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2011年9月28日 (水)

☆『東京公園/TOKYO KOEN』☆

27日(火曜)の夜。
昨夜は、月曜にしてヘロヘロになるまで酔い潰れてしまったので・・「今日は、1滴も、呑まんぞ!」とココロに誓った次第(⌒〜⌒ι) ←へべれけになった一方、とても意義ある「場」でしたけど。

その一方、市内中心部(商店街)にあるミニシアター“ソレイユ”に立ち寄る時間の捻出が叶ったため、久しぶりに(?)1本、観て帰った。

現在上映されているのは、洋画『キッズ・オールライト』と邦画『東京公園/TOKYO KOEN』だったが、前者は「“平日+夜の部”の上映スケジュールが(期間中に設定されて)ない」って事実を知ったため、自ずと後者を観るしか選択肢は残されてないのだった・・(×_×)

『EUREKA(2000)』『レイクサイド・マーダーケース(2004)』の青山真治による最新作。4年ぶりの監督作品との事で。

親友の元カノ=富永美優(榮倉奈々)、血の繋がらない9歳年上の姉=美咲(小西真奈美)、そして“何処かで見た事のある”謎の人妻=百合香(井川遥)・・3人の女性に囲まれた、カメラマン志望の青年=志田光司(三浦春馬)が、公園で知り合った歯科医=初島隆史からの“初めての撮影依頼”をこなしつつ・・自身の“過去”を知り“現在”を見つめ直し、やがては“未来”に向かって歩み出す日々を描いた瑞々しい(?)佳作。

この監督の作品に余り触れた事がなく・・『EUREKA』は未見だし『レイクサイド〜』は(私的に)“不愉快な幕切れの作品”であったが故、彼(=監督)の名前から「観よう!」と決めたワケでは決してなかったが・・

・・

本作では、とにかく「小西真奈美さんの言動」にこそぶちのめされてしまった(×_×) 中盤〜後半に至っての、このしとの表情が・・眼差しが・・実に素晴らしいのだ!

渇き切った、こんなおっさんの胸の奥底が・・思わづ「きゅん!」となってしまいますた、一瞬ながら(⌒〜⌒ι)

ってワケで「彼女の演技を観るため」だけでも、本作には劇場鑑賞の価値があると思ったワタシ。

その一方、、蛇足で過剰で散漫な演出(←映像を含む)があちこちに挿入されてしまっとるが故、総じては“不協和音”の生じてしまっとる感があった。

例えば・・主人公が夜、働くカフェバー『Chum』の原木マスター(宇梶剛士)を巡るあれこれ、美優が好む“ゾンビ映画”を巡るあれこれ、彼女の元カレ=ヒロを巡るあれこれ・・など。

監督なりに「色々とやりたかった(練り込みたかった)」ってのは良ぅく分かるモノの、、それらが“未整理”“チャンプル〜”な状態のまま詰め込まれてるもんで「観てて疲れる」と言おうか「もっと、地に足の着いた展開でイイってば!」と言いたくもなってしまう。

作品全体を覆う“テーマ”の1ツが、恐らくは「死」なのだと思うが、それはもっと控え目に描いても、十分に観客には伝わったんじゃないかなぁ・・と私的には感じた次第。

「出演俳優の持つ魅力&能力を、極限まで引き出すのが監督の役割」と言えるのなら・・本作において女優=小西真奈美の有するパワーを完全に引き出し切った青山監督の手腕たるや、スゴいワケであるが・・彼女の頑張りばかりが突出してる半面、作品全体として「どうにもガタついてた」印象だったのがホンマに残念、としか(×_×)

も少し「上滑り」してない作品に仕上がってたら、本年観た邦画の中でベスト1にも輝き得た! ・・と思うに、とても勿体ないワケである(×_×)

でも、小西さんの演技&存在感は「恐らく本年ベスト1なんじゃないか?!」と薄ら(現時点で)確信してはいたりする!

〜 こんなトコも 〜

・主人公の“愛機”は『コンタックス(CONTAX)167MT』なる銀塩1眼レフカメラだった。1987年発売のモデルだそう。
・女流写真家=志田杏子の作品集『時間』がホントに(企画としてでも)刊行されたら、是非見てみたい!
・美優ちゃんの好きな監督はジョージ・A・ロメロで、好きな作品は『ゾンゲリア(1984)』らしい(×_×)
・美咲姐さんは「泡盛をロックで」と注文してた! しゅごぉ〜(×_×)
・『代々木公園』『潮風公園』『猿江恩賜公園』『上野公園』『石神井公園』『善福寺公園』・・と言った東京の公園が登場した。
・『吸血ゾンビの群れ』ってのはちょっとベタ過ぎるタイトルやと思う(⌒〜⌒ι) ←因みに邦画
・『コルグ(KORG)CX-3』って言う電子オルガンも、1シーンの登場ながら妙に目立ってた。
・伊豆大島のクルマは「品川ナンバー」となるそうだ。
・劇中のカレンダーには「2010年11月1日(月)」の日付が映っていた。
・イケア(IKEA)新三郷店(埼玉県)内でのデートシーンはエエ雰囲気だった。『(500)日のサマー(2009)』の影響をモロに受けとる感じもするけど、、(⌒〜⌒ι)
・1シーンながら、印象的な酔客を演じてはったのは、作家・島田雅彦氏。流石におっちゃん化したはったが、若い頃はさぞやイケメンだったんやろなぁ〜!
・終盤、美優ちゃんが主人公に短く放った2ツの言葉は、まんま『HANA-BI(1998)』のラストで岸本加世子さんがポツリと放ったセリフと「全く同じ」だった!

