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2011年7月14日 (木)

☆『ジュリエットからの手紙(2010)』☆

11日(月曜)は、某店での“イングリッシュ・ディスカッション”が長引き(←ま、いつもの事だが)・・帰宅が“午前様”となった。
12日(火曜)は、短いながらも飲み会で疲れ「電気点けっぱ+玄関開けっぱ(=施錠レス)」でぶっ倒れ寝て、朝を迎える・・と言う「崩れた日々」をもって、週はじめの火蓋を切って落としてしまったワタシである(×_×)

本日、つまり13日(水曜)は「ぼちぼち“本来の自分のライフスタイル”を取り戻さなきゃ」とふと考え始め、商店街にあるミニシアター“ソレイユ”に久々に寄り、上映中の『ジュリエットからの手紙』を観て来た次第(・ω・)

奇しくも「水曜」だったモノで“レディーズ・ディ”と重なり「女性だらけの上映会」となってしまったワケでもあるが。。

イタリアの“愛の都”ヴェローナ。この地にある観光地“ジュリエットの家(Casa di Giulietta)”の壁には、世界中からやって来た女性がジュリエットに向けてしたためた「恋愛相談の手紙」が、日々トコロ狭しと貼付けられている。

そして驚くべき事に、それら総ての手紙には「ジュリエットの秘書」と呼ばれるボランティアの女性スタッフが、丁寧な返事を書き、返送すると言う。

・・

マンハッタンで“ニューヨーカー紙”に勤め、記事の裏付けを取る「事実調査員」なる仕事を任されるソフィは、記者デビューを夢見る女性。

婚約して1年を迎えるヴィクターとの“婚前旅行(プレ・ハネムーン)”を兼ね、イタリア・ヴェローナに発った彼女だが・・現地での彼は「ニューヨークでイタリアン・レストランをオープンさせる」と言う“目前の夢”に猛進してしまい、2人の行動はすれ違うばかりだった。

そんな時、彼女はぶらりと単身立ち寄った“ジュリエットの家”で、壁に貼付けられた多数の手紙を回収し、その返事を書く「ジュリエットの秘書」らと知り合う。

「秘書」らの仕事に興味を持ち“同行取材”したソフィは、壁から外れ落ちた煉瓦ブロック(?)の向こう・・穴の奥に隠された「50年も昔(1957年)に書かれた手紙」を見つける!

それはロンドンに住むクレア・スミスと言う女性が、ロレンツォ・バルトリーニと言う現地の男性に対する恋心をジュリエットに相談したモノだった。

「秘書」らのアドバイスで、その手紙に返事を書く事にしたソフィ。

しかし、数日後・・クレアの孫を名乗る男性=チャーリーが「秘書」らを訪ねてやって来る。彼が言うには「祖母もこのヴェローナに来ている」との事。

クレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)と出逢ったソフィは、彼女と語らう内に「ロレンツォを探し、逢いに行ってみよう!」と言うプランで意気投合するのだった・・

如何にも「ベタそう」な粗筋である事は知ってたので、軽い気持ちでダラダラ観始めたワタシだったが・・意外とその物語世界に引き込まれてしまった!

「ジュリエットの秘書」なる“事実”の設定をまず置き、そこに巧くフィクションを嵌め込み、また「世代(=価値観、恋愛観、境遇)の異なる、ヒロイン2人の恋と冒険のエピソードを絡めた」って脚本には「巧い事、考えたネ!」と素直に拍手を送りたい。

ソフィ役のアマンダ・セイフライドを、妙に額の広さが目立つため“デコちゃん”と勝手に命名したり、ヴァネッサさんも(意識してご尊顔を眺めたのは)『ミッション:インポッシブル(1996)』以来だったので「流石に、お婆ちゃんにならはったなァ・・」と溜め息をついてしまったりしたんだが・・お2人とも「容貌を演技で充分にカバーする」と言う“女優として大切なポイント”をしっかり踏まえておられ、感心した(・ω・)

私的には「ジュリエットの秘書」らとの交流に、もう少し時間を割いて欲しかったりもしたんだが・・世界的に観れば「描かずとも、誰でも知ってるネタ」なのかも知んない(・ω・)

ヴィクター役が、あのガエル・ガルシア・ベルナルなのだが・・キャラ的に「如何にも脇役」って感じに立ち位置が後退しており、その辺の意外さ(?)も“女性ウケ”するポイントかも知んない(=^_^=)
ってか、ソフィと話すシーンは、対面するより電話越しが多かったんじゃなかろうか(⌒〜⌒ι)

チャーリー役のクリストファー・イーガンも、ブレイク前(?)のマーク・ウォールバーグやマット・デイモン、或いはヒース・レジャーに通じるような“それ系”の顔をしてて(=^_^=)好感が持てた。
必ずしも「オットコ前」でないって点も、同性から観るに「安心出来る」と言えるんかも知んない(←ナニをエラそうに!)

