☆『相棒〜劇場版2〜/警視庁占拠! 特命係の1番長い夜』☆
29日(水曜)。
世間のサラリーマンさんよりひとあし早く、年末年始の休暇に突入させて頂いている。
申し訳なく思いつつ・・やっぱりじわっと嬉しい。短いにせよ。
この時節「仕事のあること」「(取り敢えず)健康であること」の満たされてる以上に、何を高望みする必要があろう?
そんな感動を噛みしめてたら・・初日からして、12時間ほど“寝だめ”してしまい、
「明日は、早朝から、色々やるぞ〜!!」
と(昨夜に)漠然と考えてたことが、何も出来ないままに正午が過ぎて行くのだった・・(×_×)
「これではアカン!」と思い、予定してたことを2ツこなすべく、クルマで出かけた。
1ツは、しばらく忘れたままとなってた「エンジンオイルの交換作業(SAB行)」であり、もう1ツが、少しだけ期待値を高めちゃってた新作邦画、
『相棒~劇場版2~/警視庁占拠! 特命係の1番長い夜』を観ることだった。
公開が始まって間もない故か? クチコミで好評価が広がってるのか? みんな行くトコなくてヒマなのか?
ハッキリとした理由は分かんないが・・“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”の1番大きなシアター(1番)でもって、なかなかの入場っぷりだった☆
※
夜の埠頭。武器密輸組織(?)の摘発のため、貨物船“バントン・パール号”に乗り込んだ捜査チームだったが、中国系マフィアの「策」に引っ掛かり、船は仕掛けられた起爆装置により爆発してしまう・・
・・
7月のある日。警視庁・本部ビル11階。時刻は20:00。
定例会議を行っていた田丸警視総監、長谷川副総監(國村隼)、各部長ら総勢12人の前に、1人の武装した青年が乱入、会議室は容易くも占拠されてしまう。
しかし・・青年による身代金や要求もないまま、事件はこう着状態を迎える。
21:40。特命係・杉下右京警部(水谷豊)の制止も空しく、建物外に横付けされた警視庁ヘリからの投光を合図に、SIT(Special Investigation Team:特殊班)と機動隊が会議室に突入すると・・容疑者は幹部らに取り押さえられた状態で、既に絶命していた。
もみ合った中で青年の心臓を撃ち抜いたのは誰なのか? そもそも彼が籠城事件を起こした理由は何だったのか?
杉下が命がけで(=^_^=)撮影したデジカメ画像により、青年は6年前に依願退職した元警官=八重樫哲也(小澤征悦)であると判明。
彼に銃で脅されるままに、本部ビル内へ導き入れた刑事=朝比奈圭子(小西真奈美)と八重樫との“接点”に気付いた杉下とその相棒=神戸尊(及川光博)は、八重樫の“動機”を探るうち、7年前に起こった“中国系反米テロ事件”に辿り着くのだが・・
※
劇場版・第2作ってことで・・制作スタッフの「シリーズ最大の1作をブチかましたりたいんや!」的な気概(或いは気合)こそはヒシヒシ感じたが・・基本的なパターンは前作(『相棒〜劇場版〜』)同様に「硬派なれど、難解かつ重い」って鑑後感が残った(×_×)
私的には、もっと「庶民的でベタなハナシ」で良かったんやけど・・“特命係”ちぅ特異なチームを軸(主役)にしてる以上、余り「市井のお巡りさん」的なエピソードをわざわざ持って来ることも出来ないんやろかね?
