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2011年2月 3日 (木)

☆『白夜行(びゃくやこう)』☆

2日(水曜)。
何だかちょいと、自宅に真っすぐ帰るには・・「気寂しい感」があったもんで(=^_^=)、“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に寄って、多少は期待値を高めてた新作邦画『白夜行』を観て来た。

原作は「どぅおしてぇぇ?!」でお馴染みの(←意味不明!)東野圭吾氏。
その頃は、全く関心のなかった(←生涯、ワタシはそのことを悔やみ続けるだろう(=^_^=))綾瀬はるかちゃんを主演に、TVドラマ化もされてた(2006)と言う、東野作品の代表格とも言える(?)ヒット作。

ドラマ化から4年も時間をかけ(?)制作されたのもあり「きっともの凄い“リ・イマジネーション”がなされたんやろな〜」とワクワクしつつもあったワタシだが、、結論から言えば「何かしょっぱいですし」的な作品だった(・ω・)

昭和55年(1980)に幕を開け、平成10年(1998)に幕を下ろす・・“2人の無垢な外道たち”を巡る、幾多の事件に彩られた19年間の物語。

刑事人生の半分以上を費やし“姿の見えぬ犯人”をひたすらに追い続けた、笹垣(船越英一郎)が最後に辿り着いた真相とは・・?

犯人側(?)の心理面を殆ど描かず、ひたすら時間軸に沿って、数々の事件を半ば淡々と展開させる・・って構成には、賛否が分かれるんじゃないかな? と感じた。
その上、事件そのものに関しても“断片的にしか情報が(観客に)与えられない”ので、正直「よぉし、俺も探偵になり切って、事件を推理するぞ〜!」って気分は、たちまち萎えてしまうのだ(・ω・)

時間(=物語の中での時代)ばかりがどんどん進んで行く割に、登場人物たちの造型(ディテール)が、総じて不足してるので、誰にも感情移入出来ぬまま、事件は勝手に解決に導かれて行くのだった・・(×_×)

ってことで「食材や厨房(設備)が折角素晴らしいのに、調理法を大きく間違えたコース料理」って感じで、しょっぱさが強く出てしまってた。

第1の事件が、恐ろしく丁寧に描写されてたのに関わらず、中盤からの事件が「発見時の遺体描写だけ」やら「セリフの中だけ」と言った、余りにテキトーな演出となってたのも残念過ぎた。

ほか、登場する女優陣が「ちょっと・・どうよ?」と突っ込めるまでの“ブスっ子”揃いなのも萎えてしまった・・“リアルさ”を追求したかったのは、分かるんですけどね、ええ(・ω・) ←メイク技術によるトコも大きいようでした(恐縮、、)

〜 こんなトコも 〜

・序盤の舞台は、原作では大阪だったそうだが・・今回の映像版では埼玉県内となってた。
・『涙そうそう(2006)』における怪演(?)の印象が未だ強烈なため(=^_^=)、船越氏こそが“本作で、最も恐るべき鬼畜野郎”に違いない!(=^_^=)と踏んでたが・・そうでもなかったようだ・・すんませんでした。
・高良健吾くんの“幕引き”は、やっぱし排ガス系(?)で行っといて欲しかった(⌒〜⌒ι)
・堀北真希さんの所属事務所による(?)ガードが(流石に)高過ぎるようで・・“その手の期待”は「せぬがフラワー」である(・ω・)
・科特隊・ハヤタ隊員(演:黒部進)とZAT(Zareba of All Terrestrial)・東隊員(演:篠田三郎)の共演は、ちょっと特撮ファン(=円谷プロのファン)には嬉しい!
・劇中で最も可哀想だったのは「ワインに酷く酔わされた(?)薬剤師=典子さん」と「(生きながらにして)抜け殻になっちゃってた御曹司=篠塚さん」だったろうか。
・中盤まで、主人公らをしのぐ(?)立ち位置にいた川島さんの“退場ぶり”が不自然なほどだった。
・総じて“血のり”がウソっぽかった。
・第1の被害者が、しばらくご存命だったのが印象深い・・(×_×)
・第1の被害者が『キラー・ヴァージンロード(2009)』における寺脇(康文)さんだったら・・ひょっとしたら回復されてたかも知んない?
・連想したのは・・やはり『天城越え(1983)』と『砂の器(1974)』だった。
・シアン化カリウム(=青酸カリ)を「瓶ごと」持ち出してるのがスゴかった(⌒〜⌒ι) 「25グラム」ってラベルに記載されてたから・・成人で100人分ぐらいの致死量に相当しそう(☉д☉)
・前半の『天国と地獄(1963)』を思わせる、スラムっぽい情景(の再現度)がなかなかスゴかった! この辺までは期待値をかなり高めてくれたんだけど・・
・何とも言えぬ“枯れちゃってます”感を漂わせる戸田恵子さんは、やっぱり達者であられる!
・笹垣刑事の「私生活の描かれ方」が、不親切(?)極まりない。
・2刑事を巡る「出世具合の違い」が妙に悲しかった。
・(2刑事が)桐原邸の2階に上がる辺りの演出は『黒い家(1999)』なんかの、あの“イヤ〜な感じ”をもっと醸し出して欲しかった。
・『クイズダービー』で“はらたいらが竹下景子に負けること”って、当時のちびっ子にとっても“ちょいとした事件”だったんやろね(⌒〜⌒ι)
・「あんな牛乳」を飲まされるぐらいなら・・戦って負けた方がまだマシと思う・・
・“本田美奈子(1967-2005)のヴァージン・コンサートin武道館(1986)”ってのが、ネタとし用いられてた。
・「大江高校」「清華女子学園」「啓徳大学」「住吉町自治会館」ってのは埼玉県内を想定してのロケーションだったんやろか?
・“ちょっと昔の、川の向こう側の人”って言い回しは・・独特(⌒〜⌒ι)
・喫茶店では・・いったん席を外した場合“(例えば)カップの把手の位置などが変わってないか”しっかり観察することが・・引いては自身の生命を永らえさせることになることも、あるとも断言出来なくもない。。

