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2010年8月25日 (水)

☆『COLORFUL/カラフル』☆

24日(火曜)の夜。
とある経緯から・・帰宅開始時間となったのは午後8時過ぎだった。
も少し詳しく書くと・・程よく酔ってもいたワタシ(・ω・)

そこで大人しく帰宅しときゃ、週後半を乗り切れるだけの体力も気力も温存出来ように・・またまた「寄り道したい気分」が沸いて来て、結局その後“ヘロヘロスケール(not藤田スケール):2”って状態ながら、えっちらおっちらと“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かい、レイトショーで『COLORFUL/カラフル』なる邦モノアニメーションを観ることに。

そもそもは「別な作品」を狙って向かった訳だが、、そちらは18:30からのが最終上映ってことで残念だった。
香川県が舞台の、例のアレなんですけどね、ええ。

「その作品名」と「アニメーションである」こと以外、一切予備知識のなかった本作。上映開始までたっぷり40分以上あったし、正直やっぱ若干疲れてるのもあったので「ロビーで待ってる内に、寝過ごしてしまうかもなァ」とか「つまんなかったら、途中で寝てしまうかもなァ」と言った「不安だけれど、そうなったらなったで、まぁ仕方ないや」的な気分が脳内で膨らんでもいたのだった(・ω・)

“死んだ筈だよな・・僕・・別にいいけど・・”

薄暗い場所で目覚めた“僕”は、以前の記憶もないままに「眼の前に広がる、前世のような場所」に立っている。
「ここは何処だ? 何かの乗り場みたいだけど?」

状況の把握出来ない、そんなボンヤリした“僕”に「おめでとうございます! あなたは抽選に当たりました!」と元気良く声をかけて来たのは、少年の姿をしたガイド役=プラプラだった。

彼のハナシによれば「“罪深い魂”の1ツである僕に、人生に再挑戦するチャンスが与えられた」とのこと。それはとてつもなく“ラッキーなソウル”であるとも。

下界になんか、もう2度と戻りたくなかった“僕”は「辞退する」と応えたが、プラプラは「“ボス”の決定は決定ですから、逆らえません」などと言う。

結局、、“僕”は気乗りもしないまま・・「クスリを大量に飲み自殺を企てた」中学3年生の少年=小林真(まこと)の肉体に、自らの魂を送り届けられることとなる。

・・って言うか、小林真ってどんなヤツなんだ?!

別な人格として目覚めた“僕”は、小林家の一員として迎えられる中で、真の人生をなぞりながら、同時に「自分が何者なのか?」を探す、奇妙な旅を体感することとなる・・

「“魂の抜けた他人の肉体”に代わりに潜り込む」的なネタ自体は、さして斬新でも独特でもなかったか。
多少、シチュエーションこそ異なるも『椿山課長の7日間(2006)』でも、序盤ではそっくりっぽいロケーション&演出があったモノだ(・ω・)

それぞれの原作者同士で、互いにどっかリンクしたはるトコがあったのかも知れんけど。
(因みに、小説『椿山課長〜』は浅田次郎作。小説『カラフル』は森絵都作)

制作が「あの日本サンライズ(←現在は「サンライズ」でした、、)」と(オープニングで)知り「メカニカル&コズミック」な世界観を連想し、妙に期待もしたんだが・・そう言う方向にストーリーが伸びる訳ではなく、至ってシンプルかつ内省的(?)なハナシではあった。。

「つまんない」「眠たい」と言うまでにポンコツな作品でこそなかったが・・「冗長」って印象は拭えなかったかと。
何度か途中で時計を確認したし。

どう言ったモノか・・ワタシが「おっさん過ぎる」のも確かに悪かった(=^_^=)んだが、物語世界の裏側に、常に「死」を中心としたマイナス的な暗いイメージが漂ってる半面、妙にジュブナイル(少年文学)のテイストを際立たせてもおり、その奇妙な世界観に「ある種の妙な気恥ずかしさ」を感じ続けたワタシだった(⌒〜⌒ι)

・・って言うか、ほろ酔いの“イイ気分”のアタマからは「自殺未遂」「家庭崩壊」みたいなワードを極力追い出したいワタシなのだが(×_×)

