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2010年11月30日 (火)

☆『REDLiNE』☆

27日(土曜)。

別記事で“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと行き、レイトショー料金で『レオニー/Leonie』を観たことを先に書いたが・・実はその前に大急ぎで観に行ったのは、市内のミニシアター“ソレイユ”で上映の開始されたアニメーション作『REDLiNE』であった。

何の予備知識もなかったんだが、、前回『スープ・オペラ』を鑑賞した際、支配人さんに「次に上映予定の『REDLiNE(レッドライン)』は・・とにかくスゴいんで、おススメですよ」っぽいことを耳打ち(=^_^=)され、早速気になって観に行った次第だ。

ずっとずっと未来の話
車が4輪を棄て、エアカーへと移行する時代に
4輪の魂にこだわり続ける“愚か者”たちの物語

・・・

物語の舞台となるのは“M3星雲”にある地球に似た環境(?)の惑星。

草レース出身の青年ドライバーであるJP(ジェイピー)(声:木村拓哉)は、幼い頃からの相棒であるメカニック(整備士)=フリスビー(声:浅野忠信)と組んで“イエローライン”なるレースで優勝に迫るまでの実力&強運を発揮していた。

そんな彼が目指すのは、5年に1度行われる最高峰のレース“レッドライン”。

彼は結局、自らの駆るマシン=黄色い“トランザム20000”が、トップに立ちながらもゴール寸前のストレートで大破したため、失格となったのだが・・直後に発表された“レッドライン”の開催地が軍事機密国家(惑星)“ロボワールド”と(勝手に)決められたことで、エントリーをキャンセルする上級ドライバーが出たことにより、人気投票で特別エントリーが許されることとなる。

彼には、昔からの憧れである存在=天才女性ドライバーのソノシー・マクラーレン(声:蒼井優)がいたが、彼女もまた優勝候補の1人とし“レッドライン”へのエントリーが確定していた。

それぞれに個性もあり、クセも強いドライバーたち(8組)の駆るマシンが火花を散らすこととなる“レッドライン”・・

一方で“ロボワールド”の大統領府は、許可もなく開催地に選ばれたことを(当然ながら)快くは思わず、持てる総ての兵力をもってこのレースを中止に追い込もうと考えていたのだった。

マッドハウス(MadHouse)制作のアニメーションと言えば・・故・今敏監督の『PERFECT BLUE(1997)』『千年女優(2002)』『東京ゴッドファーザーズ(2003)』『パプリカ(2006)←う、DVDを購入しながら、未だ未開封、、(×_×)』・・などの思い浮かぶトコだが、本作の場合、もっとラフ&パワフルで“敢えて2次元表現を強調したような”作画が良い意味でクール(=カッコいい)であり、異彩を放ってもいた。

物語としては、かなり一直線&シンプルで分かり易かったが・・「レース」にネタを絞ったスピーディーな展開かな? と思いきや、意外と“戦乱(=ドンパチ)”や“ラヴストーリー”が大幅に本筋に絡んで来てたので、ちょっとワタシとしては集中力を削がれてしまった感があったか。

んでも、冒頭における“シンプル&乾いたタッチ”の映像世界や、爆音を立てて通過するマシンの“音響&動画演出”には、圧倒もされ、正直ちょいと鳥肌も立ってしまった!
何処となく“リッジシリーズ(←アーケードゲーム)”を連想させるような、ダンサボォなテクノミュージックも作品との相性がすこぶる良い!

多少、色んな意味で“粗っぽい”本作なのだが“ジャパニメーションの1ツの極点”に到達しつつあるトコもあり、観といてソンはないような気がする(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・シアター内の観客は、ワタシを含めわずか3人ほどだった(×_×)
・「世界観の構築」が甘く思えた。そして、特筆すべき“残念な点”は「ネーミング群の安直さ」である。“衛星エウロパス”“ロボワールド”“ゴリライダー”“スーパー・ボインズ”などは、耳にするたびに恥ずかしくなる程だった。。
・(観客の)本能的な破壊衝動&暴走衝動に訴えて来る! クルマの運転でイライラしたりするタイプのしとにとっては、ドラッグのように(?)ごキゲン&キケンな1作かも知んない。。
・『ピンポン(2002)』のように、個性派(ライバル)キャラがバシバシ登場するんだが・・各キャラがそんなに「立ってる」訳でもなかった(×_×)
・ドライバーを紹介するPV(プロモ)みたいな映像が中盤(?)でバシバシ挿入されるんだが・・コレが粗過ぎるし、それ以前にややサムかった(×_×)
・(制作側が)レース&マシンをさほど丁寧に扱ってないように思えた。ラストも、訴えたかったのが「勝利」なのか「愛」なのか、ハッキリ掴めなかった。
・“スチームライト”は“ゴールドニトロ”の100倍ものエネルギーを放出するらしい!
・「TRZエアマスター(4連式)エンジン」の出力は・・35000馬力!
・エンドロールで「支援:文化庁」とあって、ズッコケそうになった(⌒〜⌒ι)
・急激な“ニトロ加速”で・・ドライバーの両腕は伸び(←コレは映像表現)、涙が溢れ、眼は血走り、鼻血が吹き出す・・(×_×)
・やたらと頑丈であり、トークの軽妙な主人公=JPは「宇宙海賊コブラ」を思わせるキャラ造型でもある。
・ソノシーちゃんのバストが拝めるんだけど、そこで狂喜してちゃアカンのやろね。。
・轟木&三木の駆るマシン“セミマル”のメカデザイン&機能が“今週のビックリドッキリメカ”って風である。

