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2011年11月 5日 (土)

☆『ステキな金縛り/Once In A Blue Moon』☆

3日(木曜)の夜。
昨夜は“比較的”短時間ながら、集中して呑んでしまい・・22時頃の帰宅直後からの記憶がストンと抜け落ちてしまった(×_×)

「んん・・?」と眼を開けば、早朝の5時過ぎだった。自室の天井灯は点けっ放しだし、何故だか窓は全開。

おまけに扇風機が回っていた(⌒〜⌒ι) ←暑かったんやろね、、近年とみにデブってるし。ぶぅ。。

・・

「折角の『文化の日』だし、何か文化的な事でもしよう!」と思い付き、遠距離ドライヴがてら、某県某市のシアターに行って鑑賞して来たのは、脚本と監督:三谷幸喜による新作コメディ『ステキな金縛り/Once In A Blue Moon』だった!

しかし本作・・ホンマに“ハンパなく人気がある”ようで、当初狙ってたシアターでは「次の回:満席」「その次の回:残席わずか」ってな表示が、わざわざチケット売場のトコに、デカデカとした紙でもって掲示されてた。

その場で、近くの別劇場に問い合わせたトコロ「約3時間後の次の回の残席が、まだ200〜300ほどある。でも今の回の上映が始まったから、それも埋まって行くでしょう」みたいな返事を得たため、そちらに決めた。

今日は、久々の“メモなし鑑賞”となったため、細かいセリフなどが、随分と短期記憶力の衰えによりポロポロこぼれ落ちてしまったが、、作品の出来としては予想以上に良く「時間が赦せば、もう1回、より完璧に観ときたいな!」とまで思ってしまったワタシ。

何と言うか・・作品自体は良かったんだけど「場内がやたらと暑い」「シートがイマイチでお尻が痛い(割れそう)」の2点のせいで、妙に疲れてしまったのだった(×_×)

そう言う意味でも、ちゃんとした(?)完成度の(イマドキのシネコン仕様の)シートに身を委ね、快適な空調の中、ゆったりと楽しみたいワケである(・ω・)

(東京)都内のマンション敷地内で、美術商の女性(竹内結子)の墜死体が発見さる。

彼女の殺害容疑で逮捕されたのは、気弱な夫=矢部(KAN)だった。だが、事件当夜(=2月24日)は奥多摩山中の某旅館にいた、とアリバイを主張する矢部。

それも「動きたくても動けなかったんです。就寝中に金縛りにあい、1晩じゅう“落ち武者の幽霊”に馬乗りになられてたんですから」と、にわかには信じ難い状況を大真面目に申述する始末。

“優秀な弁護士だった亡き父(草薙剛)に憧れつつ”も、担当した事件で“敗訴”を続ける3流弁護士=宝生エミ(深津絵里)は、所属する事務所のボス=速水(阿部寛)に「これがラストチャンスだぞ。しかし・・難しい案件だがな」言われた本件を担当、矢部の無実を証明するための行動を開始する。

彼が泊まったと言う“落ち武者の里(小多摩古戦場址)=鬼切村”にある「しかばね(鹿跳)荘」に向かったエミは、とある事情から1泊を余儀なくされ、空かずの(?)部屋「耳鳴の間」にて“落ち武者の幽霊”に遭遇する。全身を襲う金縛りと共に。

“切羽詰まった精神状態”によって難なく恐怖心を克服した(=^_^=)エミは“落ち武者の幽霊”こと更科(さらしな)六兵衛(西田敏行)に「事件当夜の矢部のアリバイを証明する、証人になって下さい!」と依頼するのだった。

自身「“裏切り者”の汚名を着せられ、最期は斬首された」と言う六兵衛は「無実の者が裁かれると云う事であらば、黙って見過ごす事は出来ん!」と妙な正義感(=^_^=)から、彼女の頼みを快諾する。

かくて“前代未聞”の「幽霊裁判」が開始されたのであるが・・

三谷作品ならではの“持ち味”とも言うべき「妙に細かい雑学ネタ」「独特な死生観」「大真面目な(であるべき)舞台に、極めて不真面目な設定を持ち込むしたたかさ(=^_^=)」などがある意味“爆発”してて凄まじかった!