この手の作品の場合、ヒロインそれぞれの“オチ”部分を分析⇒予想するに「ハッピーエンドかどうか」で“ほぼ4パータン”に分類出来ると思うんだが、その点でも「可愛らしいミスリード」が途中に盛り込まれており楽しめた。

「どうせラヴコメじゃん」と軽く観始めたら・・久しぶりにハッピーな気持ちにも、少しウルウルもさせられたりした良作である☆

恋に悩む女性だったら、ゼヒ!
恋に悩む女性・・を狙う男性にも、ゼヒ!(おい)

〜 こんなトコも 〜

・字幕担当は、松浦美奈さん!
・原題は“Letters to Juliet”なので「言い回し」が逆(?)だったりする(・ω・)
・“ジュリエットの家”の中庭(?)にあるジュリエット像(ブロンズ製)の右のバストを、男女問わず「揉んだり触ったり」しとるンだが・・何かご利益でもあんの?
・“ロレンツォ・バルトリーニ”はシエナ地方に74人も存在しとるようだ。さしもの“ターミネーター”も(人物特定に)苦労するやろね。。
・ヴェローナ〜シエナの距離感がハッキリと掴めなかった(×_×)
・別れの前夜、芝生に隣り合って仰向けに寝て、語り合う2人が良かった。まるで『恋人までの距離(1995)』ですやんか!
・イギリスには“パトリシア”って女性が多いんやろか?
・ソフィの書いた手紙(の文面)の明かされるタイミングが素晴らしい! コレが「前半でチャーリーに読ませたりする演出」に仕上がっちゃうと・・その脚本家はきっと「大バカ野郎」って事なのだらう(・ω・)
・監督のゲイリー・ウィニックは、本作が遺作であるそうだ。ご冥福をお祈り致します。
・女優=エレン・バーキンが、製作者としクレジットされてる!

〜 こんなセリフも 〜

ソフィ「私に返事を書かせて(I have to write back.)」
   「“書く事は情熱”なのよ」
   「“真実の愛”に消費期限などないのでは?」
   「取捨選択を繰り返し、真実を見いだすの」
   「イイ感じだわ(It's comin OK.)」
   「今ここにいるのは・・“運命”だと思う」
   「すぐに連絡するわ(I'll speak soon.)」
   「貴方との関係が見えないの」
   「お互いに(一緒にいなくても)気にしない。そこが問題なの」
   「そんな貴方が好きだった・・でも、私は変わったの

ヴィクター「多分、俺は“傑作”を生み出したんだと思う」
     「君は“書くべき”だよ(You should do that.)」
     「僕はここ(=チーズ保管庫)に住む、
      小さなネズミになりたいよ」
     「俺のいないヴェローナはどうだった?
      少し寂しい? それとも、とても寂しい?」
     「“模倣は最高の称賛”なのさ」

チャーリー「“スゴい、ステキ(Oh,my god!)”なんて言葉を使う
      女性には、祖母は会いたがらないさ」
     「“運命の人”だって? それは僕の祖父だよ」
     「もしかして・・“本心と逆の事”を言ってるのかい?」
     「“ハッピーエンド”なんか、信じないたちでね」
     「“完璧主義者”だって? つまりは臆病なだけだろ?
      何を恐れてるんだ?」
     「この瞬間を恐れてた・・これが“現実”なんだ」
     「“人を失った経験”のない君に、
      この僕の気持ちが分かるもんか」
     「今の僕は“日曜日の子供”と同じ。
      つまり、明日が来て欲しくない気分なんだ」
     「動けるかって? 唇だけはね」

クレア「孫が反対するからこそ、楽しいの」
   「記事に書いてもいいじゃない。
    “国家機密”じゃあるまいし」 ←マックスさん?
   「人生は、苦労そのものよ」
   「まだ、終わってないわね」
   「いい?(May I?)」
   「“忘れられない出来事”ばかりの人生だったわ」
   「髪をといて貰うのは、女性にとって
    “人生の喜びの1つ”なのよ」
   「あんな素晴らしい女性が、この世に何人いると?
    私のように、50年も待たないで」

秘書「夫もワインと同じ。
   “熟成”させるには、それは長い時間がかかるの」
  「女性にとって“婚約指環”は大切よ」
  「“ロミオとジュリエット”はイタリア人の
   シェークスピアによって書かれたのよ」

イザベラ「誰かが返事を書かないとね

ロレンツォ「・・長い年月だった」
     「今朝、私は老人として馬で出かけ、
      10代の若者として、ここに戻った」
     「愛に“遅過ぎる”と言う事はないさ

編集長「アリタリア(航空)の株を買い給え。
    君の記事を読んだ女性が、ヴェローナに殺到するだろうから」

シェークスピア“されど、我が愛を疑う事なかれ”

