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2012年2月15日 (水)

☆『逆転裁判』☆

14日(火曜)の夜。
しんどかったモノで残業は殆どせず、早々に帰宅したワケだが・・何とも言えぬ“もの足りなさ”“淋しさ”みたいなのが(「ヴァレンタイン・デー」故にか?)募って仕方がなく(=^_^=)・・自宅で1時間ほどダラダラ過ごした後、再び北方の“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かい、公開中の新作邦画『逆転裁判』ってのを観て来た(←つまり、レイトショー)。

大阪に籍を置く大手ゲーム・メーカー「カプコン」のリリースした、同名人気シリーズの初期(?)エピソード群をベースに、三池崇史監督により“忠実に”放たれた、ライトタッチな“SF法廷コメディ”ってトコだろうか。

本作、実は以前に携帯版(iPhone/iPod Touch用のアプリ版)で遊び、そこそこに面白かった覚えがあったんだが・・如何せん1ツ1ツのエピソードが何とも長過ぎて、気力が維持出来ず・・途中で放り出したままになってたりするのだ(×_×) また遊ばなきゃ。

刑事事件(犯罪)が10年前の5倍にも達した現代社会(←パラレル世界のようである)。
迅速に処理を進めるため、司法に導入された“新しいルール”・・それが『序審裁判』である。
コレは「裁判長を前に、弁護側(弁護士)と検察側(検事)が直接対決し、3日以内に判決(=有罪か無罪か)を先行決定する」そんな制度である。

(『序審』で裁かれた後、有罪となった被告人は『本審』で量刑(=刑の加重減免)を審理される)

・・

綾里法律事務所に属する新米弁護士=成歩堂龍一(なるほどうりゅういち:成宮寛貴)は、事務所の先輩である綾里千尋(あやさとちひろ:檀れい)の撲殺事件に巻き込まれ、容疑者となり裁かれる身となった(千尋の妹)綾里真宵(まよい)の弁護を引き受ける。

幼馴染みであり、宿命のライバル=御剣怜侍(みつるぎれいじ)検事を相手に「師匠殺し」の真相を暴こうと奮闘する龍一だったが・・

物語は亡くなった御剣の父=信を巡る15年前の『DL6号事件』にまで及び、後に起こるもう1つの事件によって「これら3ツの事案」が相互に大きく関連し合っている事を感じ始める龍一なのだった・・

そして、事件の背後に潜む“黒幕”の正体とは・・?

う〜ん・・「学芸会レベル」とまで評すると“酷評し過ぎ”だとは思うんだが・・数限りない要素&設定を「余りに欲張って、強引に詰め込み過ぎた」ため「緩急の波が殆どない」と言おうか、、総じて「物語世界の表面を、必死でなぞり切ってただけ」みたいな・・“ダイジェスト版”を延々と見せられてるような印象があった。

も少し、速度を「落とすべきトコ」はしっかり落とし、観客を置いてかない・・そんな脚本に仕上げて欲しかったものだ。
(ゲーム版『逆転裁判』を知らないと、ついてけない“ノリ”もあったし)

御剣、千尋、糸鋸(いとのこぎり)刑事など・・どうにも“ミスキャストっぽいなァ”と感じるキャラクタも少なくなく、残念な気がした。

一方で、柄本明(裁判長役)の「“神様然”としたキャラ造型」とか、小日向文世の「1人だけ、妙に演技に力のこもり過ぎてるキャラ」が強烈な余韻を残してもくれたっけ(=^_^=)

成宮くんは『ばかもの(2010)』以来の(?)主演な立ち位置だったが、妙にツヤツヤしたご尊顔に、何故か『エム・バタフライ(1993)』の頃のジョン・ローンの雰囲気を感じてもしまった(=^_^=)

それと、登場人物のヘアスタイル群が、もうムチャクチャで“噴飯モノ”なんだけど・・ソレに引き替え、登場する「アイテム(小物)」や「ロケーション」の印象には全体的に好感が持てた。

モロに「大阪府庁(所在地:大阪市中央区大手前)」内部(エントランス)のロケーションが登場し「おおッ!」と感動してしまった。或いは、名物ヒーロー(?)『トノサマン』の巨大空気人形なんかも(CG処理映像だろうけど)忠実に再現してくれてて、楽しかった。