とにかく、良くも悪くも前作以上に「ダイナミックさ&アクションに欠ける」印象が強かったかな。
本シリーズには、今もって全く詳しくないワタシだが・・前作だと「冷静な頭脳担当(司令)=杉下、情熱的な手足担当(遊撃)=亀山(寺脇康文)」みたいな“役割”のキッチリ区分されてたのが・・今回は2人(杉下&神戸)とも、どっちかと言えば「頭脳型」だったので“キャラかぶり”してる感も強かった。
更に、私的には杉下にはもっと「安楽椅子型探偵」して欲しかったのに、今回は何と言おうか「自ら動き回り過ぎ」にも映った。
一方の神戸にしても「剣道が強い!」みたいな設定を(序盤で)折角置いたんだから「木剣(←真剣でも可)でもって酒場で暴れまくる」的なボーナス的アクション演出(=^_^=)があっても、決してやり過ぎではなかったんじゃ、と(・ω・)
重過ぎてカタルシスに欠く、こう言うドラマ進行だけは、出来たら観たくないんだけどなァ・・と正直、そう実感したワタシである。
って言うか、もはや「身内暴露系の内輪的エピソード」にしか、刑事ドラマの醍醐味を描くことは出来んのやろか?(・ω・)
〜 こんなトコも 〜
・狭い船内にも関わらず、敵味方が躊躇なくドンパチやってたが・・“跳弾”って言葉を誰も知らないんやろか?(⌒〜⌒ι)
・杉下による、前半の“いきなりなレンジャー部隊的アクション”に爆笑しそうになってしまった。「お前が行くんかい!」的な。直後に「危険ではないと判断した2つの理由」を自ら語ってくれるんだが、、そもそも、あの3人に“いきなり生命を預ける”こと自体、かなりリスキーだったんでは?
・劇中で、1人のご遺体が忽然と消失してしまったが・・あの1件が、総じてそれほど捜査されておらず「おいおいおい、、」と怖くなってしまった。屍体だったら何処へ消えてもエエのん?
・拳銃を巡る描写が、全体的にどうも軽かった。
・前作(劇場版)程度しか知らないワタシにも、ラストの衝撃はなかなかだった! ああ持って行く展開には、制作スタッフのかなりの「苦渋の決断ぶり」を感じたが・・どうなんやろ?(※※さんご自身の希望だったりして(⌒〜⌒ι))
・「メチルエチルケトン」「酢酸エチル」の2物質がとある遺留品から検出されたが、染色業界の方々なら、耳にしただけでピンと来るんやろか?
・「T大セーリング部」ってのが、ちょいと脚光浴びるかも知んない(=^_^=)
・杉下&神戸の私生活が(全くと言ってイイ程)描かれなかった。その点にも、制作側の「余裕のなさ」を感じる(・ω・)
・上海のしとと福建省のしとは、余り仲が良くないらしい(?)
・神戸の乗ってたクルマ(練馬ナンバー)はGTR!! ライオ※ズクラブ寄贈の覆面パトカー仕様か?
・小澤征悦さん・・死ぬ役、多くね?
〜 こんなセリフも 〜
杉下「(神戸くんなら、剣道の)お稽古に呼ばれて、行きました」
「強行突入は“最後の手段”です」
「その挨拶、今じゃないと駄目ですか?」
「端的にお伺いします」
「待ち伏せして、正解でした」
「独りになりたかったら・・始めからここには来ませんよ」
「“些細なこと”が気になりましてね。僕の悪い癖です」
「成る程。明快なお答えですね」
「僕たちは、ずっとつけられていたのでしょう」
「肝心な事は、闇に葬られたままです」
「“今日あなたがしたこと”の責任の取り方は、
あなたご自身にお任せします」
「だからと言って、僕には“僕の進む道”を変えることは出来ません」
神戸「刑事部へ連絡を!」
米沢「敢えて言葉にするなら“警視庁史上、最大最悪の籠城事件”と言えましょう」
八重樫「君には、済まないと思っている」
「もう時間だ」
「今のは警告だ! 今度は総監を撃つ!」
「“この中にいる”のは、分かってるんだ」
「要求? 俺が欲しいのは時間だけだ・・このまま放っておいてくれ」
“いい加減、自分から名乗り出たらどうだ?”
