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2011年3月 8日 (火)

☆『ツーリスト(2010)』☆

7日(月曜)。
昨日は大阪で“色々とくたびれる流れ”があり、その勢いのまま帰松開始したもんだから・・しんどさがピークっぽかった(←言うてもプライベートなんだけど)。
おまけに、いつもながらの“阪神高速3号神戸線名物=事故渋滞”に巻き込まれ、かれこれ3時間半近くも時間を費やしてしまった(×_×) ←通常は、大体2時間40分。

・・で、そんなこんなの週始め。
やっぱり疲れは、到底回復し切らなかったが・・「気分転換にはなろうかいナ?」と思い立ち、仕事の帰りに“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かい、(先週末から)公開の始まったばかりの新作『ツーリスト』を観て来た。

観る前から「どうやら、イマイチらしい」ってことは“風たちのウワサ話”に(=^_^=)聞いてたんだが・・その“期待値の低さ”故か(=^_^=)思ってたよりは「退屈も、怒りも」こみ上げては来なかったように思う(=^_^=)

ま、たまにはこう言うグダグダしたのんも、エエでしょう。

フランス・パリ。
市警に“ターゲット”としマークされ続けている婦人=エリーズ・クリフトン・ワード(アンジェリーナ・ジョリー)は、2年前に音信を絶った元恋人=アレクサンダー・ピアースからの“久々のメッセージ”を受取り、彼の指定するままに・・街角のカフェ⇒リヨン駅・・へと移動を開始する。

リヨン発ヴェニス(サンタ・ルチア)行の特急列車に乗ったエリーズは“A.P.(ピアース)”からの手紙に書かれていた『僕の体つきに似た男を選べ』なる指示通り、1人旅を続ける傷心のアメリカ人=フランク・トゥーペロ(ジョニー・デップ)の向かいの席に腰を下ろすのだった。

3年前に愛妻を交通事故で亡くしたフランクは、ウィスコンシン州アディソンで教鞭を執る、ごくフツーの数学教師。
そんな彼は、謎の美女=エリーズに導かれるまま“ヴェニスの1夜”を共に過ごす。

朝。最高級ホテル“ダニエリ”のスイート(・・のソファー)で目覚めたフランクは、エリーズが先に発ったことを知る。
直後、途方に暮れるフランクの前に現れたのは、銃を手にした屈強なロシアの男達だった。

パジャマ姿のまま、ホテルから屋根伝いに逃走を試みるフランク。そんな彼を追うロシア人達。

眼下には・・その様を遠くから眺めるエリーズの姿が。そしてまた、ロンドン警視庁&イタリア国際警察も“A.P.”の尻尾を捕まえるべく、共同の捜査網を張っていたのだった!

ロシア人達を操る“黒幕”の正体は? “A.P.”とは一体何者なのか? そして、エリーズ&フランクの迎える運命は?

本作ってば、おフランスの作品『アントニー・ジマー(2005)』のハリウッド・リメイクってことらしいが、、俳優陣が妙に豪華な割に、脚本が如何にもこぢんまりとしてて、実に消化不良だった(×_×)
“ツーリスト”って言うタイトルを冠してるにしては“等身大な、身の丈に合った、旅らしい旅”ってモノの、殆ど描かれてなかった違和感が、ワタシの中に残り続けたんかも知れない(・ω・)

んでも“意外な俳優同士の、意外な再共演”とか“今の姿を知った、あの俳優”なんかの点では、なかなか興味深いモノがあった。

“007シリーズ(1987〜89)”で共演していたか、のような(←実はしてない、、)ティモシー・ダルトン(ジョーンズ役)とスティーヴン・バーコフ(レジナルド・ショー役)、『ロック・ユー!(2001)』の頃が懐かしい、ポール・ベタニー(アチソン役)とルーファス・シーウェル(メイソン・ローレンス役)。

バーコフのお父っつぁんは・・今もそれなりの威厳&不気味さを漂わせてて「おお、お元気ですやんか〜」と微笑ましく感じたり。

作品として連想したのは『北北西に進路を取れ(1959)』を筆頭とした“ヒッチコック謹製の間諜(スパイ)モノ(及び人違い+巻き込まれ系)”や『華麗なる賭け(1968)』『セイント(1997)』など“美女と怪盗のロマンスモノ”や、極め付けは何と言っても・・“カイザー・ソゼ”な、あの作品(1995)だったろうか。。

