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2010年9月23日 (木)

☆『パーマネント野ばら』☆

22日(火曜)。
半ば唐突ながら“最後の夏期休暇”を頂いた(あと数日残ってたが、潔く棄てることに)。

特に「休む目的」とか「行く場所」とか「付き合ってくれる彼女」とかはいなかったんだが(悲)・・ちと疲れも溜まってたし、ちょうど良いタイミングだったやも知れぬ。

・・って目覚めたら、すっかり「朝なる時間帯」を脱してた今朝。
コレって、、もし休んでなかったら“モロに遅刻”だったじゃん(×_×)

午前中はちょっとPC内のデータの整理&片付けなどをし、昼過ぎから出かけたワタシ。

向かったのは、商店街の中にあるミニシアター“ソレイユ”である。
しばらく「上映ラインナップ」と「ワタシ側の都合」が噛み合ず行けてなかったが、期待の1作『パーマネント野ばら』が上映中ってことで、そこそこに期待値を高めてもいた☆

って言うか、ホントは17日(金曜)の夜に行くつもりだったんだが、、“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に「上映最終日」だった『クレイジー・ハート』を観るために向かったんだよねぇ。

事前に、念のため電話確認したら「今週いっぱいの上映です」と言われ、急いで向かったら・・その日(17日)の「午前中の回が最終」だったのだ。折角『野ばら』に優先して行ったのに。

せめて問い合せの際「今週いっぱいの上映です」とただ説明するだけじゃなく「因みに、最終日である本日の上映は、午前の回をもって終了しております」ぐらいは言葉を添えて欲しかった。

男性係員の名前をその時聞いてたら、スパナ片手に怒鳴り込んでやりたかったトコだ(んな物騒な)

「そんなに可笑(おか)しかね? 上映時間ば間違え、トボトボと帰る中年客の姿が」とでも言ってやりたかったわい。

海に面した、昔ながらの佇まいの残る美容店『パーマネント野ばら』・・ここは、この港町にただ1ツの美容院でもあった。
店主はパンチ頭の日下部(くさかべ)まさ子(夏木マリ)。その手伝いをしてるのが、離婚後、娘を連れて出戻ってきたなお子(菅野美穂)である。

店は「ここで当てたパンチは持ちがイイ」と評判のため、ドギツイ(常連の)オバさま連中が集まり“オトコ談義(ってか、モロ「チ※コ談義」、、)”にいっつも華が咲いている。

なお子には、幼馴染みのともちゃん(池脇千鶴)、みっちゃん(小池栄子)がおり、彼女らもそれぞれ“男運”に恵まれぬまま、今日に至っている。。

たまに1人娘(=もも)に逢いにやって来る元ダンナを遠目に眺めつつ、なお子は互いに想いを寄せ合う、高校教師=鹿島(江口洋介)との“秘めたる恋”を生きがいにしていた。

母が農協の旅行に出発し、娘も元ダンナ(父親)と過ごす為に出かけてしまった夏のある日、なお子は鹿島のもとへと向かい「温泉旅行に行かない?」と誘うのであったが・・

菅野・小池・池脇の3女優を筆頭に(豪華!)、夏木、宇崎竜童、そして江口・・となかなかに華やかなキャストが集まってるので「所詮“役柄を演じてる俳優らによる、小手先ドラマ”にしか見えへんのやろかいなぁ〜」とナメてたら・・コレがみんな「なかなかに巧い」ので驚いた!
特に宇崎さんの“田舎のおっちゃん”ぶりがかなりハマっててよろし☆

基本は「ナニもなき田舎町での、ナニもなき物語」なんだが、そんな中にも幾つかの「事件」とか「謎」とかがちりばめられてて、観てて飽きることはなかった。

しかし一方で・・終盤に向かっての「オチ部分」が、ワタシにしたら「ああ、まぁたこのパターンかよ・・」と多少ウンザリしてしまったのはあったか。
いわゆる“ナッシュ教授系”と言おうか(・ω・) ←ワタシはなお子&鹿島が(校舎の)階段で女生徒とすれ違うシーンで、早くも「コレってば・・」と気付いてしまった。

一見「平和っぽい」世界観ながら・・暴走+傷害事故は起こるわ、山中でご遺体は見つかるわ、ひっきりなしに停電は起こるわ、別なご遺体も山中にきっと埋まってるわ・・と結構ヘビィなイベントが町民を弄んでいた(=^_^=)

