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2010年5月24日 (月)

☆『都市霊伝説/心霊工場』☆

23日(日曜)。昨夜からふと(漠然と)考えてたプランがあり、それは「明日、雨降りだったら“アソコ”に行こう!」ってことだった。

それが何処かと言うと・・大阪市西区は九条にあるミニシアター“シネ・ヌーヴォ”である。
ここは、数年前から「行っとかなきゃ・・!」と考えてはいたものの、なかなか足を運ぶ機に恵まれなかった場所(・ω・)

何せ、一番はじめに向かった時、降りる駅を間違え、かつ上映開始時間も寸前となり、、携帯で連絡を取ったシアターのスタッフさんにも「う〜ん・・そちらからだと川を渡らないといけないし・・ちょっと開始には間に合いませんねぇ」と“残念でした口調”で告げられてしまい、結局スゴスゴと帰宅した苦い思い出があったりもする(×_×)

・・ホントは「地下鉄中央線・九条駅」で下車せねばならぬトコを、間違って「JR九条駅」で降りてしまうと、このような悲劇はこれから先も繰り返される訳だ(・ω・)

今回は、実はこの“シネ・ヌーヴォ”で2本をハシゴ(=連続鑑賞)したかったんだが・・結局“寝だめ”により、1本目の開始時間に間に合わず、午後からのもう1本に絞って観に行くことに。

大阪の自宅(実家)からで言うと「京阪本線(淀屋橋駅下車)⇒地下鉄御堂筋線(本町駅下車)⇒地下鉄中央線(九条駅下車)」と乗り継いで向かうんだが・・京阪の最寄り駅ホームで(携帯にて)シアターの場所を再確認したら・・やっぱり「間違えてJRに乗ろうとしてた」ワタシがいた・・おいこら、俺!(⌒〜⌒ι)

・・

地下鉄九条駅は・・(地下を抜け)線路が地上(高架)を走る駅となっている。何だか久しぶりに乗ると新鮮な感じ。
で、降りてアーケードをしばらく歩くと・・発見! こんなトコにありましたか!

予想してたより「入り易い印象」である。どっちかと言うと、同じく十三にある「第七藝術劇場(いわゆる“ナナゲイ”)」や、高松に有る「ロ※ポニカ」の方が(←おいおい)ちょっと入るのに“躊躇する度”が高い気もする(・ω・)

これは“ナナゲイ”や“ロ※ポニカ”が、ビルの上層階に位置するからかも知んない。その点“シネ・ヌーヴォ”はスッとそのままシアターに入って行けるので緊張感が少ない。

で、今回観ることにしたのが『都市霊伝説/心霊工場』ってな“ホラー系”であった。

しかし正直、作品そのものよりも興味の高まってたのが・・
施設の奥(最深部?)にあると聞く“シネ・ヌーヴォX”と言う特設(?)シアターである。

何だか、狭くて暗くて、入場時に色々と誓約書にサインさせられそうな、そんな先入観が拭えなかった(=^_^=)

実際には・・“シネ・ヌーヴォ”の地下ではなく、奥の階段を昇った2階にある、席数28ほどの「試写室」って印象。壁一面が黒い布で覆われてて、ちょっと暗くて狭くて怖い感じ(・ω・) 「万一、火の手が上がったら・・こりゃダメかもな・・」ってな“勝手な決め打ち”を心の中でしてしまったが・・それも我が「好奇心」には勝てなかった(=^_^=)

結局、観客は「整理券番号:1番」だったワタシを含め、わずか4人。でも、みんな(たぶん)リピーターらしく、大人しく観てはったのでこちらも落ち着いて楽しめた☆

ネット上の「心霊投稿掲示板」を賑わせるこんなネタがあった。

それは“取り憑かれた名無し”さんの書き込んだ「神奈川県にある、シノヤ※って言う廃工場はマジでヤバい」ってウワサ。
そこでは5年前、徳※書店発行のホラー雑誌『アトランティア』の女性記者が1人行方不明となり、未だその消息が明らかになっていないと言われている心霊スポット・・

千葉県船橋市にある同編集部では、低迷の続く売上げを何とかすべく、テコ入れ企画“近場の心霊スポット巡り”に取り組もうとしていた。
そして、部員各位が持ち寄ったネタの中に、新人=峰岸さんの「神奈川県内のシノヤマ廃工場」の取材案があった。たちまち重い空気に包まれる編集部・・

一方、知名度を上げようとする(地元の?)“学生(?)心霊写真サークル”の面々は『アトランティア』からの取材依頼を受け、メンバー6人で「シノヤマ廃工場」へと向かう。

メンバーが廃工場内で体感した恐怖とは・・?
そして、5年前に失踪した『アトランティア』記者=小野美香の“事件”のウラに隠された真相とは・・?

