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2011年8月24日 (水)

☆『うさぎドロップ』☆

23日(火曜)の夜。

毎年、夏の終わり頃になると・・激しい疲労感に襲われ、ぶっ倒れたまま動けぬ程のダルさ&しんどさが2〜3日ほど続くんだが・・今年は「その時期」が、どうやら先週末の土日だったようである(←期間的に「前倒し」過ぎ?)。

金曜の午前〜土曜の午前にかけ、某県某市に“1泊コース出張”があったんだが・・無事(?)それを終え帰松⇒帰宅してからは、前述の疲労感にノックアウトされたか、殆どずっと断続的に自室で寝てた感じ(・ω・)

(明くる)月曜を迎え「やや持ち直したか」と思いきや・・その夜(=昨夜)も“午前様突入気味”のヨッパ帰宅となり、今朝まで引きずってしまった(×_×)

今日は、終日内勤のお陰もあり、夕刻迄には体力的に持ち直す(?)事が叶ったため、仕事帰りに商店街の中にあるミニシアター“ソレイユ”に寄り、狙ってた「某作品」を観るつもりだったが・・どうやら上映時間の都合がつかず、観られる作品は『あなたの初恋 探します(2010)』しか選びようがなかったので、流石に再度観るのはやめにし(←支配人さん、ホンマにスンマセン)・・久々に、高松の西方にある「イオン綾川」内のシネコン“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”にドライヴがてら出かけ、新作邦画『うさぎドロップ』ってのを観て来た☆

コミックが原作らしい本作。当然ながらそっちは読んだ事もなく、何の予備知識もなかったが・・「NAVER MOVIE」なる“My iPhone常駐系アプリ”(=^_^=)における評価ポイントがやけに高かったが故、興味を激しくそそられた次第。

21:45〜の開始時間(=最終上映)だったので“レイトショー料金”でコト足りたが・・やっぱり当然ながら、観終われば(昨夜同様)“午前様帰宅”となるのが必至でもあり「これはこれで、深夜の運転もリスキーだし、しんどいよなァ」と再認識させられたワケでもあった(⌒〜⌒ι)

和歌山出身の監督=SABU(さぶ)による「ハートフルな育メン(=積極的に育児を行う男性)」系ドラマ。

主演に松山“松ケン”ケンイチ&芦田愛菜(あしだまな)を迎え、その周囲を風吹ジュン、香里奈、中村梅雀、池脇“ちぃちゃん”千鶴、高畑淳子ら豪華俳優陣が固める(ゲストに過ぎないしともいるが)。

・・

祖父=鹿賀宗一の訃報で駆け付けた(故人にそっくりな)主人公=河地大吉(かわちだいきち:松山)は、リンドウの咲く祖父宅の庭先に佇む、寡黙な少女=鹿賀りん(芦田)に出会う。

聞けば、りんはどうやら祖父の娘(=隠し子)であり、その母親である女性は「吉井正子」と言う名前以外、何も分からず、遺族の誰も“その正体”“その消息”を知らないのだった。

親族会議(?)の中、親戚の誰もが“ちょっと変わってる”“可愛げのない”りんの引き取りを拒む中、大吉は“とある直感”から彼女を預かり、育てる事を決意し、その旨を電撃的に宣言する。

こうして、不器用な中年男と、6歳の早熟な少女との共同生活が始まるのだった・・

良くも悪くも「イマドキ」って印象の強かった本作。「“育メン”しますよ!」ちぅテーマ部分こそには、それなりの(ある種の普遍性をも感じさせる)インパクトがあるんだが・・ 物語として、そのテーマ(と観客の期待感)を「大きく超えるまでのモノ」はなく、つまりは「俳優陣(=スペック)に依存した、予定調和なおハナシ」の域を脱してはいなかったか。

私的には「大吉と言う人間の、ある種の(暴走気味な)危うさ」「“吉井正子”と言う女性の、正体とその心情」とか言った部分に“サスペンス性”を望んだりもしたんだが・・その辺の演出やディテールも余りに薄く、そこはガッカリさせられた。

