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2011年9月22日 (木)

☆『ラビット・ホラー:3D』☆

21日(水曜)の午後。

久々に“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にクルマで向かい“ハシゴ鑑賞”して来た2本目は『ラビット・ホラー:3D』だった。

監督&脚本(←共同脚本)が清水崇、主演が満島ひかり・・って事で、それなりに期待させてくれるスペックは揃ってた!
更には撮影監督:クリストファー・ドイル、音楽:川井憲次・・ってのも豪華過ぎる!!
助演で香川照之&大森南朋も出たはるし!

キリコ(満島)は、10年前に“とあるきっかけで”言葉を失ってしまった女性。弟=大悟と共に、立体絵本作家である父=公平(香川)の家で暮らしている。
母=キョウコを“とある事故”で亡くして以来、公平は寡黙になり、子供たちに関心を示さなくなってしまった。

そんなある午後、校庭の片隅で、大悟が可愛がっていたウサギを石で撲殺する。
死にかけていたウサギを“安楽死”させた、弟の“この選択”に、キリコは返り血を浴びつつ、呆然と立ち尽くすしかなかった・・

それを機に、大悟は“ウサギの着ぐるみ”に遭遇し、激しく怯えるようになる。どうやら、自宅の(1〜2階の)階段の途中にある「納戸の中」にその秘密が隠されているようだが・・

大悟の誕生日=6月23日(水曜)の迫る中、姉弟が劇場で某3Dホラー作品を観ていると・・大悟はスクリーンの中のウサギの縫いぐるみに引きずり込まれるように“現実の向こう側の世界”へと連れ去られてしまう・・

キリコは“母の死”を巡る秘密もまた、今回の弟の失踪に絡んでいると直感し「納戸の奥」を調べてみる事にするが・・

うーん・・何なんだろ? 全くコワくないんですけど・・
3D映像も、期待してたほど効果的じゃなかったし、まず最初に“映像がキレイ過ぎて”その点からして好かなかった。
折角起用したクリドイさん(=ドイル)のカメラワークも、大した“凄み”を放ってたワケでもなし(・ω・) 演出面で、制約が多過ぎたんやろかね。。

2ツだけ良かったのは、清水監督自身の前作『戦慄迷宮:3D(2009)』の映像が“再利用”されてたトコと、ウサギの着ぐるみが発する「ウィッ!」とか言う泣き声(?)がそれなりに不気味に響いてたトコぐらいかな(・ω・)

「(図書室の)カウンターの下に、膝を抱えた少年が座ってたり」「納戸の奥を、長い髪の女性が何気なく歩いたり」「納戸に釘を打って封印しようとしたり」「着ぐるみの腹部から人間の頭部がはみ出してたり」「(人間の)墜死の瞬間が“長回し”で描写されたり」・・とそれなりの“清水節”は展開されるんだけど「でも、そんだけ」って感じで『呪怨(2002)』の頃の「非常に不安&不愉快にさせる」テイストにまで高まってないンやなぁ・・と。

満島さんは、ヒロインとして頑張ってはったと思うワケで・・この“しょっぱさ”は、やはり監督さんのせいやと思います(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・螺旋階段の映像を眼にすると、どうにも『めまい(1958)』を連想してしまう。
・『慈急総合病院』の外観を眼にすると・・流石にゾクッとする(⌒〜⌒ι)
・回転木馬(メリーゴーランド)のシーンの辺りから「ひょっとしたら?」と思い始めたら・・やっぱり“例のパターン”に突入して行った。最近のサスペンス/ホラーってこんな路線(とオチ)ばっかしかい!
・「そんな不気味な場所を“遊園施設”として運営すんなよ!」とツッコミたくなるのは、ワタシだけやろか。

〜 こんなセリフも 〜

キリコ“父はいつだって逃げてばかりだ。
    この家には、父親もいないのと同じだ”
   「私が我慢すればイイんだよね?」
   “妄想が独り歩きを始め、この世に生まれ出ようとしている”

公平「・・見たんだな?」
  「妄想が過ぎるんだよ! ・・どう信じろって言うんだよ」

大悟「いつも通り“タンポポの押し花”でイイよ」
  「映画館だよ、お姉ちゃん」

医師“緊急に対応します・・もうそこまでの状態であれば”
  「事実を受け容れる事が出来れば」
  「基本的に、人間は“臆病”なんです」
  「人間の“自己防衛本能”は、ネガティヴな記憶にフタをしようとする」
  「罪悪感を処理出来ないでいるその“葛藤”が、
   “幻覚”と言う形で現れるのです」
  「人の心には“過去”も“現在”も、そして“未来”もないんです」
  「分からないのは、貴方自身の心なのでは?」

追記1:もっとシナリオがしっかり鍛えられてたら『アリス・イン・ワンダーランド(2010)』や『パンズ・ラビリンス(2006)』に“真っ向から勝負を挑める”作品にも成り得たか、と考えると・・残念でならない(×_×) ハッキリ言って、全くおハナシになんなかった。。
追記2:三谷幸喜監督(と脚本)の最新作『ステキな金縛り/Once in a Blue Moon』の公開に併せリリースされた“酢的なポップコーン(ビネガー&ソルト味+バターフレーバーオイル)”は、意外に美味い(=^_^=) 結局、この日は2杯も喰ってしまった(⌒〜⌒ι)

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コメント

こんばんは。

本作は某情報誌で“いかにもメルヘン”なウサギの着ぐるみと満島ひかりさんの上下ツーショットのプレス画像を見たので、「こんなのがホラーになるのかなぁ」と単純に疑問に思っていましたが、やっぱり清水監督の手になればしっかりホラーになるのですね。
(いえ、TiM3さんは「全くコワくない」と書いておられますけどね^_^;  でも私にすれば十二分にホラーですから^^;)

しかし香川照之さんと大森南朋さんて・・・何だか贅沢ですねぇ。

>『ステキな金縛り・・・

この作品のプレス画像も某誌で見ましたが、深っちゃんに比して西田さんのお顔が大きかったです。(西田さん、好きですけど)
酢的なポップコーンとやらを食してみたいです。



投稿: ぺろんぱ | 2011年9月22日 (木) 21時02分

ぺろんぱさん、こんにちはです(=^_^=)

>本作は某情報誌で“いかにもメルヘン”なウサギの着ぐるみと
>満島ひかりさんの上下ツーショットのプレス画像を見たので、
>「こんなのがホラーになるのかなぁ」と単純に疑問に思って
>いましたが、やっぱり清水監督の手になればしっかりホラーに
>なるのですね。

ヴィジュアル的なインパクトこそは、なかなか備わってる作品なので、
もっともっと『パンズラ』に迫って欲しかったです。

>しかし香川照之さんと大森南朋さんて・・・何だか贅沢ですねぇ。

『アンフェア2』と、モロに(撮影時期が)かぶってますやん、お2人とも(⌒〜⌒ι)

>深っちゃんに比して西田さんのお顔が大きかったです。
>(西田さん、好きですけど)

前作(2008)では、守加護(すかご)の暗黒街を牛耳るボスとその愛人だったお2人なんですねぇ・・

深津さんには、幸せな役を演じて欲しいです・・

>酢的なポップコーンとやらを食してみたいです。

美味いんですが、底の方にオイルのせいで(?)くっ付いてしまうのが難点です。家でも食べられたらエエのになぁ・・ ←お前はマ※ト・デ※モンかい!(自宅の試写室に業務用の製造機があったらしい)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年9月23日 (金) 13時14分

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