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2011年2月10日 (木)

☆『ザ・タウン(2010)』☆

9日(水曜)。
昨日は、降雨に気持ちをくじかれ(?)大人しく帰宅したワタシだったが・・今日は雨の降る気配もないし!! ってことで、仕事を終えてから“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かい「期待半分」な1作・・『ザ・タウン』を観て来た。

本作ってば、ベン・アフレックの監督2作目ってことで・・興味津々ではあった。
共演に『ハート・ロッカー(2009)』のジェレミー・レナー君が出てるし! 「彼の起用に成功した」ってだけで・・本作ってば、何ともワクワクさせてくれるのデス(・ω・)

ボストンの一角。「世界で最も、銀行強盗と現金輸送車強盗の多い街」と言われる“ザ・タウン”ことチャールズタウンが、物語の舞台。
あるFBI捜査官をして“父から息子へと、銀行強盗の受け継がれる街”と言わせしむるこの地で・・今日も、武装した4人組による銀行強盗が行われようとしていた・・

“ケンブリッジ銀行”の支店長を勤める才女=クレア・キージー(レベッカ・ホール)は「時限式金庫の開く時間」まで熟知していた4人組の覆面強盗に脅されるまま、金庫を開放してしまう。

その後、成り行きから“強盗団の人質”となってしまうクレア。

海岸で無事解放されるも・・その朝の恐怖体験が“フラッシュバック”してしまう・・そんな彼女を、街角のコインランドリーで“たまたま”近くにいた男が慰める。

彼の名は、生まれも育ちも“タウン”である肉体労働者=ダグ・マクレィ(ベン)。
だが、彼の正体こそ、4人組の強盗団のリーダー格であった!

彼は、弟分とも言える、血気盛んな親友=ジェム・コグリン(ジェレミー)の「あのアマ(女)は俺たちの近所に住んでやがる。勘付かれるんじゃねぇか? だとしたら、先手を打って“消す”しかねぇぜ?」なる疑念を晴らすため、敢えて彼女に近付いたのだった。

だが、彼女に近付き、その人柄に触れる内「本気でクレアを愛し始めてしまう」ダグ。

一方で、一連の事件の責任者となったFBI捜査官=アダム・フローリー(ジョン・ハム)の追及により、次第に捜査の鉾先は4人組の身辺に及び始めるのだった・・

まず、ひと言だけ、言わせて頂くと・・
「アフレックさん、確実に“何かに覚醒”しましたやんか!!」ってトコだろうか。

これまで、さんざ“アホづら”“アホレック”“便、溢れっ君”などと軽視した発言(?)を繰り返して来たこのワタシだが(=^_^=)・・本作を観終え、素直に「こんなワタシでよければ・・今夜、抱いたって下さい」と言いたい気持ちにもなってしまった(ウゲ〜!)

って言うか、いよいよ「何かの“スウィッチ”が入りましたね!」って感じで・・スゴすぎる!

かの“御大(=クリント・イーストウッド)”の場合・・『恐怖のメロディ(1971)』で監督デビューを飾り、鬼才=アルフレッド・ヒッチコック氏をして「君の作品って、スゴいね(←そんな言い回しじゃなかったと思うが(=^_^=))」と言わせしめた・・のが、御年41歳でのことだから・・それより3歳も若くして、こう言うのを撮っちゃうと・・困るんだよね〜(←ってお前は、誰やねん!)

結構、脚本の骨格(?)自体こそは、大して目新しいトコもないんだが・・こぢんまりと、ベタにまとめ上げられた物語の中に「光る演出」「光るキャラ造型」がゴロゴロしてるのである。
そして、そんな助演陣を“ベテラン勢”がしっかりピンポイントでフォローしてるのが素晴らしかった。