そして・・本作を観る事で・・改めて『ステキな金縛り(2011)』の完成度の高さを再認識出来たトコが、自身にとっては「最大の収穫」と言えたろうか(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・劇中に登場する街の看板に「06」で始まる電話番号が書かれてた。一応「関西圏が舞台」って事でエエんやろか?
・一応、作品の舞台は「戸亜留(とある)市」ってな「架空の街」だった(・ω・)
・(最大級の)絶体絶命なピンチを救ったのが「タイホくん」の着ぐるみだったが・・直後に映された「その中身」は空っぽだった?! あの演出だけは、ホンマにワケが分かんない。三池カントク、やっぱり“ご乱心”なんか?
・“サユリさん(人間体)”の登場シーンの映像が、何ともホラーチックでメチャ怖いし!(×_×)
・石橋凌(狩魔検事役)に、北大路欣也にも比肩する“貫禄”の備わって来とる気がした(・ω・)
・“殺人シーンの(犯人による)意図的な再現”や“ヴァーチャル・コンソール(?)を用いた裁判シーン”には『マイノリティ・リポート(2002)』っぽさを激しく感じた。
・「死者が真実を語っている、とも限らない」って点には、芥川(not茶川)龍之介の『薮の中』に通じるテイストを感じる。
・いきなり博多弁に変貌し、まくし立てる怪人物=小中大(こなかまさる)は・・鮎川誠が演じてはった。どうりで博多弁なワケだ(=^_^=)
・『バンダナ王子・ハンカチ盗難事件』って何なんじゃ〜い?!
・小日向さんが証言台で小指をクリッと回したりなんかして・・そんでもって、法廷で超常現象が起きたりなんかしやしないか・・と妙にヒヤヒヤしちまった(=^_^=)
・『給食費3800円盗難事件』の裁判記録を、何とか閲覧したい(=^_^=)
・「ガリレオ地球儀」「考える人2」などのネーミングの“ユルさ”はなかなか。
・メインキャストの台詞1ツに対し、法廷の人々が大袈裟にコケる・・みたいな演出には大昔のコント番組を連想させられた。。
・御剣を演じた斎藤工(さいとうたくみ)。本作ではピンと来なかったが『悪夢のエレベーター(2009)』では、結構「イケメンさんやん!」と思ってしまったモノだった(・ω・)

〜 こんなセリフも 〜

龍一「もう・・ダメだ」
  「僕が味方になる
  「『一撃で即死』・・死んでるじゃないですか!」
  「コレが※※に見えますか?」
  「それは有り得ません! イイですか?」
  「“もっと大きな何か”が潜んでる」
  「調べない訳にはいかない」
  「お前には“大きな借り”がある」
  「まだ力不足だが・・全力で戦う!
  「どんな事があっても、最後までお前を信じる!」
  「僕は、あなたが(実際にその眼で)見たかどうかを
   訊いてるんです」
  「たった今、こう言いましたね」
  「証人がいる以上、僕たちはハナシを聞くべきです」
  「彼は今、こう証言しました」
  「喰らえ!」
  「“何が映っているか”は問題じゃありません。
   “何故この写真が存在するか”が問題なのです」
  「もう“状況”は変わったんです」
  「“まだ話していない事”があるだろ?」
  「最後まで、絶対に諦めない!
  「喋ってくれるかな? 喋ろうよ」
  「言ったハズだ。今度は僕が最後まで、お前を信じると。
   たとえ、お前が自分自身を疑っていてもね」
  「つまり、そこにはもう1人、別な人物がいたんです」
  「事件のカゲには“黒幕”が」
  「此処まで来たのに・・千尋さん、ゴメン」

御剣「『序審裁判』は迅速さが優先される」
  「どうやら、此処までのようだな」
  「“忘れてしまった”のではないか? 証人」
  「認める事だ、証人」
  「“引き際”をわきまえぬ弁護士ほど
   惨めなものはない」
  「貴様にだけは、こんな姿を見られたくなかった」
  「私を助ける? 自惚れるな!」
  「裁判で“ものを言う”のは証拠品だけ」
  「それに私は・・そこまでひらひらしていない!」
  「此処に告白する! 形はどうあれ、
   ※※したのはこの私だ」
  「彼は“完璧を以て良しとする”人間だ」
  「それでは・・コレをどう説明する?」
  「そのやり方は“法に触れるもの”ではない」

狩魔「“無敗”は結果であって・・目的ではない」
  「勝つ事も大事だが“何をやっても良い”と言うワケではない」
  「無駄な尋問には“法廷侮辱罪”の適用を」
  「“違法な質問”に答える必要はない!」
  「裏付けは? 証拠は?」
  「“時間稼ぎ”は止めろ!」
  「此処は法廷だ・・その“証拠”を提示願おうか?」
  「証人として適当ではない・・
   と言うか“テキトー過ぎる”だろ?!」
  「君の証人は・・君同様、アタマが悪いようだな」
  「これらを結び付ける証拠を示して貰いたい」
  「困った事になったな・・弁護士。
   コレでは証明のしようがない」
  「法廷では“証拠が総て”だ」

