受けた時、
      アメリカは東條に和平を申し入れたかしら?」
     「“信条を貫くかどうか”が今、問われているのです」
     「沈めて(sink it.)」
     「遺族に手紙を書くわ」
     「野党の皆さん。今日だけは“意見の相違”を脇に置きましょう」
     「欧州共通通貨には反対です」
     「支持されなくても、これは正しい政策です」
     「事態に対応する勇気はないの?」
     「以上です(Good morning.)」
     「私はただ、この世界を良くしたいと思っただけ」
     「子供たちには、少なくとも私たち以上に幸せになって欲しい」
     「正直に言って。あなたは幸せだった? あなたの幸せも望んだわ」
     「私を独りにしないで」
     「今日は何処にも行かないわ」

デニス「いいとも、ボスは君だからな」
   「連中は警備が仕事だから」
   「今が何時か? 太陽の位置から見るに“お茶の時間”だな」
   「薬を(飲まずに)隠してるの、バレたぞ」
   「あの票差で戦ったんだ。君は立派だったさ」
   「ゴルフはヘタだったな」
   「君が過去を振り返るとは・・だが過去は巻き戻せんし、
    嫌な事もまた思い出すぞ」
   「そうやって、僕の声が聞こえないフリしてるんだな」
   「ユル・ブリンナーはロマ族の血を引いてるそうだ」
   「彼は『王様と私』をロンドンとブロードウェイの
    舞台で4625回も演じたそうだ」
   「僕が※※なら、君は誰と話してると?」

エアリー「ようこそ“狂乱の世界”へ」
    「党を変えたいなら、党を率いろ。国を変えたいなら、国を率いろ」
    「そしてそのままトップへ」
    「決して“君”と言う人間の中身を変えるな
    「僕は牝馬に賭けるよ」

父「他人は他人だ。お前は“自分の道”を行け
 「我々英国人は“商人気質”だからこそ、
  ナポレオンやヒトラーに勝てたのだ」

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