廃工場をメイン舞台に「訪れたしとたちが怪現象に襲われる」「おまけに手持ちハンディカメラ映像づくし」って(半ばドキュメンタリーな)テイストは、さして目新しいモノでもなかった。
かつ「廃工場に現れる※※」ってな“ホラー部分”に、「殺人事件とその謎解き」ってな“サスペンス部分”が盛り込まれて来るため、観客としては「“頭カラッポ”で怖がりたいのに、その一方で“冷静な判断&記憶力”での謎解きを強要(?)される」と言うややこしい心理状態にさせられ、どっちにも集中出来なかった気がする(・ω・)

演出を眺めた限り、この監督さんは心底『呪怨(2002)』『戦慄迷宮(2009)』など・・つまりは清水崇監督に心酔し切ってる(?)ように感じた。
だが、清水監督のホラー演出をブラッシュアップしてくれてたなら、観てるこっちは何の文句もないんだが・・どうも、あの監督の“良くない点”・・例えば「余計なキャラの挿入」「散漫な時間軸置換」「(冷静に)考えさせるホラー演出」なんかまでも、をなぞってしまってるようにワタシは感じたな。

もっと「削るトコ削って」「分かり易い直球」で作品をぶつけて来て欲しかったトコだ。

ラストでは、ついに“そいつ”が正体を明らかにするんだが・・正直「映し過ぎ」に思った。あんなにハッキリ映されると・・怖くなくなって来ますって。。もう少し「映し過ぎないが故の“余白のある”“想像力をかき立てる”恐怖」をあおって欲しかった。

因みに、ワタシが劇中で最も「イヤ〜な感じ」を受けたのは・・すりガラスの向こうに男女2人の人影が立ってる映像だった。。

ほか、某シーンでは、前の席に座ってた観客がちょっとのけぞるような動きをされ、その動きにこそビビったワタシだった(=^_^=)

ってことで「色々とやりたい(描きたい、詰め込みたい)ことが沸き上がって来る」その感性こそは認めたげたいんだけど、そこを敢えて抑えることも、これから取り組んで行って欲しい監督さんである。

〜 こんなトコも 〜

♦床を引っ張られ、叫びながら闇の中に消えてく・・って演出の元ネタは『女優霊(1996)』やろか? それとも『ゴースト/ニューヨークの幻(1990)』辺りが元祖?(⌒〜⌒ι)
♦工場の名称が「カサハラ(笠原)」だったら『パール・ハーバー(2001)』ネタっぽくて面白かったんだが(=^_^=)
♦トヨカワ監督は結局どうなったんやろ? 荷物を(持ち帰り)送れたってことは、あすこから生還出来てるハズなんだけど・・?
♦心霊写真の品評会をしてるサークルの女の子たち。「“小顔”だよね」「“キモ可愛い”感じ」ってのはクスッと笑えた。
♦廃工場の外観が映されるカット。流れる音楽次第で、随分と怖く見えるもんなんやなぁ・・と改めて感じた。
♦“植物防疫所指定施設”の設けられてた「シノヤマ工場」 ・・輸出入関係の工場だったか?
♦工場に潜伏していた凶悪犯=軍司 忠って人物のことも殆ど何も語られず、消化不良感があった。
♦両眼をえぐり出された※※の目玉がどこにあるかと言うと・・(×_×) あ、そのネタはちょっと『パンズ・ラビリンス(2006)』みたいやね。。 ←あちらでは“掌”にスッポリと収まってましたが。。

〜 こんなセリフも 〜

トヨカワ「この音、入ってるかな? 入ってますかねぇ?
     ずっと、誰かが後ろからついて来るような・・でも何も(カメラには)映らない・・」

麗子「その角に、立ってる。怖いと言うより・・気の毒、かな」
  「総ての苦痛を解き放ち・・安らかにお眠り下さい」

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コメント

こんばんは。
シネ・ヌーヴォ デヴューを果たされたのですね!しかもあの秘境「X」とは!
パチパチパチ・・・(拍手)(サラウンド効果で!)。

>ワタシを含め、わずか4人

・・・あのシアター「X」で、こんな「ホラー映画」で、しかも観客4人だなんて、怖さが倍々増しそうなシチュエーションですね。

>その動きにこそビビったワタシ

その様子を遠隔操作カメラで見てみたかった気がします。(^^)



投稿: ぺろんぱ | 2010年5月25日 (火) 19時57分

ぺろんぱさん、ばんはです。

そーです。遅かりし・・な“ヌーヴォ”デヴューを飾りました。

これからは、ワタシも立派な「ヌーヴォー・グループ」の一員です(=^_^=) ←そりゃ『砂の器』に出て来た芸術集団でしょ、と。

>シネ・ヌーヴォ デヴューを果たされたのですね!
>しかもあの秘境「X」とは!
>パチパチパチ・・・(拍手)(サラウンド効果で!)。

イイ感じでしたねぇ・・あの空間でヒッチコックの『サイコ』なんかを観たい(=^_^=) ♪キャインキャインキャイン(←シャワーシーンの曲)

>・・あのシアター「X」で、こんな「ホラー映画」で、
>しかも観客4人だなんて、怖さが倍々増しそうなシチュエーションですね。

上映が終わって、明るくなって人数が減ってたら、なほ怖し!

>その様子を遠隔操作カメラで見てみたかった気がします。(^^)

その動画・・ネットで流されたら・・終わりや・・(=^_^=)

投稿: TiM3 | 2010年5月25日 (火) 22時08分

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