〜こんな作品を連想した 〜

『スターシップ・トゥルーパーズ(1997)』・・時たま強引に(=^_^=)挿入されるニュース映像
『風の谷のナウシカ(1984)』・・生物兵器“ファンキーボーイ”全般
『天空の城ラピュタ(1986)』・・上空からのビーム兵器(インドラの矢?)
『フィフス・エレメント(1997)』・・終盤の“ラブラブ過多”な描写
『ピンポン』・・終盤で「静か&真っ白」になる演出
『スター・ウォーズ・エピソード1/ファントム・メナス(1999)』・・ポッドレース全般
『迷宮物語(1989)』・・エピソード2『走る男』全般
『ターミネーター2(1991)』・・ゴリライダーの“ショットガン(?)回し”
『デスレース(2008)』・・レース全般
『千と千尋の神隠し(2001)』・・“もぐらオヤジ”の造型

〜 こんなセリフも 〜

JP「こっちは“ケレン味たっぷり(のレース)”になるよう、気ぃ使ってんだよ」
  「ねぇ? こう言うの、ダメでしょお?」
  「みんな変わるさ・・時間が経てば
  「何かを変えなきゃ、ハナシになんないでしょ?」
  「お前のウデのことなんて、疑っちゃいねぇよ」
  「俺にバトンが渡るのは、こいつのシートに座ってからさ」
  「でも、覚えてないよなぁ・・」
  「もし間に合わなくても・・間に合わせるさ。オヤジはそう言うヤツだ」
  「トランザムのシートに座ってからは、俺が責任者だろ?」
  「俺たちは“運命共同体”だ。降り掛かる火の粉の数も同じなら、
   ポテトチップの粉の数もな」
  「走るねぇ! 走るじゃん!」
  「勝つよ! ソノシーも一緒に!」
  「俺には“女神”がついてるんだ」

フリスビー「俺のプライドにかけても、完成させるぜ」
     「俺は最後まで・・レースが見たいんです」

ソノシー「早く言いなさいよ。ナニ勿体ぶってんの?」
    “こんな所で、エンストしてる場合じゃないの!”
    「レースは、あくまでドライに行きたいのよ」
    「手伝う代わりに、私の夢も叶えてね」

オヤジ「“人でなし”に借りを造るなんて・・大惨事だぞ」
   「ついでに“あっちの店”も多いしな」
   「信用出来ねぇのは、手前ぇの根性だよ」
   「あの野郎・・仕込みやがったな」
   「メカニックには、最後までレースを見届ける義務がある」

大統領「この星のルールは私だ。正義こそが私なのだ」
   「正義のために血を流す覚悟はあるか?」
   「究極の正義のために、生命の炎を燃やし給え!」
   “くだらん草レースに、せめてもの華を添えよ”

大佐「私がここで(攻撃を)やめるとお思いですか?
   ザコ相手でも、ここで手を抜く訳にはいかんのだ」
  「実に気持ちがいい・・素晴らしい! 力がみなぎって来る!」

鐵仁「分かった。君がどかなければ、私が避けるまでだ」
  「“面白くない奴”に、勝つ資格などない!」

※「全部まとめて、あの世行きぃぃ!!」
 「アレが俺の連れ。・・“やられてる方”だけど」
 
ソノシー「何してんの?」
JP「・・いやいや」
ソノシー「“いやいや”じゃなくて」

大佐「お前に向けられた銃口は、全部で7ツあるぞ」
JP「そりゃイイね。イッキに風通しが良くなる」

オヤジ「JP、お前なら(加速に)耐えられる!」
フリスビー「本気で言ってんのか?」
オヤジ「・・知らん!」

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