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2010年5月26日 (水)

☆『グリーン・ゾーン』☆

25日(火曜)の夜。

ちょいと「ワケ」あって、帰宅後すぐまたクルマで出かける必要にかられたんだが・・「ついでやし」ってことで、前々から狙ってた新作『グリーン・ゾーン』を“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に観に行くこととした。
もう1本・・きっと“小品”とは思われるんだが・・愛媛県は四国中央市を舞台とした、とある青春(しぇ〜しゅん)モノが上映されており、そっちも「観に行きたいな〜」と考えてはいるんだが・・今日のトコは後回しとさせて貰いますた(・ω・)

かの“ジェイソン・ボーン”シリーズ(2004、2007)に続き、ポール・グリーングラス監督がマット・デイモン君を主演に迎え、イラク戦争(直後)をネタに描いた「セミ・ドキュメンタリー」な仕上がりの硬派な1本!

グリーングラス監督の中では『ユナイテッド93(2006)』に続く(?)“中東ネタ作品”でもあり、ワタシが思うに、彼の中では・・コレから先も同様の“切り取られ方”で、こう言った作品が定期的に放たれそうな気がしたりする。

イラクの何処かに隠蔽されていると言うWMD(Weapons of mass destruction:大量破壊兵器)を“脅威”と考えた米軍は、2003年3月19日、イラクに対する開戦に踏み切った。

同年4月、首都バグダッドを陥落させた(米軍を中心とする)連合国暫定当局は、バグダッド中心部の10平方キロメートルに及ぶエリアを“グリーン・ゾーン(米軍管轄区域≒安全地帯)”に定めた。

しかし開戦前を含め、12年の長きに渡る査察が進められるも・・件(くだん)のWMDの所在は明らかとなっていない・・

米陸軍のロイ・ミラー上級准尉(デイモン)率いるMET部隊はこれまでに3つの情報を得て、バグダッド周辺の倉庫やビルなどに出動、WMDの捜索を進めたが、それらはいずれも“ガセネタ”であった。

ミラーは上官に“情報の信憑性”を再確認するよう主張するが、それは退けられる。
彼は独自に「情報提供者が何者であるか」を調べ始めるが・・その先には国防総省・情報局の高官=クラーク・パウンドストーンが立ちはだかるのだった。

一方で、ミラーに協力・共闘を申し出る人物が現れる。それはイラク人=フレディ、CIAエージェント=マーティ・ブラウン、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の海外特派員=ローリー・デインの3人。

彼らから得た情報を組み合わせたミラーは、最高機密に属する情報提供者が“マゼラン”と言う名の人物であることを掴む。

“マゼラン”の正体を追うミラーに、パウンドストーンの指図による妨害工作や、地元テロリストの魔の手が迫ったりもし・・

作品自体に余り「面白味」を感じず、失礼ながら「大量破壊兵器が実在しようがしまいが、もうどっちでもエエやんか」とまで“平和ボケ”してしまったアタマで考えてしまったワタシ(⌒〜⌒ι)

が、本作の訴えたかったポイントは・・実は「兵器の存在の有無」ではなく「兵器の存在がでっち上げられる、情報操作の恐ろしさ」であり、一方で「よその国(=ア※リカ)に自国をかき回されるイラク国民の(怒りの)魂の叫び」であったように受け止めたワタシ。

終盤で某イラク人の上げる「悲痛な叫び」こそが本作の総てではなかったか? とも感じた次第だ。

そんな訳で、中盤辺りで“ガセネタ”に振り回されるMET部隊の行動(の繰り返し)が描かれるトコで、とにかく眠たくて仕方なかった。「ああ、つまらんもんを観てしまっとる」とまで感じたモノで・・(⌒〜⌒ι)

市街戦の迫力や、銃撃戦のリアルさなんかが満喫出来る本作だが、一方で「ネタ」として難しいトコやなぁ、とは感じた。

つまり「リアルに徹して描くには、娯楽性との両立が課題となる」し「娯楽作として描くには、リアルさが障害となって来る」訳だ。グリーングラス監督としては、思い切ったか(?)「終盤、延々と闇夜の市街戦を“手ぶれ+高感度(ノイズ)ザラツキ映像”で描き切る」と言うある種の冒険(?)に出たんだが、、ここはエンタテインメント性を楽しみたいワタシとしては、ちょっと物足りないし、地味でがさつな印象が拭えなかったかなぁ。

