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2010年12月22日 (水)

☆『トロン:レガシィ【3D字幕版】』☆

21日(火曜)の夜。
雨が降ってて少々ダルい気分ではあったが・・“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に行き、そこはかとなく気になってた1作『トロン:レガシィ』ちぅのを観て来た。
これまた久々の“3D字幕ヴァージョン”ってヤツである。

観に行こうか行くまいか、迷ってた割に・・(朝に)出勤の際は、ちゃっかりカバンに“3Dメガネ”を忍ばせてたりもしたワタシだったけど(=^_^=)>

ぼちぼちと、師走も終わりに近付いとるワケで・・果たして「この年末を飾る、輝ける1作」となりますことやら・・(・ω・)

1989年。
ゲーム会社『エンコム社』を立ち上げた天才プログラマー=ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は、1人息子のサム(7歳)に“明日、パパとゲームセンターに行こうな”と声をかけ、愛用のバイクで走り去ったまま、行方をくらませてしまう。

時は流れ2009年。
かつてケヴィンの共同経営者だったアラン・ブラッドリーのポケットベルに、失踪したケヴィンからの着信が!
アランはそのことを逞しく成長したサム・フリン(27歳)に伝え、サムは父の建てた“フリンのゲームセンター”の地下に隠されたコンピュータ室にこそ「父の失踪の謎を解くカギがある」と直感し、20年ぶりに半ば廃墟と化した“ゲームセンター”へと父の遺したバイク(ブガッティ)を走らせるのだった・・

3D作品としては、余り“飛び出す演出”に特化してない、と言おうか、、もしコレが2D版で1800円の料金設定だったら、それはそれで全然構わないレベルだった本作(・ω・)
コレで2100円も取られた(盗られた?)となると、正直「ちょっと、どうよ?」って気持ちがムクムクと沸き起こらなくもない(⌒〜⌒ι)

サムが父の創造したヴァーチャル世界“グリッド(←「デジタルの最前線」と評されてた)”へ旅立ち、そこで“異端者(←「ユーザー」と呼ばれてた)”とし翻弄される辺りまではテンポもそこそこ良いんだが・・次第に展開が「ダレた風」になって行き、中盤からは時計(時間)ばかりを気にしてたような気がする(⌒〜⌒ι)

“グリッド”に向かうまでに描かれる「色調&動きを抑えた、何処か陰鬱な(現実)世界」によってこそ、異界に突入してからの(対照的な)モノ凄いカラフルっぷりにワクワクさせられる・・ってな、いわば『オズの魔法使(1939)』的な“サプライズ”を期待しまくったワタシだったが・・あの作品とか『オペラ座の怪人(2004)』ほどの「おおおお!!」感は殆どなく、どっちかと言えば淡々と観てたような。。

中盤では『グラディエーター(2000)』みたいな“サバイバル闘技ワールド”でのアクションが楽しめるが・・そこで「(仲間たちと)友情でも育むんやろか?」などとドラマの広がりを期待してたら・・またもやガラッとハナシが変わり、正直ワタシは「制作陣ってば、一体観客にナニを見せたいんや?!」と良く分かんなくなって来た。

その後は『トータル・リコール(1990)』的な情報屋探し(?)の展開や『フィフス・エレメント(1997)』的な妙に長いイビザ(←ここではダンスフロア、の意)のシーンが描かれ、終盤では『スター・ウォーズ』っぽさげな空中戦が展開されたりするが、どれをとっても中途半端で、イマイチのめり込めない感じだった(×_×)
それと言うのも、やっぱり主人公=サムに対する感情移入が殆ど出来なかったから、じゃないかなぁ?

この彼ってば「ガッチガチの理系人間」にも見えないし「モノ凄く身体能力が高い」ようにも見えないのに、、何の説得力もなく“天才”で“アスリート”なことに対し、違和感が(最後まで)拭えなかったんだろう、きっと。

ジェフ・ブリッジスも「この俳優がいたからこそ、作品をラストまでグイグイ引っ張って行けた」ってな“いぶし銀的スゴさ”はあるんだけど・・(これまでの作品で)いつも漂わせてはった筈の「コミカルさ」「憎み切れない憎らしさ(=^_^=)」ってのが余り演技全体からにじみ出ておらず、眺めてて疲れてしまったなァ。
“オスカー”を獲って以来、シリアスな演技派なんぞを目指してるつもりなんやろか?(←それはそれでエエやんか(=^_^=))

私的に良かったのは、オリヴィア・ワイルド演じる本作のヒロイン“クオラ”ちゃんと、ミステリアスな案内役の女の子(?)“ジェム”を演じたボー・ギャレットのクールさ、辺りやろか。