願わくば、もう少し(なお子&ももの)母子のしっかりしたドラマが観たかった気もしたか。
どうにも鹿島の出て来た辺りから、子供の存在が急に軽んじられ始めたような・・そんな気もした。まるで『刑事ジョン・ブック/目撃者(1985)』のあの子供のように(・ω・)

菅野さんと言えば・・本作は「8年ぶりの主演作」に位置づけられるそうで、ワタシにしても『富江(1999)』『催眠(1999)』以来である。何となく“ホラー女優さん”って印象が抜け切らず・・(⌒〜⌒ι)

江口さんと言えば、前作(主演作)があの『GOEMON(2009)』ってことで、今回は「肩肘張らぬ」それでいて「優しさ&存在感溢れる」イイ役を演(や)らはったなぁ・・と感心した。
ワタシは決して“芸能通”じゃないので、ナニがどうなのかは知んないが、もっともっとブレイクして欲しいし、ブレイクして然るべき男優さんである。

〜 こんなトコも 〜

・ワタシがもし「レンタルビデオ店」を経営する立場となったら、恐らくは“ナッシュ系”とジャンル分けされた棚を設けることだろう。で、そこには結構な数の作品が収められる事だろう(・ω・) して(この手の)元祖って何やろ? やっぱしヒッチコック監督のアレ?
・ロケ地は高知県の西・・宿毛市・大月町・土佐清水市など。出張の折、通過した覚えのあるような風景もあり、素直に「エエなぁ〜」と感じた。
・南国市内(?)のホテルにやって来る、鹿島の「赤いワーゲンビートル」が個性的でイイ!
・「野ばら」店内には“お品書き”みたいな感じで“おしゃれのごあんない”と書かれてるが・・ホンマにおしゃれになれんの?!
・別れ際、鹿島の手指を「カプッ☆」と軽く噛む(口に入れる)なお子の(愛らしくも突然の)所作にドキッとした(照)
・近年まれにみる(?)劇中の「チ※コ」ワードの多さだった。。
・成人状態の「菅野・小池・池脇」3人の「そろい踏みシーン」はなかったか?? 別撮りやろか?
・看板にあった「大人の旅ホテル」って何じゃ〜い(=^_^=)
・みっちゃんのダンナ(寿史)が乗ってたのはレガシィワゴン(白色、BH型、ターボグレード)だったか?
・「けんど“警察沙汰”ならんで良かったなぁ」とか言うてはったけど・・アレで警察沙汰ちゃうんでっか?!?!
・みっちゃんの経営するPP(ピンパブ)の名は「ex-Lang」。どう言う意味やろ?
・浮気者&DV肌(DV肌、て)な“ダメ夫”の寿史。何だかでも、どっか“憎まれキャラを(敢えて)演じてる”って風もあった(・ω・) チャンネルが切り変わる瞬間、って言うかちょっと一瞬「自らを鬼畜キャラに変えてる」みたいな、ね。
・戸外。ブロック塀を背に座り、タオルを首にかけ、何するでもなく団扇でパタパタやっとるおっちゃんがリアル!
・殴られて、ラーメンを頭からかぶっとるちぃちゃん(池脇ちゃん)に驚愕! 何とまぁ・・
・PP店内の「祝!離婚 ボトル3本で女の子連れ出し放題!」ってパネルに大興奮!(←アホや(=^_^=)) 野郎客連中がヒートアップして来て「わしも6本じゃ!」とか騒ぐのが爆笑モノだった(=^_^=) オレなら、酔った勢いで9本、入れてみるかなぁ(←やめとき、て)
・正気を失い(?)チェーンソーで電柱を切断し始めるおジイ。「薪&銅線」にして「肉&米」に交換やき!(ってそれ、立派に犯罪やき!)
・山奥の廃屋に暮す「ゴミ溜め婆さん」・・後半で“何か”をコッソリ埋めたはりましたが・・それって・・(⌒〜⌒ι)
・ホテル「Sansui」、、休憩:3000円、宿泊:5000円って設定だったら、泊まった方がおトク?(知らんがな、と)
・作品の舞台は「高知県恵市」なる架空の港町だったき。
・「パーマネント所作指導」なるスタッフがおられたようだ(・ω・)

