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2010年8月28日 (土)

☆『きな子/見習い警察犬の物語』☆

27日(金曜)の夜。

「今週も、まぁ平穏に終わりましたかね。お疲れ様でしたね」と自らに言い聞かせつつ・・仕事後“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かった。
いよいよ“この夏の、本格的な終わりを告げる、劇場鑑賞作”とも言える1本『きな子/見習い警察犬の物語』を楽しんで来た次第だ。

コレを観たくなった最大の理由は・・やはり「香川県が舞台となってる」ってこと。
正直、メインキャラである“きな子”と言う犬そのものに、さほどヴィジュアル的なインパクトとか魅力を覚えたワケじゃなく、また“警察犬の訓練所”と言う特異な(?)ロケーション&設定に対し興味津々だったワケでもなかった・・(・ω・)

そう言う意味では、心の何処かで「ちょっと気が重いなぁ」と薄ら感じてたのはあったかも知んない(⌒〜⌒ι)

警察犬の名訓練士だった父=遼一(遠藤憲一)の姿に憧れながら育った主人公=望月杏子(きょうこ)(夏帆)は、香川県三豊市の海を見下ろす山腹(?)に位置する「番場警察犬訓練所」で“朝5時半起床〜夜0時就寝”のスケジュールで日夜頑張り始めた「見習い訓練士」だった。

彼女は所長=番場(寺脇康文)の一家に“あんこ(杏子)”と呼ばれつつ、時をほぼ同じくして訓練所に引き取られた「きなこ色の病弱な小犬」に目をかけていた。

その体色から、杏子に“きな子”と名付けられた小犬は、周囲の「こないに病弱では、警察犬の素質があるとは言えない。早く誰か引き取り手を見つけなくては」なる意見を振り切る杏子のガッツによって、めでたく彼女のパートナー犬となる。

先輩訓練士である田代渉(山本裕典)の、ぶっきらぼうだが温かいアドバイスを吸収しつつ、ぼちぼちとスキルを上げて行くきな子&杏子。
番場の末娘=新奈(にいな)には「“きなことあんこ”漫才コンビみたいやな」とからかわれつつ・・

・・2年目の春。

警察犬の訓練大会の日がやって来た。
急きょ「とある事情」により出場できなくなった渉に代わり、きな子を伴い大会に出た杏子は「散々な結果」に打ちのめされる。

数ヵ月後に迫る警察犬の試験にきな子を合格させるため、杏子は猛特訓を開始する・・
(因みに、4回の臭気選別(テスト)で3回合格しなければ、決して警察犬にはなれない)

いよいよ・・警察犬としてのきな子の“資質”が、そして訓練士としての杏子の“資質”が試される時が来たのだ・・

いやぁ・・やられましたワ(⌒〜⌒ι)

“子供と動物には勝てないネ”と言うのが、かの武田鉄矢の名言にもあったが(=^_^=)・・本作の場合、恐ろしいまでの吸引力を発揮してたのが、番場所長を演じた寺脇康文さんと、その娘を演じた、子役の大野百花ちゃん。

正直「きな子と言う犬」「杏子を演じた夏帆と言う女優」には、さほど心を震わされることはなかった。確かに両者とも「そつなく」ダメダメ&必死な言動を演じてはくれてるんだが、その一線を越えてまでワタシのハートを鷲掴みにしてくれたワケじゃなかった。

だがしかし! 「番場所長と言うキャラ」「新奈と言うキャラ」の造型は、あの2人でなければ最大限に具現化出来なかったんじゃないかな、と。

寺脇のアニキって言えば、ドラマ『悪魔のKISS(1993)(←常盤貴子さんのおっぱいを揉んではったような、、)』『心療内科医・涼子(1997)』『サービス(1998)』でしか拝見したことがなく、邦画に至っては『模倣犯(2002)』『相棒/劇場版〜絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン〜(2008)』『キラー・ヴァージンロード(2009)』程度しか観てないんだが・・

今回初めて「この人は・・もの凄いな・・!」とその存在感に圧倒された!

こんな感覚は・・ハッキリ記憶してる限りでは『OUT(2002)』を観た際、香川照之氏に対し覚えて以来だろうか。

基本的に「一見屈折したおっちゃん(大兄さん)」なんだが・・それ故、たまに効果的に魅せる「寡黙な態度」「見つめる表情」が生きて来るのだ。

本心をグッとこらえながら、やっぱり“イヤごと(嫌味)”をバンバン放って来る辺りには、後半辺りからウルウルとさせられっぱなしだった(⌒〜⌒ι) ←股間が、じゃないっスよ!

