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2010年6月20日 (日)

☆『ザ・ウォーカー』☆

19日(土曜)の3本目。
“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にて『オーケストラ!』観賞後・・いったん帰宅し、少し休憩(1時間半ぐらいか?)してから再びシアターに向かったのは、公開の始まったばかりの新作SF『ザ・ウォーカー』である。因みに“レイトショー”での鑑賞。

デンゼル・ワーシントン(←しばらくこの記載が続くと思われ(=^_^=))と(大物俳優G.Oこと)ゲイリー・オールドマンが、荒廃した近未来を舞台に激突!

空に穴が開き、凄まじい量の紫外線(UV)が地上に降り注いだあの日。

海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた・・しかし、人類は死に絶えてはいなかった(←どっかで聞いた言い回しやぞ? 海は枯れ切ってないし)
“最終戦争”とも言われる「崩壊の日」から30年後、バックパックに1冊の分厚い本を隠し、ひたすらに西を目指して歩き続ける旅人“ザ・ウォーカー”(デンゼル)の姿があった。

彼がある日、立ち寄った街はビル・カーネギー(ゲイリー)の支配する“文化的な街”だった。

“ザ・ウォーカー”に食事&ベッドを与え「ここに残って私のために働かんか?」と提案するカーネギー。
しかし彼は「“西に向かえ”と俺を導く声がする。俺のとどまるべき地はここではない」と旅立ちの決意を告げるのだった。

やがてカーネギーは、彼の肌身離さぬ書物が“自らの捜し求めていた1冊”であろうことを確信する。

一方で、カーネギーの囲う美しい女クローディア(ジェニファー・ビールス!)の1人娘=ソラーラは“ザ・ウォーカー”を慕い、彼の旅について行くことに。

街を去った2人を追い、カーネギーとその部下の駆る装甲車が荒野を突っ走る。

今、1冊の書物を巡る激しい戦いが始まろうとしていた・・

この日はアクション⇒ドラマと来て、またアクションに戻った「ハシゴ鑑賞」だったが・・思いのほか「分かり易く、大したヒネリもなく、製作費もかかってないような」そんな本作を最後に持って来て「正解」だった気がした。

何となく夜長に寛いで観られるような・・そんなノンビリ楽しめる(←いや、決して楽しくもないンだが)作品ではあった。

中盤から「書物」の正体が何であるのか? と言うのは明らかとなるが、そこから派生する「もう1ツのネタ」があり、それをどう落としてくれるのか、が物語の最大の見所ではあるかな、と。

んでも、ワタシはそれにすぐ気付いてしまったので(コレも分かる観客にはすぐ分かるかな、と)・・総じては「あんまり面白いストーリー」「クレバーな脚本」とも思えなかった(・ω・)

まぁ、本作の難点はデンゼル&ゲイリーと言う素晴らしい名優を迎えながらも、間延びした展開や、踏み込めてないキャラ造型ゆえに、彼らの持ち味が(全開で)発揮出来てなかった点かも知れない。

って言うか、デンゼルにもゲイリーにも「彼らでなければ!!」ってな魅力が欠けてたような。劇中の設定にも「良く分からんまま」のトコが幾つかあり、正直『アイアンマン2』をもう1回観とけば良かったなぁ・・と思ったりしたワタシ(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

