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2010年9月14日 (火)

☆“ハードボイルド・ナイトin愛媛”☆

8日(水曜)の夜。
この週は、7~8日と高松を離れ、9日(木曜)の午後に戻って来るスケジュールで愛媛県に出かけていた。

出張先での、些細な楽しみと言えば・・夜の居酒屋巡り、とかもあるにはあるんだが、
更にインドアで些細な楽しみなのが「ホテルでのTVチャンネル(番組)チェック」だったりする。

「自宅では決して映らぬチャンネル」が楽しめたり、その逆だったりして興味深い(・ω・)

で、今回は・・贔屓にしてる衛星第2(の『刑事コロンボ』)は全く受信出来ず、代わりにシネマチャンネルが見つかったので、そちらをダラダラと(酔った勢いもあり)観続けた。

いずれも「中盤ないしは後半から」だったが、以下の3作である。

※後で調べてみたら「ひかりTV」と言う光回線を介したチャンネルだった。

1)『バーバー(2001)』

2)『カリートの道(1993)』

3)『劇場版・機動戦士Z(ゼータ)ガンダム2/恋人たち(2005)』

  ※  ※  ※

♦『バーバー』

敢えてモノクロでストイックに(?)描かれた映像に、ビリー・ボブ・ソーントン演ずる“寡黙にして饒舌(=^_^=)”な主人公=エドのモノローグ(独白)が冴える!

殆ど後半以降の鑑賞だったので、ストーリーそのものの流れがイマイチ掴めぬまま・・とにかく感じたのは「主人公が、あんまし理髪業をやってねぇじゃん」ってことだった。
きっと、主人公の言動が展開の中で変わり、また、変わらざるを得ない演出があったんだろう。

嬉しい衝撃(=^_^=)としては・・ガールフレンド役(?)でスカーレット・ヨハンソンちゃんが出てたこと☆
スカヨハちゃん、この翌年『スパイダー・パニック!(2002)』出演とは・・いやはや(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフも 〜

エド「“君が浪費されてく人生”を見たくはない」
  “自分が死ぬ日を知るのは・・妙な気分だ”
  “それはまるで・・迷路を離れた所から眺める気分だ”
  “霧が晴れるように・・何かが見つかることだろう”

※「音楽の魂は、教わって与えられるものではない」
 「音楽は指先からではなく、胸の中から生まれ、流れ出るものだ」

追記1:ハードボイルド系って「とかく主人公が饒舌なモノ」なんやなぁ、と再認識(・ω・)
追記2:ウィキによれば・・本作って“カラー版”も存在するらしい! 観たいなぁ・・
追記3:『ノーカントリー(2007)』『バーン・アフター・リーディング(2008)』と言った近作を拝見するに「コーエン兄弟、いよいよ“ご乱心”か?」と不安にかられるワタシだが、、本作の“どっしりとした物語世界”には問答無用で唸らされてしまった・・ううむ。

♦『カリートの道』

コレも中盤からの鑑賞。アル・パチーノが画面に登場したからには「チャンネルを切り替えたり」「電源をオフにしたり」と言ったリモコン操作など、出来ようハズもない(⌒〜⌒ι)
尚、もう1人“チリチリパーマ”の悪徳弁護士のおっさん=クラインフェルドが出て来て、妙に鬱陶しいながらも強烈なヴィジュアル・インパクトを受けてたら・・ ・・実はこれがショーン・ペンなのだった!
他にもルイス・ガスマン、ジョン・レグイザモなども助演してて、なかなかに豪華!

考えたら、ブライアン・デ・パルマ監督って・・本作の次が『ミッション:インポッシブル(1996)』だったンやなぁ。。

この『カリート』も元・麻薬王のカリート(アルパチ)を主人公にした、ハードボイルド系のハナシではあった。従って、主役のカリートが結構ペラペラとモノローグ(独白)を放ちまくったりする。

真っ当に生きようとするカリートが、周囲の暴走&妨害(大抵の原因はクラインフェルドだが、、)により、やっぱし“悪党の生き方”を脱し切れぬ哀しみが全編に漂うんだが・・そんな“静”っぽいドラマが展開されてるな〜 と思ってたら、終盤でいきなしグランド・セントラル駅(?)を舞台とした“追いかけっこ&銃撃戦”が派手におっ始まり、かなり吸引されてしまった!!

