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2011年8月28日 (日)

☆『オールド・ボーイ(2003)』☆

25日(木曜)の夜、仕事からの帰宅後。

一応は恒例の・・しかし、今春以降(⌒〜⌒ι)すっかりサボり気味になっとる“ジョギングイベント”は、降雨により中止となった。
さほど、劇場にクルマで繰り出してまで“レイトショーを観に行きたい新作”のあるワケでもなく「ハテ、どうしよう?」と少し考えた結果「そや、ぼちぼちHDDレコーダーに録(と)り溜めとる、ごまんとあるヤツを鑑賞し、片付けていかないと!」と突然に“断捨離意欲”が高まりを見せたため、久々にレコーダー内を覗いてみる事にした。

一番最初に録った番組が、どうやら2007年の秋頃らしく「どんだけ放置しとんねん!」と我ながら驚いた(=^_^=) 必然的&付随的に録画されてしまってるCMの中では、小島よ※おが妙に目立ってる印象で、それはそれで強烈(=^_^=)

夏目漱石の小説『夢十夜』風に言えば「4年はもう来ていたんだな」ってトコやろか(・ω・)

んで、手帳にメモしてる「観たい/観なきゃなんない作品群」の筆頭格に挙げられてる(=^_^=)韓流サスペンス『オールド・ボーイ』を、25日(木曜)&26日(金曜)の2夜に分けて観た。

(『オールド・ボーイ』を観始める前に、同様に“録画後、長年放置状態”にあり、後年の放送時に鑑賞済な『ガス灯(1944)』『スター・ウォーズ・エピソード3/シスの復讐(2005)』をそれぞれダイジェスト的(?)に再鑑賞⇒削除する作業を行ったため、時間がかかってしまい、2日に分割せざるを得なくなった次第)

ネットで調べると、2007年12月27日(深夜)に『MBSシネマスペシャル』でオンエアされたもの。
“2004年カンヌ国際映画祭”でグランプリを受賞。

・・

とある雨の夜。そして、独り娘=ヨニの4歳の誕生日。
プレゼントを抱えた、27歳の酔ったサラリーマン=オ・デスは、理由も分からぬままに何者かに拉致されてしまう。

「何故、自分がこんな眼に遭わなければならないのか? そして誰が?」
「此処がどう言う場所で、いつまでいなければならなのか?」

も掴めぬまま、何処かのマンションの1室でテレビのみを“情報源”に与えられ、監禁し続けられるオ・デス。

やがて・・月日は経ち、15年後。

“催眠術”を施された後、某マンションの屋上に放置された「スーツケースの中」で突然目覚めた彼は「人生の15年を奪った犯人に復讐する」ため、行動を開始するのだが・・

パク・チャヌク監督による“復讐3部作(←どんな呼び名だよ!)”の2本目を飾ると言う本作。
(因みに、残る2作は『復讐者に憐れみを(2002)』と『親切なクムジャさん(2005)』)

良く考えたら(?)荒唐無稽で、製作側の「どや?!」的な“独りよがり”感がプンプンと漂って来るんだが、とにかく作品の放つインパクトってばモノ凄い!

・中盤までの展開の面白さ
・中盤で“黒幕”が姿を現してからこそ、より物語が“濃く”“暗く”なる演出
・物語終了後に残る、妙な“後味”の悪さ
・総じて、防戦一方(=してやられっ放し)だった主人公

などの要素は、どうしても『セヴン(1995)』を連想させられてしまう。

前半で、すぐ“監禁場所”を突き止めるオ・デスの推理力&行動力は爽快だった(=^_^=) 「早っ!」って突っ込める。

続く、15〜20人ぐらいを相手にガチでケンカするシーンは「長回し撮影」の効果もあり、なかなかスゴい! 背中に刃物(?)がぶっすり刺さってんのに、戦闘力の殆ど低下しない主人公には・・“神的なモノ”すら感じてしまったり(⌒〜⌒ι)

そして、韓国人の「狂気」と言おうか「猟奇さ」と言おうか・・徹底した“暴力性”“復讐完遂意欲”にアタマが下がった(×_×)

決して高評価はしたくないモノの「物語の持つ吸引力」に関しては「観ておかなければならぬ1本」であると、そこは痛感したワタシである。

〜 こんなトコも 〜

・監禁から1年後に、奥さんが「受難」する演出の真相は、どうだったんやろ? 何とも描写不足で、良く分かんなかった。
・「それが“事実”だった」なら、※※※が噂を流した内容も、少しは大目に見てやって良くはないのか?
・「主人公が記憶を奪われてた」ってトコは、物語の“軸”でもある以上、余りに不親切だと思うんだが・・
・ジュファンがいきなり「受難」する場面のみは、主人公がジュファンになってて、奇妙だった(・ω・)
・韓国には「この手の商売」が実在してそうでコワい。
・韓国人の「狂乱した時に取る行動」が衝動的過ぎて、そっちがコワかった。いきなり※※をハサミで斬り落とすなんて(×_×)
・あのラスト・・少しは「ハッピーエンド」なんやろか。でも、今後はちゃんと“対策”してよね(⌒〜⌒ι)
・本作、原作はニッポンの同名コミック(1996)である。そう言えば、どっかで1話目だけ、コミック版を読んだ気がする。
・ハプチョン(合泉)ダムは実在するようだ。
・警護室長役のしと(白髪+短髪+ガッシリ系)が、やたらと自信満々な感じで存在感あった。スピンオフ作品が観てみたい(=^_^=)
・今回は日本語吹替版だった。チェ・ミンシク(オ・デス役)を磯部勉氏、ユ・ジテ(イ・ウジン役)を関俊彦氏が演ってはったそう。とんと声優さんに疎くなったので「津※山正種氏vs池※秀一氏」かな、と勘違いしてもた(×_×)
・チェ・ミンシクさんは後年の『悪魔を見た(2010)』でもヒドイ役だった! 他愛ないコメディ作とかには主演されとらんのやろか?
・先に「墓参」してたら・・展開も「大きく」変わったんやろね。。
・中華料理店『青龍』や、日本料理店『地中海』、美容室『水車』ってのは、実在するの?
・「リスパダール」「バルビツール」「後催眠暗示」など、精神医療分野にも踏み込んでる。
・本作に『逃亡者(1993)』や『メメント(2000)』なんかのエッセンスを巧く練り込めば・・まだまだ「面白い物語」は造り得る気がする(=^_^=) もし、書くしとがおられたら「後味良く」「難解にならぬよう」お願いしますネ(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

