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2011年12月20日 (火)

☆『シン・レッド・ライン(1998)』☆

少し前になるが・・BSP(プレミアム)の番組『BSシネマ』で13日(火曜)の夜に放送された『シン・レッド・ライン』をようやく全編に渡り鑑賞する事が叶ったので、その事を少し書き残しておきたい。

本作は、公開当時に「劇場で観たのか、試写会で観たのか」はちょっと覚えてないんだが・・恐らく後者だったような気がする(・ω・)

本来は「背筋を正して」観るべき作品ではあるんだが・・とにかく静かで抑揚のない(少ない)作品だったが故に、中盤でかなり“白河夜船”となってしまったモノだった。お恥ずかしい(×_×)

今回、頑張って「170分」と言う上映時間に最後まで付き合ったワケだが・・やはり豪華キャストが出て来る割には、最後迄「監督の自己満足に付き合わされ続けた」って感が拭えなかったかな。

1942年8月。連合軍(米・豪・英)が旧日本軍(=帝国陸軍)と激戦を展開した「第2次世界大戦・ガダルカナル島の戦い」に材を取り、最前線のアメリカ軍・C中隊の青年兵たちから見た「戦場」が群像劇的に描かれる。

冒頭から主人公=ウィット2等兵(ジム・カヴィーゼル)が、島の浜辺(?)でのんびりと休暇を過ごすシーンがのどかに展開し、そこに彼自身の独白(モノローグ)が次々と重ねられるんだが・・総じては反戦を声高に訴えるでもなく、ウィット自身の善悪観が掘り下げて描かれるでもなく、淡々とハナシは進んで行った。

さほどアクセントをつけて「兵士それぞれの個性」が演出されてたワケでもないので(と感じた)・・エイドリアン・ブロディ(ファイフ2等兵役)にせよ、ジョン・キューザック(ガフ大尉役)にせよ、俳優としての“オーラ”みたいなモノの発揮(?)が赦されてるワケでもなかったように思えた。

つまりは、有名男優がバンバン出て来る割に、兵卒としての個性が「殺されてた」が故、その辺りの“違和感”は消えぬままだった。

尚かつ、重要キャラに思われたジョン・トラボルタ(クインタード准将役)&ジョージ・クルーニー(ボッシュ大尉役)に至っては、殆ど“カメオ出演”でも良かった位の「片手間レベル」の起用だった(×_×)

で、「クルーニー待ち」をしてたワタシとしては、楽屋口でさんざ2時間40分ほども待たされた気分だったのである(=^_^=)

・・

本格的な“ドンパチ”の始まるのが、上映開始から50分を経た辺り。
日本兵がその姿を現すのに至っては、同様に1時間35分を経た辺りからの事だった。

なので“大作”と評するにも「何処が?」と問われた際に「いや、豪華俳優陣が・・」「いや、3時間に及ぶスケールが・・」ぐらいしかアピールするポイントがなく、総じて「間延び感」は拭えなかった。

正直、ウトウトしてしまった当時のワタシ自身に対しても「まぁ、仕方あるまいよ」と弁護したげたい、そんな気持ちになったのである(⌒〜⌒ι)

〜 こんなトコも 〜

・「くたばれトージョー!」「黙れ、くたばれルーズベルト!」と互いに見えぬ相手を“口撃”し合うシーンもあった。
・ケック軍曹(ウディ・ハレルソン)の「自爆死」は余りにカッコ悪いんだが・・笑える演出などは皆無だった(×_×)

〜 こんなセリフも 〜

ウィット“自然の中の戦いとは? 何故、陸と海はせめぎ合う?
     自然には、報復力があるのだろうか?”
    “死にゆく母の姿を正視出来なかった、そこに美はなかった”
    「何でもやってやるさ。僕には君の倍の力があるから」
    “神は何と多様な生命を創った事だろうか”
    “人はみな同じ存在。1人の人間の別の姿なのかも”
    “人は石炭と同じ。単独では燃えない”
    “善と正義を信じていたら、苦しみは減ると言えるのか?”
    “この恐るべき悪意は何処から来る? 何処から潜り込んだ?”
    “誰が戦わせる? 誰が殺させる?”
    “我々の死は地球のため?”
    “神よ、貴方もこの闇をご存じで?”
    “戦争は人を高めず、獣に変える・・魂を汚す”
    “死は理不尽だが、避けられない”
    “一方で、死に栄光を見る者もいる”
    “光から闇へ・・愛から戦いへ・・それは人の心の移ろいだろうか?”