まさに! 本作における寺脇さんは「水を得た魚」であり・・「この作品は、彼の俳優人生の中で、かなり“重要な位置付け”となるんじゃないか?!」とまで直感してしまったワタシだった。

・・って、もしならなかったらスンマセン(⌒〜⌒ι)

とにかく「理想の役柄」に出会って、真価を発揮しまくってたように、このワタシには!

そう言うことで、番場父娘にまんまとボロボロ泣かされてしまった、このアラフォーなおっさんなのだった(照)

いつかその内“子役と寺脇には勝てないネ”・・と、かの武田鉄矢をして言わせしむる日が来るのかも知んない(爆笑)

〜 こんなトコもありますた 〜

♦最近、最も良く見かける女の子が「“イオンチアーズクラブ”の山平桃子ちゃん」だったりする(・ω・) って、あの子の親父さんと同い年ぐらいだったりするんやろか、わし・・(×_×)
♦「番場警察犬訓練所」から歩いて帰る(山を下りる)のって、ムチャクチャ時間がかかりそうに思う。。
♦終盤は「如何にもイベントを置きに行ってますなァ」って印象があった。だが、冒頭で「そっくりなシチュエーション」を既に1ツ置いてもおり、ここはきっと“脚本家の狙い通り”なんだろう。
♦「うどん屋のドラマ」をもう1回、ラストにでも描いて欲しかった。あそこは残念。
♦「紫雲出山(しうでやま)」「鳥坂(とっさか)峠」(共に三豊市)って、そんなにオッソロしい山なんやろか、、(⌒〜⌒ι)
♦前半の映像に『クイール(2004)』、終盤の展開に『マリと小犬の物語(2007)』の雰囲気をそれぞれ感じた。
♦そう言や、きな子もクイールも、同じ“ラブラドール・レトリバー(犬種)”なんですね。流石に“小犬時代”はやたらと可愛い!
♦獣医役であの蛭子能収さんが! 何か怒ったらメチャメチャ怖そう・・(⌒〜⌒ι)
♦放送局に、何気に板東英二!!
♦きな子は“香川のアイドル”と呼ばれてた! 「詫間駅」の1日駅長に! 「丸亀郵便局」で切手も発売されとるし!

〜 こんなセリフもありますた 〜

番場「まずは“犬のクソ”に慣れるこっちゃ」
  「今日は“クソ”どうやった?」 ←食事中に放つのがポイント☆
  「ホンマ“クソ”は大事やけんのぅ」
  「勝手にやったら、どうですかぁ〜?」
  「訓練所の看板にドロ塗んなよ」
  「お前、ダメやったんは“きな子のせい”思ぅとんのか?
   ・・未熟なんは、お前やないんかい?!」
  「“冷やかけ”・・早よせぇ、ハラ減っとんのや!」
  「・・喰えたもんやないな・・“冷やかけ”お代わりや」
  「今度はもっと美味いもん喰わせぇよ・・また来るで!」
  「エルフが初めから立派な警察犬やった、とでも思ぅとるんか?」
  「一番きな子を分かってなあかんのは、お前やないんか?!」
  「お前・・“訓練士の仕事”何やと思ぅとんねん!」
  「お前が“きな子を警察犬にします”言うたんちゃうんか?」
  「頼み? カネなら、ないですよぉ〜」
  「初めから立派な警察犬も、立派な訓練士も、おらんのと違うか?」
  「何が“キャ〜!”や。見つけたら見つけたで、
   すぐ連絡せんかい、アホ!」

杏子「頑張って、出すんで〜」
  「私の夢に、勝手に巻込んでしもたな・・ごめんな」

渉「訓練言うより、遊んでますよ」

新奈「仕事は半人前やのに、食欲は100人前や」
  「ガキやあるまいし、こんなん恥ずかしいわ」 ←ここもネタっす!
  「ホンマ“感度バッチリ”のエエ鼻しとるのぅ」
  「“バカは風邪引かん”言うからな」
  「早(はよ)ぅ言って練習し。また大恥かくで」
  「兄ちゃん・・それ“恋”やで
  「今日も雨か・・コレでどや」 ←デカいてるてる坊主に吊るし変え(=^_^=)
  「あんたらに※※られるとは・・うちも落ちたもんや」

園子「カギ、置いて行き。“イヤなったらすぐ帰れる”思(おも)たら、大間違いやで」
  「うちはあんたに“タダ飯”喰わしとる余裕はないで」
  「またどうせ、逃げ帰って来るやろから、部屋はそのままにしとくけどな」

