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2010年12月27日 (月)

☆『相棒〜劇場版〜/鑑識・米沢守の事件簿(2009)』☆

26日(日曜)の夜。
高松の天気予報が「夜にかけて雪」となってたのもあり、大抵は20時過ぎにノロノロと帰松開始するんだが、今日ばかりは17時過ぎに繰り上げ、さっさと大阪を後にした。

正直なトコ、早くこっち(高松)に戻ろうが、特にナニをするって訳でもないんだが・・まぁ珍しく20時前に到着出来たので、部屋の片付けなんかを少しこなした後「日曜洋画劇場」で“地上波初放送”された『相棒〜劇場版〜/鑑識・米沢守の事件簿』を観ることが叶った。

相棒〜劇場版〜/絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008)』で描かれた“爆弾テロ事件”にハナシは戻る。
警視庁・特命係の2刑事=杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)が、テロ実行犯とその背後の“黒幕”を追う中、鑑識課・米沢守は、マラソン参加者の映像を“顔認証システム”で分析する作業中、離婚した妻=知子の姿を発見し愕然とする!

大会事務局で「ゼッケン番号:11852」の申込者データを調べた米沢は、その女性=真鍋知子の住所を突き止めるも・・数日後、知子は青酸化合物をあおった“自殺体”とし、自宅アパートで発見されてしまう。

遺体を調べた結果、被害者は“別れた妻と瓜2つの別人”であることが判明したが・・米沢は、被害者の元亭主であると言う千束署の相原刑事(萩原聖人)とコンビを組み、事件の裏に隠された謎に迫って行く・・

『相棒〜劇場版〜』の“スピンオフ企画”である本作。主役を演じる六角精児氏の(ドラマ版『相棒』内における)人気により実現した物語のようだが、私的にはちょっと「主役を張らはるには、弱いかなぁ」と感じた。
雰囲気やインパクトはあるし、思ったよりイイ声をしたはるんだが・・如何せん、ご尊顔やボディ全体から立ち上(のぼ)るアレが(←アレって何だよ)「主役向き」ではないのだ。
どちらかと言えば「舞台劇の、それも群像劇の中で、主役じゃないけど・・“確かに”欠かさざるべき人物を演じる」って方が似合っているし、向いている感がある。

しかし、、「米沢の別れた女房が何でここに?!」ってトコに観客を注目させ、それを如何に引っ張ってくか・・って脚本を期待してたので、前半でハッキリ“別人”と判明してしまった時点で「物語を牽引し続けるために本来、必要である何か」があっさり失われてしまったようでもあり、そこが残念だし、どうにも納得出来なかった。

“瓜2つ”“ヤクザ者”・・などと言った(「ベタ&逃げ」な)ネタが、どうにもキライなワタシである。これらに逃げるタイプの脚本家は、それだけで何処か軽蔑してしまいたく「も」なる(・ω・)

何とも地味で、どうにもサモ・ハン・キンポーに見えてしまう米沢には、余り感情移入も出来なかったが・・彼の“相棒”となる相原役の萩原さんは「必死なのか冷静なのか、正常なのか異常なのか、大人しいのか粗暴なのか」がいつもながら、ハッキリ掴めぬ“面白いキャラ”を自然体で(=^_^=)演じたはる風だった。

因みに、刑事モノを観ると・・どうにも、昔ファミコンで遊んだアドベンチャーゲーム=『ポートピア連続殺人事件(1985)』の(あの)犯人像を連想してしまい、まずは“そっち方面”から疑ってしまうクセのついたワタシなんだが(=^_^=)

本家『相棒〜劇場版〜』自体もそうだったが・・ツカミこそなかなか良いんだが、何処か観終わってから振り返るに「消化不良&爽快さがない」って印象が拭えない。
ドラマ版も、こう言う展開(脚本)が主だったんやろか? その辺りが、少しだけ気になる(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・劇中で、何の脈絡もなく(?)街頭でギター演奏してた米沢。でも、ギターは「ホントに巧い」らしい六角さん。
・青少年防犯協会(=青防協)なる、警察の外郭団体を巡る「天下り団体批判」が、本作に於いて大きなポイントとなってた。こう言うネタに眉をしかめる視聴者の方もおられることやろネ。
・市川染五郎、片桐はいり、伊武雅刀らの助演が、なかなかに豪華だった。誰がどう観ても、この3人の中に「犯人の目星」をつけそな気はしますなぁ(=^_^=)
・長谷部安春監督(1932-2009)は、本作が“遺作”となってしまわれたそうだ。合掌。
・携帯の着信音が落語の出囃子、と言うのは面白い。
・署長室の壁に『古轍』の2文字の書かれた額が掛けられてる。つい「刀剣の銘かな?」と勘違いしそうになった(=^_^=)
・なかなか杉下&亀山に合流出来ない米沢。一方で、相原とは、署が異なるにも関わらず合流しまくってた。。
・古典落語の演目『4段目』がネタの1ツになってた。

〜 こんなセリフも 〜

米沢「“遺書は具体的でなければならない”と言う決まりはありません」
  「私にとっては“物証が総て”ですから」
  「あの2人(杉下&亀山)が関わると、いつも事件が大きくなりますなぁ」
  「こんなカネのかかったパンフレット、タダで配ってるんですね。勿体ないなぁ・・」
  「変わるんですかねぇ・・女は男と別れると」
  「ささやかながら、私にだって“思い出”はあります」
  「大事なことは“手遅れになってから”分かるんですなぁ」
  「これは私にとっても“事件”ですから」
  「得意な作業は“パソコンデータの復旧”です」
  「今、サラッと失礼なこと言いました?」
  「あなたは、無意識に失礼なことを言う」
  「まるで、真っ当な商取引のようですなぁ」
  「その可能性が出て来たようです」
  「殺人だとすれば、かなりの執念ですなぁ」
  「私は無意識の内に、特命係の2人を頼ろうとしていました。
   ・・でも、それじゃいけません」
  「感傷に浸っている場合ではありません」
  「これで結構、本格的なんです」
  「この指紋は・・生きてない」
  「問題は、それをどうやって証明するかです」
  「“あなたの正義感”を見込んでのお願いです」
  「“犯人しか知らない事実”を、犯人自身に語って貰うんです」
  「語るに落ちましたね・・」
  「それこそ、あなたに相談したいことだったんですなぁ」

相原「自他殺不明なら、捜査する必要があります」
  「刑事の勘と言うか・・スッキリしません」
  「この事件が解決するまで、まだ弔えない」
  「“刑事事件じゃないから構わない”と仰るんですか?!」
  「行き詰まったら原点に戻る・・捜査の基本です」

設楽理事長「良かった・・(あなた方は)マトモに相手をしなくても良さそうな方々のようだ」

相原「(離婚について)話し合わなかったんですか?」
米沢「別れるなんてハナシ、なかったんで」

相原「これ以上、聞きたくありません」
米沢「私もこれ以上、言いたくない・・残念です」

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