巷では「可愛い!」と評判の(?)愛菜ちゃんだが、、私的には「育つほどに、可愛くなくなって行きそう」とか「ウチの姪っ子の方がよほど可愛いんじゃ?」とか思ってしまった。つまりは「好きずき」「叔父バカ」なんだろうけど(・ω・)

まぁ、少々キツい事を言わせて(書かせて)頂ければ・・例えば“和製『クレイマー、クレイマー(1973)』なんかとして、永年に渡り語り継がれて行くような佳作たり得るか?”と言えば・・「全然アカンやろなァ」と思ったワタシである。

〜 こんなトコも 〜

♦『うさぎドロップ』って言うタイトルの由来そのものが良く分かんなかった(×_×) 「観客が(当然)原作を知ってる」って前提で製作されたんやろか? だとしたら、不親切だ。
♦「うさぎな髪型(?)の女の子により、それまでの平坦な(?)人生に“ドロップキック”を浴びせられた男の物語」・・って事?
♦ファッション雑誌(のグラビア)をぼんやり眺めつつ・・いきなり“妄想の世界”に突入する主人公の「ちょびっとイタさ」が良かった(=^_^=) 中盤以降も、その調子でどんどんやって欲しかったのに。。
♦改めて「松ケンのタッパ(=身長)の高さ」を再認識させられた! 公称180cmだそうで。。
♦「緊急一時保育」と言う制度を知ってないと、ちょっと「置いて行かれそうになる」展開がある(・ω・)
♦大吉vs杉山由美子(高畑)の演技対決(?)は、まさに本作のハイライト! 別な作品で、別な形ででも「再演」して欲しい。
♦その杉山さん。余りにも唐突に“登場”するので「え? ナニナニ? どんな経緯で?」と混乱しそうになった(=^_^=)
♦「スカイウォーカー」に興味津々。結構、痩身効果の高い気がする(=^_^=)
♦漫画家・西園寺まろんって・・「何てフツーな本名」なのでしょう。。
♦爺さまと(肉体)関係を持つなら持つで・・“対策”しろってば!
♦正子の“レスポンスの速さ”には笑ってしまった(=^_^=)
♦「お遊戯会」の劇中で、子供の放ったセリフ「確かに、崩れる危険性が有りますなァ」が結構笑えた(=^_^=)
♦後半にいきなり登場する「チャラ男」が、意外にも主人公(の今後)に絡んで行きそうだ。
♦『クレイマー、クレイマー』のような「大ケガが起こります」的なベタな演出(?)が盛り込まれず、ホッとした。
♦「SABU監督」と耳にすると・・ヘタすれば「助監督?」と勘違いしそうにもなってしまう。。
♦主人公の住む家ってば、妙に“豪邸”に見えてしまうが?
♦主人公の上司役のキャラは、もう少し物語全般に絡んで欲しかったトコ。
♦出荷部(?)の面々の“初登場シーン”における雰囲気ってば、かなりコワそうだった(×_×)
♦香※奈さんの「良さ」が未だにイマイチ分からない。『パレード(2010)』でも『あしたのジョー』でもそう感じた(・ω・)
♦こうき少年のフルネームは「二谷こうき」と言うらしい(⌒〜⌒ι) ベタなパロディかよっ!
♦風吹ジュンさん、根岸季衣さんには「本当は優しい」って言う部分までもを演出⇒表現させてあげて欲しかった。ちょっと「描く」って部分での“手抜きさ”を感じた。ワタシの期待値が高過ぎるンかも知れないが・・
♦物語の舞台は横浜市、お台場などだが「行きたくなる」ってほどのロケーションではなかった。いっそ「関西圏」を舞台にしたらどうだったんやろ? 折角(?)“ちぃちゃん”も出たはる事やし・・(=^_^=)
♦愛菜ちゃんの「汗(←本人申告による)の染み込んだタオルケット」が実在するなら・・「私財を投げ打ってでもゲットしたい!」ってな“サイコ野郎”が、きっと全国に3ケタ単位で確実に生息してそうな気がする(×_×)
♦(終盤の)風吹ジュンさんの屋外ダンス(?)には、ちょっとキュンと感じてしまった(⌒〜⌒ι) 隣で踊る梅雀師匠は余計だった(スンマセン、師匠!)

