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2010年11月 2日 (火)

☆『インサイド・マン(2006)』☆

27日(水曜)の夜、衛星第2で放送されたクライムサスペンス(?)『インサイド・マン』を観た。

スパイク・リー監督が、デンゼル・ワシントン(キース・フレージャー役)を主演に据え「マンハッタン信託銀行」で勃発した強盗+籠城事件を巡る、知能強盗集団とNYPD(ニューヨーク市警)との息詰まる(?)駆け引きを描いた物語。

冒頭で、強盗団のリーダー格=ダルトン・ラッセル(クライヴ・オーウェン)がカメラ目線で“犯行に至った心情”などを語ったり、事件の合間に“解放された人質ら”の取調べシーンが挿入されたり、する辺りからして「何やら・・シンプルじゃなさそうやなァ」と不安を感じてたら、、実際にその通りで、演出や展開こそ“余り例を見ぬテイスト”ながら、私的には何となく「監督の“長尺かつ回りくどい戦争成金批判”をダラダラと見せ続けられただけって気がするなァ」と、ちょっと疲れてしまったモノだ。

以前、劇場で観たリー監督作が『セントアンナの奇跡(2008)』だったが、本作と言い『セントアンナ〜』と言い「どうしちゃったの、監督?」と訊ねたくもなるくらいに“第2次大戦ネタ”を大きく作品に絡ませて来てる。
近年、よっぽど私的に大きな「(かの大戦に関する)価値観の揺さぶり」でも受けはったんやろか?

“大戦ネタ”の置き方が、いわば『セントアンナ〜』と正反対な本作。
あちゃらは「大戦中のハナシ」にこそ物語(の大半)が割かれてたが、こっちは「大戦中のハナシ」が全くと言ってイイ程(映像的には)描かれず、こっちはこっちなりに“消化不良感”が拭い切れなかった。

一方で、出演陣がやたらと豪華なのは、確かに特筆モノだろう。

デンゼル&クライヴのタッグは(第一印象的な)インパクト面で十分だが、そこにクリストファー・プラマー(アーサー・ケイス役)、ジョディ・フォスター(マデリーン・ホワイト役)、ウィレム“緑鬼”デフォー(ダリウス警部役)までもが絡んで来る!!

プラマー氏に至っては『サウンド・オヴ・ミュージック(1965)』において「(本作と)正反対のキャラ(←トラップ大佐役)」を一貫して演じ切っておられたモノだから・・観比べると結構な衝撃を受けたりもする(・ω・)

観ててパッと連想したのは『交渉人(1998)』だろうか。
あの「余りにも鮮やかな手口(って言うか、籠城事件に伴う“流血量の少なさ”)」に「うん?」と感じ始め、後半だかの「銃による“初処刑シーン”」に対しても「うん?」と感じたワタシだ。

上記については“案の定”ってトコだったが(・ω・)

※銃処刑シーンを観て、真っ先に連想したのは『特攻野郎Aチーム/The Movie』だったケド(=^_^=)

ときに、ジョディさんは・・どうなんやろ? と。
正直「知的(でしたたか)な女流弁護士役」と言うキャラを“そつなく”は演じてはったが、彼女である必要性までは感じられなかったし、何より“オーラ”が出てなかったような。。
もっと“食べて、祈って、恋する”ような、ライトな作品(=^_^=)にでも主演して、大物女優としての貫禄を見せつけて欲しいトコである。

「強盗団を追い詰める」と言う展開に期待したワタシにすれば、ちょっとストーリーの逸れ始めた終盤は「あれれ?」って風だった。
叩く(裁く)べきは、やっぱりダルトンの一味なハズなのに・・(・ω・)

ストーリーの行きつく先から考えるに、あの幕切れ(と言うか時間配分)は中途半端だと感じたぞ?

