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2011年11月15日 (火)

☆『デビル(2010)』☆

14日(月曜)の夜。
先週も、呑んで帰ったり、呑んで帰って扇風機を回しっ放しにしたり・・と劇場に行けないままに暮れて行ったので「ぼちぼち、商店街の活性化のために、ヒト肌脱がねばなるまい!」と妙な責任感が沸き起こって来て(ウソ)・・仕事帰りに久々の“ソレイユツアー”を敢行したのだった(←商店街の中にあるミニシアターです)。

今夜のお題は『デビル』である。

とは言え、ハリソン君とブラピが激突するヤツ(1997)のデジタルリマスター版とかでは全然なく(←分かっとるがな) 我らが“崖っぷち映像作家”“フィラデルフィアの暴れん坊”ことM・ナイト・シャマランが製作を手がけた最新ホラーの方である。

ペンシルベニア州の大都市=フィラデルフィア。
ローカスト333に位置する、とある高層ビルの35階の窓を突き破り、何者かが墜死を遂げる。
その手にはロザリオが握りしめられ、オフィスに残されたメモの最期には「悪魔の足音が聞こえる」なる意味不明の言葉が・・

同じ頃、そのビル内の「6号エレベータ」に乗り合わせた5人(男性3、女性2)は、原因不明のトラブルのため狭い空間に閉じ込められる。

携帯の電波は通じず、警備室との連絡も「スピーカーは通じるもののマイクが通じない」と言う奇妙な状況だった。

墜死事件を追うフィラデルフィア市警の刑事=ボーデンは、やがて現場である高層ビルに辿り着くも・・件(くだん)のエレベータ内では、停電が起こるたび、乗客が1人また1人と殺されて行く・・と言う異常な事態となっており・・

本作、シャマラン自らが「メガホンを執らなかった」ってトコが(まず)気になったり“メンズデー”のハズなのに、観客が場内に(ワタシを含め)4人しかいなかったり・・と妙な違和感が漂ってたんだが、、観終わって「あかん・・!」と呟いてしまったのが、今夜の鑑賞の「総て」だった(=^_^=)

ワタシとして「物語の軸に必ず“オカルトに逃げてないトコ”があり、その辺りの“真相の描き方”がきっとモノ凄いんやろ!」と期待してたワケだが・・そもそもの“デビル(悪魔)が存在するのか否か”って点が、案外サラッと「シャマラン先生の結論ありき」で片付けられてたため「おいおい」って感じでグダグダな鑑賞姿勢に突入してしまった(×_×)

ボーデン刑事の「5年前の出来事」って部分も『サイン(2002)』内の演出の“焼き直し”っぽいし、巨匠=ヒッチコック監督を気取ってるようでいて「凄惨さを描き過ぎ(←実際はそうでもないが)」「オチがショボ過ぎ」ってトコで全くレベルが低過ぎた!

唯一「流石や!」と認めたげたいのは「監督にクレジットしなかった」って事ぐらいだろう(=^_^=) この点だけは、絶妙にスピルバグってて“暴れん坊ぶり、したたかに健在かな!”ってな感じで驚かされた(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・オープニングの“逆さ空撮”は映像的にインパクト十分! これが作品全体で最も(ってか唯一?)良かったかも!
・傷害事件のコードは「240」で、殺人事件のコードは「187」となるらしい。
・お喋りな奴からアレされる・・ってのはミステリー小説の金字塔(の1ツ)『そして誰もいなくなった』からの“お約束”かも知んないが・・物語の吸引力がグッと落ちる危険性もある。『インシテミル/7日間のデス・ゲーム(2010)』でもそうだったが。。
・シャーリー・マクレーンを数倍(?)不気味にしたようなオバちゃんが・・何だかその雰囲気だけでスゴかった(×_×)
・「1987年10月21日」ってな具体的な日付が登場した。
・劇中で「煽(あお)り虫」なる言葉が出て来た。後で考えたら「煽り虫」こそシャマランで、まんまと煽られたのが我々観客だったんだろう(=^_^=)
・流石に「エレベータ内」が舞台では、シチュエーション的に狭過ぎてか(?)意外と盛上がらない(×_×)
・エレベータ内の5人以外にも、周囲の関係者が死んだり、死にかけたりして可哀想だった。彼らもまた“罪人”だったと?
・「集められた罪人たち」ってシチュエーション(コレも『そして誰もいなくなった』からの“お約束”)の割に、詐欺・窃盗・・とかイマイチしょぼい罪状(?)が殆どだった(・ω・)
・見た目「バールのようなもの」にしか思えないような工具が“ハリガン・バー(Hallagan Bar)”と呼ばれてた。
・「悪魔の召集」って言葉が出て来たが、特に複数匹(?)がわさわさと集まって来るワケじゃなかったようで(・ω・)