オ・デス「“俺の事を、話したい”と、言ったんだ・・俺の、名前は・・」
    「何で、俺が此処に閉じ込められたのか、それだけ教えてくれ!
     ・・理由ぐらい分かんなきゃ、やってらんねぇよ!」
    “あの時「あいつら」に、15年だと聞かされていたら、
     少しは気が楽になったかも・・ならなかったかも”
    “メロディはガスの合図だ”
    “もしあなたが、雨の降る日に公衆電話の前で、
     紫の傘をさした男に会ったら、
     ・・是非、TVと親しくなる事をお勧めしたい。
     TVは時計であり暦であり、学校であり家であり、
     教会であり友達であり、恋人だ。
     ・・だが、俺の恋人の歌は、余りにも短い”
    “それなりに無難な人生だと思っていたが・・
     (獄中で)書く事は山ほどあった”
    “誰でもいい、待ってろ。あと少しだけ待ってろ”
    “とにかく、時間は刻々と過ぎて行く”
    「聞いてくれ・・俺は確かに、獣にも劣る人間だが、
     生きる権利はあるんじゃないか?」
    「俺の事を話したい。死ぬのはその後にしろ」
    “10年間のイメージトレーニング・・果たして実戦で役に立つか?”
    “初めて来た・・だが見覚えがある
    「あの部屋で、俺に催眠術をかけただろ? 何の催眠術だ?」
    “妻の墓を見舞うのは、あいつを殺してからだ
    “忘れるものか・・15年も喰い続けた味を”
    「お前が信じられない」
    “何故、あんな遠くから出前を取る?”
    「店長に言っとけ。餃子のニラを少し減らせ、と」
    “俺は、モンスターになってしまった・・
     この復讐が終わったら、元の俺に戻れるだろうか?”
    「俺の15年を、そっくり返してやる」
    「俺は・・そんなに口数が多かったか?」
    “監禁中に決心した・・「外に出たら誰も信じまい」と”
    「11年過ぎたら、馴染んだ」
    「まだ終われない・・復讐は今や“俺の一部”になってる」
    “これが、私の体験した冒険の総てです”

黒幕“その服は、気に入ったかな?”
  “誰だと思う?”
  “俺か? 俺は1種の学者・・「オ・デス学の権威」さ”
  “でも「俺が誰か?」より、大事なのは「何故か?」だ・・”
  “良く考えろ、今までの人生を復習するんだ”
  “授業が終わったから、次は宿題・・だろ?”
  “覚えておけ・・砂粒であれ岩の塊であれ、水に沈むのは同じだ”
  “逢いたいな・・早く来て下さい”
  “巌窟王はいるか? 元気かい? 俺を忘れるな”
  “あばよ、オ・デス”
  “オ・デスは・・口数が多過ぎるんです”
  “だが、覚えておくがいい・・鹿が猟師の手から抜け出すように、
   鳥が罠から抜け出すように、自らを救え”
  「そう訊く気か? ダメだな・・答えは自分で見つけなきゃ。
   これは“ゲーム”なんだから」
  「まず“誰か?”そして次に“何故か?”
   ・・問題が解けたらいつでも来い。採点してやる」
  「傷付いた者にとって、復讐は何よりの薬だ・・やってみるといい」
  「喪失感、苦痛・・総て忘れさせてくれる。
   言い換えれば・・復讐は健康にいい」
  「知ってるか? 人ってのは、想像力があるから卑怯になるそうだ・・
   だから、想像しない事だ。そうすりゃ勇敢になれる」
  「やっぱり“さっきの話”に戻そう。いいだろ? 絶対に面白いから」
  「“何故、監禁したのか?”ではなく“何故、解放したのか?”って事だ」
  「そんな頭で、どうやって自分の女を護るんだ?」
  「これから、何を“生き甲斐”にすればいいんだ?」
  「“俺たち”は承知の上で愛し合った・・お前たちに(それが)出来るか?」

ミド「分かるよ・・此処まで連れて来て、拒否するなんて、
   “ふざけるな!”だよね? ゴメンね」
  「いつか必ず、心の準備が出来たら・・思いっ切りヤろう・・イヤって程」
  「確かに、孤独には“アリの幻覚”がつきものだよね」
  「復讐するためじゃなく、理由を知るために戦って来たんでしょ?」
  「“それ”がそんなに大きな罪?」
  「愛してるよ、オジさん」

劇中の箴言“笑う時は世界と一緒、泣く時はお前1人”
     “総ては正しい道理に帰する”

※「俺に何か訊こうなんて思うなよ。俺は何も知らん」
 「憎いけど、殺せない奴。殺すだけじゃ足りないほど憎い女。
  ・・私共にお任せを」

オ・デス「記憶を消しといて“思い出せ”だと?」
黒幕「あの日の記憶のない理由? 何故、忘れたか?
   それは、お前にとって“他人事”だからだ」

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