〜 こんなセリフも 〜

光司「これ、どう思う? ・・誰かに似てる」
  「デジタル(カメラ)はやらないんです。持ってないし」
  「“守秘義務”があるんで、これ以上は」
  「5万で“自尊心”を買い戻したんだぜ」
  「肉まんとケーキを一緒に? 有り得ないでしょ?」
  「ジッと見ていると・・向こうからも見返されてる
   気がしますね」
  「何で今日、それを言おうと?
  「本当は、もの凄く不安なんです」
  「“告白”したら・・フッと何故か軽くなったんです」
  「真っすぐに、見つめてあげて下さい」

ヒロ「泣くよ、今日こそ」
  「俺はいつまで、此処にいるんだ?
  「“決着をつける”って訳か」
  「成る程・・有り得るかも」

美咲「“そこにある幸せの匂い”に気付く本能、ってものが
   あるんじゃないかな?」
  「真っすぐ見る? ・・何か飲む?」

美優「『ゾンゲリア』は最高でしょ。
   ・・泣けます。今度、貸します」
  「あんた・・『リップスティック(1976)』って知ってる?!」
  「おでん、要らんかえ〜」
  「1枚位“自画撮り”するナルシシズムもないのか」
  「終電に乗らないと」
  「やっぱ、全然分かってなかったか」
  「愛に※の差なんて今どき」
  「真っすぐに見つめれば、分かるさ。
   いつからかは、分からないけど」
  「他人の意図なんて、分かんないけどさ」
  「君も、分かり易いね!」
  「“知りたい”って言え。 ・・“教えて下さい”は?」
  「2人で、真っすぐ見つめ合って来たまえ」
  「こんなの“誤摩化し”ですよ、所詮」

原木「“幸せになるチャンス”を逃したら・・
   とんでもなく困難な事になるのさ。間違いなく」
  「しかし神は・・平気で残酷な事をする」
  「僕も彼女も“神に川を引かれた身”だからね」
  「彼女の“素質”は素晴らしいが・・それが分かる
   人間はそうはいないだろう。
   その“素晴らしさ”は、ある意味“歪(いびつ)さ”だからね」

初島「他に策が浮かばなくてね」
  「報酬は幾ら欲しい? ・・断るのか?!」
  「それは“関係”じゃなくて“事情”だろう」
  「“恋愛”はイイが“結婚”はやめとけ」
  「今日は、休診にします!」
  「闇雲に※を疑ったり、酒を呑んで管を巻いたり、
   そうでもしないとマトモじゃいられない、
   そう言う年齢なんだよ

酔客「誰かと誰かが出会ったりする、巨大な公園。
   それが此処、東京なのさ」

※「君の写真は、被写体を温かく包んでいる・・まるで公園みたいだ」
 「良いものだな、公園も」

追記1:自身の「過去の恋」を思い出しそうになるシーンがあった。そちらはフラれて終わっちまいましたがね、ええ。
追記2:原作者=小路幸也氏がインスパイアされたと言う往年の作品『フォロー・ミー(1973)』に興味津々!
追記3:シアター内には、ワタシを含め3人ほどしか客がいなかった(×_×) 明日は“レディース・デー”だから、もそっとは混むんやろかね(・ω・)

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コメント

本作の存在知りませんでした~。
愛知ではまったく上映されないのかな^^;
榮倉奈々さんって昔のナンノを思い出します。

投稿: ituka | 2011年10月 2日 (日) 00時36分

itukaさん、ばんはです。

さっき帰松しました〜
いつもながら「アオりアオられ」な・・
「余りに低レベルなワ※ルドスピ※ド状態」
な展開に突入してしまいました(×_×)

つまんないクルマにアオられると、ホンマにハラが立ちます(怒)
って、ワタシのクルマもつまんないんですが(⌒〜⌒ι)

>本作の存在知りませんでした~。
>愛知ではまったく上映されないのかな^^;

地方限定なんでしょうかね?

>榮倉奈々さんって昔のナンノを思い出します。

(本作では)ショートカットなので、どうにも長※ま※みさんと比べてしまいそう
になります。
も少しインパクトが欲しかったり・・ むろん可愛いんですけどね。

そう言うと、小※真※美さんの「両耳をCG処理で尖らせ」
「猫眼っぽくして」「エルフ族みたいなコスプレで」
「弓を構えて」欲しいなぁ〜
・・ってな奇妙な妄想が膨らんで止まりません・・(照)

ホントに似合いそうな気がしますけどねぇ(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年10月 3日 (月) 00時27分

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