また、最新の“ジャパニメーション”としてだが、天下の(?)サンライズ謹製にしては「映像が粗く」「声優陣もミスキャスト気味」で、そこがまず我慢出来なかった。
第一印象的に「セル画が汚い」ので、どうにも「人物」と言うより「人物の描かれた絵」と視覚が認識してしまうのだ。せめて、もっと物語世界に没入出来るよう、美麗なアニメーションに仕上げて欲しかった。

まぁでも・・あの“オチ”は意外と・・それなりのサプライズを含んでたかな、と。

少年期になら、観ておくべき作品だったかも知んない(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

・「下界での修業」「輪廻のサイクル」みたいな用語が唐突に出て来るので「某大手宗教団体の監修したアニメーション大作だったか?!」と一瞬焦ってしまった(⌒〜⌒ι)
・宮崎あおいが声の出演をしてたことにびっくり! あのキャラのセリフ回しの“くどさ”から・・もっと早く「誰か」を連想すべきだった!
・ぶすっ娘+メガネっ娘な佐野さんに魅力を感じてしまった(照) コレじゃまるで『ハンサム☆スーツ(2008)』再び、だ(=^_^=)
・ちょっと社会人が観るにしては、甘酸っぱ過ぎる気も・・ターゲットはどの辺りの層だ?
・(主人公が)恋愛や進路に悩む・・みたいな演出は、思ったよりも薄かった。
・援助交際、不倫、イジメ、自殺、貧困・・など現代社会の抱える(ある意味、普遍的な?)「暗い要素」が満載だったりもした。『トウキョウソナタ(2008)』なんかと続けて観たら、ウツになっちゃうかも(⌒〜⌒ι)
・常に漂う「空虚」「死」「消費」のイメージが重たひ。
・「玉電(東急玉川線)の走る描写」だけは(描画面でも演出面でも)やたらと気合がこもってた! スタッフにかなりの「鉄ちゃん」がいた?
・主人公の目覚める冒頭は『ロボコップ(1987)』の誕生シーンを思い出させた(=^_^=)
・やけに多かった「登場人物の食事シーン」。その理由は後に明かされる(?)んだが。
・ワタシなどは、、もはや主人公よりも彼の父親の世代に近いんかも(×_×)
・真の描いてた油彩画がなかなかイイ感じだった☆ 手がけたのは武蔵野美大の学生さんらしい?
・油彩画がラストで「完成」するんだが・・私的にはアレは「蛇足」ぽくも見えたり、、
・「二子玉川駅」「等々力駅」「等々力渓谷」「砧線跡」などがロケーションされてた。「みなほ銀行」ってのは(流石に)実在しないと思うが(=^_^=) あ、でも「世田谷信用金庫」は実在するんやね。
・「仲間外れにされる」ことを「ハブられる」と言うそうだ! そんなん知らんぞ!(☉д☉)
・「ココアシガレット」「都こんぶ」「うまい棒」など、小道具としての駄菓子が出まくり☆
・「二子ホテル」の安っぽい看板にドキドキ。。
・教室の黒板・左脇に「LETSあいさつ 17日から」と貼ってあった。16日まではエエんかい?

〜 こんなセリフも 〜

僕“どういうヤツなんだ、コイツは”
 「人間は、色んな色を持っててイイんだ」

プラプラ「考えるより、まずは行動です」
    「先入観なんて、ない方がイイんだよ」
    「まずは“自分で感じること”なんだ」
    「俺に何か、訊いときたいこと、あるんじゃないの?」
    「前世を思い出すのも修業の1ツ」
    「俺が天使? そんなこと、ひと言も言ってないぜ?」
    「生きてりゃ、楽しいことだってあるだろ?
     もう少し、この世界で楽しんでみたらどうだ?」
    「しなくてもイイ苦労? きっと“必要な苦労”だったんですよ」
    「カラフルでイイんです。カラフルに生きて下さい」

佐野「セミナーとか行った? ・・いつもと違うから」

ひろか「真くんなら・・“2”でイイ」
   「奇麗なモノが好きなのに、時々壊したくなるの」
   「贅沢して、長生きしたいのに・・1日おきに死にたくなるの」

早乙女「既になくなったモノでも、俺とかが思い出せば、
    ちょっとはよみがえるだろ?」
   「けど、俺は“今(の人生)”がイイな」

父「釣れるかって? 釣れる釣れないは“2の次”だ」
 「母さん・・そろそろ限界だ・・」
 「アレから・・“何が大事なのか”が良く分かったんだ」
 「分かった。このハナシはこれで終わりだ」

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コメント

ちと甘酸っぱ過ぎましたか?!