※「アメリカ人はいつも急いでる」
 「イギリス人は現実主義者で、冷たい」
 “愛なんて「ホルモンの1種」に過ぎない”
 「こんな男、何処へでも連れてっちゃって!」

手紙“もし、あの時”
  “結末なんて、誰にも分からない
  “かつてそれが真実だったなら、今も真実の筈”
  “貴女の愛を信じなさい”

秘書A「“1人の男”より価値のあるものは?」
秘書B「そりゃ“2人の男”よね」

チャーリー「彼の家をどうやって訪ねる?」
クレア「玄関でベルを鳴らすわ」
チャーリー「彼の奥さんが出て来て騒ぎになったら?」
クレア「女として光栄よ

ソフィ「彼女はいるの?」
チャーリー「語ると“長くて面倒なハナシ”でね」

クレア「彼女の眼をしっかり見て、心から謝りなさい」
チャーリー「分かってるさ。僕はもう子供じゃない」
クレア「だったら(その事を)証明して」

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コメント

本作のちらし、ポスター画像の色合いなど
雰囲気は傑作と勝手に思っています。
疲れた時なんかに、ふと壁面に貼られたポスターなんか眺めれば
癒される感じなんですけどね^^

ロレンツォ探しに電話やネットを活用しなかったのも
ネライはファンタジー作品だったからなのかな~(笑)

アマンダの愛称デコちゃんっていいですね^^
セイフライド、サイフリッドとイマイチ統一されてないから
尚更そう思いますよ(笑)

投稿: ituka | 2011年7月14日 (木) 19時11分

itukaさん、ばんはです。

そうか、既にご覧になられてたんでしたっけね(=^_^=)

>本作のちらし、ポスター画像の色合いなど
>雰囲気は傑作と勝手に思っています。
>疲れた時なんかに、ふと壁面に貼られたポスターなんか眺めれば
>癒される感じなんですけどね^^

デコちゃんのご尊顔は「さほど」って感じなんですけどね・・

澄まし顔は、雰囲気的に・・“キャットウーマン”だった事もある、
あのお姉さん・・っぽくも見えてしまったりしますね。ニャーオ。

>ロレンツォ探しに電話やネットを活用しなかったのも
>ネライはファンタジー作品だったからなのかな~(笑)

チャーリー役がディカプリオだったら、上空を見上げて、
スパイ衛星に捜索を手伝わせそうですね(=^_^=)

>セイフライド、サイフリッドとイマイチ統一されてないから
>尚更そう思いますよ(笑)

みんなでデコちゃんって、呼んだげてね☆ ←呼ぶかい!

投稿: TiM3(管理人) | 2011年7月14日 (木) 23時20分

こちらにもおじゃまします。

TiM3さん、意外にもノレましたか!
貧乏性なのか、こういう作品はノラないと損という気がしてしまいます。

クリストファー・イーガン、確かにマット・デイモン系顔ですね。
若手俳優陣だけではちょっと軽すぎる雰囲気だったので、ヴァネッサ・レッドグレイヴが出演しててすごく良かった。

そうそう、私やったら一般的な観光なんかより、
恋人のヴィクターと一緒にワイナリー巡りとか、チーズづくりを見学したりとか、
そんなんの方がよっぽど美味しそうで楽しそう~とか見てて思いました。
オルチャ渓谷も良いですけどね~。

“デコちゃん”ですか。やっぱり高峰秀子さんの顔を思い浮かべてしまいます。

投稿: ゆるり | 2011年7月21日 (木) 18時49分

お早うございます。

>意外にもノレましたか!
>貧乏性なのか、こういう作品はノラないと損という
>気がしてしまいます。

そうそう! ノレました!(=^_^=)

「同じ観るなら、ノらなきゃそんそん」って感じですね(=^_^=)

>クリストファー・イーガン、確かにマット・デイモン系顔ですね。

今後が楽しみではあります。

>若手俳優陣だけではちょっと軽すぎる雰囲気だったので、
>ヴァネッサ・レッドグレイヴが出演しててすごく良かった。

ですね!

>そうそう、私やったら一般的な観光なんかより、
>恋人のヴィクターと一緒にワイナリー巡りとか、
>チーズづくりを見学したりとか、
>そんなんの方がよっぽど美味しそうで楽しそう~とか
>見てて思いました。

接し方次第では、アリだったんでしょうけどね・・
ああ言う対応では、ダメでしょう。たとえイケメンでも(=^_^=)

>“デコちゃん”ですか。やっぱり高峰秀子さんの顔を
>思い浮かべてしまいます。

今のトコ、井上真央さんと共に「デコちゃん」はワタシの中で、
この2人でしょうか(・ω・)>

投稿: TiM3(管理人) | 2011年7月22日 (金) 07時20分

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