彼女たちヒロインの“仮想世界”における存在感がとてもイイ!
クオラちゃん(ご尊顔は、何処となくキャサリン・ゼタ・ジョーンズ系)の髪型を眺めてて、ついつい『攻殻機動隊(1995)』の草薙少佐を連想してしまった(・ω・) ジェムの方は何故だか『ギャラクシー☆クエスト(1999)』の異星人(サーミアン)を思い出したろうか(=^_^=)

なまじストーリーを把握しようと気張ったりしても、妙に疲れるだけなので・・映像とか雰囲気とか楽曲群を楽しむ、ぐらいに割り切るのが良いんではなかろうか?
ぶっちゃけ、突き詰めて行くと・・あちらこちらに“突っ込み放題のおバカ演出”がゴロゴロしてそうやし(=^_^=)

〜 こんなトコも 〜

・もうちょい「サムの20年間の物語」を描いといて欲しかったかなぁ。
・イビザにいた2人組のDJ。まさにダフト・パンクのお2人じゃ、あ〜りませんか!!
・字幕担当は“とだなっちゃん”こと戸田奈津子女史。しかし流石に“理系分野”はお手上げらしく、監修された方が(別に)いた。
・レガシーは“遺したもの”と訳されてた。ワタシは個人的に“レガシィ”と表記する方が好きやな(=^_^=)
・「独創的」だったり「システム名称が“OS12”」だったり「2人の若者により設立」されたり・・と、何処となく『エンコム社』ってばAppleを意識してる気「も」する。
・「遺伝アルゴリズム」と「量子テレポート」の仕組みを解明したら・・ケヴィンに1歩、近づけるようだ(=^_^=)
・“グリッド”で、運悪くとっ捕まると・・「修正」「ゲームへ」「消去」のいずれかの処分が下されるようで(×_×)
・“ツルツル床”のヴァーチャル空間で“ケムリ”の巻き起こるのは、何とも違和感があるんだが、、
・「カリフォルニア工科大学」のことを「カルテック」と言うようで。
・劇中では「サイクル」なる時間の単位が用いられてた。1ミリサイクル=8時間に相当するそう。
・ヴァーチャル世界で「開ける前に(部屋の)ドアをノックする」「坐禅を組む」「検問所がある」ってのは妙な気も。。
・ヴァーチャル世界にも「雨傘」「囲碁」などがあるようで。
・流石に“メタボ野郎”は登場しなかった(=^_^=)
・ケガした時には「ダメージコードを調べてみる」だの「再起動させてみる」だのと言ってみよう(=^_^=)
・椅子の背中部分に「▲」のマークの入ってるのが印象的だった。何だか「ガ※プラ」的なセンスだけど。。
・ヴァーチャル世界にも「東西南北」の概念があったようだ(・ω・)
・マイケル・シーン演じる“キャスター”のキャラが、微妙にウザかった。。
・ジェムちゃん、アレで“退場”ってことで?(×_×)

〜 こんなセリフも 〜

サム「やけに分厚いドアだな」
  「“タダのモノ”を頂くのが“盗み”かよ?」
  「会長より偉いのが株主だろ?」
  「今の俺は大人なんだ。だからもう、キャッチボールの相手なんか要らない」
  「まだポケベルを使ってるなんて、驚きだな」
  「俺も“父さんの世界”に入れたぞ!」
  「ここは?(Where am I?)」
  「トルストイ、ドストエフスキーに易経か・・どれも“容易い本”だな」
  「結婚はしてない。犬のマーヴィンだけさ」
  「会社には行ってない。取締役会に出席するだけでね」
  「間違いなら、誰にだってあるさ」
  「やったぜ!(I made it!)」
  「もう、なくさないでくれる?」
  「溺れるなよ!(Have a nice swim!)」

ケヴィン「何と私は・・その世界(グリッド)に入ったのだ」
    「“グリッド”は、想像以上に美しく、そして危険な世界だ」
    「ダブルスを組む? お前とはいつも“同じチーム”だろ?」
    「想像を超える出来事が・・ある日、起こった」
    「ここでの時間は、外よりも長い」
    「ヤツにとって“外の世界”は不完全なのだ」
    「何もしないのが正解の場合もある」
    「人には・・自身の望みより大切なものがある」
    「“混乱に乗じる”って手もある」
    「これ以上、何もするな!」
    「お前は、私の“禅の境地”を乱した」
    「何もせず、待つのだ」
    「列車に飛び乗れるか?」
    「これが“価値ある戦い”だからだ」
    「Wi−Fiとは何だ? 無線接続のことか?
     それなら、私は85年に考えたぞ」
    「ヤツに創造は出来ない。壊すか、修正するかだけだ
    「お前との時間を、取り戻したい」
    「操縦のコツは“手首の動き”だ」
    「光を目指せ」