遼一“夢をあきらめるな”
  「いいか? どんな時も、お前だけはそいつ(=パートナー犬)を信じるんやで」

※「田代の味、変わったな」
 「“普通”をバカにしたら、いけんよ」

追記1:ラストで「2010年。きな子は警察犬を目指し、今も訓練中です。」と表示されるが、アレって・・
「まだ合格しとらん」ちぅことかい!!(⌒〜⌒ι)
追記2:『ターミネーター2(1991)』では「一般的な、クルマのキーの隠し場所(車内篇)」が紹介されてたが(=^_^=)、本作では「一般的な、ヘソクリの隠し場所(自宅篇)」が紹介されてた(=^_^=)

※きな子のブログ、こちらにあります。

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コメント

こんばんは。まだまだ暑いですね。


本作、御地・香川が舞台だったのですね。
リサーチ不足でした。

ラブラドール・レトリバー&夏帆ちゃんというキャスティング?が何やら場外ホームラン的?な“眩しすぎる”イメージでしたが、やはり助演陣を固めることで見応えある作品となったのですね。
いえいえ、夏帆ちゃんもラブラドール犬も、私は好きですけどね~。(*^_^*)

私の犬好きの友人が「私、警察犬の訓練士になる!」って宣言しつつ、残念ながら諸般の事情で挑戦できなかったということがあるのですが、その見習いの日々は並々ならぬ(ある意味滅私的な)ものであると感じた私です。

とにもかくにも、警察犬も麻薬(探知)犬も介助犬も盲導犬も、使命を負ったワン達には本当に本当に頭の下がる思いです。

投稿: ぺろんぱ | 2010年8月30日 (月) 20時09分

ぺろんぱさん、ばんはです。

香川エリアのミニシアター文化が何となく
「終わってます」って感じで残念です。

香川県民は、一体ナニが楽しくて生きとるのだ!!(いや、人それぞれだっつ〜の)

>こんばんは。まだまだ暑いですね。

フトコロのみは車検やら何やらで、冷え冷え状態のすが、、

>本作、御地・香川が舞台だったのですね。

厳密に言えば、高松じゃなく「丸亀&三豊」エリアですけどね。

>ラブラドール・レトリバー&夏帆ちゃんというキャスティング?
>が何やら場外ホームラン的?な“眩しすぎる”イメージでしたが、
>やはり助演陣を固めることで見応えある作品となったのですね。

ホンマにもの凄い逸材やな〜と(寺脇のアニキ)。

『心療内科医・涼子』の時の真面目な医局長(?)役もスゴい良かったですからね。
『キラヴァジ』で、背中に※※※の刺さっちゃう役も良かったです(=^_^=)

>いえいえ、夏帆ちゃんもラブラドール犬も、私は好きですけどね~。(*^_^*)

ワタシはどうも・・「犬がいきなり成長する演出」が好きになれんようです。

>残念ながら諸般の事情で挑戦できなかったということがあるのですが、
>その見習いの日々は並々ならぬ(ある意味滅私的な)ものであると感じた私です。

好きなればこそ、の天職なのでしょうね。
ただワタシは「警察犬の天寿の方が(恐らく)短かろう」ってトコに
少し抵抗を感じてしまいます・・

>とにもかくにも、警察犬も麻薬(探知)犬も介助犬も盲導犬も、
>使命を負ったワン達には本当に本当に頭の下がる思いです。

戦時中は、手投げ弾をくくりつけたワン達もいたとか・・
色んな意味で、人間に翻弄され続け・・考えたら可哀想な存在なのかも知れませんねぇ(ああ、何かシンミリして来たぞ・・)

投稿: TiM3(管理人) | 2010年8月30日 (月) 20時56分

きな子、合格!

11月3日付のニュースです。

嬉しいような寂しいような(←何故?)腹立たしいような(←おい!)

(ここから)

ずっこけ見習い警察犬、汚名返上―。
全国的な人気で、映画のモデルにもなった丸亀警察犬訓練所
(香川県丸亀市飯野町)の「きな子」が3日、同市内であった
第57回県警察犬競技大会の臭気選別部門で初優勝した。
過去6回の挑戦は、入賞を逃し続けたが7度目で頂点に立った。
この結果で、来年度の県警の嘱託警察犬に採用される可能性が
確実となり、関係者は喜びに沸いている。

(ここまで)

四国新聞社ニュースより

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/locality/201011/20101103000247.htm

投稿: TiM3(管理人) | 2010年11月 5日 (金) 20時26分

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