長谷川「・・終わったよ」
「正直、分からないんだよ・・誰が撃ったのかは」
「この私に話があるのなら、アポを取りなさい」
「やはり君は面白い男だな・・杉下」
「君だってキャリアである以上、それなりの責任を背負う必要はあるぞ」
李華来「もうこりごりなんだよ。この街に血が流れるのを見るのは」
小野田「本当に君は“過去のこと”を色々ほじくり返すのが好きだねぇ」
「それ聞いて、どうなるの?」
「もう事件は解決したんでしょ? 無意味なことはやめにした方が、賢くない?」
「お前と戦うのは、避けたいんだよ」
「“神輿は軽いに限る”・・それが私の持論ですから」
「何事も、やり過ぎは良くないから」
「ホラ、そんな眼で見る」
「“全面的に正しい人間”なんて、この世にはいないさ」
「随分と、青くなっちゃったねぇ」
「“絶対的な正義”がこの世にある、なんて思ってる?」
「もう(行って)イイよね? 車、待たせてるから」
※「最悪でも、今夜中には事態の収拾を」
「“瓢箪から駒”とでも申しましょうか」
「キャリアとは・・何とも面倒な生き物だな」
「私には“悪魔の取引”に思えてなりません」
「私が“ノンキャリア”だからですか?」
「微罪じゃねぇかよ」
「おかしいねぇ・・殺されるなら、お前にだと思ってたよ」
黒幕“始末シヨウ ※※ガ気ヲ引ケ ※※飛ビカカレ 俺ガ撃ツ”
「想像でものを言われても、困るな」
小野田「僕だって成長するさ。今日は(回転寿司の)皿を戻してないし」
杉下「それは“成長”じゃなく“常識”です」
巨悪A「“神輿を担ぐ人間”がいなくなったんだからな」
巨悪B「分かるが、こっちにも“メンツ”ってものがある」
巨悪A「分かってるさ」
巨悪B「連中は当面、何処かに沈ませておくとしよう」
巨悪A「・・“痛み分け”か」
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コメント
本作ご覧になられたのですね。
ワタクシ、どうにも水谷豊氏がショーケンの弟分にしか見えず
その印象をず~っと未だに引きずっています^^;
そういや、ワタシも車のオイル交換、タイヤ交換を年内にこなしました。
某YHのピットマンによるとオイルパンからのオイル漏れ
前タイヤの空気圧入れ過ぎなどを強く指摘してきました。
それは先回の車検時でのTディーラーのメカニックがいじった場所ということで
個人的にメーカーDの信用に???な感じとなってしまいましたが
やっぱり、マイカーは自分で守るを意識しないといけませんね^^;
ということでよい年をお迎えくださいね^^
投稿: ituka | 2010年12月31日 (金) 10時38分
itukaさん、お早うございます。
年内に、もう2本ほど「狙い目」があったんですが・・
ダラダラしてたら、1作目の上映開始時間に
どうやら間に合わなくなっちゃった(=^_^=)>
午後からのもう1作を狙ってはいますが・・大人気だそうで、
入場出来へんかも知れません(汗)
>本作ご覧になられたのですね。
ラストがどうやこうや・・みたいな評判がありましたモノで。。
水谷さんが「2度観たくなる」ぽいこと(?)を仰ってられましたが、
私的には「1度で十分ですよ(not『ブレードランナー』)」と思いました(=^_^=)
>ワタクシ、どうにも水谷豊氏がショーケンの弟分にしか見えず
>その印象をず~っと未だに引きずっています^^;
ワタシは根津甚八さんとの区別が、長年つかないでいました(⌒〜⌒ι)
>某YHのピットマンによるとオイルパンからのオイル漏れ
>前タイヤの空気圧入れ過ぎなどを強く指摘してきました。
ディーラーの整備不足と言うこともあるでしょうが、
ワタシは何となく、黄帽(←おい)側の「アレ」(←アレってなんだよ!)
じゃないかな、と感じました。
色々と不安&恐怖心をあおって来ますもん(=^_^=)
彼らは研修で心理学を学んでるに違いない(=^_^=)
※上記はワタシのただの妄想です。他意はございません。。
>やっぱり、マイカーは自分で守るを意識しないといけませんね^^;
「自分で守る」「割り切って乗る」ってスタイルが結局はイイんでしょうね。
スーパーカーじゃなくて良かった(=^_^=)
>ということでよい年をお迎えくださいね^^
itukaさんも、良いお年を〜!
投稿: TiM3(管理人) | 2010年12月31日 (金) 11時18分