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2011年1月 2日 (日)

☆『ばかもの』☆

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【画像】館内掲示のポスターに監督のサインが! 舞台挨拶に来はったんやろか?

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2日(日曜)。
早くも“曜日感覚”を喪失しつつあるが(⌒〜⌒ι)・・こんなダラダラした生活も間もなく終わりなんだよなぁ・・

明日の午後には、帰松開始しようと予定してるので・・また孤独&不摂生な生活に逆戻りするのかぁ・・と(←自覚してんなら、何とかせぇよ!)(=^_^=)

今日は、大晦日に「観よう!」と考えつつ、結局逃してしまってた1作『ばかもの』を観るべく、大阪市内へと繰り出したのだった。
劇場は、かなり久々な感の“シネ・リーブル梅田”である(「新梅田シティ」3階)。

『“平成”ガメラ』シリーズ(1995、96、99)、『あずみ2(2005)』『デスノート・2部作(2006)』の金子修介カントク最新作。

群馬県高崎市を舞台に、ひょんな事情から年上(27歳)の奔放な女性=吉竹額子(よしたけがくこ:内田有紀)と知り合い、童貞を喪失した19歳の大学生=大須秀成(おおすとしなり:成宮寛貴)を主人公に、歪み狂わされてゆく彼自身とその関係者の、その後の10年間を描く。

淡々と、1人の“ダメ男”の10年間の軌跡を描いた、等身大ながらも“事件”の多過ぎる(=^_^=)ラヴストーリーだった。

内田さん演じる額子は“シメるトコはシメる”キーキャラ(=ヒロイン)ながら、出演が前半&終盤に固まっており、その立ち位置(=置き位置)が実に面白い!

彼女を筆頭に、ヒデ(=秀成)の半生には「4人のカノジョ」が現れるんだが(モテモテやんかキミ!)「全く異なるキャラ造型ながら、それぞれにしっかり人物像が確立されている」のが良かった。
もっと言えば、その4人も含め、本作に登場する女性陣は、みんな個性的&魅力的で素晴らしかった!

物語には、ヒデの“人生の脱線⇒堕落⇒暴走”をココロから心配する人物が沢山現れるんだが・・最終的に「見限る/見限らない」ってトコが、ワタシの予想と大きく外れてしまったりもして、観てて「ああ、俺のヒトを見る眼も、まだまだフシ穴なんやなぁ・・」と恥ずかしいような、情けないような“ばかもの感”を激しく自覚してしまった次第(×_×)

“運命的な人間関係か否か”ってコトは、きっと長〜い眼で眺めてみないことには、決して分からないんだろうね、うん。

本作って、主人公に特殊な才能や能力があったりする訳では全然ないんだが(=^_^=)“TV映像”“新聞記事”などで「小道具的」に用いられる“時事ネタ”が、巧い具合に劇中の年月経過や、観客それぞれの(自身にまつわる)記憶を思い起こさせてくれて面白い!

ちょっとこの辺り(の演出面)は『フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)』に近い印象でもある。

中盤〜後半にかけてのヒデの“最低街道の驀進(ばくしん)ぶり”が凄まじく、、途中では「コレって※※※予防に向けた啓発ムーヴィーなんやろか?」ってふと思ってしまう流れもあったりした(・ω・)

金子カントクと言えば「平成期に“特撮映像を極めた”映像作家の筆頭格」とも思っていたワタシであり“フィクションを極めた監督による、等身大の大河フィクション”とも言えるかもなぁ、と感心させられた。

