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2012年3月30日 (金)

☆『宇宙戦争(1953)』☆

時間軸をさかのぼって・・22日(木曜)の夜。

これまでも、何本もダウンロード購入(←改めて数えると6本、、)して来た「iTunes Store」の映画コーナーだが・・初めて“レンタル”してみる事にしたワタシ。

「気にはなるけど、借りてまではなァ・・」と、ラインナップを眺めながら「アレでもない、コレでもない」と呟いてたンだが・・とある作品の名をそこに見つけ、たちまちレンタルしたくなっちゃったのである!

それこそは・・“SF作品の原点にして金字塔”とも評される『宇宙戦争』である! 後年、我らがスティーヴン・スピルバーグ監督が、トム・クルーズ主演で“リメイク”した件も記憶に新しいが、その「オリジナル版」が随分と昔から気になって仕方がなかった。

10分ほどかかってデータをダウンロードするや否や・・早速、鑑賞を開始したワタシ(←いったん鑑賞を開始すると、それから48時間経過後、自動的にデータは消去される)。

カリフォルニア州・ポモナ近郊。
とある夏の夜、その山岳地帯に隕石が落下する。

たまたま(界隈に)釣りにやって来ていた天文学・原子物理学者=フォレスター博士(ジーン・バリー)は、保安官=ボガニーと共に、墜落直後の現場を訪れる。

専門家であるフォレスターにとって、この物体には「落ち方が流れ星とは違う」「隕石にしてはクレーターが小さい」など、幾つかの“腑に落ちぬ点”があった。

やがて、隕石からその姿を現したのは・・火星から飛来した“謎の飛行物体”だった!

偵察に残した3名+警官1名を瞬時に「分解」した“飛行物体”からの破壊光線の威力に、フォレスターは「速やかに軍の出動要請を!」と保安官に伝えるも・・駆け付けたヘフナー大佐の指揮する海兵隊(=砲兵中隊)の火力を総動員しても“飛行物体”には、全くダメージを与えられない・・

一方で、フランス、スペイン、イタリア・・世界の主要都市に同様の隕石が落下し“飛行物体”が次々とその姿を現すのだった。

人類は今、史上最大の“存亡の危機”に直面する事となる・・!

既にスピ版の『宇宙戦争(2005)』を観てしまってたもんで、どうにも「特殊効果」関係からして比べてしまうのがヤボな(←ヤボ過ぎる!)トコであるが・・にしても、当時としては「かなり最先端な光学処理」をやってくれてたように思う! って言うか“全編フルカラー映像”な仕様からして、感動すべきトコであろう。

「わずか1時間25分の枠の中」にムダなく物語が詰め込まれてて、ラスト数分にもなって来ると「ええっ?! もう残り時間ないやんか?!」と“オチを知ってるハズ”なのに、かなりドキドキさせられてしまった(⌒〜⌒ι)

主人公を演じてた男優さんの“ショーン・コネリーちっくなご尊顔”を眺めてて、ようやく気付いたのが「あ、このしとって『刑事コロンボ/殺人処方箋(1968)』のフレミング先生やんか!」って事。

コロンボを「殆ど」ギブアップさせた、あの完全犯罪者が・・火星人にも敗れ(←1対1では「勝ってた」けど(=^_^=))、地球人(=暴徒)にも敗れ去り・・追い詰められた教会の中で恋人=シルヴィア・ヴァン・ビューレン(アン・ロビンソン)と抱き合い、死を覚悟する・・ この辺りの“絶体絶命さ”“絶対の危機さ”はなかなか。

「トム・クルーズが完全敗北する」と言うのは(今更)ちょっと想像出来ないが「絶妙に“ヒーロー”にもなり切れてない」フォレスター博士のキャラ造型あってこその“この緊迫感の成立”にも思えた。