物語とし、もっと「観客を仰天させるような作品」に、演出次第で(充分)近づけられたハズなんだが・・何と言うか、総じて「生ぬるい」のが致命的だった。

「殺伐さ&不条理さ&不気味さを演出にもっと取り入れ、サスペンス性を高める」なり「アクションをバンバン入れ、コメディ性&エンターテインメント性を極める」なりの、工夫が必要だったように思った。

大物俳優陣がガンガン出演し、それなりのロケーションも組んどる・・にしては、余りにしょっぱかったワケである(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・字幕担当は戸田奈津子さん。う〜ん・・近年は、その“選択眼”もアレですねぃ。。
・“A.P.”の過去を巡るエピソードを具体的に映像化し、もっと見せて欲しかった! まさに“カイザー・ソゼ”なあのケレンミを携えて・・(=^_^=)
・完全に焼け「粉々の灰」と化した手紙も・・意外にあっさり解読出来るもんなんやね。。
・ヴェニスの“3大最高級ホテル”は「グリッチ」「レジーナ」「ダニエリ」らしい。
・監督さんって『善き人のためのソナタ(2006)』の、フローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクなのか!! ・・ってか、大丈夫か、あんた!?(⌒〜⌒ι)
・やっぱし、本作でも色んな国家における“シュタージ系”がネタ(の1ツ)になってた。。
・「煙草の吸い方」の変わるシーンは・・もっと強烈に描いて欲しかったトコだ。いっそ“利き手”が変わってもすら、赦せるぐらい(=^_^=) そぜ〜・・

〜 こんなセリフも 〜

エリーズ「また質問?」
    「あなたは“妄想癖の数学教師”なの?」
    「“言うなりに呼び出される”のってイヤなの」
    「良い面と悪い面。過去と未来。母は言ったわ。
     “恋人の、両方の面を愛しなさい”と」
    「ソファの寝心地はどうかしら?」
    「次の世で、逢いましょう」 
    「こうしないと、誰かが殺されるから」
    「消えて(Leave.)」
    「悪いけど、彼も愛してるわ」

フランク「“至れり尽くせり”のホテルだね」
    「参った・・グッと来たよ」
    「僕は“地に足の着いた、普通の人”って表現が大嫌いだった」
    「今度は僕が、美味い飲み物を作る番だ」
    「ボン・ジョビ! 違った、ボン・ジョルノ!」
    「ドス・オンブル・ピストーラ!(銃、持った、男、2人!)」
    「ロ・シエント(これは失敬)」
    「これが“ローカルな事件”だとは、到底思えない」
    「全くだよ(I know.)」
    「この船の持ち主は? 殺して“運河の底”か?」

ショー「“眼をパチパチさせてる時”はハッタリだ。全額賭けろ」
   「機長、目的地の変更だ。ヴェニスへ向かえ」
   「ヴェニスは“投資先”の1つだ」
   「“このわしから23億ドルを盗んだ男”の話をしておるのだ」
   「この歳になってまで、こう言う汚い仕事はしたくないんだ。
    ・・だが、お前は別だ」
   「わしには“男と女の愛し合う理由”が理解出来ん。
    カネやモノを愛するならともかく・・人間など当てにならん。
    老いや病に冒され、やがては死んで行くだけだからな」
   「このわしを駆り立てる激情は・・“物欲”と“所有欲”だ」
   「カネこそ、わしの“魂そのもの”だ。それを盗むヤツは、
    家族だって殺すし、かかりつけの医者までも殺してやる」
   「吐くのだ、カネの、在処を(Where is the safe?)」
   「お前は美しい。ついでにその頭を働かせ、在処を言うのだ」
   「在処を言わないと・・このナイフで顔の細工を変えるぞ。
    醜い女に、世間の風当たりは冷たいぞ」
   「やれ!(Just try!)」
   「もう1度、チャンスをやる(You may try one more time.)」
   「大人しく金庫を開けさえすれば、
    “生涯、眼に焼き付く光景”を見ないで済むぞ」