決して「前に出てる役」じゃなかったんだが・・ピート・ポスルスウェイト&クリス・クーパーの起用が素晴らしい!
無論、ジェレミー君の助演も実に良かった! ベンアフ様の“次なる1作”に、期待値をビンビンに高めたいトコだ(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・ベンアフの「タッパ(身長)のデカさ」を改めて思い知らされた! ジェレミー君よりもはるかにデカい! 取っ組み合いのシーンですら「手加減してやってたんかな?」とふと思ったワタシ(・ω・) ←公称191センチだってさ!
・レベッカさんが・・だんだんとブサイクに見えて来た・・(すんません)
・さしもの悪童4人も・・あの「ボス」の前では大人しい(⌒〜⌒ι)
・案外、街角のしょぼくれた(?)花屋の爺さんこそが、めちゃくちゃにおっそろしい人物だったりするのかも知んない?
・警官隊に囲まれれば囲まれるほど『レオン(1994)』戦法で、逃げ出し易いンやろか?
・演出の幾つかで、も少し引っ張って(或いは、踏み込んで)頂きたいトコもあった。例えば「ジェムのタトゥー隠しネタ」とか「父子の対話系」とか「ダグとジェムの取っ組み合いシーン」とか・・
・1シーンだけの描写ながら、ベンアフのビルドアップぶりはなかなかスゴかった!
・ジェレミー君が童顔(?)な割に、結構おっちゃん年齢なことを改めて知った。単なる“ウザい暴れん坊”じゃなく、それなりに観客を惹き付けるキャラであるトコが美味しい。プライベートも謎だらけだし(・ω・)
・終盤で、強盗団の生き残りの1人が・・あちこちに寄り道をして“的確な後始末”して行くトコが良かった。
・主演がポール・ニューマンとか、メル・ギブソンとか、ロバート・デ・ニーロとかだったら・・やっぱし1時間後に“裏口”に行くんやろね。。
・ラストで「チャールズタウンは強盗の温床だが、今も昔も、そこに住む人々は善良である。そんな彼らに、本作を捧げる」って字幕の表示されるのが心憎かった。
・本作も、字幕担当は松浦美奈さん。あなたもきっと「何かのスウィッチ」が入ったはりますね!
・“タウン”では、きっと漂白剤が売れまくっとることだろう(⌒〜⌒ι)
・銀行を襲うより、あの花屋をどうこうする方が、よほどリスクの少ないような気もしたが(=^_^=)
・「証人恐喝罪」ってば“10年の刑”に相当するらしい(×_×)
・“タウン”の外から来たヤッピーを“トゥーニー”と言うそうで。
・“ボストン・レッドソックス”の本拠地=「フェンウェイ・パーク(球場)」がロケに使われてた。おまけに、売上金も奪われてしまってた(×_×)
・名前&住所&家族の名前・・を出せば、相手には十分“ハッタリ”が通じるね(⌒〜⌒ι)
・近くに転がってた(紙カップの)ドリンクをストローですするジェムの行動が印象的だった(彼にすれば“逃げ切る”“戦う”以外の選択肢は有り得なかったんだろう)。
・ねちっこい感じのフローリー捜査官も、もう1歩、観客の共感を呼べる言動があれば、と感じた。更に少しインパクトを出せたら、クライヴ・オーウェン(の立ち位置)に歩み寄れると思う。
・“トドメの一発”をアタマに撃ち込まれるのか、股間に撃ち込まれるのか、どっちが痛いんやろ?(正解:どっちも痛いわ!)
・全般的に、銃撃音がイイ感じだった。
・色んな“謎”を引っ張りつつ物語は進むんだが・・殆どの部分を“黒幕”があっさりと解説してしまったので、ちと感情的な揺さぶりに欠けた(×_×)
・“黒幕の存在”をフローリーはどう意識してたんやろ? そっちから攻めると言う手段(銃器や武装から辿ってけば、すぐに繋がったハズ)は思い付かなかったんやろか? 或いは「眼をつぶってた」んやろか?
・あの副支店長、死んじゃったようにも見受けられたが・・大丈夫やったんか?!

