« ☆『ジュリエットからの手紙(2010)』☆ | トップページ | ☆『雨月物語(1953)』☆ »

2011年7月15日 (金)

☆『理由(1995)』☆

13日(水曜)の夜。
市内のミニシアター“ソレイユ”で『ジュリエットからの手紙(2010)』を観て、結構な「ご満足気分」で帰宅(=^_^=)したワタシは・・立て続けに、BSP(プレミアム)で放送の開始された『理由』を観始めたのだった(×_×)

以前から、そのタイトルだけは知ってたが・・「こんな作品」だとはつゆ知らず(⌒〜⌒ι) 改めて「色んなカタチのサスペンスってのが、世の中にはあるモノやなァ・・」と妙にアタマをガツンされてしまったワタシだった。。

同名(原題:JUST CAUSE)の小説を原作とする、ショーン・コネリー主演のヒューマン・サスペンス系ドラマ(なの?)

1986年3月、フロリダ州オチョピーにて11歳の白人少女=ジョーニー・シュライバーが惨たらしい遺体となって発見された。
彼女を誘拐し・・最後に殺害した容疑者として逮捕されたのは、地元に住む黒人のインテリ青年=ボビー・アールだった。

8年後、フロリダの刑務所に“死刑囚”とし収監されているボビーが、母親を介し頼ったのは、元弁護士で、現在は“死刑廃止論”を唱えるハーバード大のポール・アームストロング教授(コネリー)だった。

当初こそ、ボビー母子の依頼を突っぱねたポールだが・・妻=ローリー(ケイト・キャプショー)の勧めもあり、力を貸す事を決意する。

彼はボビーの逮捕⇒尋問を行った、地元警察の2警官=ダニー・ブラウン(ローレンス・フィッシュバーン)&J.T.ウィルコックスにハナシを聞くが・・次第に“暴力警官”と言われるダニーの挑発的な態度や、ボビーを“敵視”する地元住民らの態度に触れるにつれ「大変な事件に関わってしまった」と言う想いを強くするのだった。

そんなある日、面会時にボビーは「実は“真犯人”がこの刑務所にいるんだ」なる“衝撃の告白”をポールに語って聞かせるのだった・・

重厚なドラマを期待し、確かにそれが静かに進んで行く展開だったが・・(開始から)1時間と少しを経た辺りで、いきなり「物語が“一応の幕”を迎える」ってトコで「ココロのざわつき始める」のが分かった。

「この時点でこうなって、まだあと30分も残されてるって事は・・」と予想し始めたら、ほぼその通りにストーリーが急展開を見せ始めたのである!
後半〜終盤に至っては、妙な「アクション&バディ(=コンビもの)・ムーヴィー」に変貌を遂げたので、流石に苦笑しそうになってしまったな(⌒〜⌒ι)
まぁ、かなりな(?)サプライズには違いなかったけど・・

1度、本作を観終わってみると・・あらゆるキャラの言動に「ウラがあった」ようにも思え、何だか“人間ってモノ”が分かんなくもなったりする。。

更に落ち着いて良〜く考えると「脚本の何処かがスベッてそうだった点」にも思い至るワケだが、まぁ“原作小説”では、もっとしっかりとストーリーが構築されてたのかも知んない。

で、やっぱり・・どっか「スベッてる感」の強い本作だったが・・一方で

・少女時代のスカーレット・ヨハンソンちゃん(ケイト・アームストロング役)
・完全に狂っとる感じのエド・ハリスおじさん(ブレア・サリヴァン役)
・いきなり絞殺されそうになり、ホンマに苦し気な表情だったコネリーおじさん

を拝めるのは、嬉しい“ボーナス”にも思えた!(←そこかよ!)

ゼヒ、この「絶妙な奇妙さ」を皆様にも体感して頂きたいトコロである(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・“電気椅子による世界初の処刑”は1890年の事だそうだ。
・マクネアー弁護士役は“オーティスブルク”で有名な(=^_^=)ネッド・ビーティ氏。
・「ワニのフリ」は・・余りに“引っ張り過ぎ”だと思う(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

ポール「たとえそれが神であろうと、政府であろうと、
    “血で血を洗う報復”など、私は信じない」
   「何故、私が“君の銃の隠し場所”を知ってると?」
   「ウソも真実も、大して多くを語らんさ」
   「彼が“白状”したのさ。銃を口に突っ込むまでもなく、ね」

ボビー「まさか、ホントに来なさるとは」
   「ここらじゃ、暴力警官に嫌われちまったら、
    もうどうしようもないのさ」

ダニー「“自白”で気が楽になったろ?
    で、どうなるかは分かるな?」
   「乗りなよ、先生」
   「わめけ、大声でな」
   「あんたのやってる事は・・正直“迷惑”なのさ」
   「おめでとう! 巧く騙したな」