アチソン「君の“最近の名”は知らないな」
    「悪いけど・・“君の居場所”はここだけさ」
    「介入は待て!(Native!)」

ジョーンズ「介入せよ!」
     「これで(税金は)完納だよ。アチソン君」

メイソン「僕は“ツーリスト”だ」
    「最高だろ? だって、ここはヴェニスなんだぜ?」

警官「何だって?(Come again?)」
  「急げ!(Faster!)」
  「デ・ナーダ(どう致しまして)」

部下「骨格と基本的な特徴だけは、似ています」
  「介入しても?」
  「“介入許可”を!」

フランク「これは(煙草の)火ではありません。LEDなんです」
エリーズ「がっかりするわね」
フランク「・・本物を吸えと?」
エリーズ「あなたが“周囲を気にする男”だってことが

フランク「フランクです」
エリーズ「・・平凡な名ね」

フランク「食事に誘っても?」
エリーズ「女はね、質問を嫌うものよ

エリーズ「“恋人たちの都(ヴェニス)”に1人で行くなんてね」
フランク「恋人は1人いた・・けど失った」

エリーズ「一緒にどう?」
フランク「乗っていいのかい?」

フランク「それは、僕のバッグだ」
エリーズ「(一緒に)来ないの?」

エリーズ「エビとシャンパン・リゾットを」
給仕「“素晴らしいチョイス”です」
フランク「・・僕には言わなかったな」
エリーズ「あなたのチョイスも素晴らしいわ」

エリーズ「あの人は“今までに出逢った”誰とも違う人よ」
フランク「その方がいい」

フランク「“誉め言葉”を言っても?」
エリーズ「それってまた“質問”だわね」
フランク「君のように“普通じゃない人”に出逢うのは初めてだ」

刑事「何だ。殺人事件じゃなく“未遂”だったのか」
フランク「軽く言うなよ」

刑事「組織は、君の首に“アレ”を懸けたそうだぞ」
フランク「アレ?」
刑事「何と言ったか・・そう“懸賞金”だ」

刑事「ピンピンの新札だな!」
ロシア人「数えなくても、ちゃんと揃えてるさ」
刑事「カネを数えるのが好きでね」

ショー「どうだ?」
手下「お似合いです!」
ショー「“お似合い”だと?」
手下「いえ、最高です!」
ショー「そうだな・・“最高”だ」

フランク「何故、僕が狙われるんだ?」
エリーズ「それは“私とキスしたから”よ」

エリーズ「“妻と寝た男たちを全員殺した”ってのが、ショーの自慢話なの。
     キリがなくなって、最後には妻も殺したんだけど」
フランク「・・そんな男からカネを盗んだのか?」
エリーズ「それが、アレクサンダーと言う男なの

エリーズ「何故ここに?」
フランク「“僕の居場所”はここだけだ」
エリーズ「・・良く入れたわね」
フランク「“中にいる、僕の妻を見守りたい”と言ったら、入れて貰えた。
     ここイタリアでは“通じる理由”らしい

エリーズ「2000万ドルかけて、それなの?」
ピアース「気に入らない?」
エリーズ「・・我慢するわ」

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コメント

この映画って、もういちど鑑賞してもなにも発見するところもなく
やっぱり、ストーリー的に何か変だ!くらいに終わりそうです。
ボートによるアクションにしても、めちゃくちゃ鈍かったですよね。
あれってやっぱり一応アクションになるのかな~^^;

でもまぁアンジー姐さんのアップを十分すぎるほど見させてもらったのでお腹いっぱいになりました^^

投稿: ituka | 2011年3月10日 (木) 01時02分

itukaさん、ばんはです。

なかなかハードなご日常のようですね(⌒〜⌒ι)
ごムリなさいませんよう・・

>この映画って、もういちど鑑賞してもなにも発見するところ
>もなくやっぱり、ストーリー的に何か変だ!くらいに
>終わりそうです。

この監督さんは、やっぱりハリウッドから(一刻も早く)離れるべきだと
直感しました。時間と才能を失って行くだけなように思ったワケです。

>ボートによるアクションにしても、めちゃくちゃ鈍かったですよね。
>あれってやっぱり一応アクションになるのかな~^^;

ボートアクションの難しさ、を全く分かってなかったような・・
『スリー・リバーズ』をしっかり観とけ! みたいな(=^_^=) ←ワタシはすっかり忘れたが、、

>でもまぁアンジー姐さんのアップを十分すぎるほど
>見させてもらったのでお腹いっぱいになりました^^

ネットのあちこちで「浅丘ルリ子そっくり説」で盛り上がってるみたいですね(=^_^=)

今はイイけど・・ちょっと将来的にはアレですね(←おい!)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年3月10日 (木) 01時23分

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