〜 こんなセリフも 〜

なお子「(前のダンナとは)“同じサヤ”に入ってなかったんやね」
   「ちゃんと、食べてます?」
   “どうして急に居なくなったの? ううん、怒ってないよ。
    ただ、びっくりした”
   “ウチ、もうあんたのこと、良ぅ分からん。
    そばにおってくれて、優しぅしてくれるやろ?
    けんどもう、良ぅ分からんき”
   “ウチのこと、好きでおってくれる?”
   “なんでウチ、こんなに寂しいき。
    寂しぅて、寂しぅて、堪らんき・・なんで?
   「ウチがおるき、エエやろ?」
   「どうしたが? お婆ちゃん、ナニ埋めた?」

みっちゃん「今回は(ダンナの)口説き方がスゴいがよ」
     「釣りは要らんき」
     「どんな恋でも、ないよりマシやき」
     「泣いたら、カネが逃げて行くき
     「電気、切れちぅ」
     「そんなんやったら、この町の女は、みんな狂っちぅ」

ともちゃん「どっかに“お父ちゃんの取り替え屋”がおらんかなぁ」
     「ポン太・・撫でたら、硬(かと)ぅなっちょった」
     「やっと“殴らん男”に当たった! ・・思(おも)たらまた“外れ”やき」
     「ねぇ・・出てった旦那が、
      フラッと帰って来るような気ぃする時、ない?」
     「ダンナ、おったけど・・野垂れてもぅた。
      “ビール瓶”みたいに干涸びちょったき」
     「人は2度、死ぬがやと。
      (中略) 人は・・忘れられて“ホンマに死ぬ”がや。
      人の心におらんようになった時・・今度こそ“ホンマに死ぬ”がや

寿史「お前、そこまでして俺が好きか? ・・俺は幸せもんや」
  「ほなネ」

まさ子「怖くないで。大丈夫やき」
   「ももの母親、誰でぇ?」
   「“野ばら”の出張で来ましたき!」
   「1人ぐらい・・殺して埋めちぅで、この婆さん」
   「顔のエエ男は、大抵アホや
   「(部屋は)狭(せも)てもエエき。くっついて、暮そ」
   「親に向(むこ)て、その眼はなんで?」

カズオ「久しぶりやにゃあ」
   「今年のナスはエエき」
   「エエか、なおちゃん。男の人生はな・・“真夜中のスナック”や。
    わしと言う男を、ここで終わりにする訳にはいかんがぜよ」
   「エエ男が捕まらんのはな、おまんら自身のせいじゃ」

鹿島「“他の男のハナシ”ばっかりすんなよな」
  「あんた、もう子供じゃないんだろ? 大人だったら、
   “誰とでも、何処へでも”行けるんだよ」
  「アレやろう。“帯でグルグル回る”ヤツ」 ←なりませぬ〜(=^_^=)
  「さっき、あんたの夢を見てた」

お客「最近(パーマ)液、薄めてるやろ? 前は3ヵ月は持ったで」
  「新しいチ※コ、何本くわえ込んでんねん」
  「あぁ、エエわぁ〜。さすが“野ばら”さんや」
  「あのチ※コ、ホンマ、エエチ※コやったわぁ〜」
  「どの顔が、どのチ※コやったか・・結びつかん」
  「やっぱしソレかい!」
  「“ヤったもん勝ち”やね」
  「エエ男、おらんねぇ」
  「おらへん、おらへん」

ともちゃん「なおちゃんは幸せ?」
なお子「・・大体、こんなもんや」

なお子「ウチはこの町がキライ。マトモな人間はみんな出てって、
    居るのは“残りかす”ばっかりや」
鹿島「・・なら、俺も“残りかす”か?」

鹿島「どっか、行くのか?」
なお子「どっか、行かない?」

なお子「ビールでも、飲む?」
鹿島「まずは風呂だろぉ?」

お客「電気毛布“9”にして寝た、あんな感じや」
まさ子「それは、恋じゃ恋」

まさ子「どやった?」
なお子「“叩(はた)き込み”」

もも「コレ、どしたの?」
なお子「・・分からん」
もも「ウソだぁ」
なお子「・・じゃあ、言いたくない」

※「呪ぅたき、始まらんで」
 「コレをカネに換えん(=る)よに、言ぅといて」

追記1:全体的に『女の子ものがたり(2009)』を更にもっとドギツクしたような設定だった。
追記2:(原作も含め)未見の方で、かつ興味のある方は「絶対にウ※キペデ※アで本作を調べてはいけない!」と断言したい。オチが完全に分かってしまうから。
追記3:「肉体的に死ぬ」ってことも無論「死」の概念だが・・本作では、そこをもう1歩掘り下げて語っていた。ワタシは、過去に関わった方々の心の中で、何度死んどるんやろ・・(・ω・)