まぁでも、一種のファンサービスとも言える(=^_^=)「軍服を脱ぎ、民間人ぽい服装で行動するデイモン君」「狭い独房で格闘戦を繰り広げるデイモン君」「小型車に乗り込み、イラクの市街地を爆走するデイモン君」などは、彼のファンならずとも“見所”とはなり得るンじゃないかな〜と思う(・ω・)

〜 こんなトコも 〜

♦CIAのブラウン。後半から殆ど“退場”してしまってた感があり残念。タッグを組んでの展開を期待してもんで。
♦字幕担当は戸田奈津子さん。やっぱり、訳(やく)にお元気がない・・(×_×)
♦連合軍の管轄下となった“フセイン宮殿”のプールは、緊迫した街中に比べ、思いっきり「緩み切った空間」と化してた(・ω・)
♦100万ドルの詰まった袋を、無造作にミラーに投げてよこすブラウン。C※Aってスゴっ!
♦「バス停」ってひとくちに言っても、ニッポンのそれとは、随分と雰囲気(ってかヤバ度)が違いますね・・
♦ヒロイン不在なトコも寂しかったりした。
♦まかり間違っても、便器工場の廃墟では死にたくないなぁ・・
♦最後の某メール。送信先が「CC」表示なので、モロバレでアカンような気もする(=^_^=) いや、あの場合は敢えて「BCC」にしてないんかな?

〜 こんなセリフも 〜

ミラー「あの略奪行為を放置しておくな」
   「しっかり(ガス)マスクを装着しろよ」
   「道を空けさせろ。止まると格好の標的にされるぞ」
   「ここは戦場だ。顔を引き締めろ」
   「情報がいつも“空振り”だ・・何かウラがある」
   「新聞を売る為なら、国も傷つけるのか?」
   「情報のウラは? まさか、とってないのか?!」
   「暴動を治め、人命を救いたいが故の行動だ」
   「お前はお前の仕事をするがいいさ」
   「上層部は知らなかったか? それとも黙認か?」

フレディ「俺だってこの国のことを思ってるさ、あんたらよりも」

ブラウン「“安易な答え”で満足したいなら、ヤツ(パウンドストーン)の下で働くがいいさ」

ブラウン「コトはずっと複雑だぞ」
ミラー「そうか? 俺には至ってシンプルだ」

ローリー「その顔・・殴り合いでもしたの?」
ミラー「話すと、長くなるんでね」

ミラー「連中は味方では?」
ブラウン「君は・・甘いな」

ブラウン「(情報局の干渉など)納得出来ん! 本部に繋げ!」
部下「本部は“了承済み”とのことです」
ブラウン「・・・」

将軍「我がイラクは、君らによってズタズタにされてる。何故だ?」
  「バグダッド陥落で終戦だと? 今からが“戦いの始まり”だよ」

黒幕「ミラー? あいつは邪魔なだけだ・・“排除”しろ」

※「あんたらに、この国のことは決めさせない!」

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コメント

鑑賞前の期待値の度合いにある程度影響されちゃいますよね^^
ワタシなんかかなり低かったですもの(笑)
冒頭のミラー率いるMET隊のバグダッド市内のガチャガチャした感じが面白かったです。

それにしてもバグダッド全景を捉えたカメラに映る爆発なんか、よく出来てたな~と感心しまくりでした^^
あれって、やっぱりCG処理なんだろうか^^;

☆「四国中央高校書道部」観てきましたよ~!(笑)
って、まだ感想書いてないけど^^;
これは観ておくべき作品だと思いましたよ。

投稿: ituka | 2010年5月26日 (水) 01時52分

itukaさん、どうもです。

今週の劇場鑑賞は、ぼちぼち“打ち止め”でしょうか(⌒〜⌒ι)

>ワタシなんかかなり低かったですもの(笑)