〜 こんなセリフも 〜

大吉「こんな“ロクでもねぇ”トコ、子供がいるトコじゃねぇぞ。
   ・・俺ン家、来るか?」
  「1番大変なのは、あの子でしょ?」
  「何が違うんだ? 幼稚園と保育園」
  “2人で乗り越えれば、イイじゃないか”
  “俺は、放っとけなかったんだ”
  “安定は愛を殺し、不安は愛をかき立てる”
  「遠いよ〜! ゆりかご保育園!」
  “俺なんかが看(み)てイイのか、正直分からない。
   けど、初めて出会った日の「孤独で悲しげ」だったりんは、
   今、俺と手を繋ぎ、無邪気に笑ってる。
   ・・それでイイじゃないか
  「俺の事、起こしたってイイんだぜ。
   ・・汗だろうと何だろうと、俺の事、起こしてイイって」
  「ホントに、女は“嘘つき”だな」
  「こんなトコにいやがったのか、正子め〜!」
  「貴女は一体、今、どう考えてるんですか?」
  「どう考えたって“保護者”として、俺の方が絶対マシだ」
  「りんが寂しがってる・・笑顔、笑顔!
  「意外なトコで鋭いな、父ちゃんは」
  「まぁ、りんの気持ちが“最優先”なんだけど」
  「“また来てイイ?”ってさ」
  「・・俺、めちゃくちゃ恐かった」
  「親になると“強くなるもんだ”と思ってたけど、
   違うんですね。・・“臆病”になるんですね」
  「1人じゃムリなんだって思った。
   (中略) ビビって当然。イライラも当然」
  “俺は確実に、りんに癒されてる
  “こうして見渡してみると、何処もみんな愛で溢れてるじゃないか。
   お父さんとお母さんばかりじゃないか”
  “「親バカ」も悪くないな、と思う”

りん「・・もう、起きないの?」
  「手、繋がないと、危ないんだよ」
  「これは・・汗!」
  「大吉も死ぬの? 死んじゃうの?」
  「りんがお婆さんになったら、死んじゃうの?」
  「リンドウにお水、あげてイイ?」
  「・・有難う

ゆかり「あんたが狼狽(うろた)えて、どうすんのよ。
    こう言う時は、親が落ち着いてあげないと」
   「子供ってさ・・“誰が助けてくれるのか”が
    分かってるんじゃないのかな?」

かずみ「ったく、子供って言うのは・・」
   「看護師がさ、家に帰ってまで“白衣の天使”だと思う?

こうき「男は、だらしなくてイイんだ」
   「男は、料理出来なくてイイんだぞ」
   「もう起きない・・もう会えない」
   「勇気は自分のためじゃなく、誰かのために使うべきなんだ!」
   「お助けに参りました!」

杉山「“簡単じゃない”って言ってンのよ!」

※「こりゃそっくりだわ! 爺ちゃんそっくり!」
 「マズい・・これは非常にマズいなァ」
 「子供って、結構“難しい事”分かるんだよな」
 「説明する言葉を持ってないだけで、
  子供って結構“複雑な事”考えてるんだよな」
 
正子「何より“物理的に不可能”と言うか・・」

父「お前は、偉いよ」

大吉「“(育児で)自分の人生が犠牲になってる”と思った事、あります?」
後藤「・・どうなんだろうね。
   でも“子供との時間も、自分の時間”だから」

大吉「ぐっすりですね」
ゆかり「大きくなっちゃって」
大吉「そうですね」
ゆかり「身体も気持ちもどんどん大きくなっちゃって・・ついてけないよ」

追記:吉井正子が大吉に初めて会った時の反応がフツー過ぎて、逆に奇妙だった(⌒〜⌒ι) 親族でもあんなに驚愕してたのに〜?!

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