爆発的なヒットには繋がらないと思うんだけど、私的にはずっと記憶に残って行きそうな・・そんな佳作と評したい。

〜 こんなトコもありました 〜

・ヒデを映画に誘う額子。劇場に『ガメラ3/邪神<イリス>覚醒(1999)』のポスターがデカデカと貼ってるも・・額子が迷わず2枚買い求めたのは『セックスはやめられない』なる成人向け作品(?)のチケット。ここは自虐的でもあり、苦笑(=^_^=)
・頻繁に「ベランダに長時間放置された」ことが愛犬=ホシノの寿命を縮めたんではないか、と。。
・本作を観終え「親の有難み」を実感しないヤツは、それこそ“ばかもの”であろう。
・ワタシも、年上の女性にアレをアレして頂いたクチなので、本作のような導入部は“実に微笑ましく”思える(・ω・)
・「嗅覚に訴えて来る」セリフ演出への挑戦は面白い。
・ヒデの父親が『酒処よしたけ』で飲んでる“図”が、どうにも浮かばなかったが・・
・久しぶりに帰宅したバカ息子に、父のかけた言葉。ここで泣きそうになってしまった。
・翔子さんの左頬のアレが痛々しい・・
・成宮君の「中華鍋さばき」が板についてて良かった!
・当初こそ「主人公=小出恵介ヴァージョンが観たかったよなぁ〜」と思ったが・・観ててムカついて来るほどの“ダメ男”ぶりは、やっぱり成宮君の方がしっくり来てた気もした(←ファンの方、すんません)。
・内田さんは『クワイエットルームにようこそ(2007)』以来、久々にご尊顔を拝見した気がするが・・本作でも“なかなか難しい役どころ”に果敢に挑戦されてた。“体当たり度”こそ、全然納得出来ないが(=^_^=)・・イイ女優さんにならはったと思う。色々と役作りにも悩まはったことだろう。
・劇中の時事川柳(?)は4首で、こんな感じだった。
 “ミレニアム(2000年) ノストラダムスも サヨナラだ”
 “フォッシーは ホシノって言うんだ ホントはね”
 “年の瀬に アジア呑み込む 大津波”
 “チェンジとか 言ってるけれど 変わんのか?”
・冒頭に「宮川一郎に捧ぐ」のテロップが表示された。
・名所とし(?)登場する“高崎大観音”に興味津々(・ω・) ←鉄筋コンクリ製にも関わらず、国の有形文化財とか!
・ジョージ・ソロス著『グローバル資本主義の危機』って・・1999年のベストセラーやったの?
・託宣さま・・全治神さま・・宗教法人『全治の会』・・わぁぁ!!(×_×)
・「死にたくなって、確かに飛び降りた筈なのに・・ここに戻って来ちゃった」ってセリフも、かなり強烈である(×_×)
・山形県米沢市、新潟県村上市ってイイとこらしい! 群馬県・片品高原&吹割の滝にも興味津々。
・ヒデの事故も左腕なら、額子の事故も左腕だった。単なる「偶然の一致」だろうか?(そうだよ!)

〜 こんなセリフもありました 〜

ヒデ「“終わった後”の方が、可愛いよな」
  「先々週も、生理って言ってなかったっけ?」
  「どうすんだよ、これ!」
  「何だよ。群馬、棄てんのかよ」
  「あのさ・・俺らって“薄い”のかな?」
  「東京って、疲れるし」
  「俺、酒呑んで・・絡んだ?」
  「うるせぇんだよ! うるせぇ!」
  「だから、何でお前が謝るんだよ」
  「商売で呑ませてんだろうが! ふざけんじゃねぇよ!」
  「・・俺には“全然違うこと”言ってた」
  「俺はまた“何か別の海”に溺れたりするのかなぁ?」
  「結構、やる時はやるよ。俺」

額子「お父さんのお使い? 偉いねぇ、ボク」
  「そうだ。映画行こうか? 映画行こ」
  「(額子の)“がく”は“額田王(ぬかたのおおきみ)”の“ぬか”」 ←額縁の額、の方が分かり易い?
  「待て? じゃ、何で部屋までついて来るんだよ?」
  「昨日、何回ヤッたと思ってんだよ・・サルだな」
  「もう・・このアホザル」
  「分かったよ。ヤりゃイイんだろ、ヤりゃ」
  「エッチする前に、誰が餃子なんか喰うかよ」
  「女みたいな声、出すんじゃねぇよ」
  「焦るから、萎んじまうんだよ」
  「お前(め)ぇ・・ヤるんなら、真面目にヤれよ。バカ」
  「ソコじゃないって!」
  「舐めて? ヤだよ。ゴム臭くなってるから」
  「いつまでくっ付いてんだよ。アツいって」
  「“こんな男”さね」
  「今日はダメ。生理なんだよ。
   したいだけなら・・帰れば?」
  「ねぇ・・“もっと楽しいこと”しよっか?」
  「もう、決めたから」
  「こう言う時、舐めてみるもんだな」
  「“遊び”以外の何だってんだよ?」
  「これ以上言っても・・」
  「結婚指環ごと、無くしたから」
  「ねぇ、頼みがあんだけど・・1個だけ“出来ないこと”があるんだ」
  「ごめん・・力、入っちゃった」
  「気持ちイイよ。あんたにもこの景色、見せてやりたいよ」
  「あんたこそ、気を付けなよ」