〜 こんなセリフも 〜

“用心されよ。獲物を求め徘徊する悪魔に”(新約聖書ペテロの書簡5-8)

ボーデン“お袋の話など「迷信」だと思っていた”
    “自殺騒ぎは悪魔の訪れを告げる。
     そしてそれは・・罪人の死で幕を閉じる”
    「地面にガラス片がない・・車が移動したんだ」
    “助けようとすれば、罪なき者すら必ず死ぬ。
     何故なら、悪魔は邪魔を好まないから”
    「要点を言え(Get your point.)」
    「ここで“キャンプの幽霊話”は止めろ」
    「これが“心のこもってる”洗車クーポン券だ」
    “悪魔相手に、武器では勝てない”
    「屍体に触るな。そこは“殺人現場”だ」
    「3人も目撃者のいる前で、殺すか?」
    「“何か”を見逃してる」
    「悪魔の存在を持ち出さずとも、人間は“十分に邪悪”なのさ」
    「エレベータの壁を壊すぞ。保険はあるんだろ?」
    「奴は受付でサインしていない!」
    「これは“偽装連続殺人”だ!」
    「人は絶望すると、世の中のせいにする」
    「自らのせいだと認めろ! 他人のせいにするな!」
    「携帯を開け! 周囲を暗くするな!」
    “お袋は言った。もし悪魔がいるなら
     □□もいるから心配ない、と”

ビンス「このビル、ムカつく(Your Building ..sukk.)」
   「やれやれ、おカタイ奴ばかりかよ」
   「総てはG・カーソンのせいだ」

サラ「“咬まれた”ような感じ」
  「彼を近付けないで!」

トニー「アフガニスタンにいたから屍体には慣れてる。
    戦場ってのは、酷いもんさ」
   「簡単に治るんだな?
    あんたの言う“閉所恐怖症”ってのは」

ラミレス「奴が来ると・・こうなる」
    「その中の1人が、悪魔だ」
    「悪魔は魂を奪う前に、その罪人に責め苦を与える」
    「悪魔は存在する。あんたも信じてる筈だ」
    「彼らが“たまたま”居合わせたと?」
    「奴は総てを疑うように仕向ける」
    「自らを偽る嘘が悪魔を呼び寄せる」

エルザ「普通、遺書は支離滅裂か、整然としてるかよ」

同僚「2階から(の転落)でこんなに(車の屋根が)ヘコむか?」

※「断酒の出来ない大きな理由を? “怒り”さ」
 「この先は、信仰を持つ必要がありそうだな」
 「まずは信仰に対し心を開く事だ」
 「男が3人に女が2人・・“フルハウス”か」
 「殺される前に殺してやる!」
 “済まない(I'm so sorry.)”
 「今日は△△の姿なのさ」
 「どいつも同じだな」
 「私が誰なのか、分かったろう?」
 「赦されるとでも?」
 「残念だ・・奪いたかったのに」

A「今度お前のお袋を抱く時、ここで監視を頼むとしよう」
B「俺のお袋は78歳だ。きっと喜ぶだろうぜ」

ボーデン「奴を恨んでる者は?」
※「・・行列の出来るほどさ」

ボーデン「どう終わるんだ? お前の“悪魔話”は」
ラミレス「“全員死ぬ”が心配するな。総ては彼らの“自業自得”だ」

ボーデン「どう救うんだ?」
ラミレス「・・簡単じゃない」

追記1:毎週月曜が「メンズデー」な“ソレイユ”だが、該当の料金が1000円⇒1300円に値上がってた! 何やら総意もなしに、段階的に消費税を引き上げられたみたいで、納得出来ん!(←分かったれよ、その辺(=^_^=))
追記2:一瞬「お? 急展開か?!」と思わせてくれた“※※の夫”と言うキャラ。結局は無関係だったんかい!

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コメント

シャマランクラスともなると、、、いや、シャマランレベルではと言った方がいいのかな。
2回連続で作品がコケると、さすがに次作予算が大幅カットなんでしょうね。
低予算丸出し映画でも脚本がよければ、そこそこ面白くなると思うんですけどね~^^

オープニングクレジットの不安定映像は斬新(?)でした(苦笑)

投稿: ituka | 2011年11月16日 (水) 23時09分

itukaさん、ばんはです。

本作を傑作と評するようなしとは・・センスが余りないと思います(きっぱり)

>2回連続で作品がコケると、さすがに次作予算が大幅カット
>なんでしょうね。

ヤ※・デ・ボ※紀(?)に突入しかかってるような・・(×_×)

>低予算丸出し映画でも脚本がよければ、そこそこ面白くなる
>と思うんですけどね~^^

(こうなったら)ヒッチ先生のリメイクとか、どうでショ?(爆笑)

>オープニングクレジットの不安定映像は斬新(?)でした(苦笑)

『パニック・ルーム』のオープニングにも負けてませんでしたね〜(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年11月17日 (木) 00時35分

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