それは言える。

>冒頭のミラー率いるMET隊のバグダッド市内の
>ガチャガチャした感じが面白かったです。

最初と最後は、あのトーンで統一されてましたね。

>それにしてもバグダッド全景を捉えたカメラに映る爆発なんか、
>よく出来てたな~と感心しまくりでした^^
>あれって、やっぱりCG処理なんだろうか^^;

ブレまくり+感度上げまくりな撮影演出がバッチリ決まってましたね。

>これは観ておくべき作品だと思いましたよ。

ワタシも取り急ぎ(=^_^=)観て来ました。
久々に、他人に薦められる「良い」作品に出会えました。

投稿: TiM3(管理人) | 2010年5月27日 (木) 07時26分

ふたご座の TiM3さん こんにちは (^-^)

今月は、お誕生日ですね  おめでとうございます
ロウソクは何本ですか? フフフ (^-^)

双子座の人は、いとも簡単に一度にいくつものことをこなし、若々しく元気いっぱい! いろいろな才能に恵まれ、話し好きで手先が器用な双子座の人は、いくら遊んでもいくら付き合っても異性に芯から惚れるということはできません。何事にも溺れこんでしまわない理性がそうさせるのでしょう。
と、占いに書いてありましたが、どうですか?
当たってますか?
私が文章から垣間見るTiM3さんは、ずば抜けた行動力と知性ですが、2人分を兼ね備えているからだったんですね!
ちなみに乙女座の私とは、相性が悪いです (^-^)

グリーン・ゾーン観て来ましたよ!
ちょっと一人で観るには勇気がいりました・・
マットは、ボーンシリーズから、どんどんカッコ良くなって、キラキラと眩しいで~す。
はまり役だったと思います。
等身大の彼が、そこに居ました。
マットじゃなければ、おもしろくない映画だったかも・・・ね?

日傘とUV手袋が手放せない今日この頃です。
TiM3さんも、お身体ご自愛下さいね  (^-^)

ニノは A型です(私は B型)  vivian でした

投稿: vivian | 2010年6月 4日 (金) 14時30分

vivianさん、ばんはです。

ネットでニノ君の交通事故を知りました。大丈夫かなぁ・・?
(続報では、メンバーが年内の運転を自粛されるとか、、)

>今月は、お誕生日ですね  おめでとうございます
>ロウソクは何本ですか? フフフ (^-^)

ありがとうございます。
もう、年を取りたくないです(苦笑) ←生きるのをやめるしかないし

ロウソクはでっかいのを3本と・・ウウッ

>双子座の人は、いとも簡単に一度にいくつものことをこなし、
>若々しく元気いっぱい! いろいろな才能に恵まれ、
>話し好きで手先が器用な双子座の人は、
>いくら遊んでもいくら付き合っても
>異性に芯から惚れるということはできません。
>何事にも溺れこんでしまわない理性がそうさせるのでしょう。

全部ちがってるような・・ふたご座と違うんかなぁ? ホンマはへびつかい座かなぁ?(←浸透してないし)

>ずば抜けた行動力と知性ですが、2人分を兼ね備えている
>からだったんですね!

嬉しいお言葉! でも、会社員としては向いてる方向が違うのか、
からっきしの3级品ですねぇ わからんちんのとっちめちんです(←何なんだ、その自己評価は!)

>ちなみに乙女座の私とは、相性が悪いです (^-^)

あらら・・(涙)

>マットは、ボーンシリーズから、どんどんカッコ良くなって、
>キラキラと眩しいで~す。
>はまり役だったと思います。

イイですよね。『リプリー』の頃は「ダメだこりゃ」と思ってしまいましたが、
今やジュード・ロゥを圧倒するオーラをまとってるように思います。
(彼も彼で、むろん頑張って欲しいですけど)

>マットじゃなければ、おもしろくない映画だったかも・・・ね?

マーク・ウォールバーグ君が演じるのとは、ちょっと違うんでしょうね(=^_^=)

>日傘とUV手袋が手放せない今日この頃です。
>TiM3さんも、お身体ご自愛下さいね  (^-^)

有難うごさいます。お財布にご自愛しますぅ・・

ではでは、またね。

投稿: TiM3(管理人) | 2010年6月 6日 (日) 00時01分

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