これまで「監督は向いてないよ」とか「群像劇はあんたにゃ描けないよ」とか厳しい事を(“にわか”とは言えファンであるが故に)思ったり、言ったりして来たワタシなんだが・・今回はホンマに「ノリにノッテる」印象だ。

監督としての手腕も飛躍的に(?)向上してて、まるで『ザ・タウン(2010)』で見事に開眼(?)した、ベン・アフレック監督の力量を連想させられたり。

ただ“殺人事件”を巡る物語でありながら、その事件自体が(結果的に)妙に“お粗末な捜査”でもって“お粗末に処理”されてしまってたのが「総ての要因」と思うに、その辺りのチープさは少々残念な気はした。(“発生現場”が違うのは、観客にもすぐ分かるとは言え、更に重要な“※※※”が違ってたってのもあったし)

また“言動&置き方に力のこもってるキャラ”のいる一方“扱いのぞんざいなキャラ”もいて、その差が「ハッキリ」してたのも少々残念に映った。

全編に渡り「プックク・・」と笑わされるのは当然として、とあるワンちゃんが登場して来たシーンで、自分でも驚くぐらいにボロボロと泣かされてしまった。

これぞ、武田鉄矢曰くの「子供と動物には叶わないなァ」ってトコであろうか(×_×)

上映時間が142分って事で、もう少し削るトコは削っても良かったのかも知れない。
「登場キャラ」「編集」を極めたら・・監督:三谷幸喜は“更なる高みに到達⇒君臨”する事も出来得ると感じた。

〜 こんなトコも 〜

・「“被告人の不在”を証明するため、まず“証人の存在”を証明させなきゃならん」ってな物語の置き方がスゴ過ぎる! どうやったらこんな斬新&インパクトのあるネタを思い付けるんやろ! それも超多忙なハズなのに!
・竹内結子さんの“メイク顔”はどうにも好かない。
・「しかばね荘」のダジャレ(?)が巧いだけに、部屋の名前でも“巧妙にダジャレって”欲しかった。
・「父親がどんだけスゴい弁護士だったのか」って描き方が、ちょっと弱かったように。
・ポイントポイントで“物語にアクセントをつけてくれた”のは、常に中井貴一(検事・小佐野役)だった。流石は「大坂國大統領」や(=^_^=)
・ないがしろにされてるハズ(?)のタクシー運転手=占部(生瀬勝久)が、しつこく物語に絡んで来るのは笑えた。
・タクシー内のシーンは「乗客=2名ヴァージョン」でのセリフのやり取りを是非聞いてみたい(=^_^=)
・明るさいっぱいの深津絵里(弁護士・宝生エミ役)はやっぱりイイ! 後半で「知恵」「勇気」に加え「自信」を身に着け、立派に成長してく姿も良かった! 『悪人(2010)』での彼女が悲しかっただけに、本作での深っちゃんが愛おしくて仕方ない(照)
・阿部寛(弁護士・速水役)の迎える唐突な“アレ”には、後ろの座席の女性から「うそ!うそ!」みたいな半悲鳴が上がってた(⌒〜⌒ι)
・阿部寛のタップダンス、中井貴一のマジックなど「こだわりの小ネタ」が楽しい! 特に中井さんの方は結構(描写が)しつこくて(=^_^=)『ミッション:インポッシブル(1996)』に於いて“MOディスク隠し”の手品を披露するトム・クルーズをすら圧倒してたかも知んない(=^_^=)
・“裁判員裁判”関係の設定や、描き込みをバッサリ省いた事で「群像劇」としての面白さはかなり棄てられてしまったが、監督本来の“得意とするパターン”に物語を持ち込めてた気がする。
・KAN(被告人・矢部役)に対し「観客が思い始めてた事」を、KAN本人に言わせるのが良かった。
・市村正親(陰陽師・阿倍つくつく役)は、月に向かって吹っ飛ばされ、何処へ消えたんやろか?
・小日向文世(公安局員・段田役)の“ハナにつく感じ”が『コンスタンティン(2005)』における、ピーター・ストーメアを想起させてくれた。
・浅野和之(旅館の主人役)の「高速移動ぶり」ってば、常人を超えてると思う(×_×)
・六兵衛「たち」の姿が見える“裁判員”はいたんやろか?
・エンディングを(苦笑しつつ)眺めながら「結局“成仏する”ってなんやねん」と呟くように突っ込むワタシがいた(=^_^=)
・ってか、昼間にも化けて出てますやんか!(=^_^=)
・リアル殺人現場である「あの屋敷」ってば、何処にあったんやろ? 少なくとも(東京)都内ではないと思うんだけど・・
・そして少なくとも「本編」には大泉洋は出てなかったように思う(・ω・)
・オープニング。カラフル&チープなパーツの寄せ集めが・・タイトル文字になる演出はセンスが良い!
・あの小指テク(?)で、リモコンぐらい何とでも動かせましょうに(=^_^=)
・男女間のドラマの描き方は比較的チープだった。
・『スミス都に行く(1939)』の作品時間が2時間9分である事をしっかり覚えられる(=^_^=)
・“あちら側”では、ネアンデルタールがわさわさ歩いてるそうだ。
・幽霊は「瞬間移動」なんか出来ないそうだ(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