〜 こんなセリフも 〜

雪穂「アレ、見せて貰えます? ・・(警察)手帳」
  「“あなたと友達になりたい”って、ずっと思ってたの」
  「私は“ニセモノ”だから」
  「“どうにもならないこと”って・・きっと、
   あなたにとっては“どうでもイイこと”なのね」
  「“赤ちゃんが出来た”って言ったら・・あなた、どうする?」
  「止(や)めて下さい。人を泥棒のように仰るのは」
  「・・嫌われてた」
  「大丈夫・・私たち、家族でしょ?」
  「眼を閉じるのが、怖いのね?」
  「私も、あなたと同じ経験がある・・“もっと酷い”経験」
  「悪魔は1人じゃなかったから・・人間の心は悪魔には勝てない」
  「誰の人生にも“昼と夜”がある。
   (中略) 私はいつも夜だった・・でも暗くはなかった。
   “太陽に代わるもの”があったから。
   明るくはないけれど、私には十分だった
  「あなた、聞こえたでしょう?」

亮司「何のハナシを訊きたいんですか?」
  「じゃあそろそろ“ショータイム”にしましょうか?」
  「質問攻めだな・・」
  「どうした? “子供の遊び”が怖いのか?」
  「“大人に使われる”なんてごめんだ。
   俺は“自分で売れるもの”を売ってる。
   それを買う奴がいるから、この商売は成り立ってる」
  「子供の頃の夢を見た・・真っ暗な迷路で、
   なかなか出口が見つからない」
  「“ありふれた事件”にはしたくないんだ
  「そうか、ムリか・・残念だな」

笹垣「俺はいつから、サラリーマンになったんだろう?」
  「誰が・・現場のドアを(内側から)塞いだんだ?」
  「どうしてだ? どうして※※が殺されたんだ?」
  「“左利き”じゃないんだよ! 俺は!」 ←危機一髪!
  「どっちが先に、相手を裏切ったんだ?」
  「あなたの奥さんは“人から心を奪う方法”を知っています」
  「これからお話しすることは・・あなたを深く
   傷つけることになると思います」
  「ちゃんと状況を理解していたのかさえ、怪しいものです」
  「※※は、今も“暗いダクトの中”で生きてる
  「今も、あなたを見守っている筈だ。
   このままにするおつもりですか?
   今度は、あなたが※を助けてやって欲しい」
  「お前のことだったら、何だって調べたぞ!」
  「イイ笑顔だ・・お前、そんな風に笑うんだな」

唐沢「次の日になり“あの子の言っていた意味”が分かりました」
  「“あなたは私を見殺しにするの?”・・そう訴える眼でした」

古賀「あの子から・・“とてもイイ匂い”がした

典子「相手を満足させる前に“出しちゃったり”するんじゃないの?」 ←うぅ・・
  「“自分を変えたくて”ここに来たの」
  「人を好きになっても・・遊ばれて終わるのがいつもの私のパターン」
  「最初は輝いてた人生だった・・今は“生ぬるい地獄”の繰り返し」
  「教えてくれて嬉しい・・あなたのこと、もっと知りたい」

松浦「坊ちゃん。おやつがあるから、取りにおいで。
   ・・また、逃げ出したな」
  「今、どんな気持ちで生きてんだ?」
  「少し、都合して貰えねぇかな?」

弥生子「来る度に、刑事さんが増えて・・“疑われてる”んですね?」
   「もうあたしは・・騙されないわ」
   「“この町の人間は、みんな狂ってる。まともな大人にはなれない”
    ってあの子は言ったわ。
    確かに・・あの頃のあたしは、狂ってたのかも知れない」
   「あんたぐらいのもんね。あたしを気にしてくれるのは」
   「あんたはまるで“壊れたレコード・プレーヤー”だね。
    同(おんな)じこと、何度も何度も・・」
   「うちの人はね・・※※の※がダメなの」
   「(それを)詰(なじ)った時から・・あの人はあたしを抱かなくなったの。
    ・・抱けなくなったのね

篠塚「それじゃ・・今、君たちは選ばれたんだ」
  「立派な家って言っても、古いだけさ。
   中に住むのは、ただの“ホモ・サピエンス”」
  「こないだ、面白い映画を観たんだ・・『ブリティ・ウーマン(1990)』」
  「今日は・・何だか“変な酔い方”なんだ」
  「僕は自分を“可哀想だ”なんて思ったことはないよ」
  「他人を“自分の物差し”に載せて測るのは止めなさい
  「止せ。自分が傷つくだけだ」
  「あなたは・・妻を訪ねてくれた“初めての人”です」

美佳「この家は・・“見えない病気”にかかってる」

篠塚「“将を射んとすれば、まずは馬を射よ”・・中国の諺だよ」
江利子「・・私は馬じゃありません!」

亮司「“アリバイ”ですか?」
笹垣「随分、難しい言葉を知ってるんだね?」

雪穂「どうしたの、それ?」
江利子「色々あって・・笑えるでしょ?」

笹垣「この“切り絵”・・どっかで見たような」
弥生子「“タラの大地”でしょ?

笹垣「(あなたの雇った)探偵は、何を突き止めたんですか?」
篠塚「探偵は・・殺されました」

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