〜 こんなセリフも 〜

ダグ「現金輸送車を狙う時は、エンジンを撃て」
  「大丈夫だ。君を傷つけはしない」
  「おい、この州に“死刑制度”を復活させる気か?」
  「今はまだ、その刻(とき)じゃない。“切り札”は持っておくんだ」
  「“プリウス”は“トゥーニー”の車だろ?」
  「親父は・・“タウン”を出て“郊外”にいるんだ」
  「やがて“お袋が何処へ行こうが構わない”と思えるようになった。
   彼女がここを去った理由が分かったから」
  「ここまで君に話したが・・まだ、部屋に呼ぶ訳には行かない」
  「巧く立ち回るんだ」
  「この写真の俺は“人生を掴んだ”と思ってる20歳のガキの顔だ。
   “総てを失うことになる”とも知らずに」
  「なぁ・・急かすようだけど、ベッドルームに行こう。
   ここだと、向かいのオヤジにのぞかれるんだ」
  「クソ喰らえだ!(Fukk Yourself!)」
  「車の後部に黒いアンテナがありゃ、6歳のガキにだって、
   それが“FBIの車”だって分かるさ。
   今度からは、6歳のガキ以上にアタマを使うこった」
  「人は毎朝起きて“今日こそ、人生を変えたい”と思うが・・変えられないんだ。
   だが、俺は人生を変えてみせる」 ←『グッド・ウィル・ハンティング』みたい!
  「俺のこれまでして来たことは、決して誇れない」
  「もう君を、ウソで傷つけない」
  「よし、やれ!(OK,go ahead!)」
  「レッドソックスにとっちゃ“ジャック・クラーク以来の金泥棒”だな」
  「君の家へ? それは“いい考え”じゃないな」
  “クソ喰らえだ!(Go fukk yourself!)” ←そんなメモ、手渡されても。。
  “人生を変えようが、犯してしまった罪から逃れることは出来ない。
   俺の行く道は長く険しい。・・でも、いつかは君に逢える

ジェム「“AK-47を構えた人間の前じゃ、決して警報を鳴らすな”って教訓を
    叩き込んでやったまでさ」
   「脚をぶち抜いてやったぜ。これでサッカー出来ねぇな」
   「俺の顔を見ろ! そして良く覚えとけ! 俺もお前の顔を覚えたからな!」
   「こいつはとんでもない“仕事の虫”でね」
   「ナニ考えてんだ、ダギー? あの女にタレ込まれたら、終わりだぜ?」
   「俺は“たった9年”も塀の中にいた。“待つ”のは我慢ならねぇんだ」
   「成功を祈れ・・行くぜ!」
   「“街中のDNA”をくれてやるぜ」
   「自分が偉いと思ってやがるのか? お前だって“ここ”の人間だろうが!」
   「奴は俺に心臓をぶち抜かれたが・・それから100mも走ったんだ。
    陸上選手に向いてたぜ」
   「サツに囲まれりゃ・・命がけで戦うまでさ」
   「外ばかり気にするな。イラつく」
   「IDを見せろ!」
   「“2人のリンダ”のために、この扉を開けるんだ」

クレア「“リバウンド”だと言う友達もいるの。何の“リバウンド”かしら?
    もしかして、強盗事件の?」
   「こんな晴れた日には・・誰かの死ぬ気がするの
   「触らないで!(Don't fukkin' touch me!)」
   「離してよ!(Get fukk off me!)」
   「必ず来て。今日は“晴れた日”だから

フローリー「さしもの“頑丈な金庫”さえ・・人の手で開くって訳だ」
     「弁護士を呼ぶヤツは、大抵“有罪”と決まってる」
     「あんたの女は総てを吐いたぞ・・“愛のない”こったな」
     「ヤツら・・今頃は、隠れ家で“帯封”を燃やしてることだろう」
     「“指紋に見えるもの”があったら、直ちにしょっ引け。
      こっちも“プロの意地”を見せるんだ」
     「どうやら、全米の警官を敵に回したようだな?」
     「これだけは言っとくぞ。お前とお前の一味は、
      “連邦刑務所”で死ぬ運命なんだ」
     「ヤツらの携帯も、スカイプも傍受しろ」
     「やはり、弁護士が必要なようだな」
     「弁護士を呼ぶか? よし、そうしろ。
      自分の身は自分で護らなきゃな」
     「良く考えて欲しい。あの子の人生にとって、大事な瞬間だ」
     「早過ぎたか?! 遅過ぎたか?!