クオラ「ヤツらのバイクは、グリッド外では機能しないわ」
   「疑問なら、すぐに解けるわ」
   「トロンの夢? それはきっと“お告げ”よ」
   「私の愛読書は“ジュール・ヴェルヌ”なの。知ってる?」
   「私も“救われた犬”だったの

アラン「君の度重なる“悪ふざけ”は、まだ会社に関心のある証拠では?」

クルー「昔と同じ? いや、色々あったさ」
   「戻るだと? 諦めることだ」
   「お前も覚悟しておけ・・ユーザーめ」
   「人の耳に届かない所で話そう」
   「“生き残る”のは悲劇だぞ?」
   「“神のニセモノ”も追放した」
   「私に忠誠を誓えば、諸君を決して裏切りはしない」
   「勝利こそ、我らの“運命(さだめ)”なのだ!」

キャスター「あそこは、たとえ開いても、すぐ閉じる」 ←どこのハナシだ!
     「今は過去でなく、未来を考えよう」

※「お前、ディスクは? ・・“迷いプログラム”か」
 「ゲームはイヤだ!」
 「彼・・異形ね」
 「何処へ消えた?(Where are you now?)」

副官「“完璧な演説原稿”を読ませて頂きました」
  「ヒントをやる・・これは“棍棒”ではない」
  「果敢な働きを致します」
  「閣下のお考えは、我々の理解を超えています」

サム「俺にどうしろと?」
ジェム「生き残るの

ジェム「誰かをお探し?」
サム「何故、分かる?」
ジェム「直感よ」

クオラ「あの“光の柱”って・・外の世界の“日の出”に似てる?」
サム「日の出は、もっと素晴らしい。
   でも、太陽をどう表現するか・・それは難しい」

クルー「あんたも、すっかり歳を取ったな」
ケヴィン「そう言うお前は、変わってないな」

追記1:何だかふてぶてしく映った(=^_^=)『エンコム社』のシステム担当(?)=エドワード・デリンジャー氏。演じてたのって、何とキリアン・マーフィー君だったらしい!!
追記2:序盤で効果的に使われてるナンバー、Journeyの“Separate Ways(1983)”が、かなり良い!!

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コメント

この作品なら2D映像も上映してもらいたかった。
これで2100円はキツイです^^;
あ、3Dメガネ持参って、こちらのユナイテッド系と同じシステムなんですね。
ワタシもそこに行くときはクリップ式を持って行きます^^

ジェムちゃんを最初に見た時のトキメキは
東宝特撮映画『怪獣大戦争』の水野久美さんに子供心に
ドキドキしてたあの感覚に近かったです^^;

投稿: ituka | 2010年12月22日 (水) 11時27分

itukaさん、ばんはです。
返信が遅くなりすんません〜。

22日の午後から帰阪しており、日付の変わった時間帯に帰松したトコです。

大阪から出発し、なんやかんやで(片道なのに)5時間半ぐらいかかりました。。
自分のクルマで移動してたら、往復出来る時間やっちぅねん(×_×)

>この作品なら2D映像も上映してもらいたかった。
>これで2100円はキツイです^^;

ちょっとねぇ・・

>あ、3Dメガネ持参って、こちらのユナイテッド系と同じ
>システムなんですね。
>ワタシもそこに行くときはクリップ式を持って行きます^^

メガネが買い溜まってて、4ツぐらいあります(=^_^=)
換金出来へんのやろか(=^_^=)

>ジェムちゃんを最初に見た時のトキメキは
>東宝特撮映画『怪獣大戦争』の水野久美さんに子供心に
>ドキドキしてたあの感覚に近かったです^^;

ネットで画像を拝見しました。波川さんと言う女性がいっぱい登場する
みたいですね。
『バーバレラ』と『チャリチョコのウンパルンパ』のネタをミックス
させたような感じでしょうか? ←どんなんやねん!

あ、そう言えばワタシ、お恥ずかしながら・・『地球防衛軍』でミステリアン(侵略異星人)をやっつけた(?)兵器
「マーカライト・ファープ」の名前の意味が全く分かってませんでした、近年まで(×_×)

マーカライト(MarkerLight)剤を表面に塗布されたFAHP(Flying Attack Heat Projectorの略)らしいですね。

知ってたから、どやねん! ってトコですが、理屈が分かると、それなりに安心です(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2010年12月24日 (金) 01時17分

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