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2011年7月 7日 (木)

☆『花子の日記/Hanako's diary』☆

5日(火曜)の夜。
昨夜(=その前夜)もはっちゃけ過ぎ・・帰宅したのが、27時を過ぎてた感じだった(×_×) 1夜で1.5諭吉ほどが消えて行ったりもし「エエ加減にしとかんと・・ホンマ、死ぬゾこりゃ」と薄ら寒さを覚え始めたり(×_×)

そんな事で、今夜は仕事帰りに「健康的に1本、観て帰るだけにしよう」と決め“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にて、公開も終了間近な小品『花子の日記/Hanako's diary』ってのを鑑賞した。

「オール香川ロケ」をウリにしてる本作。制作側も意図的に“B(ビーフ)級ムーヴィー”を謳ってるようだが、さて・・

監督=松本卓也氏が脚本も手がけ、香川県をロケ地に描いたハートフル・ナンセンス・コメディ(?)。
「2010さぬき映画祭」において“優秀企画賞”と“準グランプリ”を受賞している(因みに、どうやらグランプリは「該当作なし」だったらしい)。

・・

瀬戸内海に浮かぶ“小豊(おで)島”は、人口18名+牛500頭と言う妙な(?)比率が特徴の、小さな(実在の)島である。
派出所すら存在しないこの島で・・今、村長が島民を集め、広場(?)で喜びの演説を行っている。

と言うのも・・5年に1度、開催される「全日本和牛大会」において“肉牛”“種牛”の2部門を制覇したのが、島にこもり研究を続ける住人=伊地吾朗(永島敏行)の開発した新種「Hanako875号」だったからだ。

“日本一、いや世界一の肉牛”を生み出すべく・・長年、自らの家族すら顧みず研究に没頭し続けて来た吾朗は、1人娘(倉科カナ)にも“牛みたいな名=花子”をつける程の“牛バカ”だった。

そんな父親が、そして牛肉が大嫌いな花子は、中学を卒業するや、(島を飛び出し)高松市内の高校に進学⇒東京に下宿しつつ、美大に通う・・と“親父(オヤジ)に対する反発”を常にむき出しにしながら生きている。

・・

一方「日本の美味しい食材」を見つけるや、苗木や種子を盗み、自国に持ち帰り繁殖させる・・と言う新しいハイテクビジネス(←ってか犯罪!)に手を広げる韓国マフィアのボス=リュ組長が“イチゴ”の次に眼をつけたのが、この新種の和牛だった。

組織の人間の殆どが警察にマークされている現状から、彼らは「より一般人に近い」とある堅気の男=キムを雇い、小豊島の研究施設(只の牛舎?)から「種牛の精液」を盗み出し、自国に持ち帰るよう命ずる。

高額の手当+旅費の支給につられ、悪気なく(?)香川へとやって来たキムの隣には、多少のニホンゴを話す事の出来る、自身の愛娘=ジャンヒャンの姿があった。

着いたその夜にして、容易く(?)「精液」を盗み出したキム父娘だが・・花子に現場を見られた事から逃走する。

翌朝より、ぶつかり合いながらも「“2人組の泥棒”を捕まえるため」に行動を共にし始める吾朗&花子。

追いかけっこの果てに、誘拐⇒人質交換などのハプニングも起き・・2組の父娘が最後に辿り着いた先とは・・?

意外とシアター内に“観客の多さ”を感じた作品だった(=^_^=) これぞ「クチコミの力」ってトコなんやろか?

それに、脚色面では「アニメーションパートあり」「ドキュメンタリー風な演出あり」「“過去”や“妄想”絡みの映像あり」とそれなりに飽きさせない造りをしてたンだが・・2組の父娘の言動が、どうにも“オーバーアクト(=演技過剰)”に映って仕方なかった(×_×)

大抵の場合「脚本が多少強引でも、俳優陣が良ければ自然な仕上がりに落ち着き得る」「主要な俳優陣が“オーバーアクト”でも、脚本が良ければ修正はし得る」ってな“調整”が出来るハズなんだが、、本作のケースで言えば“俳優陣と脚本が、悪い意味で、補完し合ってない”って印象があり「常時、ドコかスベりかけてるんだよなァ」と、妙に残念に思われたのだった(×_×)

ネタ自体にしても「地味め」「有りがち」「性的な表現面で際どい」ってトコが目立っており・・「“自らに苦行を課した”かのような脚本&俳優陣を採用した結果、それが悪い部分で目立ってしまった」と感じられたのだ。

正直、(例えば)妙な“変化球”にこだわり続ける松本人志監督の『さや侍』なんかより・・“ど直球で投げ続ける”松本(卓也)監督の方にこそ、ある種の好感を覚えたワタシながら・・「もう1ツ、何らかの“光るモノ”を揃えて欲しかったなァ」とも感じた次第である。