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コメント

再びこんばんは。

私は階段のシーンでも、ちっとも気付きませんでした。
終盤で「何となく・・・」となり、最後にどーんと心を掴まれた感じでした。

>もう少し(なお子&ももの)母子のしっかりしたドラマが

そうですか。
私はまさ子&なお子の母娘関係と重ねて観てしまった分、過不足はなかったように思えたのですが・・・。

TiM3さんと同様??、当分スパナを見ると心がざわざわしそうです。

投稿: ぺろんぱ | 2010年9月23日 (木) 21時53分

ばんはです。

ってか、そろそろ寝なきゃ。。

>私は階段のシーンでも、ちっとも気付きませんでした。
>終盤で「何となく・・・」となり、最後にどーんと心を掴まれた感じでした。

何だかもう・・ワタシの中では1999年以降から、
「コレってナニかあるのとちゃいますか」的なアンテナが
オッソロシク過敏になってて、困ってしまいます。

ソレもコレも、みぃんなあのシャマランが悪い!(←おい、名指しかよ)

>私はまさ子&なお子の母娘関係と重ねて観てしまった分、
>過不足はなかったように思えたのですが・・・。

もも以外の年少キャラも設定されてなかったし、
どうにも「決定的な輪郭」に欠けてたように感じました。

ワタシはオチについて「実はももが・・」ってパターンまで
グルグルと脳内を巡らせてましたよ(⌒〜⌒ι)

>TiM3さんと同様??、当分スパナを見ると心がざわざわしそうです。

全長が一定以上の長さ(サイズ)のスパナを携行してたら・・
銃刀法違反とかになるんでしょうか?
(ってスパナは刀かよ〜)

※「軽犯罪法」には抵触してくるようです、鈍器携行(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2010年9月25日 (土) 01時55分

こんばんは。

違和感を感じつつも(他はキワどかったのに、あの二人のシーンだけキレイで
フワフワしてたもんなぁ)、ラストにあぁくるとは思ってませんでした。
恥ずかしながら、過去に見た映画からの学習能力とかは
わたくし、ほぼ無いといえます。
そうですかー、早い時点で現実がわかってしまうと今ひとつやったかもしれませんね。

>もっともっとブレイクして欲しいし、ブレイクして然るべき男優さんである。
20年来のファンとしては、舞台・映画をはじめWOWOWやNHKの社会派ドラマでも
いい仕事してはりますし、充分いい感じやと思うんですが。
できればこれ以上はあまり。。。と思うのはワガママですかね。
最近歌手活動はしてないみたいで、ホッとしてます(彼も織田クンも正直ヘタ!)。

投稿: ゆるり | 2010年9月25日 (土) 21時17分

ゆるりさん、ばんはです。

えぐっちゃんフォロワーだったんですね〜
ワタシの中では「あんちゃん」と「リョウリャンキ」からいきなり「ゴエモン」に
飛んじゃってます(=^_^=)

>違和感を感じつつも
>(他はキワどかったのに、あの二人のシーンだけキレイで
>フワフワしてたもんなぁ)、
>ラストにあぁくるとは思ってませんでした。

温泉のシーン、ちゃんとクルマで駆け付けはりましたもんねぇ。
トンネルでも、ぶらぶら歩いてはったし。

>恥ずかしながら、過去に見た映画からの学習能力とかは
>わたくし、ほぼ無いといえます。

その方が幸せです(×_×)

>そうですかー、早い時点で現実がわかってしまうと
>今ひとつやったかもしれませんね。

そう言う描き方をしなくても、フツーに描きようはなかったんでしょうかね。
あ、コレ言い出すと、身も蓋もないや。。

>20年来のファンとしては、舞台・映画をはじめWOWOWや
>NHKの社会派ドラマでも
>いい仕事してはりますし、充分いい感じやと思うんですが。
>できればこれ以上はあまり。。。と思うのはワガママですかね。

そうなんですね。
そうなると、ファンからしたら「ゴエモン」での主演が
やや派手に映るのかも知れませんね。

>最近歌手活動はしてないみたいで、ホッとしてます
>(彼も織田クンも正直ヘタ!)。

ウィキによれば、ヒット曲もそこそこあるらしいですね。

投稿: TiM3(管理人) | 2010年9月26日 (日) 00時30分

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