父「“ケリをつけるべきこと”があるんでな」
 「“生き方を変える”だと? サツ(の追及)から逃れるためだろ?」
 「母さんを“天使のような女”だと思ってるのか?
  22歳の女なんか・・何も考えちゃいないんだよ。
  お前も“現実”を認めろ。この俺のように」
 「俺は、5回は死ななけりゃ、ここからは出られん。
  だがいつか、お前とは再会出来るだろう。
  ・・ここか、あの世でな」

ファーギー「お前らは“4人で1つのチーム”だ」

クリスタ「気に入ったわ(You're alright.)」
    「あたしはいつも・・利用されてばかり」

強盗「(時限金庫の)解除時刻は8時15分だろ?
   あんたのカネじゃないんだ。ウソをつくな!」
  「見ろ! これが“運転”ってもんだ!」

※「仲間を売るぐらいなら・・“40年の刑”を選ぶさ。上等だ」
 「その時、俺を助けてくれたのは、エスキモーだ。神なんかじゃねぇ」

黒幕「俺は今も“裏社会”で勝ち続けてる」
  「しめて350万ドル・・ボストンの“大聖堂”をかっさらうんだ」

ダグ「止せ。彼女は、もう十分に怯えてる」
ジェム「もっと怯えさせてやるさ」

クレア「“最悪な1週間”だったの」
ダグ「分かるよ・・俺も“ネイルサロン”で泣くことがある」

クレア「もう1度・・“あの声”を聞けば分かるわ」
ダグ「きっと、難しいと思うよ」

クレア「もしかして、トラックを売ったの?」
ダグ「違う。引き取らせたのさ」

ダグ「理由は訊くな。今から、ある奴を痛め付けに行く」
ジェム「・・どっちの車で行く?」 ←何も訊かない!

ダグ「言っとくが、殺しはごめんだからな」
ジェム「・・なら、俺を誘うな」

ダグ「このヤマ(仕事)はクソ厄介だ」
ジェム「チョロけりゃ、誰だってやってる」

※年始の鑑賞ながら・・ある部分“今年のランク上位”に喰い込んで来そうな気がする(・ω・)

※間違えて「ジェイミー」と記載してましたが、正しくは「ジェレミー」レナーさんです。済みませんでした。

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コメント

ベン・アホレックとは、なかなか上手いゴロ合わせですね^^
ワタシもそう思います(爆)
どうも、このひとの演技はたま~に手抜きな感じがすると巷の意見ですが
でも、カメラの後ろに立つと、こうも変わるんですね。
やっぱり脚本にも関わってるので演出が緻密だったし、彼の繊細さがよく判りました。

ケヴン・コスナーの『オオカミと踊る男』ほどではありませんが
でも、確実に良い映画が撮れる監督と認めてあげたい!^^

クライブ・オーエン捜査官だったら、こりゃあ、双方の立場からみても大作になりそうです。
あ!因みに本作って4時間の長尺だったのを編集カットして125分にしたそうです^^;

投稿: ituka | 2011年2月10日 (木) 23時52分

itukaさん、ばんはです。

外が雪景色っぽくなってて『ファーゴ』みたいです(×_×)

>ベン・アホレックとは、なかなか上手いゴロ合わせですね^^
>ワタシもそう思います(爆)

いやいやいやいや。
本作より、見直しつつありんす(=^_^=)

>どうも、このひとの演技はたま~に手抜きな感じがする
>と巷の意見ですが

ペラペラした役柄が多いですもんね。
んでも、私的には『恋に堕ちたシェークスピア』の花形俳優役は
好きでしたねぇ。

>でも、カメラの後ろに立つと、こうも変わるんですね。
>やっぱり脚本にも関わってるので演出が緻密だったし、
>彼の繊細さがよく判りました。

カーチェイスのシーンでは、クルマには乗ってない気もしました(=^_^=)
マスクかぶってるしね(=^_^=)

>でも、確実に良い映画が撮れる監督と認めてあげたい!^^

まずは編集を極め、短くまとめてくことを心がけて欲しいですね。

>クライブ・オーエン捜査官だったら、こりゃあ、双方の立場から
>みても大作になりそうです。

巧くいけば『逃亡者』のように、捜査官を主役にした
「スピンアウト系」の制作に繋げられるかも知れませんね。

>あ!因みに本作って4時間の長尺だったのを編集カットして
>125分にしたそうです^^;

カットした分は特典のメイキングで観るからさ。
もっと短くして貰ってもエエっす(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年2月11日 (金) 01時09分

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