千尋「“これ”で総てが分かる!」
  “もう※※じゃないんだった”
  “あなたはもう、勝っているの
  “諦めちゃダメ”
  “真実は・・あなたの手に”
  “大丈夫、あなたは間違ってないわ”
  “あともう1歩・・
   そう、発想を「逆転」させるの

矢張「人生は“便乗”だ!」
  「ちょっと待った〜ッ!」
  「俺さ、今になって思い出したんです」
  「俺の証言は、もうムリだってば」
  「別に、お前に罪をかぶせるために
   やったんじゃねぇよ」

糸鋸「・・アンタじゃないッス」
  「何を見つけても無駄ッスよ」
  「あの人は“信頼出来る人”ッス」

管理人「ボートを貸したり、返して貰ったり、
    ・・気が向いたら、自分で乗ってみたり」
   「別に“逃げた”とか、そう言うのじゃなくて」
   「もうイイ・・私は目的を果たした。
    それで良しとしましょう」
   「もう思い残す事はない。
    後は※※※の所へ行くだけだ」

小中「・・めんどくせぇ!」

裁判長「弁護人・・如何ですか?」
   「いささか釈然としませんが・・
    (証人が)忘れたと言うのであれば、
    致し方ありません」
   「他にありませんか? ないようですね」
   「“新たな可能性”を無視する事は出来ません」
   「本日は、これにて閉廷」
   「根拠は? ・・何もないようですね」
   「それでは、証人尋問を終了します」
   「・・私の考えを述べます
   「我々は、如何なる場合も“誤った判決”は
    避けなければならない」
   「先程の“※※判決”を撤回します」
   「最終判決を・・」
   「同感ですね」
   「弁護人・・やはりムリがあるのでは?」
   「証拠として採用するのは難しいでしょう」
   「今、何て?」
   「止むを得ず? どう言う事ですか?」
   「何ですって?」
   「“断わる”と言う事は“認める”ようなものですよ?」

黒幕「“真っ青”な弁護士め!」
  「貴様のその顔・・あいつとそっくりだな」
  「何も分かっちゃいない・・ただひたすら“青い”弁護士め」
  「クズに限って、平然と“私は無実です”
   なんて言いやがるんだ。だからこっちだってな、
   上品に構えてるワケにゃ行かねぇんだよ!」
  「捏造? 隠匿? それが何だ?」
  
龍一「証人は・・※※※さんです」
裁判長「・・何ですか?」

真宵「どうするの? ナルホド君」
龍一「どうしよう? マヨイちゃん」

龍一「・・とか、どうですか?」
裁判長「・・どうですかって」

黒幕「俺は犯罪者を叩き潰すためなら、
   何だってやって来た。ヤツらを見逃す事は
   断じてあってはならん!
   それが俺たちの“使命”だからな!」
龍一「僕たちの“使命”は“真実を追究する”事です」

龍一「お前か?!」
矢張「俺か!?」

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コメント

おはようございます。
これはネタとして観てみたいですね~。このゲーム大好きなんですよ。
たぶん登場人物の造形にはがっかりしてしまいそうだけど、1のストーリーを懐かしむためにも挑戦する価値はありそう?
トノサマンとかタイホくんも見てみたいし!

投稿: 宵乃 | 2012年2月16日 (木) 07時19分

宵乃さん、ばんはです。

コメント、有難うございます。
何か記事を書いたり、宵乃さんのコメントを読んだりしてるウチに
また遊びたくなって来てしまいました(=^_^=)

iPhoneのアプリ版で「1〜3」がセット販売されてるので、
買っちゃおっかな〜 と真剣に考え始めてます(=^_^=)
↑ カ※コンの思うツボじゃん!(=^_^=)

御剣事件の犯人を知ってしまってるのが、残念ですが(×_×)

>たぶん登場人物の造形にはがっかりしてしまいそうだけど、

因みに、(あのセリフの速過ぎる)オバちゃんは出て来ません、、

>1のストーリーを懐かしむためにも挑戦する価値はありそう?
>トノサマンとかタイホくんも見てみたいし!

知ってると、楽しめるでしょうね☆

トノサマン自体はさほど本筋に絡んでませんでした(×_×)
トノサマン・スピアー(←証拠品として押収!)が見たかった〜(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2012年2月16日 (木) 22時25分

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