♦ほぼ全編に渡り、極限近くまでに色を落とした映像となってた! そのこだわりはなかなかかも。トニスコ監督系?
♦序盤だけ、森林地帯が登場します。
♦冒頭のネコ殺し⇒食猫行為は、全世界の猫ファンの反発を逃れられない、かも。。
♦一方で、ネズミは喰わないんやね。。
♦30年も荒野を旅してる割に、所持してるiPod(のバチもん?)のバッテリーが残ってたり、KFCの紙ナプキン(指拭き)が干上がってなかったり、サングラスが妙にピカピカだったり、と良く分からんトコがあった。
♦「手を見せろ」「ほら、ヤツらとは違う」みたいなやり取りが何度かあったが、ヤツらって何だったの? ダ※ク・シ※カー?
♦近未来ではリップクリーム、紙ナプキン、シャンプーなどの価値が上がって来るみたい!
♦ムッソリーニ自伝、ダヴィンチ・コード、アンネの日記(?)などの書物が登場・・したが、カーネギーに「焼き捨てろ」と一蹴されてた。。
♦クローディアと言う名も、主人公の本名も、ずっと後の方で明らかとなる。
♦ボスに「手を洗ったか?」とすごみ訊かれ、答えた医師(?)の「2回・・石鹸で」の答えがコモノっぽくて面白かなしひ。。
♦背後から股間に矢じりを撃ち込まれ、悶絶⇒即死する悪党。この死に方は、確かに男には(?)エグい(×_×)
♦背後から、首筋に一発撃ち込まれてたような気もするデンゼルさん・・アンブレイカブル?
♦技術屋役でトム・ウェイツ氏が出演。ロン・パールマンと区別がややこしい(=^_^=)
♦“声”に導かれ、西を目指す主人公。そこでもし「トウモロコシ畑を切り開き、野球場を造れ」と言われたら・・やっぱりそうしはったんやろか(⌒〜⌒ι)
♦アイツは以前「Kマートの店員」だったことが明らかに!
♦ジョニー・キャッシュの歌詞、アニタ・ワードの“Ring my bell”(←アナログ盤や!)などが登場。
♦「殺してレクターする(≒佐川君する)」ってなネタが潜在的にあって、ゾゾッとさせられた。
♦ロケットランチャー&ガトリング銃の使用、装甲車の爆発&横転など・・特定のアクションシーンで予算消化を調整してた気もする(爆笑)
♦大事なモノはTVの中に隠されてた。かつての『レオン(1994)』ではラジカセの中だったっけ?(=^_^=)
♦近未来では、サンフランシスコ某所から「世界を代表する出版物」が次々と刊行されることとなるらしい。

〜 こんなセリフも 〜

ウォーカー「石鹸のないお陰で、強盗の臭いってヤツがすぐ分かる」
     「忠告したよな?」
     「道をそれるな・・お前には関係ない・・進むべき道を進め」
     “土は呪われた・・我々の故に”
     「選択肢はないだと? 決めるのは俺だ」
     「以前は物が余っていた。人々は“本当に必要な物”を見失っていた」
     「昔棄ててた物を、今は奪い合ってる」
     「この30年間、迷ったことなど1度もない。信じることが大切だ」
     「人のために尽くせ・・そんな“本当に大切な教え”を忘れかけていた」
     「・・海が近い」

カーネギー「お前には分からなくていい」
     「これが“地球最後のシャンプー”かもな」
     「自分が“ただの男”だと? そうではあるまい?
      君のさっき殺した連中こそが“ただの男”だ。君は違う」
     「どうしたソラーラ。お前の母親が痛がっているぞ? 助けてやれ」
     「教えろ!(Show me!)」
     「それこそは“読んだ者が力を得る書”なのだ。だから戦後、焚かれた」
     「人々を導く言葉が、その本には書かれている。絶望した者の心を操れる本なのだ」
     「その本を広め、みなで共有すべきなのだ」
     「気に入ったぜ(I love this guy.)」
     「信じて求めれば・・与えられん」
     「俺のために祈れ」

クローディア「※※なんか・・もう忘れたわ」

女「何もしない? みんなそう言うわ」
 「水? あんたのを奪って、ついでにあんたも食べるつもりだったのさ」

追記:本作の原題は“The Book of ELI”だそうで。やっぱりそれやとインパクトに欠けるネ。

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コメント

1日に3本は一度経験しましたけど、最後の作品がイマイチだと
一気にテンションが下がりますよね(笑)

これ先ほど観てきました^^
やっぱりというか、想像通りで“それ”以上のものはなかったです。

今日中になんとか仕上げよっと^^;

投稿: ituka | 2010年6月20日 (日) 17時18分

画的には結構決まってたと思います。
男性化粧品やら、アパレル関係のCMポスターに
案外うまくマッチするような気がしました(笑)

投稿: ituka | 2010年6月20日 (日) 19時47分

itukaさん、お早うございます。

>1日に3本は一度経験しましたけど、最後の作品がイマイチだと
>一気にテンションが下がりますよね(笑)

まぁ、レイトショー料金だったからエエかな、と(=^_^=)

>やっぱりというか、想像通りで“それ”以上のものはなかったです。

『アイ・アム・レジェンド』とどちらがお好きですか?(=^_^=)

>男性化粧品やら、アパレル関係のCMポスターに
>案外うまくマッチするような気がしました(笑)

30秒CMで、
「アレ」をスッと取り出して顔を拭い、最後に「KFC」のロゴ・・
ってのはどうでしょう? (ってか商品を映せよ)

投稿: TiM3(管理人) | 2010年6月21日 (月) 07時52分

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