色々な部分で、後年の“侵略系SF”に影響を与えまくったとも言えよう本作。レンタル料金=300円は決して高くないと断言したい!(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・「人類の奥の手=原子爆弾」な展開(とその結果)、対話主義者の登場(とその結果)は、まさに『iD4(1996)』を連想させる。
・熱線(=破壊光線)のサウンドはまんま『マーズ・アタック!(1996)』の光線銃の音(=^_^=) 「軍隊が翻弄される」展開も酷似。
・「チラリと画面を横切る」火星人の見せ方は、もろに『サイン(2002)』にパクられてそう。
・“隕石降下ネタ”は『マックイーンの絶対の危機(1958)』にも影響を与えたっぽい。
・隕石に「ガイガーカウンター」を向け、フォレスターがひと言。「・・驚異的な反応だ」いや、、放射能なんだから“無防備”はアカンでしょ!
・火星人の手足の「紅くてヒョロヒョロな感じ」はスピ版の“血管みたいな吸血植物(?)の造型”に影響を与えてそう。
・「腕時計が強力な磁気を帯びてる」演出は結構面白い。
・「サン・ジュリアン市」って街が怪光線で壊滅させられてた。それに続き「モントリオール」や「サンフランシスコ」も沈黙してますた。
・偵察装置(?)をオノで破壊したり、火星人にオノを投げ付けて撃退したり・・とその辺りは結構頑張ってたフォレスター。
・ウザい(=^_^=)ハーラン・オグルビーのおっさん(=^_^=)が登場しなくて良かった。
・大阪では何機か撃墜したんやろか? ←どうやんねんな!
・原子爆弾の使用されたのは、ロス郊外だった。
・フォレスターはパシフィック理工大学の博士。4人の研究員(仲間?)はそれぞれ「グラツマン」「プライアー」「ジェームズ」「ビルダーベック」なる名である。
・「エピディア・スコープ(epidiascope)」って何じゃいな? と思いきや、要は「プロジェクタ」の事らしい。
・いわゆる“核爆弾投下機”としての登場なんだけど『フライング・ウィング』と呼ばれる、独特な形状の航空機(爆撃機?)がなかなかカッコ良かった! 正式名称は「Northrop YB-35」と言うそうで!
・ジーン・バリー&アン・ロビンソンの2人はスピ版にもカメオ出演されてるらしい!

〜 こんなセリフも 〜

フォレスター「隕石は異常に軽いか・・中は空洞だ」
      「恐らく・・他の天体から来たマシーンだろう」
      「軍事力が必要だ」
      「飛んではいない。磁力の束で支えられ、
       バランスを保って浮いている」
      「中間子を無効にして、物質を分解する光線だ」
      「生物なら、必ず弱点がある筈
      「(彼らを)喰い止める手はきっとある」
      「・・6日でロスは消える」
      「バイオテックを積んだか?」
      「(反撃の)チャンスはあったのに、
       暴徒が台なしにした!」
      「・・奇跡が起きた」

シルヴィア「6日間で征服・・“地球の誕生”と同じね」

コリンズ「まず意志の疎通をはかるべきでは?
     敵意のない事を、彼らに伝えるべきだ」
    「人類より進化しているなら、より神に近い筈」
    「“話し合いの努力”がなされていない」

キャスター“これも放送ではなく、あるかも知れない
      将来のための録音です”

市民「もう始末に負えん! 町じゅうが泥棒と強盗だ!」

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コメント

こんばんは。

オリジナル版、ほとんど前触れなくいきなりアレが出ていたわけじゃなかったのですね。

>ジーン・バリー

さらにお若き頃の御出演となると本当に本当に昔の映画って感じですね、コレ。
結末のニュアンスは同じなのでしょうか。

投稿: ぺろんぱ | 2012年3月30日 (金) 22時27分

ぺろんぱさん、ばんはです。

浅野忠信、祝! ハリウッド作助演!
・・と思いきや『マイティ・ソー』もあったんですよね。。

>オリジナル版、ほとんど前触れなくいきなりアレが出ていた
>わけじゃなかったのですね。

どちらかと言うと、流れは(円盤が出て来るので)『マーズ・アタック!』
に似てたかも知れませんね。
ハトは飛んでなかったですが・・

>さらにお若き頃の御出演となると本当に本当に昔の映画って感じ
>ですね、コレ。

このしとの演ずるジェームズ・ボンドも観てみたかった!
ジョージ・レーゼンビーさんよりも、しっくり来てたかも知れません(ファンの方、スミマセン)

>結末のニュアンスは同じなのでしょうか。

うん・・まぁ・・そう・・です。
言ってしまって良かったのかな(⌒〜⌒ι)

追記:なお、エド・ウッド監督の『プラン9・フロム・アウタースペース』は1959年の作品なのでした。 ←むしろ、こっちの方が先と思ってた(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年4月 1日 (日) 19時51分

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