主人公とその家族(特に母親)にはほとんど
共感できないままラスト近くまできてしまいましたが、
結果それなりに楽しめました。
好きやなぁ~と思える脇役達のおかげかもしれません。

救いようのないイジメのシーンが出てきたらどうしよう、と
ちょっと構えてましたが、無くてよかった。

アニメの質に関しては、、、、最初から期待してなかったんですが、
鉄っちゃんシーンのビジュアルは個人的に好きで、なんか和みました。
私自身、廃線跡を歩くの好きやからでしょうね。

投稿: ゆるり | 2010年9月20日 (月) 15時20分

ゆるりさん、ばんはです。

窓の外の公園が騒がしくて、寝てられません。。
若者らが近隣住民に騒音をまき散らし、鬱憤を晴らしてそうです(×_×)

>ちと甘酸っぱ過ぎましたか?!

ちと甘酸っぱ過ぎました。唐突な天使キャラにも
「何だかなぁ」って感がいっぱい・・(⌒〜⌒ι)

>好きやなぁ~と思える脇役達のおかげかもしれません。

ホンマに脇役が光ってましたね。

>救いようのないイジメのシーンが出てきたらどうしよう、と
>ちょっと構えてましたが、無くてよかった。

神社の境内でボコられるシーンは、やっぱりちょっと
後味悪かったです・・

>アニメの質に関しては、、、、最初から期待してなかったんですが、
>鉄っちゃんシーンのビジュアルは個人的に好きで、
>なんか和みました。

あの辺りだけ、やたらとセル画に気合が入ってたような・・(=^_^=)

>私自身、廃線跡を歩くの好きやからでしょうね。

そうなんですね〜!
ときに「おススメコース」ってあります?
ワタシが興味あるのは奈良の「大佛線址」なのですが・・

投稿: TiM3(管理人) | 2010年9月21日 (火) 01時28分

TiM3さん、なんだかご近所が物騒ですね。眠れましたか?!
若者(特に男子)の有り余るエネルギーが、何かいい方向に向くといいのになぁと
そういう場面に出くわす度に思ってしまいます。

ところで、廃線跡を歩くのは興味もあるし好きなんですが
残念ながら詳しくはないんですよ~。
印象に残っているのは、もう10年近く前に歩いた武庫川廃線跡です。
ttp://kobe-mari.maxs.jp/takarazuka/mukogawa_haisen.htm
(ご覧になる際は頭に“h”をつけて下さい)

奈良の「大佛線址」も機会があればぜひ行ってみたいです。
基本、奈良が好きです。京都よりもずっと。

投稿: | 2010年9月21日 (火) 20時54分

ゆるりさん、ばんはです。

・・って(コメントに)ご尊名がなかったですが、
文脈から勝手に断言(だんげ)らせて
頂きましたまさよし。

>なんだかご近所が物騒ですね。眠れましたか?!

スパナ片手に連中に近付き、
「そんなに楽しかね? 近隣住民の眠りば乱して」
とスゴむと・・たちまち退散しました(ウソです)

>若者(特に男子)の有り余るエネルギーが、何かいい方向に
>向くといいのになぁとそういう場面に出くわす度に
>思ってしまいます。

そう言う言葉を思い付けるのも、そして聞く耳を持てるのも
「ある程度、若さを脱してから」のことでしょうから・・ムリでしょう(寂)

悲しいけど、これ若造なのよね。

>ところで、廃線跡を歩くのは興味もあるし好きなんですが
>残念ながら詳しくはないんですよ~。
>印象に残っているのは、もう10年近く前に歩いた武庫川廃線跡です。

ほぉぉー。楽しみに拝見してみます。
少なくとも「現行の通過列車にはねられお陀仏」なる事故は
なさそうなので安心ですね。

>奈良の「大佛線址」も機会があればぜひ行ってみたいです。

ネットで体験談を調べてみるに・・跡形もなさげですね。。

>基本、奈良が好きです。京都よりもずっと。

奈良、イイですよね。
クルマで行けるし、行く気になれるのがイイです。

特に「木造寳塔のラインナップ」を比べるに、全然価値が違いますねぇ・・

投稿: TiM3(管理人) | 2010年9月22日 (水) 19時57分

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