ゆき「言(ゆ)っても、分からないと思うよ」
  「あのね・・そう言うことじゃないと思うよ」
  「最後だから好きなことするって・・“オトコの理屈”だよ」
  「潜在意識だよ・・分かるの。私には」
  「ホントは、私とずっとヤりたかったんでしょ?
   もうムリしなくてイイの」
  「経済活動って、哲学だからね」
  「佳き道を歩いて下さい」

翔子「嫌いですか? 教師」
  「本当にイヤな人だったら、最初から部屋にあげてないし」
  「ダメよ。朝はきちんと食べないと」
  「またスキー、行こうよ」

おばやん「顔に書いてあるよ。“今日はもう十分に※※ました”ってね」
    「あんた、もうやめたいんだろ?」
    「人間様の身代わりになってくれたんだ」

加藤「大学はさ・・“人生の勉強”をする所なんだから」
  「面白ぇぞ、研修は」
  「何か“薄い”よ。お前ら」
  「俺とお前の仲だから言うけど」

父「秀成・・※※のことなら、心配するな」
「今度、俺も行ってみんべ」

姉「ブランドってのは“着る人”選ぶんだからさ」
 「あの女は“悪魔”なんだよ!」

母「あんたがそう決めたんなら、もう母さんたち何も言わないよ」
 「しっかりするんだいね。今度こそ、後悔しないように」

ヒデ「ごめん。遅くなって」
額子「別に・・待ってねぇし」

ヒデ「俺、ヘタだろ?」
額子「普通にイイよ」

ヒデ「また殴ってくれよ。俺がまた、何かに溺れそうになったら」
額子「殴ってやるよ、何発でも」

ヒデ「忠告かよ? 偉そうに」
加藤「忠告と言うより“警告”だよ」

父「・・俺の責任かも知れん」
母「あの歳になったら、もうあの子の責任だいね」

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コメント

本作、内田有紀さんが観たくてチェックしてたんですが
時間のタイミングが取れずスルーを決めた作品でした。
内田さんいいですよね~。
ココ最近、とくに魅力が出てきたな~なんて思っています。
やっぱり三十路超えしないと真の魅力は出ないのかな。

お!金子監督のサイン!ワタシ、誰も見てないときに
こっそりサインのところを触って実筆なのかチェックしたくなる衝動にかられます(笑)

投稿: ituka | 2011年1月 4日 (火) 20時59分

itukaさん、コメントおおきにです。

やっぱり関西圏は色々と観る作品が選べて、エエですね〜(=^_^=)

>本作、内田有紀さんが観たくてチェックしてたんですが
>時間のタイミングが取れずスルーを決めた作品でした。

あらら、残念。

>ココ最近、とくに魅力が出てきたな~なんて思っています。
>やっぱり三十路超えしないと真の魅力は出ないのかな。

昔、ボーイッシュな頃の内田さんのブロマイド的なモノを、
部屋に飾ってたワタシでした(=^_^=) 懐かしいなァ・・

>お!金子監督のサイン!ワタシ、誰も見てないときに
>こっそりサインのところを触って実筆なのかチェックしたくなる
>衝動にかられます(笑)

実筆な感じでしたよ(?)
ただ、このシアターに来て書かはったのか、どっかよそで
書いたのをぶんどって来て(=^_^=)貼ってるのかは
分かりませんですが、、

投稿: TiM3(管理人) | 2011年1月 5日 (水) 00時56分

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