特に、敵マフィアに囲まれ&監視される中、アルパチが「長いエスカレータ」で降りて行く、その降り方&カメラワークがモノ凄い!!
あのシーンだけでも、拝めて眼福だったと思ってます、ふんとに。

〜 こんなセリフも 〜

カリート“ムショから出て、昔の知り合いを訪ねれば・・会う者の顔は、大抵変わっている”
    「ムショ暮らしがどうだったか? 腕立て伏せと、ムダになった歳月だけさ」
    「これから? 分からんさ。ただ、とにかくは出所した。とにかくは、な」
    「信じてた人間を、良く裏切れるもんだな」
    “抑えてるつもりでも、つい昔のクセが出ちまう”
    “街はいつも、俺を見ている”
    「お前の頼みにカネなんか・・」
    「人を殺すってのは・・ある日、突然決心して殺すもんじゃない」
    「ケツ(ass)とは何だ? 腰(hip)と言え」
    “ある線を超えたら、もう戻れない。行きつく所まで行くしかない”
    “この年になると、勘で危険ってヤツが分かる・・長年の勘を信じよう”
    「夢は向こうから近付いては来ない。追うんだよ
    “こいつらが「通りがかり」でここへ来るハズがない・・必ず何か魂胆が・・”

カリート「電話しても?」
ゲイル「私から電話するわ」

ゲイル「立ち入った質問をしても?」
カリート「いいとも」
ゲイル「人を殺したことが?」
カリート「そいつは・・問われて簡単に答えられる質問じゃない」

カリート「借りは返す。それが俺って男だ・・それだけは変えられない」
ゲイル「もうあなたの血は拭かないわよ!」

※「殺し屋、ハジキ、埋める穴まで掘ってるぜ。(貴様を殺すかどうか)後は、ボタンを押すだけだぜ」
 「久しぶりじゃねぇか(Look at you.)」
 「何故ヤツを嫌う? “昔のお前”だからか?」

追記1:本音(=“恋人との堅気の人生”を望む気持ち)と建前(親友への“仁義”と暴力から抜け出せない日々)の間で悩みさまようカリートの姿には「物語としての普遍性」が確かにあったと思う。
追記2:親友を思うが故の行動が、逆に親友を死に追いやってしまう悲しさ、なんかも描かれており。
追記3:エンディングで“レディ・マーマレード”ちぅ曲(オリジナル版)が聴けて嬉しかった。この曲は後年リメイクされ『ムーラン・ルージュ!(2001)』で印象的に使われとりますわ。
追記4:ある程度、人生を味わった上で考えるに・・本作のラストって「最高に幸せかも知れん!」って思えはしないやろか?

♦『劇場版・機動戦士Zガンダム2/恋人たち』

これも中盤からの鑑賞。
詳しい事情は分かんないが・・突然(?)全50話にも及んだTVアニメ版(1985)が「3分割」され、劇場用アニメーション版が制作⇒公開されたように記憶している。
ワタシは、TVアニメは再放送時に全話観たが、近年の劇場版には何故だか食指が動かず、3作とも結局、鑑賞を観送ってしまったのだった。。

で、今回(2のみを)観た限りだが・・まさに「ダイジェスト版」って感じで・・“かつて”を知るZガンダムファンには、記憶でもって補完すれば「手軽にストーリーを辿れる」ちぅ楽しみはあるも・・コレが“初Z”となるしとたちには正直・・

「物語の流れが速過ぎ、かつ緩急のメリハリがつけられてない」ため、きっと“置いてかれる観客”が決して少なくないように思う。

編集が悪かったのか、上映時間=98分と言う制限にこだわり過ぎてしまったのか、「どうせ繋ぎだし」と当初から軽薄に企画されてしまったのか、は分かんないが・・とにかく「残念でした」な仕上がりだった。

まぁ、私的には“えまちぅい(エマ・シーン中尉)”の話し、動く姿を拝めたら・・それだけでご満足なのだが(照)

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