それはそれで置いといて、リー監督に“天才性”を痛感したのは・・オープニング&エンディングに用いられた、半ば唐突にも響く“マサラ・ミュージック(=いわゆる、マサラ・ムービーに用いられるインド製のダンスミュージック)”を耳にした時!
コレには度肝を抜かれたし、正直ヤラれたと感じた(×_×)

因みに、その曲はA.R.ラフマーンの手による“Chaiyya Chaiyya”であり、シャー・ルク・カーン主演作『ディル・セ(Dil Se)/心から(1998)』で効果的に用いられたダンスナンバーでもあった。

ニューヨークの(硬質な)風景映像に、この“マサラ・ミュージック”をブチ込んで来たってだけで・・ワタシなんかは「作品自体は(正直)つまんなかったけど・・この点だけで赦せるわ」と、素直に敗北を認めそうになってしまうモノである(=^_^=)

〜 こんなセリフも 〜

ダルトン「(事件を起こした)理由は・・経済的な事情はさておき“自信があるから”だ」
    「手段は・・ハムレットの言葉を借りれば“それが問題”ってトコだ」
    「命令するな“セルピコ”・・貴様こそ俺のハナシを聞け」
    「俺なら・・“怖い程に冷静”さ」
    「時間なら、十分に与えたろ?」
    「ウソや悪事は、隠しても腐臭を放つんだよ
    「堂々と(銀行の)正面から出てやるさ。“その時”が来たらな」

キース「内務調査班を黙らせてやるさ」
   「行動を起こす前に、必ず知らせてくれよ」
   「(情報収集が)中途半端なうちは苛ついてるものだ。
    ひとまず席を外し、呼ばれるまで待つとしよう」
   「“警察への苦情”は、後で文書で出してくれ」
   「“生まれながらの人殺し”なんていない。追い詰められて、人は人を殺すんだ
   「総ては“時間稼ぎ”だ」
   「“本当の目的”は何だ?
    何なら“ヤンキースタジアムの特等席”だってくれてやるぞ?」
   「この銃を置いてから“私の銃”を出すとしよう」 ←おお、自信アリか?!

ホワイト「私は敵よりも、友人を作って成功した女よ」
    「私の弁護料は、あなたには払えないわよ」
    「あなたを罵(ののし)ってやりたい気分だけど
     ・・この後、ビン・ラディンの甥と会う約束が」

ダリウス「“人質を取るヤツ”はバカだ」

キース「私を昇進させてくれさえすれば、情報を共有出来るんだが」
ホワイト「どうやら、あなたのその口が昇進を妨げて来たようね?」

ケイス「この私を、裏切らないで貰いたい」
ホワイト「(私のことを)“口が堅く有能な弁護士”と聞かなかった?」

市長「そんなことをしたら、君に“借り”が出来てしまうだろ?」
ホワイト「ま、ソレも仕方ないわね」

キース「ペン型盗聴器? “007ばり”だな?」
婦警「こんなの、今時ネットで買えるわ」

デンゼル「タマ(股間)を掴まれた気分だ」
ダリウス「そいつは、痛いな」

ダルトン「“愛はカネじゃ買えない”ってことさ」
キース「そいつはためになる言葉だ。何なら近くのパブで、1杯おごろうか?」

※「あんなヤツ“ロクな犯罪者にもなれんチンピラ”さ」
 「人間の価値は“誇り”だ」
 「“最も信頼出来るヤツ”に託した」
 「犯した罪からは逃れられない。それは何処までも追って来る。逃げても疲れるだけだ」
 「クツの先を見せてくれよ。さっき、ヤツのケツに突っ込んでたろ?」
 「ロスチャイルド男爵曰く“街に血が流れた時を見計らって投資せよ”」

追記1:劇中で“最も惨たらしかった描写”と言えば・・人質の中にいた少年の遊んでた、携帯ゲーム機のソフト。アフリカンアメリカンなギャングスタが、抗争相手(?)をぶち殺して進んで行くストーリーらしいが、、倒れたポリゴン(?)キャラの頭部を滅多撃ちし、背後の壁面に血が飛び散ったりしてエグ過ぎ(×_×)
追記2:(本レビューとは離れるが)声優としてもお馴染みの俳優・野沢那智氏の訃報を知った。享年72。
ワタシの中では、ブルース・ウィリス、アル・パチーノの吹替えと言えば、この方しか思い浮かばない。ご冥福をお祈り致します。

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