〜 こんなトコも 〜

・上映開始寸前(2〜3分前)にして、ようやく開場されたシアター。何か(機械に)不具合でもあったん?
・上映の始まった瞬間、スクリーン右上にパッと映った「▶(=再生を意味するマーク)」も気になる(・ω・)
・水野美紀さんの“置き方”がちょっと印象的だった。
・「森永のおじさん」や「彼氏(サトシ)」のキャラが“絡ませ不足”な感じだった(・ω・)
・吾朗が劇中で飲んでたのは、小豆島の地酒『森』らしい。
・監督の趣味なのか(?)妙に“メイド喫茶”のシーンが丁寧に描写されてた(=^_^=) ソウルにもあるそうで。
・韓国語で「肉」は“コギ”と言うそう。因みに「精子」は“チョンジャ”だってさ。
・同じく「有難う」は“コマオ”だって。
・『呂葉酢(ろはす)』なる名の有機野菜喫茶が登場。その(ネーミング)センスがちょいと『来夢来人(らいむらいと)』な感じ(・ω・)
・マカロンにマカロニを挟んだ新メニューは、まんま“マカロニン”と命名されてた(×_×)
・ひっさびさに“メッコール(麦テイストの炭酸飲料)”を観た!! パッケージデザインも変わってるし!!
・“メッコール”は今も『ヴィレッジ・ヴァンガード(書籍&雑貨店)』で入手可らしい!
・「着ぐるみ士」なる専門職(?)は、実在するンやろか?
・“モエモエじゃんけん”ってどんなんやねんな!
・「ガスト栗林公園店」「“県庁前”バス停」や「ソレイユ前の広場」が映ったりもし、妙に嬉しくなったり!
・吾朗と花子が「一緒に食事するシーン」が劇中で2度描かれるが・・机の向き(とその距離)に変化が見られ印象深い。
・「逃げる(悪人の)父娘の方が、よっぽど仲良し」ってな点が、ある種の“面白味”には繋がってた。

〜 こんなセリフも 〜

花子“キライなのだ、牛が。
   もっと言えば、牛肉が。
   何処が良いのだろうか?”
  「牛肉なんか、誰も喰わねぇよ!
   気色、悪(わり)ぃンだよ!」
  「ホンマ(電話を)切るけんね」
  “風が吹いたのだ・・懐かしい、あの頃の風が”
  「親父、何(な)んしとん?!」
  「関係ないけん」
  「どうすん?」
  「親父の耳には、届いとらんけんね。
   私の声なんか」
  「ちょっと韓国、行って来る」
  「うん、知っとったよ・・ってか、遅いよ!」
  「もう、分かったけん」

吾朗「当たり前の事を続けてたら、当たり前の結果になった。
   ・・それだけの事や」
  「こんな“浮(うわ)ついたもん”は要らん」
  「トランプ、やろうや」
  「“さし(脂)の入り具合”も完璧や」
  「ええ肉を造るにはな・・
   牛に“ストレス”を与えたらアカンのや」
  「これは“和牛業界の重大事件”なんや」
  「これはな・・“国際問題”なんやぞ」
  「“美味けりゃいい”ってもんじゃないだろ?」
  「ホンマに美味しい肉はな・・
   “塩”と“胡椒”だけで喰うんや」
  「肉だって、言って欲しいんや。
   “ありがとう”“美味しかったよ”ってな

組員「警察なんかにビビってたら、
   この商売、出来ないでしょお?」
  「どうしたら、こんな風になっちまうんだ?」
  「これ以上の“イレギュラー”は、ウンザリなんだよ!」

キム「仮にもコレは、男のイ※モツ・・!」
  「お前、何処でこんな・・!
  「噛む? うどんは“飲み込んで食べるもの”だろ?」
  「日本でも、売ってるんだな・・(メッコール)」

キムスメ「コレ、結構“大事なもの”なのかな?」
    「“ありがとう”“ごめんなさい”・・
     ちゃんと“この言葉”を言って欲しいんじゃないかな?」
    「何で“思ってる事”を素直に口に出せないのかな?
     ・・日本人って」

メイド「“美味しくなる魔法”をおかけ致しますね。
    “モエモエソースでポワポワリン”」
   「“モエモエミルク”注入〜!」

〜 ロケ地一覧(ポスターより) 〜

・Cafe Jina(南新町)
・こだわり麺や・高松店(天神前)
・Cafe Umie(北浜alley内)
・パパスカフェ・高松店(丸亀壱番街・西館2階)
・太古の森・恐竜公園(三木町総合運動公園隣) ←ココだけめちゃ遠い!
・三友荘(中野町)
・香川大学
・高松南高校
・Soul Food Cafe カモメ(植松町)
・さぬきうどんたみ屋(藤塚町)
・Nomu Rock Hall(瓦町アミュージアムビル・地下1階)
・Nude Lounge(多肥下町)

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