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2010年8月 2日 (月)

☆『ディパーテッド(2006)』☆

※鑑賞メモが残ったままで、少し気になってたもんで掲載しますわ。

(先月)12日(月曜)の夜。地上波で放送された『ディパーテッド』を観た。
本作には、実は結構(公開当時から)期待値を高めてて、実はDVDソフトも購入済みではあるんだが・・開封すらされぬままに、とうとうこの日を迎えてしまった(×_×) 何だか、同様のパターンを迎えたDVDソフトが、10や20の数はありそうな気もする。。

香港モノの『インファナル・アフェア』シリーズ(3部作)の第1作(2002)を・・舞台をアメリカ・ボストンにそっくり置き換えリメイクしたもの。

監督:マーティン・スコセッシ+主演:レオナルド・ディカプリオ&マット・デイモン+助演:ジャック・ニコルソン・・ってことで、スペック的にはすこぶる豪華! ヒロイン役に抜擢されたヴェラ・ファーミガ(=ヴェラファミ姐さん)の立ち位置もなかなかイイ☆

ボストンの街の“裏”を牛耳る、フランク・コステロ(ニコルソン)率いるマフィアの壊滅を目論むマサチューセッツ州警察は、特殊チーム“SIU”にビリー・コスティガン(ディカプリオ)を特別捜査官とし配属。彼は5年の期間をかけ、マフィア中枢部への潜入をはかることとなる。

一方、少年期からコステロに眼をかけられ育った青年=コリン・サリヴァン(マット・デイモン)は彼の命を受け、ボストン市警に潜り込んでいた。

お互いの暗躍により、情報が筒抜けとなる両者(マフィア/市警)。それぞれの組織内で“ネズミ(スパイ)探し”が本格化して行く中、いよいよビリーとコリンの距離が縮まって行く・・

本作の見所は、何と言っても終盤の“退場過多”な独特の演出群にこそあるように感じた。
エレベータで「ああ言う展開となる」ことこそは、オリジナル版(←は後半以降のみ鑑賞、、)を観た際の記憶が強烈に残ってたので、予期し得た次第だが・・その後の「え? あんたもそうなるの?」的な辺りには驚かされた。

序盤こそ、ボス=コステロの語り口に「往年のマフィア作を狙った“重み”を持たせてるんかな?」と感じたモノだが、次第にコステロの人物像&貫禄が「意外と薄っぺらいンじゃねぇか?」ってことに気付かされた(×_×)

上映時間:2時間半ほどもある作品なので、もっと丁寧に、ずっしりと描くトコは描き、重厚な「マフィアモノ」に仕上げて欲しかったんだが、結局は「押し並べて、キャラ造型が薄っぺらい」ってのが致命的でもあり、逆にそここそが“今風”でもあったんかな? と。

中盤で、とある重要キャラが“墜落による退場”を遂げるんだが、ビリーの眼の前に「着地」した直後、1テンポ置いてから(?)血飛沫のピシュ~と吹き上がるトコが、ちょっとコントっぽい演出に思えてしまった(⌒〜⌒ι)

~ こんなセリフも ~

ビリー「俺はあんたの抜け目ないやり方を真似してるだけじゃないか」
   「何を言うにしろ、じっくり考えた方がいい。
    それでも言いたいのなら、2週間後にしてくれ」

マドリン「あなたのやってることは、典型的な薬物探索行動よ」
    「死ぬのは大変。生きてる方がずっと楽」

クィーナン「FBIに信念などない。ヤツらは腐ってる連中だ」

コステロ「環境が俺を造るなんてまっぴらだ。俺こそが環境を造るのさ」
    「いいか、誰も与えちゃくれない。自分で勝ち取るんだ」
    「俺も成績は良かった。そうは見えねぇらしいがな」
    「俺を知ってるか?」
    「ビジネスの取引の場に、銃を持って来るとはな」
    「今世紀中に台湾に核攻撃したいなら、取引相手にアメリカを選ぶことだ」
    「金にも女にも興味はない。むろん好物だがな」
    「レストランの良い点はな、食べ方を見て学べるところだ」

ティグナム「FBIなんて、キノコのように暗いトコに放っときゃいい」

コステロ「ジョン・レノンを知ってるか?」
ビリー「当然だ。リンカーンの前の大統領だろ?」

ティグナム「既婚者の指環は、それを眼にした女性にも良い印象を与える。
      ちゃんと収入があって“夜も頑張ってる人”だって」
コリン「ちゃんと頑張ってますよ。夜は“延長戦”も」

追記1:コステロによれば、ジョン・レノンは「私はアーティストだ。例えチューバでも、いい曲をひねり出してみせる」なる言葉を遺しているそうだ。
追記2:観ててふと思ったのは「『フェイス/オフ(1997)』の突飛な演出や『セルピコ(1973)』の閉塞感なんかを研究し、それらを本作に盛り込めば、更にムチャクチャ面白い作品が出来るんでは?!」ってことだった。
追記3:アイリッシュフォーク+ロックのような味わいのあるBGMは、意外と聴き応えがありそうだ。
追記4:ボストンを舞台にしたクライムアクションと言えば・・朧げながら『ブローン・アウェイ/復讐の序曲(1994)』を思い出すなァ。

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コメント

こんばんは、TiM3さん。

>10や20の数はありそうな

30くらいあるのとちがいますか?
「未開封のまま・・・」っていう文言を結構目にしておりますので。(^^)

本作、以前に観た時、ビリーをとても不憫に思った記憶がございます。
レオとマットでは(実生活ではいざ知らず)どっちがダーティーな役をやるかとなると、やっぱりマットになるのでしょうかねぇ。

あ、おサル顔の御方がもう一人、最後にキーとなる役でご出演でしたよね。

そうそう、『インファナル・・・』ではビリーはトニー様が演じておられた?のですよね??
観たいけれど、本作の世界をまた一から観返すのはグッタリしそうですぅ。(-_-)


投稿: ぺろんぱ | 2010年8月 3日 (火) 22時01分

ぺろんぱさん、お早うございます。

昨夜も22時過ぎぐらいで、はや「インセプションな世界」(=^_^=)
に突入してしまいました、、

>「未開封のまま・・・」っていう文言を
>結構目にしておりますので。(^^)

減ってはいませんからね(=売却せず)、、

>本作、以前に観た時、ビリーをとても不憫に思った記憶がございます。

不憫なんでしょうけど、私生活が余り描かれず(?)
消化不良感があったかも、ですね(・ω・)

>レオとマットでは(実生活ではいざ知らず)どっちがダーティーな
>役をやるかとなると、やっぱりマットになるのでしょうかねぇ。

「知的ダーティー」って造型ではトム・リプリー以来の演技なんでしょうかね?

>あ、おサル顔の御方がもう一人、最後にキーとなる役で
>ご出演でしたよね。

アレは「私怨」だったんでしょうか?
あんまりスッキリしなかったですねぇ(・ω・)

>そうそう、『インファナル・・・』ではビリーはトニー様が
>演じておられた?のですよね??

役名はヤンでしたね。

>観たいけれど、本作の世界をまた一から観返すのは
>グッタリしそうですぅ。(-_-)

ワタシもトリロジーにして(3本まとめて)のDVDは、
以前の衛星降臨時に製作したんですが、まだ観れずにいます(×_×)

投稿: TiM3(管理人) | 2010年8月 4日 (水) 07時48分

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