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2011年1月14日 (金)

☆『あかね空(2006)』☆

12日(水曜)の夜。
“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”で『アンストッパブル』を鑑賞した後、死に物狂いで(=^_^=)帰宅し・・わずか2分後(21:00)。。
衛星第2で放送の開始された人情系(?)時代劇『あかね空』を、立て続けながら観た。

小説家=山本一力氏が、本作(原作小説)にて直木賞(第126回(2002))を見事ゲットしたってことは、かつて何処かで見聞きして知ってたので、期待して観始めたワタシだが・・何とも言えぬ“珍作ぶり”に、非常に戸惑ってしまった(☉д☉)

キャスティングこそムチャクチャ豪華な筈なのに・・何と言おうか、細部を削りまくりつつ、その一方で“大河的な物語”を強引に紡ごうとするもんだから・・演出が“破たん寸前”にも見受けられ、思わず苦笑すら誘われてしまったモノである。。

「あかね空 映画 Wiki」で検索してもウ※キペデ※アに引っ掛かって来ず、、そんな点からも「推して知るべき」作品なのかも知れないが、、原作版は、もっとしっかり「鉄骨」が組まれてるのかも知んない。

だとすれば、脚本&企画を担当した篠田正浩氏のアレ(アレって何だよ!)と断言(だんげ)って良いのだろうか??

江戸は深川の蛤(はまぐり)町長屋。
京で修業を積み“暖簾分け”の叶った豆腐職人の青年=永吉(内野聖陽)は、この町へと下って来、念願の店『京や』を開く。

上方風の“柔らかい仕上がり”の豆腐が「グスグズに崩れらぁ」と、なかなか界隈(の江戸っ子)に受け入れて貰えぬ『京や』だが・・そんな永吉を静かに見守る、おふみ(中谷美紀)の姿があった。

やがて、少しずつ永吉の豆腐の味も浸透し始める。
そんな彼の隣には、祝言を挙げて間もない、おふみが寄り添っていた・・

2人3脚で『京や』を盛り立てて行く彼ら夫婦(めおと)だったが・・

とにかく、劇中の時間経過がすさまじく早い! 登場人物らが「その人物像すら(観客の中で)定まらぬまま」どんどん“新陳代謝”してくような展開に、間もなく“置いてけ堀”を喰らい始めた(⌒〜⌒ι)

私的には・・石橋蓮司(清兵衛役)、勝村政信(嘉次郎役)らの登場してた序盤(開始〜45分ぐらいまで)が、とても良い雰囲気で、そのままの「スローなペース」で残り(1時間15分)を引っ張って貰えても、何の支障もなかったと思うんだが。。

そっからいきなし18年(!)もの歳月が経過し、登場人物(やその性格付け)のがらりと転換するのには・・前述の通り、激しく動揺させられた。

余りにもあっさりと主要なキャストが“退場”しちゃう半面、とある“アンチヒーロー”がいきなりのさばって来て、美味しい役回りを“根こそぎ”かっさらって行ったり。

その、まさに“怪人”の容貌&言動には・・驚きよりもまず苦笑が禁じ得なかった。

いやね、ものスゴく頑張って演じてはったのは分かるんだけど・・ちょっとコント気味なんですなぁ・・(⌒〜⌒ι)

折角の「豆腐屋を巡るエエ話」も・・賭場話やら、家族間紛争やらで、グズグズに崩れてしまってた気が。。

実に、実に・・残念で御座りました(×_×)

〜 こんなトコも 〜

・深川の風景が、どうにもCG描写(=マットペインティング)に見えて仕方なかった。ってか・・しょっぱなのシーンから、そんな感じだから、萎える萎える・・(×_×)
・気づかぬ内に、嘉次郎ってば何処に消えてしまったンやろ?
・取って付けたように(町中に)躍り出て来る暴走馬・・(⌒〜⌒ι)
・血まみれで、如何にも「長くなさそやな・・」と思える某人物の(息も絶え絶えに)呟いた言葉が「平気、平気・・」って、、とてもそうは見えへんで、キミ(☉д☉)
・永吉に対し、いきなりブチ切れるおふみが、ただ恐ろしかった(×_×)
・本作のようなテイストの物語を・・是非“コークスクリュー時代劇”と評したい。
・どうせなら、終盤でいっそ現代にまで時間軸をすっ飛ばし、現在の『京や』の姿を描けば・・溜飲も下がったかも知んない(=^_^=)
・天明3年は「西暦1783年」に当たる。

〜 こんなセリフも 〜

永吉「根ぇ上げんと、気張るでぇ」
  「豆腐の値ぇだけは上げられへん。それが“信用”なんや」
  「ぼちぼち・・あいつに帳場を任せよ、思てんのや」

おふみ「あんたなんか・・豆腐のことばっかりじゃないの!」
   「『京や』の豆腐は・・良い井戸水や道具や豆で造るんじゃありません。
    それは・・“心で造る豆腐”です」

傳蔵親分「イカサマって言葉・・そいつは聞き棄てならねぇなぁ」
    「口の利き方に、気を付けな」
    「何とも“無粋なもの”を見せちまったな」
    「“間抜けがしでかした不始末”の後始末も・・この辺りがお似合いだろう」
    「じゃ“決めたこと”を果たして貰おうか」
    「相手が悪かったようだな」
    「とんだ“茶番”だったな」

おみつ「これからが、本当の商いの始まりだよ」

おしの「私たちの祝言も・・雨でしたね」

住職「家族は、どんな詮方ないことがあっても・・別れることが出来ん」

栄太郎「お前ぇらばっかりまとまりやがって! 俺はいっつもかやの外だ」

悟郎「こんな時に“皆が揃わない切なさ”なんてなぁ・・」

おふみ「よほど“ご縁”があるようですね」
傳蔵親分「・・そのようだな」

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コメント

こんにちは!
これも観ましたよ~、役者さんたちの言動がなんだか現代人のまんまで(とくに奥さんと娘)、どうにも入り込めませんでした。TiM3さんの仰るとおり、二人が切り盛りしていくところをゆっくり描いてほしかったです。この映画を観終わる頃には豆腐が作れるようになるくらいで!(笑)

>・深川の風景が、どうにもCG描写(=マットペインティング)に見えて仕方なかった。ってか・・しょっぱなのシーンから、そんな感じだから、萎える萎える・・(×_×)

ですよね~、あれは萎えました。
全体的にTVドラマくらいのつくりでしたね。

投稿: 宵乃 | 2011年1月14日 (金) 12時06分

宵乃さん、ばんはです。

ご覧になられたんですね! お互いに「BS2愛好家」と言える
のでしょうか?(=^_^=)

>二人が切り盛りしていくところをゆっくり描いてほしかったです。
>この映画を観終わる頃には豆腐が作れるようになるくらいで!(笑)

「完全版」がやはり存在するんでしょうかね?(←そのネタばっかり(=^_^=))

造りたくはないけど(=^_^=)
思わず食べたくなるような衝動ぐらいは、植え付けて欲しかったです。

>ですよね~、あれは萎えました。
>全体的にTVドラマくらいのつくりでしたね。

登場人物が唐突に“退場”し過ぎだと思いました。
あの手の演出の積み重ねごときで観客の感動を
呼ぼうなんざ、甘いんだよッ!!(←んな、急にブチ切れんでも、、)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年1月15日 (土) 22時12分

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