エミ「名を名乗れ!」
  「大丈夫☆」
  「シナモンはお好き?」

速水「それは、とても俺の口からは言えないな」

小佐野「一体これは何なんですか?!
    ・・誰なんですか?!」
   「うるさい! 私が今、喋ってるんだ!」
   「・・集団催眠?」
   「でも言っておくが、
    裁判は“勝ち負け”じゃないからね」

木戸「武士じゃないもん!」

エミ「こっち来るな!」
六兵衛「行かねぇよ!」

主人「イイ色の服、来てるね。何処で買ったの?!」
エミ「・・伊勢丹です」
主人「は?!」

女将「チャレンジャーだねぇ」
主人「エンジョイ!」

エミ「ホントに死んでるの?」
六兵衛「脈を診てみるか?
    トクトク云(ゆ)ぅとるか? トクトク云ぅとるか?」

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コメント

こんにちは TiM3 様

  お元気ですか? (^-^)
先日、スマグラーを観てきました
  でも、あまりの恐怖に、3分の1ほどで、映画館を出ました。眼を閉じ、耳をふさいでも、聞こえてくるんです
  本当に怖かった(泣) 気分が悪かったです
  中学生以下は、ダメですね!
  TiM3さんにも、お薦めできません
  ・・てゆうか、感想が「怖い」しかないので、なんともコメントの仕様がありません・・ すみません
  次は、オーリーの三銃士を観てきます

         では また Bye-bye vivian

投稿: vivian | 2011年11月 6日 (日) 11時41分

ばんはです、vivianさん。

日々の中に楽しい事、キープしてますか?
たまにはコメディもイイもんですよ(=^_^=)

>お元気ですか? (^-^)

何とか、堪えてます(⌒〜⌒ι)

>先日、スマグラーを観てきました
>でも、あまりの恐怖に、3分の1ほどで、映画館を出ました。
>眼を閉じ、耳をふさいでも、聞こえてくるんです

ウィキペディアで粗筋を読んでみました。
確かに、バイオレンス以外の点では、魅力に乏しそうですね。。

>・・てゆうか、感想が「怖い」しかないので、なんとも
>コメントの仕様がありません・・ すみません

(上映してる)劇場が遠いので、なかなか観に行けません、、

>次は、オーリーの三銃士を観てきます

オーリーの“悪役”デヴューなんやね〜

>では また Bye-bye vivian

ではでは!

(板尾さん主演の『電人ザボーガー』が観たい・・(×_×))

投稿: TiM3(管理人) | 2011年11月 8日 (火) 00時16分

こんばんは。

ご覧になられたのですね。
しかし本作がそこまで人気があるとは、ちょっとビックリです。
物語もさることながら、ふかっちゃん、阿部ちゃん、西田さん、と俳優陣は興味深いですね。

>上映時間が142分って事で、

三谷監督作品って、総じて「(どちらかといえば)長尺」な作品が多い気がします。
最近の拙鑑賞作が100分程度に(或いは以内に)まとめられたものが続いたので、140分超えとなると一瞬構えてしまいそうです。(劇場鑑賞は考え中です(^^))

>何故だか窓は全開

男性とはいえど気を付けて下さい。

投稿: ぺろんぱ | 2011年11月 8日 (火) 20時08分

ぺろんぱ殿、御早う御座居まする(=^_^=)

>ご覧になられたのですね。
>しかし本作がそこまで人気があるとは、ちょっとビックリです。

別記事にもある通り、地元(=^_^=)高松で2回目をこなして参りましたが・・そちらでは案の定ガラガ・・いえ、快適な状況の場内でした(=^_^=)

>物語もさることながら、ふかっちゃん、阿部ちゃん、西田さん、
>と俳優陣は興味深いですね。

阿部ちゃんは、ちょっと立ち位置の後退してた印象が(=^_^=)
西田さん、深っちゃん、中井さんのお三方(?)のトライアングルが
素晴らしかったです☆

>三谷監督作品って、総じて「(どちらかといえば)長尺」な作品
>が多い気がします。
>最近の拙鑑賞作が100分程度に(或いは以内に)まとめられたもの
>が続いたので、140分超えとなると一瞬構えてしまいそうです。
>(劇場鑑賞は考え中です(^^))

そこはありますね。
シャマランの近作なんか80分らしいですもんね(=^_^=) ←監督じゃないらしい、、

>男性とはいえど気を付けて下さい。

ホンマにね、、ご心配をおかけしてます(⌒〜⌒ι)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年11月 9日 (水) 06時00分

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