マクネアー「判決は“あれ”以外になかった。
      住民は“報復”を求めていたんだ」
     「“死刑判決”となっても、
      (弁護を引き受けた私の)仕事は半減した。
      もしこれで“無罪”にしてたら、どうなってたと?」

サリヴァン「やつらにゃ“創造性”がないのさ」
     「“怠惰は悪徳の元”ってな」
     「大勢殺し過ぎて・・俺は、頭の中が整理つかないんだ」
     「あんたの眼も“人殺し”みたいだな・・氷のように冷たい」
     「死刑囚にウソを? まぁ、ペテロも3度、イエスを否認したがな」
     「この俺にあるのは“殺しの欲望”だけさ」
     「この塀の中にいたって人は殺せるのさ。
      “電話を架ける”ように簡単にな!」
     「ウソなんて、殺し以上に簡単だ」
     「“我々”の狙い通りだ」
     「彼が死ぬ時・・(彼の)殺した者の数は、
      その“生前”に知られているよりも多かった」
     「高慢は罪だ! 神の試練が訪れるぞ!」
     「あんたを操ってやったぜ!」

※※※「殺される順番は、最初か? 最後がいいか?」

コンクリン「あなたは“古傷”をえぐってますわ」
ポール「それも“事実”を知るためです」

|

« ☆『ジュリエットからの手紙(2010)』☆ | トップページ | ☆『雨月物語(1953)』☆ »

コメント

わたしもこれは「あれ~?」と思った覚えがあります。どうせなら2時間半くらいの作品にして、もっと背景や心情を描き込んだらよかったのに・・・。
エド・ハリスの演技は印象に残ってます。

投稿: 宵乃 | 2011年7月15日 (金) 10時23分

宵乃さん、ばんはです。

この手の作品ってば「やられた!」と思う反面、
「何だったんだ、これまでのは」と思ったりもしますよねぇ。

ローレンス・フィッシュバーンの凶暴さを不快に感じたぶん、
「あれれ」度も異常に高まってしまいました(×_×)

エドハリも、(演技の)造り込みが凄まじい一方で、
「その程度の役割でしたか」と残念に思えました(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年7月15日 (金) 22時56分

おはようございます。

私は開始後少ししてから観始めたのですが、楽しみにしていたのに連日の睡眠不足にビールが効いて、途中何度か寝てしまいました。

>嬉しい“ボーナス”

なので私はボーナスを全額貰えず?、「壊れたエド・ハリスおじさん」だけでした。少女時代のスカヨハちゃん、見たかったです。

「実は・・・」という流れでは『真実の行方』を想起しましたが、あちらは心理描写に重点が置かれてましたね。あのノートン君をもう一度観たくなってきました。

投稿: ぺろんぱ | 2011年7月16日 (土) 08時41分

ぺろんぱさん、お早うございます。

昨日の深夜(=本日の未明)にも、高松を出発しようと考えてたんですが、
寸前にちょっと仮眠したら・・そのまま朝を迎えてしまいました(⌒〜⌒ι)

前日に高※県の西部まで出かけたので、疲れがピークだったのかも
知れません。。

玄関に積まれた、帰阪時の荷物の山が悲しい・・(⌒〜⌒ι)

>私は開始後少ししてから観始めたのですが、楽しみにしていたのに
>連日の睡眠不足にビールが効いて、途中何度か寝てしまいました。

まぁ、本作ならイイんじゃないでしょうか(=^_^=)

ワタシは、その前日にBSPで放送されてたヒッチコック監督の
『ロープ』が・・「5分遅れ ⇒ 途中ウトウト ⇒ 起きたらラスト3分前」って感じで、見事に失敗してしまいました(×_×)

まぁでも、この『ロープ』も、印象的にあんまり面白くなかったんですけどね(←言い訳)

>なので私はボーナスを全額貰えず?、「壊れたエド・ハリス
>おじさん」だけでした。少女時代のスカヨハちゃん、見たかったです。

結構、出てましたよ?(=^_^=)
しかしコネリーおじさんと父娘のキャスティングとは。。

>「実は・・・」という流れでは『真実の行方』を想起しましたが、
>あちらは心理描写に重点が置かれてましたね。
>あのノートン君をもう一度観たくなってきました。

ああっ・・部屋に未開封のDVDが転がってる1本なのです。。
いつか、観ないと・・(×_×)

ではでは、ぼちぼち出発します〜

投稿: TiM3(管理人) | 2011年7月16日 (土) 09時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『ジュリエットからの手紙(2010)』☆ | トップページ | ☆『雨月物語(1953)』☆ »