ウェルシュ「この世界じゃ俺達は無価値だ。
      そして、俺達は生きる世界を選べない」
     「自分の事だけを考えろ」
     「自分1人だけで何が変えられると? 下手すりゃ只の犬死にだぞ」
     「どんなに訓練しようと、場所と時が悪けりゃ死ぬ。
      ・・所詮は“運”さ」
     “唯一、出来る事があるとすれば・・
      得意な事を探し、逃げ場を作る事”
     「随分と歳を取った気分だ」

クインタード「子孫の代まで、この戦争を続けたくないなら、容赦するな」

トール「不平を言える内は心配ないな」
   「小隊を遊ばせるな!」
   「全員を援軍として出せ!」
   「俺がこうして、貴様に“歩兵戦術”を講義してる間にも
    部下が撃たれとるのだぞ!」
   「“上”で暴れたい志願者はいるか?」
   「部下を犠牲にする覚悟があるか? 今後も貴様の部下は死ぬぞ!」
   「“俺が常に正しい”と思っていろ」
   「名誉勲章を申請してやるぞ。受章は難しいかも知れんがな」
   「今は“この勢い”を止めたくない」
   「我々の兵はタフだ」
   「まだ若いお前に“無為に過ごす苦しみ”など分かるまいな」
   「自然は残酷だぞ」
   「静かにこの島を去れ」

スタロス「中佐殿、腕の中で誰かを看取った事が?」
    「“貢献出来た”とは言い切れない・・それが辛い」
    「君らは“息子同然”だ」

ボッシュ「我々は家族で、俺は父親だ」

ケック「俺は何処にいる? 寒い・・凍えそうだ」

兵士達「俺が怖いのは・・戦争と神だけだ」
   「俺の生命なんざ分刻み、秒刻みさ」
   「敵は“サムライ”だぜ」
   「戦争が始まるなんて聞いてないぜ」
   “俺が先に逝ったら、暗い河の向こう岸で君を待つよ”
   「神よ、貴方や部下を私に裏切らせないで」
   「選ばれた以上、行くしかない」
   「あれは無理です・・医師に診せる前に死ぬでしょう。
    せめてモルヒネがあれば、鎮まるんだが」
   「もっと・・モルヒネをくれ」
   「我らは只の土塊(つちくれ)」
   「主よ、貴方のお考えを示して下さい」
   「敵の火力は強力です」
   「この負傷で帰国出来る」

日本兵「良くも仲間を!」
   「やめろ~!」
   「貴様、いつか死ぬぜ・・死ぬんだよ。貴様も、死ぬんだよ」
   「降伏しろ!」
   「お前か? 俺の戦友を殺したのは?」
   「俺はお前を殺したくない・・分かるか? 素直に降伏しろ」

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コメント

おはようございます。
これは3日かけて、昨日やっと観終わりました(笑)
モノローグが鬱陶しいですよね!
最初と最後だけ残して、9割削るべきです。ああいうのは、映画を観た人の中に湧き上がってくるべきもので、言葉にして伝えるもんじゃないと思いました。
全体的に長すぎるし、40分はカットしないと、通しで最後までついてこられる人が何人いるか・・・。わたしも後半はボーっとしてしまって、背景が美しいなぁ、としか思えませんでした。
口撃と自爆死のシーンは結構好きですよ。

投稿: 宵乃 | 2011年12月21日 (水) 07時34分

宵乃さん、お早うございます。

>これは3日かけて、昨日やっと観終わりました(笑)

お疲れ様でした(=^_^=)

>モノローグが鬱陶しいですよね!

そこを監督は見せたかったんだとも思いましたが・・(=^_^=)

>最初と最後だけ残して、9割削るべきです。ああいうのは、
>映画を観た人の中に湧き上がってくるべきもので、言葉にして
>伝えるもんじゃないと思いました。
>全体的に長すぎるし、40分はカットしないと、
>通しで最後までついてこられる人が何人いるか・・・。

元々はもっともっと長かったようです。
某ネット動画の紹介によると「3000kmもの長さのフィルムが使用されつつ、その7割がカットされた」とか、、

してそれかい! って感じですね(=^_^=)

>わたしも後半はボーっとしてしまって、背景が美しいなぁ、
>としか思えませんでした。

日本兵がテキなので、観ててフクザツな気持ちにはなりますね。

>口撃と自爆死のシーンは結構好きですよ。

ウディ・ハレルソン・・何であんなにカッコ悪いんでしょう(×_×)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年12月23日 (金) 09時22分

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